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破滅の女神ルイン/終焉の王デミス

登録日:2011/08/29 Mon 14:24:39
更新日:2026/04/16 Thu 22:38:44
所要時間:約 10 分で読めます





《破滅の女神ルイン》および《終焉の王デミス》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。



概要

第4期第7弾パック「SHADOW OF INFINITY」にて、かの有名な「三幻魔」と共に登場した2体の儀式モンスター。

1枚の儀式魔法《エンド・オブ・ザ・ワールド》を共有するという、当時としては個性的な性質を持つ。

《エンド・オブ・ザ・ワールド/End of the World》

儀式魔法
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「破滅の女神ルイン」か「終焉の王デミス」を儀式召喚する。

恐らく元ネタは同じ雰囲気のイカれたカードの1対、「開闢の使者」&「終焉の使者」。
一見つながりの見えない2つのカードが1枚の儀式魔法を共有しているのはこのためと思われる。「破滅」と「終焉」って両方ネガティブな単語になってるけど
そして元ネタの方はご存じの通り、強力な性能に釣り合わない緩すぎる召喚条件で遊戯王を終焉に導きかけた。

それに対して、儀式のデメリットの付与&再デザインによってバランス調整がされつつも、元ネタを連想できるイカれた効果をもつ。
さらに儀式魔法を共有することで事故を防止しつつ状況によって使い分けることができてまさに一石二鳥!




……の筈なのだが、それが…

《破滅の女神ルイン/Ruin, Queen of Oblivion》

星8/光属性/天使族/攻2300/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
(1):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

アレ…?

ハッキリ言って弱い
戦闘破壊を介さなければ効果は発動出来ず、肝心のステータスが帝ラインに届かない。
そのくせ高いレベルが災いして、レベル7以下の儀式モンスターをサーチする汎用サポート《儀式の準備》の対象外。

しかもこの追加攻撃の効果発動を宣言した場合、相手フィールドの状況に関わらず必ず攻撃しなければならない(ルインだけに限った話ではないが…)。
つまり、ルインによってモンスターを破壊し、ルインの効果発動でさぁダイレクトアタックだ!
…という時に、ルインよりも攻撃力の高いモンスターが《リビングデッドの呼び声》などで突如復活した場合、相手がいかなるモンスターであろうとも攻撃を行わなければならないのである。
オイオイ…。

そもそも《不意打ち又佐》や《重装武者-ベン・ケイ》等といった下級の連続攻撃効果モンスターあたりに装備魔法を付ければ、わざわざ儀式なんて面倒で事故のリスクが大きくアド損が多いことをしないでも簡単に同等の連撃モンスターが作れてしまう。
しかも、あちらは戦闘破壊を介する必要が無く、カード単体でもある程度は機能するため、単純に比較すれば上位互換とさえ言える。
普通のデッキでは使用率は低いが、【装備ビート】系のデッキや《追い剥ぎゴブリン》等を活かすデッキならば採用されることもある。

こんな様では一見さんに「これ、元ネタは開闢の使者なんだぜ…?」と言っても信じる人はまずいないだろう。
追い討ちを掛けるように2011年9月を以て、あらゆる面で上を行くそのご本人が禁止解除。
2017年7月には制限解除にまで至っている。やめたげてよぉ!

儀式というリスクに全く見合わなすぎる効果なためガチ環境で彼女を見る機会など無いだろう…。
せめて元ネタだと強すぎるから弱体化が必要と判断したにしても、2400を越える攻撃力&《カオス・ソーサラー》のような劣化除外効果ぐらい下さい…。


破滅(笑)の女神がこんな様ならどうせ相方も似たようなモンだろう…。

《終焉の王デミス/Demise, King of Armageddon》

星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
(1):2000LPを払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊する。

な、何が何だかわからない…

「終焉」の名に値する驚異のリセット効果。まさに廉価版「終焉の使者」と言うべき破壊効果。
ライフコストが2000とやや高いのはネックだが、この手の効果でありがちな自身を巻き込むこともなく、バトルフェイズ放棄の類もない。
そのため、フィールドを一掃してそのまま攻撃力2400のダイレクトアタック+αをお見舞いでき、大抵の場合においてほぼライフコストと儀式のリスクに見合うリターンが返ってくる。

攻撃力も2400と、地味に何故かルイン様より100高いのもポイント。なぜこっちを高くしたKONAMI!!
効果使えば戦闘破壊する相手などいなくなるデミスより、ルイン様の方が切実だろうが!
戦闘破壊のトリガーを満たす為の100の壁に泣いたルイン様を嘲笑うかのようなスペックである。

ちなみにデミスは、この掃討効果を利用して大型モンスターの攻撃を確実に通す【デミスガイア】や【デミスドーザー】といったデッキタイプを作っていった。
長文になるので詳述は避けるが、どちらのタイプも決まれば5000クラスのダメージを出す破格の攻撃性能から一時は環境にも進出。
儀式召喚に革命をもたらした《高等儀式術》が追い風となった事もあり、当時の冷遇極まる儀式使い達の希望にまでなった。
時には悪名高き《ダーク・ダイブ・ボンバー(DDB)》と組んで環境を荒らしまくった時期もあった程である。

それに比べて、戦闘破壊してようやく喜び勇んで2300の追加攻撃を行うルイン様…マジ不憫。
こんな性能じゃアド奪取性能はおろか、戦闘ダメージ量ですらデミスの前にはまず勝てないだろう…。
一通りルイン様のステータス・効果を比較検証して、「無様カワイさ」が伝わったなら幸いである。


ルイン様の魅力

さて、アンチ項目ではないので、ここからは《破滅の女神ルイン》様の利点を挙げていく。

  • 1.カワイイ
正直、これが最たる利点にして唯一の理由。
銀髪ロングでサラツヤストレートな御髪。攻撃力相応の控え目な胸。
なのに見下す視線はドSのそれ。上級に押し負ける最上級なのにSっぽいルイン様、素敵です。
またはその不遇さ故「ヘタレ女神」や「ドジッ娘女神」等のギャップ萌えイメージを捉える者もいる。

相方は闇属性なので、差別化としても重要な要素。
相手のエースに攻撃して《オネスト》を使えば、自身の効果で行う連撃を最大に活かせて1キルだって不可能じゃない!
…筈が、上述の通り最近出獄したカオスのせいでこの戦法は単なる劣化になってしまった…。
しかし、《オネスト》が使えなくなった訳では無いのでまだ必須カードである。

墓地に存在すれば儀式のコストとなれる上、儀式モンスターに効果を付与できる。
邪魔になるばかりだった高いレベルを利用し、「《儀式魔人プレサイダー》(レベル4)+《儀式魔人リリーサー》(レベル3)+《儀式魔人ディザーズ》(レベル1)」の3体を使えば、

ひとつ、罠の効果を受けず!
ふたつ、相手の特殊召喚を封じ!
みっつ、戦闘破壊する度にドロー出来る!

そして、その形はギリシアの彫刻のように美しさを(以下略)

…と、かなり強力なモンスターとなる。

しかし、やはりステータスは低い。相手は特殊召喚出来ないとは言え、《オネスト》・《強者の苦痛》などで攻撃力の補強が必要であろう。
更に、《儀式魔人リリーサー》は2020年4月以降禁止カードとなってしまい、特殊召喚封じが出来なくなってしまった。
一応、《儀式魔人リリーサー》と同じくレベル3の《儀式魔人デモリッシャー》を使えば対象耐性を付与できるので、単体の場持ち自体は向上が期待できる。

なお、この儀式魔人を採用するなら、優秀な儀式サポートの《マンジュ・ゴッド》と合わせて《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が呼べる。

  • 4.テーマ性
いつの時代も、「使えない」と言われるカードは多く存在した。
しかし、愛情を持って40枚を考えれば活かす道は必ず存在する。
ルイン様も相方と比較され、ステータスも相まって「使えない」呼ばわりされていたが、それだけに使いこなせば愛着も湧こうというもの。

エフェクト・ヴェーラー》と《強者の苦痛》の力を借りればデミスにだって勝てる!

《エフェクト・ヴェーラー》と儀式魔人を併用すれば、同じく不遇で何かと被ってるカオス・ゴッデス様も出せる!

「不遇」をデッキテーマとした構築すら不可能ではない。

  • 5.天使族
美しい見かけからもわかる通り、彼女は天使族である。
ルイン様と同じく天使であり、かつ光属性・儀式テーマという共通点から【サイバー・エンジェル】とは好相性。
片や洋風の女神、片や和風の仏教神…と見た目のイメージは全く違うが、その対比もまた良し。
ついでに胸囲も……おっと、誰か来たようだ。

そして何より、天使族の儀式モンスターにはあるチートカードが存在する…そう、《神光の宣告者》だ。
あちらの説明は省くとし、想像して頂きたい。宣告者の鉄壁の守りの影からちまちまと相手を殴るルイン様。

うん、カワイイ!

《神光の宣告者》が突破出来ない相手を蹂躙するルイン様。

美しい!

決して「宣告者が強いだけじゃね?」とか「宣告者だけでいい」とか言ってはいけない。




















……と、ここまで色々書いたのはあくまで過去の話。


脱・不遇へ

2018年4月発売の第10期第5弾パック「CYBERNETIC HORIZON」にて、

ま さ か の 強 化 到 来 。

ここに来て謎の大プッシュである。それに伴い以下のリメイクと新規カードが追加された。

なお、《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》の派生形はいずれも共通して以下の「リメイク元と同名として扱う」効果を持つ。
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン/終焉の王デミス」として扱う。
これにより、お払い箱になるとされたポンコツ女神のルインとは《儀式の下準備》や下記の魔法カードに対応しない差別化が図られた。

以下、本家《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》およびそれらの派生形も含めたカード群については、それぞれ「ルイン」・「デミス」と表記する。

  • 《破滅の美神ルイン/Ruin, Supreme Queen of Oblivion》
儀式・効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻2900/守3000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン」として扱う。
(2):儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの儀式モンスターは効果では破壊されない。
(3):儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(4):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2)は自分フィールドの儀式モンスターに効果破壊耐性を付与する効果。
リメイク前では「デミス」とはいろんな意味で相性が悪かったが、この効果により「デミス」の効果では破壊されなくなり、また「デミス」が持っていない効果破壊耐性を付与できるため共に採用することも十分検討できる。
…が、(4)の効果を考えるとやっぱり微妙に相性が悪い。

(3)は「ルイン」共通の2回攻撃。
ただし条件が「儀式モンスターのみで自身を儀式召喚した場合」であり、現在は後述の魔神儀を使った儀式召喚の方がメリットが大きいため、この効果を付与する機会はあまり多くはない。

(4)は戦闘破壊したモンスターの攻撃力に応じたバーン。
自身の打点も2900に上がっており、(3)の効果で更に相手にダメージを与えることもできる。
もちろんこちらも光属性ゆえに《オネスト》も対応しているため、場合によっては1キルも狙える。

なお(3)・(4)の効果は《超戦士カオス・ソルジャー》と似ており、元々《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》禁止後に調整されたように出た「ルイン」にとってはリメイクカードの効果が似たようなものになるという奇妙な関係がある。

元からすればかなり強化され、儀式モンスターであれば誰にでも効果破壊耐性を付与でき、ステータスも向上し魔神儀の存在もあって他の儀式デッキでも採用する枠があれば出張することも可能。
収録パックでは遊戯王OCG20th記念として新たに20thシークレットが追加*1されたが、その封入率の低さからこの20thシークレットの価格は高騰しており、元々国内流通数が少ないアジア版に至っては日本語版の3倍以上で取引されている。

  • 《破滅の天使ルイン/Ruin, Angel of Oblivion》
儀式・効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1700/守1000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン」として扱う。
(2):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動する。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、
自分の儀式モンスターの攻撃宣言時に相手はカードの効果を発動できない。
(2)は「ルイン」共通の効果で2回攻撃できる効果。
ただし他の「ルイン」と異なり、「儀式召喚に成功したターンのみの2回攻撃」であり攻撃力も高くないため、このカードをわざわざ儀式召喚する意義は薄い。

(3)は自分の儀式モンスターの攻撃宣言時にカウンターを行えなくさせる効果。
墓地に送られた場合で元の場所は指定されていないため、《おろかな埋葬》などでデッキから直接落とすことでも効果の付与は可能。
《破滅の美神ルイン》+《オネスト》を使えばライトニングさんのように一方的に殴り倒し後続を出せなくすることもできるため、場合によっては化ける。

《終焉の悪魔デミス》共々、儀式召喚のリリース要員として活用する事で真価を発揮するモンスターと言える。

  • 《終焉の覇王デミス/Demise, Supreme King of Armageddon》
儀式・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
(2):儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の儀式モンスターは戦闘では破壊されない。
(3):儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードの効果を発動するために払うLPが必要なくなる。
(4):1ターンに1度、2000LPを払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊し、破壊した相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。
(2)は《破滅の美神ルイン》と異なり、自分フィールドの儀式モンスターに戦闘破壊耐性を付与する効果。
《破滅の美神ルイン》と並べれば破壊に対してめっぽう強くなる。
ただしあくまで破壊に対する耐性に留まり、バウンスや破壊しない除去には無力なので過信は禁物。

(3)は(4)の効果を使うためのLP消費をなくす効果。
とは言え労力の割には微妙であり、そもそもコストもさほど重くないので効果を生かす機会は少ない。

(4)は《終焉の王デミス》の全体除去に相手フィールドで破壊した枚数分×200のバーンが追加されたもの。
1ターンに1度の回数制限が追加されているが、うまくいけば「相手フィールドを一掃+バーン+3000打点で直接攻撃」で大打撃を与えられる。

全体的にはレベルが増加した分ステータスを含め強化されているのだが、色々強化された「ルイン」に比べると出張する恩恵なども薄いため相場も「ルイン」に比べると低い。あとイラストアドの差

  • 《終焉の悪魔デミス/Demise, Agent of Armageddon》
儀式・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
(2):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動する。
フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊する。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、
自分の儀式モンスターの効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
(2)は自身の儀式召喚時に表側表示のモンスター1体を破壊する効果。
対象にとらない効果であるため強力な除去効果であるが、強制効果であるため場合によっては自分のモンスターを破壊する可能性がある。

(3)は自分の儀式モンスターの効果発動に対してカウンターを行えなくさせる効果。
《終焉の覇王デミス》の効果を不発にさせないための効果なのだろうが、儀式モンスターならば誰でも付与でき効果発動の妨害を受けないため、場合によっては非常に厄介な効果になりうる。

《破滅の天使ルイン》同様、こちらも(3)の耐性付与の方が圧倒的に旨味のあるモンスターであるため、基本的には専らのリリース要員として運用する事になるだろう。

  • 《エンドレス・オブ・ザ・ワールド/Cycle of the World》
儀式魔法
「破滅の女神ルイン」「終焉の王デミス」の降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「破滅の女神ルイン」か「終焉の王デミス」を儀式召喚する。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地からデッキに戻して発動できる。
デッキから「エンド・オブ・ザ・ワールド」1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地から「破滅の女神ルイン」か「終焉の王デミス」1体を手札に加える事ができる。
《エンド・オブ・ザ・ワールド》に次ぐ新たな専用儀式魔法。
《エンド・オブ・ザ・ワールド》とは異なり同一レベルでなくても儀式召喚できるが、手札のモンスターを素材にできず、フィールドのモンスターのみをリリースしなければならない。

(2)はデッキから《エンド・オブ・ザ・ワールド》をサーチ、更に墓地から《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》を回収できる効果。
ただし墓地に送られたターンには発動できない上、墓地の「ルイン」・「デミス」は同名カード扱いにならないので、本家《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》しかサルベージできない。

情報が出た当初は後半の効果は魅力的であったが遅く、前半がただですら手札消費の激しい儀式召喚でフィールドのみの素材指定であったため微妙とされたが、魔神儀の存在により問題視されることはなくなった。

  • 《リバース・オブ・ザ・ワールド/Turning of the World》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
手札の儀式モンスターをリリースし、手札・デッキから「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」を儀式召喚する。
手札またはデッキから《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》を儀式召喚できる。

一見するとデッキから儀式召喚ができるため強力に見えるが、
  • リリースは手札のモンスターのみに限定され、手札消費が激しい
  • デッキ内の「ルイン」・「デミス」は同名扱いにならないので、デッキから儀式召喚する場合に対応するのは《破滅の女神ルイン》・《終焉の王デミス》のみ
  • 儀式召喚するモンスターのレベルは同一でなくても良いので、デッキから儀式召喚する場合《破滅の女神ルイン》をわざわざ呼ぶ旨味は少ない
というのが難点。

一応、レベルが同じでなくても使える《エンド・オブ・ザ・ワールド》とも取れるが、このカードは速攻魔法であるため《儀式の準備》・《儀式の下準備》でのサーチも対応しない。
フリーチェーンで使える点を活かし、相手ターンに《終焉の悪魔デミス》を呼び出して除去効果を使うという活用法も考えられるが、いずれにせよ腐る可能性も十分あるため投入枚数には気を付けたい。

  • 《ブレイク・オブ・ザ・ワールド/Breaking of the World》
フィールド魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。
手札の儀式モンスター1体をターン終了時まで公開する。
その公開した儀式モンスターのレベルはターン終了時まで、対象のモンスターのレベルと同じになる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」が儀式召喚された場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから1枚ドローする。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(1)は自分フィールド上の儀式モンスターを、手札から公開した儀式モンスターと同じレベルにする効果。
下級儀式モンスターを対象にして《破滅の美神ルイン》・《終焉の覇王デミス》を公開することで、両者の(3)の効果を使うことができる。

(2)はフィールドでは全ての「ルイン」・「デミス」が同名扱いになるため、下級の《破滅の天使ルイン》・《終焉の悪魔デミス》を召喚してどちらかの効果を使うことが可能。
儀式召喚は総じて手札消費が激しいため、1枚ドローの恩恵は他のカードに比べて非常に大きい。
もう1つも対象にとらない破壊で、《終焉の悪魔デミス》で破壊できない魔法・罠も対象にできるため差別化されている。

  • 《リターン・オブ・ザ・ワールド/Renewal of the World》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから儀式モンスター1体を除外する。
(2):このカードを墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリース、
またはリリースの代わりに自分の墓地の儀式モンスター1体をデッキに戻し、
このカードの(1)の効果で除外したモンスターを儀式召喚する。
●このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える。
一応選択式になっているが、効果処理と(2)の効果のために(1)を使って除外しなければならない。

(2)はこのカードを墓地に送り選択して発動するが、どちらも(1)の効果で除外した儀式モンスターを召喚する。
1つは手札かフィールドのモンスターをリリース、もしくは墓地の儀式モンスターをデッキに戻すことで儀式召喚を行う。
前者は儀式召喚と変わらないが、後者は消費の激しい儀式召喚では最低3枚は必要となる儀式で事実2枚で儀式召喚可能。
特に後者はレベル指定もなく、儀式モンスターをデッキに戻すだけで良いのでメリットは大きい。
もう1つの効果は(1)で除外した儀式モンスターを手札に加えられるが、このカードが罠であることを考えると、サーチのために相手ターンを跨ぐ危険性や、加えたとしても儀式召喚のための手札消費を考えるとあまり使う機会がない。
一応、除外経由なため《灰流うらら》などの効果範囲から逃れられるメリットもある。


そして破滅と終焉、両方を司る支配者が降臨する…


  • 破滅と終焉の支配者(エンド・オブ・ザ・ワールド・ルーラー)
儀式・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守2900
「エンド・オブ・ザ・ワールド」カードにより降臨
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
(2):手札のこのカードを相手に見せ、2000LPを払い、
デッキから儀式魔法カード1枚を除外して発動できる。
その儀式魔法カード発動時の儀式召喚する効果を適用する。
(3):2000LPを払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊する。
その後、このカードの攻撃力は2900アップする。
2025年12月20日に発売された「DUELIST BOX -PRISMATIC SUMMON-」にてスポットの当たった6つの召喚法。
その儀式召喚担当として《終焉の王デミス》が抜擢されてリメイクされた

見た目は《破滅の女神ルイン》を思わせるカラーリングや装飾が追加された《終焉の覇王デミス》。

(1)は《終焉の覇王デミス》・《終焉の悪魔デミス》と同じく手札・フィールドにおいて《終焉の王デミス》として扱う効果。
これにより《終焉の王デミス》サポートの一部を受けられる様になっている。

(2)はデッキの儀式魔法を除外してその儀式召喚効果をコピーする効果。
儀式召喚版《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》とでも言うべき効果であり、2000ライフと決して安くはないコストを要求するものの、儀式魔法なしで儀式召喚できるというのは非常に強力。
かつてのデミスの相方である《高等儀式術》をコピーすればリリースコストすらデッキから調達できる。
そのまま見せた自身を儀式召喚できるのは勿論、自身をリリースして他の儀式モンスターを儀式召喚する事も可能。
そのため、他の儀式デッキに単独で出張させるという使い方もできる。

(3)はデミスの代名詞である全体除去。
更に攻撃力2900アップと言う凄まじい自己強化もついており、攻撃力2100以上のモンスターを工面できれば相手の初期ライフを消し飛ばせる。
地味にこの強化は永続強化なのでほぼあり得ないシチュエーションだが、連発すればどんどん攻撃力が上がっていく。
ほぼ2倍の攻撃力を得られるというのは、かつて環境で活躍した時に使われた《巨大化》、もしくはイラスト的に一体化してると思われる《破滅の女神ルイン》の2回攻撃のオマージュだろうか。

《終焉の覇王デミス》と比較すると耐性と守備力では劣っているものの、ライフを削る性能では勝っているため使い勝手という面ではこちらが上。
ただし、同じレベル10なのでこのカード1枚で儀式魔法とリリース元を兼用しつつライフコストカットの条件も満たせるため、《終焉の覇王デミス》のサポートカードとしての側面もある。


相性の良いカード

上記以外にも、同じ収録パック「CYBERNETIC HORIZON」では上記の説明で何度も触れた魔神儀(デビリチャル)が追加された。
それぞれの効果など、詳細は魔神儀(遊戯王OCG)の項目を参照。

  • 魔神儀(デビリチャル)-キャンドール》
  • 《魔神儀-タリスマンドラ》
どちらも(1)(2)の効果は1ターンにどちらか1つしか使えないが、どちらかと公開するカードの2枚があれば、デッキから儀式素材を確保しつつ儀式モンスターか儀式魔法をデッキからサーチ出来て儀式召喚できる、とメリットが非常に大きい。
特に、《儀式の下準備》に対応する儀式魔法には指定レベル以上と表記されているものも多いため、魔神儀どちらかが来ても、《儀式の下準備》で両方をサーチすることで即儀式召喚につなげることも容易。
(3)のデメリットはあるが儀式素材として処理すれば問題なく、場合によっては相手に送りつけてEXデッキからの召喚を妨害する厄介な存在にもなりえる。

合計レベルの関係上「デミス」・「ルイン」用として作られたのだろうが、属性の関係上カオス・ソルジャーとの相性も良く、儀式カオス・ソルジャーを召喚した後に魔神儀2枚を除外することで《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の素材にもなる。

  • 《魔神儀-ペンシルベル》
  • 《魔神儀-ブックストーン》
(1)と(3)の効果は共通だが、(2)の効果がサーチではなく墓地からのサルベージとなっている。
レベルこそ3と5で、レベル合計が10に届かない組み合わせも出来たものの、以前の2枚と合わせれば大幅に特殊召喚しやすくなっており、初手からかなり安定して展開できるようになった。

  • 《魔神儀の創造主-クリオルター》
魔神儀の儀式モンスター。
魔神儀においては主に魔神儀特有のデメリットを無効にし、更なる展開をサポートするために採用されるが、「ルイン」・「デミス」で重要なのはレベル10の魔神儀儀式モンスターであるという点。
《破滅の美神ルイン》・《終焉の覇王デミス》の素材をこの1枚で賄える上に、(3)の条件も満たす事が出来る。
更に墓地に魔神儀モンスターが揃っていれば、手札コスト1枚でレベル10の素材を用意可能。
また魔神儀の儀式魔法はレベル超過が可能なため、「ルイン」・「デミス」系の儀式モンスターも全てこの1枚で召喚可能。
素材となり墓地に行った場合でも、儀式魔法と《魔神儀-ペンシルベル》の存在により魔神儀カード1枚をコストにすればサルベージ可能という手軽さも強み。
1ターンで《破滅の美神ルイン》・《終焉の覇王デミス》を並べるのも現実的な難易度となった。


設定

マスターデュエル』にて、彼らがどういった存在なのかが判明した。
ルインおよびデミスは、それぞれある条件を満たした世界に顕現する破壊神とのこと。
どちらも現れてしまえばその時点で世界滅亡は確定。ルインによって世界は破滅するか、デミスによって世界が終焉するかしか残されていないという。

だが、ルインはまだ情のある存在。ルインの顕現する条件は「世界が悪しき力に包まれた時」。
どん詰まりになった文明を一度破滅させた後、砂時計をひっくり返すかの様に世界をリセットするのが彼女の役目。
彼女が世界を見捨てない限り、世界は再生して再び繁栄することを約束されている。

しかし、何度も世界を破壊&再構築しても同じ末路を辿り、「もはやこの世界を救うことは不可能とルインより判断された」時、もう一つの破壊神たるデミスが降臨。
もう二度と世界を再生出来ないように存在そのものを消滅させる。
破滅の後に再生が待つルインとは違い、デミスは文字通り終焉させる。
世界に幕を引く、文字通りの「おしまい」なのである。




追記・修正はルイン様でデミス野郎を追加攻撃で戦闘破壊してからお願いします。

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最終更新:2026年04月16日 22:38

*1 シークレットの代わりに封入されスーパーレア以上には全て20thシークレットが存在する。とあるブログ検証によると封入率は4箱に1枚。