ルーイメモ

登録日:2021/12/30 Thu 22:57:46
更新日:2025/05/11 Sun 11:56:30
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ルーイくんともそこそこ長い付き合いになるが

それでも、まだまだ彼のことがよくわからない。

先日も彼の独りごとに耳を立てていると、

「チャッピーはステーキ、デメジャコは網焼き、ビリーは唐揚げ…」


…聞かなかったことにしよう。







「ルーイメモ」とは、ピクミンシリーズの生物図鑑にて確認できる原生生物に対するルーイのコメントである。
ゲーム本編におけるラスボスヘラクレスオオヨロヒグモの撃破後、ルーイをお宝「虫の王」として回収した後に生物図鑑にて見ることが出来る様になる。
ちなみに1つのセーブデータでクリアすれば、以降別のセーブデータでは上記の条件をクリアせずとも確認が可能になる。



内容を一言で言えば「原生生物の調理方法」。
本人の項目に詳しいが、ルーイはすさまじい食い意地の持ち主であり、その執念の深さたるや「悪食」の域に達している。
(『ピクミン3 デラックス』にて追加されたメモ(冒頭のもの)では、その様を垣間見たオリマーはドン引きしている。またコッパイ星人の3人は彼の様を見て「ホコタテ星人=野菜ばかりを食べている」という認識を改めさせられることになっている。)
そんな彼が、原生生物をどう美味しく食べるかを1〜2行程度の短い文章で簡潔に述べている。本編では自分達やピクミンを捕食、もしくは攻撃してくる原生生物も、自分が襲った相手が実食経験を経た上でレシピを作られるとはよもや考えなかっただろう。


どうやってこのような調理方法を編み出しだのかについては不明だが、物語内では原生生物は借金完済の足しとして扱う(=売りに出される)ため、勝手に食べることは許されないものであり、借金の完済時にそれらもまとめて精算されていることから考えて、ルーイが手を出しているとは考えにくいため、ルーイはこれらの情報をフィールドワークから得た可能性が高い。

実際ルーイは借金完済後に置き去りにされてしまい、その後彼を保護するまでは単独行動をしていたため、その間に幾多もの生物と接触。そして調理法を確立したと考えるのが自然だろう。(物資も少なく、ピクミンの協力も得られない状態でそのような事が出来ると考えると彼の料理スキルは勿論、サバイバル能力も相当に高いと言える。)


なお肝心の中身だが、なかなかに凝った料理法が書かれているのだが、中には狂気的な食べ方を紹介しているものが要所要所で見受けられる。(後述)どう考えても公式が病気である。


ピクミン2』の生物図鑑に登録される原生生物は全部で81種だが、(一部の例外を除いた)これらほぼすべての原生生物を試食していることがメモ内の記述から分かるため、いかにルーイの食い意地が凄まじいかがよく分かる。
(しかも一部の原生生物に対しては生食を試みている。)
ちなみに海外版では食べられるもの・食べられないものの内容が一部変更されており、内容もアメリカンジョークが効いたものになっている。(ただしカオスっぷりは日本版に負けず劣らずの内容である。)


ピクミン3』では生物図鑑が一度廃止されたため、生物に対する食事法を見ることが出来なかったが、『ピクミン3 デラックス』にて生物図鑑機能が復活。登場人物達(アルフ・ブリトニー・チャーリー・ルーイ・オリマー)の記述が追加されたことに伴い、ルーイメモが復活。『ピクミン3』からは新たに登場した原生生物として33種の原生生物の情報が追加。
『2』から続投した原生生物に対しても(一部の生物の記載内容に追記・修正する形で)『2』のメモ内容によるルーイのレシピが書かれている。


+ 最新作のネタバレ


ルーイさんからも、原生生物のお話を聞かせていただきました…。
少々シゲキ的ですが、それもまた愛です。
気になるようでしたらご確認ください。

なんと!ルーイさんも、私の図鑑に解説を寄稿してくださいました!
個性的な解説は、独特の味わいがあります。
ぜひ、あなたの目でご確認ください!


ピクミン4』では、ルーイの強制的な救出後に、ルーイメモが追加。今作は生物図鑑だけでなく、オタカラ図鑑にもメモをしている。生物図鑑に関しては言わずもかなだが、一部の生物およびオタカラ図鑑においては、食べ方とは異なる内容となっている。
現在判明している彼の唯一の肉親である祖母について言及する記述も散見され、彼の「食への執着」とは異なる一面を垣間見ることができる。
『2』『3デラックス』に登場した原生生物においては、案の定これまでのメモ内容によるルーイのレシピとなっている。

なお、上記のセリフにもあるように生物図鑑をまとめるダルメッシュは彼の話に対して若干引いているとも取れる反応を見せている。



【各調理方法】

ここからは原生生物ごとのルーイメモ記述傾向や特筆すべき調理方法についてを大まかな系統ごとに分けて記載していく。


注:一部の内容に猟奇的な表現が含まれていますので、閲覧には注意してください。特に食事中の方や、『ピクミン』シリーズの敵キャラに愛嬌を抱いてる方は要注意でお願いします。








①:デメマダラ系

基本的にはステーキや揚げ物にして食べるのがオススメとされているが、一部の生物は皮をはぐ、体表のワックスを落とすなどの一手間が要求される。
また、一部のイヌムシ科などは別の食べ方で楽しむことも出来る。

【記載例】
  • アカチャッピー:よく肥えたものを丸焼きに。ステーキもいい。
  • テンテンチャッピー:よく肥えたものを丸焼きに。ステーキもいい。皮は焼き上がりの見た目が良くないので、剥いだ方が良い。
  • ケチャッピー:よく毛を毟ってから丸焼きに。毛は細切りにして煎じて飲めば血行を促進する効果がある。
  • クマチャッピー:皮は固いので、むいてから調理する。
  • チビクマ:わたを取り除いてから中に香草を詰めオーブンで焼く。
  • ヤキチャッピー:ワックスをよく落としてから唐揚げに。目玉が美味しい。
  • ダンゴナマズ:唐揚げに。淡白な味。刺身にする時は寄生虫に注意。
  • ベビーチャッピー:体は身が少ないが、目玉は柔らかく生食もいける
  • クイーンチャッピー:卵巣の塩漬けは珍味of珍味s。一度ご賞味あれ。
  • ダイオウデメマダラ舌をシチューに。絶品。
  • ペロチャッピー:舌を強火でしっかりと焼く。プリッとした食感と溢れる肉汁がたまらない。
  • コチャッピーモドキ:果物みたいに皮がつるっと剝ける。そのまま切り分けて塩茹でにする。
  • ジャンボチャッピー:大きいが肉質は柔らかくて美味。食べきれない分は食用油を塗って冷凍し、赤身は燻製に。
  • コンコチャッピー:初めから甘い味が付いている。
  • キンキンチャッピー:脂身たっぷり。赤みが好きな人のは鼻先がおすすめ。


②:パンモドキ系

デメマダラ系の生物に擬態しているデメマダラモドキ系とそれ以外の正規のパンモドキ科で評価が大きく異なり、
前者はスープやサラダの具材として高評価を得ているが、後者は栄養価こそ評価しているものの、味や食感についてはボロクソに言っている。

【記載例】
  • アカコチャッピー:そのままスープやシチューに放り込んで。
  • ユキチャッピー:茹でたものをサラダの付け合わせに。
  • テンコチャッピー:仕上がりの色みがよくないので、色材としてはイマイチ。
  • パンモドキ:固い、身が少ない、調理が大変な割に美味しくない。が、栄養価は高いので今後に期待。
  • オオパンモドキ:身はパンモドキよりも多いが味の方はさらに大味……。


③:ドックリ系

ブタドックリ系(火や水を噴射)、フタクチドックリ系(岩による砲撃)、フーセンドックリ系(空気での吹き飛ばし)の3パターンに分かれる生物群だが、食べ方はそれぞれ「刺身・姿煮」、「生食・フライ」、「スナック」などと、系列ごとに趣が大きく変わっている。
特に『ピクミン3』の新顔であるユキフタクチはシャーベット状にするというかなり変わった食べ方をする。

【記載例】
  • ブタドックリ:お刺身もいいが、カブなどと一緒に姿煮も。
  • ミズブタ:綿棒等でよく叩いてからお刺身に。薬味の生姜はお好みで。
  • フタクチドックリ:よく砂を吐かせてから、生のまま殻をむいてそのままいただく。フライもいい。
  • ミヤビフタクチ:脂身が多く、生よりもフライにしたほうが美味しい。
  • フタクチカブト:丸ごと茹でると殻が自然に外れる。湯切りした身を岩塩で。
  • ユキフタクチ:吐き出させた雪に果汁をかけてかき氷に。身はシャーベット状にして生で食べる
  • フーセンドックリ:皮を揚げてスナック感覚でバリバリと。
  • アオケダタラ:天日干しにしたものを炙ってちょっとしたおやつに。
  • シシドックリ:そのまま調理すると臭みがあるので、まずは血抜きをした後に根菜、山菜、味噌でトロトロ煮込む。濃厚で野性味のある味わい。
  • ゾウブタドックリ:巨体を切り分けるのが大変。デカけりゃいいってもんじゃない。
  • コオリフーセン:ガムのように噛むと口から涼しくなる。
  • オオユキカブト:身がぎっしり詰まった手足を殻ごと茹でて、レモン汁を垂らす。繊維の隅々まで行き渡ったら、一気にちゅるりと啜る。

④:ウジンコ系

ピクミンではおなじみの生物たち。
小型サイズの生物だが、ルーイはどの生物に対しても高評価を下しており、現在メモのある6種全てに対して違う食事方法でメモを纏めている。1種怪しいメモもあるが…

【記載例】
  • ウジンコ(♀):軽くソテーに。産卵前が脂が乗っていて特においしい。
  • ウジンコ(♂):フライパンでタカのツメやニンニクと一緒に炒める。
  • トビンコ:脱皮したてのソフトシェル*1と呼ばれるものを姿煮に。羽まで美味しい。
  • ブリコ:茹でた後一気に飲みこむ。喉越しを楽しむ。
  • マザーウジンコ:丸々とした子持ちを塩焼きに。ブリブリ、ネバネバの食感がクセになる。
  • ノミンコ:塩辛かったり、酸っぱかったり、甘かったり。体液を吸った生き物によって風味が違う。


⑤:ショイグモ系

炒める、もしくは揚げるのが主な調理法。
各ショイグモが属性ごとに扱いが異なっているが、全体的にネガティブな表現がされているものが多い。
そんな中、ラスボスであるヘラクレスオオヨロヒグモに対しては後述の通り、万能食材として高評価を下している。


【記載例】
  • ベニショイグモ:古くなると勝手に火が付いて燃えてしまうのでお早めに。
  • キショイグモ:カリカリに揚げたのをレモンを絞っていただく。
  • ルリショイグモ:水っぽく他のショイグモに比べて味が薄いのでお塩を多めに。
  • ムラサキショイグモ*2:少々火にかけたくらいでは毒ガスの成分が消えないので食べないほうが良い。
  • サクレショイグモ:軽く炒めると良い。辛い上に口の中でパチパチ弾ける刺激的な味。(※爆発物です。)
  • ハクショイグモ:脚に果汁を染み込ませて、アイスバーに。
  • ヘラクレスオオヨロヒグモ:脚は刺身の他、茹でても焼いてもどう調理してもおいしくいただける。


⑥:ダマグモ系

ショイグモ系への反応も高評価とは言いがたいが、ダマグモ系については金属質の身体のため、食べること自体が出来ないと言う評価を下している。
一応試食自体はしてるようだが、ダマグモキャノンについては食べようとすらしていない模様。
……なのだが、海外版ではよりによってダマグモキャノンが唯一の食用扱いになっており、内部に僅かに残った肉、及びオイル(曰く、ソースとして絶品)を食している。

ちなみに『3』で登場するマリグモは「コダマグモ科」に属しているが普通に食べ、高評価をしている。
(ダマグモ科とコダマグモ科がどの程度生態に差異を持っているのかは不明のため、種としてどの程度近いのかは定かではないが。)


【記載例】
  • ダマグモ:注意!食べられません。
  • ダマグモキャノン:ほとんど機械なんですけど……。
  • ゾウノアシ:煮ようが焼こうがサビ臭さが抜けず、食べられたものではなかった……。(海外版では「嫌な親戚に出してやるのに適している」)
  • ケダマグモ:注意!食べられません。
  • ハゲダマグモ:毛を毟っても食べられません。
  • マリグモ脚を一本ずつ剥いて糸に絡めて食べると甘くておいしい。
  • ダマグモインフェルノ:筋だらけで歯に引っかかる。焦げたビニールや金属のにおいがする……。


⑦:ポンガシグサ系

それぞれ異なる事情からサラダなどに使う事が出来ない旨の記述をしている。
が、それ以外の用途だとどうなるかは不明。
少なくとも食べられないという描写は無いので生食せず何かしらの工夫をすれば食べられるのかもしれない。
ちなみに『3』以降の生物図鑑ではポンガシグサは個別に登録されないので、岩ピクミン・羽ピクミン・氷ピクミンのポンガシグサにはメモはない。
『4』では一括でサラダには向かないと書かれているが、もし個別のメモがあったら「硬すぎる」「甘すぎる」「冷たすぎる」などになっていたのだろうか?


【記載例】
  • ベニポンガシグサ:辛すぎてサラダには向かない。
  • キポンガシグサ:酸味が強くサラダには向かない。
  • ルリポンガシグサ:青臭くサラダには向かない。
  • ムラサキポンガシグサ:「森のバター」と呼ばれる程脂質が多く、生食すると胃が重くもたれるのでサラダには向かない。
  • シロポンガシグサ:アシが早くすぐに腐ってしまうのでサラダには向かない。
  • ポポガシグサ:生食するとお腹を下すのでサラダには向かない。

+ 海外版では…
海外版では一部活用できる種類がある一方、それ以外は不可食性についての理由がさらに極端になっている
ベニポンガシグサ This spicy flower(この激辛の花は) combusts upon contact with the tongue.(舌に乗せただけで発火する) Keep fire-retardant condiments within arm's reach!(消火用の燃えにくい調味料を手元に用意するのを忘れずに。)
キポンガシグサ This tart flower's(この酸っぱい花の) acidic juices can burn a hole through a frying pan.(酸性の強い汁はフライパンに穴をあけることがある。) Eating it would be unwise.(食べない方が賢明だ。)
ルリポンガシグサ This flower's(この花は) tough texture makes it unsuitable for salads(硬すぎてサラダには向かないが、), but its bright blue hue makes for a grandiose garnish!(鮮やかな青色は華やかな飾りにピッタリ。)
ムラサキポンガシグサ This convenient purple flower(この紫色の便利な花は) secretes a dark, flavorful oil that eliminates the need for salad dressing!(濃厚で風味の良いオイルを分泌するのでドレッシングなしでもイケる。)
シロポンガシグサ This elusive flower(この希少な花は) spoils within seconds of picking,(摘み取ってわずか数秒で腐るため、) making it unsuitable for cooking.(料理には全くもって不向き。)
ポポガシグサ Eating this flower leads to(この花を食べてしまうと) spectacular, breathtaking indigestion.(息をのむほどの壮絶な消化不良に襲われる。)

⑧:特徴的な内容の生物(動物系)

陸上系・飛行系・水棲系とバリエーションが多いため、食べ方も多岐にわたっている。


  • サライムシ新鮮なものの腹に穴を開け中身を吸う。滋養強壮に。

猟奇表現その1。
字面の表現もすさまじいが、「肉や内臓等をそのまま啜る」という食べ方もなかなかに強烈なインパクトのある食事方法である。


  • オタマ三杯酢の中に泳がせて踊り食いに。

猟奇表現その2。
「踊り食い」それ自体はシロウオやタコの食べ方の1つとして実際にあるものだが、実際に文章化するとなかなかに生々しく、そしてえげつないものがある。
なお成長後のイモガエルは「水っぽく調理に向かない」と言う理由から、脚以外の部位は捨てられてしまう。
現実のカエルも胴体は内臓しか詰まっていないため、可食部位は脚だけとされる。ただし骨はスープの出汁として使えるとか。

あと、オタマの大きさはルーイと大差ないのだがどうやって「踊り食い(丸飲み*3)」したのかが気になる。


  • ゴロムシ柔らかな腹部をえぐって、シチューに入れて煮込む。内臓を焼いて食べるのも苦味はあるが美味。

猟奇表現その3。
ただ「腹部を抉る」と言う表現こそグロい物ではあるが、料理法自体は比較的現実味のあるもの。
なお余談だが、ゴロムシの腹部はピンク色に不気味に発光しているというゲテモノのような様相を呈している。よく入れようと思ったな……。


  • ヨロヒイモムカデ生きたまま殻と足を毟ってかぶりつく。目玉の裏はコラーゲンたっぷり。

猟奇表現その4。
『3』から追加された新顔。
「殻と足を毟ってかぶりつく」と言うのもすさまじいが、それを生食で行うのをイチオシの食べ方として挙げている。
ボスキャラとして登場しているこの生物に対して生食を試みるルーイの食への執着がよく分かる内容である。
というかルーイやピクミン達の何十倍もある相手をどうやって丸齧りしたのか。


  • サクレウラメ殻のままミキサーにかけ肉だんごに。シチューによく合う。

猟奇表現その5。
この生物に限った話ではないが、ミンチにするという調理工程の表現があまりにも生々しい。
なお浮遊時に利用する風船はガスで膨らませており、かつ攻撃には爆弾を使ってくるが、
それらが人体に影響を及ぼすかについては不明。



シンプル・イズ・ザ・ベストな表現だが、ヘビガラスの体組織で鳥の形状をしているのは頭部と脚部のみで、所謂「焼き鳥」の可食部位であるモモなどの箇所は殆どない。
恐らく焼き鳥としての概念が異なるか、もしくはヘビの体組織部分も「焼き鳥」として食べているのだろう。一応ヘビ肉は鶏肉に近い味だと言われていたりはする。
ちなみに上級種であるアカヘビガラスになると「串刺しにしてワイルドに丸焼きにする。刺身も意外といける。生き血は滋養強壮に。」と、鬼畜度が跳ね上がる。
また、『4』で追加された雛鳥に当たるヒナガラスも「粗びきのつくねに。軟骨がコリコリしておいしい。」と、鬼畜度は健在である。


  • オオマンマン:臭みが気になるので、十分に水洗いしてから天日干しにする。

クラゲの食べ方としては現実に通ずるものであるのだが、オオマンマン(並びに近縁種のコマンマン)の和名を含めて考えると途端に意味が違って聞こえてくる。
臭みがあるって…。


  • アメボウズ:いまだに調理されたという話を聞いた事がない。本当に実在するのか?

本編でも「白昼夢か何かだったのでは」と評されるアメボウズだが、ルーイもその存在に対しては懐疑的でいる。
一方海外版では実在する生物として食事を試みているが、毒性があるとされているらしく、食べるのを断念している。
またアメボウズに対する「いまだに調理されたという話を聞いた事がない。」と言う表現があるが、アメボウズ以外の生物にはルーイ以外の誰かによる調理の記録等があるのだろうか?*4



アメボウズの近縁種とされるが、こちらは少なくとも存在自体は確定しているため、食べようとしているが、上記の理由から途中でやめてしまっている。
アメニュウドウ自体が謎の多い生物のため、実際に食べてたらどうなっていたのかは不明だが、本編の動向を見る限り、ロクな目に遭わない可能性が高い。


  • オオガネモチ:あまり見かけない上に標本が高く売れるので……。

珍しくルーイが食欲よりも金銭欲を優先した生物。海外版では「こいつを食べるよりこいつを売った金で高級グルメを堪能したほうが良い」ともコメントしている。
しかも近縁種と思われるコガネモチやオナラシは普通に食しているため、そういった意味でもかなり特殊である。


⑨:特徴的な内容の生物(植物系)

ゲーム内でのオリジナル植物もあるが、現実世界にも存在する植物もそれなりにあり、それらに対しては後述の様な現実に即した可食性への言及、及び可食の場合の調理法が書かれている。

  • ペレット草:スープに入れると味がまろやかになる。

ペレット部分(蕾?)の部分を食べているものと思われるが、色によって味に変化があるのかは不明。


  • ヒカリキノコ:煮てよし焼いてよし、更に育毛作用もあってか、ここのところ人気急上昇。

高評価を下しているものの、ヒカリキノコは「菌糸に定着した物質が臨界*5に達した際に放ったグンマ線」によって発光しているため、発光の過程で放射線を出していると思われる
ホコタテ星人が摂取しても健康状態に影響がない量なのか、それともグンマ線自体がホコタテ星人には無害なのか……。

なお余談だが、同じく光るキノコであるヒカリエノキに対してははっきり「食べられない」と評している。
まあどっからどう見てもLEDだしね。


  • ゼンマイ:葉の開いてないものをアク抜きして煮しめなどに。

現実世界でも食べることのできる植物に対してはこの様にメモ内でこのような調理法を知る事が出来る。
(他にもタンポポについては、根がコーヒーの代用になる旨が記されている。)
逆に食べられないものにははっきり「食べられない」と下している。が……。


  • ネコジャラシ:食べられません。

ルーメモ内では「食べられない」と評されているが、実際のネコジャラシ(エノコログサ)は粟の原種とされており、穂内の粒の部分は脱穀して炒めるなりすり潰すなりすれば普通に食べられる。


  • クローバー:食べられません。

こちらも実際のクローバー(シロツメクサ)は、茹でたり炒めたりすることで食べることが出来る……が、クローバーを含むマメ科植物は葉の部分に青酸化合物を蓄積することがあるので生食などは避けた方が無難。
なおメモとは関係ないが、クローバーは『3』ではカクレバとして登場するが、残念ながら生物図鑑に登録されないのでルーイメモを見ることは出来ない。


上記2種が「食べられない」としているのはどちらも身近な植物のため、調理法がよくわからない人が適当な処理をして食べないようにするための注意喚起……なのかもしれない。
あるいは、ルーイが幼少時に昆虫食をしていたとの言及があることから、植物よりもムシの仲間の方がルーイとしては食べる発想が浮かびやすかったのだろうか。



【余談】


これだけ多くの生物を食し、その調理法を記しているルーイだが、何故かピクミンに対してのメモはない。*6
猛毒のある白ピクミンはともかく、その他のピクミンは他の原生生物に捕食される様を見ることで擬似的な毒味は完了されている(=食べても問題ないと分かっている)上に赤ピクミンと初めて会った際にはよだれを垂らしてすらいた。

流石のルーイも自分達のために戦ってくれるピクミンには情があるのか、それともピクミンそのものを食べるよりもピクミンに食べたい生物を倒してもらう方が都合がいいという打算なのか、はたまた実は食べているが記録として残っていないだけなのか…。真相は定かではない。
そして『4』ではピクミンやオニヨンにもメモが追加されたが、やはり労働力としてみているようで赤ピクミンに対しては「ピクピクニンジンそっくりでおいしそうだが労働力になるので我慢」と記録している。だが、紫ピクミンは肉を叩くのに利用し、氷ピクミンは食材を凍らせる手段として利用し、そして岩ピクミンに対してはメモを見るに捕食を試みた結果歯が折れそうになったようだ。猛毒を持つ白ピクミンは、寧ろ原生生物に対して「食べさせる派」らしく、ヒカリピクミンは「生き物のにおいがしない」と記録しており食べる事は出来なかった模様。
また、ヒカリヅカとヒカリのミツに関しては、「オニヨンと似たにおいがする。緑のジュースはクセになる味」と評しており、ゲーム内のルーイの日誌でも「お腹と頭らへんがポカポカする」と評している。


ちなみに作中に登場する生物の中では「ピキノツユクサ」「ウジャダニ」の2種は『2』時点では生物図鑑に登録されないため、ルーイメモが存在しない。
ピキノツユクサの実に関しては、甘党のホコタテ星人にとって致死量のゲキカラ成分とゲキニガ成分が含まれているとの事なので、流石に口を付けてはいないのだろう…
と思いきや、『4』ではピキノツユクサが生物図鑑に登録され、辛味を効かせたいときに乾燥させた実を擦り潰すというメモを残しており、香辛料として使用していた事が判明した。大丈夫かそれ…。
ちなみに『3』のドレイク号曰く、ゲキカラ成分を元気スプレーとして利用している星もあるとか。


追記・修正はwiki篭りの新鮮な内蔵をピクピクニンジンなどの野菜と共に煮込んで食べながらお願いいたします。

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最終更新:2025年05月11日 11:56

*1 現実でも脱皮直後の蟹の事を「ソフトシェルクラブ」と呼び、揚げ物などに使うことがある。

*2 「ピクミン4」ではミドリショイグモに変更。なお、4でもムラサキショイグモの存在についてダルメッシュが言及している。

*3 生きたまま少しずつ食いちぎるような食べ方は通常「踊り食い」と言わない。

*4 オリマーはお宝メモなどで「料理に長らく挑戦していない」という旨の発言がある為、調理をしているとは考えにくい。

*5 物的性質が変質する境目、特に核分裂が一定割合で連鎖している状態。

*6 一応ハチャッピーは「ヤドリピクミンとその宿主」なのでピクミンと見ることも出来なくはないが。