フォークタワー(FF5)

登録日:2020/09/18 Fri 15:11:00
更新日:2020/09/22 Tue 13:53:05
所要時間:約 6分で読めます





フォークタワーとは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅴ』に登場するダンジョンである。



概要


第1世界⇔第2世界が融合した後の第3世界で、クレセントの街の隣に出現する塔。
孤島の神殿にて第2の石板を入手すると封印が解け、侵入が可能になる。
BGMはバリアの塔、真の姿を現したエクスデス城と同じく「エクスデスの城」で、ゲーム中で聞くことができる最後の場所となる。

その名の通り、塔が右側の「力の塔」と、左側の「魔法の塔」の2又に分かれている。
「力の塔」には究極魔法「ホーリー」が、「魔法の塔」には究極魔法「フレア」が封印されており、バッツ一行はこの2つの究極魔法を求めて乗り込むことになる。

この2つの塔に封印されている究極魔法「ホーリー」「フレア」は、同時に取らなければ大爆発を起こすとされている。
そのため、4人パーティを2分割して同時に攻略する必要がある。
ただし、必ずしも2:2で分ける必要はなく、3:1や1:3にすることも可能。
(4人で同じ塔に行こうとすると「二手に分かれなくちゃ」とクルルが止めに入る。)

もっとも、本当に同時に攻略する訳ではなく、実際は両方の塔のパーティを交互に操作する形になる。
攻略順は「魔(ボス戦手前まで)→力(ボス戦まで)→魔(ボス戦)」となっている。









しかし、このダンジョン、戦略性の高いFF5に登場することも相まって、非常にネタ要素の多い塔なのである。




各塔の解説



右側(力の塔)

文字通り、脳筋モンスターばかりが出現する塔。外壁の色は青白い。
宝箱からはハイポーションと騎士剣「ディフェンダー」が入手できる。
戦士系のジョブはもちろん、「エルフのマント」や「ミラージュベスト」といった、物理攻撃回避支援系の装備品が大活躍する。


雑魚モンスター

  • デュエルナイト
第1世界に登場したロンカナイトの上位種。
魔法攻撃に対し「ここじゃ魔法はご法度だぜ!」と4連続攻撃をしてくる他、物理攻撃にもカウンターを放ってくる。
ただし、そのカウンターも後述する魔の塔の奴らと比べると…。
その上、力の塔で魔法に対しカウンターを仕掛けてくるのは、何とコイツだけなのである。脳筋だからなのか?


  • アイアン
召喚獣タイタンの色違い。そちらと違い地震で攻撃することはなく、ひたすら物理攻撃のみで攻めてくる。
攻撃力や防御力といった基礎能力はその名(鉄)の通り高いが、カウンターもないので怖くはない。


  • バーサーカー
第1世界に出現したクレセントの色違い。攻撃力は高いが、普通に戦えば苦戦することはないだろう。
ちなみにドロップアイテムもクレセントと同じデスシックル。この段階ではわざわざ狙うほどでもない。


ボス

  • ミノタウロス
力の塔のボスモンスターを務める猛牛。なぜか種族が人間であるため、人間特攻の武器「マンイーター」大ダメージを与えられる。
しかし、聖属性を吸収してしまうため、エクスカリバーやホーリーランスを手に入れてはしゃいでいた少年たちは意外にも苦戦したとか。

道中の雑魚戦とは違い、彼との戦闘では魔法がシステム上使えなくなっている。
戦う前に回復アイテムの準備や、装備品の見直しをしておこう。
ただひたすらに殴って来るだけなので、物理攻撃を回避、無効化する手段があれば非常に楽になる。
ナイトの「守り」「かばう」、侍の「白羽取り」、忍者の「分身」、装備品だと前述した「エルフのマント」や「ミラージュベスト」など、対抗策は多い。
武器のアイテムとしての使用効果でディフェンダーによるプロテス、正宗によるヘイストを発動させることも非常に有効(スマホ版では不可)。


倒すと「力の魔法ホーリー この威力思い知るがいい」とファイナルアタックでホーリーを唱えようとするが、結局脳筋ゆえか「MPが足りない」と表示されて失敗する。
そのアホな散り様がいっそ微笑ましいボスだが、後述する魔法側のボスはこれまた強烈な印象に残る敵キャラなのであった。

ただし本当にMPが足りなかっただけのようで、エーテルなどで回復してやるとしっかりホーリーを撃ってくる。某面接フラッシュみたいに、本当に使えないというわけではないようだ。
というかこの塔は魔法禁止ではなかったのか。
「アイテム」や「ちょうごう」による魔法にも対応しきれていないし。


ちなみに鎧の肩部分に「兄」の文字が確認できる通り、彼は攻略済のダンジョン「ピラミッド」で一度だけエンカウントできる「セクメト」の兄である。
しかし、弟は死に際に「俺を倒しても 塔の兄貴が...!」とメッセージを残すのに、兄貴の方は弟に対して何もコメントがない。結構ドライである。
(兄弟は同じグラフィックの色違いとなっているので、配色の都合で見えづらくされてはいるものの実は弟の鎧にも「兄」という文字が書かれている。)



余談だが、彼はアサシンダガーを投げるとどういうわけか一撃で倒せる。伝説の12の武器の1つをこんなところで失うまでもないが。



左側(魔法の塔)

その名の通り魔法使いたちが出現する塔。宝箱からはエーテルと武器「ワンダーワンド」が手に入る。壁の色はオレンジがかった白。
しかし、登場するモンスターたちの強さから、力の塔より印象に残りやすい。


出現モンスター

  • タイニーメイジ
ムーアの森に登場したミニマジシャンの色違い。ひたすらに仲間に白魔法を唱えて補助を行う。
しかし、物理攻撃で攻撃すると、こちらのメンバーを戦闘から強制的に離脱させる「サークル」を放ってくる。
サークルは喰らうと戦闘不能扱い、かつ戦闘から離脱するため復活も不可能という強力な攻撃であり、こちらの人数が少ないこともあって大変怖い。
弱そうな外見に反して防御力やHPも並以上にあるため、一撃で倒してしまうのも難しい。素直に魔法で攻撃しよう。


  • ディムマスター
バリアの塔に出現したグラビードの色違い。こちらは時空魔法の使い手。
コイツを殴ったときにカウンターで使う技は何と「メテオ」この段階では封印されているはずなのに…。
こちらが全員リフレク状態でも使ってくるため、リフレクトリングを装備して進めている際は、出会ったら逃げることも考えよう。


  • フレアー
エクスデス城に出現した暗黒魔導士の色違い。多くの黒魔法を使い攻撃してくるが、名前に反して「フレア」は使わない。
コイツからは貴重品の電撃鞭が盗める。(…希少なだけでこの時点での実用性は全くないが)
しかしコイツの恐ろしいところはここから。

下手に物理攻撃や「盗む」を仕掛けると、ほぼカンスト(9999)ダメージの「パワーヒット」を2回放ってくるのだ。
ボスともども、そのパワーを生かして力の塔に行けばいいのに…逆だ、来られていたら詰んでいた。
「操る」やコンフュは有効なので、どうしても盗みたいときはそれらを活用しよう。

  • マニウィザード
  • リカルドメイジ
マニウィザードは風の神殿、リカルドメイジは水没前ウォルスの塔に出てきたモンスター。
ただしステータスや行動はその時と変わらないしカウンターも無いのでここまで来たメンバーにとってはもはやザコである…


ちなみに力の塔より抜け道審査が厳しく、「ちけい」「ちょうごう」で攻撃しようとするとカウンターを貰いやすい。
また、「よびだす」もカウンターを貰ってしまう。

ボス

  • すべてをしるもの
魔法の塔の番人である魔法使い。お爺さん。
ほぼすべての魔法が使えるようで、最初のうちは初級呪文→中級呪文をループさせながら使い、HPが減るとガ系魔法を撃ってくるようになる。

物理攻撃を仕掛けると、時空魔法「リターン」で戦闘を最初のターンに戻す。
戦闘が全てリセットされてやり直しになってしまうので、使わせないようにしないと倒せない。
倒すとミノタウロス同様、塔に封じられた魔法である「フレア」を使う。
ちなみに風属性が弱点。痛風なのだろうか?


その大層な名前と、(主に攻略本での)ツッコミどころ満載の攻略法から、ファンに「汁物先生」などと呼ばれカルト的な人気を誇っている。


対処法

  • 全員リフレクトリング(orカーバンクル常時使用)
魔法の塔ということで定番の戦法。FAのフレアもこれなら怖くない。ただし彼には常時リジェネ、シェルがかかっているため、これだけでは戦闘がループに陥りがち。
手早く倒したければウィザードロッドやエアナイフを装備して、弱点の「シルドラ」「エアロガ」で攻撃しよう。
「ディスペル」でシェルを解除して更なる戦闘短縮も可能。(「裁きの杖」のアイテム使用ではリターンされてしまうので不可。)

ところでこのボス、リフレク状態のこちらだけでなく、リフレク状態の自分にも容赦なく魔法を撃ってくる。
本当は「リフレク状態の者には魔法は効かない」ということを知らないのか…?



  • 状態異常にする
彼には沈黙、バーサク、暗闇、麻痺、スロウ、老化、ストップといったほとんどの状態異常が有効である。
ボス系の耐性を持っているため、これらの状態異常が効いているのもほんの僅かな間だけだが、「魔法剣サイレス」による沈黙や「バーサク」はこの限りではない。
元々ご老人なのにさらに老化するという仕打ち。しかし、機種によっては意味がない。


ただし、彼の力の数値は何とミノタウロスよりも高い。だから力の塔に行けとry
そのため下手にバーサクを唱えると、その腕力で反対にこちらが追いつめられてしまう。
召喚獣ゴーレムなど一瞬で引っぺがされるだろう。

ちなみに、「バーサクをかければ楽勝」というツッコミどころ満載の攻略法は、NTT出版から発行されていたガイドブックに掲載されていたものである。

バーサク戦法を取りたいなら、暗闇状態にするかブリンクで分身を張るなど、それなりの対策をしよう。
もちろん、前述の魔法剣サイレスやリフレク戦法の方がお手軽なのは言うまでもない。

それにしてもこのご老体にはありえないほどの力。武術の全ても「知っている」ということだろうか…。



ちなみにレア枠でコルナゴの壺が盗める。隠居後の趣味でカエルでも取っているのか?

さらに、次回作の「魔法しか使えない塔」にも似たようなボスキャラが登場するのだが、こちらは魔法の種類ではなく数値の暴力でこちらを圧殺するというまた違う切り口である。







以上のように、「一見高難易度に見えるが、少しの工夫で楽に突破できる」というFF5の自由度の高さを現したダンジョンと言える。



余談


  • 力の塔でボスを倒した後は魔法の塔のボス前に切り替わるのだが、メニュー画面を閉じてモタモタしていると本当に爆発してしまう
    ただし、メニュー画面を開いている間はタイマーがストップするので、ボス戦の準備は念入りにできる。

  • ここをクリアすれば地下のカタパルトに閉じ込められていたシドを救出でき、飛空艇を潜水艇に改造してもらえる。
    そのため、第3、第4の石板を手に入れるためには必須となるダンジョンである。

  • この塔はクリアすると崩壊してしまう。
    GBA版以降でモンスター図鑑を埋めたい場合は、タイニーメイジなど一部のモンスターに出会っておくのを忘れないこと。
    • GBA版より追加された隠しダンジョンにてディムマスターとフレアーには再び出会えるようになった。だが、魔の塔ではないのに行動パターンが変わっておらず、相変わらず物理攻撃には凶悪なカウンターを返してくるため要注意。



追記、修正はホーリー、フレアを手に入れてからお願いします。



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最終更新:2020年09月22日 13:53