Wizardryの呪文

登録日:2022/11/13 (日) 22:22:22
更新日:2025/06/05 Thu 22:46:49NEW!
所要時間




ここではWizardryシリーズに登場する呪文について解説する。



概要

Wizardryでは魔法使い・僧侶の2系統に呪文が分かれており、それぞれLv1~Lv7までの呪文が存在する。
更に#6や外伝III以降では、アルケミストやサイオニックなどの呪文系統が追加されて4系統になっている作品もある。
但しこの項目では#6~#8のアドバンスト仕様の呪文は割愛させていただく。

どの作品でも呪文はMP制ではなく「クラス別使用回数」制となっており、当時の『AD&D』などのTRPGの影響を強く受けている。
どのクラスも呪文レベル毎に使用回数が違い、特定クラス特定レベルの呪文は合計で規定回数(最大9回)までしか使用できない。(例:魔術師Lv1呪文が○回、魔術師Lv2呪文が○回…)
下位クラスの呪文にも有用なものは多いため、ダンジョン探索を通じて呪文の運用には慎重を期する必要がある。
ただ、温存しすぎて全滅しては本末転倒なので、思い切りよく使う度胸も必要である。

Wizardryの呪文名称は一般的に「トゥルーワード」と言われており、強い拘りを持っている古参のファンも少なくない。
ただしトゥルーワードにまつわる設定の多くははWizardryの日本輸入の際のメディア展開で付けられた二次創作設定である
特に『ウィザードリィ異聞』シリーズなどを手がけた小説家の竹内誠氏が作りあげた設定が有名であり、実際ファンタジーの呪文の設定としては高い完成度と知名度を持つ。
ただしあくまでも公式設定ではない。あまり声高に主張すると荒れる原因になりかねないので注意しよう。
PC版では呪文名をキーボード入力する必要があり、スペルミスをすると当然呪文は発動しない*1

また、Wizardry#1~5の呪文名称は権利上の問題で現在は使用出来ないため、本家の#6以降や21世紀に入って以降の作品のほとんどでは一般的な英単語をベースとした呪文名称に変更されている。

DQやFFに大きな影響を与えたことで知られるWizardryシリーズだが、呪文体系も例外ではない。
僧侶・魔法使いの2種に大別された呪文体系、呪文名に接頭語・接尾語を付けることで強化呪文を表現する手法などが引き継がれている。
またFF1FF3ではWizの特徴であるクラス別回数制も採用されている*2。なおFF3では呪文Lv毎の使用回数が大幅に増えている(最大99回)。

凡例

以下、おおまかに呪文系統と呪文レベルで区分けしている。作品によっては一部呪文の呪文レベルが変更されているため、詳細は各呪文の解説を参照のこと。

名前:(無印での名前・カタカナ表記)/(無印での名前・アルファベット表記)/(五つの試練での名前)
和名:(漢字での軽い説明)
レベル:所属する呪文系統及びレベル。M:魔術師系。P:僧侶系。A:アルケミスト系。PS:サイオニック系
効果:呪文の効果。効果範囲が「1グループ」の場合、モンスターにかけると最大4列(4グループ)登場するうちの1列に、プレイヤー側にかけるとパーティー全員に効果が及ぶ。ディンギルのみ例外的に敵のグループ魔法が冒険者パーティー(こちらがほかの冒険者NPCと交戦するときも含む)にかけられる場合は前衛もしくは後衛のみ効果が及ぶ。五つの試練系ではダメージ系呪文はINTの数値によりボーナスが加算される。
解説:使い勝手


魔術師

どのシリーズでもダメージ呪文のエキスパート。また、#5以降はコルツやバコルツといった呪文対策も受け持つ。

魔術師Lv1

名前:カティノ/KATINO/スリープ
和名:睡眠
レベル:M1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループを眠らせる
解説:魔術師が初期レベルから覚えることが多い、初歩の状態異常呪文。成功率は術者と敵のレベル差による。
眠らせた相手は次のターン以降徐々に目覚める。アンデッドには効かない(一部ナンバリングではなぜか効く)ことが多い。
しかし、先手を取って眠らせれば前衛が攻撃を受けずに済むし、序盤では頼りない前衛の攻撃が当たりやすくなる等々、冒険開始直後の魔術師の重要な呪文。
ナンバリングによっては眠っている相手に直接攻撃すると2倍のダメージを与える。

名前:ハリト/HALITO/スパーク
和名:火花
レベル:M1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一体に1~8ダメージ
解説:旧作では炎系ダメージだが、試練系ではなぜか雷系に。
主に第一階層でカティノが効かないアンデッド系の敵に使う。ドラクエにおけるメラ
また、無効化されない限り絶対に命中するため1レベルの後衛がこれを食らったら殺されかねないので冒険開始直後の魔術師系はひやひやする。

名前:デュマピック/DUMAPIC/ウィザードアイ
和名:方位
レベル:M1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:#1~4では座標と方位がわかる。それ以外のナンバリングだと、その階層の簡易的なMAPに*3自分の現在地が矢印などで表示される。
解説:自分の位置を把握するための呪文。自力でマッピングしたり迷った時などに使う。
侍やバードがこの呪文を習得し始める頃にはカティノが効きづらくなってくるので、大抵これに全部費やすことになる。
但しPS版のリルガミンサーガやニューエイジリルガミンではタダでMAPの様子を完全に表示する機能がついてしまった。
そのためオートマップを禁止する縛りプレイでもなければ不要*4

名前:モグレフ/MOGREF/シールド
和名:鉄身
レベル:M1(#1~5)(外伝1~4)(試練)
効果:詠唱者のACを2下げる
解説:呪文を唱えた者の肉体を硬化しACを下げる。この効果は戦闘が終わるまで持続する。試練では重複可能。
だがこれを唱えてる暇があったら他の呪文や、より高位の呪文を唱えた方がいいだろう。
普段後衛にいる魔術師がACを下げてもあんまり意味がないし。


魔術師Lv2

名前:ボラツ/BOLATU/ストーン
和名:石化
レベル:M2(#5)(外伝1~4)M1(試練)
効果:敵一体を石化する。
解説:敵一体を眠りよりもきつい状態異常である石化にする。成功率は術者と敵のレベル差による。
但しこちらと違い敵は低確率ながら回復する可能性がある上に、単体にしか効果がないのであまり使われない。
ちなみに試練ではなぜかM1にレベルが下がった。睡眠と同じく物理攻撃で2倍ダメージを与えられる。

名前:ディルト/DILTO/ダークネス
和名:暗闇
レベル:M2(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵1グループのACを2上げる。呪文無効化率に影響されない。
解説:敵のACを上げて当てやすくする。抵抗されず必ず効くので、呪文を無効化する敵に対しては有用。
外伝1では重宝するが、試練ではモーリスの呪文レベルが2に下がったため、肩身が狭くなってしまった。

名前:ソピック/SOPIC/メガシールド
和名:隠れ身
レベル:M2(#1~4) (試練)
効果:詠唱者のACを4下げる。
解説:呪文を唱えた者の身体を透明にして、ACを下げる。モグレフの倍の効果…なのだがこれを唱えてる暇があったらry。
ちなみに無印5から長い間リストラされていたが、試練にて久しぶりに復活した。

名前:メリト/MELITO/ファイア
和名:小炎
レベル:M2(#5)(FC・NP版KOD)(GBC版#1〜3)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループに1~8の火炎ダメージ。
解説:#5から加わった2レベルの攻撃呪文。マハリト習得より前にグループ攻撃が出来る様になった。
初のグループ攻撃だけに、これを覚えるだけで第一階層の探索が大分楽になる。
試練では知恵ボーナス次第では第二階層でもお世話になる。

名前:ポンチ/PONTI/ヘイスト
和名:俊敏
レベル:M2(#5)(試練)A1(外伝4)(ディンギル)
効果:対象のACを1低下させ攻撃回数を1増やす。試練ではACが下がらない代わりに行動順が早くなる。
解説:#5から加わった呪文。
Wizの武器攻撃は一度の攻撃で「(○回振って)○回当たり、■■ダメージ」という処理を行うが、この呪文は振る回数を増やす事で敵にダメージを与えやすくする。
攻撃回数増加効果は二刀流の補助武器の攻撃には影響しない。効果は最大15回攻撃まで重複する。

名前:ソグレフ/SOGREF/?
和名:鉄盾
レベル:M2(外伝1~4)(ディンギル)
効果:対象のACを2下げる
解説:外伝では皆勤賞のモグレフの上位呪文…ぽいっもの。
対象が自身ではなくなったので使い道はあるが、AC低下は僧侶に任せよう。
ちなみに試練にてリストラされた珍しい呪文。

名前:デスト/DESTO/アンロックドア
和名:開錠
レベル:M2(#5)(試練)
効果:イベントアイテムが設定されていないを開ける。
解説:鍵開け扉という概念が導入された#5で初登場し、五つの試練で久しぶりに再登場。鍵開けが成功するか否かは術者のレベルによる。
開錠は盗賊でも出来るのだが、こちらの方が成功率が高い。

魔術師Lv3

名前:モーリス/MORLIS/テラー
和名:恐怖
レベル:M4(#1~4)
M2(#5)(試練)
M3(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)(外伝4)(ディンギル)
効果:敵1グループに恐怖を与え、同時にACを上げる(LV2バージョンは+2、LV3バージョンは+4)
解説:恐怖の効果は1ターン限定だが、ACを上げる効果は重ね掛け可能。ACは抵抗されないが、恐怖は抵抗される。
悪魔・不死・獣人・魔法生物・昆虫には効かない。収録されている作品は多いが呪文のレベルがころころ変わっている。
最初はLv4だったのが#5でLv2に下がり、外伝作品ではしばらくLv3だったのだが、試練では後述するマモーリスが相当レベルを下げたので再びLv2に。
驚いた者はそのターンの行動がキャンセルされる。

名前:マハリト/MAHALITO/メガファイア
和名:大炎
レベル:M3(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループに4~24の火炎ダメージ。
解説:ご存じ、魔術師の定番ともいえるグループ攻撃呪文。これを覚えると大分遠出ができるようになる。
前半の主力魔法である一方で、敵としてもこのレベルの呪文を使う者は一気に脅威度が跳ね上がる。
群れで出てくる魔術師は早々に黙らせないと、コレを連発されて下手をすると全滅させられかねない。

名前:モリト/MOLITO/サンダー
和名:稲妻
レベル:M3(#1~4)(試練)
効果:無印では敵一グループ、試練では敵全体に3~18の電撃ダメージ。
解説:平均値は10前後と無印の時点ではマハリトの劣化版でしかなく、#5からリストラされLv2にメリトが追加された。
それでもダメージはそこそこあるので、群れで現れた敵に使われるとマハリト共々脅威。
そして試練にて対象範囲が「敵全体」に拡大し劇的な再登場を果たす*5
知恵によるボーナス次第ではこちらの方が有用なケースも増えた。

名前:コルツ/CORTU/マジックスクリーン
和名:魔法障壁
レベル:M3(#5)(外伝1~4)(ディンギル)
効果:呪文を無効化する確率を増やす。使用者のLvに応じて効果が高まり、重ねがけも可能。
解説:#5から登場して以降皆勤賞の耐呪文。ブレスによる攻撃も無効化できる。
そして外伝3以降のシナリオクリア以降の強敵(ドラゴンの洞窟など)に対しては、ティルトウェイトですら線香花火にしかならない。
そのため魔術師呪文で存在意義があるのがデュマピックとマロールとこれだけという悲しい展開に…。
抵抗率の上昇値は術者のレベルによるが、重ね掛けしても抵抗率100%にはならない(最大90%)。

名前:カリフィック(#5時)・ディアフィック/CALIFIC・DIAFIC/ディテクトドア
和名:気配
レベル:M3(#5)(試練)PS2(外伝4)(ディンギル)
効果:シークレットドアを発見しやすくするバフをかける。
解説:これをかけると長時間、シークレットドアのあるマスに来たら探知(気配を感じる)できるようになる。
系統が4種類ある作品ではサイオニック系に移住していた。

名前:カンティオス/KANTIOS/コンフュージョン
和名:混乱
レベル:M3(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:敵1グループを混乱させ呪文やブレスを封じる。試練では同時にAC+1。
解説:呪文を唱える、ブレスを吐く、助けを呼ぶなどの思考を伴う行動ができなくなる。でも地味。
封じると言っても使用頻度が減る程度でかなりいい加減。#5では動きを封じる効果。
当然こちらが受けた場合は呪文が使用不能になる。

名前:マモーリス/MAMORLIS/トータルテラー
和名:恐慌
レベル:M5(#1~4)M6(外伝1~3)PS6(外伝4)M3(試練)
効果:敵1グループに恐怖を与え、同時にAC+2。ACは抵抗されない。恐怖は抵抗される。
解説:モーリスの全体版。登録のサイクルがまばらで#5でいったんリストラされた。
その後外伝1~3で登録され、その後またはぶられた後試練で再録されたのだが、なぜか呪文レベルが大幅に下がった。
恐怖効果は1ターンだが、麻痺や石化よりも通りやすい敵は多く使える場面は意外とある。


魔術師Lv4

名前:ラハリト/LAHALITO/ギガファイア
和名:炎の嵐
レベル:M4(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループに6~36の火炎ダメージ。
解説:巨大な炎の嵐を起こし敵を巻き込むマハリトの上位呪文。初代から皆勤賞。
このレベルの中では一番使うだろう、中盤の主力呪文。

名前:ダルト/DALTO/フリーズ
和名:小凍
レベル:M4(#1~4)(試練)
効果:敵一グループに6~36の氷結ダメージ。
解説:ラハリトの氷バージョンだがこちらは系統最下層。ウィザードリィの世界だと氷>炎なようだ。
#5以降しばらくの間リストラされていたが試練にて久々に復活。

名前:ツザリク/TZALIK/エナジーボルト
和名:神の拳
レベル:M4(#5)(FC・NP版KOD)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵単体に電撃ダメージ。
量は#5・KOD(FC・NP版)・試練では20~60
外伝1~3とディンギルでは24~58
外伝4では24~48
解説:#5から登場した単体攻撃呪文。対象を絞った分、早期から大ダメージを出せるようになった。
当然敵も使ってくるため注意が必要。作品によっては雷属性ではなく無属性。
小説『ウィザードリィⅡ』では「遺失して久しい呪文で、緑の破壊光波により単体の敵を攻撃する」という。

名前:マモリト/MAMOLITO/?
和名:雷撃
レベル:M4(GBC版#1~3)
効果:敵一グループに6~36の電撃ダメージ。
解説:GBC版#1~3のみに登場したラハリトの電撃バージョン。こちらはモリト系中位。
残念なことに上位のラモリトは登場しなかった。
…正直な所、グループ攻撃呪文はラハリト・ダルトの2つで充分間に合ってるので、これを追加するくらいならツザリクを続投した方が良かったような気が…

名前:ロクド/ROKDO/ペトリファイ
和名:石の群
レベル:M4(#5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループを石化させる。
解説:ボラツのグループバージョン。こちらが使う分にはそのうち回復されるので足止め程度。
だが相手に使われた場合、下手するとパーティー半壊・全滅しかねないのが恐ろしい。(石化すると寺院かマディで治療するまで動けなくなる)
Lv1のMPをデュマピックに割きたい場合、カティノ代わりに使うのも良い。

名前:リトフェイト/LITOFEIT/レビテイト
和名:浮遊
レベル:M4(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:浮遊して落とし穴やシュートを回避する&敵の先制攻撃を完全に防ぐ&味方の先制攻撃率を上昇。
解説:落とし穴に嵌ったり、シュートによって進路妨害されるマスを通過するために便利な呪文。長時間効果が持続する。
ただし中にはそのシュートにあえて飛び込まなければいけないシチュもあるので、その時はパリオスで一時的に解かねばならない。
また、地面から数センチ浮いて足音を消すという設定のためか、敵からの奇襲を完全に防ぎ味方の先制攻撃率を上げてくれる。
習得したら常時かけておきたい。あまりに便利すぎて試練では奇襲関連がいじられる事も。


魔術師Lv5

名前:バスカイアー/VASKYRE/プリズミックレイ
和名:の光
レベル:M5(#5)(外伝1~4)M4(試練)
効果:敵一グループに眠りから即死まで様々な状態異常の中からランダムに一つ与える。何も起こらないこともある。
解説:敵に状態異常を引き起こす。博打だがうまくはまれば同レベルの攻撃呪文より有効打にもなりうる。
状態異常が抵抗されてしまう場合もあるが、状態異常の成功率は通常の呪文よりも高い。
ちなみにSteam版だとこちらが受けた場合、たとえその種類の状態異常耐性を持っていても無理やり付与される。

名前:マダルト/MADALTO/メガフリーズ
和名:大凍
レベル:M5(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループに8~64の氷属性ダメージ。
解説:凍てつく冷気の嵐を起こして殲滅する、初代からの由緒正しいグループ氷結呪文。
ラダルト登場までは、ティルトウェイトに次ぐ威力の魔術師呪文として扱われていた。終盤の主力。

名前:マカニト/MAKANITO/サフォケーション
和名:塵化
レベル:M5(#1~4)(試練)
効果:レベル8未満の不死系でなく耐性を持たない敵を塵に変えて即死させる。呪文無効化は効果ない。
(国産PC版・リルガミンサーガでは呪文無効化の影響を受ける)
解説:和名は塵化だが、Suffocationとは「窒息」という意味である。
敵の種類により有効無効がはっきりしている珍しい呪文で確率にも呪文無効化にも左右されず、刺さる相手には確実に効く。
順調に冒険している時だと後列の排除に使えるか否か程度だが、転職後に浅い階層でレベリングするのには大変便利。
またポイズンジャイアント(一部機種・作品ではポイゾンジャイアント)殺しにも。#5でリストラされたが、五つの試練で久しぶりに復帰。
ちなみにお休み中も、作品によってはカニトだのマトカニだのという紛らわしい呪文(後述)が代わりに登場していたりする。
ワードナの逆襲(#4)では酸素マスク入手かレベルが足りてないと、問答無用にワードナを即死させる恐怖の呪文に。
レベルはPCエンジン版以外は魔法陣に入ることでしか上げられないし、酸素マスクも遠い所にあるのでしばらく恐怖は続く。

名前:カニト/KANITO
和名:?
レベル:M5(外伝2)
効果:レベル8未満の不死系でなく耐性を持たない敵1グループを即死させる。呪文無効化は効果ない。
解説:外伝2限定のマカニトもどき。対象が敵全体では無いので注意。

名前:バコルツ/BACORTU/アンチマジック
和名:魔法結界
レベル:M5(#5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループの周囲に呪文を妨害する結界を張る。呪文無効化は効果ない。
解説:敵の呪文発動を妨害する結界を張る。すり抜けてもこちらの呪文無効化率で無効化することができる。
ブレスは防げないし完全には封じ込められないが、グレーターデーモンのような高い呪文無効化率を持つ敵にも有効なので、それらの養殖に便利。

名前:パリオス/PALIOS/クリアマジック
和名:反射
レベル:M5(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:戦闘時はバコルツを無効化。キャンプ時は持続時間のある呪文の無効化。
解説:バコルツの実装と共に登場したが、呪文を削りすぎたディンギルではハブられた。
キャンプ時には通過必須のシュートを通るときにリトフェイトを消すために用いられる。戦闘時のバコルツ消しは発動せず失敗することもある。

名前:ソコルディ/SOCORDI/コンジュレーション
和名:召喚
レベル:M5(#5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:シナリオ毎に指定されたモンスターを味方として召喚して共に戦う。
解説:#5から登場した召喚呪文。
最大6人のプレイヤー側パーティーに、7番目の味方としてモンスター1グループを呼び出す。
ソコルディでの召喚は悪魔系が多い傾向があるが、召喚対象は規定の数種類からランダムで選ばれる。
当たり外れもあるが、中には終盤の敵並みに強力なものや、弱くとも仲間を呼びまくって盾になるもの等々いるのであなどれない。
普通は戦闘が終わると退去してしまうが、試練の一部シナリオではリセットとか中断とか城へ帰還しない限り連れまわす事ができる。
#5ではとある場面で、これか僧侶バージョンのバモルディを使う必要がある。
外伝3の最上級召喚モンスターのアガレスはダイヤモンドキングにすら有効打を与えうる。
外伝4ではモンスターも使ってきて、増援を呼び出す。下手をすると不動の塔4階でその時点では手に負えない強敵を呼び出される事も。

名前:ラザリク/LAZALIK/ギガエナジーボルト
和名:神罰
レベル:M6(外伝1~4)(ディンギル)M5(試練)
効果:敵一体に雷属性ダメージ。
(外伝1~3)(ディンギル)では64~80
(外伝4)では40~80
(試練)ではM5で49~98
解説:外伝1から登場したツザリク上位版。
ツザリク以上に安定しており雷が弱点なら大抵3桁ダメージになる。試練では少しレベルが下がった。
強力なため最後まで使える呪文ではあるのだが、試練でのダメージのバラツキは結構大きい。

魔術師Lv6

名前:ラカニト/LAKANITO/デッドリーエア
和名:窒息
レベル:M6(#1~4)(試練)
効果:敵一グループの周囲の空気を真空状態にして確率で窒息死させる。呼吸気管が機能してない不死系には効果がない。
解説:窒息系呪文だが、こちらは呪文無効化されうる(機種・作品によっては呪文無効化の影響を受けない)。
「呪文を邪魔した」と表示されないが、実は無効化されている*6。長らくハブられていたが試練で久しぶりに復活。
#4では司教ティルトウェイトが階層的に理不尽な時期に使用してくる。
敵の種族にも影響され、人間系や巨人系には効きやすい。

名前:マゾピック/MASOPIC/ギガシールド
和名:透明化
レベル:M6(#1~4)(試練)
効果:パーティ全員のAC-4。
解説:ソピックの全体版だがなぜかゾと濁ってる。まぁ効果は僧侶呪文のバマツと同じなので、これを使うのはある種のマゾプレイだろう。
とはいえ#1~4において魔術師Lv6呪文はどれも使いどころが難しいので、ひたすら防御を固めたいなら一考の余地はある。
呪文抵抗が高い難敵との戦いで、他にやる事がない時には有効か。

名前:ハマン/HAMAN/シックスブーンズ
和名:変化
レベル:M6(#1~4)(試練)
効果:以下の効果からランダムに3つ表示され、1つを選ぶ。唱えるには習得だけでなくレベル13以上必要で、唱えると1レベル低下する。
(1) 魔物をテレポートする(敵全滅)
(2) 魔物を黙らせる(確実な呪文封じ)
(3) パーティを治療する(毒・麻痺・石化全てを治療する)
(4) パーティを回復させる(全員のHPを全回復)
(5) 魔力を増大する(敵の呪文無効化能力を失くす)
解説:使用者自身のレベルと引き換えにランダムで恩恵を受ける呪文。
また効果は五つのはずなのに、試練で再録された時にはなぜか「シックス(6)」にされている。
ちなみに#4のワードナも唱えることはできるが、何も起こらない。なおAppleII版では効果すら選択できなかった。
経験値処理の関係上、この呪文を発動した戦闘で全滅した場合、経験値の処理がスキップされすぐにレベルを戻すことが出来る。

名前:ラダルト/LADALTO/ギガフリーズ
和名:氷の嵐
レベル:M6(#5)(FC・NP版KOD)(GBC版#1〜3)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループに氷ダメージ。
SFC版#5・GBC版#1〜3・外伝4では10~100
SFC版以外の#5・KOD(FC・NP版)・外伝1~3では34~98
ディンギルでは44~98
試練では9~99
解説:氷系の最上級呪文。#5での初登場以降収録回数は多いのだが、ダメージが安定しないのが難点。(特に試練)
後にFC・NP版のKODに逆輸入された。敵もプレイヤー側と同様に使ってくるので、その点ではPC版系列よりも危険度が増した。

名前:ロカラ/LOKARA/デッドリーカムズ
和名:地裂
レベル:M6(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:敵全体を地面の亀裂に落とす。浮いてる敵には効果はない。
解説:即死でも退散でもない珍しい一撃必殺呪文。ちなみにリトフェイトでは防げない。
しかし成功率が低く、効かなかった敵は無傷で残る。飛んでいる敵には効果が無く、石化耐性を持つ敵にも効かない。

名前:マモグレフ/MAMOGREF/?
和名:?
レベル:M6(#5)
効果:味方一人のACを10下げる
解説:対象の身体を直接的な打撃から守る強力な結界を張る。
モグレフの上位版として#5に登場したが、あまりに効果が限定されすぎて再録に恵まれない不遇の呪文。
古いシリーズの呪文が多数復活した五つの試練ですら見向きもされなかった。あったところで、だが。

名前:ジルワン/ZILWAN/ターンアンデッド
和名:退散
レベル:M6(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
M5(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)
効果:(#1~4)(FC・NP版KOD)敵アンデッド一体を破壊し即死させる。
(GBC版#1〜3)基本は#1〜4に準ずるが、敵にかけられた場合はパーティ内の死亡者一人が灰化。
(#5)不死系一体に500~1000のダメージ
(外伝1~3)(ディンギル)不死系1体に約1000ダメージ。
(外伝4)不死系一体に1000~10000のダメージ。不死系1グループに10~2000
解説:由緒正しい魔術師の対アンデッド呪文。#1だとなぜかバンパイアロードがこちらに唱えてくるが何も起きないので安心。
てか#4まではM6呪文に他の攻撃系呪文が無いため、他のモンスターも無駄に唱えてくる。
パラメータの高い不死モンスターにはまず効果が出ない。#5からは大量のダメージを与える形式となった。
そのためインフレしすぎたディンギルではドラゴンの洞窟最下層のアンデッドには直撃しても仕留めきれない。
GBC版の#1〜3では敵に唱えられると、パーティ内の死亡者一人が灰化する危険な呪文となった。


魔術師Lv7

名前:ティルトウェイト/TILTOWAIT/ニュークリアブラスト
和名:核撃(核融合爆発)
レベル:M7(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵全体に10~150の魔属性ダメージ。
FC版以外の#1~4は敵全体に10~100の無属性ダメージ。
解説:魔術師呪文の最高峰の一つである全体攻撃呪文。
グループ毎に狙わずとも一度に全体に攻撃できるので頼もしい。
魔術師はこれを覚えてから(実際は魔法使いLV7呪文どれか一つ覚えれば転職しても習得可能)転職するのがセオリーの一つ。
……なのだが外伝3以降のドラゴンの洞窟では、これが直撃しても余裕で耐えるどころかかすり傷にしかならない化け物もいる。
上記の通り#4ではこれを名前にした司教が登場し、当然ながらぶっ放してくる。

名前:マロール(マラー)/MALOR/テレポーテーション
和名:転移
レベル:M7(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:キャンプ中は座標を指定して瞬間移動。戦闘中はランダムテレポート
解説:皆勤賞の移動呪文。#1~5ではキャンプ時はどれぐらい移動するか上下と東西南北のメモリを調節する。
そのため未踏破の場所にも行けるが(攻略上必須な場合もある)、その場所に空間がないといしのなかにいる*となり全滅ロストしてしまう。
また上空に行きすぎたり町から外れすぎると、ミンチになったり溺れたりして死亡する。
それを防止するためか、外伝以降は表示されるMAPの中からカーソルで踏破済みの場所を選ぶ仕様に変更された。
安全になった一方で、未知の場所に一足飛びで飛び込めなくなるという弊害も。
一方で正確な瞬間移動には精神集中が必要なのか、戦闘中に唱えるとランダムテレポートとなってしまう。
その際は当然転移先に空間がなければ全滅ロストである。

名前:マハマン/MAHAMAN/セブンズブーン
和名:嘆願
レベル:M7(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:以下の効果からランダムに3つ表示され、1つを選ぶ。
唱えるには習得だけでなくレベル13以上必要*7で、唱えると1レベル低下する。
(1) 魔物をテレポートする(敵全滅)
(2) 魔物を黙らせる(確実な呪文封じ)
(3) パーティを治療する(毒・麻痺・石化全てを治療する)
(4) パーティを回復させる(全員のHPを全回復)
(5) 魔力を増大する(敵の呪文無効化能力を失くす)
(6) パーティを守る(全員のACがLOになる)
(7) 死者を生き返させる(死人を100%HPフルで蘇生させる)
解説:選択肢が増えたハマン。使用者自身のレベルが犠牲になるのも一緒。やはりワードナは唱えても無駄。
ハマンより成功率は高い。

名前:マウジウツ/MAWXIWTZ/プリズミックミサイル
和名:災厄
レベル:M7(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:敵一グループに眠りから即死まで様々な状態異常の中からランダムに一つ与える。何も起こらないこともある。
解説:敵全体にかかるバスカイアー。博打になるが、ティルトウェイトでも火力不足の場合など有用な場面はあるかも。

名前:アブリエル/ABRIEL/メイルシュトローム
和名:未知
レベル:M7(#5)(試練)
効果:(#5)ソーンとの戦いではゲートキーキーパーが使用しソーンの障壁を消す。それ以外はランダム効果(敵1体に約200ダメージ・グレーターデーモンを召喚・グレーターデビルを召喚)。
(試練)召還モンスターがいない場合は共に戦ってくれるモンスターを召還。いる場合は敵全体に、グループ毎に異なる状態変化(恐慌/睡眠/麻痺/石化)か、10~150(10d15)ダメージ。
使用するとこの呪文を忘れる。
解説:#5のイベント呪文的存在。ゲートキーパーを救出した後渡される”アブリエルの神髄”を持ち帰れば魔術師と司教が習得できる。
使用するとこの呪文を忘れてしまうため、普通は使わない。

僧侶

HP回復呪文や状態異常回復呪文が中心。Ⅵ~Ⅷを除けば系統で唯一復活呪文も使えるし、石化に対応できるのは僧侶のみ。
ダメージは魔術師には劣るが攻撃呪文も使えるし、即死呪文の使い手である敵僧侶や悪魔はプレイヤーからすればトラウマもの。
基本的に敵は回復呪文は使ってこない。


僧侶Lv1

名前:ディオス/DIOS/ヒール
和名:薬石
レベル:P1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:味方一人のHPを1~8回復させる
解説:僧侶の基礎呪文ともいえる回復呪文。でも、試練以外だと作りたての冒険者僧侶が覚えていない事もしばしば
WIZは回復量が全体的にしょっぱいので、ディオスの出番も道中の回復というより遠征でボロボロになった後ぐらい。
何とか帰還したパーティーを僧侶が馬小屋と入り口を往復しつつ回復して、年齢を上げず次の冒険に備えることが多い。
#4ではワードナは僧侶呪文を覚えないうえに大抵のバージョンで手下の僧侶が回復を唱えてくれるかは運任せ(ニューエイジのみ移動中に回復使用可)
なので、序盤の死体漁りではとりあえず薬を優先して拾い、ディオスの薬を持てるだけ持ちたい。

名前:ポーフィック/PORFIC/バックラー
和名:小楯
レベル:P1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:詠唱者のACを4下げる。
解説:魔法の障壁を発生させ、詠唱者のACを下げる呪文。ディンギルを含めて皆勤賞。
対象が自身という狭さゆえにこちらが使う事はあまりないが、効果そのものは高いので敵に使われると厄介かもしれない。
ACは名前のイメージと違って実際は回避率なので実感しにくくはあるが。
同じ消費ならバディオスでダメージに貢献した方が確実かも。ロードなら使い道はある。

名前:ミルワ/MILWA/ブライトネス
和名:明かり
レベル:P1(#1~5)(外伝1~4)(試練)
効果:迷宮を数歩先まで見渡せるぐらい照らす。一部のシナリオではダークドアを発見できる。
30歩ぐらい歩くかダークゾーンに侵入することで効果が切れる。
解説:迷宮を魔法の光で照らすことにより、普段は見えない一部のドアが見えるようになる。
ピットやシュート等のトラップを事前に感知できるようにもなる。
#4では戦闘中に手下の僧侶がこれを唱えてくれないと、決して最初の部屋から出られない重要呪文。
僧侶を召喚していない場合は進めようがないので、魔法陣に戻りましょう。
外伝4では地上階では不要、地下階で効果を発揮。迷宮が明るいディンギルではリストラ。
5以降はこのシステムがなくなってしまったが、試練にて復活。

名前:バディオス/BADIOS/バニッシュ
和名:痛み
レベル:P1(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一体に1~8の聖属性ダメージ。
解説:呪いの力でダメージを与える、ディオスのプロセスを逆にした攻撃呪文。威力の修正は知恵によって決まる。
「回復呪文を削ってまで唱える価値はあるの?」という意見もあるだろうが、ディオス自体が焼け石に水。
LV1の間は前衛の攻撃がなかなか当たらないことも考慮すれば、前衛が育つまでは「やられる前にやれ」の要領で使うプレイヤーもいる。
また敵僧侶が使ってくることもあり、育ってない魔術師系キャラが一発死しかねないので序盤は注意が必要。
一部の試練のユーザーシナリオでは「ACがカンストしており、代わりに聖属性に弱い」という敵が出てくる。
直前の言葉には気を付けよう。「だいじょうぶだってば。ディオス」とかしゃべった暁には…

名前:カルキ/KALKI/アーマー
和名:祝福
レベル:P1(#1~5)(外伝1~3)(試練)
効果:パーティ全員のACを1低下させる
解説:ポーフィックが味方全体にいきわたる代わりに下げ幅がわずか1になってしまった。
味方に使うにしても敵が使うにしても微妙。無駄行動と言っても過言ではない。本当に最序盤なら有用か。
次亜塩素酸カルシウムは関係ない


僧侶Lv2

名前:カルフォ/CALFO/ディバイントラップ
和名:透視
レベル:P2(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:戦闘後の宝箱を95%の確率で見破る。
解説:宝箱に仕掛けられた罠をファンブルしない限り見破る。成功率は95%。
しかしカンストした盗賊もカルフォも間違った罠を予測してトラブルに遭うのはウィザードリィあるある。

名前:モンティノ/MONTINO/サイレンス
和名:沈黙
レベル:P2(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループを沈黙させる。
解説:対象敵の呪文だけを封じる。持続ターンは5ターン前後。
中盤以降は人型の魔術師を見かけたら、範囲攻撃の波状攻撃を受ける前に封じておこう。
ちなみに睡眠など別の状態異常に掛かっている場合は効かなくなるので注意。
また成功率は敵と術者のレベル差により決まるのだが、成功率はいまいち高くない。過信は禁物。

名前:カンディ/KANDI/ロケートパーソン
和名:所在
レベル:P5(#1~4)
P2(#5)(FC・NP版KOD)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
M3(GBC版#1~3)
効果:指定されたキャラの大まかな位置を把握する。
解説:「○○は B4F の南東部にいます」といったザックリとした位置を教えてくれる。
自分とは別のパーティの大まかな位置を把握するのに使う。
…が、TRPGならまだしもモニター越しのプレイヤーが神の目で位置を把握しているならまず使わないだろう。
それでも全滅したパーティの人員を探す際には世話になる事がある。死体が別の場所に運ばれている事があるからだ。
ちなみに同パーティ内の誰かを指定すると「隣であなたを見ています」「それはあなた自身では!?」とツッコミが入る。
基本的に僧侶の呪文だが、GBC版#1~3のみ魔法使いのレベル3呪文の方に移っている。

名前:マニフォ・ラニフォ(外伝1・2)/MANIFO・LANIFO
和名:?
レベル:P2(#1~4)P5(外伝1~3)
効果:敵一グループを麻痺させる。外伝系は無効化されづらい。
解説:無印ではマニフォ、外伝ではラニフォとなり呪文レベルが大幅に上がった。
魔術師のカティノの様に足止めに使えるが、治癒係が麻痺させられたら大ごとになるし全滅もありうる。
#5ではカツと差し替えられる形でリストラされ、その後も復活していない。

名前:カツ/KATU/チャーム
和名:魅了
レベル:P2(#5)(試練)
効果:NPCとの遭遇時は警戒度を和らげる。戦闘時は敵一グループを睡眠状態にする
解説:NPCとの対話という概念が導入された#5で初登場し試練で再登録。
マニフォでは警戒度を和らげるのに不自然であろうか、こちらは睡眠(魅了して手を鈍らせ無防備にする)となった。
効果からして"喝"ではない カティノと同じく物理攻撃で2倍ダメージを与えられる。

名前:マツ/MATU/メガアーマー
和名:空膜
レベル:P2(#1~4)(外伝1~4)(試練)
効果:パーティ全員のACを2低下させる
解説:カルキの倍の効果がある防護呪文だが、モンティノやカルフォといった重要呪文と被ってるのがネック。
倍と言ったところでAC誤差2であるため、重ね掛けが必要な長期戦でもない限りは…。


僧侶Lv3

名前:ロミルワ/LOMILWA/マジックライト
和名:増光
レベル:P3(#1~5)(外伝1~4)(試練)
P4(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)
効果:迷宮を三歩先まで照らす光を作る。ダークゾーンに入らないかぎり(または城に戻るまで)維持される。
解説:ミルワの持続時間が永続になったもの。迷宮に入ったら他の永続呪文と共にとりあえずかけておくと見通しが良くなる。

名前:ラツマピック(ラテュマピック)/LATUMAPIC/ネームモンスター
和名:識別
レベル:P3(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:冒険中敵の正体を確定させる。キャンプ中も戦闘中も使用可能、城に戻るまで有効。
解説:遭遇したモンスターの正体を確実に見分ける。戦闘中に使用した場合は、それまで不確定名だったモンスターが明らかになる。
AppleII版では戦闘のたびにかける必要があった。こちらもロミルワ同様、迷宮に入ったらまずかけておこう。
特に後半になるにつれてその重要性が高まっていく。

名前:ディアルコ/DIALKO/キュアパラリシス
和名:P3(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
レベル:柔軟
効果:味方一体の麻痺・睡眠・混乱・恐怖を治療する。
解説:軽い行動状態を治癒する重要呪文。特に効果が永続する麻痺も治せるのが大きい。
この呪文を覚えていないときに麻痺になると、町まで戻るしかなくなる。
恐怖にも対応しており、識別に大失敗し恐慌状態になった司教を再起動できる。

名前:バマツ/BAMATU/ギガアーマー
和名:空壁
レベル:P3(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
P4(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)
効果:パーティ全員のACを3低下させる
解説:戦闘中の防御力強化*8
パーティー全体にかかり、効果もAC低下系の中ではそこそこ高めで実用性は十分。
試練以外ではレベル2のマツよりも競合する呪文が少ないためか、対ボス用でそれなりに使われる。

名前:ハカニド/HAKANIDO/レデュースマジック
和名:魔法吸引
レベル:P3(#5)(外伝1~2)PS5(外伝4)P4(試練)
効果:敵1体のMPを下げ、また魔法レベルを1下げる。
解説:#5で登場した、ややマイナーな補助呪文。敵単体の魔法使用回数をランダムに減少させる。
使ったところで敵の脅威が大幅に減る訳ではなく、マホトラと違いこちらのMPも回復しないので…。
一方でこちらが受けるとMPを大幅に消耗し、探索計画が台無しになる地味にいやらしい呪文。

名前:フィスノイト・ノーフィス/FISNOIT・NOFIS/ブレイクスクリーン
和名:災厄
レベル:フィスノイト・P5(外伝2)P4(試練)/ノーフィスA2(外伝3~4)(ディンギル)
効果:敵全ての呪文無効化率を下げる。無効化されない。
解説:和製WIZの外伝2から定番になり、五つの試練にも採用された呪文無効化打破呪文。
敵全体の呪文抵抗率一割減*9し、10回まで重ね掛け可能。
無効化率の低下はナンバリングによって違うが、重ね掛けすればそのうち0%になるため、そこからラバディと直接攻撃のコンボを決めやすい。
外伝2と試練では魔術師呪文、それ以外ではアルケミスト呪文となっている。
外伝3や4で苦い思いをさせられたのか、ディンギルのダイアモンドドレイクにはラバディは通用しなくなった。


僧侶Lv4

名前:ディアル/DIAL/メガヒール
和名:回復
レベル:P4(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)
P3(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)(試練)
効果:味方一人のHPを2~16回復する。
解説:長い間ディオスで我慢してきた冒険者たちの新たな回復呪文。回復量が倍になった。
…なのだが、2~16とあまり増えておらず、ラツモフィスやマポーフィックやバリコとの兼ね合いが難しい。
これ頼りに探索するのは流石に心許ない。やはり入り口近くでの立て直し用か。

名前:ラツモフィス(ラテュモフィス)/LATUMOFIS/キュアポイズン
和名:解毒
レベル:P4(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:味方一人の毒を治療する。
解説:ウィザードリィのは現在HPに対する割合ダメージであり、HPが高いと減少量がえぐい。
またHP1で止まらず死ぬなどドラクエとは違って深刻な被害を被りやすく、序盤の宝箱の毒針すら放置すると死に直結しかねない。
この呪文を習得することで、パーティーはようやく毒消しでアイテム欄をつぶさずに済むようになるのだ。
当然この呪文が唱えられなくなると終盤だろうと危険度が跳ね上がるので、Lv4でのMP管理は非常にシビア。

名前:マポーフィック/MAPORFIC/プロテクション
和名:大楯
レベル:P4(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:長時間パーティーのACを2下げる。
解説:戦闘終了後もなくならない防護呪文だが重ね掛けはできない。
探索開始時にとりあえずかけておくのが基本。終盤だと気休めにもならないかもしれない。

名前:バリコ/BARIKO/ブレーズ
和名:剃刀の風
レベル:P4(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:敵一グループに風属性ダメージ。量は6~15(#5)(外伝1~4)/6~18(試練)
解説:#5にて後述のリトカンと差し替わる形で登場した僧侶用攻撃呪文。やはりというかバギ
僧侶がようやく覚えるグループ攻撃呪文だが、威力はマハリトに劣る。無理に使う必要性はない。
ラツモフィスやディアルとの兼ね合いでなかなか使いづらいが、敵に使われるとじわじわと確実にHPを削られる。
ディンギルではバディアルもろともリストラされたため、LV4以下の僧侶呪文しか使えない敵僧侶はたいして脅威にならない。

名前:バディアル/BADIAL/メガバニッシュ
和名:一撃
レベル:P4(#1~5)(外伝1~3)(試練)
P3(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)
効果:敵一体に2~16の聖ダメージ。
解説:ディアルの逆呪文。
メイン火力にするには頼りなさすぎるし、敵に唱えられてもそれほど脅威にはならない。
そしてバリコ登場後は、単体なのにダメージ量で劣るこちらはますます微妙に…。


僧侶Lv5

名前:ディアルマ/DIALMA/ギガヒール
和名:大治療
レベル:P5(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:味方一人のHPを3~24回復する(試練以外)/味方一人のHPを6~48回復させる。
解説:ディオス・ディアルの上位互換。ようやく実戦でも使いようがある回復量になった。
死なない様に気を付けるならディアルよりも出番は多い。マディを覚えるまでの主力回復呪文。

名前:ディ/DI/レイズデッド
和名:生
レベル:P5(#1~5)(外伝1~4)(試練)
効果:死亡した味方一人をHP1の状態で復活させる。失敗すると灰になる。キャンプ時にしか使用できない。
解説:蘇生呪文。皆勤賞かと思いきや実はディンギルではリストラされている。
灰からの復活は出来ず、成功率はやや低め。別名『味方を灰にする呪文』。
失敗すると「灰」というさらに悪化した遺体となり、寺院かカドルトに頼らねばならない。
蘇生確率も不安定なので、これにはあまり頼らないプレイヤーもいる。蘇生後は生命力-1、年齢+1され、HP1で復活。

名前:バディ/BADI/デス
和名:致死
レベル:P5(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:一定確率で敵一体の心臓を強制的に停止させる・或いは冠状動脈血栓を引き起こさせて死亡させる。アンデッドや悪魔には効かない。
解説:ディを逆呪文にした単体即死呪文。成功率は敵と術者のレベル差による。
ただし呪文無効化率を突破しても、そのあとの生死判定で確率で耐えられてしまう。
終盤の強敵は大抵悪魔かアンデッドなので出番が少ない。人間や巨人系の強敵相手なら一考か。
一方で敵が唱えるバディは前衛の戦士が瞬殺されかねない事もあってかなり厄介。
呪文レベル5以降は敵の魔法使いと僧侶のパワーバランスは僧侶側に傾くといっても過言ではない。


名前:バディアルマ/BADIALMA/ギガバニッシュ
和名:大滅
レベル:P5(#1~4)(試練)
効果:敵一体に3~24の聖ダメージ(試練以外)/敵一体に6~48の聖ダメージ。
解説:ディアルマの逆呪文。
#1~4では後述のリトカンの下位互換(あちらはダメージ一緒でグループ呪文)でしかなかった。
そのためバディアルやバディオスと違い、外伝系やディンギルではリストラされていた。
試練ではダメージ2倍になって復活したが、ディアルマの回復量も倍になったので…。

名前:リトカン/LITOKAN/ファイアウォール
和名:炎の塔
レベル:P5(#1~4)(試練)P4(FC・NP版KOD)(GBC版#1~3)
効果:敵一グループに炎ダメージ。(GBC#1~3のみ聖ダメージ)
量は試練以外は3~24、試練では4~32
解説:火柱を発生させて敵を焼き尽くす。バリコが登場するまでは、僧侶が最初に覚えるグループ攻撃呪文はこちらだった。
#5以降はバリコに押されて姿を消していたが、試練にて双方並立する形で復活。
威力は試練以外の作品はマハリト並み、試練でもラハリト並みと実戦に充分採用できるレベル。
ただバリコより強力で火属性の魔法としては強いが、マダルトと比べると半分位しかない、と微妙な位置にいる。
「魔法使い呪文は通じないが僧侶呪文なら通用する」とか「グループ魔法を使える者は後先考えず全員撃て」といったレアケースでないと出番は回ってこない。
FC・NP版のKODやGBC版#1~3ではLv4に下げられており早期習得できるが、ラツモフィスとの兼ね合いでこれまた使い辛くもなっている。

名前:バモルディ/BAMORDI/サモンエレメンタル
和名:召霊
レベル:P5(#5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:シナリオ毎に指定されたモンスターを味方として召喚して共に戦う。
解説:ソコルディと共に#5で初登場した召喚呪文。バモルディはアンデッド系が多い傾向にある。…なぜにエレメンタル(精霊)?
召喚できるのは常に一種類で、敵の攻撃でみんなやられた場合は再召喚可能。
外伝4では死霊の塔一階のボスで二階へ上る鍵を守っている”高僧のミイラ”がかなりの確率で唱えてくる。
この時期ではおそらくマーフィーズゴーストですら厳しいのに、バンパイアロードとか系統最強の40レベルのゆうれいとかを呼び出されたら悶絶するしかない。
#5ではあるタイミングでこれを唱えることで、虚無の中からゲートキーパーが蘇る。

名前:モガト/MOGATO/アストラルゲート
和名:天空の門
レベル:P5(#5)P6(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:悪魔系の敵一体を確率で消去する(試練以外)/悪魔系の敵一グループを確率で消去する(試練)
解説:対悪魔用の即死呪文。悪魔系モンスターを元々存在していた霊界へと送り返す(即死)。
ちなみに試練では対象が敵一グループになったが、肝心の成功率が20%と低すぎて使い物にならない。さらに抵抗もされる。
稀に敵がこちらのパーティーに使ってくるが、当然ながら本家ジルワン同様に効果が無い無駄撃ちである。


僧侶Lv6

名前:マディ/MADI/キュアオール
和名:完治
レベル:P6(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:味方1人の死亡、灰、ロスト以外の状態異常を回復し、HPを全快。
解説:生きているならどんな状態からも完治できる単体治癒呪文の最高峰。これが使えると大分深入りできるようになる。
HP回復量も「全快」なので、最大HPが4ケタあっても満タンになる。下位呪文とは効果が段違い。
Lv6のMPはこの呪文の為にとっておいた方が良いと断言できる。
イハロンが初めて収録された#5とマディアルが超絶強化された試練以外ならば、僧侶系呪文を覚えた後転職させるならこの呪文まで覚えていればいいとまで言わしめた。

名前:マバディ・ラバディ(#5以降)/MABADI・LABADI/スティールライフ
和名:奪命
レベル:P6(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一体の残りHPを1~8するダメージを与える(マバディ)
敵一体の残りHPを1~8するダメージを与え、その分詠唱者を回復させる(ラバディ)
マバディ・ラバディ共に呪文無効化率以外では防げず、防げなければ必ず成功する。
解説:マディの逆呪文で相手を瀕死にする。
一撃必殺系呪文と違い標的の種族を選ばず、呪文無効化を抜けてしまえば大抵決まるので非常に頼りになる。
とはいえレベルの高い敵や悪魔系・アンデッド系には効きづらい。対象が敵一体というのも使いづらい。
むろん敵からこれを食らうとそのまま後続の攻撃で殺されかねず大変危険。
AppleII版では呪文無効化率を無視するうえに必中という超性能呪文として君臨している。
#5以降はラバディとなり、詠唱者のHPもついでに回復する様になった。

名前:ロルト/LORTO/ワールウィンド
和名:鋭刃
レベル:P6(#1~4)(試練)
効果:敵一グループに6~36の風属性ダメージ(#1~4)/敵一グループに6~48の風属性ダメージ
解説:#1~4ではラハリトに毛が生えた程度のグループ攻撃呪文。
#5で下記のカカメンに押し出されて以降はリストラされていた。試練では威力が上がり復活したがそれでもマダルトに負ける。
味方ではあまり使わない一方で敵がよく使ってくるが、バディやマバディじゃなくてホッとできるかもしれない。

名前:カカメン/KAKAMEN/ファイアーストーム
和名:炎の嵐
レベル:P6(#5)(試練)
効果:敵一グループに7~49の炎属性ダメージ(#5)。敵一グループに9~45の炎属性ダメージ(試練)
解説:#5で登場し、以後は試練まで出番が無かった激レア呪文。実は最強の火炎魔法である。
ロルトの炎バージョンなだけはあり、一応ラハリトより威力は上だがやはりマダルトにかなわない。

名前:バミルワ/BAMILWA/?
和名:?
レベル:P6(外伝1~3)
効果:敵1グループを混乱させ呪文やブレスを封じる。
解説:外伝系で登場。要はサイオニック呪文カンティオスの僧侶バージョン。
成功率は高いが、とても貴重なマディやマバディのスロットを使う気にはなれない。

名前:ロクトフェイト/LOKTOFEIT/エヴァキュレート
和名:帰還
レベル:P6(#1~5)(外伝1~4)PS5(ディンギル)(試練)
効果:アイテムやお金をほとんど喪失して拠点に帰還(#1~3)(ディンギル)(試練:戦闘時)/詠唱者が呪文を忘れ拠点に帰還する(#5)(外伝1~4)(試練:キャンプ時)
解説:城に帰還する呪文。
しかしキャンプ中に使用した場合はこの呪文を忘れてしまい、戦闘中に使用した場合はほとんどのアイテムとお金がなくなるという最悪の状態となる。
#4までは生還できる代わりに装備含めてアイテムがすっからかんになる(逆に言えば呪われたアイテムも外せる)という、ハック&スラッシュRPGとしては文字通り身銭を切るが如き最終手段だった。
だが#5および外伝系ではアイテムの損失が無くなり、次のレベルまで僧侶キャラを鍛えれば再び習得しなおせるので、割とお手軽な帰還リソースになった。


僧侶Lv7

名前:カドルト/KADOLTO/レイズアッシュ
和名:蘇生
レベル:P7(#1~5)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:死、灰のキャラクターを確率で蘇生。成功したら体力は全快する。
死亡状態で失敗すると灰に、更に灰から失敗するとロストとなり「〇〇は埋葬されます」という物悲しいアナウンスが入る。
ディ同様、キャンプ時にしか使用できない。(作品・ハードによっては戦闘中も使用可能)
解説:蘇生呪文の最高峰。死体や灰の状態からですら復活できる。
ちなみにカント寺院でのカドルトは複数の僧侶が儀式形式でやるので、冒険者のそれより失敗しづらいらしい。
成功したとしても体力は全快ながら、生命力-1、年齢+1される。
基本的に迷宮内でロストした場合は地上にロスト状態のキャラを連れ帰らない限りその場に残り続ける。
だが、#5ではこのロスト状態からですら復活できる奇跡の泉がある。

名前:マリクト/MALIKTO/ワードオブカース
和名:激怒
レベル:P7(#1~4)(試練)
効果:敵全体に12~72の聖属性ダメージ。
解説:#1~4における僧侶系の最強クラスの攻撃呪文。ティルトウェイトに比べると威力は劣るが、それでも全体攻撃は魅力的。
試練以外だとカドルトがおいそれと使う呪文でもないので気軽に使いやすい。
マバリコよりダメージ平均値が若干高いがバラツキは少し大きめ。

名前:マバリコ/MABALIKO/メテオスウォーム
和名:流星の風
レベル:P7(#5)(外伝1~4)(試練)
効果:敵全体に12~72の風属性ダメージ(#5)/敵全体に18~58の風属性ダメージ(外伝1~4)/敵全体に16~64の風属性ダメージ
解説:#5からマリクトに代わり僧侶系最強の攻撃呪文となり、ディンギル以外で登場。そして試練ではまさかのマリクトとの共演となった。
#5からは僧侶呪文のレパートリーが増えたがイハロンは基本探索前の準備用、バカディは範囲が大きくなったとはいえ確率系の即死。
マディアルは回復量がレベルに比べてしょっぱ過ぎる…という訳で安定して使われていた。
マリクトとは違いは若干威力が低いが安定性があり属性が違うという点ぐらい。

名前:バカディ/BAKADI/カルネージ
和名:死の嵐
レベル:P7(#5)(GBC版#1~3)(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:敵一グループの心臓を止めて即死させる(#5)(GBC版#1~3)(外伝1~4)(ディンギル)
敵全体を即死(試練)
いずれも(悪魔や)アンデッドには効かない
解説:#5で登場したグループ対象のバディ。いわゆるザラキ
成功率は割と高く全体なので、この呪文1発で多数の敵をまとめて葬れることも多い。
しかしこちらが使うというより敵が使ってきたら即全滅と言う事もありえるので恐怖。

名前:イハロン/IHALON/プロディジー
和名:神聖な願い
レベル:P7(#5)(試練)PS7(外伝4)(ディンギル)
効果:味方1人の能力値かHPの増加、年齢の低下から効果を1つ選ぶ。
能力値はシナリオの設定上限まで上がり、年齢は20もしくは試練シナリオの下限値まで下がる。
試練ではHPの上昇も選べるが1000を超えるとこの呪文で増やせなくなる。
全ての効果が使えない場合、ランダムに「性格」「性別」「種族」「職業」を変える効果が発生。
ディンギル版では若返りがない。
使用するとこの呪文を忘れる。
解説:キャラのステータスを上げたり年齢を下げる画期的な呪文。
外伝4ではサイオニック系に移動。この呪文がある作品の冒険者は下手をするといつまでも若いのかもしれない。
忘れてもレベルアップでまた覚えられるので、繰り返し使ってステータスの足しにするのも良い。

名前:マディアル/MADIAL/ヒールパーティー
和名:快復
レベル:P7(外伝1~4)(ディンギル)(試練)
効果:味方パーティーのHPを6~20回復(外伝1~3)/味方パーティーのHPを10~50回復する(外伝4)/味方パーティーのHPを30~60回復する(ディンギル)/味方パーティーのHPを各々の最大HPの50%~99%回復させる
解説:外伝から加わったパーティー回復呪文。画期的なはずなのだが作品によって重要度がピンキリ。
初期は一人当たり旧ディアルマ程度しか回復せず、これを唱える位ならマディかラバディの方がはるかにましという残念呪文だった。
その後外伝4から少しずつ回復量は増えるが、悪いことにその時期はダンジョンや敵の強さがインフレ気味だったため汚名返上とはならなかった。
だが、試練では仕様が大幅にいじられ「最低でも最大HPの半分は保証」と回復量が大幅に上昇。
そのため敵の呪文やブレスで半壊した味方を一瞬で立て直せるようになり、レベルに相応しい回復呪文として一気に重要度が増した。


アルケミスト

Ⅵや外伝Ⅲから加わった呪文系統だが、和製WIZ全盛期の外伝時代のこの系統は調整不足が目立ちバグが多く、そうでなくとも新系統の雲系呪文がこちらが使うには効果が遅すぎて微妙扱いされやすい不遇の系統。


アルケミストLv1

名前:ナグラ/NAGRA
和名:
レベル:A1(外伝3~4)(ディンギル)
効果:敵一体に自分の現在HPの半分のダメージを与える。同じ戦闘で再び使うと効果は半減する。ダメージ上限は160。
解説:敵に外伝3から加わった新種族のドラコンのブレスと同じ効果を与えるダメージ呪文。
但し外伝4以降はドラコンのブレスは必中ではないけどレベルが9以上になると効果範囲が1グループになるが、こちらはレベルが上がってもHPに応じてダメージが上がるだけ。
しかしそれを差し引いても、雲系ダメージ呪文に比べれば単体を仕留めやすい分まだましという何とも言えない性能。
名倉ではない

名前:オスロ/Oslo
和名:A1(外伝3・4)(ディンギル)
レベル:A1
効果:数ターンの間パーティ全員の攻撃力を上昇させる(外伝3・4)/数歩の間、パーティ全員の力を2上昇させる(ディンギル)
解説:…と説明書では書いてあるが実際にはバグの影響があり、外伝3では効果はなく、外伝4に至っては逆に命中率が下がってしまう。

名前:ノーリス/NOLIS
和名:
レベル:A1(外伝3・4)
効果:敵一グループを逃げやすくさせる
解説:敵一グループの戦意を喪失させ逃げやすくするというが、絶対逃げる訳ではないので効果を実感しにくい誰得呪文。当然呪文リストラの嵐が吹き荒れたディンギルではハブられた。

名前:ポーバ/Poba
和名:
レベル:A1(外伝3)PS1(外伝4)(ディンギル)
効果:敵全てのACを1上昇させ、パーティ全員のACを1低下させる
無効化されない
解説:敵味方のACに同時に干渉するWIZでは珍しい呪文。外伝4からはサイオニックに移住。


アルケミストLv2

名前:リクレア/Liqurea
和名:
レベル:A2(外伝3・4)(ディンギル)
効果:数ターンの間敵1グループに1~4の炎系雲ダメージ
解説:雲系シリーズの初級呪文。
雲系呪文は数ターンの間ダメージを与え続けるが、その分1ターン辺りの威力は低め。しかもダメージが入るのはターン終了時なので、即座に相手を倒すor行動を止める事は出来ず即効性に欠けるため使いづらい。
その一方で、敵に重ね掛けされると厄介。

名前:フィスクレア/FISQUREA
和名:
レベル:A2(外伝3・4)(ディンギル)
効果: 味方にかけられた雲系呪文を消し去る
解説:重ねがけされた分もまとめて消せるが、同じターンにこれより後にかけられた雲系呪文はせない。
生存することが重大なパーティーにとってはありがたい。

名前:ナーグス/NAGUS
和名:
レベル:A2(外伝4)
効果:敵1体を確率で麻痺にする
解説:要はボラツのアルケミストバージョン。

名前:カルコ/CALKO
和名:
レベル:A2(外伝3)PS2(外伝4)(ディンギル)
効果:一マス先のブロックに空間があるか否か調べる。
解説:透視する呪文。外伝4では壁の裏に書いてあるヒントを読むイベントもある。


アルケミストLv3

名前:ダルクレア/DALQUREA
和名:
レベル:A3(外伝3・4)(ディンギル)
効果:数ターンの間敵1グループに2~8の氷系雲ダメージ
解説:雲系呪文LV3バージョン。

名前:カティクレア/KATIQUREA
和名:
レベル:A3(外伝3・4)(ディンギル)
効果:敵全てを確率で睡眠させる
解説:カティノの全体バージョンなのだが、覚えた頃に探索する階層では効きづらくなっている事が多い。

名前:マポーバ/MAPOBA
和名:
レベル:A3((外伝3)PS3(外伝4)(ディンギル)
効果: 敵全てのACを2上昇させ、パーティ全員のACを2低下させる
解説:ポーバの2倍の効果を持つ。マツとディルトを同時にかけられると考慮すれば効果はなかなか。アルケミストバージョンにしろサイオニックバージョンにしろあまり競合する呪文がないのも追い風。

名前:ジオフィック/ZIOFIC
和名:
レベル:A3(外伝4)
効果:パーティ全員の気絶・睡眠を治療する
解説:睡眠は割と回復が早い&気絶させられた場合は大抵同時にHPが一けたになってるのでそちらの対処をせねばならない、と効果があまりに微妙すぎる。


アルケミストLv4

名前:マオスロ/MAOSLO
和名:
レベル:A4(外伝3)A3(外伝4)(ディンギル)
効果:長時間パーティ全員の攻撃力を上昇させる(外伝3・4)/長時間パーティ全員の力を2上昇させる(ディンギル)
解説:オスロの長時間バージョン。やはりディンギル以外では使えない。

名前:カニクア/KANIQUA
和名:
レベル:A4(外伝3・4)(ディンギル)
効果: 数ターンの間敵1グループに3~12の雲ダメージ
解説:雲系呪文LV4バージョン。ちなみに系統は無属性なのだが、一部バージョンでは核属性と説明されていた。

名前:バノカ/BANOKA
和名:
レベル:A4(外伝3・4)(ディンギル)
効果:3ターンの間敵の呪文をある程度の確率で跳ね返す
解説:RPGあるあるの反射系呪文だが、ウィズでの登場は意外に遅かった。また外伝3だと全体攻撃は画面では反射したエフェクトが出ても実際には跳ね返せていない。

名前:フォフィック/FOFISC
和名:
レベル:A4(外伝3・4)(ディンギル)
効果:長時間パーティ全員の呪文無効化率を上昇させる
解説:呪文無効化率を上げるありがたい呪文…とおもいきや、外伝Ⅲではバグで敵の呪文無効化率も上げてしまう。

名前:ダーリス/DARLIS
和名:
レベル:A4(外伝4)
効果:敵全ての戦闘能力を低下させる
解説:どういう風に戦闘力が下がっているのかわかりづらい。


アルケミストLv5

名前:マリクア/MALIQUA
和名:
レベル:A5(外伝3・4)(ディンギル)
効果: 数ターンの間敵1グループに4~20の炎系雲ダメージ
解説:雲系呪文LV5バージョン。

名前:ガルディ/GALDI
和名:
レベル:A5(外伝3・4)(ディンギル)
効果:シナリオ毎に指定されたモンスターを味方として召喚して共に戦う。
解説:召喚というより、生命を瞬時に創造して戦わせるらしい。外伝3ではドラゴンの洞窟の強力な雑魚であるブラックドラゴンを数体呼び出して壁にすることもできる。

名前:モルフィス/MORFIS
和名:
レベル:A5(外伝3・4)(ディンギル)
効果: パーティ全員の恐怖・睡眠・発狂・麻痺・毒を治療する
解説:生きているメンバーの石化以外の状態異常を治療する。アルケミスト系では数少ない使える呪文。コブラの呪いでパーティーが数名麻痺らされても高レベルのアルケミスト系が健在なら一瞬で立て直せる。

名前:カルドゥ/CALDU
和名:
レベル:A5(外伝3)PS6(外伝4)(ディンギル)
効果:アイテム一つを鑑定する
解説:触らずに鑑定できる上に外伝3では成功率は100%でビショップいらずであった。外伝4からはサイオニックに取られてしまう

名前:ラニクア/LANIQUA
和名:
レベル:A5(外伝4)
効果:数ターンの間敵1グループに5~15の無属性雲ダメージ&毒の状態異常
解説:…で、カルドゥをなくしたアルケミストレベル5に外伝4から加わったのがコレ。だから雲系呪文はいらないっての。


アルケミストLv6

名前:バモクア/BAMOQUA
和名:
レベル:A6(外伝3・4)(ディンギル)
効果:数ターンの間敵1グループに5~40の無属性雲ダメージ
解説:雲系呪文LV6バージョン。いくら雲系はダメージが小さめとはいっても、ここまでくると結構痛い。こちらが使う分にはやはり微妙。

名前:カディオス/KADIOS
和名:
レベル:A6(外伝3・4)(ディンギル)
効果:味方一人のHPを全快
解説:状態異常は回復せず傷だけ完治する呪文。とはいえ対石化用の貴重なマディを温存できると考えるとなかなか使える呪文ではある。

名前:マトカニ/MATOKANI
和名:
レベル:A6(外伝3・4)(ディンギル)
効果:自分のレベルに比べて低レベルの敵を即死させる。但し不死系には無効(外伝3)/レベル8以下の敵全てを即死させる。ただし不死系には無効
解説:マカニトの誤表記的呪文…かと思いきや外伝3ではレベル次第では結構上位クラスの敵にも通用するなかなか便利な呪文。
外伝4やディンギルでもマカニトよりも微妙に強いが、習得する頃の階層には通用しない敵も多いだろう。

名前:フィクドラ/?
和名:
レベル:A6(外伝3)
効果:3ターンの間唱えた者への打撃を他の者に受けさせる
解説:外伝3限定。珍しく外伝4に引き継がれなかった呪文。
味方にかばってもらうという概念は当時としてはマイナーすぎた。のちにエルミナージュシリーズでデフォルトで採用されるとは夢にも思わなかったであろう。


アルケミストLv7

名前:ジルフェ/ZILFE
和名:
レベル:A7(外伝3)A6(外伝4)
効果:呪われたアイテム一つを対象としそれを破壊して呪いを取り除く。
解説:外伝3ではカルドゥが100%なので呪われるのはよほどのプレイングミスだし、外伝4だとセーブデータが壊れるという致命的なバグまでやらかしてしまう。

名前:マダルクア/MADALQUA
和名:
レベル:A7(外伝3・4)(ディンギル)
効果:数ターンの間敵1グループに4~60の氷属性雲ダメージ
解説:雲系呪文の最高レベルバージョン。地味に最低ダメージがバモクアよりも低い。早ければ山脈でエアージャイアントとかダークエンジェルとかガスリッチが使ってくるが、寧ろ「物理攻撃してこなくてラッキー!」とすら思える。

名前:アリクス/ALIKUS
和名:
レベル:A7(外伝3・4)(ディンギル)
効果:敵一体に無属性ダメージ。外伝3とディンギルでは80~130ダメージ、外伝4では65~130のダメージ。
解説:アルケミスト系では貴重な即効性ダメージ呪文。四大元素を混ぜたエネルギーを敵にぶつける呪文…と説明はかっこよさそうだが、下手をすると1レベルのナグラにダメージで負けるとか泣けてくる。

名前:グレニクア/GURENIQUA
和名:
レベル:A7(外伝4)
効果:数ターンの間敵1グループに10~40の無属性雲ダメージと毒の状態異常
解説:レベル5にラニクア作ったから上位呪文も作ろうという適当そうな理由でできた雲系呪文。これ使うぐらいなら殴るか他のより有用な呪文を使った方がいいのは言うまでもない。

名前:カルノバ/CALNOVA
和名:
レベル:A7(外伝3・4)(ディンギル)
効果:宝箱をほぼ安全に開ける。また外伝4とディンギルでは鍵のかかった扉や鉄格子も明けられる。
解説:当時のRPGでは珍しかった、宝箱の罠そのものを無効化する呪文。中身の罠を特定しておく必要はない。また外伝4からはデストの効果も含んでいるが、鉄格子の扉をこれで開けるとイベントクラッシャーになってしまう。


サイオニック

Ⅵで導入されたサイオニック系は外伝Ⅲでは導入されず、外伝4にてようやく導入された。
精神をつかさどるものが多く、大抵のダメージ呪文に発狂(”たたかう”以外を選べなくなり一定確率で味方に攻撃してしまう)をはじめとしたバステ効果がある。回復呪文もあるが効果は低い。
また、アルケミスト系ほどではないが効果がちゃんと機能していないものもある。


サイオニックLv1

名前:シオス/SIOS
和名:
レベル:PS1(外伝4)(ディンギル)
効果;敵一体に1~10のダメージ&確率で発狂
解説:サイオニックの基本ダメージ呪文だが、なぜか低レベルの間は同レベルの魔術師系よりも火力があり、外伝4では下手をすると戦士系もレベル1だと一撃で殺されかねない。
また、Ⅵ~Ⅷとはちがいアンデッドにもダメージは通用する。

名前:ディオマス/DIOMAS
和名:
レベル:PS1(外伝4)(ディンギル)
効果;味方1人のHPを2~6回復する
解説:サイオニックが使える回復呪文だが、アルケミストと違い低レベルの間でも使える代わりに高位になっても回復量は心もとない

名前:ゲネス/GENES
和名:
レベル:PS1(外伝4)
効果;NPCを魅了する。戦闘時は敵1体を確率で麻痺にする
解説:#5のカツを意識したと思われるが実際にはNPCとの交渉中には効果はない。というわけで単体麻痺に。NPCの仕様が変わったディンギルではリストラ。


サイオニックLv2

名前:リオス/RIOS
和名:
レベル:PS2(外伝4)(ディンギル)
効果;敵グループに1~10のダメージ&確率で発狂
解説:シオスがグループダメージバージョンになったやつ。ダメージに加え仲間割れまで誘発するので習得した直後は頼りになる。
一方で外伝4では不動の塔でこむそうというこれを唱える敵が1Fでいきなり出てくるので遭遇すると全滅も視野に入るほど冷や汗もの。
ドラクエで例えるなら1レベルでいきなりギラとメダパニを同時ターンに使う敵に遭遇するようなものである。

名前:カルラス/KALRAS
和名:
レベル:PS2(外伝4)
効果;味方1人の恐怖・睡眠・発狂を治療する。
解説:発狂した味方を治せる貴重な低レベル呪文。発狂した前衛が真っ二つの剣とか持っていると肝心の対象者がすでに切り殺されてる可能性も否定できないが…。


サイオニックLv3

名前:ロークス/LORKS
和名:
レベル:PS3(外伝4)(ディンギル)
効果;敵一グループを確率で麻痺にする
解説:敵を麻痺らせる呪文はD&Dだと呪文レベル2~3あたりなのだが、ラニフォに比べて決まりにくい。
ワーセンチピードの強敵化要因その1。

名前:レイマー/REIMAR
和名:
レベル:PS3(外伝4)(ディンギル)
効果;唱えた者を隠れさせる
解説:唱えたものを隠れさせる。非盗賊系でも隠れられるが、見破られやすい。

名前:ノバイス/NOBAIS
和名:
レベル:PS3(外伝4)
効果;NPCの心を読む
解説:NPCとテレパシーで会話し、隠れた情報を聞き出せる。とあるキャラは練武場の発展ノルマを教えてくれるが、どれを倒せばいいかまでは教えてくれない


サイオニックLv4

名前:マシオス/MASIOS
和名:
レベル:PS4(外伝4)(ディンギル)
効果;敵一グループに2~16ダメージ&確率で発狂
解説:リオスの上位互換。だが、レベル4のダメージ呪文としてはグループ制とはいえ最低クラス。確率発狂があるのでバリコとどっこいと思えばまぁこんなものか。

名前:ブレデイム/BUREDEIM
和名:
レベル:PS4(外伝4)(ディンギル)
効果;敵1グループを混乱させ呪文やブレスを封じる
解説:魔術師のカンティオスとおんなじである。やはり地味でディンギルでは仲良くリストラ。

名前:クレマール/KUREMAR
和名:
レベル:PS4(外伝4)(ディンギル)
効果;パーティ全員の攻撃呪文の威力を上昇させる
解説:これ唱える暇があるなら同じレベルのマシオスを唱えた方が…

名前:バデュマス/BADUMAS
和名:
レベル:PS4(外伝4)(ディンギル)
効果; 敵1グループの攻撃力を低下させる
解説:特殊効果までなくすわけではないので地味。というかこんな地味なの作るぐらいなら、4レベル枠にマモーリスを持ってくるとか3レベルに単体精神攻撃とか単体回復呪文でも作った方がよかったのでは…。
…と、思われていたが、ディンギルではファイアーゴーレムやシャドーゴーレムといった攻撃力の初見殺しの罠ボス連中やインフレしすぎにもほどがあるドラゴンの洞窟の雑魚なら元の数値もあってはっきり分かるほど攻撃力を減らせるため、装備の耐性強化とそろえて運用すればそれらに対抗しやすくなる。最後の最後で意外な形で日の目を見る形となった。

名前:ダルオスト/DALOSTO
和名:
レベル:PS4(外伝4)(ディンギル)
効果;敵1体に12~60の氷属性ダメージ(外伝4)/ 敵1体に36~64の氷属性ダメージ(ディンギル)
解説:マダルトと同じレベルなのに最大ダメージで劣る単体攻撃呪文。麻痺とかあってもよかったのでは。
ということでディンギルでは最小ダメージはそれなりに高くなったが最大ダメージはマダルトと同じ。
ワーセンチピードの強敵化要因その2。


サイオニックLv5

名前:ザカルディ/ZAKALDI
和名:
レベル:PS5(外伝4)(ディンギル)
効果;シナリオ毎に指定されたモンスターを味方として召喚して共に戦う。
解説:戦う人型生物の幻影を呼び出して戦わせる。

名前:マカルマ/MAKALMA
和名:
レベル:PS5(外伝4)
効果;パーティを中心に5x5の範囲の未踏箇所も含めたマップを表示する
解説:周囲の様子を探索するカルコの上位互換。これで一方通行の扉とかを見つけたりできるので意外と侮れない。


サイオニックLv6

名前:マディオス/MADIOS
和名:
レベル:PS6(外伝4)(ディンギル)
効果;パーティ全員のHPを6~18回復する
解説:マディアルの後にできた下位互換。当時の範囲回復魔法の宿命で、同レベル帯のマディやカディオスと比べると回復量が少なすぎて泣ける。

名前:ブレネス/BURENES
和名:
レベル:PS6(外伝4)(ディンギル)
効果;敵一グループに8~64のダメージ
解説:ラダルトには劣るが一時期消えてたロルトやカカメンを上回る純粋ダメージ呪文。
マディオスがしょっぱいので、マッピングを進めつつ進むのならカルドゥによる戦利品の識別は立て直し時に回してダメージソースのコイツにつぎ込むという選択肢もある。


サイオニックLv7

名前:ラシオス/LASIOS
和名:
レベル:PS7(外伝4)(ディンギル)
効果;敵全体に9~72のダメージ&確率で発狂
解説:マバリコ並みの火力を持ちながら発狂のデバフまで与えうる全体攻撃呪文。こっちが使ってもなかなか強いし、敵に使われるとダメージだけで済むティルトウェイトよりも脅威。
なにげに系統1レベルの呪文の名前の一部が最上級呪文にもある珍しい例でもある。

名前:ガルトマス/GULTOMAS
和名:
レベル:PS7(外伝4)(ディンギル)
効果;敵全体に12^48のダメージ&外伝4では確率で睡眠・麻痺・石化・発狂/ディンギルでは睡眠・麻痺・石化・混乱
解説:ダメージはラシオスに劣る代わりに与えるバステのレパートリーが増える。攻撃用としてはともかく、石化や麻痺で動きを封じられるので受ける側としてはラシオスよりも厄介。

名前:ノスバディ/NOSBADI
和名:
レベル:PS7(外伝4)
効果:NPCの安否及び所在地を確認する。
解説:NPCという概念を導入した外伝4で試験的に導入された対NPC用カンディ。とあるイベントが起こった後に唱えると彼らの大半が消息不明と表示されてしまうため、イベントを起こして穏便に塔を退去させたりそもそも悪党なメンツは別としても罪悪感に囚われてしまう。


真・ウィザードリィRPG特有の呪文

TRPGの『真・ウィザードリィRPG』は#1~#3を下敷きにしており、呪文体系も魔術師系・僧侶系の2系統となっている。
だが、CRPGであるシリーズ作品には見られない様な独自呪文も幾つか存在する。
ちなみに英字名や和名は特に設定されていない模様。


魔術師系(真RPG)

  • 魔術師Lv1(真RPG)
名前:スファ
効果:戦闘中、使用者に対する射撃武器を完全に防御する。

  • 魔術師Lv2(真RPG)
名前:デュマス
効果:使用者は10分間、あらゆる言語を理解し会話出来る様になる。なお読み書きには適用されない。

名前:レフィック
効果:戦闘中、連続した2辺に炎の壁を立て、通り抜けようとする者に5d6(5~30)ダメージ。
この壁は使用者が任意で消せる。消さなかった場合も、戦闘終了後には消える。

ちなみに『真RPG』の戦闘は四角マスで区切られたマップ上で位置取りをするが、上記の「辺」とはマスのフチ線を指し、1辺=1マス分の長さとして扱う。
「連続した○辺」の場合、全体の形状は任意に指定できる(一直線状でも折れ曲がっていても良い)。


  • 魔術師Lv3(真RPG)
名前:マスファ
効果:戦闘中、使用者に対する射撃武器を跳ね返し、射手に必ず命中させる。

名前:マレフィック
効果:レフィックの上位呪文。連続した5辺に炎の壁を立て、通り抜けようとする者に8d10(8~80)ダメージ。

  • 魔術師Lv5(真RPG)
名前:ラスファ
効果:任意の対象一人にかけられる様になったマスファ。

名前:ラレフィック
効果:レフィックの最上位呪文。連続した10辺に炎の壁を立て、通り抜けようとする者に10d10(10~100)ダメージ。


僧侶系(真RPG)

  • 僧侶Lv1(真RPG)
名前:カタナ
効果:戦闘中、対象一人の武器の周囲に真空を作り出し、命中率とダメージを上げる。

  • 僧侶Lv2(真RPG)
名前:トキ
効果:戦闘中、対象一人の敏捷度+3。即効性であり、行動順の変化を伴う事もある。

名前:エリエモス
効果:相手の目を見つめて唱える事により、その相手の性格(善・中立・悪)を看破する。
なお公の場での使用は無礼な行為とされている。

  • 僧侶Lv3(真RPG)
名前:マミニト
効果:対象一人の移動力+1。
戦闘中でなくとも使用可能で、持続時間は1戦闘分、もしくは戦闘無しに3分間。


  • 僧侶Lv4(真RPG)
名前:バトキ
効果:トキの全体版。

  • 僧侶Lv5(真RPG)
名前:ラミニト
効果:マミニトの全体版。

名前:デリスタ
効果:対象一人にかかっている任意の戦闘呪文を1つ消去する。モンティノの沈黙やカンティオスの混乱も消去対象にできる。

  • 僧侶Lv7(真RPG)
名前:リセット
効果:使用者自身のレベルと引き換えに、戦闘開始時点まで時間を巻き戻す。
その戦闘は不意打ち判定からやり直す事になり、戦闘中に起きていた出来事(死亡など)は全て無視される。
なお、味方の中に一人でもリセットを望まない者がいた場合は、呪文は効果を発揮しない(使用者のレベルも下がらない)。

名前:マディス
効果:レベルドレインにより下がったレベルを回復する。
ドレイン後に期間が開いていても有効だが、直近の1回分しか回復できない*10
また、マハマンやリセットの使用に伴うレベルダウンに対しても無効。




追記は呪文を全系統極めてからお願いします。




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最終更新:2025年06月05日 22:46

*1 しかし、判別可能なところまで入力する方法でも使用可 例としてTILTOWAITは#5でTZALIKが登場するまではTだけ打てばよかった。

*2 FF1のGBA/PSP版ではMP制になっている。

*3 回転扉、シークレットドア、ワープ、ピット、シュート、呪文禁止区域などが表示されない

*4 ただ、マロール(マラー)の転移による座標指定では現在地からどれだけ動くかを指定する必要があり、オートマッピングでは現在の階層はともかく座標数値までは把握できないため、転移のために座標を正確に把握するという意味では利用する価値はある。

*5 それまで敵全体へのダメージ呪文はLv7にしか存在しなかった

*6 Steam版では呪文抵抗された場合はちゃんと「呪文を邪魔した」と表示される。

*7 ハマンと違いこちらは習得した時にはレベル13以上あるはずだが、ドレイン受けたりクラスチェンジによりレベルが下がり習得していても満たさないこともある

*8 一般的に強化呪文の接頭語として付けられがちな「マ」ではなく逆効果呪文の接頭語として付けられがちな「バ」を冠しているが、厳密にルールを適用すると「ママツ(MAMATU)」となり発音しにくいため日本語における連濁的なルールが適用されたものと思われる。

*9 無効化率50%の敵は5%ずつ、80%の敵は8%ずつ値が減っていく

*10 例えば(A)バンパイアの1Lvドレイン→(B)バンパイアロードの2Lvドレインと順番に受けた場合、(B)の2Lv分は一度に回復できるが(A)はもはや回復できない