深海のディーヴァ

登録日:2020/02/26 Wed 21:50:49
更新日:2020/03/03 Tue 16:28:26
所要時間:約 ? 分で読めます




深海のディーヴァは、遊戯王OCGのカードである。



●目次

概要

チューナー・効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚する。

初登場したのは2009年2月に発売されたパック「RAGING BATTLE」。
デッキから海竜族モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

通常召喚に成功という緩い条件から強力なデッキリクルート効果を発動できるため、極めて利便性が高い。
ディーヴァ自身がチューナーなのでそのままレベル3~5のシンクロ召喚を、更には同名カードを呼んでランク2をエクシーズ召喚しても良い。
登場当時から優秀なチューナーと謳われていたジャンク・シンクロンですら特殊召喚は墓地から行うために、モンスターを墓地に置く手間が必要とされていたが
ディーヴァはお目当てのモンスターをデッキから直接引っ張ってこれるので、事前準備も何も気にする必要が無い。
リクルートしたモンスターの効果も無効にしないので、ネプトアビス等の効果を即座に使うこともできる。

難点はやはり、対象が「レベル3以下の海竜族」と厳しく制限されているところ。
海竜族モンスターが所属するカテゴリーの方が珍しいくらいなので、ディーヴァの恩恵を受けられるカードはかなり少ない。
そもそもディーヴァの登場当初は、海竜族モンスターというのは不遇の極みであった。
  • 海竜族モンスターのみをサポートするカードはディーヴァが初めて(水族、魚族のおまけ扱いだった)
  • リクルート先のモンスターに貴い奴がいなかった
  • そもそもディーヴァの効果で特殊召喚できるモンスターが(ディーヴァも含め)5枚しかなかった

それに加えてこのカード自体のステータスが超低いこともあり、効果使用後はほぼシンクロ召喚を強制されていた。
これはつまり、何らかの効果でシンクロ召喚を止められたりディーヴァの効果に対してヴェーラーあたりを投げられると
召喚権を消費したまま超低ステータスのディーヴァを棒立ちさせる危険と隣り合わせだったことを意味している(当時はリンク召喚なんてなかったからね)。

おまけに登場当時にエクシーズ召喚はない。そのためカードパワーの低い他4枚の海竜族の投入は半場必須のため逆にデッキパワーがさがる始末。

そのため登場当初は優秀なリクルート効果でありながら、カタストルなどのシンクロ召喚を黙々とこなす以上の事はなく
必ずしもディーヴァでなければ務まらない仕事というわけでもないため、当初の注目度は大して高いわけではなかった。
それ以外には神海竜ギシルノドンのシンクロ召喚目当てに使われることもあったそうだが、カタストル登場以降の評価低下を受けてこの使い方も消滅。

とはいえリクルート先のモンスターに優秀な奴が現れたり、リクルートしたモンスターの使い道が増えれば、自然とディーヴァの評価も上がるわけで
時を経てまずエクシーズの登場により評価が一段向上。「創造の代行者ヴィーナス」と共に単体でランク2エクシーズに化ける要員として注目され始める。ミラーによる歌姫2人のレズプレイでガチムチ♂ガンテンツになるというネタも増えてしまったが
そこへ背中を押すように海皇水精鱗という海竜族が中心、それもレベル3以下が豊富なデッキが登場した際にはメインエンジンとして抜擢、デッキのパワーを底上げする立役者にまで躍り出た。
その結果として2015年10月に制限カードに指定される。
元々は海竜族がマイナー種族だったから許されていたような効果なので、海竜族の強いカードが現れれば規制を受けるのは必然である。
似たような話は前にもあったしこの後にもある

規制されてからは「緩和は難しい」と言われていたのだが、2020年1月にひょっこりと準制限に緩和されている。
海竜族カードが環境から退いたことと、召喚時に起動する効果の価値がやや後退したこと。後述の「深海」カードの促進が理由だろうか。
何時ぞやかベーゴマの不自然な緩和を思い出し、疑心暗鬼になった人もいたらしい

相性の良いカード

上述の通り、ディーヴァの評価をうなぎのぼりにしたデッキ。
特に当該デッキのキーカードを務めるネプトアビスをリクルートできる点を大いに評価されており
カテゴリ名を冠していないのに海皇の心臓扱いを受けるに至る
水精鱗ではディーヴァの効果を受けれるモンスターはないものの、メガロアビスの爆発力を最大限に生かせることから、やはり相性が良い。


手札破壊効果を持つ、水属性の霊神。
他の属性では霊神を手札に加えつつ霊神の召喚準備を整えるため手間がかかるカードなのだが
ムーラングレイスが海竜族であることにより、下準備なしにディーヴァ1枚からムーラングレイスを召喚させるお手軽コンボを確立させている。
  1. ディーヴァ召喚、その効果でネプトアビスを特殊召喚
  2. 竜騎隊をコストにネプトアビスの効果発動、任意の海皇をサーチしつつ竜騎隊の効果でムーラングレイスをサーチ
  3. ディーヴァとネプトアビスでたつのこをシンクロ召喚
  4. そしてたつのこと手札の水属性モンスターでシンクロ召喚すると墓地の水属性モンスターが五枚になるのでムーラングレイスが姿を見せる
ムーラングレイスのデメリットを回避する目的でアクセル・シンクロンを採用するケースも見られる。

後年ではトポロジック・ガンブラー・ドラゴンが生きていた間は、ムーラングレイスと合わせて先攻4ハンデスを安定して行える様にもなった。


  • サルベージ
攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を墓地から手札に加えるカード。
ディーヴァの効果対象モンスターはほぼすべてこの条件を満たしているので、シンクロ召喚後即座に手札を補充しつつ、ディーヴァを再利用できる。

「深海」

第十期最後のパック「ETERNITY CODE」にて突如として登場したカード群。
カテゴリーとして設立されてはいないが、ディーヴァと関連したステータス・効果を持つ。

深海のアーチザン

効果モンスター
星1/水属性/海竜族/攻 0/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが水属性モンスターの効果でデッキ・墓地から手札に加わった場合、このカードを相手に見せて発動できる。
相手の手札を全て確認する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送り、
「深海のアーチザン」以外の自分の墓地のレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

深海その1。
手札から公開することでピーピングを行えるが、こちらの損失はないとはいえピーピング単体でアドは稼げないばかりか
発動条件が何気にめんどくさいのも難点。
後半の蘇生効果は単純に強力で、さらにデッキトップをコストにするため墓地肥やしにもなる。
ミンストレルで事前にデッキトップに海皇を仕込んでおくのもアリか。


深海のセントリー

効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻 400/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
相手は手札を1枚選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送り、
「深海のセントリー」以外の自分の墓地のレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

深海その2。
海皇と同じ条件で発動する手札破壊は「相手が選ぶ」タイプなので妨害役として期待はできない。
どちらかと言うとプリマドーナの条件を満たす役と考えるほうが良いか。
サルベージ効果はボードアドは稼げないものの、手札誘発や通常召喚をトリガーとするモンスターを回収できるから使い道はある。それこそディーヴァとか。
発動コストのデッキトップの中に「レベル4以下の水属性モンスター」がいれば実質サーチになるが、特に工夫せずにそれを期待するのは流石に虫が良すぎる。
後述のミンストレルと組み合わせたい。

深海のミンストレル

チューナー・効果モンスター
星3/水属性/海竜族/攻1200/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと水属性モンスター1体を捨てて発動できる。
相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送り、
「深海のミンストレル」以外の自分の墓地のレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番上または一番下に戻す。

深海その3。
一時的なピーピングハンデスを行えるが、手札を二枚消費するのはディスアドバンテージが大きい。
幸先よく相手の手札誘発をケアできるといっても、逆にこっちが動く手段が減ってしまうのがネック。
海皇やセントリーを捨ててディスアドバンテージを軽減するなど何かしらコンボを絡めたい。
元々水属性にはムーラングレイスやキモイルカ、水霊術-「葵」など手札破壊をドライにやる連中が集うだけに尚更半端さが目立つ。
後半のデッキ戻し効果は、枯渇しがちなデッキリソースの海皇を補充しつつコストに使うことができ、悪くない。


深海姫プリマドーナ

シンクロ・チューナー・効果モンスター
星7/水属性/海竜族/攻1500/守2700
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):除外されている相手のカード1枚を対象として発動できる。
デッキからレベル4以下の水属性モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚し、対象のカードを相手の手札に加える。
(2):このカードをS素材としたSモンスターは、相手モンスターの効果の対象にならない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。

シンクロチューナーとなった深海。
一番の効果はレベル4以下の水属性モンスターをサーチorリクルートでき、言うまでも無く活用の幅が広い。
その代償として相手の除外されているカードを選択しないと使用不可、さらに選択したカードを相手の手札に戻してしまうので、慎重に使う必要がある。
二番目はシンクロ素材としたモンスターに耐性を付与し、制圧役をこなす。
三番目の効果は自分の除外カードを再利用するもよし、上述の深海カードで除外した相手のカードを戻してしまうのも手である。


深海のアリア

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地から水属性モンスター1体を除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の海竜族モンスター1体を手札に加える。

待望の海竜族専用の汎用サーチ魔法。種族の強さを考慮してか最近のトレンドである同名ターン制限に加えて、事前に墓地コストを必要とする。
レベル4以下が対象という事もあり、通常召喚で効果を発動するディーヴァは当然サーチ先の筆頭候補。
ただし最近の海皇水精鱗に関しては雪花の光以外の魔法・罠カードを一切採用しないほぼモン構築が主流となっているので若干ミスマッチ。
コストとして墓地の水属性を除外するため、初動でなにも考えずに使えないのは無視できない難点。

ちなみに「サーチ先は海竜族」だが「コストは水属性」なので、混同しないように注意。
といっても水属性ではない海竜族はそうそういないのであまり問題にはならないか。

イラストではディーヴァが大勢のモンスターの前で歌を披露しており、観客たちを虜にしている。
その中にはアクアアクトレスの面子やアトランティスの戦士の姿も見える。おめーら海竜族じゃねーだろ





追記修正はLV3以下の海竜族をリクルートしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/