古見さんは、コミュ症です。

登録日:2016/11/08 Tue 09:44:21
更新日:2024/04/08 Mon 11:27:19
所要時間:約 12 分で読めます









コミュ症――とは、人付き合いを苦手とする症状。またはその症状を持つ人を指す。

留意すべきは――苦手とするだけで、係わりを持ちたくないとは思っていない事だ。





概要

『古見さんは、コミュ症です。』とは『週刊少年サンデー』にて2016年25号より連載中の漫画。既刊32巻。
著者は第70回新人コミック大賞の大賞を受賞し、『デジコン』を連載していたオダトモヒト。
なお以前までは小田智仁名義で活動していた。

1巻発売時、どうも編集部は様子見のため部数を少なくして発行していたようで、小さい書店では売っていない事があった。
オダトモヒト氏も近所の本屋で売っていないと言っていたほどである。

しかし売れ行きは好評だったようで、『魔王城でおやすみ』共々緊急重版が決定し、今ならAmazonでも容易に購入出来るはず。
また第一話がWEBで公開されているので興味がある方はまずはそちらで試し読みしてみるのも良いだろう。

TVアニメ化が決定し、2021年10月からテレビ東京で放送され、続けて2期が2022年の4月から放送された。ナレーションは日髙のり子が担当。
NHKでドラマ版も2021年9月から放送。こちらのナレーションは高橋克実が担当。

あらすじ

話したい、話せない。この緊張が、伝わってたらどうしよう。

万人が振り返る美少女・古見(こみ)さんは、コミュ症です。
コミュニケーションがとても苦手で、周囲は近寄りがたく感じている?
「どうやって話しかけよう」「話しかけた後どうしよう」
と考えてしまう古見さん。
そんな古見さんと、友達になった只野(ただの)くんの学園生活、開校です!!

心も指先も震えるけど、目標は友達を100人作ること!
思わずニヤニヤ、でもたまに胸をつくコミュニケーションコメディー!!

(公式より引用)


登場人物

  • 只野仁人 (ただの ひとひと)
CV:梶原岳人 演:増田貴久(NEWS)
特徴:ただの人
本作の主人公。高校に入学早々『周りの空気を読み、波風の立たない高校生活を送る事』を信条にするくらい小心者。
平凡な少年だが特技もあり、本人曰く「特技は空気を読む事」らしく、
実際かなり察しが良い方なのだが、察しが良すぎて逆に周りからKYと思われる事もしばしば。
その察しの良さで古見さんがコミュ症だと見抜き、古見さんの1人目の友達になった。
周囲の古見さんへの過剰な賛美に怪訝な反応を見せるなどもしている。

ちなみに、波風を断たない高校生活を送ろうと思っている理由は、中学時代に中二病でそれが理由で好きな女子への告白を断られたため。

他のメンツ同様に古見さんは超美人であるという認識はあるが、比較的冷静に接することができる。
ただし、笑顔を見れたり声が聞けたりするとテンションが大いに上がるなど、羨望の気持ちは相当にある。

学力など基本的にあらゆるスペックが平凡。
どれくらい平凡かというと、テストの点数が全科目平均点と同じというくらい平凡。事前に勉強会とかやったのに。
ただし、平凡=万人に受けやすいということか、服装選びのセンスはなかなか。
古見さんの服を選んだ際は、本人・長名さん・山井さん・上理さんという方向性がバラバラな面子が揃って満点を出した。

古見さんの友達が欲しいという夢を叶える手伝いを約束しているが、実は本人も友達が少ない。現在ではなじみと古見さんの他には片居と成瀬の変人コンビしかいない。
というのもクラスでは古見さんの隣であり、さらに仲良くなった事からクラス中の男女に嫌われてしまっている。
相手にされないという訳ではないが、内心では「只野空気読めよ」と思われている、そんな間柄。

ちなみに学級委員長。人望があるとかではなく、むしろなかったので押し付けられた。

懐の深さに定評があり、古見さんの奇行に早々に慣れ、山井さんに誘拐されても特に根に持たなかった。ただ、度が過ぎるとさすがに慌てる。
古見さんへの理解度はある意味テレパシーレベルで、長名さんから通訳として呼ばれることも。
夏休み最初の一週間をどのように過ごしていたのか正確に予想したりもしている。
それどころか最近では、古見さん以外の人の思考までもほぼ正確に読み取り、突っ込みを入れるという特殊能力(?)を開花させている。
一方で古見さんからの想いについては「自分なんかが好かれるわけない」という思い込みで気づく様子はない。
長名さんからは「察しがいいけど察しが悪い」、尾根峰さんからは「察しがいいところと悪いところの差がすごい。」とか言われた。
一応、一番の友達だと思われている程度の認識はある。

ストーカーの山井さんですら気づかなかった古見さんの散髪にも気づき、
諸事情で相合傘で下校した際はナチュラルに道路側を歩き、自分の肩が濡れようとも古見さんが濡れないように徹するメンタルイケメン
どちらも古見さんは気付いたときに顔を赤くしている。爆発しろ。

瞳という妹がおり、自室は彼女との2人部屋で自分からアイスを持ってきてくれるなど仲は良好な様子。
なお、彼女は1話目の見開きにて「只野瞳は只者ではない」という文章が書かれているが、本格的な登場はコミュ50(単行本4巻)を待つこととなる。
ちなみに、中二病患者だった頃の彼に対しても「只者ではない」とされていたが、妹に関してそういった様子はない。

  • 古見硝子 (こみ しょうこ)
CV:古賀葵 演:池田エライザ
特徴:コミュ症
本作のヒロイン。町を歩けば老若男女が見惚れて振り向くぐらいの美少女。学力も全科目90点以上取れる才媛。
教師も例外なくときめき、話しかけただけで怯えられたり気絶されたりする。
身長168㎝で48キロ、股下84㎝丁度、座高82㎝。歩幅は50㎝、A型。
腰まで届く黒髪ロングでクールそうな切れ長の瞳は少し紫色風味。その瞳を大きな黒目に変化させる事が多い。(●)(●)
猫派であり、黒猫モチーフのグッズを買っている。また挙動も猫を彷彿させるものが多い。というか驚くと猫耳が生える事がある。
漫画的な描写であるはずだが、猫化している自覚がある様子。しかも理由が分からないらしい。
ちなみに、ギャグセンスは親父ギャグレベル。

その気風と佇まいでという役職が急遽作られるほどのカリスマ性も持つ……が、タイトル通りコミュ症である。
人前で会話しようとすると表情が硬くなり、さらに心音がドドドドドと対面した相手に聞こえるほどに大きくなり、
満足に発声が出来なくなるばかりか、体がブルブルと振動を始めてしまう。
また、引かれたらどうしようなどネガティブに考えてしまうためなおのこと喋れない。
それを差し引いても家でさえろくに喋らず、弟の背後から声をかけた際は幻聴と思われた。

そのため音読しなければいけない授業などは天敵だが、
天性の美貌とカリスマのおかげで乗り越えたため、只野にバレるまで誰からもコミュ症だと思われなかった。
喋ろうとすると壊れたスピーカーのごとく最初二文字+濁点を延々繰り返すなど、まともに発言できない(例:「友達になって下さい」→「とぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」)。
一方、人目がない電話越しでの会話であれば多少どもるが普通に会話ができる。声は綺麗らしい。
ゴルゴ13に並ぶレベルの寡黙な主人公だろう。

また、学業に関しては真面目であるが、意外と内弁慶で、
家事を手伝うように言われると聞こえない振りをしたり弟の部屋に突撃したりと結構好きに動く。

夢は友達を100人作る事。なじみから少なくね?と言われたが、古見さんからすれば数人作るだけでも大変な事。
という委員会に所属している……委員会? 当然、彼女しかおらず、多分何の活動もしていない。

なお、彼女自身は周囲が自分に対して羨望の眼差しを向けているとは知らず、むしろ挙動不審な自分に対して奇異の目を向けていると思っている。
それ以外でも周囲の反応に困惑すること多数。

只野くんのことは、携帯電話(スマホに非ず)のアドレス帳に家族さえ押しのけて最初に登録したがるなど、少なからず思っている様子。
祖母に好きな人の有無を聞かれた際に反応している辺り、多少は自覚があると思われる。


  • 長名なじみ (おさな なじみ)
CV:村川梨衣 演:ゆうたろう
特徴:なじんでいる
只野とクラス中の幼なじみ……というか伊旦高校に通う生徒全員の幼なじみ
幼い頃から全国各地を転々としており、そのせいであらゆる場所に幼なじみがいる。7人同時に話を聞けるらしい。
これを可能にしたのは圧倒的なコミュニケーション能力の賜物であり、推定500万人の友達がいる。

友達付き合いを大切にしており、昼休みになると幼なじみと昼食を食べに学校中を回る。
それ故にスケジュールは秒刻みであり、週に8回もデパートに買い物に行くほどである。
夏祭りの際にはサウザンドブッキングという異例の事態になり、なじみの後ろには行列が。
こんな生活をしているため個々の付き合い自体はあまり深くなく、山井さんや上里さんの裏の顔などは知らなかった。

しかし幼い頃唯一友達になれなかった古見さんがトラウマとなり、目を合わすと体が震える。
只野くんの仲介で友達になった後は普通に話しているように見えるが、実は遠くを見て目を合わさないようにしているとのこと。

集中力がなく重度の勉強嫌いだが、テストは結構いい点を取る努力泣かせの人。

女子の制服を着ているが性別不明で、中学時代は学ランを着ていた。本人も自分を女と言ったり男と言ったりと誤魔化している。
周囲からは基本女子扱い*1だが、体力テストの回で女子達の成績勝負に参加して圧勝しかけ「お前性別どっちだ」と疑われたことも。
面白半分で適当なことを言って場を引っ掻き回すことを好む愉快犯。ついでにギャンブル好きで、分の悪い賭けも平然とやる。
只野くんのことは親友と呼んでおり、かっこいいことを言った際は「濡れる」などと宣っているが、具体的にどう思っているか不明。

副委員長をしているが、仕事は只野くんに押し付けており、仕事をしている様子が見られない。

1年1組のクラスメート

  • 山井恋 (やまい れん)
CV:日高里菜
特徴:ヤンでいる
本作のヤバい枠。
只野くんのクラスメイト。クラスでもイケてるグループのリーダーになるほどの美少女。
……が、実は病んでいて、古見さん関連になると顔芸を始める。
よく一緒にいる只野くんに嫉妬し、彼を拉致監禁して古見さんの友人に立候補するも、初の拒否を食らってしまう。
以降は一応反省し、他のメンツに比べると距離を取られながらも友人となった。

過剰に古見さんのプロフィールやら行動やらを把握している真性のストーカーで、そういった面では古見さんからは恐れられている。
当然盗聴癖も完備であり、呼んでもいないのに待ち合わせ場所に偶然を装って合流したりしている。
ヤバさの片鱗を隠す様子がサラサラなく、水面に反射した古見さんのパンツを見ようと水溜まりができた校庭へ誘ったり、如何わしい体勢へと誘導する為にツイスターゲームに誘ったりするなど、そのヤバさは追随を許さない。

もっぱら地洗井・忍野・園田・鬼ヶ島・岸、という面々と遊んでおり、
古見さんの出先でたまたま偶然奇跡的な確率でばったり会う際など一緒にいることが多い。
なお、この5人も古見さんの友達としてカウントされている。

  • 上理卑美子 (あがり ひみこ)
CV:藤井ゆきよ
特徴:あがり症
只野のクラスメイト。きょぬーでむちむち体型の眼鏡をかけたあがり症の女の子。
身長は156㎝、B型、魚座。好きな食べ物はトマト・アボカド・白米。
他人に見られているだけで赤面・引きつけ・過呼吸・呂律が回らない・脂汗・腹痛などの症状に見舞われる。
古見さんに凝視される事で何かに目覚めたらしく、犬扱いされたがっている。以降はあがり症というか変態に近い部類に。
本が好きなようで図書委員になった。

一方、ラーメン屋に行くと雰囲気が変わり、まるでプロの職人か何かの様になり結構強気。注文の呪文もこなす。
実は、グルメレビューサイトに於いて、カリスマレビュアーと呼ばれているH.N.『ラーメンが主食』その人だったりする。

  • 矢田野まける (やだの まける)
CV:前島亜美
特徴:負けず嫌い
古見さんをライバル視している女子。身長156㎝、52キロ、座高は87㎝で足が短い。
非常に負けず嫌いで、スペックでいえばほぼ完璧な古見さんに一方的に挑んでは返り討ちに遭っている。というか、純粋に彼女自身のスペックが高くない。
とりあえず何でもいいから勝てればいいという思考で、
それが結果的に負けることになるものでもムキになって目先の勝ちに食いついてくる。
その上、勝負に必死になり過ぎる為か、しばしば花の女子高生らしからぬ顔芸も披露する。
しかし、その何事にも全力で挑む姿勢が好感を呼ぶのか、ファンクラブが存在しており会員からは「まけるちゃんさん」と呼ばれている。

  • 中々思春 (なかなか おもはる)
CV:大久保瑠美
特徴:中二病
手を顔にかざしたり変なことを言い出したりなど、どこに出しても確実に恥ずかしい中二病女子。只野くんのトラウマをザクサク抉る。
四六時中そんな有様なので友達がおらず、アレなオーラのせいか金魚すくいをやったら金魚がもれなく遠ざかるという筋金入りのボッチ。
古見さんと友達になろうと脳内設定丸出しで話しかけるも、とりあえず友達になることはできた。
アニメやゲームのオタクなのだが趣味がどっちかというと男子寄りで、このせいか只野くんが彼女の部屋を訪れた際(第4巻)まったく動揺されなかった。

  • 井中のこ子 (いなか のここ)
CV:潘めぐみ
特徴:田舎者
スタイリッシュな都会の女に憧れる女の子。
都会では、田舎者だとばれると石を投げられると思い込んでいたことから、一学期は周囲とまともなコミュニケーションがとれなかった。
しかし、二学期は一念発起し、古見さんを参考に都会の女になろうと決意する。
太く短い眉にそばかす顔と容貌はややイモっぽいが、胸部装甲は割と立派である。

  • 尾根峰ねね (おねみね ねね)
CV:青木瑠璃子
特徴:おねえさん
泣きボクロと口元のホクロがチャーミングなクラスメイト。
面倒見が良く世話焼きなおねえさん気質の女の子で、クラスメイトはおろか担任にまで仕事を押し付けられる只野くんを見るに見かねて声をかけたいい人。
当初、古見さんの持つ雰囲気と周囲からの持ち上げられぶりから、古見さんが高圧的な人物なのではと考えていたが、只野くんがキッパリと否定した事と、
彼女自身が実際に古見さんと接してみた事で、それらの認識が誤解であったと理解した。

  • 尾鶏楓 (おとり かえで)
CV:森山由梨佳
特徴:おっとりしている
言行がスローテンポでマイペースな女の子。
文化祭実行委員をしており、古見さんや尾根峰さんと買出しに行って以来、友達になった。
とにかくマイペースなため、ちょっと目を離すと忽然と姿を消してしまい、おかしな場所をふらふらしていたり、箱に収まっていたりする。
そのお蔭で尾根峰さんは彼女の友達兼保護者になりつつある。
初登場時はパジャマで登校していた。

  • 片居誠 (かたい まこと)
CV:神尾晋一郎 演:溝端淳平
特徴:硬派
他人に話しかけるのが苦手で、少し奥手な普通の男子高校生。妹がいる。
入学早々に1週間風邪で休んでしまい、そのせいで学校に行きづらくなっていて、いつの間にか夏休みを過ぎていた。
このままではマズイと夏休みに体を鍛え、不登校だったのでいじめられないため髪を金髪にして、高校デビューする事に。
しかし、そのせいで外見は金髪・筋肉質の立派な不良に。
そのせいで自覚なしにクラスメイトに怯えられており、その中で唯一話しかけてくれた只野に心を開く。
今では只野とより仲良くなるためにデートプランを練るほどになる。
片居と只野がBLな雰囲気になるたびに古見さんは「!?」と驚いている。

  • 成瀬詩守斗 (なるせ しすと)
CV:三浦勝之 演:城田優
特徴:ナルシスト
本作のイケメン主人公(個人の見解です。実際の設定とは異なります)
とにかくナルシストであり自意識過剰。クラス中から好かれていると思っている。
昼休みとなると洋楽を聞いたり前髪をイジイジしたり、椅子をカタンカターンしている。
なんやかんやで只野と友達になり、一日一枚自撮り写真を送っている。

  • 米谷忠釈 (こめたに ちゅうしゃく)
CV:鵜澤正太郎
特徴:注釈をつける
只野以上に状況や心情把握能力を持ち、会話もしていないのに古見さんがコミュ症であることを見抜くほど。
成瀬のナルシスト思考を完全に把握し、それに注釈をいれることで読者に伝わりやすくしている。
また注釈を入れる必要があると感じればどこにでも出没し注釈を挟み込む…というか彼の登場以降、注釈は全て彼の吹き出しになっており、よく見るとコマの端にいる。

  • 加藤三九二 (かとう みくに)
CV:内村史子
特徴:将棋好き
修学旅行で同じ班になった眼鏡の少女。
きっちりした性格であり、旅行のスケジュールはしっかりしている。
実は片居の事が気になっている。
名前からも分かる通り将棋好きで、女流棋士として天下を取るのが夢。

  • 佐々木あやみ (ささき あやみ)
CV:髙橋ミナミ
特徴:ヨーヨー好き
修学旅行で同じ班になった美少女。
古見さんを助けるために暴漢(勘違い)の前に出ていけるほど友達想い。
休日はヨーヨーの練習をしており「U18ヨーヨー世界大会」で3位になるほどの凄腕。
後にヨーヨーパフォーマー『Y.Y.般若』として世界的な存在になる。

  • 地洗井茂夫 (ちあらい しげお)
CV:赤羽根健治
特徴:チャラい
リア充グループの1人。茶髪が特徴。
イケてるオーラを出す一方で、まけるちゃんファンクラブ会員第3号を持っている。まけるちゃんの無謀さや負けっぷりに興奮するらしい。

  • 園田大勢 (そのだ たいせい)
CV:佐藤悠雅
特徴:その他大勢
リア充グループの1人。オールバックの髪型が特徴。
確かに一軍には位置しているが、個性が強すぎる魔境伊旦高校ではどこかその他大勢感が出てしまう、少し可哀想な存在。

  • 忍野裳乃 (しのびの もの)
CV:小野賢章
特徴:忍びの者
リア充グループの1人。どこであろうと忍者風の装備を着けている。
山井さんのヤバさに掻き消されているが、古見さんの消しゴムを拾おうとした只野くんにコンパスを投げたり、古見さんと会話を試みた成瀬くんに手裏剣を投げるなど、隠れたヤバい奴。
クリスマス会の王様ゲームでは王様(古見秀子)の命令で只野くんにほっぺたをキスされる。何故か赤くなっていた。

  • 鬼ヶ島朱子 (おにがしま あかこ)
CV:ブリドカットセーラ恵美
特徴:怒ると鬼になる
山井さんの昔からの友達。
誰にでも人なつっこく、ハブられがちな只野くんにも優しく接する。
しかし一度イライラし始めるとどんどん機嫌が悪くなり、
鬼メーター 」なるメーターがマックスまで溜まると 鬼になる
鬼になると何が起こるのかは不明だが、山井さんの言及によると
「あの子はキレたら何するか分からない」ということ。
鬼メーターは食事・睡眠・バッティングセンターなどの楽しい事で減少するが、
些細な事ですぐにマックス直前まで溜まる事があるため油断は禁物。

  • 岸姫子 (きし ひめこ)
CV:内田真礼
特徴:騎士
長身で寡黙な女子生徒。何の攻撃を想定しているか不明だが、西洋甲冑風の篭手や鉄靴を常に身に着けている。
山井さんや鬼ヶ島さんと仲が良い。
1巻から登場している古参キャラではあるが、初めて素顔が描かれたのは21巻、お当番回は26巻、更にそのお当番回を除けば32巻現在でも4回しかセリフがない。(うち2回は男子生徒の妄想の中のセリフ)
だが人気投票では17位と好成績。

  • 世紀末年男 (せいきまつ としお)
CV:長谷徳人
特徴:世紀末
強面の表情。頭から伸びる3束の髪。身長2m超え。と明らかに某漫画のモヒカンの容姿をした男子生徒。
だが内面は気が良くシャイである。
実は1巻から登場しており、只野くんを突き飛ばして気絶させ、(悪意はなかった)只野くんと古見さんが友達になるきっかけを作った恋のキューピット。
1年の頃から他校に彼女持ち。(30巻で初登場)

  • 小宅優司 (おたく ゆうじ)
CV:有隅融
特徴:オタクっぽくない
癖毛の強い髪型の男子生徒。
やたら鋭い目つきと渋い声の持ち主で、落ち着いた口調も威圧感を伴う。しかし、話す内容は完全にステレオタイプのオタク。
文化祭の出し物決めで初登場。同人誌即売会を提案した。

  • 佐村井サム (さむらい さむ)
CV:有隅融
特徴:侍
ちょんまげを結い、下駄を履いている侍の様な格好の男子生徒。
語尾に「GOZARU(ござる)」を付けて話す。一人称は「SESSYA(拙者)」。

  • 左藤甘美 (さとう あまみ)
CV:向井莉生
特徴:人に甘い
前から見て古見さんの左に座っている女子生徒。
人の頼みごとを断れず、何でも「 いいよー。 」と承諾してしまう。
逆に自分から人に頼みごとをすることは殆ど無い。

  • 牛路田影子 (うしろだ えいこ)
CV:内山茉莉
特徴:古見さんの後ろの席
古味さんの後ろに座っている女子生徒。
左藤さんがあまりにも人に甘すぎるのを心配していた。

  • 前田・ジュクジョスキー・星雄 (まえだ じゅくじょすきー ほしお)
CV:桑田直樹
特徴:熟女好き
古味さんの前に座っている男子生徒。
かなりの熟女好きで、左藤さんのお母さんとおばあちゃんのパンツを要求。
更にはひいおばあちゃんの存命まで確認していた。
後に伊旦高校きってのスプリンターであることが判明した。

2年1組のクラスメート(ネタバレ防止の為に踏み込んだエピソードまでは書かないで下さい。)

  • 万場木留美子 (まんばぎ るみこ)
演:吉川愛
特徴:(元)マンバギャル
只野たちが2年生になった時のクラスメイト。
褐色の肌をして、カラコンを入れて目を大きくしド派手なギャルメイクをしている。
また話す言葉もギャル語でコマの端に米谷が現れていちいち注釈を入れるほど。
しかし実は見た目に反して小心者であり人見知り。メイクが派手なのも自分に自信がないからである。
本人は見られるのを嫌がっていたが、すっぴんは内面を表したかのような素朴な美少女。

2年に進級して友達と離れて不安に感じ、友達を作ろうとしたもののメイクのせいで避けられていた。
そしてついに不安に負けて只野くんと古見さんの吐いてしまい、副委員長として保健室に付いて来た古見さんに心の内を吐露する。

  • 阿瀬志吹 (あせ しぶき)
特徴:汗っかき
人一倍汗っかきな女子生徒。
汗っかきな自分にコンプレックスを抱いており、いつも制汗剤を持ち歩いている。また夏は汗で服が透けないように厚着をしているが、そのせいで更に汗をかくというジレンマに陥っている。
制汗剤が切れた時に古見さんと万場木さんが貸してくれた事をきっかけに2人と友達になる。

  • 潔清子 (いさぎ きよこ)
特徴:潔癖症
メガネでくせっ毛ショートの女子生徒。
他人との接触は無論のこと、物に触れることさえ神経質に避けている。性格も潔癖であり、不正を嫌うなど堅物と言えるほどの生真面目。
生徒会長の伊調せとかに(勘違いで)憧れており、彼女に感化されて生徒会長に立候補する。しかし初めて伊調と対面して彼女の本性を知った際には眼鏡が割れた。

  • 腐島さく (ふしま さく)
特徴:腐女子
眼鏡をかけた地味な女子生徒。
なじみに「ラップで自己紹介」を命じられ、仕方なくラップを披露するも
ラップの経験がないために悲惨な状態になり、クラスメイトに同情されていた。
腐女子であり、片居×只野のカップリングを狙っている。

  • 不破益子 (ふわ ますこ)
特徴:フワフワ
ちょっと太めの女子生徒。
なじみに「ロボットになって自己紹介」を命じられ、進級早々恥をかかされる。
お腹の触り心地が良いらしく、一部クラスメイトからは触ってみたいと思われている。

  • 母堂かなめ (ぼどう かなめ)
特徴:お母さんっぽい
真ん中分けの外はねヘアーの男子生徒。
なじみに「ビートたかしのモノマネしながら自己紹介」を命じられ、
ダンガンッコノヤロー」とモノマネをするも爆死。
母親のような言動が多く、時折クラスメイトから「お母さん」と呼ばれており、その度に「お母さんって言うな」と若干憤慨している。

  • 緒杯珠紀 (おはい しゅき)
特徴:おっぱいが好き
とにかくおっぱいが好きな女子生徒。
なじみに「ハイテンションで自己紹介」を命じられ、
おっぱい好きでーーーす!みんなよろチクビーっ!」と叫び爆死。
体力測定の際には「おっぱい判定員」という謎の役職に就いており、
上理さんと万場木さんのおっぱいの優劣をつける大任を任されるも、
結局どっちが良いか決める事が出来ず引き分けとして去って行った。

  • 尊井尊 (とうとい そん)
特徴:全然尊くない
大仏みたいな顔をした男子生徒。
悟りを開いてそうな顔をしているが、中学時代に河川敷でエロ本を拾っているのをクラスの女子に見られた過去があり、
なじみに「恥ずかしいエピソードとともに自己紹介」を命じられ爆死。

  • 福数寄夏 (ふくすき なつ)
特徴:着エロが好き
三角形の眉毛に糸目、九一分けが特徴の男子生徒。
名前の通り夏服が好きらしいが、正直薄着ならなんでも良いらしい。
只野くんの女装姿に興奮している。

  • 小戸日静 (おどか しずか)
CV:小針彩希
特徴:驚かしたい
顔の前にまでかかる前髪と大きな目が特徴のお化けの様な女子生徒。
1年の文化祭でお化け屋敷の脅かし役として初登場。入ってきた古見さんを驚かせようとしたが、学校の神の古見さんを驚かしていいのか葛藤している最中に古見さんは通り過ぎてしまっていた。
普段は物静かだが、驚かす事が関わってくると性格が豹変する。

  • 乾賢 (いぬい けん)
特徴:(猿田彦さんと)犬猿の仲
犬の様な髪型に、長身と眼鏡の男子生徒。
幼馴染の猿田彦さんとは何かにつけて喧嘩してしまう。
しかし互いに嫌っているわけではない。

  • 猿田彦めい (さるたひこ めい)
特徴:(乾くんと)犬猿の仲
小柄で勝気、二ツ角のように突き立った髪と角ばって顔にかかる垂れ髪をした、特徴的な髪型の女子生徒。
幼馴染の乾くんとは何かにつけて喧嘩してしまう。
しかし互いに嫌っているわけではない。

  • 馬場金魚 (ばば きんぎょ)
特徴:金魚のフン
出っ歯と頭に生えた3つのヒレの様なものが特徴のキャラ。
一人称は「あっし」。女子生徒である。
何を言われても「そうでヤンスね!」と合いの手を打ってくる。(一回だけ無理でヤンスねと言った事がある。)

  • 占南スピリ (うらな すぴり)
特徴:占い(売らない)師だけど、売る
お団子ヘアと占い師の様な格好の女子生徒。
パワーストーンなどの幸運グッズを売ろうとしてくる。

  • 宝塚真矢 (たからづか まや)
特徴:イケメン
女子生徒ながらイケメンオーラを出している。
2年の文化祭では持ち前の演技力で演技指導を務める。
名前の元ネタは真矢ミキ。

  • 劇段色 (げきだん しき)
特徴:劇的
ライオンの被り物を常に被っている女子生徒。
ミュージカル俳優の様な口調で話す劇的な人物。
劇団繋がりで宝塚さんと行動を共にしている事が多い。

  • 帰蝶綿(きちょう めん)
特徴:几帳面
おでこを出し、左右に分けて肩までかかるセミロングの四角メガネの男子生徒。
名前の通り几帳面な性格。0.5mmほどのポスターのずれが気になってしまう。

  • 一ノ瀬、二舞、三取、四志摩 (いちのせ、にのまい、さんとり、ししま)
特徴:数合わせ
数合わせの人達。クラスメートからは「数字の人達」と呼ばれていた。
描きやすいのか、背景のモブ要員としてかなり登場頻度は多い。

  • 積手れいか (つんで れいか)
特徴:ツンデレ
二つ結びの髪型に眼鏡をかけた女子生徒。
名前の通りツンデレである。母堂くんに対してはツンデレな態度を取りつつも好意を抱いている。

  • 吐露蜜(とろ みつ)
特徴:艶かしい
艶かしい雰囲気の美人。万場木さん曰く「なんかエッチ」とのこと。
9つにわたる恋愛テクニックを持っており、しばしば地洗井、園田、忍野を誘惑して貢がせている。

  • 土地(どぢ)
特徴:ドジ
ショートでつぶらな瞳をした女子生徒。下の名前は不明。
よく教室の窓からスマホを落としている。

  • 蘆田野萌枝(あしたの もえ)
特徴:すぐ燃え尽きる
通称「蘆田野嬢」。何かをする度に真っ白に燃え尽きる。
家は西洋風の巨大な城でメイドが最低3人いる。

  • 祝世代(はふり せだい)
特徴:バブリー
バブリーな女子生徒。このスマホ普及時代にポケベルを使っていた。

  • 臼井黒子(うすい くろこ)
特徴:影が薄い
2年1組幻の33人目。(本人曰く)
黒子の覆面を被った男子生徒。
2年3学期の終業式の回でやっと初登場したかに見えたが、実は2年の冒頭で1回だけ登場していた。(136話)

伊旦高校の先輩

  • 檎林美 (ごりみ)
CV:内田真礼
伊旦高校の図書委員。
女子生徒だが筋骨隆々の巨体かつ強面で下手な男子よりも怖い。
図書室で60dBを超える声で喋る生徒の頭をハリセンで引っ叩く。
1回叩かれる=1アウトで3アウトで退場とのこと。
基本的に黙る事ができないなじみの天敵。

  • 根津野ちか (ねつの ちか)
CV:潘めぐみ
特徴:熱血
2年3組に所属する先輩。名前のとおり熱血な性格。
相手のテンションを温度で表現する。
感動的、心温まるシーンでは大泣きしてしまうなど、涙脆い一面がある。

  • 伊調せとか (いちょう せとか)
特徴:生徒会長
第23期生徒会長。
その堂々とした振る舞いは潔さんが生徒会長を志す動機になったが、実態は校内1の自由人であり、2年時に留年もしたというある意味伝説的な生徒会長であった。

古見家

  • 古見秀子 (こみ しゅうこ)
CV:井上喜久子
古見さんのお母さん。中の人からも察せられる通り自称「永遠の17歳」。
只野やなじみも見惚れるほどの美人であり、顔のパーツは娘とそっくり。
しかし娘と違ってコミュニケーションが秀でており、小粋なボケを混じりながら自己紹介をするほど。
娘からするとひたすら恥ずかしい母親であり、一挙一動に顔を真っ赤にしながら腕を前方でぶんぶんしていた。
なお、義弟の嫁である「良子」とは互い朗らかな性格なため、とても仲良し。夫は夫で自分と全く同じ無口な弟と仲良し。
旧姓は「新見」。夫の「将賀」とは高校で知り合い、不思議なキャラに一目惚れした。

  • 古見将賀 (こみ まさよし)
CV:星野充昭
渋い声と威圧感を併せ持つダンディな古見さんのお父さん。
ただ単に寡黙な性格なのか、それとも娘同様にコミュ症なのかよく分からない。
愛娘の初めての友達である只野くんの事が色々気になる様子で、1年のホワイトデーで古見宅にお返しを渡しに来た只野くんに接近していた。(古見さんが不在だったため、帰ってくるまで只野くんは古見さんの部屋に通されるが、そこに古見父が乱入。持って来たお茶を自分で飲んでしまうなど、緊張していたご様子。)
娘の硝子とはテレパシーで意思疎通が可能。

  • 古見笑介 (こみ しょうすけ)
CV:榎木淳弥
特徴:コミュを必要としない
古見さんの弟。作中屈指のイケメン。
文武両道に秀でており、多芸多才。それ故に小さい頃から何でも1人で出来たため、他人の助けを必要とせず孤独を好む性格になった。
決してコミュ症という訳ではなく、レジでの店員との会話などどうしても喋らなければいけない場面では普通に喋れる。つまり喋ろうと思えば普通に喋れるのである。
名前に「笑」が入っているが、作中で笑った事は一度もない。(笑いを堪えた事はあった。)
高校進学後、只野くんの妹の只野瞳と同じクラスになる。


その他
  • 煮田健児 (にた けんじ)
  • 煮田結 (にた むすび)
特徴:似た者親子
商店街で食堂を営む似た者親子。
健児が父で、結が娘。どっちもバカ。
古味さんを有名ブロガー『ラーメンが主食』だと誤解している。
アニメでは未登場。

  • 勅使河原欲子 (てしがわら ほしこ)
CV:向井莉生
特徴:ティッシュが欲しい
とにかくティッシュが欲しい人。
ティッシュ配りをしていた古味さんの前に現れるが、
自分からティッシュを貰うのは卑しいと考えて貰いに行くのを躊躇していた。
しかしティッシュが欲しいオーラ全開だったために、
古味さんに気付かれてティッシュを貰う事が出来た。

  • 大木いつや (おおき いつや)
近所の小学生。大きい奴かと思いきや小学生グループでは一番小さい。
雪合戦で真っ先に雪玉が当たり死亡(脱落)。

  • 西湖ちい (さいこ ちい)
近所の小学生。小さい子かと思いきや小学生グループでは一番大きい。
雪合戦では特に活躍できないまま二番目に死亡。

  • 路里ローラ (みちさとろーら)
近所の小学生。ロリかと思いきや小学生なのでやっぱりロリ。
雪合戦で雪玉が当たり、塩田くんに「生きて」と伝え息絶えた。

  • 塩田翔太 (しおた しょうた)
近所の小学生。ショタかと思いきや小学生なのでやっぱりショタ。
雪合戦での路里さんの死によって覚醒し、無謀にも敵陣地に突っ込んで
只野くん・上理さんを倒す事に成功するが、すぐに股間に雪玉が直撃して死亡。

用語

  • 私立伊旦高校 (しりついたんこうこう)
只野達が通う高校。県内でも有名な進学校。
体面上の関係で入試の時は筆記試験をしているが、実は真の入学試験は面接
合格の基準は個性であり、そのためこの学校に通う生徒は奇人・変人・異端者など……灰汁の強い人物のみとなっている。
ただの人である只野くんが何故選ばれたのかは不明だが、前述のテストの件など時折その片鱗は見せている。
しかし、きっとコロシアイなどは起こらないはず。

  • 大闘争ヌマブクロブラザーズ (だいとうそうぬまぶくろぶらざーず)
通称「ヌマブラ」。格闘ゲームだがHPはなく、相手を沼に落としたら勝ちという特殊なシステムと登場キャラの多さが売りの大人気ゲーム。
古見さん達が小学生の時に大流行したため、ほぼ全員プレイが可能。(古見さんは当然未経験だった。)
270話では最新作「大闘争ヌマブクロブラザーズSPECIAL」が登場。こちらはオンラインにも対応しているようで、強さの指標として現実世界同様「世界戦闘力」が与えられる。(初心者は10ぐらい)


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最終更新:2024年04月08日 11:27

*1 第4巻で中々家に只野・古見・なじみが遊びに来た際、中々さんは「只野にだけ」男子が自宅に入る不満を言っている。