盗む(技)

登録日:2018/11/24 Sat 12:02:31
更新日:2023/12/14 Thu 17:49:53
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盗む」とは、対象の持ち物をこっそり奪うこと。
現行の日本の法律では刑法235条違反。海外でも何かしらの法規で犯罪として扱われることが少なくない。
ここでは、窃盗罪についてではなく、「盗む」という行為そのものを一つの技として磨きあげている人について紹介する。
そのため、対象の家から使える物をごっそり奪うことについては取り扱わない。

概要

当たり前だが、非合法な行為なので盗賊山賊などのダーティーなイメージのある人々が得意とする技。
しかし、その犯罪行為を芸術的な領域まで極め上げると怪盗に進化する。

戦闘においてはあまり積極的にフィーチャーされることは少ないが、RPG系の作品では、「アイテム収集」という側面において極めて重要な役割を果たしている。
「使わない人は全く使わないが、使う人はものすごく使う」と使用頻度がクッキリ分かれるのが大きな特徴ではないだろうか。

なお、「体力や魔力を吸収する」「特殊能力を奪う」というタイプの技についてはドレイン技を参照。
ここでは物理的な実体を持ったアイテムを盗む技のみについて触れる。

ゲーム作品

ドラゴンクエストシリーズ

DQ4以降、DQ5を除いてほぼ全シリーズに登場。また、DQ3もリメイク版で「盗賊」職の登場と共に実装された。

基本的に『ドラクエ』における「盗む」はオート発動で、盗賊系の職業をパーティーに入れていると、一定確率で自動的に発動する。
能動的に使う必要が無いため、パーティー内の戦闘力を落とさずに狙える。
反面、確率を高める手段は盗賊としてのレベルを上げる以外に無く、純粋に試行回数を増やさないとなかなか盗めないことも多い。
そのため、効果としては「盗む」というより、「アイテムドロップの確率を相対的に引き上げる」というものに近いか。

また、『ドラクエ』では、「ドロップでしか手に入らないアイテム」がそこそこ存在するため、やりこみ派にとっては非常に重要なスキルでもある。
以下、各作品の主な特徴


ファイナルファンタジーシリーズ

「シーフ」のアビリティ「ぬすむ」でおなじみ。ドラクエと違って基本的にアクティブ性(使用することで効果を発揮する)の能動スキル。
作品にもよるが「盗むでしか手に入れられないアイテム」が非常に多く、アイテム収集の上では非常に有用なアビリティ。
盗む判定と同時にダメージを与える「ぶんどる」も定番。主な仕様はFF5でおおむね固まった。
また、アイテムだけでなく「EXPを盗む」や「アビリティを盗む」のような変わり種の盗むも結構ある。


テイルズオブシリーズ

『デスティニー』から敵からアイテムを盗む特技『ローバーアイテム』が登場する。
SFC版の『ファンタジア』には登場していないが、PS版以降は藤林すずが『不知火』を習得する。
これらが無い作品でも大体何かしらの「確率でアイテムを盗む」技が存在する。
『アビス』のみ、注意点として「特定の技に特定のチャンバーをセットして使い込む」必要があり準備に手間がかかる。

また、作品によっては「敵が仰け反らないとor仰け反っているときに当てた攻撃でないと盗めない」仕様があり、鋼体*4とかグローリー持ちのレアアイテムを狙うと大変。

ポケットモンスター

  • どろぼう
タイプ あく
分類 物理
威力 40→60(第六世代から)
命中 100
PP 10→25(第六世代から)
接触判定 あり
範囲 単体
効果 相手の持ち物を奪う

第二世代から登場するあくタイプの攻撃技。
「自分の持ち物がなく、相手が持ち物を持っているなら、その持ち物を奪う」という効果を持つ。
「ポケモンの持ち物」というシステムと同時に登場した、持ち物に干渉する初の技なのだが、次の世代で相手の持ち物を失わせる技として登場した「はたきおとす」に見劣りしがちなので、対戦では滅多に使われない。
相手の持ち物を奪って自分のものにする、という意味では上位互換のようにも思えるが、実際は……
  • 威力が低い(はたきおとすは相手が持ち物を持っていれば97.5の威力)
  • 自分の持ち物欄を空けておかないと奪えない(持ち物なし、あるいは持ち物を必ず消費するプランの戦いを強要される)
  • 「くろいヘドロ」「こだわり」系、「嫌いな味だと混乱するきのみ」のように下手に奪うとマズイアイテムもある
などの理由で、はたきおとすの方が優先されがち。
第六世代からは、特性「テクニシャン」の補正が乗る範囲での最大威力に強化される形ではたきおとすと差別化されたので、ハッサムストライクペルシアンなどがサブウェポンとして持っているケースがないでもない。
テクニシャン補正込みでも効果適用時のはたき落とすよりも弱いが、メガストーンZクリスタル持ちが相手なら逆転する。

しかし、対戦環境は変われど、どちらかといえば対戦よりもシナリオ攻略で有効活用される技であることは、登場当時から変わらない。
野生ポケモンの持ち物自体は、ポケモンを捕まえればポケモンごと手に入るが、いちいち弱らせてゲットする手間が省けるため、収集効率がグッと上がる。特に野生のポケモンのもちもの所持率が上がる「ふくがん」*5や、相手がもちものを持っているか分かる「おみとおし」などの特性と組み合わせるのは常套手段。「おみとおし」を持つポケモンに「どろぼう」を覚えさせれば、目当てのどうぐを持っていないポケモンからはとっとと逃げてしまえるわけである。
意外なところでは、ぬしポケモンはトレーナー戦扱いではないためにどろぼうが有効である。
第九世代では、野生のポケモンにどろぼうした場合、自動的にトレーナーのリュックに収納されるようになった。ポケモンSVには倒したときのドロップアイテムとして「おとしもの」も別途あるため、人間が野生のポケモンから略奪を行っている側面が余計に強調されてしまっている

ちなみにシナリオ上のトレーナー戦でもアイテムを奪え、特に第三世代ではトレーナーから盗むことでしか手に入らないアイテムがあった。
第四世代でもこれを活用した方が楽に手に入るアイテムがいくつかある。
が、第五世代以降は戦闘後に返却するように変更された。
おそらくメインユーザーである子どもたちへの教育上の配慮によるものだろう。
ポケモンを奪うのはダメなのに持ち物なら良いのか、という問題でもあるかもしれない。

同じ効果のノーマル技として「ほしがる」もあるが、ゴーストタイプに無効にされるのが辛い所。
持ち物を奪う方法は他に、持ち物を入れ替えるトリックやすりかえの技でも可能。



  • スナッチ
こちらはポケモンの技ではなく、トレーナー側の行為。相手トレーナーのポケモンを戦闘中に捕獲して奪うこと。
シリーズ本編では初代より、トレーナーの持つポケモンを捕獲することは禁止されている。
正確には捕獲のためにボールを投げること自体はできるが、その場合ボールはトレーナーにより弾かれ「ひとのものを とったら どろぼう!」と怒られる。
特にペナルティはない。
ところが外伝作品では「悪の組織に戦闘兵器化されたポケモンを救出する」という名目に限り、主人公側に特例として認められているものがある。
身につけた「スナッチマシン」の力でモンスターボールをその場で改造しスナッチボールにすることで可能にしているという設定で、捕獲性能は元のボールの性能に準ずる。

ペーパーマリオRPG

特定の手順で仲間になる半隠しキャラクターの「チユチュリーナ」のワザ:チュードロボーが該当。
敵シンボルに触れて戦闘が開始した際、敵キャラクターが稀に背後にアイテムやバッジを忍ばせていることがあるが、コレを奪い取るワザ。
ややコマンドにクセがあり、盗むと観客が少し減ってしまうデメリットはあるが、厄介なアイテムを取り除き、自分のモノに出来る点は大きい。

ファイアーエムブレムシリーズ

クラス「盗賊」のユニットは敵に対して「攻撃」以外に「盗む」コマンドを実行可能。
基本的に自分より速さが低い相手からアイテムを盗める。
盗めるものは武器以外のアイテムであることが多いが、装備していない武器が盗める場合や、装備中の武器すら盗める作品もある。
戦線を支える武器や傷薬から時にはCCアイテムや換金アイテムの宝玉などマップによって盗める物は様々。盗むことによってのみ入手できるアイテムもしばしばある。
逆に自軍のユニットが持ち物を盗まれてしまうとシャレにならず、しかも古い作品では相手を倒しても奪い返せないことも。
この点は素早いユニットや武器を1つしか持たないユニットを向かわせたり、相手の射程内に入る前に倒すなどの手がある。
なお『覚醒』以降はゲームバランスを考慮してか盗みの技能は廃止され、鍵開けが主な仕事となったが『風花雪月』で12年ぶりに復活した。

変わったところでは『聖戦の系譜』は「所持金がユニット個別」「敵の所持金は撃破しても手に入らない」中、盗賊系ユニット及び「シーフの腕輪」装備時や「盗賊の剣」での攻撃成功時には相手の所持金を盗むことができる。
その際に盗める量は相手の所持金全額。普通に倒す場合と比べてかなりの違いが出るため、重要な要素の一つ。

詳細

聖戦の系譜  上述の通り 有り金全部。 判定は「攻撃が当たったら」。
敵も同じ仕様なので、敵シーフファイターの攻撃が当たったら終わりである。最も、敵のシーフファイターは2体しか居ないが。
盗賊の剣も同じ仕様だが、命中に難あり。

封印の剣  道具(きずぐすりやどくけし、鍵、ドーピングアイテム、クラスチェンジアイテム)のみ。実は ドロップアイテムシステムが存在しない ため、直接奪わないときずぐすり1つ手に入らない。盗むにあたっての条件は無い。
23章でバサークを受けた味方盗賊は竜石まで盗み出す。

烈火の剣  盗めるアイテムは道具。速さが足りないと 敵の盗賊に道具を盗られる ため要注意。使わない道具は預けておきましょう。
ドーピング・クラスチェンジアイテムを盗られたりしたら大惨事を招く。

蒼炎の軌跡  力と速さがそれぞれ「武器の重さ」「敵の速さ」より勝っていれば装備していない武器と杖、道具を盗める。
道具の方はせいぜい「きずぐすり」「特効薬」しか盗れない(そもそも敵の持ってるマスタープルフや宝玉は大体ドロップ品)が、マニアック15章限定の「1回しか使えない化身の石」等も。
杖は 無条件に全部盗れる 上に軽いため、最も重いスリープすら奪い放題。杖は一切拠点で買わなくても中盤以降は拾い物+道中の司祭や神官から奪ったものだけで足りるほど。
武器が盗れる作品であり、装備さえさせなければいいので 欲しい魔法を持っている敵をサイレスで魔法を封じてから弱らせ、手持ちのきずぐすりを使わせて無理やり装備を外す という方法で装備している魔法を強奪するような荒業もある。

スリープやサイレスを上手く使いこなせばハード以下ではほとんど手に入らない遠距離魔法も大量に手に入る。
マニアックのボルトアクス将軍の山は隠れたブリザードの名産地。
「勇者の弓+長弓」「キラーランス+ショートスピア」みたいないかにも「射程を調整して釣り出して盗んでください」と言わんばかりの敵がマニアックでは大量に追加されるため、いろいろ盗んでみるのも楽しい作品。


クロノ・トリガー

エイラの専用技「いろじかけ」で一定確率で盗める。失敗すると「気持ちだけだった……」となり、気持ちしかもらえない。
盗む判定アイテムと通常のドロップアイテムは独立しており、いろじかけでしか手に入らないレア装備もかなり多い。
特に準ラスボスである「ジール」から限定防具であるプリズムシリーズを盗めるのは、結構盲点。
ジールは未来から過去にさかのぼりながら戦えば3回戦えるので、1周でプリズムシリーズを人数分集めることができる。
また、マールと連携すると「ダブルいろじかけ」になり成功確率がアップする。

クロノ・クロス

キッド、ファルガ、メルの3人が固有エレメントとして使用可能。
レベルはいずれも3。成功確率は強攻撃の命中率と同じなので、あらかじめ弱攻撃を当てて命中率を上げておけばかなりの確率で盗める。
特徴的な点として、本作ではどんな戦闘からも100%逃げることができる。
じゃあ盗んで逃げるを繰り返せばいくらでもアイテム集め放題じゃん!……という安直な考えを封じるため、 逃げると盗んだアイテムを必ず落としてしまう
そのため、1体の敵から盗めるのは必ず一つだけ。
ただし、全てのモンスターで「通常の盗めるアイテム」と「レアで盗めるアイテム」が存在しているので、レアアイテムを狙って盗む→逃げるを繰り返すのは王道。

なお、隠された仕様として異性のモンスターに対してはレア確率が上昇する。ファルガが男、他2人が女なので覚えておくといいだろう。

モンスターハンターシリーズ

シリーズ伝統、みんなの宿敵「メラルー」がすれ違いざまにアイテムを奪い取っていく。
逃げる前に倒すか、住処を調べれば取り返すことができる。
逆にオトモアイルーの技として、素材を分捕ってくれることもある。有効活用しよう。
目とか骨髄とか心臓とか明らかに盗まれたらまずいものも分捕ってきてくれるが気にしないように

また、大型モンスターでもゲリョスオオナズチがハンターのアイテムを盗む技を持っている。こっちは奪い返す手段がないので注意。
よっぽどないだろうが、ゲリョスにレア鉱石なんかを持って行って盗まれたら目も当てられない。

ロマンシング サ・ガ3

「無刀取り」が該当。カウンター技による盗みという珍しいタイプ。
技自体はロマサガ2から登場していたが、プレイヤーで使えるようになったのは今作から。
構えたターンに武器による攻撃を受けた場合、敵の攻撃を確率で回避し、さらに確率でその武器を奪いとってそのまま反撃する。
奪えるものはそのへんで買える武器から、個数限定の激レア武器まで様々。「挑発撃ち」と併用することで、奪うチャンスをより確かにできる。
リマスター版以前は設定ミスから設定的に1個しかないはずの聖王遺物を量産できた。後に似たような性能のものに差し替えられた。

ソウルクレイドル

戦闘マップで敵から盗むことはもちろん、街に居る人たちからも盗める
強力かつレアな部屋効果の入手は盗みが必須となる。
失敗すると莫大な額の和解金を支払わされるので、事前セーブを忘れてはならない。

魔界戦記ディスガイア

○○ハンド系アイテムを使用することで敵の装備品を盗むことができる。
盗みしか入手手段の無いアイテムが大量に存在し、キャラ強化をする上では避けて通れない。
シーフ系のキャラクターであれば成功率が上がる。

エルミナージュ

盗賊のハイマスター技能として登場。敵のアイテムを盗むというものだが、同時に「装備解除」を習得するため、
「敵の装備を装備解除して盗む」という芸等が可能になるのだ。
また魔物から盗める装備は「錬金で呪いを解除する*6」などの準備が必要とはいえ性能が高いものが多く、宝箱でのレアアイテム運の悪さをある程度補える。

MOTHER2

ジェフの「チェック」が盗みも兼ねている。
敵のステータスを調べた時、ドロップアイテムを持っていればそのまま盗むことが可能。
雑魚の虐殺によってレベルが上がりすぎるのを防げるのでかなり便利。

また、敵もこちらの道具(グッズ)を盗んでくる。
カラス系、タコ系の雑魚、トンチキさんなどが該当し、序盤に回復アイテムを奪われたりすると悲惨。

新桃太郎伝説

  • スリの銀次
桃鉄ではとんでもない額のお金を盗む彼だが、このゲームでは味方。
10段になると敵からアイテムを盗むコマンドを解禁する。
同じ敵から何度でも盗めるが、お供がランダムで攻撃する仕様により終盤になればなるほど狙ったアイテムを盗みにくくなるという欠点がある。

  • 黒河童
敵として出てくる黒河童は恐るべきことに、所持金全額か、非売品ではない持ち物全てを盗んでいく。
倒せば戻ってくるが、倒す前に逃げられればそれまで。
倒しても、「(アイテム)を手に入れた」というメッセージが盗まれた全アイテムに出てくるので時間までとっていく。
対策はあり、きゅうりを持っていればそれを先に盗み食いし、しばらく行動不能になる。
ただ、出現する「鬼の爪痕」は入り組んだ地形で、迷っている間に遭遇しやすい。

きゅうりをかじっている間に倒すと仲間にできることがある。
術が多少使える他に、攻撃は完全なランダム行動に置き換わっていて、仲間の補助をしたり敵からアイテムを盗むなどの援護を行う。
しかし一切の装備ができない上にステータスは劣悪、援護行動もランダムでは微妙なので、盗みも援護も素直に銀次や浦島に任せ城内で過ごして貰おう。
ちなみにこれでも行動をコントロールしやすく、術での援護ができるだけ他の弱キャラよりマシな方だったりする。

elona

「窃盗」により人からのみならず街中のあらゆる物を盗むことができる。
ただし盗むには規定のターン数を擁しその間に盗みを誰かに見咎められると失敗した上に敵対状態となる。
重い物を盗む際には筋力のステータスが一定以上なくてはならず、より多くのターンも必要になる。
ちなみにスキルが無くても盗み食いは自由できるし、誰にも咎められない。ヨウィンにいれば飲食に困ることはない。

アサシン クリード及びそのシリーズ作品主人公

主人公のテクニックの一つとして「スリ」が存在し、探索中は武器を持った男からスる事で投げナイフを補給できる他、このスリを利用して特定の人物が持つ書類を盗み情報収集するといった場面も度々出て来る。

続編「II」ではスリで金銭を獲得できる。
得られる金額は微々たるもので、またスリをする度に悪評が広まって行くが、序盤では貴重な資金源となる。

Kingdom Come: Deliverance

主人公ヘンリーの技能のうち、近くの人の懐中物を盗み取る「スリ」と、トランクや金庫などを不正規に解錠する「ピッキング」が該当する。
他の技能と同様に場数を踏んでレベルが上昇し、特典パークを身につけることでより優れた技量を発揮できる。

もちろん犯罪なので、スリがバレたりピッキング現場を目撃されたりすれば人望を失ったり衛兵に通報されたりする。
なので正々堂々の騎士道を志すヘンリー君にとっては無用の長物、と思いきや、メインストーリーでも隠密行動やことを荒立てない振る舞いが要求される場面は多々あり、軽視していると思わぬところで苦労することもある。



漫画・ラノベ・アニメでの盗む

怪盗が主人公、主要キャラというなら話は別だが、そういう作品でないとあまり目立つことのないスキル。なんといっても犯罪であるわけだし。
ただ、レアな技であることは間違いないので、活躍するシーンもそれなりには存在する。

ナミ(ONE PIECE)

元海賊相手の泥棒だったこともあり、卓越したスリの腕前を持つ。
登場当初から度々麦わらの一味を救ってきた小技であり、派手な活躍こそないがその器用さと知恵で一味をバックアップするナミらしい技と言える。
なお、彼女の生まれもあってか一般人相手にこの技を使ったことは一度もない。*7
『グランドバトル』などの格闘ゲームでは、相手のゲージを奪い取る技として登場しており、ナミの代名詞となっているようである。

なお作者の読み切り『神から未来のプレゼント』の主人公・ブランは天才的なスリであり、犯罪を繰り返していたため神から処刑されそうになるが
うっかり運命を支配するメモ帳に全然関係ないデパートに隕石を落としてしまう大ポカをやらかしたため
神から直接依頼されそのスリの技能で大勢の人々を救うハメになる…という話であった。

明神弥彦(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-)

神谷活心流道場の門下生。
両親を失い、ヤクザにスリとして働かされていたが、剣心に救われる。
作中終盤になるまで剣の腕前は未熟であったが、ヤクザの舎弟として働いていた時に身に着いたスリの技術は一級品。
本人としては忌まわしい過去なのだが、敵の武器をかすめ取るのに便利なため、不本意ながらも必要だと判断すれば躊躇なく使う。

スーパースターマン(とっても!ラッキーマン)

貧しい生まれから、日々の糧を得る手段としてすさまじいスリの技術を身に着けている。
なんと 完全に無意識 のうちに手が動いており、「心を読み取るマシン」を持っておりどんな攻撃も予想して回避できる世直しマンからマシンをすり取ったこともある。
少なくともこの技術に関してだけ言えば、宇宙でも最強ランクの1人である。

ジンバ(OVERMANキングゲイナー)

「窃盗」というオーバースキルを持つオーバーマン(巨大ロボット)。
如何なる物でも手で触れれば盗むことができる。
また、腕が物体を透過するため建物の中の物、装填された弾薬や内部の部品まで盗むことができる。
離れた位置にあっても手から放つ光線で引き寄せられるなどかなり強力な能力である。

早房輝(ハンター・キャッツ)

ハンター・キャッツのリーダー格。
「名人」と呼ばれた祖父仕込みのスリ技術は、一流の犯罪者相手ですら目にも止まらないほど。「神速」の異名も持つ。
構えられた銃弾を盗むのに便利。

カズマ/佐藤和真(この素晴らしい世界に祝福を!)

物語序盤で、義賊のクリスに「窃盗(スティール)」という術を教えられる。
掌に意識を集中することで念じた物を盗み取る……はずだが、なぜかカズマはクリスに盗られた自分の財布ではなく彼女のパンツを盗み取っていた……。


追記・修正はとんでもないものを盗んでからお願いします。

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最終更新:2023年12月14日 17:49

*1 もっとも、FC版のトルネコは盗みだけでなく各種行動封じも強力。この評価はリメイクされるたびに固まってしまったといえる……

*2 FF5の乱数生成方法の性質上「盗むの成否判定」と「成功時のレア判定」が独立していないため

*3 FF9の盗むの成否判定はジタンのレベル+気力と対象のレベルの比較→アイテムを盗む判定に入る。このアビリティは1つ目の判定をスキップする。というかこれが無いとまともに盗めない

*4 一定条件下、或いは特定の回数の攻撃を受けるまで仰け反らない=攻撃を受けた事によるリアクションを起こさず行動を続けられる)特性のこと。「スピリットブラスター」「オーバーリミッツ」などでこちらもこの状態になれるが基本的に敵側の特性として扱われる。

*5 ふくがんの能力を持ったポケモンを先頭にする必要があるが、戦闘不能でも問題ないため、大抵瀕死のまま連れまわされる。ひでぇ

*6 不可能ならば「魔物の装備などの通常なら呪われるものに呪われないが、聖職者用の装備に呪われる」特性を持つデビリッシュに装備させる

*7 麦わら海賊団がアーロンの一味を倒し、ナミが再びココヤシ村を旅立つ際には住民の間を駆け抜け財布をスって行った。