赤尾でこ

登録日:2023/08/26 Sat 21:51:24
更新日:2025/05/03 Sat 12:31:27
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赤尾(あかお)でことは、日本の女性アニメ脚本家。

本名は三重野瞳で、当初は本名名義で歌手として活動していた。「赤尾でこ」は脚本執筆時の筆名だが、近年のラジオやインタビューでは名義の使い分けが若干曖昧。
歌手から構成作家を経て脚本家に転向したという何とも変わり種の経歴の持ち主。

【経歴】


1977年12月21日に福岡県に生まれた。
前述の通り元々は歌手で、13歳の時に魔神英雄伝ワタルカラオケ大会なるもので井内監督賞を受賞したことをきっかけに、『瞳にDiamond/風の翼』で1994年にデビュー。
同曲はアニメ『覇王大系リューナイト』とタイアップしており、以降も『超魔神英雄伝ワタル』等で主題歌を担当。当時のアイドル声優のような活動が多く、アニメ雑誌やアニラジ等でもそれなりに露出があった。40~50代のオタクにとってはこの頃のイメージが強いかもしれない。
そのためか、今でもたまに元声優であるという誤情報や勘違いが見受けられるそうな。

しばらくCDを出し続けていたが、2005年に『らいむいろ流奇譚X CROSS~恋、教ヘテクダサイ。』に参加して以降は脚本家として本格的に活動を始めている(その後も歌手活動を辞めたわけではない)。
因みに「赤尾でこ」という筆名は、脚本家を目指すにあたっての師匠であるあかほりさとるから「あか(赤)」という漢字一文字を拝借してつけた。
以前は「赤いおでこ」が由来だと言われていた(と言うか、知らなければそう思うだろう)が、本人がラジオで明確に否定している。

プリキュアシリーズやアニポケなどの子供向け番組から『推しが武道館いってくれたら死ぬ』のようなオタク向けアニメまで幅広くこなし、『アスラクライン2』で初めて抜擢されて以降はシリーズ構成を務めることも非常に多い。年に3~4作品でシリーズ構成として参加するケースも見受けられる売れっ子で、担当作品の一覧を見るとオタク文化にそこまで詳しくなくとも結構知っている名前が挙がることに驚くだろう。
その他、アニメラジオの番組構成(『とある“ラジオ”の超電磁砲』など)や作詞なども行っている。作詞においては沢城みゆきの超ドS曲「タイトルなんて自分で考えなさいな」あたりが有名で、その他今井麻美能登麻美子など主に声優への歌詞提供を行っており、作詞センスには定評がある。

結婚発表を経て現在は長男と双子姉妹の3児の母で、アメブロも10年近く絶賛更新中である。

【評価】


前述の通り様々なタイプの脚本をまんべんなく書け、当たる時は盛大に当ててくれるが、爆死する時もこれまた盛大にやらかす当たり外れの大きい印象が強いように思われる。割とクライアントの要望に従順なところが見受けられるため必要とあらば原作改変やカオス展開にも躊躇が無く、良い脚本が仕上がるかどうかはそれらの判断が吉と出るか凶と出るかの風向き次第かも知れない。原作付きの作品の方が向いているとの意見も。

【参加作品】


「三重野瞳」名義


「赤尾でこ」名義


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最終更新:2025年05月03日 12:31