ダイバー(ビーストウォーズⅡ)

登録日:2020/08/23 (日曜日) 22:50:35
更新日:2024/03/07 Thu 19:22:21
所要時間:約 9 分で読めるで





わてにはまだエネルギーが残ってま!

ここはキッドとわてに任せて、ビッグホーンはんだけでも逃げなはれ!


ダイバーとはアニメ「ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー」の登場人物である。
肩書きは「守備隊員」

CV:中野健治

●目次

【概要やで】


身長:2.7m
体重:1.3t
スピード
ビーストモード:70km
ロボットモード:40km
ジャンプ力
ビーストモード:100m
ロボットモード:12m
最大パワー:40万馬力
テックスペック
パワー4 知能6 スピード7 耐久力5 階級5 勇気4 火力7 テクニック7 合計45

ライオコンボイ率いるサイバトロン宇宙警備隊の一員。
惑星ガイアにてアマガエルをスキャンした。
セイバートロンモードでは色の深い緑だったが、ビーストモードを手に入れてからは明るい黄緑色となった。

一人称は「わて」で、関西弁で話す。*1
他人には「~はん」と付けることも多い。

仲間内ではタスマニアキッドビッグホーンと行動することが多い。また水中を行動できるため、スクーバと行動することもある。

のんびりとした慎重な性格で、危険なことは避けようとするため、仲間を制止することもある(あまり聞かれないが)。
そのため当初は自惚れ屋だったビッグホーンとは反りが合わず、彼からは「臆病者」呼ばわりされていた。
一方で仲間意識はあるため、インセクトロンとの戦いでエネルギー切れになったビッグホーンを上記の台詞とともに庇った。
タスマニアキッド曰くさっぱりした性格でもあり(本人曰く「ポン酢」、タスマニアキッド曰く「関西うどんの汁」)、ビッグホーンが謝罪した時も気にしていない様子だった。
テックスペックやDVD解説書では「ジイサンの遺言では…」を口癖として、危険な作業を避けるとあるが、本編では第3話で一度口にしたのみである。
ボケ役…と思いきや、タスマニアキッドがボケまくるので、意外とツッコミ役。

ビーストモードでは驚くと口から舌…ではなくロボットモードの頭が飛び出す。
カエルになってから…と思われがちだが、これはセイバートロンモードでも同じ特技(?)を持っていた。

本人曰く機械に弱いらしいが、ジョイントロンに壊された無線、小惑星に不時着したサイバトロン基地の修理なども行っているなど、メカに関しては一手に担っていた。
時にはインセクトロンのメカ担当であるドリルナッツと共同でメカの開発をする事もあり、一種の謙遜なのだろう。

また、不時着したサイバトロン宇宙船の近くの滝を大改造し、ガイアに於けるサイバトロン基地『ナイアガラベース』を建設した。
このナイアガラベースには愛着があり、終盤でナイアガラベースが囮として使われることになった際には気乗りしない様子を見せた。


【戦闘能力やで】


アマガエルに変形できるため水中でも行動可能。
海水でも問題なく行動できるようで、初見ではスキュウレからも驚かれていた*2
背中にタスマニアキッドを乗せて移動することもある。

武器は両肩から泡を発射するダイバーシャボン
攻撃のほか、相手のミサイルを包み込む、あるいは仲間を中に入れてバリアにするなど防御にも使用可能。
ビーストモードでは口から飛び出す舌「ダイバーアタック」が得意技…だが、前述の通り実際は驚いた時に顔を出して驚いてるだけで攻撃に使用されたことはない。
第3話の情報コーナーではライオコンボイから「どれほどの破壊力があるかはまだ未知数」と解説された。

手持ちの武器はないため、射撃戦時は共通武器の「サイバトロンバスター」を使用することもあるが、
ネメシスでの交戦時では持っていなかったのか、うろたえているだけの場面もあった。


【ナイアガラベース】


わてが丹精込めた秘密兵器、食らっとくれやす。

ダイバーがサイバトロン宇宙船付近の滝に密かに建設していた秘密基地。
ライオコンボイには知らせてはいなかったが、ビッグホーンに「遊んだってえなあ」と言ったりしていたため、スクーバには気づかれていた。

内部に2連装式の大型砲台ナイアガラキャノン。外部に小型砲台を装備。
周辺の植物はダミーであり、近づいた相手の足を捕らえることも可能。
ネタバレ後は側の宇宙船と併せて惑星ガイアに於けるサイバトロン基地となった。
終盤で登場したタコタンクも格納しており、ドックの役割も兼ねていると思われる。

第18話にて初登場。
デストロンが発掘した立体コピーマシンとタスマニアキッドの軽率な行動によりライオコンボイのコピーが誕生。
本物に成り代わろうとするコピーコンボイにサイバトロンはダイバーを除く仲間たちまでコピーされてしまい滝に追い詰められるが、コピーが唯一知らなかったナイアガラベースの存在により逆転勝利を収めた。

第34話では人工惑星ネメシスを破壊するため、「9回裏一発大逆転の作戦」としてナイアガラキャノンが改良され、
アンゴルモアエネルギーをビームパワーにしてネメシスを破壊する作戦を行うが、ドリルナッツのミスでキャノン砲が壊れてしまう。

そんな風にしばらくはサイバトロンの拠点として活躍していたが、第38話では岩山への注意をそらすために囮として使用された。
宇宙船の打ち上げ準備が整った際にはライオコンボイから「ナイアガラベースを捨て、すぐに合流してくれ」という指示が出たため、基地を爆発させられた。

ダイバー「にぃ~ん、わてのナイアガラベースが~!」
タスマニアキッド「惑星ガイアが助かったらまた好きなだけ作ればいい。華厳の滝ベースでも白糸の滝ベースでも」
ビッグホーン「ナイアガラベースは立派に役目を果たしてくれたんじゃい」

セイバートロン星に自然の滝があるのだろうか。『リターンズ』以降ならあるのかもしれないが…。


【他媒体での活躍やで】


漫画版ではレギュラーキャラとして登場するも、他のメンバーと違い主役回と呼べる回はない。

ネメシス消滅後は消息不明となるが、ある惑星に漂着してタヌキの群れと遭遇。
他のキャラクター同様に変身能力を与えたと思われる。
その子孫が「ネオ」に登場するハインラッドとなるのだが、
漫画版のハインラッドは宇宙の創造主である「時と空間を統べる者」のエージェントであり、
ダイバーも遭遇したものと思われる。

劇場版では、序盤の戦闘に参加。マジンザラック出現後はスクーバと共に弱点を調べていた。

【玩具やで】

玩具は海外で発売していたデストロン(プレダコン)の奇襲攻撃兵『スピッター』リカラー
クリアーブルーと黒、オレンジの模様とヤドクガエルの毒々しい色から、黄緑と白、背筋の部分にメタリックグリーンと一般的なアマガエルに近い体色になっている。
元のスピッターは色と合わせて、腕と足の長さがアンバランスな、エイリアンを思わせるかなり不気味な姿なのだが、色が違うだけで劇中のような愛嬌のある姿となるのだから、見事である。
ギミックであるダイバーアタック(舌伸ばしギミック)もスイッチ一つで再現。
ちなみに、ビーストモードの大きさは、現実のガマガエルとほぼ同じ大きさである。

新規造形のナイアガラベースとセットで「X-2 ダイバー&ナイアガラベース」として発売。

そう、ダイバー自体はタスマニアキッドやスクーバと同サイズの低価格帯の商品だが、彼はナイアガラベースとのセットなのである。
レギュラーキャラをたいして登場しない基地とセットにしたアコギな商法というのはやめよう。

ナイアガラベースはジオラマシート*3付属で、単2電池を入れて下流に水を入れるとポンプ駆動で下流から水が吸い上げ上流から流れる仕組みになっている。
低価格帯以外のビーストの玩具と並べるとスケールが合わないが、当時発売された彩色人形「ビーストコレクション」他小型フィギュアと絡めるには最適である。

ただやはり大型商品ゆえに当時買ってもらえなかったチビッ子や敬遠したファンもいたと思われる上、流通量もさほど多くなかったのか価格が高騰し現在でもセカンドのメンバーを揃えたいファンにとっては鬼門の玩具ともなっている。

スピッターは劇場版公開時に海外版が映画館で限定販売されたこともある。こちらで代用した人も多いのではないだろうか?
なお、上記の通りスピッターはデストロン(プレダコン)所属なのだが、ヨーロッパなどでは小型サイズのラインナップが偏ってるなどの理由でサイバトロン(マクシマル)側として発売された地域もある。
その際はエネルゴンチップ*4を重ね張りして販売された*5が、ダイバーも初期製品ではシールを重ね張りされていた。なお劇場で販売されたスピッターは前述のヨーロッパ版である。
もしかしたら、初期では実はダイバーはデストロンのスパイ、またはサイバトロンを裏切ってデストロンに寝返る、はたまた逆にサイバトロン側についた穏健派デストロンの経歴だった…なんて展開を考えられていたのかもしれない。


わてが丹精込めて作った項目、追記・修正しておくれやす。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • カエル
  • 中野健治
  • サイバトロン
  • トランスフォーマー
  • ビーストウォーズⅡ
  • ナイアガラベース
  • ビーストウォーズ
  • TF
  • 縁の下の力持ち
  • 愛すべきバカ
  • 関西弁
  • アマガエル
  • 機械担当
  • エンジニア
  • 守備隊員
  • 海外ではデストロン
  • ライオコンボイ部隊
  • ダイバー
  • ツッコミ役

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月07日 19:22

*1 彼に限らず、『セカンド』の登場人物は関西弁を話すトランスフォーマーが多い。ある種のブームなのだろうか?

*2 この時スキュウレはトランスフォーマーではなく普通のカエルと思っていた様子

*3 このジオラマシートは同じくジオラマセットである「X-1 火山の対決」と同じものである。

*4 別名・シークレットエンブレム、エナージョンチップ。初期のトランスフォーマーでおなじみの、指で温めると所属マークが浮き出る特殊シール

*5 過程が面倒だったのか、重ね張りされてない製品も多かった