イラストリアス級航空母艦(アズールレーン)

登録日:2020/12/01 Tue 21:51:00
更新日:2024/01/01 Mon 08:50:56
所要時間:約 30 分で読めます




イラストリアス級航空母艦とは、艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクターのカテゴリ。
史実においてイギリスが建造した航空母艦を擬人化したもの。2023年現在4人実装されている。

また、この記事では派生キャラである「リトル・イラストリアス」「イラストリアス(μ兵装)」についても解説する。


+ もくじ


概要

先述の通り、史実におけるイギリスがWW2以前に建造した空母を擬人化したKAN-SENたちのことをまとめた総称。
イギリスをモデルにした陣営・ロイヤルに属している。

所属KAN-SENの特徴

軍服や制服をイメージしたデザインが多いアズールレーン陣営のKAN-SENの中でも異彩を放つ、ドレスを思わせる優美で麗しいファッションが特徴。
空母の象徴と言える航空甲板も共通して布や巻物のような形にアレンジされており、全体的に戦士・軍人というよりは「女神」という形容が似合いそうなデザインとなっている。

が、何より目を引くのは姉妹揃ってたわわに実った胸部装甲
この豊満なボディはゲーム内のストーリー・イベントやメディアミックスでもイラストリアス級の特徴として取り上げられることが多く、各種コラボイベントではコラボキャラにすら反応されるほど。
サービス開始から3年が経った現在では驚くべきことにイラストリアスを超えるバストの持ち主も何名か現れているのだが、それでもなお「アズレンの元祖巨乳」として存在感を放ち続けている。

ゲーム的な特徴

レアリティはSR~SSR。

姉妹で共通して、「史実通りの重装甲」という長所と「低い装填速度」という短所を持つ。
長所である重装甲に関しては通常海域では主力艦隊に飛んでくるのはだいたい戦艦の砲撃or空母の爆撃なので、そこまで強い恩恵はない。
「他陣営の空母よりちょっと硬い」ぐらいの認識でいいだろう。
短所の装填速度に関しては長所とは逆に顕著な弱点となっており、これのおかげで他陣営のSSR空母と比べると手数が少なく防御手段としては扱いにくい。
その代わり、他陣営のSSR空母にない航空攻撃がトリガーとなる強烈なスキルを有している…という調整がなされている。

上記の重装甲を除いては姉妹ながら性能に共通点は少なく、各々個性的な調整がなされている。
  • 高い防空能力を持ち、サービス開始から3年が経った今なお類似するスキルの少ない防御スキル「装甲空母」で前衛艦隊の生存能力に寄与するイラストリアス
  • レアリティのためステータス自体はオリジナルに劣るものの、2種の航空攻撃スキルとオリジナル譲りの制空能力を持つリトル・イラストリアス
  • 「装甲空母」を失った代わりに攻撃スキル「ソング・オブ・ブルースピリット」を獲得し、防空性能と攻撃性能を両立したμ兵装イラストリアス
  • ランダム性は高いものの、強烈なバフスキル「強襲空母」により空母トップクラスの瞬間火力を叩き出すヴィクトリアス
  • 「敵の動きを完全停止させる」という唯一無二のスキル「じっとしてなさい!」を持つほか、戦艦並みの耐久力と攻撃能力を両立する攻撃型空母・フォーミダブル

と5人それぞれオンリーワンの強みを持っており、指揮官からの評価はある一名を除いて高い。

ネックはレアリティ故の入手難度の高さ。特型建造で出現するイラストリアス・ヴィクトリアスはまだマシで、他の3名は現状では入手不能で、復刻を待つしかない。
イラストリアスに限っては勲章との交換や初心者向けのバトルパス「新兵任務」で必ず手に入るため、初心者でも比較的簡単に入手可能なのが救い。



所属KAN-SEN

イラストリアス


指揮官さま、ご機嫌よう。イラストリアスが着任しましたわ。愛と平和をこの海に、聖なる光をあなたに~

イラストリアス級航空母艦1番艦。レア度はSSR。
CV:雨宮天

若干シースルー気味の白いドレスを纏い、白いハットを被ったいかにも「淑女」「深窓の令嬢」といった感じのデザイン。
そして、何より目を引くのが、装甲空母の重心の高さを反映したかのような立派なバスト。本人曰く「下が見えない」ほどの大きさであり、イベントやメディアミックスでも胸について言及される機会は多い。
このインパクトある外見からか、重桜の一航戦姉妹や主人公4人組、エンタープライズと並んで各種広告に顔を出すことも多い。
白く長い髪は後頭部と左右でそれぞれ髪留めでまとめられており、頭頂部では細くてわかりにくいもののアホ毛がピコピコ揺れている。

性格は優しく穏やか。ロイヤルの国風である「優雅」さを実践する、ロイヤルレディの手本のような存在。
その優しさはロイヤルの仲間のみならず他陣営のKAN-SENにも向けられており、イベント「36年Z組ニーミ先生」では悩めるZ23に助け舟を出して彼女の補習授業を成功に導いたほか、
「ワイワイお茶会」では引きこもり気味の雷を心配したりと、誰にでも笑顔で手を差し伸べる姿はまさに女神。
この優しさから戦争に関しては忌避しており、各種イベントでは戦いを嫌うような言動を見せることも多い。
また、穏やかと言うか天然な部分もあり、特に自身の暴力的なスタイルに関してはまるで無頓着。そのせいで、一部の恵まれない人たち(意味深)からは敵意を向けられることも…。
一方で勘が鋭いという特徴もあり、とあるイベントではサディアの作戦を直感で回避、制圧する場面もあったりする。
この直感力はロイヤル陣でも知れ渡っているらしい。


指揮官さまの手……イラストリアスの心の音、感じていますか?


指揮官に対しては好意的で、指揮官のことも艦隊の仲間同様に優しくケアしてくれる。
というか、パイタッチを拒絶しなかったり、妙に距離を詰めてきたりと最初から指揮官への好感度が高く、好感度を上げると普段の穏やかさの影に隠れたちょっと押しの強い部分を見せてくる。
「夜戦」だの「軟着陸」だの意味深なワードとともに指揮官に距離を詰めてくる姿には、雨宮女史の柔らかな声も相まって何とは言わないがいきり立った指揮官も多いのではないだろうか。

し、指揮官様をユウワクするなんて…やはりあの女は今潰しておく必要がありますわね…!!>
大鳳?血走った目で何見てんの~?>
ああああああアルバコア!!?!?!!>
ありゃりゃ、また気絶しちゃった…>

各種イベントでの出番は多く、様々な艦のキャラストーリーにちょくちょく顔を出す。
また、自身にもキャラストーリー「ご令嬢の小さな提案」が実装されており、イラストリアスが指揮官とともに、母港の絶景スポットでお茶会を開こうと奮闘する様子が描かれる。
ここでも無自覚に指揮官に距離を詰めて指揮官の理性を危うくさせるなど、天然ぶりは変わらず。

小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。
ロイヤルメイド隊がメインの作品故に出番は少ないものの、ヴィクトリアスと共にベルファストのミスコン用の衣装を作り上げるなど、要所で活躍する。

アニメには、ロイヤル陣営のメインキャラとして登場。
しかし、劇中でもっぱらクローズアップされる初期艦4人組やエンタープライズに比べると、出番は少なめ。

『クロスウェーブ』には、メインキャラの一人として登場。

性能は、防空に特化した防御型。スロット配置は「戦闘機×2」「攻撃機」。
装填は前述の通り空母の中では低めで、戦闘機にスロットを2枠割いていることもあって攻撃面こそ他国のSSR空母や他の姉妹に劣るものの、
2箇所の戦闘機スロットから繰り出される大量の戦闘機による対空・制空能力は他の追随を許さない。
特に通常海域終盤は敵の空襲が激しいうえ、高い制空値を要求されるため、一人でかなりの制空値を稼いでくれるイラストリアスは終盤海域クリアの救世主と言ってもいい重要度となる。
そして、彼女を象徴するスキルが、航空攻撃に連動して前衛艦隊に自身の耐久の5~10%の耐久値を持つシールドを展開する「装甲空母」
サービス開始から3年が経った今なお、類似する効果を持つ艦船は限定建造のジャンヌ・ダルクのみ。
シールドは敵弾のみならず接触ダメージや炎上ダメージまでも無効化するすさまじい性能を誇り、
単に敵弾を防ぐだけでなく、重桜系の前衛艦と組ませて魚雷接射の際の盾にしたり、グローウォームを主軸とした「頭突き艦隊」*1をサポートしたりと用途は幅広い。

総合すると、回避が苦手な初心者指揮官から終盤海域に挑まんとする歴戦の指揮官まで、高い防空能力と「装甲空母」で手厚くサポートしてくれるSSRに相応しい強力な正規空母。
彼女のもたらす「聖なる光」は、必ずや艦隊を勝利に導いてくれることだろう。

人気キャラと言うだけあって着せ替えの実装数は多く、パーティドレス「終わらないお茶会」「輝きの舞踏会」、チャイナドレス「オトメユリの輝き」、韓国版配信記念の韓国風のドレス「異国風衣装」が実装。



リトル・イラストリアス


指揮官さま、ごきげんよう、ロイヤルのイラストリアスですわ。愛と平和をこの海に、聖なる光をあなたに――ですね♪

イラストリアス級航空母艦1番艦…?レア度はSR。
CV:雨宮天

見た目はこれまでのリトル系KAN-SENと同じく、「幼いイラストリアス」といった感じ。
違いとしては、オリジナルより髪が短めになっており、服装はシースルー素材の袖付きワンピースになっている。
肩からは白い耳付きの可愛らしいポーチをぶら下げている。
…流石に、幼少期なのでまだ胸はない。

背中には妖精を思わせる4枚の羽根がついており、これで羽ばたいて移動することもできる。
しかしあまり高度を取ることはできないようで、寮舎のちびキャラを放っておくと高度を保てずに墜落してしまう。

夕張・明石のメンタルキューブに関する実験から生まれた、所謂「幼女化」「リトル」系のゲームオリジナルKAN-SEN。
過去の幼女化艦同様、ロイヤル陣営の技術開発ポイントの対象にはならない。

外見と同じくストレートに「幼い日のイラストリアス」的な性格。これはリトル・クリーブランドなどのアズールレーン陣営のリトル系KAN-SENと共通する。
誰にでも優しい性格は幼い日からしっかり形成されており、指揮官のことも幼いなりに全力でサポートしてくれる。
口癖は「愛と平和」で、オリジナル同様に世界に平和をもたらすために奮闘する…のだが、
スキル発動時には「聖なる光で、愛と平和の敵をボコボコにしましょう!」などとナチュラルに物騒な台詞が飛び出す。
また、ヴィクトリアスと同時編成した際にも「愛と平和のためのボコボコですね!わかりました!」という台詞が聞ける。
実は妹と同じでイラストリアスも本来は活発な性格なのか、それともヴィクトリアスが吹き込んだのか、真相はyostarのみぞ知る…。

性能は、レアリティ相応にオリジナルから弱体化しており、オリジナルの持つ「装甲空母」も失ってしまった。
が、その代わりに攻撃面が充実しており、戦闘機による制空・防空能力とスキルによる攻撃能力を両立する変則的なバランス型の空母に調整されている。
スキルは、航空攻撃時に最大70%の確率でソードフィッシュによる追加攻撃を行う「艦載機発進よーい!」と、
戦闘開始後、一定時間ごとに確率で敵の命中率をダウンさせる特殊航空攻撃を行う艦載機を召喚する「愛と平和への願いを」。
「愛と平和への願いを」はダメージも低く、命中率ダウン効果もわずか4秒で切れてしまうため正直扱いづらいが、「艦載機発進よーい!」は純粋にオリジナルに不足している手数を補ってくれる優秀なスキル。
戦闘機を攻撃重視にしていれば、侮れない攻撃力を発揮してくれる。

イラストリアス(μ兵装)


この衣装のコンセプトは「宇宙の星々」と聞きましたわ。幻想的で素敵です、ふふふ

レア度はSSR。
CV:雨宮天

歌の力をエネルギーに変える新型兵装「μ兵装」を装備したイラストリアス。
オリジナルと同じ白基調のフリフリとしたアイドル衣装に身を包んでおり、こちらでもやっぱりお胸が零れそう。というかこの格好で歌って踊ったら確実に零れると思うんですけど(名推理)
頭上には、アルバコアが提案した「宇宙」というテーマに沿って、宇宙衛星を模した饅頭が浮かんでいる。

イラストリアスがμ兵装のテストのために結成されたアイドルグループ「ASTRUM」に参加した際の姿。
衣装が変わっただけなので性格はオリジナルと全く変わらない。
ダンスはやっぱりというかその胸部装甲でバランスを崩しやすいイラストリアスにとっては鬼門なようだが、持ち前のポジティブさでASTRUMの仲間たちとともに一生懸命アイドル活動に打ち込んでいる。

ステータス面はオリジナルとほぼ同一。強いて言えば耐久は僅かにオリジナルより高い。
スキルは、複数の効果を内蔵したユニークスキル「走査機オースペクスμ」と、航空攻撃を行った際に最大100%の確率で追加の航空攻撃を行う「ソング・オブ・ブルースピリット」
「走査機オースペクスμ」は自身の航空攻撃が装填完了(航空攻撃発動時ではない)する毎に画面に存在する敵艦の速力を一定時間低下させ、さらにランダムで10秒間
  • 「画面に存在する敵艦の回避をダウン」
  • 「味方前衛艦隊が与えるダメージをアップ、同時に味方主力艦隊が受けるダメージを軽減」
  • 「味方主力艦隊が与えるダメージをアップ、同時に味方前衛艦隊が受けるダメージを軽減」
という3つの効果の何れかをランダムで発動させる。
「走査機オースペクスμ」は「航空攻撃の装填完了」時に効果が発動するので発動タイミングをコントロールしにくく、
更に得られる効果は3種のうちランダム…と狙って戦略に組み込みにくいものの、効果そのものは強力。
雷撃重視の前衛で動きが鈍った隙に魚雷を撃ち込む、または主力の戦艦砲をお見舞いするなど、攻撃のチャンスが純粋に増えるのは嬉しいところ。
「ソング・オブ・ブルースピリット」はシンプルな追加航空攻撃スキル…に見せかけて癖の強い内容で、
装甲に対するダメージ補正が軽装甲には極端に強く、逆に重装甲にはダメージが強く減衰される…と相手を選ぶ。
また、「ソング・オブ・ブルースピリット」で投下される爆弾には炎上効果があるのだが、何故か炎上ダメージの参照元が火力値であり、
空母であるイラストリアスには火力値がないため、炎上ダメージは非常に低くなってしまう。
とはいえ、スキルレベルを上げれば100%発動するという追加航空攻撃スキルには破格のメリットは魅力。残念だが、炎上は存在しないものと割り切ろう。

ヴィクトリアス


ロイヤルネイビー所属、航空母艦ヴィクトリアス――さあ、私の着任に賛歌を捧げなさい!
勝利の象徴である私さえいれば、何もかもうまくいくはずだわ!

イラストリアス級航空母艦2番艦。レア度はSSR。
CV:中村繪里子

白と濃紺色のツートンカラーだった姉と対を成すような、白と金色の派手なカラーリングが目立つ。
大きく翻った白いドレスに美しい黄金の長髪、操舵輪と十字架、空母のビーコンを組み合わせたデザインの巨大な杖、
そして艦名の「Victorious」(勝利)に因んだ古代ギリシャにおいて「勝利」のシンボルとされた月桂樹の冠により、イラストリアス姉妹の中でも最も「女神」のパブリックイメージに近い姿をしている。
というか、ドレスの腰部分にある連装砲と杖のビーコンさえなければ「ファンタジー作品の女神キャラ」と言っても通じる外見。
先述のように衣装は姉と同じシースルー素材のドレス…なのだが、このドレス、なんと前面が大胆にカットされており、胸の谷間からおぱんちゅまで全部丸見え。
この露出狂一歩手前な格好から、一部の指揮官からは「長女・痴女・三女」と揶揄されることも。
胸は若干長女・三女より小ぶりなものの、長女・三女が規格外なだけで、「巨乳」と言って差し支えない立派なサイズ。

慎ましやかで優しげな性格の姉とは逆に、こちらは活発で我の強い性格。
公式に言及されるほどのナルシスト気質であり、入手時のセリフを筆頭に自身の美と実力に疑いを持たず、ときに自己中心的な振る舞いも見せる高い自負心の持ち主。
だがワガママなだけではなく姉譲りの優しさも持ち合わせており、「タッチ」セリフでは指揮官を励ましたり、
イラストリアスのキャラストーリーでは彼女のフォローを指揮官に頼んでおり、『クロスウェーブ』では風邪を引いたポートランドを看病したりするなど、むしろ根は善良な人物である。
「任務」セリフでは「任務を任せるなんて考えないことだわ」と言いつつも任務を手伝ってくれたりと、ちょっとツンデレな一面も見せる。
…少なくとも、同じく「身勝手でナルシスト」と評されがちな某ポケット戦艦の一番艦とかに比べれば遥かに話が通じることは間違いない。
また、彼女もロイヤルの淑女故に言葉遣いや振る舞いはロイヤルらしい「優雅」なものであり、中村女史の柔らかな声も相まって、その性格に反して嫌味さは全く感じさせない。

暴力は好きではないけど、困ったことを解決するには暴力が一番手っ取り早い時が多いわね……

そして彼女のもう一つの特徴が、「困りごとを解決するには力が一番」という信条…要するに脳筋であること。
戦いの他にも何事も力押しで解決しようとする傾向があり、自分を構ってくれないティルピッツを部屋ごと爆撃したりと物騒な行動を取ることもしばしば。
前述のポートランドの看病の際にも、わざわざ氷山を砲撃してできた氷の欠片で氷枕を作って持ってくるなど、いちいちやることが大雑把。
とはいえ、本心では姉同様に暴力・戦争を忌避しており、勝利時にもあまり喜ぶことはない。

姉さん、た、たゆんとしすぎてるってば!

上記したように押しが強い性格の彼女だが、実は色恋沙汰に関しては全くのウブ。
「ラブ」セリフや着せ替え「女神の休日」では指揮官をからかったり、恋に関してさもエキスパートであるかのように振る舞うが、
「タッチ2」(パイタッチ)では普段の優雅さが吹っ飛んで狼狽してしまうほか、イラストリアスと組ませた際の特殊セリフでは姉の規格外巨乳が無防備なことが気になってしょうがない模様。
…自分の格好の方がイラストリアスよりだいぶデンジャラスだと思うのだが、その自覚はないらしい。

実装と同時に開催されたイベント「凛冽なりし冬の王冠」では史実の通り「タングステン作戦」にデューク・オブ・ヨークとともに参加。ティルピッツと対決する。
しかし、史実と違って全力で戦えたことに満足し、命を捨てようとしたティルピッツの態度に思うところがあったのか、
相手を仕留められる状況だったにも関わらず武器を収め、ロイヤル本国の命令を無視して後退。「ティルピッツを仕留めきれなかった」という虚偽の報告をする…という利敵行為を行ってしまう。
この気分一つでロイヤル本国の命令を破棄した行動は、指揮官の間でも賛否が分かれている。
その後は「春風の十字星」にちょい役として出演した他、「黒鉄の楽章、誓いの海」では史実の「ビスマルク追撃戦」と同じように、キング・ジョージ5世、レナウン、アーク・ロイヤルらと共にビスマルクを攻撃している。

小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。
姉のイラストリアスに比べると出番は少ないものの、基地合同のミスコンのために姉とユニコーンと協力、ベルファストのために得意技の裁縫でドレスを作り上げている。

『クロスウェーブ』にはサポート艦として参戦。

性能は先述の通り、制空を捨てて攻撃にステータスを全振りした攻撃型空母。
装備枠は「戦闘機」「爆撃機」「攻撃機」のバランス型で、爆撃機・攻撃機の補正値が若干高め。
スキルは、「自身の戦艦へのダメージ向上」「投射タイプの砲撃のダメージを軽減する」という2つの効果を持つユニークスキル「勝利の歌」と、
アーク・ロイヤルやユニオンのホーネットのスキルと同じ、低確率で自身の与ダメージを2倍に向上させる「強襲空母」
ヨークタウン級の記事を見てもらえば分かる通り「強襲空母」の発動率は最大でも25%と安定性に欠けるものの、発動時の効果は破格であり、決まりさえすれば敵陣を確実に一掃できる。
彼女の気分屋な面を再現してか装填速度がイラストリアス級の中でも最も遅いため、他の「強襲空母」持ちと比べて試行回数が少ないのは大きなネックだが、
SSR相当の航空値から繰り出される「強襲空母」の破壊力は他の艦にないヴィクトリアスだけの大きな長所。
バクチ性は高いものの、敵陣を凄まじいダメージ数値が埋め尽くす様は指揮官を魅了すること間違いなし。分の悪い賭けは嫌いじゃないギャンブラーな指揮官にはおすすめかもしれない。


お着替えよし!髪型よし!指揮官、私のほうは準備できてるから、早く出発しましょうよ!休日は人を待ってくれないわよ~

着せ替えは私服「女神の休日」が実装。
茶色のコートに白いマフラー、という秋冬向けのコーデなのだが、彼女は何故かコートの上半身を着崩してわざわざノースリーブのセーターと両肩を露出させている。
…やっぱりこの人、露出狂のケがあるのでは…?

フォーミダブル


はじめまして指揮官、私はフォーミダブル、イラストリアスの3番艦ですわ。お見知りおきくださいませ

イラストリアス級航空母艦3番艦。レア度はSSR。
CV:釘宮理恵

姉2名とは趣の異なる、白黒のゴシック調の改造ドレスを身にまとう。
ドレスは胸元や肩が露出するようなデザインになっており、そこからは姉譲りのたわわな胸部装甲が覗く。
また、胸部装甲には首のチョーカーから伸びるタイ、或いはリボンに見える布が挟まっているのだが、
『びそくぜんしんっ』のホリ氏に届けられた作画資料によると、このタイのような布は「おっぱい布」という身も蓋もない名前らしい
飛行甲板は4枚の虫、或いは妖精の羽のようにアレンジされている異色のデザイン。
髪は灰色で、床につくほどの長さの長髪を黒いリボンでツインテールにしてまとめている。

性格は冷静沈着なロイヤル淑女。
しかし、それは彼女の一面でしかなく、本来の彼女はロイヤルらしからぬ俗っぽい性格。
指揮官のいないところで仕事をサボろうとしたり、敵に負けると「こんちくしょう」と言いかけて慌てて取り繕ったり、ロック音楽を愛好したりと、良くも悪くも俗っぽい行動が目立つ。
このため、「普段は演技で外面を取り繕っているが、本当は俗っぽい」という点で共通するヴィシアのル・マランとは気が合うらしく、ロード画面などではセットで描かれることが多い。
だが、クロスウェーブのプロフィールには「苦手なもの:優雅でない御方」という一文があり、優雅を重んじるロイヤルレディとしての一面もあながち100%演技の産物というわけではないようである。


こう見えても自分の追跡術は縁あるサディア竜騎兵隊仕込みであります!
それに高速で接近し、魚雷による一撃離脱こそ駆逐艦の正しい戦い方ではありませんか!
フォーミダブルさん、”重たい”空母である貴方から簡単には引き離れませんよ!


……なんですって?


あなた、今の言葉、もう一回言ってみなさい。

誰 が 「 重 た い 」 で す っ て ?


そんな彼女のNGワードは「重い」「重たい」
史実における進水時の大事故*5が原因なのか、自分の体重に関して言及されると演技も忘れてブチ切れてしまう悪癖がある。
初登場となったイベント「悲歎せし焔海の詩」ではサディアの駆逐艦・カラビニエ―レが意図せずこの地雷を踏んづけてしまい、レディとしての外面をかなぐり捨てたフォーミダブルに全力でブッ飛ばされてしまった。
その怒り狂いっぷりは僚艦のウォースパイトがドン引きするほど。
また、このイベントでは「『じっとしてなさい!』(後述)で何故相手の動きを止められるのか」ということにも言及しており、
そのスキルの正体は指揮官の誰もが想像できなかった「相手を一喝してビビらせ足を止める」というあまりにレディらしからぬ斜め上なもの
(ちなみに、イベント前はデフォルト立ち絵の背後に描かれている時計の模様から「時間を止めているのでは?」という予想が最有力であった)。

指揮官に対しては長女・次女と違い過度に好意を寄せたり、スキンシップをすることはないものの、好感度を上げれば徐々にデレてくれる。


小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。

『クロスウェーブ』にはDLCで参戦。

性能はイラストリアスよりも次女ヴィクトリアスに似た、低装填の攻撃型空母。
装備枠は「戦闘機」「攻撃機×2」。最後まで限界突破を行うと戦闘機のスロットに爆撃機を装備できるようになる。
豪勢にもスキルは3つ持ちで、それぞれ唯一無二の効果を持つ。
1つ目のスキル「フォロワーウィング」は、自身の航空値をアップさせるほか、
攻撃機「フェアリーアルバコア」装備時のみ「フェアリーアルバコア」を装備している装備スロットの威力補正率が向上する。
さらに自身が航空攻撃を行う際、最大100%の確率でフェアリーアルバコアによる特殊航空攻撃を展開し、一定確率で命中した敵に「浸水」のデバフを与える。
特殊航空攻撃で追加されるフェアリーアルバコアは大量の魚雷を画面上にばらまくため浸水デバフの期待値は高く、フォーミダブルの強みの一つと言ってもいい強力なスキル。

2つ目のスキル「じっとしてなさい!」は、航空攻撃の際に初回時確定で2回目から最大80%の確率で相手の速力を強制的にゼロにし、一切の動きを停止させるというメチャクチャなスキル。
自爆ボートがピタッと停止するさまは初見だと驚くこと請け合い。
持続時間は1.5秒と短いものの、誇張抜きで相手の動きをガッチリ止めてしまうため、自身の航空攻撃が高確率でヒットするほか、
戦艦の攻撃にタイミングを合わせて砲撃をクリーンヒットさせる、味方の航空攻撃に合わせて重桜系の攻撃機をフルヒットさせる、などのロマンコンボが狙える。

3つ目のスキル「ボックスハンガー」は、イラストリアス級の堅牢な装甲を再現したスキル。自身の受けるダメージを軽減し、自身が航空攻撃を行う際、自分以外の主力艦の受けるダメージを一定時間軽減する。
単純に主力艦隊の耐久力を上げてくれるスキルであり、これのおかげでフォーミダブルの実質の耐久力は下手な戦艦並みになっている。

総じてどのスキルも実用的かつ強力な効果であり、「フォロワーウィング」による制圧力や「じっとしてなさい!」による各種コンボの魅力は、低い装填という欠点を飲んでも採用したい場面は多い。
ただし、ヴィクトリアスの項目で述べたように「低装填・低制空」というデメリットは、特に後半海域においては決して無視できるものではない。
ヴィクトリアスほどではないものの艦隊編成が縛られることは覚悟しよう。

指揮官、準備運動は十分ですこと?…よろしいですわ。では、泳ぎに参りましょう♪

着せ替えは水着「ロイヤルレディの海」が実装。
青色の布地少なめのビキニ型の水着。髪型は側頭部で三つ編みとシニヨンを組み合わせた独特のアレンジをしてまとめているのだが、それでも足元に届くぐらい長い。

ちなみに過去に演じたキャラがキャラだけに釘宮女史の演じるキャラとしてはかなり移植に映るであろう彼女ではあるが、過去に釘宮女史はこのフォーミダブルのプロトタイプとでも言うべき存在として、竹井10日氏の怪作にして快作、10歳の保健体育の似鳥翠蓮を演じている。
フォーミダブルと翠蓮を比べてみると「くぎゅなのに巨乳」、「ですわ口調だけどどことなく俗っぽい」、「モチーフはお嬢様だがあまり淑女という感じがしない」と言われてみれば、パワプロでいう豪田佳代と姫野カレンのような似たような特徴を引っ提げて新キャラとして昇華したような通じ合う感じである。
もし彼女を一目で気に入った指揮官諸君ないしねっからのくぎゅフリークな指揮官諸兄は是非10歳の保健体育ドラマCD付き特装版を購入し、改めて心置きなく釘宮病パンデミックを巻き起こそう。


インドミタブル


ほんのちょっぴりだけ本気出そうかしら・・・

2022年5月に実装されたイラストリアス級4番艦。レアリティはSSR。
CV:伊藤美来

史実で上3人よりちょっと違う設計(甲板改造による艦載機数の増加等)で作られたためか、「ちょっと無気力」(公式より)でぐうたらな白ドレスお嬢様なのだが、いざとなればちょっとだけ本気を出すらしい。


追記・修正はイラストリアス級空母をオールコンプリートした指揮官にお願いします。

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最終更新:2024年01月01日 08:50

*1 グローウォームの「敵艦接触時の敵へのダメージ増加+自艦隊の接触ダメージを軽減」というスキル「コメットヘッドスマッシュ」を活かした、速力を可能な限り盛って、接触ダメージ+魚雷攻撃をダメージソースとする特化編成。

*2 本作の装填値は100ピッタリで装備品の持つ本来の攻撃速度になり、100未満になるとそれに応じて当然攻撃速度が遅くなる。正規空母・軽空母はこの攻撃速度の計算式が艦載機それぞれに適応されるため、100未満での影響が他艦種より大きくなる。

*3 装填時間を4%短縮する

*4 余談だが、この改装は延べ9回に渡って設計変更が繰り返された上に約8年もの歳月をかけた非常に大掛かりなものだった(後の空母近代化のプロトタイプとしての側面もあったとされる)。その内容も蒸気カタパルト及びアングルドデッキの設置は勿論のこと、艦体を拡張し飛行甲板を設置高さかさ上げの上2度新造、レーダー及び機関の換装というもので、改装前とは艦容も一変している。その甲斐あってか、小柄ながら第二次大戦後の空母に比肩するほどのジェット機運用能力を獲得した。

*5 ドック内で船体を支える木の台座が全て外される前に勝手に自重で動き出してしまい、ドックの設備を破壊しながら勝手に進水してしまったという大事故。このため、イギリスではフォーミダブルのことを「自ら進水した女(The Ship That Launched Herself)」という不名誉なあだ名で呼んでいたらしい。