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強い雑魚(ウィザードリィ)

登録日:2021/06/14 Mon 20:34:55
更新日:2026/06/11 Thu 22:47:14
所要時間:約 20 分で読めます




ここでは、RPG作品『ウィザードリィ』シリーズに登場する「強い雑魚」を紹介する。
強い雑魚の定義や、他作品における強い雑魚については本項目の方を参照の事。


【概要】

強敵化するパターンとしては以下の例が考えられる。

  • 第1階層で場違いな強さで出てくる(Lv1の前衛が一撃で死亡する物理攻撃を繰り出す等)。
  • 物理攻撃にクリティカルエナジードレインといった凶悪な追加効果が付与されている。
  • 外伝以降の和製ウィズに多い傾向にある、クリア後以降の敵の強さのインフレ。



【具体例】

ヴァンパイアロード(シナリオ#1~)

シナリオ#1から登場するシリーズ常連の雑魚敵。
いわゆる吸血鬼の真祖的な存在なのだが、初登場のシナリオ#1では微妙に特別扱いを受けている。というのもこいつはエクストラダンジョンで同名異データ版が通常出現するGBC版以外の作品では通常エンカウントせず、ラスボスである魔術師ワードナの護衛としてしか出現しないのである。さらに称号を得たキャラでワードナの居室を訪れると、亡き主の仇を討たんとばかりに出現して襲い掛かってくる。

能力的にはLv4エナジードレインとLv6魔術師系呪文が脅威。
エナジードレインは「受けたキャラのLv(と累計獲得経験値)を下げる」驚異の特殊効果で、下げられたLvを上げ直すには再度経験値を貯め直さなければならない。*1
Lv6魔術師系呪文に関しては実は敵が使用可能な呪文がジルワン(不死系にのみ即死級の特大ダメージを与える)しかないため脅威度はLv5と変わらない。ただしGBC版ではLv6にラダルト(1グループに氷属性大ダメージ)が追加されたり、敵のジルワンに「パーティーメンバーの死体を灰化する」効果が加わったりで汚名返上を果たしている。
しかし「呪文抵抗率がない」という欠点のせいでこちらのジルワンで1発退場が可能。そしてアイテムドロップテーブルも最上級のため、楽に倒せるこいつを延々と狩り続けるトレハンが流行している。

後作においても常連として複数作に登場し、その際は呪文抵抗率を獲得するなど能力が引き上げられている。

なお、ベニー松山の小説3部作や彼がシナリオを手掛けた外伝2においては別格の優遇措置がなされている。
前者では3作全てに登場し作品間を繋ぐ超重要人物として、後者では通常エンカウントせず召喚呪文「バモルディ」で呼ばれる召喚モンスター(=普段は人類に敵対していないことの表現)となっている。



グレーターデーモン(シナリオ#1~)

こいつもシリーズ常連の雑魚敵。

  • 物理攻撃力、耐久力とも高水準。更に物理攻撃に毒と麻痺が付与されている。
  • 呪文抵抗率95%(必中の呪文以外は95%の確率で無効化される)。
  • Lv5までの魔術師系呪文が使用可能。
  • 頻繁に仲間を呼んで増殖する

といった特徴から、集団での戦闘力ならばラスボスをはるかに上回る難敵
ラスボスを何とか倒せるレベルだと、攻撃呪文が効かず数を減らしにくいのに仲間を呼ばれて更に増え、攻撃呪文連発であっという間に後衛が死に、前衛が一人ずつ麻痺させられて火力減&治療に手間を取らされ、2~3ターンでパーティ壊滅もしくは全滅という地獄絵図に。基本的には即逃げ推奨、逃げ損ねたら良くてパーティー半壊、最悪全滅を覚悟しなければならない。というかこいつを倒せるならラスボスも難なく倒せるというレベル。

ただしその分獲得経験値も破格なので、ある程度前衛のレベルが上がって一撃で倒せる様になるとレベル上げのいいカモとなる。準備をきっちり整えてやると、「グレーターデーモンをわざと全滅させない様に倒し続ける事で短時間で大量の経験値を得る」という荒業(通称「養殖」)も可能。但し何故か養殖中に停電したり、猫リセットされたという怪現象が多数報告されているので注意。
また、作品によっては即死呪文「ラカニト」が呪文抵抗率を無視して低確率で効く、対呪文障壁を張る「コルツ」、敵の呪文詠唱を妨害する障壁を張る「バコルツ」で敵の攻撃呪文をシャットアウトできる…といった対抗策が存在する場合もあり、若干脅威度は下がる。

まあ、こいつを安全に狩りまくれる様な強さ&装備ならラスボス相手でも楽勝になっているし、ゲーム内にもはややるべき事など全く残っていないはずなのだが……
ウィザードリィというゲームは、むしろそこからが真の始まりなのだ。

ちなみに後の作品だと、
  • シナリオ#5…毒・麻痺がない代わりに何故かLv7の魔術師系呪文まで唱えてくる。
  • 外伝シリーズ…コルツ&バコルツによる呪文対策は有効だが、呪文障壁を打ち消す「パリオス」を唱えるので油断はできない。ただし外伝4とディンギルでは麻痺無し&パリオスを詠唱しないので安全に増殖し放題。なので従来シリーズと比べて弱い。
  • BUSIN…仲間を全く呼ばなくなった(※極々低確率でしか呼ばない)代わりに能力が全体的に強化。物理攻撃も呪文攻撃も痛く、さらに本作では防御力の概念があるため、良い武器を拾うか防御無視効果のある物理攻撃AAでないと有効打を与えられない。



ブッシュワッカー(シナリオ#1)

所謂序盤の要注意モンスター。
地下1階に2~5体で出現する一見弱そうな盗賊達。
しかしその物理攻撃力が場違いに高く、Lv1の前衛のHPがおおよそ8~10しかないのに最大16ダメを叩き出して一撃死させてくれる。



フラック(シナリオ#1~)

こいつもシリーズ常連。
最大90ダメージに到達する氷ブレスも強いが、通常攻撃に様々な付随効果(毒・麻痺・石化・クリティカル)が付与されている。エナジードレインが無いのが不幸中の幸い。
何も知らないプレイヤーがこいつと遭遇すると、

フラックは○○にかみついた。
そして、1回あたり4のダメージ。
○○はどくをうけた。
○○はしびれてうごけなくなった。
○○はいしになった。
○○はくびをはねられた!

と大量の状態異常のメッセージが流れて悶絶する
但し、呪文抵抗率は0%ないし低確率に設定されている事が多いため、呪文攻撃の連打であっけなく落ちる事も。

PC版ではスライムの様なグラフィックであったのだが、FC版で道化師の姿を得て人気が爆発。プレイヤーの記憶に残り、常連モンスターとしての地位を確立した。OVA版では中尾隆聖ボイスまで頂戴している。

正体や語源についてだが、当時のウォーゲームに出ていた「8.8cm FlaK*2」というドイツの高射砲ではないかという説がある。それならば高威力のブレスを所持しているのも頷ける。
(高射砲がダンジョンをうろついているなんておかしい? シャーマン戦車並みに堅牢な鎧を着こんだ戦士がミキサーを振り回すゲームで今更何を…)
『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』という書籍では、「卑屈で陰険なTVレポーターとして現代社会に潜り込んでいる」というとんでもない解説がされている。

外伝3と外伝4にはこれの近縁種と思われる「フレイク」というモンスターが登場。偶にフラックを後続に引き連れ、やはり多彩な状態異常攻撃やブレスを仕掛けてくる。

XTH2では顔が付いた三日月にもたれる道化師衣装の女性の姿で登場。 しかも生えてる *3
とはいえ1グループが1体で固定な事もあってか攻撃の可愛げの無さは据え置き。
遭遇するようになってしばらくはまともに戦うと可愛がられること必至。これでCERO:Bなの?』的な意味でも



ポイズンジャイアント(シナリオ#1~)

こいつもシリーズ常連の巨人

  • 行動は物理攻撃か毒ブレスの2択。最大HPが81固定なので、最大で40ダメージのブレスが味方全員に飛んでくる。
  • 呪文抵抗率95%。

と、こちらもグレーターデーモンと同様の脅威となる。
更にブレスは呪文と違って奇襲(1ターン先制攻撃)時にも使えるため、奇襲を受けるとブレス連発であっという間に半壊、最悪の場合なすすべなく全滅に追い込まれてしまう。

但し、こいつには致命的な弱点が存在する。
実は内部のモンスターLvが1であるため、即死呪文「マカニト(モンスターLvが8未満、かつ非アンデッドの者を問答無用で全滅させる)」「ラカニト(1グループに即死効果。成功率はモンスターLv依存)」で一掃可能なのだ。
そして勝利できれば大量の経験値を得られる。最下層に来たばかりのパーティーにとってこれ程美味しい敵もそうはいない。ハイリスクハイリターンな敵と言える。
なお、ウィザードリィは同じタイトルでも移植のバージョンによって様々な違いがあり、「マカニト・ラカニトが効かない」「通常種はマカニト・ラカニトが効くが、エクストラダンジョンの個体には効かない」という恐ろしい敵が登場することも……。



ボーパルバニー(シナリオ#1~)

序盤に登場するうさぎさん。見た目通り攻撃力も防御力もHPも大した事はない。
しかしこいつが幾多の冒険者に阿鼻叫喚をあげさせたその原因は……クリティカル(首切り);である。
死からの復活にキャラクターロストの危険がつきまとうウィザードリィにとって、もっとも恐ろしい即死攻撃を持っているのである。
4~8体同時に現れるため、特に戦闘開始時に「モンスターは突然襲いかかってきた」が出たら前衛のうち誰か一人は死を覚悟しなければならない。慈悲はない。しかもFC版ではAC(回避率)バグによりこちらの回避率が敵のものに合わせられてしまうため、かなり低い回避率でこの敵と相対する事になる。
範囲攻撃呪文「マハリト」で一掃できるが、MP管理がシビアで簡単には回復に戻れないウィザードリィではMP切れが死に直結する。この教訓を序盤の序盤である地下2階で叩き込んでくれる。

なお厳密にいえば、こいつは「強い雑魚」というよりも見た目と能力のギャップ、そしてそのインパクトゆえ「有名な雑魚」。
何ならシナリオ#1の同じ階層に「こいつ以上の数で出現しうる(平均出現数はこいつより多い)」「こいつより命中率が倍位高い(その分HPは多少低い)」クリティカル持ちがいる。
ただし、あくまでそいつらは名称も見た目も人間なので、草食動物なウサギに比べてインパクトが薄いのである。



マイルフィック(シナリオ#1~)

シリーズ常連の上級アンデッド。ただし、日本においては後述する理由で「上級魔族」としてカテゴライズされている。
こちらもヴァンパイアロードと同様に魔術師寄りの能力の持ち主で、Lv3エナジードレインとLv7魔術師系呪文を行使する。Lv7にはシリーズ常連の最強攻撃呪文「ティルトウェイト」が存在し、このティルトウェイト、クリアレベルのパーティーが食らうと1発で半壊、2発でほぼ全滅確定する代物である。エクストラダンジョンが存在するGBC版を除けば、ティルトウェイトを唱えてくるのはラスボスのワードナとこいつのみ。加えて護衛が前述したポイズンジャイアントであり、奇襲されたり魔術師の素早さが低くてマカニト詠唱が遅れたりするともう死相が見えてくる。

ナンバリングではシナリオ#1と2しか登場していないが、日本においては下記の経緯により常連の座を勝ち取ることに成功した。
まず、FC版にて「パズズ像をモチーフとした姿」で描かれたことを受け、攻略本『ウィザードリィのすべて』において「魔界を統べる魔神王であり、はるか昔他次元に侵略戦争を仕掛けたが破れた。その際力を削ぐための封印が施され、現在出現するのは全盛期の力の数百分の一にも満たない残りカスのような思念体である」という設定付けがなされた。これは「APPLE2版のマイルフィックはグレーターデーモンと同じグラフィックであり、悪魔のような姿だがディスペルが効く」ということに対する一つの解答ともいえる。以降も宝島社のコミック版ウィザードリィやベニ松3部作でも大きく取り上げられたり、外伝シリーズでも細部は異なれどFC版マイルフィックをモチーフとした姿で登場している。



ジャイアントゾンビ(シナリオ#2

シナリオ#1で人気だったポイズンジャイアントが、手強くなって新登場!
「ポイズンジャイアントがゾンビ化した」という設定のモンスターで、特徴はあっちとほぼ一緒。*4ただしゾンビ化したことでマカニト・ラカニトを含む即死呪文全般に対する完全耐性を獲得したほか、モンスターLvも大きく上がっている。

ゾンビ化したことで不死系共通の弱点であるディスペルとジルワンが効くようになったが、これが弱点として全く機能していない。
ディスペルは使用者と対象のLv差によって成功率が変動するのだが、初遭遇するであろうレベルでは「最もディスペルが得意な僧侶でも3回に1回、他の職業では極まれに効けばラッキー」程度の成功率しかない。レベルを上げることで成功率も上がっていくが、十分な成功率を確保できる頃にはブレスは全く脅威では無くなり、加えて「ディスペルに成功した敵からは経験値を得られない」という仕様もあって、経験値が美味しいこいつをディスペルするのは勿体なさすぎるためほぼ使われない。
ジルワンも呪文抵抗率が95%なのでほぼほぼ無効化される。

なお、ゲームスタジオ監修版シナリオ#2(KoD)では、生前の姿であるポイゾンジャイアント*5も登場する。
そちらは相変わらずマカニト&ラカニトが通用するので「そっちだけ狩ればいいんじゃね?」と思うかもしれないが、それを見越してかポイズンジャイアントの獲得経験値は前作の4割程度の約1万9千に落とされている。

また、外伝2でもジャイアントゾンビは登場するが、こちらは「死後霧散して死体が残らないエアージャイアントを除いた全ての巨人系がゾンビ化した」という設定の元、グラフィック&能力が異なる「ジャイアントゾンビ」が数体存在する。これはプレイヤーからは好評を得たギミックではあるが、制作総指揮を執ったベニー松山氏にとっては「予算・容量削減のための苦肉の策だった」とあまり良い思い出ではなかった模様。



ティルトウェイト(シナリオ#4

シリーズ常連の最強攻撃呪文の名前を冠した司教。
シナリオ#4の「ワードナの逆襲」ではシナリオ1のラスボスであるワードナの視点でゲームが進み、地下10階から抜け出し魔法陣を見出し封印された力を取り戻しつつモンスターをやりくりしながら迷宮の警備兵としてうろつくパーティーを相手取るのだが、こいつはなんと地下6階という場違いな場面で出現する。

Lvは12と階層相応なのだが、このLvの司教では絶対に習得できないティルトウェイトをはじめとした高位魔術師系呪文を習得しており、同階層の魔術師より一回りタフなHP52を持つ。一方で僧侶系呪文はLv2までしか習得していないことからも、おそらくは魔術師をLv13まで上昇させた後に転職した司教であろう。
そのため、先手をとって一撃で仕留めきれないと1ターン目にいきなりティルトウェイトをぶっ放されてパーティーごと焼き払われるわ、(コイツに限った事ではないが)初遭遇時時点ではまだ耐性アイテムを持ってないマカニトを唱えられて問答無用で塵にされるわと、階層に見合わない理不尽な火力でワードナの行く手を阻む。

そして、アレンジバージョン以外だと地下6層での召喚モンスターのラインナップもコイツの強敵化に拍車をかける。
「ビショップ」はLv3魔術師系呪文&Lv5僧侶系呪文を唱えられるのでなかなか使えるのだが、残る2グループが「状態異常を持たない生物系」「状態異常は持っているがディスペルでごっそり数を減らされる危険のあるアンデッド系」しかいない。力押しでは相手の呪文に逆に押し切られかねないし、かといってアンデッド中心で探索すると僧侶系(奇襲攻撃時のコイツ含む)に戦力をズタズタにされる恐れもある。また、ワードナの呪文もこの時は最大でLv5までで素早さもそれ程高くないため、仕留めるのも一苦労。

ついでにいうと、PS版以降のコイツのグラフィックは「でっぷりと太って怪しげな笑みを浮かべた高位の僧侶」という*6なかなかムカつくヴィジュアルをしている。



アークデビル、ダークロード、ネザーデーモン(シナリオ#5、GBC版#1&3)

「ラスボスよりも強い雑魚敵」のハシり。3体を合わせて「3強」「御三家」などと呼ばれたりする。
3体ともが「こいつを安定して倒せる様なら楽勝でシナリオクリア可能」な強さと、それに見合った大量の経験値・レアドロップアイテムを誇っている。
内訳は以下の通り。

  • アークデビル:「最高位の悪魔」の名に相応しい大悪魔。全呪文を使い、通常攻撃は長射程かつ鎧破壊、力低下、クリティカルと特殊効果てんこ盛り。HPも隠しボスを上回っている。最強の鎧「Gold Plate+5(一部機種では「金色の鎧」表記)」を落とす。
  • ダークロード:高位の君主が闇落ちかつアンデッド化した存在。僧侶系呪文をマスターし、通常攻撃は長射程かつ麻痺、石化、クリティカル、Lv4エナジードレインと特殊効果てんこもり。最強の弓「Sylvan Bow(一部機種では「森の精の弓」表記)」を落とす。
  • ネザーデーモン:アークデーモンのそっくりさん。通常攻撃は長射程かつ麻痺、素早さ低下、クリティカルと特殊効果てんこ盛り。さらに即死付ブレスというとんでもないものを吐くため、下手をすれば数人まとめてぶっ倒される。呪文は全く使わないが、それがかえって前述の危険行動を行う確率を上げている。最強の刀、すなわち村正を落とす。

シナリオ#5ではB777にて低確率で出現する他、SFC版では隠しボスへの通路で必ず1回ずつ戦闘する事になる。
GBC版シナリオ#1と#3(KoD)でもクリア後に行けるフロアにて低確率で出現。鎧破壊や特性値低下など一部の能力がオミットされているが、最強格の雑魚敵であることに変わりはない。



アーマーイーター(シナリオ#5)

その名が示す「鎧を食いちぎって破壊する」能力の持ち主。こいつの攻撃を食らうと一定確率で装備中の鎧が壊れたガラクタにされてしまう。最強鎧のGold Plate+5も例外ではない。壊れた鎧の修理なんてシステムもない。
鎧はこのゲームのACのメインを占めるため、これの破壊は被害者の防御力の大幅な低下を意味する。不意打ちを喰らって鎧をおじゃんにされることを防ぐため、奇襲防止呪文であるリトフェイトは必ずかけて迷宮を探索し、遭遇したらありったけの物理攻撃を叩き込んで速攻で黙らせたいところだ。



アンデッドウォーリアー、アイスファントム(シナリオ5)

シナリオ#5スタート直後の要注意敵。地下1階から登場するアンデッド。
アンデッドウォーリアーは最弱レベルの骸骨だが、最低でも3体・下手をすると9体という数の暴力で前衛を蹂躙してくる。
更には50%というかなりの確率で2グループ一度に襲ってくる。後述のアイスファントムのお供として出現する事も。
魔術師がLv3になってメリトを覚えていない状態だとじり貧になりやすい。

アイスファントムは後列に届く麻痺攻撃を仕掛けてくる。今作の商店には「気付け薬(麻痺を治療する呪文「ディアルコ」と同効果)」の在庫がないため、低Lvパーティーが麻痺してしまうとカント寺院に高額の金を払って治してもらう羽目になる。
また序盤の前衛にはやや荷が重い程回避率が高く(AC3)、呪文抵抗率も双方の系統に40%あるため攻撃呪文もなかなか通らない。

本作は従来より序盤の金策が厳しい*7。一方で地下1階から宝箱の罠に即死効果のあるげんこつが仕込まれてる事もあるため、下手をすると治療・蘇生費用に難儀しかねない。
また冒険者の装備面でこれまでの作品より制約が多く(特に本作の僧侶は胸当てや盾を装備できない)、全体的に脆くなっている点にも注意。



ゴーレム(シナリオ#5)

シナリオ#5序盤の難敵であるロックゴーレム。
地下1階の特定のマスで登場し、更に地下2・3階では通常エンカウントとしても出現。特に地下3階では呪文使い(修験者やトーガ・ラマ)のお供として現れ、対処に頭を悩ませる。

ACが0とここまでの敵では最も優れているため物理攻撃はなかなか当たらず、更に呪文抵抗率も80%、HPも42~48ととにかく頑丈。攻撃面もシンプルに殴るだけだが21~36ダメージと結構痛い。
遭遇したらリソースをこれでもかとぶち込まないと死人が出かねない強さ。特に前衛に僧侶を置いている場合、一撃で死んで即街に逃げ帰るハメになったりする。



魔法の森のモンスター(シナリオ#6)

ストーリーの終盤において、それまでの冒険の舞台である城の最深部で起こるイベントによって移動する、城の北に広がっているエリア「魔法の森」。
徘徊するモンスターは強力な攻撃呪文を連発するリッチを筆頭に、フラックばりの状態異常の使い手であるホーント、常に集団行動するサムライ系やニンジャ系、と終盤だけに難敵揃い。
魔法の森への移動は一方通行で、ゲーム開始以来長らく歩き回った城へ戻る事はできないが、エンディング直前に手に入る鍵を使って北口を開ける事で戻る事ができる様になる。
……そして、この北口のある場所へはゲーム開始直後から訪れる事ができる。
ろくなヒントもないまま城をさまよってうっかりこの場所へたどり着く可能性は大いにあり、敵が現れようものならどのモンスターを引き当てても一方的に虐殺されるだろう。
自殺の名所呼ばわりする攻略サイトもある程だが、城内の稼ぎポイントで鍛えておけば次第に対抗可能となり、特にリッチやホーントは経験値が高いだけでなく能力値を上昇させるアイテムをドロップする事があるので、ここを新たな稼ぎポイントにする事もできる様になる。



ラム・プリースト(シナリオ#6)

ラストダンジョンである雄羊の寺院に出現する、ヤギの仮面をかぶった男。
雄羊の寺院に出現するヤギをかぶった男ラム(子羊)・プリーストというと矛盾の塊に見えるが、雄羊の寺院は原語ではTemple of Rammで、そこの僧侶Priest of Rammなので子羊(Lamb)とは関係なかったりする。
その実力は、おなじみグレーターデーモン等もうろつくこの寺院の中でも桁違い。
僧侶ではあるが治療や戦闘補助の呪文は一切使用せず、とにかく高Lvの攻撃呪文を連発してくる。
そのラインナップも、デス(1人を即死、旧バディ)、ワード・オブ・デス(全員に大ダメージ、旧マリクト)、デス・ウィッシュ(全員を即死、旧バカディ)、と殺意に満ち溢れている。
しかし何よりの脅威は更にもう1種類使ってくるライフスティール
旧作のラバディに相当するのだが、ラバディが標的のHPを1~8にして残り全てを吸収する(つまりこの呪文だけでは殺せない)のに対し、ライフスティールは普通にパワーレベルに応じたダメージを与えてその分を吸収する。そして、最高レベルのライフスティールは普通に4桁ダメージを与える。自キャラのHPは最高999なのに。
呪文使用率95%、ライフスティール選択率40%、出現数4~5なので、どれ程Lvを上げようと1ターン放置するだけで期待値で1~2人殺される。
ならばと呪文を封じようにも、こいつは 全属性に亘って呪文抵抗率80% 。逆に自分達の呪文抵抗力を上げようとしても、決して完全無効化はできない。
ダメ押しとばかりに、雄羊の寺院のエンカウントは原則として固定中ボス扱いのため絶対に逃走不可能
最後の最後まで死の可能性をもたらしてくれる本作きっての脅威だが、その一方で経験値もまた桁違いで、こいつを倒す以外に入手手段のないレアアイテムが4種類あるなど見返りも大きく、生きたトラップにとどまらない好敵手とも言える。
アンチ・マジックは抵抗されない呪文阻害魔法であるため戦闘が一気に楽になる。何としても最初に唱えておきたい。



ローグ・リーダー(シナリオ#6)

スタート直後の要注意モンスター。ゲーム開始直後の城1Fから遭遇する可能性のあるモンスターの中では桁違いの強さを誇る、盗賊系の敵。

1グループに付き一体しか出ないがHPは14~26と開始直後のモンスターとは思えない程タフで、序盤のスキルが低い戦士系では攻撃がなかなか当たらず削るのすらままならない。

そのうえ攻撃ヒット数が近接のカトラス・遠距離のダークともに2回あるため術師が標的にされたらあっという間に殺される…どころか、従来のシリーズと違い命中部位システムを採用しているため、戦士やバルキリーといった前衛でも運悪く防具が弱い部分に食らうと思わぬダメージであっという間に殺される可能性がある。

また、かなりの確率でお供にスカリーワグの集団が加わるのも厄介。
スカリーワグは盗賊でありながら「ブラインディングフラッシュ」や「イッチングスキン」といった、行動をキャンセルする効果のある状態異常を付与する呪文を使いこなしこちらの動きを封じてくる。本来スカリーワグは城1Fではメインでは出ないのだが、後続設定には場所の縛りがないため、開始直後に遭遇する可能性のあるリーダーとともに遭遇すると悶絶間違いなし。



ゴジリ(シナリオ#7)

無人の荒野「グレーター・ワイルド」に生息する恐竜。もっとも、この名前といい口から吐く火炎といい明らかにゴジラのパロディ。
しかし、あの怪獣王を元ネタとするだけあって強さはまさに王者の風格。
攻撃面では、尻尾で打ち据えて約150、腕で掴んで約270、足で踏みつけて約400のダメージを与え、更に気絶、麻痺、即死の追加効果。
防御面でも、HPは約5,000と桁違いでACも全身ACこそ低くないが部位ACはとても低く「当たるけどダメージが出ない」というマジンガーZのような頑丈さ。
呪文に至ってはあらゆる属性に対して基礎抵抗率125%。彼我のLv差に応じて実際の抵抗力は変動するのだが、こいつのLvは100(本作最高)。
ラスボスより強い隠しボスであるゴローの間のモンスター、それも上位陣に匹敵する実力の持ち主である。
攻略本でも「成長したGODZYLLIに踏まれた時には、ヒールの呪文を唱えるより念仏を唱えたほうがよい」とまで書かれている。
グレーター・ワイルドはイベントも何もなくゲームクリアと全く無関係の場所であり、しかも低確率でしか出現しないのだが、これを「簡単に避けられてラッキー」と思うか「何が何でも出会って倒してやる」と思うかはプレイヤー次第。

そんなゴジリだが、呪文「クリエート・ライフ」で召喚して味方につけることができる。一時期は善玉扱いされていたからか?
流石に能力はスケールダウンされているが、それでも桁違いのHPと呪文無効化は健在。
……が、敵にもクリエート・ライフを唱える者がいるため、このバージョンのゴジリも敵として出現しうる。しかも序盤から。
1匹でも召喚されたらその瞬間に無理ゲーと化すので、使い手を認めたら直ちに呪文を封じなければならない。

このモンスターを作ったスタッフは、後にアメリカに現れたマグロ食ってるようなのを見て何を思っただろうか……



バンディット、ワーブァッファロー、アンデッドウォリアー、ヨギ(外伝2)

外伝2のスタート直後の要注意モンスター達。
地下1階から登場するが、いきなり2桁に届くダメージを叩き込んでLv1の新米冒険者を潰してくる。
しかもバンディット以外は意外にタフで、ヨギとワーブァッファローはほぼ、そしてアンデッドウォリアーは確実にメリトに耐えるためなかなか一掃できない。

ヨギに至っては僧侶系呪文Lv2までの呪文を使いこなすだけでなく物理攻撃にクリティカルまで持っているため、後衛がバディオスで沈むわ呪文を封じられるわ首を斬られるわと地下1階にいるのが不思議なレベルの強さ。



6魔王(外伝2)

最下層の玄室にランダム配置される強敵群。
遭遇時に専用メッセージが流れるものの、街に戻ると何度でも復活しラスボス撃破後も継続して戦えるため、先述の#5の「3強」並の扱いである。
一応、隠し通路を発見すれば完全スルーしてラスボスとは戦えるのだが、こいつらに勝てない様ではラスボス撃破は夢のまた夢だろう。
内訳は以下の通り。

  • アークデーモン:名前こそシナリオ#3(LoL)に登場した同名の雑魚と一緒だが、外伝2のこいつはシナリオ#5のネザーデーモンに匹敵する大悪魔。
  • ディスペラント:グレーターデーモンの上位種。裏設定ではバルログの眷属とされており、強烈な火炎ブレスでパーティーを灰塵にする。あろう事かラスボスの護衛としても出現する。
  • デス:いわゆるテンプレ死神。通常攻撃にLv4エナジードレインが付与されており、状況によっては数時間分の経験値稼ぎがパーとなってしまう。
  • トライアス:三面六臂の阿修羅。極めて高い物理攻撃力に加えてクリティカルも所持しているので、屈強な戦士でも1人ずつ血祭りに上げられてしまう。部下のライトニング(雷神)も即死付ブレスを吐くため一気に叩きたい。
  • フライプリミアー:「蝿の貴人」、すなわちベルゼブブ。こいつも即死付ブレスを吐く。何故か種族が悪魔ではなく「昆虫」なので、昆虫倍打の小手「マンティスグローブ」が輝く相手。
  • マイルフィック:シリーズ常連の大悪魔…なのだが本作ではちと影が薄い。ティルトウェイトとLv3エナジードレインに気を付ければ、6魔王の中では最も戦いやすい。



ジャイアントクラブ(外伝3)

「何故か他ナンバリングに比べて異様に強い雑魚」その1。
初登場のシナリオ#2(KoD)と比べて外伝3では強化…どころか異様な強さとなっている。
端的に言えば「理不尽なまでに頑丈になった、増えるボーパルバニー」。

まず、HPが最小30~最大210と高め*8な上にACも-2と相当固め。更には全系統の呪文抵抗率が90%もあるため、最大で8体で出てくるこいつらに対して術師は全くの無力。運よくティルトウェイトが通った所で一撃で焼き殺すのはまず不可能だし、この辺りで手に入る武器だと前衛が集中攻撃しても1体仕留められるか否か。
加えてこいつの行動は「仲間を呼ぶ」か「クリティカルヒット込みの物理攻撃」だけで無駄もなく、交戦したらまずじり貧になる。4~5体出て逃走に失敗したら全滅も視野に入ってしまうだろう。
そのため外伝3では、南の洞窟B6F(コイツが初登場)および山脈2F~4F(後述のスクライルやブロブアイとも遭遇する)で経験値稼ぎをするのは自殺行為と言っても過言ではない。



スクライル(外伝3)

「何故か他ナンバリングに比べて異様に強い雑魚」その2。
初登場のシナリオ#2(KoD)ではLv1エナジードレイン付き通常攻撃と若干の呪文抵抗率だけを持つ「パーティーを崩壊させる要素は皆無だが地味に嫌らしいアンデッド」程度の雑魚だった。

しかし、この作品では「通常攻撃に麻痺や石化も追加」「何故かティルトウェイトをはじめとした高位魔術師系呪文を使いこなす」「即死付ブレスも吐く」等々、どの攻撃もパーティー崩壊を起こしかねない程エゲツ無い。呪文抵抗率も各系統に対し40%はあり、攻撃呪文では撃ち漏らす可能性があるというのがシリーズ他作品よりも重くのしかかる。
一応HPは30~60しかないため熟練の物理攻撃メンバーをパーティーに揃えられれば対処可能だが、初登場時にインキュバスと同時出現したり山脈上層部ではシリーズおなじみの強敵であるヴァンパイアロードの取り巻きだったりと、対処に頭を悩ませる存在である。
そのため、一部のファンから「まるでサイデル*9の頭部が独立して襲いかかってきたみたいだ」とも言われた。

流石にえげつなさ過ぎたのか、外伝4以降はKoD相当の強さの中級アンデッドとなり、大分おとなしくなった。



ブロブアイ(外伝3)

やはり山脈序盤から登場する強敵。見た目は至る所に気色悪い目玉が付いているスライム状の怪物。
まず、HPは最高で120程度とまぁこの辺の雑魚としては妥当な量(というかジャイアントクラブがおかしすぎる)だが、ACが-10に呪文抵抗率も全系統30%と無茶苦茶堅い。
そして通常攻撃には毒・麻痺・石化が付与、石化ブレス含めて状態異常をこれでもかとぶっかけてくる。
おまけに魔術師系呪文Lv5・僧侶系呪文Lv5・錬金術系呪文Lv5を唱えるため始末に負えない。
そして出現数は1~9体…

前述の通り物理攻撃がいまいち当てにならないので、無力化される覚悟でありったけの攻撃呪文を叩き込む必要がある。山脈の最下層にはMPを全回復させる装置があるのが救いといえば救い。



ロック(外伝3)

「何故か他ナンバリングに比べて異様に強い雑魚」その3。
中盤の普通のザコとして出てきた他シリーズとは異なり、本作ではスタート直後の要注意モンスター枠に。
神話系のためどうやら巨鳥ロック鳥の事らしいが、なんでスタート地点の森に出るのかは謎。

本作では必ず3体で登場し、序盤にしては手数の多い睡眠攻撃でこちらの前衛を眠らせてくる。
しかも攻撃一発毎に最大9ダメージと、戦士はともかく防具がシナリオ#5準拠の僧侶は一発死が見える域。
奇襲を受けたりこちらがカティノで眠らせるのに失敗した暁には前衛がズタボロになってしまうだろう。



こむそう(外伝4)

外伝4スタート直後の要注意モンスター。尺八からも分かる通り虚無僧。
不動の塔1Fから登場するのだが、なんとこいつは入り口近くの玄室でしれっと遭遇する可能性があるのに、超能力者系呪文「リオス」をぶっ放してくる。
その効果は「敵1グループに3~10のダメージを与え更には混乱を確率で付与」という、駆け出しの冒険者にはあまりにえげつない代物。
外伝4では訓練所で登録したキャラのHPが低めに設定されている為、最大でもLv1でHP4しかない魔術師やアルケミストやサイオニックはほぼ即死、下手をすると前衛の戦士連中もダメージだけで即死する。そして運よく生き延びた前衛も混乱状態に陥り他の生き残りに牙を向くという阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。



シェバリアー、ドルイド(外伝4)

同じく外伝4スタート直後の要注意モンスター。
シェバリアーは2種類存在し、プレートメイルを着て槍を構えたヒューマノイドがバルキリーVer、剣盾を構えたのがロードVerである。そして長めのメイスと鎖帷子で武装したのがドルイド。
上記のこむそうの陰に隠れがちだが、死霊の塔1Fから登場するこいつらもなかなか厄介。
彼らは複数の武器の中から一つを選択して物理攻撃を行うのだが、最序盤にしては威力が高いのだ。
  • 槍シェバリアー:ランスorファウストハルバードで後列にも届く物理攻撃を仕掛けてくる。特にファウストハルバードの与ダメは(10~20)と高く、Lv1だと前衛でも即死、Lv2前衛でも一撃でやられかねない。
  • ドルイド:モーニングスターorホーリーバッシャーで後列にも(以下略)。ホーリーバッシャーの与ダメは(5~12)と後衛だとLv3でも危ない。
  • 剣シェバリアー:ファイアーソード(3~12)orワースレイヤー(2~11)。射程は短く後列には届かないが、こちらもLv1前衛では即死があり得る。

不動の塔、死霊の塔ともにLv1の間ではきつすぎる敵が出る事から「じゃぁ、スタート直後のレベリングは残る幻術の塔でやればいいんじゃね?」と思われるかもしれないが、こっちはこっちで敵こそややマイルドなものの迷宮の至る所にスイッチと鉄格子があり、先に進むには床のワナが作動する間違ったスイッチを避けて正しいスイッチを探し出さねばならない。

いっそのこと、こむそうにしろシェバリアー達にしろ練武場ではB2Fからなので、金やアイテムは手に入らないがそれらの敵とは会わずにすむ練武場B1Fでレベリングするという手もある。



らまさし(外伝4)

不動の塔4階に登場。十二単を着て「らまさし」と呼ばれる扇を手にした女性型の敵。
見た目はかわいらしいがその実態は着物を着たサキュバスという感じで、

  • HPは29~56とそれなりだがACは-8もあり、全系統に40%の呪文抵抗率を持ちなかなか倒せない
  • 通常攻撃にLv1エナジードレイン付与。加えて、たまに麻痺させてくる*10
  • 40%の確率で使う呪文がいずれも召喚系。死霊の塔の一階でボスとして立ちはだかる高僧のミイラの悪夢がよみがえる。

と、なかなかの難敵。経験値もそこら辺の他の上級雑魚とあまり変わらないので出会ったら逃げる事も検討した方がいいかもしれない。但し練武場を拡張する為には、全ての雑魚を一度は倒す必要があるので忘れない様に。
死霊の塔最下層にもナイトメアというLv1エナジードレインと即死ブレスの遣い手が現れるので、ボスの癖に無防備に出てきてサンドバッグにされるまじゅら以前でレベリングをするならそういった難敵がいない幻術の塔地下でやるといいだろう。



ドラゴンの洞窟の雑魚敵の皆さん(外伝3&4、ディンギル)

「ラスボスより強い敵しかいない」と評判のクリア後ダンジョン「ドラゴンの洞窟」。HPが数百(そしてディンギルでは1000以上もザラ)で呪文抵抗率も高いため、Lvが上がっても呪文ダメージが増えない旧式の仕様の所為でティルトウェイトも彼らの前では線香花火も同然。
中でもディンギルのドラゴンの洞窟はトリを締めるのがかの裏ボスダイアモンドドレイク」である事も含め、極めて凶悪な事で知られている。



ワーセンチピード(ディンギル)

クリア後要素の凶悪ぶりで知られるディンギルだが、実は本編にも強敵となる雑魚がいる。その中でも特に凶悪とされるのがこのムカデ人間。
本編中盤で探索するエリアBに出現するこいつはドロップテーブルが後に探索するエリアEの敵と同格であり、1体当たりの経験値もエリアBの他の敵の2倍以上。その上60%というそこそこ高い後続率から最大24体がかりで現れるため、これだけ見れば絶好のカモに見える。
しかし、いざ戦闘となると麻痺付与の通常攻撃とロークス(1グループに麻痺付与)、ダルオスト(単体に氷属性大ダメージ)が乱舞する。それを低HPキャラを優先して狙う思考ルーチンで放つ(≒魔法使いやビショップから狙われる)のだからたまらない。おまけにHPも他が高くて50前後なのに最低でも70近くあり、範囲物理攻撃などという贅沢なものはこの頃は無かった。
とはいえ魔術師系呪文やブレスは無効化されないので、動き出す前にそれらで畳みかけられれば大した被害も出さずに勝てるのが不幸中の幸いか。
それでも奇襲されると最悪の場合麻痺と死亡で全滅する。探索の際は奇襲防止のためにもリトフェイトを掛けておきたい。



神々の神殿の雑魚敵の皆さん(PSエンパイア1&2)

「ラスボスより強い敵しかいない」と評判のクリア後ダンジョン「神々の神殿」。
地下1階の敵はクリア直後のパーティーでもまあなんとか太刀打ちできるが、地下に進むたびに敵の強さが加速度的に増していき、最下層では敵のHPが数千~(敵によっては万単位になる)、クリティカルを筆頭とした特殊攻撃満載…と数値だけ見ればディンギルのドラゴンの洞窟よりも酷い光景が広がっている。
但し、こちらの火力も相応に高くなるので(レベルを上げれば物理攻撃で一撃、呪文攻撃も無効化廃止&耐性によるダメージ変動に仕様変更、高Lvの魔法使いなら範囲に数千ダメージ)、向こう程キツくはない。



ガルガンチュア・マイルフィック(BUSIN0)

BUSIN0では、特定の条件を満たすと雑魚敵に確率で「ハイ」又は「ガルガンチュア」という接頭辞が付き強化される様になる。
中でもこいつは、シリーズ常連の大悪魔「マイルフィック」が最大強化された特異個体。
通常種の時点でラスボスに匹敵する強さを誇るが、ガルガンチュア化により隠しボスをも超えた最強敵に変貌する。こいつをファストキルする事がBUSIN0の究極的なやりこみの一つと言える。



バイドパイパー(BUSIN0)

「ハーメルンの笛吹き男(パイドパイパー)」を模した高位悪魔。あ、貴方達には関係ないので26世紀にお帰りください。

石化とクリティカルが付与された通常攻撃と氷ブレスもやっかいだが、それ以上に特殊攻撃「笛吹き」が厄介すぎる。
この笛吹き、「習得している呪文を1つランダムで忘れる」という効果なのだが、BUSINシリーズは呪文のシステムが従来作と大きく異なっており、忘れた呪文を再度覚えることは大変難儀。加えてランクアップシステムによる性能強化要素まで存在するため、性能強化済みの高位呪文を忘れさせられるとリセットまで視野に入ってくる。そんな笛吹きをダブルアクション(1ターン2回行動)でぶっぱなし、さらに笛吹きは完全耐性を持つ防具が存在しない&耐性持ち装備も数えるほどしかない。
これらの仕様により、笛吹きは(敵を倒して経験値を貯め、レベルを上げ直すだけでリカバリーできる)エナジードレイン以上に忌み嫌われており、それを唯一持つバイドパイパーはある意味BUSIN0で最も戦いたくない敵としてプレイヤーの記憶に残っている。
幸いなことに笛吹きの頻度自体は低いため、吹かれる前に速攻をかけて沈めたいところ。



グレイブハイエナ(クロニクル)

純粋な戦闘能力は大したことはないが、後述するユニークな特徴を持つがゆえに「狡猾さという点で強い」雑魚敵。

なんとこの敵は「ハイエナ」の名前が示す通り、パーティーメンバーに死人がいる時のみエンカウントする。そして餌を見つけると、同行している(生きた)パーティ-メンバーも餌にして喰っちまおうぜ、と言わんばかりに仲間を呼んで増殖する。

ただし先述した通り個々の能力は大したことがないので、十分なレベルと装備を整えた前衛にとってはカモ。増殖する特性を逆利用して養殖稼ぎする「グレイブハイエナ養殖」は、獲得経験値がしょっぱすぎるクロニクルにおいて効率のいい経験値稼ぎとして用いられる。



ゼノ(『風よ。龍に届いているか』)

ゼノは本来シナリオ#3(LoL)に登場する終盤の雑魚敵なのだが、原典では「そこそこタフな体力と石化の追加効果のある通常攻撃しか取り柄のない雑魚」であり、特に取り上げられるような敵ではなかった。
しかし、FC版にて「直立するピンク色の肉塊」という強烈なビジュアルを与えられたことでプレイヤーの記憶に残り、さらにベニー松山の小説『風よ。龍に届いているか』ではそれにインスパイアされたのか、ある意味作中最強最悪の敵として立ちはだかることになった。

一言で言ってしまえば、ウィザードリィ版『遊星からの物体X』にして、究極の初見殺し。
幼生を他の生物に植え付け、その肉体と記憶を乗っ取る同化能力を有している。精神構造が異なるため呪文や同化元の体術等は使用できないが、得た記憶をもとに精神を揺さぶったり、脱皮するまでは同化前の姿を維持している点を活かし、心配する仲間に不意打ちを仕掛ける程度のことは朝飯前。
石化能力は「体液に石化と同等の重度の全身麻痺をもたらす成分が含まれている」とされ、しかも浸透性が高いため体液が皮膚にかかった時点でアウト。不用意に斬撃を繰り出すと返り血で動けなくなり、そこに幼生が取り付いたら一巻の終わりである。
そして最も厄介な点が「ゼノに同化された者は蘇生できなくなってしまう」こと。同化済みの死体に蘇生呪文をかけても、それは同化したゼノを蘇生させることと同義だからである。



追記・修正はこいつらを撃破してからお願いします。

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最終更新:2026年06月11日 22:47

*1 後作においては、呪文「マハマン」の効果に「吸い取られたLvの回復」が存在し、これを受ければその戦闘中で受けたエナジードレインは無かったことにできる。

*2 アニヲタ的にはアハトアハトと言った方が通りがいいかもしれない。

*3 ゲーム中閲覧出来る敵情報曰く「雌雄同体の魔族」(原文ママ)。『隣り合わせの灰と青春』において、本体がナメクジのようであった事が元ネタと思われる。

*4 厳密にはポイズンジャイアントのHPは「1d1+80(81固定)」、ジャイアントゾンビは「15d1+65(80固定)」と若干異なる。

*5 ゲームスタジオ監修版では、「ポイズン」ではなく「ポイゾン」表記。

*6 SFC版及びニューエイジ版#5のロード・ハインマイティのグラフィックを流用したもの。

*7 新規作成キャラに手持ちの金がなく、ローブや皮鎧や剣といった冒険者の基本装備は店で下取りしてくれない為、沢山冒険者を作って金をせしめての装備強化が不可能

*8 下手をするとこいつが初登場する南の洞窟のボスであるドラゴンゾンビの倍近い体力になる

*9 人骨で構築され両腕に骨の鎌を持つた巨大なムカデみたいなモンスター。シリーズ常連の強い雑魚で状態異常や高位の魔術師系魔法を使いこなす。

*10 厳密には「麻痺付き」と「麻痺は無いがより高威力」の攻撃を使い分けてくる