伊佐未勇

登録日:2023/12/20 Wed 08:49:00
更新日:2025/04/11 Fri 23:09:16
所要時間:約 12 分で読めます






お前のブレンパワードの扱い方、イエスだね!



伊佐未(いさみ)(ゆう)とは、『ブレンパワード』に登場する人物であり、本作の主人公である。
CV:白鳥哲



【概要】

当初はオルファンに所属していたリクレイマー*1の一人。
ただし自身の生立ちや両親との確執によってオルファンやリクレイマーに最初から懐疑的で、
ヒロインである宇都宮比瑪との出会いでそれが決定的なものとなり組織を離脱、以降はノヴィス・ノアに所属することになった。

行動力が凄まじく後述の比瑪に行った行為もあり直情的で図太いように見えるが、実際は結構内向的で繊細な少年。
勇が本編で行動力に跳んでいるように見えるのは大抵は比瑪やかつての兄貴分だったジョナサン・グレーン、姉の伊佐未依衣子などの外部の人間に触発されて行動した結果である。
つまり彼自身は自分から率先して事態をどうこうしようとする気はない。正確にはその気は十分あるのだが、家族との確執があり無意識に抑えている。なおジョナサンはこれを熟知しており勇を煽ったことすらある。
富野監督主人公らしく言動が大人びておりナチュラルに女性を口説くこともしばしばで、まさにフラグ建築士
しかし本作において肝心要の姉に関してだけは見事なフラグクラッシャーを見せつけた。

家族は父の伊佐未研作、母の伊佐未翠、姉の伊佐未依衣子、祖母の伊佐未直子がいる。
昔は祖母である伊佐未直子と共にいたが、翠が息子をリクレイマーにするべく連れ出しオルファンに来たという経緯がある。
リクレイマーとしての素質は十分にあったのだが同時に拒絶反応も出ており、本人はその苦痛を両親に訴えていたが聞き届けられずにいた。
そして自身や姉の苦しみも顧みずに研究ばかりに没頭する両親を完全に否定し、冒頭のオルファン離反に繋がる。
ただこのような境遇ながらも家族に対しての情が捨てきれず憎み切れない、当然彼らの行いも許せないという二律背反に長く苦しむことになる。
これは両親だけでなく姉の依衣子に対しても同様で、勇は自身と似た境遇の依衣子に同情的だったが、同時にそれよって精神が著しく歪みオルファンの女王として振る舞うようになった姉を嫌悪もしていた。
本編でもそれが分かるようになっており、勇は敵対することになった依衣子を今まで通り「姉さん」と呼ぶこともあれば、敵として「クインシィ」と呼ぶこともあった。

幼少期からグランチャーの抗体として育成されたこともあり戦闘力は非常に高く、ことアンチボディの操縦に関しては天賦の才がある。苦戦することも多いのだが、それは機体性能差だったりイレギュラーな状況によるものが多く、条件や戦闘状況が拮抗しているものなら悉く相手を圧倒している。
前述した通り、グランチャーに関しては拒絶反応が出てたのだが、適性が高かったブレンに関してはそういったものはない。
勇本人もアンチボディに注ぐ愛情はとても強いのだが、翻って意思疎通に関しては若干の問題がある*2
というのも勇は過去の体験*3からアンチボディの安全を第一に考えるのだが、ブレンの方は勇の好戦的な性格を継いだのか自身を顧みずに無理をすることもしばしば。
また勇の当初の目的がオルファンの破壊という過激なものだったことも一因だったのかもしれない。

ちなみにジョナサン並に勇も印象的なセリフが多い。
冒頭や姉とのフラグクラッシャーを決定づけたセリフもそうだが、なによりも14話の長台詞が凄い。
なにせ2分近くずっと喋り続けるという代物。


【劇中での活躍】

概要で説明した通り、最初はオルファンでリクレイマーをやっていたが、ある任務の途中で宇都宮比瑪と出会う。
その1年後にオルファンを離脱。そしてこの時に1年ぶりに遭い共闘した比瑪に対して冒頭のセリフを言いながらキス
それはもう強烈な主人公っぷりを視聴者に魅せ付けてくれた(もっともこれを容易く超えるエキセントリックなキャラたちが続々と出て来ることは視聴者も想像すらしなかっただろうが………)。

その後はノヴィス・ノアに身を寄せるが当初は元リクレイマーだったこともあり、周りからは疑惑の目*4を向けられ、しかも本人も(比瑪とのやり取りで全くそうは思えないが)内向的な性格なので、周りとは壁を作っていた。
しかし比瑪との漫才染みたやり取りや自身と同じくオルファンを離反してきたカナンとの再会、ラッセの境遇を知りオルファン打倒のために共に戦うと決めた誓いなど多くの交流を得て信頼を築き上げていった。
終盤に差し掛かる頃に勇が一時行方不明になるのだが、この頃には勇の生存と心配を皆が第一に考えていたぐらいである。

翻って自身がオルファンを離反した最大の元凶である家族との不仲については平行線どころかさらに悪化して物語は進む。
特に11話は姉である依衣子と和解する最大のチャンスで、勇が依衣子に誕生日プレゼントである花を贈ったということを楽し気に語る彼女に対して、あろうことか勇は………


ごめん、覚えていない


という依衣子どころか視聴者すらドン引きするほどのセリフを言い放ち姉を激怒させた。
ちなみに勇がこんなセリフを言った理由は色々あったのだが、小説版では単に照れ隠しのつもりで言ったとのこと。
まあどういう理由があったにせよ、あの場面で絶対に言うようなことではない言葉である。
これを言われた依衣子は(当然だが)大激怒して勇を拒絶するのだが、その後に彼が言った「なにが不満なんだ、この世界に!」は視聴者全員がツッコんだことだろう………。

そして彼の家族に対する迷いや矛盾を決定的に突き付けられたのが、かの14話である。
この項目を見てる人にはもはや語るまでもないだろう。詳細を知りたいのであれば、本編もしくはジョナサンの項目を参照。
自身が知らなかった、というより目を背けていた両親、特に母親の闇とそれを嬉々として話すかつての兄貴分、挙句にその毒牙を姉である依衣子にまで向けると語るジョナサンに勇は只々どうしようもない怒りをぶつけるしかなかった…。
そして会話の詳細を聞いてなかったパートナーの比瑪は勇を煽る………気に掛けるのだが、そんな彼女に対しても


ほっといてくれぇぇぇぇぇぇ!!!


と泣き叫ぶ慟哭しか出来なかったのである………。

その後は仲間との会話や様々な出会いと別れを得て立ち直っていく。
行方不明にもなったりしたが、その時に出会ったネリー・キムとの短くも濃厚な時間、なによりも託された思いと命は彼を大きく成長させ導いた。
この頃には最初にあったオルファンの破壊といった目的も鳴りを潜めコンプレックスだった家族、特に姉ともう一度やり直すことを念頭に置いていた。

最終回ではラスボスとの戦いを得て、オルファンやアンチボディの脅威、何よりも強すぎる愛情とそれが裏返った時の憎しみや執念の恐ろしさを再認識しながらも、それに理解を示し依衣子やジョナサンにも歩み寄った。
最後は解放された依衣子を胸に抱きながらオルファンの旅立ちを見送る。
そして姉と共に地球に凱旋し、愛する比瑪と手を結んだところでブレンパワードの物語は幕を降ろすのである。


【乗機】

  • ユウ・ブレン
ノヴィス・ノアのパイロットが用いるアンチボディ。
勇はグランチャーからこの機体に乗り換えている。
勇の性格を継いでいるのか、自身がズタボロだろうが果敢に戦う姿勢を見せる困ったちゃん。
勇もこの性格には手を焼いているのか、お説教することがしばしば。
ボロボロにされる相手は大抵ジョナサン。

  • ネリ―・ブレン
名前の通り元々はネリーが搭乗していたブレン。ただネリー曰く完全ではないらしい*5
(頭が大きいからか)他のブレンよりも少し大きめに見える。
ジョナサンが駆るバロンズゥにユウブレン諸共に追い込まれ、最期は勇を庇い再リバイバルし、ユウブレンと同じ色に変わったネリ―ブレンが誕生、以降勇はこのブレンに乗る。

  • ユウグランチャー(ユウ・グラン)
リクレイマー時代の勇の乗機。
拒絶反応は出ていたが、勇自身はグランチャーを嫌っていた訳ではないし、寧ろ気に掛けていた程である。
そしてグランチャーを手放したこともオルファン離反の一因にもなったのだろう。


【関連人物】

  • 宇都宮比瑪
本作のヒロインかつ勇の相方。
最初は勇のキスの犠牲者かと思われたが、彼に負けず劣らずの独特な言動(と声)で大活躍をしていったオーガニック的な人。
繊細な勇とは正反対で大胆かつ物事はハッキリ言うその胆力は少し前まで一般人だったとは思えないほど。
そんな彼女もキスはずっと引きずるし、勇が行方不明なった時は滅茶苦茶落ち込む普通の女の子です。

  • 伊佐未依衣子/クインシィ・イッサー
勇の姉にして今作の重いテーマを担う一人。見方によってはもう一人のヒロインかつライバルにも見える。
妙な偽名*6を名乗っているが、これはリクレイマーかつオルファンの女王という立場を強制された故。要は全部ダメ親共のせい。
15話で彼女が母親を叩いた後、追い討ちの如くぶつけた言葉は余りにもド正論過ぎてなにも言えなくなる程である…*7
なにが凄いって彼女は勇と違って、なんと母親の不貞のことすらも知っていた。
それでもオルファンの抗体になる間際「家族のために」と言いながら最後まで戦っていた辺り、彼女は真に愛情が深かった人物でもある。
ちなみにジョナサンの暴露は母親が真実で依衣子の方はブラフ。あくまで小説の話だが、アニメでも依衣子は全てを知っていたような発言をしているのでほぼ間違いない*8
というか異性として好きな相手は勇みたいな描写が度々あったりする。

  • 伊佐未研作・伊佐未翠
本作のダメ親筆頭。
そのダメ親っぷりはマザーコンプレックスがあるあのジョナサンですら(勇を煽る目的が大きかったが)一切擁護することなくボロクソに貶した程。
色んな意味で擁護出来ないほどだが、もっとヤバいのは家族間は冷え切っている癖に研究者としては馬が合うようで、最終回まで仲が良さそうに見えたことである。
当然、子供に関しての愛情も持ち合わせていないというか、最終回でもオルファンの抗体となった娘を一切気にせず、オルファンが浮上したことだけを見て悦に浸るという一切株が上がらない毒親っぷりを見せてくれた。
このバカ親共に比べればブレンパワードで良く話題に上がるアノーア艦長すら『人並みの愛情を持つ良い母親』に見える程である………。
ある意味ではテム・レイから始まる「富野監督の書く親」の駄目なところを抽出した究極系とも言えるだろう。
ライバルのジョナサンがなんやかんやで家族と和解したのに勇は最後まで両親と歩み寄ることはなかった。

  • 伊佐未直子
祖母。小さい頃は育てられたこともあり勇はこの人だけは信頼していた。
ただゲイブリッジとの仲が発覚してからは冷めた視線を送ることもしばしば。
最終的に彼女もゲイブリッジと共にオルファンに向かった。
最後の最後で娘夫婦に説教していたが、本人も自覚している通り「貴女も人のことは言えないだろ…」と多くの視聴者が思っただろう。
ただどれだけ言う資格はなくとも『家族』なら向かい合って言わなくてはならない言葉を掛ける必要があるのもまた事実なのである。
心優しい祖母キャラがまさか孫よりも自らの愛を優先する行動に出るのは割りと衝撃的な展開であり、ある意味では戦闘メカ ザブングルから続く「パターン破り」の境地とも言えるだろう。
ただ良くも悪くも「優しい人」なのは事実であり、少なくとも育児放棄された孫たちをしっかりと育てている。なんというか複雑な人物と言えよう。

  • カナン・ギモス
オルファンにいた時からの勇のパートナー。
色々と微妙な距離感だったが、最終的には姉弟のような関係に落ち着いた。
ちなみに比瑪もカナンには嫉妬交じりの詰問をしたが、彼女は勇との関係を否定。
勇も似たようなもので、カナンのことをラッセに託していた。
ただ勇には『家族』のことで同じシンパシーや同情心を抱いてたようで、終盤でもう一度姉とやり直すと言った彼を厳しく詰問し、依存心にも似た感情を垣間見せたこともあった。

  • ラッセ・ルンベルク
ノヴィス・ノアのパイロットの一人。
勇とは似た者同士というか目的が一致してたことあり共感し、勇の方もラッセの病気と信念を知り、それでも生きて欲しいこととカナンのことを頼む心情を吐露していた。
ちなみに勇がラッセの病状を知ったのはジョナサンに母親との仲を暴露され精神をボロボロにされた直後。
なので図らずも勇の迷いを失くすことに一役買っていたりする。

  • ユキオ/アカリ/クマゾー
比瑪と一緒にいる3人トリオ。
最初の頃、勇を信じられない比瑪はこの3人に勇の監視をやらせていた(オイオイ…)。
3人も比瑪に近づく勇を当初は警戒していたが、徐々に仲良くなっていった。
最初はお騒がせ児童かと思われたが、徐々に恐るべき頭角を現し始め、
ジョナサンに説教する、勇が行方不明になった時はいつ帰って来てもいいように部屋を掃除しておく、勇の姉である依衣子がノヴィス・ノアに来た時は大人同士だとお互い気まずいし警戒もするだろうから自分たちが依衣子に接すると提案するなど、
終盤にはそんじょそこらの大人が裸足で逃げ出す程のしっかりした子供たちになっていた。
………君たち、マジで何歳?

  • ネリー・キム
ジョナサンの乗るバロンズゥに追い詰められた勇の元に現れた女性。
言の葉だけでバロンズゥを引かせた(おまけに初対面のジョナサンの人間性と実力を的確に見切り抉った)恐るべきお方。
主人公の絶体絶命を救う、雪山で二人きり(あと案の定、勇は無意識に彼女を口説いた)とこれまた凄まじいヒロイン力を見せつけて比瑪の立場を脅かすと思われたが、
彼女の病状とこれから起こることは誰もが想像も出来ないものだった。
最終的に勇を大きく導いた終盤キーパーソンの一人。

勇のかつての兄貴分にして現ライバル。今作きっての名言・迷言・狂言回しをする人(と言っても話題に上がり易いのが彼なだけで、登場人物ほぼ全員同じぐらい独特な言い回しをしているが…)。
リクレイマーにいた時から勇は姉を託す程にジョナサンを信頼していた*9訳だが、ジョナサンの方は勇のことを気に入っていたのは事実だが、それと同時に伊佐未ファミリーがオルファンを牛耳っていることに不満を抱いてた模様。
そして勇がオルファンを裏切ったことと14話のジョナサンの大暴露によって二人の関係は修復不可能なほどに至る。
だが最終回ではそんなジョナサンに勇は優しく声を掛けた。状況が状況のために怒鳴ってしまったが、互いに深いところを知るに至ったので和解した…と思われる。

【スパロボ】

スーパーロボット大戦シリーズでは『ブレンパワード』の登場する第2次αJにて参戦。
初参戦となる第2次αでは、比瑪とのくだりがDVEとなり、安定の富野節を見ることが出来る。
そしてクスハ栄養ドリンク犠牲者の一人。
言うまでもなくトラウマになった。

主人公だけあって安定したステータスを誇り、中盤終わりごろに搭乗するネリ―ブレンもブレンの中で頭一つ抜けた性能を持つ。
第2次αにせよJにせよなにはともあれ比瑪と組んでのチャクラ・エクステンションで、これを如何に速く使えるようにするのかが肝である。
ただしチャクラ・エクステンションはJでは味方になる依衣子やジョナサンとも撃てるように。
一番合体攻撃が多くなるので全員とする場合は機体のENフル改造と回復は必須。

ちなみに第2次αでは最終話の隠し要素の一つを熟すキーキャラクター。
条件は緩く、取り合えずに勇で依衣子を落としていれば簡単に条件を満たせていたりする。
更には原作でジョナサンから「本当にオルファンをブチ壊したいなら原爆でも起爆させれば良い」と煽られるのだが、第2次αではかの赤い人それをやってくれる。
当然、勇はこの蛮行に対して大激怒したのは言うまでもない。

第2次αでの扱い的にはαシリーズの中心人物のようだったが、第3次αでは諸々の事情から残念ながら非参戦となった。

またスパロボでは原作のような富野節や言い回しが抑えられているため印象が薄いこともしばしば(逆にジョナサンはアノーア艦長の件(と顔芸)が完全に再現されている)。
あとJで何故かラスボスとの戦闘前会話がハブられた(そして代わりに比瑪にある)。
恐らくキャラが少し弱いという誤解はここも若干起因していると思われる。

さすがに翠の不貞は毎度カットされるのでその点は救われてる…

なお、Dの主人公ジョシュア・ラドクリフのモチーフの一人とする説がある。
実際、自分達を省みず危険な実験台にすらする親に反感を抱き、親の元から脱走した(が心の底から憎み切れない)経緯、当時は周囲に反抗的で無茶苦茶荒れていたというモノローグの内容は勇と似ている。
が、勇とは違って兄という立場だった上に脱走時にを一緒に連れ出す事ができた事と、妹を養うために地獄のような世界で苦労した事で、
反抗的な性格が親以外には完全に落ち着いてしまっているのが本編のジョッシュである…

【主な台詞】


「俺、17歳になってしまった…」

「1、2、3…チャクラ・エクステンション!」*10

「嘘だ!ジョナサン流の強がりだ!」

「貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!」

「ブレンと共に我が物とした!」

「そうでしょうけど」*11

「止めろ、その者!バロン⁉」

「お袋さんはやることはやったんだ。許してやれ」

「ジョナサンは俺の身代わりになってくれた。シラーの身代わりもやってくれたと思わないか?」

「オルファン!ビープレートの代わりに俺たちを差し出す。だから!地球はこのままにしてやってはくれないか?」


【余談】

アクが強く、言動も結構なものがあり、腕も頭も良く挙句に敵側からの離反で仲間になると間違いなく(王道の)主人公に相応しい人物なのだが、これでも少し影が薄い(特にジョナサンと比べて)と誤解されていることがある。
これは彼に問題があるというよりは、ヒロインの比瑪、敵に回った姉やジョナサン、次々と出て来るサブキャラは愚かモブキャラまでとことん印象に残る言動をしているのが原因。
ようはブレンパワードの大半の人物はオーガニック的ななにかもとい強烈な個性があるので、勇クラスの言動はほぼ全員がしているのである。
決して勇本人の個性が薄い訳ではないし、なんなら彼もジョナサンに負けず劣らずの強烈な言動をしているのは留意するべし(全編通しての発言の多さを踏まえれば勇の方がジョナサンより独特な言い回しや名言が多かったりする)。

声優の白鳥哲氏は本作が初デビュー*12
富野監督抜擢の声優らしく新人とは思えない演技と迫真の声音で勇を演じている。
また今作のヒロインである比瑪役の村田秋乃氏、勇の元パートナーであるカナン役の朴璐美氏も今作で監督が起用したことで、声優デビューしており、富野監督の別作品へと繋がっていく事になる。


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  • 本当は優しい人
  • 子供に優しい
  • 富野作品主人公
  • ツンデレ疑惑
  • 濃すぎるキャラクター性
  • ロボアニメ主人公
  • 毒親の被害者
  • 新人声優のデビュー作が主役
  • 残念なイケメン
最終更新:2025年04月11日 23:09

*1 くだけて言うと、謎の危険な遺跡の利用を目論む要注意団体。

*2 バロンズゥと最初に対峙した時はユウ・ブレンが満身創痍ながらひたすら戦おうとするのに困惑したり、その後に助けに来たネリーに対してもブレンに直接聞くよう促している(つまりこの時点で勇はブレンの意見をあまり代弁出来なかった)。

*3 オルファン時代にグランチャー(ユウ・グラン)に乗っていたが波長が合わず負荷が大きかった。なので勇はグランチャーを捨てる決心をするが当然搭乗者がいなくなったアンチボディは死を迎えるので、それが彼のトラウマになっている。

*4 特にそれを向けていたのは比瑪だったりする。まああんなことをされれば当然ではあるんだが…

*5 そもそも彼女がラッセより遥かに深刻な病魔に侵されていたので、その辺りも関係しているのかもしれない。

*6 銘々はジョナサン。

*7 この時に「私は」じゃなく「子供は」と言ってるので、自分だけでなく、弟の勇も毒親の負債を抱えていると自覚している。

*8 当然だが母と関係を持った男に依衣子が靡く訳ない。というか関係を知っていたのにそれでも表面上はジョナサンと普通に会話していた彼女も中々のものがある。

*9 実際ジョナサンが「クインシィ(依衣子)と付き合ってる」と言った際にも勇は全く意に介しておらず、逆に言うと男としてジョナサンの事は信頼、もしくは魅力的に思っていたと思わしき描写がある

*10 この後に比瑪の「シューーーートォォォ!!」が続くのだが、実際に聞くと恐らく比瑪の方が色んな意味で印象に残る。

*11 一見何のことはない一言だが、ネリーの「ご覧の通りの女です」に返したセリフ。会話が嚙み合ってるようで噛み合ってないようにも聞こえるのが、絶妙な富野節である。

*12 声優の前に俳優はやっていたので、素人やアマチュアではない。