ガーデュラ・ザ・ハット

登録日:2023/12/08 Fri 23:00:00
更新日:2025/04/13 Sun 22:28:47
所要時間:約 15 分で読めます





《はっはっはっはっはーー……女を売ろうと思ったが、貴様を買う方が有意義だ》


ガーデュラ・ザ・ハット(Gardulla the Hutt)は、スターウォーズ・シリーズの登場人物。

【概要】

本名「ガーデュラ・ベサディ(Gardulla Besadii)」。娘の一人が同じ名前の「ガーデュラ・ベサディ」なため、母親のほうは区別のため「ガーデュラ・ベサディ・ジ・エルダー」と呼ばれる(娘を言う場合は「ガーデュラ・ザ・ヤンガー」)。
暗黒街の帝王ジャバ・ザ・ハットと同族のハットであり、同時にジャバに匹敵する規模を誇った、暗黒街の犯罪王の一人でもある。
なお、ハット族は雌雄同体という設定があるので、厳密に言うと「彼女」「母」「娘」という表現は正しくないが、まあ「女性人格」「おばさんっぽい印象の人」ぐらいに思ってくれればいい。
ジャバとは同じく惑星タトゥイーンを根城にするだけあって縁が深いのだが、対立と協力を繰り返しているらしく、なかなか複雑な関係である。
ジャバに比べると吊り目気味。

映画本編ではエピソードⅠのみの登場。CG版クローンウォーズでもわずかな登場にとどまり、以下の記述のほとんどは現在レジェンズ分類となっている。

【性格】

《その条件を呑もうじゃないか、マジスター・ダマスク。失望はさせないよ》

ハットの犯罪王の一角にふさわしく、強欲で邪悪なある意味わかりやすい性格。
利益を得るためなら手段を選ばず、配下の私兵を動員して殺戮を行わせる、麻薬組織と手を組みその製品を流通させる、捕虜をドラゴンの餌にしようとするなど、暴力的で陰惨な手段をいくらでも執れる。
奴隷を大量に所有していることでも有名。

ジャバ・ザ・ハットに対しては嫌悪感を抱いており、何かと敵視しては妨害を図ったりしている。
ガーデュラはジャバの姿勢や大胆さは認めてはいたものの、ベサディ氏とデシリジク氏の長年の対立もあって、相争う関係となった。
「クローンウォーズ」によると、ガーデュラはデシリジクの「ママ」の屋敷には絶対近づかないらしい。

基本的には辣腕な指導者で、もともとタトゥイーンは辺境にある不毛の惑星で、彼女が初めてここに送られた時もベサディ氏族の拠点は小さいものだったが、彼女が腕を振るうことでいつしか大規模な勢力になったという。
部下や契約相手も粒ぞろいで、凄腕ポッドレーサーのセブルバ、そのセブルバに次ぐと言われたガスガノ、腕利き賞金稼ぎオーラ・シング、そしてまだその才能は発揮していなかったとは言え、シミとアナキンのスカイウォーカー母子もかつてはガーデュラのもとにいた。
情報通でもあり、銀行グループの大物投資家ヒーゴ・ダマスクとの交渉では犯罪組織ブラックサンの内部事情に詳しいところも見せた。
麻薬密売組織バンド・ゴラの頭目コマリ・ヴォサと接触・同盟できたのも彼女が唯一である。

ジャバと同じく豪胆な性格でもあり、ジャンゴ・フェットに部下を蹴散らされ、殺意を込めた尋問を受けても、まったく意に介さず、むしろ彼を笑い飛ばしたこともある。
忍耐強いところもあり、自分が現状でどうしても勝てない敵にはあえて手を引き、ハットの武器である「寿命」を使って相手が死ぬまで待つという方法も採れる。


ただ、彼女にはギャンブル好きという大きな弱点があった。しかも、好きな割には運がないようで、ここ一番の大勝負に限って負けてしまう傾向にある。
これはギャンブルだけではなく謀略でもそうで、緻密な策略を練ることも大きな切り札を用意することもできるのだが、実戦ではその切り札が敵に内通していたり、妨害工作が別の目標に誤爆してしまったり、自分の商品がタイミング悪く禁制を掛けられてしまったりと、ここ一番というところでツキがない。
なおポッドレースが特にお気に入りとのこと。

また組織運営手腕でも策略面でもガーデュラはジャバの後塵を拝している感は否めず、大勝負に負け続けたこともあってか、時にはジャバの名代としてハット代表議会に出席することになるなど、妥協を強いられている。


【能力】

《幸運なことに、あたしの種族はみな寿命が長い。でも、死とは異なるたぐいの敵はたくさんいる。あたしが早死にするのを見たくてたまらない連中がね》

種族はハットなので、基本的に鈍重。一個人としての戦闘力はたかが知れている。
銃を使う腕はあるようで、あるコミックでは口答えした衛兵を、手元の銃でいきなり撃ち殺したことがある。
とはいえ、本気で戦闘となってはできることなどほとんどない。
ジェダイに間近まで攻め込まれた際には銃を撃つこともできず、またジャンゴ・フェットに目の前に迫られた際には精神的な動揺こそなかったものの、何もできずバルコニーから殴り落とされてしまった。

ただ、ハット特有の生命力から非常に死ににくく、クレイトドラゴンに丸呑みにされても、しばらくしたら平然と出てきた。
上述したとおり、「寿命」もハットの武器の一つであり、敵対勢力が強くて叶わないとなれば「待ち」に徹し、相手の寿命が尽きて状況が変わってから攻め込む、という嫌らしい手も打てる。
ただ、彼女の最大のライバルとなった相手が自分と同じぐらいの寿命を持つジャバであったのが、彼女の不運の一つとなった。


【経歴】

◆前歴

《タトゥイーンを支配するつもりでね。その支援を頼みたい》

年齢はジャバより百歳ほど年上で、映画本編では700歳前後。女性。
出身はハットの母星ナル・ハッタ。
ハット社会でも有力な氏族、ベサディ氏族に生を受けた。
しかしベサディ氏族はハットの権力争いにて遅れを取り、デシリジク氏族(ジャバの属する氏族)に対して劣勢にあった。
(余談ながら、ベサディ氏族の長はガーデュラではなくアラクという人物で、彼の引退後は息子のダーガが長となった。ダーガは父アラクが暗殺されるとブラックサンの幹部となり、さらに新共和国時代にはデススターのスーパーレーザーのみを再現した「ダークセーバー」という超兵器を所有した)

ガーデュラは局面打破のため、思い切って故郷ナル・ハッタを飛びだして辺境の惑星タトゥイーンに本拠を設置。
ハット持ち前の悪魔的頭脳と組織力、そして千年にもなる寿命を駆使して、密貿易・奴隷売買・高利貸し・恐喝などの犯罪網を構築、自らの組織を強大な犯罪帝国に育て上げた。


そんな彼女にやや遅れて、ジャバ・ザ・ハットもタトゥイーンに本拠を移してきた。
ベサディ家はガーデュラに、ジャバと婚姻を結ぶよう連絡してきたが、これはガーデュラがジャバに対して嫌悪感を抱いたため、破談となる。
ジャバのほうはガーデュラが気に入ったようで、婚姻を成功させようと手を打ち、確かにガーデュラもジャバの知性こそ認めたが、ついに婚姻は流れてしまった。

またジャバは、組織運営能力や縄張りの奪い方など、勢力手腕ではガーデュラすら上回っており、タトゥイーンにおける彼女の縄張りを蚕食し始めた
やむなくガーデュラはジャバとの交渉に乗り出し、ガーデュラは奴隷貿易を、ジャバは密貿易と傭兵業を、それぞれが独占することで決着した。
しかし共和国が奴隷禁止法を施行したため、辺境領域ならともかく、中枢領域への奴隷輸出ができなくなり(あるいは複雑な名義変更が必要となり)、ガーデュラは損をした。

そんなこんなでガーデュラとジャバの関係は急速に悪化し、いつしか両者はライバルとなって、時には激しい紛争を引き起こしたりもした。
EP1の三十年あまり前には、大物投資家ヒーゴ・ダマスクの支援を取り付けたりしていた。
ジャバの側もガーデュラのテロには閉口し、公然と争うようになる。


ただ、芯のある相手にはなかなか鷹揚な面もあるジャバは、ガーデュラを自分の経営するポッドレースに招待したり、ハット評議会に自分の名代としてガーデュラを推挙したりと、時折彼女の顔を立てる動きを見せている。


一方、ガーデュラには弱点があった。無類の博打好きだったのだ。
特にポッドレースの賭博が大好きで、没頭するあまり大敗することも多かった。
EP1の六年前にはワトーとの賭けに敗れ、所有していた奴隷のシミ・スカイウォーカーとアナキン母子を手放す羽目になっている。

そのほか、モス・アイズリーにガーデュラ・ウーラ・ホテルを建設していた。


◆EP1

「三歳頃からかな……ママと僕はガーデュラ・ザ・ハットに売られたけど、ガーデュラがポッドレースの賭に負けて手放した」

映画本編唯一の登場となるEP1では、まずアナキンの口から上記のセリフで登場。
その後、中盤の山場ブーンタ・イヴ・クラシックにて、スポンサー・ジャバの背後にちらっと登場する。

ガーデュラはダグのポッドレーサー、セブルバのサポーターをしており、この試合でも彼に大枚を賭けていた。
実は自身の奴隷であるディヴァ・ファンクイータ経由でヌクノグのポッドレーサー、アーク・ルースを利用しアナキンのレーサーに破壊工作を仕掛けようとした*1のだが、肝心のアークはどのレーサーがアナキンの物なのかが分からなかった為、間違えてベン・クワディナロス*2のレーサーに細工をしてしまい、見事失敗
一方、アナキンはセブルバを破って優勝し、ガーデュラは賭けに大敗した。
大損こいたうえに優勝をかっさらったのがかつて自分が所有していた奴隷というのは二重にショックだったらしく、試合後にはワトーを探し出し、アナキン・スカイウォーカーを売ってほしいと頼んだが、もうこの時点でワトーも賭けに敗けてアナキンを失っており、その賭けに勝ったクワイ=ガン・ジンはアナキンを奴隷から解放した上、とっくにアナキンを連れてタトゥイーンを出たあとだった。

ちなみにガーデュラはセブルバの他にも、ガスガノという選手も抱えていた。
彼も優勝候補と目される一流パイロットで、現に映画本編のレースでもセブルバとトップ争いをし、最終的にアナキンに次ぐ二位でゴールした。


◆ジャンドランド荒地での戦い

《ジャバが馬鹿を見れば、タトゥイーンを支配するべきはこのガーデュラだとナル・ハッタの連中も分かるだろうさ!》

EP1に前後して、タトゥイーンのジャンドランド荒地では、タスケンレイダーを中心とした暴動に関与。
話の起こりは、ドレッドンというハットが武器の在庫を過剰に抱えていたこと。使いもせず売れもしない武器をどうするかでハットクランが悩んでいたところ、ジャバが仕切り出す。
ジャバの計画は以下の通り。
  • 1. まず、タスケンのキャンプに暴漢を送り込み襲撃させる。この際、差し向ける暴漢は近隣住民組織に見せかける。
  • 2. タスケンが付近の集落に報復を開始すれば、周辺住民は自衛のために武器を求める。
  • 3. そこに、ジャバが何食わぬ顔でドレッドンの過剰在庫を売りつける。
  • 4. ついでに値段も高く設定すれば、近隣住民は命には代えられないと言い値で買うしかなくなり、暴利も得られる。

いい作戦だが、ガーデュラにとってはうまく運んでジャバの思い通りになるのは好ましくない。
そこで彼女は、1. の「タスケン襲撃部隊」にガーデュラ傘下の全戦力を招集・投入、タスケンを皆殺しにせよと命じた。
タスケンが滅べば、近隣住民は武器を買う必要がなくなり、ジャバの不良在庫卸売りは失敗する。うまく行けば、ジャバのハット評議会の指導力も毀損させ、タトゥイーンの支配をガーデュラに一元化できるかもしれない。
この計画を遂行するため、彼女は腕利きの賞金稼ぎオーラ・シングをも雇い入れていた。

しかしガーデュラの妨害計画は失敗する。
切り札として雇ったオーラ・シングは、実はジャバともつながっており、ガーデュラの計画をジャバに流していたのだ。
しかも、ガーデュラはくだらない噂と見なしていたが、このタスケンの部族はシャラド・ヘットというジェダイがリーダーとして率いていた。
タスケンを滅ぼそうとしたガーデュラ軍は、逆にシャラド・ヘットのフォースライトセーバーの猛攻と、タスケンの激しい反撃によって一転して苦境に陥る。
さらにオーラ・シングの密告を受けたジャバの大軍も到着し、ガーデュラが私兵でタスケンを滅ぼしてジャバの計画を破綻させるという計画は潰えてしまう。
ただ、シャラド・ヘットはオーラ・シングに討ち取られた。オーラにとって一番の願いは、ジェダイを一人でも殺すことだったのである。


◆ジャンゴ・フェット

《ヴォサ!? はーっはっはっ……コマリ・ヴォサ!! 正気か!? 何者に楯突こうとしているかも分からんらしい》
《話すことなどないね》

以前より暗黒街には「バンド・ゴラ」という組織があった。麻薬の一種「デススティック」の製造・流通を生業とし、奇妙な儀式を執り行うカルト的な組織である。
それが「ナブー危機」のさらに十年前、惑星バルティザーにてジェダイの交渉チームを壊滅させる、という事件が起きた。
しかしほどなくして、バンド・ゴラの首脳部は皆殺しにされた。先のバルティザー事件にて捕縛したジェダイが、処刑の瞬間に暴れまわって首脳部を皆殺しにしたのだ。
そのジェダイコマリ・ヴォサは勢いのままにバンド・ゴラを支配下に置き、暗黒面に開眼してダークジェダイと化すと、その首領として君臨。
デススティックを改良し、服用者を暗黒面のフォースを交えた催眠術の支配下に置けるようにして、組織の戦闘員として組み込み、銀河の至るところでテロを起こさせた。

この、バンド・ゴラの新指導者コマリ・ヴォサと、ガーデュラ・ザ・ハット[[同盟を組んでいた。コマリの本拠、惑星ボグデンの衛星コルマから新型デススティックを輸入し、それをガーデュラの組織の流通網に乗せ、販売する。新型デススティックの中毒者はコマリのもとに送る。
コマリは姿を隠したまま勢力を拡張でき、ガーデュラはバンド・ゴラの戦力を引き込みその暴力を使役できる。双方ともに実のある取引を結べたわけだ。
実際、バンド・ゴラの脅威は銀河共和国さえ震撼させるレベルだったが、その黒幕がだれなのか、どこにいるのかは共和国はおろか、暗黒街の大物たちすら知らなかった。
ガーデュラが借り受けたバンド・ゴラの戦力はジャバの縄張りにも攻め込んだ。さすがのジャバもバンド・ゴラの猛攻には圧倒され、打つ手がなかった。

EP1の半年前には、かつてガーデュラの盟友だった銀行グループの大物投資家ヒーゴ・ダマスクが、自分を切ってジャバと結託したことを知ると、コマリから核ミサイルを調達してもらいヒーゴの本拠地を攻撃、消し飛ばしてしまった。
ただ、ヒーゴ本人には逃げられてしまった。これはジャバがあらかじめ、ガーデュラの動きの一部を教えていたからである(もっとも、さすがの彼らも核ミサイルを持ってくるとは想わなかったようだ)。


そんな彼女らに、「ティラナス」という老人が賞金を懸けた。彼の依頼に呼応した賞金稼ぎ、ジャンゴ・フェットは組織の追跡を開始し、紆余曲折を経てガーデュラが流通経路と見定める。
対するガーデュラはジャンゴと組んでいた新人の賞金稼ぎザム・ウェセルを捕縛し、さらにザムが降参して吐いた情報からジャンゴも待ち伏せて捕縛。彼をガーデュラの切り札クレイトドラゴンの餌として放り込んだ。
しかしジャンゴは、クレイトドラゴンの襲撃から逃げると逆襲を開始し、衛兵を打倒してガーデュラの元へと肉薄、コマリ・ヴォサについて尋問する。
ガーデュラは「誰を相手にしていると思う、コマリ・ヴォサに敵うものか」と嘲笑い、回答を拒絶
ジャンゴはガーデュラの背後に回り闘技場へと突き落とす。ガーデュラ・ザ・ハットはクレイトドラゴンに飲み込まれ、邪悪なハットは因果応報の末路を迎えた……


◆生きていたガーデュラ

と思いきや、なんとガーデュラはクレイトドラゴンの胃袋から生還
ハット特有の分厚い脂肪と皮膚の粘液はドラゴンの胃液から命を守り、さらにハット特有の鼻を閉じることでの長期間潜水能力は窒息死を免れさせた。
さらに、ドラゴンがガーデュラを噛み砕かずに丸呑みにしたこと、捕食直後にジャンゴがクレイトドラゴンを殺害して消化が中断されたことなども作用し、ガーデュラはなんとか口の中から出てきたのだ。
ちなみにガーデュラではないが、別のハットはサルラックに呑み込まれても消化されず吐き出されたという逸話もある。
恐ろしい奴ら……


「ツンバー・ブーシャ・ケノービ、ソロー・チュバー・キリーャー」
「偉大なるガーデュラ様は、こう仰っています。ケノービのような賢明なジェダイが一緒でよかった、一人なら生きては帰さないところだと」

その後の分離主義時代、そしてクローン大戦期にも、ガーデュラはタトゥイーンに縄張りを堅持してジャバと敵対していた。
しかし、さすがに一連の敗北で劣勢になったのか、ジャバに対して下手に出ざるを得なくなる。
ジャバとしてもガーデュラに対してはなかなか鷹揚なままであり、ジャバの名代として、ナル・ハッタのハット評議会メンバーの座も預けている。
大戦中に問題となったズィロ・ザ・ハットのホロ日誌に関する諮問会議でも登場し、他の五大長老と対等の会話を行っている。
訪問したジェダイのクインラン・ヴォスの無礼に殺意を抱きつつ、オビ=ワン・ケノービの礼節にかろうじて会話を続ける一幕も。

ズィロはやがて共和国のみならずハットクランからも脱獄したため、ガーデュラと評議会は再びキャド・ベインを雇い捕縛・暗殺・日誌回収を依頼する。
しかし実はズィロはジャバが篭絡したサイ・スヌートルズ(ズィロの元恋人)に誘導・暗殺されており、ホロ日誌はジャバのもとに帰属。ここでもガーデュラは出し抜かれていた。


◆帝国時代

やがてクローン大戦も終わり銀河帝国の時代に入ると、ガーデュラの悪運も尽きた。
銀河帝国は暗黒街の犯罪組織に対する討伐と治安維持も狙っており、ガーデュラの組織も狙われていた。
すでに帝国は辺境域における奴隷売買の規制強化を打ち出しており、その規制に抵触したという理由で、ガーデュラ・ザ・ハットの逮捕に乗り出した
逆にジャバは銀河帝国と手を組むことで生き延びた。帝国とて、いきなり暗黒街を全て開放できるとは思っていない。まずは暗黒街の勢力を分断させ、徐々に帝国へと組み込むつもりであり、ジャバと組んでガーデュラを倒すことは既定路線であった。

とにかく、この一件でガーデュラ・ザ・ハットの支配は終わりを告げた。
逮捕されてからのガーデュラがどうなったのかは不明である。収監されたままなのか、処刑されたのかも分かっていない。


【余談】

EP1で始めて登場した「ジャバの同族」であり、旧三部作で圧倒的インパクトを誇ったジャバが一人ではなく、大勢の仲間がいると言うことを知らしめたキャラクター。
それもあって、「ジャバのライバル」というスピンオフは早くから作られていた。
ただ、作中ではどうにも負け越しというか、描かれる限りではジャバやジャンゴにやられてしまうのがほとんどである。

また、もともと彼女の活躍するエピソードは少なめだったのだが(クローンウォーズでもほぼ脇役である)、設定がカノンとレジエンズに分化してからは特に設定のほとんどがリセットされ、新たなエピソードも描かれず、地味な存在となっている。
いちおう、ズィロを諮問する一人として登場したほか、ズィロを投獄して諮問の舞台となった屋敷も「ガーデュラの宮殿」とされている。





《お前は死ぬのさ。この乱れた私の項目でな。まだ追記・修正したいのかね、賞金稼ぎ》

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最終更新:2025年04月13日 22:28

*1 アーク自身も前回のブーンタ・イヴ・クラシックでアナキンに追い抜かされそうになった為、復讐の機会を狙っていたので喜んでその仕事を引き受けた。

*2 顔の大きい宇宙人。エンジンが四基あるレーサーを用意したが、いきなりエンストして何もできなかった選手。