スズキ(魚類)

登録日:2010/03/28(日) 08:30:19
更新日:2018/04/09 Mon 19:15:57
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和名
スズキ(鱸)
学名
Lateolabrax japonicus


スズキ(鱸)Lateolabrax japonicus は、スズキ目・スズキ亜目・スズキ科に属する魚で海岸や河川に生息する大型になる肉食魚。
食用や釣りの対象魚として人気がある。

けして、ゴルフなどしないし、ロボットでも車やバイクでも無い

全長は最大で1mを超える。(筆者は1m15cmを見た事がある)
体は細長くて側扁。口は大変大きく、下あごが上あごより前に出る。
体側から腹部にかけて銀白色をしている。
若い個体の中には背側や背びれに小黒点が散在する個体もあり、成長とともに消えるが、背びれの黒点は大きくなっても残ることがある。
下記「タイリクスズキ」を参照。

東アジアに生息し、日本では日本列島沿岸に分布する。
冬は湾口部や河口などの深い水域で産卵や越冬を行ない、春から秋には内湾や河川内で暮らすという規則的な回遊を行なう。
昼間はあまり動かないが夜になると活発に動きだし、小魚や甲殻類やゴカイ類などを捕食する。

スズキの一部は河川のかなり上流まで遡上する。 一方で、内湾にも多くの個体が存在するが、それらの数の内どの位が遡上するのかは良く解っていない。

スズキ属魚類の分布は東アジアに限られていて、スズキの他に近縁な2種および交雑個体群に由来する集団が知られる。


下は日本で捕れるスズキの種類


ヒラスズキ Lateolabrax latus Katayama, 1957
90cmほどに成長するスズキによく似ているが和名のとおり体高が高くて平たい体をしている。尾びれのつけ根が太くて切れこみも浅いことも特徴的で区別できる。
また、頭に対し目が大きい。

タイリクスズキ Lateolabrax maculatus(McClelland, 1844)
1mほどになる。近年までスズキと同種とされていたが鰓数、骨数および側線鱗数の違いで区別できる。
スズキと異なり成魚でも多くの個体で黒点が目立つため「ホシスズキ」とも呼ばれるが、黒点の全くない個体もある。
逆にスズキだが、黒点のあるものもいるので見分けるのは難しい。
日本沿岸には分布していなかったが、養殖用に中国から輸入された個体が逃げ出して野生化した外来種である。
台湾では淡水での養殖も行われている。しかし天然水域での生態についてはほとんどわかっていない。

有明海産スズキ
成魚になっても体側に黒点がみられる個体がいること等、形態から日本のスズキL. japonicusと中国のスズキとの中間的な特徴がある。
色素の数などに日本の他地域のスズキとの違いがみられ、DNA解析の結果、スズキとタイリクスズキとの交雑個体群に由来する集団であることがわかっている。

釣りのターゲットとして人気があり、普通のエサ釣りは勿論、海のルアーフィッシングの対象魚としても大変人気が高い。
ルアーでの釣りではスズキによく似たヨーロッパスズキ(スズキ亜目)の英語名からとった「シーバス」(Seabass) の名で呼ばれる。
雨上がりの河口付近が狙い目。

身は白身で、質はタイに似ている。柔らかくて癖もなくあっさりしている。旬は夏であるが、大型が釣れるのは何故か冬だという事が釣り人の中では知られている。

良い水質に生息する個体は、捨てる部分がほとんどなく無駄なく食べられる。
しかし、良好でない水域で捕獲した個体を食べることは避けるべきであり、これらの水域で捕獲した個体の継続的な摂取は避けるほうが無難である。
鰓蓋はナイフの様に鋭利なので良くバス釣りから入った人が怪我をする。釣り上げて持つ時、絞める時や捌く時などは鰓蓋に気をつけなければならない。
また魚を安全に持つ為のグリップもある。
筋肉質で身が締まっており、煮ても焼いても美味である。
新鮮なものは、寿司ネタや刺身にし、他にタタキ、揚げ物、炒め物など用途は広い。それだけ日本で愛され続けてきた魚だと分かる。

スズキは出世魚で、成長とともに呼び名が変わる。しかし地方によって呼び名は様々に異なり、統一的な定義はない。

例えば、関西では全長 20~30cmのものを「セイゴ」、全長 40~60cm 程度のものを「ハネ」、それ以上の大きさの成熟魚を「スズキ」と呼んでいる。
有明海産は地元の人からは「ハクラ」と呼ばれている。

個人的には60cmまでのいわゆる「ハネ」のムニエルが最高に美味しいと思っている。

また白身魚のフライとしてナイルパーチ (白スズキと銘打って流通される)がいるが、全くの別種である。




さぁ竿を持って防波堤や河口へ行ってみよう。夢のメーターオーバーは以外と足元にいる。身近なファイター「スズキ」は直ぐ近くに!



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