捕食植物(遊戯王OCG)

登録日:2017/02/12 (日) 18:29:59
更新日:2025/04/16 Wed 22:56:51
所要時間:約 34 分で読めます




捕食植物(プレデター・プランツ)とは、遊戯王OCGにおけるカテゴリの1つ。
専用サポートカード群である「プレデター」にも属する。



概要

属するモンスターは全て闇属性で、ドラゴン族の《スターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴン》以外は全て植物族
捕食なんて物騒な名前であることからもわかるように、見た目は食虫植物などをイメージした禍々しいものが大半。
中には肉食動物と合体でもしたかのようなよりグロテスクなものも。

カード自体は「インベイジョン・オブ・ヴェノム」で登場していたが、正規カテゴリとなったのは「ブースターSP-フュージョン・エンフォーサーズ-」のカードが登場してから。

このカテゴリ最大の特徴は「捕食カウンター」と呼ばれる独自のカウンターを置く効果を持つこと。
共通して「捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる」という効果がある。
この効果によって相手モンスターのレベルを文字通り捕食することで、レベル値が召喚条件に密接に関わる、シンクロやエクシーズを徹底的に荒らし回ることができるという寸法。

単にレベルを下げただけでは直接的なアドバンテージを稼ぐことには繋がらないが、捕食植物モンスターの一部は主に一定のレベル以下のモンスターを相手にした効果や、捕食植物が乗った相手モンスターに対する効果などを併せ持つため、それらを活かしての運用が基本戦術となる。


アニメ遊戯王ARC-Vではユーゴの手s……ではなく、融合次元の決闘者・ユーリが使用している。
ユート幻影騎士団はエクシーズ、ユーゴスピードロイドはシンクロ、
上記2カテゴリがそれぞれの次元の召喚方法・それぞれのエースドラゴンの召喚に関わる効果を持つのと同じように、ユーリが操るこの捕食植物もまた融合に関係した効果を持つカードが見られる。
エースである《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》も含めた大型モンスターも融合モンスターである。


主なカード

下級モンスター

  • 《捕食植物フライ・ヘル/Predaplant Flytrap》
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 400/守 800
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
(2):このカードがこのカードのレベル以下のレベルを持つモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、破壊したそのモンスターの元々のレベル分だけ、このカードのレベルを上げる。

ターン毎に捕食カウンターを設置する効果に加え、自分のレベル以下のモンスターを問答無用で殴り倒せるうえ、その相手のレベルを自身に上乗せする効果を持つ。
後出しでカウンターを置いてしまえば、耐性を持たない場合どんな上級、パワー馬鹿だろうと食い殺せる。
だが逆に言うと効果破壊耐性を持つ相手には無力であり、自身も何の耐性が無いため場持ちはあまり期待しない方が良い。
加えて言えば参照するのはレベルなので、エクシーズ・リンクモンスターには全く刺さらない。

元ネタはハエトリグサ(ハエジゴク)。葉が発達した『顎』で羽虫を挟み込み、時間をかけて消化する。同様の元ネタを持つモンスターには《ティオの蟲惑魔》がいる。

  • 《捕食植物スキッド・ドロセーラ/Predaplant Squid Drosera》
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 800/守 400
(1):このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは捕食カウンターが置かれた相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。

手札から墓地へ送ることで、他自分モンスターが捕食カウンターが乗った相手モンスターとの戦闘をサポート。
フィールド上から墓地に送られた場合は特殊召喚された相手モンスターに捕食カウンターを設置。
効果を見てわかるように他モンスターとの組み合わせが重要となってくる効果であり、上手く行けば上述の《捕食植物フライ・ヘル》で相手の特殊召喚モンスターを纏めて吹き飛ばすなんて芸当もできるかもしれない。

元ネタはモウセンゴケ。粘着液を滴らせた繊毛で虫を捕らえる植物で、《セラの蟲惑魔》と同じ元ネタ。

  • 《捕食植物モーレイ・ネペンテス/Predaplant Moray Nepenthes》
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1600/守1000
(1):このカードの攻撃力は、フィールドの捕食カウンターの数×200アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その破壊したモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(3):1ターンに1度、このカードの効果で装備しているモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、その元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。

捕食カウンターの乗ったモンスターそのものを捕食する効果、捕食したモンスターを栄養源=ライフポイントとする効果、更には捕食カウンターの数に応じた自己強化効果も持つ。
相手モンスターを捕らえて消化吸収する、というフレーバーを落とし込んだ面白い効果ではあるものの、自身は捕食カウンターを設置する効果を持たないため、実用性という意味ではかなり厳しいのが実情である。

元ネタはウツボカズラ。消化液を溜めた袋に虫を誘い込んで溶解する植物で、《カズーラの蟲惑魔》とは同じモチーフ。

  • 《捕食植物セラセニアント/Predaplant Sarraceniant》
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 100/守 600
「捕食植物セラセニアント」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが効果で墓地へ送られた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
デッキから「捕食植物セラセニアント」以外の「プレデター」カード1枚を手札に加える。

相手の直接攻撃宣言時に手札から特殊召喚でき、戦闘相手を破壊する効果も持つため咄嗟のガードに最適。
更には戦闘破壊・効果で墓地へ送られた場合はあらゆる「プレデター」カードをサーチできるという嬉しい効果も。
融合召喚は効果によって墓地に送るためサーチ発動のトリガーにできるが、《捕食植物ビブリスプ》と異なり、フィールド上から墓地に送る必要があるため、手札融合では本領を発揮できない。
後述の《プレデター・プランター》と組み合わせ、繰り返し蘇生させ壁にしたり融合素材にしたりすることで継続的なアド稼ぎを狙いたいところ。
壁に使う時は除外やバウンスをされて無駄撃ちに終わらないように注意したい。

元ネタはサラセニア。ウツボカズラと同じく自分の中に虫を誘い込む落とし穴の様な植物。

  • 《捕食植物スピノ・ディオネア/Predaplant Spinodionaea》
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1800/守 0
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
(2):このカードがこのカードのレベル以下のレベルを持つモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
デッキから「捕食植物スピノ・ディオネア」以外の「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。

他の捕食植物と同様に召喚時にカウンターを設置する他、自分のレベル以下の相手モンスターとの戦闘後にデッキの捕食植物モンスターをリクルート。
《捕食植物セラセニアント》と同様にデッキから直接カードを持ってこれるのはありがたく、このカード自体も下級モンスターとしては高めの打点。
ただエクシーズ・リンクモンスター相手には全く旨みを活かせないのが惜しい。

元ネタは《捕食植物フライ・ヘル》と同じハエトリグサ。

  • 《捕食植物プテロペンテス/Predaplant Pterapenthes》
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻 300/守2100
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
(2):1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

捕食カウンターを置く効果に加え、自身のレベル以下の相手モンスターをターン中のみコントロール奪取する効果を持つ。
捕食カウンターさえ乗せてしまえばほぼ種類問わずに相手モンスターを奪えるのは強力ではあるものの、肝心の捕食カウンターを置く自身の効果が相手依存であり、他のカードで補う必要があるのが大きなネック。
またコントール奪取に関しても、使い切りにはなるが複数体を永続的に奪えるという上位互換に近い憑依する《憑依するブラッド・ソウル》が存在している。

《捕食植物モーレイ・ネペンテス》と同じくウツボカズラがモチーフ。

  • 《捕食植物サンデウ・キンジー/Predaplant Chlamydosundew》
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 600/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が融合素材とする捕食カウンターが置かれたモンスターの属性は闇属性として扱う。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
闇属性の融合モンスターカードによって決められた、フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド及び相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの中から選んで墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

融合》を使用せずに融合召喚を行え、更に捕食カウンターが乗った相手モンスターをも融合素材に使用できる。
捕食カウンターが乗ったモンスターを闇属性扱いとするため《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》などの融合召喚も可能であり、除去とアタッカーの融合召喚を一挙に狙うこともできる。
この属性変更は永続効果なので、場合によっては相手フィールドの捕食カウンターが乗ったモンスターを《超融合》で一気に吸い上げる、なんてことも。
なお、もどかしいことに融合効果は名称で1ターンに1度縛りが付いている。蘇生させることで連続融合!といかないところには注意したい。

元ネタは《捕食植物スキッド・ドロセーラ》と同じくモウセンゴケ。

  • 《捕食植物ダーリング・コブラ/Predaplant Darlingtonia Cobra》
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1000/守1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

デュエル中に1度という制約があるものの、捕食植物の効果で特殊召喚されると融合関係の魔法カードを手札に呼び込める。
同時収録された《捕食植物オフリス・スコーピオ》や《捕食植物アンブロメリドゥス》の効果で特殊召喚しつつ、すぐさま融合召喚を行ってしまいたいところ。
特に《捕食植物オフリス・スコーピオ》はレベルが同じ3ということもあり、そのままランク3エクシーズにも繋げられる。

ダーリングはサラセニアの近縁種である。

  • 《捕食植物コーディセップス/Predaplant Cordyceps》
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
(1):自分スタンバイフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のレベル4以下の「捕食植物」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は通常召喚できず、
融合モンスターしか特殊召喚できない。

墓地の自分自身をコストに捕食植物2体を蘇生する。
通常召喚禁止に加えて融合モンスターの特殊召喚しかできなくなる制約を受けるが、《捕食植物サンデウ・キンジー》を呼べばすぐに融合召喚に繋げられる。
他にも《捕食植物セラセニアント》や《捕食植物ダーリング・コブラ》でサーチ、他カウンター設置効果を持つ捕食植物を呼んだ上で、《捕食植物キメラフレシア》を融合召喚しすぐさま除外効果を使う、など様々な使い方ができる。
ただし使用後の制約がかなりキツく、蘇生したモンスターを素材に融合モンスター1体を呼んでターンを返すという動き自体が現環境では不安要素となるのがネック。
因みに、勘違いされやすいが「融合召喚しか行えない」ではなく「融合モンスターしか特殊召喚できない」なので、《捕食接ぎ木》や《再融合》などで墓地の融合モンスターを蘇生させることは可能。覚えておこう。

元ネタは食虫植物では無く冬虫夏草菌糸体(寄生キノコ)の一種。虫を殺して栄養素に変える部分は同じだが……

  • 《捕食植物オフリス・スコーピオ/Predaplant Ophrys Scorpio》
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1200/守 800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「捕食植物オフリス・スコーピオ」以外の「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。

召喚成功時、手札1枚をコストに他の捕食植物モンスターをリクルート。
《捕食植物スピノ・ディオネア》には即効性で勝るものの、手札に乏しい劣勢時には発動が出来ない可能性もある。
とはいえリクルーターとしては優秀なので、併用した上で展開の要となることも多い。
【捕食植物】以外の所でも《捕食植物ダーリング・コブラ》と共に出張要員として暴れ回った結果、一時は制限カードとなった上、《ローンファイア・ブロッサム》の規制要因にもなってしまった事がある。

オフリスはランの一種。食虫植物ではないが、ハチを利用して受粉を行うために、ハチに似た形の花を咲かせる。

  • 《捕食植物スパイダー・オーキッド/Predaplant Spider Orchid》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに、
このカード以外の魔法&罠ゾーンの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズに、
手札から植物族モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからレベル4以下の植物族モンスター1体を手札に加える。

漫画版で登場したペンデュラムモンスター。
Pゾーンに発動したターンに魔法・罠ゾーンの表側カード1枚を破壊するP効果と召喚・特殊召喚したターンの終わりに手札の植物族を捨てて植物族の下級モンスターをサーチするモンスター効果を持つ。
いずれの効果も癖が強いので、扱いには注意したい。
スケールも8と高いが、一部のレベル8捕食植物が出せない点は覚えておきたい。
「DIMENSION FORCE」にて相方となる低スケールの《捕食植物ブフォリキュラ》が登場し、EXデッキから回収する手段も追加された事で若干扱いやすくなった。
《ペンデュラム・フュージョン》などでの融合召喚を狙っても良い。

スパイダーオーキッドとは花の形が脚を広げた蜘蛛に見える、ブラッシアと呼ばれるランの一種。こちらも食虫植物ではない。

  • 《捕食植物ビブリスプ/Predaplant Byblisp》
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守1900
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「捕食植物ビブリスプ」以外の「捕食植物」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

DIMENSION FORCE」で登場したモンスター。
条件を問わず墓地へ送られた場合のサーチ効果と、墓地から蘇る効果を持つ。
サーチ効果は非常に使い勝手が良く、《プレデター・プランター》などで蘇生してからL素材などにすることで毎ターン発動できる。
捕食植物は前述の《捕食植物サンデウ・キンジー》や後述の《捕食植物ブフォリキュラ》という融合召喚を行う効果を持つモンスターを抱えているので、緩い条件で融合手段を確保できる。
自身を蘇生する効果に関しては融合素材などになるが、除外されてしまうのでサーチ効果を再使用することができないのがネック。

ビブリス科とは双子葉植物に属する食虫植物の科のひとつ。モウセンゴケと同じく、表面から粘液を分泌して虫を捕らえる。

  • 《捕食植物ブフォリキュラ/Predaplant Bufolicula》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
【Pスケール:青0/赤0】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、闇属性の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚の素材になり、
墓地へ送られた場合またはEXデッキに表側表示で加わった場合に発動できる。
自分のEXデッキから「捕食植物ブフォリキュラ」以外の表側表示の闇属性Pモンスター1体を手札に加える。

「DIMENSION FORCE」で登場したペンデュラムモンスター。
低スケールのペンデュラムモンスターであり、組み合わせることで手札からP召喚をサポートできる。
自身の同名カードや《捕食植物スパイダー・オーキッド》もEXデッキからP召喚できる。
P効果は手札・フィールドから融合召喚するもので、スケール0かつ毎ターン使用可能な融合効果を持つと、地味ながら中々にハイスペック。
モンスター効果はEXデッキからペンデュラムモンスターを回収するもので、他のペンデュラムモンスターと共に融合素材にすることで回収を狙うと良い。
基本的には後述の《捕食植物トリアンティス》と併用した際に融合素材となってEXデッキに送られた《捕食植物トリアンティス》を回収する事になるだろう。
他には、《ペンデュラム・フュージョン》で融合素材にした場合などにも回収を行う事ができる。

オーストラリア西部のみに自生する食虫植物、セファロタス・フォリキュラスが元ネタとされる。

上級モンスター

  • 《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ/Predaplant Drosophyllum Hydra》
効果モンスター
星5/闇属性/植物族/攻 800/守2300
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分または相手フィールドの
捕食カウンターが置かれたモンスター1体をリリースした場合に手札・墓地から特殊召喚できる。
(2):このカードがフィールド・墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を除外し、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は500ダウンする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

捕食植物の上級モンスターその1。
捕食カウンターが乗ったモンスターを餌に特殊召喚する効果や、墓地の捕食植物をコストにした弱体化効果を使える。
特に(1)の効果は強力で、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》とほぼ同一の除去を手軽に行うことが可能。
何より墓地からも呼ぶことが出来るので、各種コスト要員として墓地に気兼ねなく送れる上、カウンターを置く手段さえ確保できれば繰り返し餌にできるのが強み。
捕食植物が特に苦手とするエクシーズモンスターの除去などを狙っていきたい。

元ネタのドロソフィルムはモウセンゴケと同じく、粘着性のある繊毛で虫を捕まえる植物。

  • 《捕食植物バンクシアオーガ/Predaplant Banksiogre》
チューナー・効果モンスター
星6/闇属性/植物族/攻2000/守 100
(1):このカードは相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスター1体を
リリースした場合に手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
相手フィールドの表側表示モンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。

やや遅れて登場した捕食植物の上級モンスターその2。
(1)の効果は《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》と同様の捕食カウンター持ちモンスターのリリースによる召喚効果。
ただ、向こうとは違い手札限定で墓地からは呼び出せないので相対的に見ると弱体化している感は否めないか。
(2)の効果によって能動的に大量の捕食カウンターをばら撒く事が出来るので、第2のコイツ自身や《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》による更なる除去、その他捕食カウンター関連の効果発動に繋げていきたいところ。
他にあまりいないレベル6のチューナーである点も活かし、S召喚のギミックも取り入れていきたい。

バンクシアはヤマモガシ科の樹木。食虫植物ではないが、山火事によって種を炸裂させて増えるというファンタジーじみた生態を持つ。

最上級モンスター

  • 《捕食植物ヘリアンフォリンクス/Predaplant Heliamphorhynchus》
効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻1200/守2400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが相手によって破壊された場合、
「捕食植物ヘリアンフォリンクス」以外の
自分の墓地のドラゴン族・植物族の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

満を持して登場した、メインデッキに投入可能な捕食植物の最上級モンスター。
最上級としては物足りないステータスだが、捕食カウンターさえあれば容易に呼び出せる上、
破壊された時に墓地から後続を呼び出す効果も持っている。
だがそれ以上に重要なのはレベル8、つまり《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の素材且つ蘇生のコストとして使えるということだろう。
今まで消費かシナジーを犠牲にレベル8以上の素材を別個に用意する必要があっただけに、
メインデッキの捕食植物カテゴリだけで《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を出せるようになったのは大きい。

サラセニアの一種であるヘリアンフォラが元ネタ。

  • 《捕食植物トリアンティス/Predaplant Triantis》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2400/守1000
【Pスケール:青8/赤8】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
自分が闇属性の融合モンスターを融合召喚する場合、
自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターをフィールドのモンスターとして融合素材に使用できる。
【モンスター効果】
(1):このカードが融合召喚の素材になり、
墓地へ送られた場合またはEXデッキに表側表示で加わった場合に発動できる。
自分フィールドのモンスターの数まで、フィールドのモンスターを選ぶ。
そのモンスターに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。

「DIMENSION FORCE」で登場したペンデュラムモンスター。
Pゾーンのモンスターを融合素材にできるP効果を持っている。
同じパックで登場した《捕食植物ブフォリキュラ》が融合召喚を行う効果を持っているため、共にPゾーンに置けばその2枚で闇属性の融合モンスターを融合召喚できる。
モンスター効果も融合素材になった場合に捕食カウンターを置くもので、《捕食植物トリフィオヴェルトゥム》などをサポートできる。
効果からしてPゾーンに置いて融合素材にすること前提のため、特殊召喚よりも手札に加える動きを優先したい。
レベル8なので《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の融合召喚も狙えるのもポイント。
《捕食植物ブフォリキュラ》と2枚で《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を呼び出す事も出来るが、その場合はこのカードもEXデッキに送られる都合上、自己再生のコストが確保できないのは留意したい。

元ネタはトリアンサ・オキシデンタリス。100年以上前から存在が確認されていながら、食虫植物としての生態が発見されたのは2021年になってからという経緯を持つ植物である。


融合モンスター

  • 《捕食植物キメラフレシア/Predaplant Chimerafflesia》
融合・効果モンスター
星7/闇属性/植物族/攻2500/守2000
「捕食植物」モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンし、
このカードの攻撃力は1000アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

除外に弱体化&自己強化、突破された際も融合系魔法カードをサーチして後続のサポートを行う。
レベル7以下のモンスターは問答無用で吹き飛ばし、8以上のモンスターも捕食カウンターさえ乗せれば同様に除外送り。
仮にそれが通じない相手でも(2)の効果で攻撃力差2000以内、つまり攻撃力4500のモンスターまでなら戦闘破壊の射程圏内。よって戦闘にはめっぽう強い。
自身がやられたときにサーチできる融合系魔法カードの中には《再融合》という融合版《早すぎた埋葬》が存在するので、実質自己再生能力も兼ね備えてると言っても良い便利なモンスター。
ただし相手ターンでの妨害には一切寄与しないので、その点は他の融合モンスターと使い分けたい。
またサーチ効果は融合素材にしても使用できるので、「ディスアドバンテージを抑えられる融合モンスターの融合素材」としても扱えるのは融合モンスターを素材とする融合モンスターを抱える捕食植物では地味ながら大きな利点となる。

凄まじい悪臭と超巨大な花が特徴的な寄生植物・ラフレシアがモチーフ。《フレシアの蟲惑魔》と元ネタを同じくする。
ラフレシアは食虫植物ではないが、イラストでは花の周囲にハエトリグサのような触手も見られ、文字通りキメラじみた外観である。

  • 《捕食植物ドラゴスタペリア/Predaplant Dragostapelia》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2700/守1900
融合モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した、捕食カウンターが置かれているモンスターの効果は無効化される。

《捕食植物キメラフレシア》に続く2体目の捕食植物融合モンスター。捕食カウンターが乗ったモンスターの効果発動を封じる。
自身の効果でもカウンターを設置可能なので積極的に無効化を行える他、他の捕食植物モンスターの効果サポートにもなる。
基本的に相手にターンを返す際はこのカードを立たせておきたい所。
融合素材は若干厳しいものの、カードプールが広がった現在では消費を抑えて出すことも十分狙えるようになったので、メインの制圧要員として扱える。

スタペリアはハエを誘引する腐臭を放つ食虫植物。卵を産み付ける代わりに受粉の手伝いを行わせるが、生まれたウジは食料を得られず全て餓死するという。

  • 《捕食植物トリフィオヴェルトゥム/Predaplant Triphyoverutum》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/植物族/攻3000/守3000
フィールドの闇属性モンスター×3
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、
このカード以外の捕食カウンターが置かれているモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
(2):このカードが融合召喚されている場合、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
(3):相手フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に発動できる。
このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。

3体目の捕食植物融合モンスター。
捕食カウンターの数に応じた自己強化、条件付きの相手のEXデッキからの特殊召喚封じ、捕食カウンターがある場合の自己蘇生効果を併せ持つ。
フィールド指定で3体のモンスターを素材に要するため相応の重さであるが、《捕食植物トリアンティス》の登場で融合素材の確保と捕食カウンターのばら撒きを一挙に行えるようになったので扱いやすさは大きく改善された。
自己強化は(自身以外の)自分の場のモンスターもカウントされるので、《捕食植物トリアンティス》や《捕食計画》を使用すれば攻撃力が1万を超える事もあり、ワンショットキルを狙う事もできる。
ちなみにレベル9というのは、《光の王 マルデル》と並んで植物族中最高レベル*1

トリフィオフィルムは一時的に食虫習慣を持つ植物。成長期は虫を捕食するための特殊な葉っぱを発現させる。

  • 《捕食植物アンブロメリドゥス/Predaplant Ambulomelides》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/植物族/攻1000/守2500
「捕食植物」モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地のカード及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、
「捕食植物」モンスター1体または「プレデター」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターまたは
自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、デッキから「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。

「DIMENSION FORCE」で登場した融合モンスター。アドバンテージの塊
後述の効果で融合召喚しても消費は取り戻せるし、《簡易融合》でも出せるために扱いやすい。
融合召喚成功時に「捕食植物」か「プレデター」カードを手札に加える事が可能であり、サーチだけでなく墓地とEXデッキからの回収も可能と触れる範囲も非常に広い。
さらに「捕食植物」をリクルートする効果を持っており、自身が捕食植物なので《捕食植物ダーリング・コブラ》を呼び出せば融合・フュージョンのサーチも可能。
例えば(1)の効果で《捕食植物ビブリスプ》をサーチし、自身をリリースして《捕食植物オフリス・スコーピオ》をリクルートして《捕食植物ビブリスプ》を手札コストに《捕食植物ダーリング・コブラ》をリクルートすれば、モンスター3枚を準備した上で融合・フュージョン1枚のサーチまで行えてしまう。
捕食カウンターが置かれた相手モンスターをリリースする事も可能なので、《捕食植物ブフォリキュラ》+《捕食植物トリアンティス》で融合召喚すれば、実質ディスアドバンテージ0で自身を呼びつつ相手モンスターをリリースして更に捕食植物をリクルートできる。

元ネタはパエパランツス・ブロメリオイデスとされる。放射状に広がった葉の付け根に貯まった水で虫を引き付けるが、自前の消化酵素でなく水分に含んだ細菌類の活動で虫を分解するのが特徴。

  • 《スターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴン/Starving Venom Predapower Fusion Dragon》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3600/守2500
闇属性の融合モンスター+融合モンスター
このカード名はルール上「捕食植物」カードとしても扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
自分または相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスター1体をリリースし、その発動を無効にする。
(2):融合召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合、
自分の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

「DIMENSION FORCE」で登場。《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の進化形にして、捕食植物にも属する融合モンスター。
捕食カウンターが乗っているモンスターをリリースして相手の効果の発動を無効化でき、この際に相手モンスターもリリースできてしまう。
対象を取らないリリースのため破壊耐性・対象耐性も通用しないため、捕食カウンターを乗せるカードを使っておけば切り札を除去しつつ無効化でき、圧倒できる。
もう一方の効果は条件の緩い闇属性の蘇生で、自身も蘇生できるため実質的に壊獣などで墓地に送られても1度だけ自己再生を行える効果となる。
融合素材は重く見えるが、《オッドアイズ・フュージョン》なら1枚で出せ、《竜の鏡》でも墓地の融合モンスターで融合召喚できる、と軽減する手段はそれなりにある。
《烙印竜アルビオン》なら墓地のモンスターを利用して別の融合召喚が可能なので、《アルバスの落胤》と組み合わせる手もある。
この場合は《烙印竜アルビオン》から直接セットできる《烙印追放》が扱いやすく、場合によっては相手の融合モンスターを素材にして自身を呼び出す事もできる。


リンクモンスター

リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/闇属性/植物族/攻 500
【リンクマーカー:左下/右下】
効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。
(2):2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは
「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。

「LINK VRAINS PACK 3」で登場したリンクモンスターにして、後の融合魔法カード・融合モンスターのカードデザインに多大な影響を与えた問題児
その有り余る利便性から【捕食植物】以外のデッキで暴れ回った結果、禁止カード指定を受ける事に。
それでも『マスターデュエル』ではなお制限カードに踏みとどまっているから恐ろしい。
詳細は個別項目を参照。


魔法・罠カード

いずれも《捕食植物セラセニアント》・《捕食植物アンブロメリドゥス》・《捕食活動》・《捕食惑星》でサーチできる。

  • 捕食接ぎ木(プレデター・グラフト)/Predapruning》
装備魔法
(1):自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。

捕食植物モンスターを蘇生する装備魔法。言ってしまえば捕食植物版《早すぎた埋葬》である。
フィールドから離れた時点で破壊されてしまうが、それを逆手に《捕食植物セラセニアント》や《捕食植物スキッド・ドロセーラ》の効果発動を狙うのもありか。

  • 《プレデター・プランター/Predaponics》
永続魔法
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。
またはLPを払わずにこのカードを破壊する。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

手札もしくは墓地から毎ターン捕食植物を特殊召喚できる永続魔法。
ただし、毎ターン800のライフコストがかかる上、蘇生対象はレベル4以下で効果も無効化される。
さしずめ捕食植物版《増草剤》といった感じの効果である。
メインデッキの捕食植物は9割方レベル4以下であるので、召喚補助としての機能は十分に果たせる筈。
墓地へ行った場合に効果を発動できる《捕食植物セラセニアント》や《捕食植物ビブリスプ》であれば、効果は無効化されないので相性が良い。

  • 捕食生成(プレデター・ブラスト)/Predaplast》
速攻魔法
(1):手札の「プレデター」カードを任意の数だけ相手に見せ、
見せた数だけ相手フィールドの表側表示モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターの置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
(2):自分の「捕食植物」モンスターが戦闘で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。

公開した手札の捕食カードの数だけカウンターを置く効果や、捕食植物モンスターの身代わりとしても機能する。
各種捕食植物モンスターのサポート以外にも速攻魔法である点を活かし、相手のS・X召喚を妨害するという使い方も。

  • 捕食惑星(プレデター・プラネット)/Predaplanet》
永続罠
「捕食惑星」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、
捕食カウンターが置かれているモンスターがフィールドから離れた場合に発動する。
デッキから「プレデター」カード1枚を手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚する場合、「捕食植物」モンスターしか融合素材にできない。

捕食カウンターが乗ったモンスターが離れた場合のサーチ、捕食植物モンスターを素材とした融合召喚補助を行う。
(1)の効果は他カードでの下準備が必要だが、維持さえ出来れば毎ターンサーチが出来るので見返りは大きいか。

  • 捕食計画(プレデター・プランニング)/Predaplanning》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「捕食植物」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドの表側表示モンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分が闇属性モンスターの融合召喚に成功した場合、
墓地のこのカードを除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

捕食植物の墓地肥やしとカウンターばら撒きを同時にこなす。闇属性モンスターの融合召喚成功時には墓地から除外して場のカード1枚を破壊出来る。
《捕食植物ビブリスプ》をコストにすれば、後続を確保しつつ捕食カウンターを利用する他カードの補助を行える。
他にも、これ1枚で《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》を墓地に置きつつ自己再生の条件を満たす事も可能。
《捕食植物ドラゴスタペリア》がいれば、あちら自身のカウンターを置く効果と合わせて2回分の妨害手段となる。
罠故に1ターン遅いのが玉に瑕だが、リターンも大きいカードである。

  • 捕食活動(プレデター・プラクティス)/Predapractice》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札から「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、デッキから「捕食活動」以外の「プレデター」カード1枚を手札に加える。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

EXデッキから融合モンスター以外を出せなくなる代わりに手札の捕食植物を特殊召喚しつつ同名以外の「プレデター」カードをサーチ。
デメリットは痛いが特殊召喚とサーチを同時に行える説明不要なカード。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》や《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》、《捕食植物トリフィオヴェルトゥム》の融合召喚のサポートにもなる。

  • 《プレデター・プライム・フュージョン/Predaprime Fusion》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドに「捕食植物」モンスターが存在する場合に発動できる。
自分・相手フィールドから、闇属性の融合モンスターカードによって決められた、
自分フィールドの闇属性モンスター2体以上を含む融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

待望のカテゴリ専用融合カード。
フィールドに捕食植物がいる場合限定・フィールドのモンスターのみ・融合先は闇属性・自分の闇属性2体は必ず使用、と条件は厳しいものの、カテゴリ名称でサーチが可能で、3体以上を素材にする融合モンスターなら相手モンスターも融合素材に出来るのは大きい。
相手の闇属性モンスターを素材に《捕食植物トリフィオヴェルトゥム》を出す、制約以外にデメリットもない速攻魔法である事を生かしてバトルフェイズ中に《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》などで追撃する、といった方法で他の融合系カードとは差別化を狙いたい。


アニメオリジナルカード

+ (←クリックして展開)
  • 《捕食植物スタペリア・ワーム》
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻100/守2000
①:1ターンに1度、攻撃力を変化させる魔法・罠・モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

  • 《捕食植物テッポウリザード》
効果モンスター
レベル3/闇属性/植物族/攻撃力1200/守備力1200
①:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキからカードを1枚ドローする。

  • 《捕食植物セファタロスネイル》
効果モンスター
レベル4/闇属性/植物族/攻撃力1300/守備力1200
①:攻撃表示のこのカードは戦闘では破壊されない。
②:このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。

  • 捕食発芽(プレデター・ガーミネーション)
通常罠
①:以下の効果から1つ、または両方を選択して発動できる。
●自分の闇属性モンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された場合に発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、相手の攻撃モンスターを破壊する。
●自分フィールドに「捕食植物トークン」(植物族・闇・星1・攻/守0)3体を特殊召喚する。

  • 捕食植物蘇生(プレデター・プランツ・リボーン)
通常罠
①:自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


その他、相性の良いカード

  • 《ローンファイア・ブロッサム》
当然、捕食植物はカテゴリ丸々植物族なのでコイツでのリクルートは大いに活用できる。
もっとも、捕食植物はカテゴリ内だけでもサーチ・リクルート効果を持つカードが多いので、ただ闇雲に3枚積むのではなく敢えて枚数を抑えるという選択肢も考えられる。
他、植物族サポートのカードも上手く組み合わせて使っていきたい。

  • 《アロマリリス-ロザリーナ》
  • 《アロマブレンド》
どちらもアロマに属するカード。
《アロマリリス-ロザリーナ》は召喚・特殊召喚した場合に非チューナーのアロマをリクルートできるレベル1の闇属性チューナー。
《アロマージ-ローリエ》をリクルートして《アロマセラフィ-ジャスミン》をL召喚すれば、即座に植物族のサーチへ繋げられる。
《アロマブレンド》は手札1枚をコストに《潤いの風》・《渇きの風》・《恵みの風》いずれか1枚を表側表示で置く効果と、墓地から除外することで植物族の融合モンスターを融合召喚できる効果を持つ通常魔法。
特筆すべきポイントは「LPが相手より上回っている場合は墓地のモンスターも融合素材にできる」という点で、融合素材は除外されてしまうとはいえ、墓地融合を狙いにくいこのデッキにとっては貴重。

  • エッジインプモンスター&魔玩具補綴(デストーイ・パッチワーク)
パッチワークで融合魔法カードをサーチしつつ、闇属性であるエッジインプモンスターとの組み合わせで、《捕食植物ドラゴスタペリア》や《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の素材として活かすことが出来る。
特に《エッジインプ・シザー》辺りは容易に自己再生ができるため素材として扱いやすい。

夜薔薇の効果で手札の捕食植物を特殊召喚しS召喚に繋げることができる。
融合だけでなくシンクロのギミックを取り入れることで先述の幅を広げられるのはありがたい。
ブラック・ローズ・ドラゴン》ならぶっぱ以外にも(2)の発動で更なるダメージも見込める。
また《夜薔薇の騎士》も闇属性のため、メインギミックの融合にも対応できる。

覇王御用達の融合カード。アニメARC-Vでもユーリが使用していた。
フュージョン・ドラゴンや捕食植物融合モンスターは素材の縛りが比較的緩めなこともあり、もう片方の素材である捕食植物デッキでなら擬似的な相手フィールドの闇属性モンスター除去としての役割も発揮する。

捕食植物全体というよりは《捕食植物キメラフレシア》のサポート。
墓地に送られないバウンスや除外などの突破をされると、せっかくの融合サーチ効果が使えないのでサクリファイス・エスケープに。




プロフェッサーは僕だけに追記・修正をしてこいって命令したはずなんだけど?

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最終更新:2025年04月16日 22:56

*1 2024年10月現在。