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ダウナード・マジシャン(遊戯王OCG)

登録日:2021/06/12 Sat 04:36:50
更新日:2026/04/10 Fri 16:05:36
所要時間:約 5 分で読めます




《ダウナード・マジシャン》は遊戯王オフィシャルカードゲームXモンスター

【テキスト】

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/魔法使い族/攻2100/守 200
魔法使い族レベル4モンスター×2
このカードは自分メインフェイズ2に、自分フィールドのランク3以下のXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に発動する。
このカードのX素材を1つ取り除く。

【概要】

初出は第8期第7弾「LEGACY OF THE VALIANT」。
第8期第3弾「COSMO BLAZER」で登場した《シャイニート・マジシャン》とは同一人物。
同窓生の《アルケミック・マジシャン》の説得を受け、何だかんだで結局働くことにしたのか、魔法薬を個別受注する仕事を始めたとの事。
ニートの時と比べると、ランクは1から4に、属性はから闇へと変化し、攻撃力と守備力の数値が逆転している。

効果は自己強化+貫通と戦闘向きだが、元々の攻撃力は2100、強化の倍率は200とどちらも控え目。
加えて戦闘を行うと素材を失って弱体化するため、残念ながらあまり強いとは言い難い。

素材には魔法使い族が指定されているが、「ランク3以下のモンスターの上に重ねてX召喚できる」という効果外テキストにより、出すだけならかなり容易。
ただしその方法でX召喚できるのはメインフェイズ2に限定されているため、そのターンは戦闘に参加できない。
第7期末には、同じく重ねてX召喚できる貫通持ちの《迅雷の騎士ガイアドラグーン》が登場していたのだが、出しやすさの代償として調整されたのだろうか。

なので相手に貧弱なステータスを晒しやすい《聖光の宣告者》や《ダイガスタ・フェニクス》などをカバーするのに使うといいだろう。
また、出しやすくて攻撃力を2500以上にしやすい闇属性であるため、ランク1~3が出せるデッキでウイルスカードのコストとして使うこともできる。

ちなみにイラスト左下にあるフラスコに入った赤い液体は、第1期の「BOOSTER7」で登場した装備魔法《ドーピング》のイラストに描かれているものと同じで、彼女が開発したもの。
現実では見向きもされない大昔のカードだが、向こうの世界では「後の反応は凄いけど一気に元気になれる」として大人気らしい。



追記・修正お願いします。

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……と、ここまで書いてきたがお世辞にも強いカードとは言い難かったので、長らくランク4の中では微妙な立場だった。
そして、その時は突如やって来た。


決闘者「きみ、いい効果してるね。アーゼウスのパイロット*1にならないか?」



  • 天霆號(ネガロギア)アーゼウス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/光属性/機械族/攻3000/守3000
レベル12モンスター×2
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
フィールドの他のカードを全て墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの他のカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキ・EXデッキからカード1枚をこのカードのX素材にする。

第11期に突如として現れた、自身以外の場のカード全てを墓地へ送るという豪快な除去をフリーチェーンで放つ弩級Xモンスター。
機械族のランク12と、パッと見では《ダウナード・マジシャン》とは関係なさそうに見えるが、
まず注目したいのは正規エクシーズ手順以外の召喚条件。
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
ここの下線の部分はXモンスターが戦闘を行ったターンのメインフェイズ2に1度だけ自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。と置き換える事が可能。*2
更に、もう一度見てもらうと分かるが重ねる先は戦闘を行ったXモンスター限定ではない。
つまり、ランク3以下にダウナードを重ねた上に追加でアーゼウスを重ねる事が可能なのである。

これだけでは「ただ単にX素材を増やす事に何の意味があるのか?」となるが、ここでアーゼウスのテキストをもう一度見て貰えれば分かる。
……そう、目玉となる(1)の全体除去効果に回数制限が付いていないのである。
流石にX素材の数までと言う制限はあるが、逆に言えばX素材の数が足りていればフリーチェーンの全体除去を複数回発動出来ると言う事でもある。
しかし、2体素材の一般的なエクシーズを重ね元に選んだ場合はアーゼウスのX素材は3つになる為、全体除去は1回しか撃てない。
3体素材のエクシーズを元にすればX素材が4つになるので全体除去を2回放てるが、アーゼウスが基本的にはメインフェイズ2で出す(=先攻1ターン目では出せない・先のバトルフェイズ中に仕留めきれなかった)カードである事を考えると流石にカード消費の重さは否めない。

そこで、アーゼウスと同じ条件で出せ、ランク3以下ならあらゆるエクシーズモンスターに重ねられる《ダウナード・マジシャン》に白羽の矢が立ったのである。
ダウナードを中継点にするだけで2体素材のエクシーズモンスターからX素材4つ(=全体除去2回)のアーゼウスが降臨するので、カード消費を抑えつつ相手に牽制を効かせる事が可能となる。
更に素材がないXモンスターからでも、そのモンスター+ダウナードで、1回は全体除去が使えるアーゼウスに繋げられる様になる。
EX枠の圧迫はあるとは言え、1枠の消費でこれ程の制圧力を持たせられるのであればむしろ安い方である。

重ねる元となるランク3以下に関しては、
ランク3を出しやすい【彼岸】【幻影騎士団】【ゼンマイ】などは勿論、ランク3を出すギミックもデスガイドベイゴマタケトンオフリスコブラガゼルスピニーといった出張セットが数多く存在するので、様々なデッキで扱える。
ランク2・1となると流石に扱えるデッキは少なくなるが、
ランク2には戦闘破壊耐性を持つ《神騎セイントレア》、ランク1にはダイレクトアタックが可能な《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》と言った戦闘を行いやすい汎用素材のエクシーズが存在する為、
現状ダウナードの重ね元には困らない。

また、ダウナードの再評価と前後して他のランク4にはダウナードほどの汎用性のある中継役がいない(=アーゼウスのX素材を水増しするのが難しく1度しか全体除去を放てない)*3事も相まって、中継点を用意出来る・中継点になれる一部のランク4を除いてランク4エクシーズの相対評価が下がると言う珍現象まで起きている。
多くのランク4が評価を下げる中、まさかダウナードの評価が上がると思っていたプレイヤーは多くないであろう。

──斯くして、ストレージの中で眠っていたであろう彼女は一転して大会環境と言う荒波が躍り狂う表舞台へアーゼウスと共に乗り込んでいくのであった……。
冷静に考えるならば単なる下敷きでしかないのだが、叶うのであればこの人の様に長年立ち位置を保ち続ける事を願いたい。


追記・修正はアーゼウスを重ねてからお願いします。

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最終更新:2026年04月10日 16:05

*1 パイロットと言っているが実際はアーゼウスに変身していると言った方が正しい

*2 《ワンダー・エクシーズ》などバトルフェイズ中にX召喚をする手はない訳ではない。

*3 多くの重ね先にはホープや十二獣などの指定があり、あらゆるランク4に重ねられる《旋壊のヴェスペネイト》はX召喚したターンにはX素材に出来ない制約があり、あらゆるランク4以下に重ねられる《FA-ホープ・レイ・ランサー》は手札コストとして魔法・罠1枚を捨てる必要がある。