登録日:2024/01/18 Thu 20:06:47
更新日:2025/02/12 Wed 22:05:30
所要時間:約 3 分で読めます
麒麟寺天示郎
きりんじてんじろう
[誕生日]5月31日
[身長]193cm
[職業]死神
[肩書]
尸魂界王属特務・零番隊
[CV]志村知幸
[二つ名]零番隊第一官・東方神将・
泉湯鬼
[斬魄刀]
金毘迦
〔解号〕煌け→天照一閃
[卍解]??????
[零番離殿]麒麟殿
⚫︎目次#contents
◆概要
王属特務・零番隊の一人。
零番隊に抜擢された功績は、回復用の
鬼道「
回道」の発明者
特徴的な嘴リーゼント
耐荷重量120㎏に煙管を咥えたひと昔どころか三昔位のコテッコテのヤンキーみたいな風貌の死神。ちなみに腹巻は
修多羅千手丸お手製とのこと。
◆人物像
性格は容姿同様ヤンキー染みており、
卯ノ花烈に突っかかる物言いをしたり、
黒崎一護にツッコミ待ちでボケをかましてみたりとコミカルな一面も覗かせる。
そんなんだから兵主部一兵衛に拳骨されたり、曳舟から背中を叩かれたりするんやで…
ただ、荒れる
砕蜂に厳しい意見を返したりと、
「世界の維持」を担う零番隊としての冷静な一面もしっかり見せている。
戦闘力については自信を持っているものの、それ故やや慢心する傾向にあり搦め手を駆使する相手には相性が悪い側面もある。
† 活躍
◇─ 千年血戦篇
第一次侵攻後
滅却師の第一次尸魂界侵攻が起こり、零番隊の面々とともに尸魂界へ降り立ってくる。
零番隊隊旗をブンブン振り回しながら口上を述べておりその場にいた全員を白けさせた
卯ノ花に対して辛辣な物言いをしたのちに、「尸魂界が壊滅的な被害が出るまで呆けていた連中が今更なんだ」とキれる砕蜂に対し瞬歩で後ろを取り
お前ぇらは何だ? “護廷”十三隊だろうが おォ!?
王属特務の仕事は王宮の守護 護廷十三隊の仕事は瀞霊廷の守護
“護廷”の名前を背負った連中が
護れねえから助けてくださいじゃア
護廷の二字の名が泣くぜ
と説教をかました。
実際霊王宮の重要性は世界の維持の点から見ても桁違いでもありその通りではあるのだが、零番隊の真意が分からなかった上に尸魂界がこんな状況で馬鹿げた登場の仕方をされたら砕蜂でなくともキレていただろう。
さすがに空気が悪くなったこともあり、この時は
兵主部一兵衛が麒麟寺を拳骨することで砕蜂の怒気を収めつつ話を進めた。
そして
朽木白哉、
朽木ルキア、
阿散井恋次、
天鎖斬月……特に重症な白哉を連れていくことに反対した卯ノ花に対し
「朽木白哉は瀞霊廷の治療では死ぬ 今お前に出来ることをやれ」と彼女を制し、霊王宮へ連れて行った。
霊王宮へ到着後、全員を麒麟殿へ連れていき湯治を開始。4人を治療。
先に完治した一護と恋次を見送り数男と数比呂に対して労いつつ、一護を殴った際にカウンターを食らい右手首にヒビを入れられたことを「霊王サマが惚れんのも分からァ…」と感嘆しながら独白した。
また、最後まで湯に浸かっていた白哉に「逆上せちゃいねえな?」と問いかけたりもした。
第二次侵攻
ここで出番と霊圧が消える
しかし、「聖別」で親衛隊たちが蘇り
リジェ・バロの「万物貫通」で撃ち抜かれる王悦を護るために曳舟と斬魄刀を盾にするも斬魄刀もろとも貫かれて王悦も重傷を負う。その後戦闘をしたようだが、曳舟・千手丸と共に倒されてしまった。
原作ではここで出番が終了。
◇─ アニメ版『千年血戦篇』
原作とは違い、戦闘シーン泉湯鬼だけにが大幅に追加されて彼の実力を疑問視していた読者も納得垣間見られるようになっている。
ニャンゾル戦ではカットされて当初千手丸が防衛をしていたが、偽りの霊王宮だと明かされ、曳舟が仕掛けた命の檻でユーハバッハ達を閉じ込めた所で登場。
湯を撒き散らしながら名乗りを上げた。
王悦が親衛隊を撃破し、ユーハバッハが兵主部の元に向かうとハッシュヴァルトが「陛下を追わなくていいのか」と聞くと「上にいるのは俺の湯でも匂いの消せねェ、血生臭い和尚だぜ」と飄々と返している。
その後は白骨地獄を操り、雨竜とハッシュヴァルトを分断しハッシュヴァルトと交戦した。
斬魄刀を解放し、“雷迅の天示郎”と謳われた程の速力を以て終始ハッシュヴァルトを圧倒し、彼の身代わりの盾を割りそうなほどの苛烈な攻撃を仕掛ける。
だが、それでも盾を割られずに一撃を止められると流石に「止めやがった!?」と驚愕したが、すぐに盾を吹き飛ばし、彼の剣と一合勝負で打ち破った。
能力を使わせる隙を与えずに無傷で彼に勝利と大金星をあげた。
しかし、「聖別」により親衛隊と石田、ハッシュヴァルトが復活。
リジェに王悦が銃撃されたので麒麟寺が斬魄刀で滅却師たちの目を眩ませて千手丸が王悦を治療。
今度はナックルヴァールと戦闘に入る。
対ナックルヴァールにおいても能力の相性が良く、速度においても自身が圧倒的に速いと有利に戦いを進めていたがアスキンがこっそりフィールドに散らばっていた湯の水たまりを毒の水たまりに変えており麒麟寺がそこに誘導され、アスキンに向かって突きを繰り出すもののアスキンはこれを回避。毒水たまりに嵌って気付いた時には一瞬動けなくなったところに神聖滅矢を脇腹に撃ち込まれて敗北。
その後は王悦に檄を飛ばされ立ち上がり、「やり過ぎんじゃねーぞ」と千手丸にすべてを託し王悦・曳舟と共に自刃した。
◇─ 金毘迦
湯かき棒のような形状をしており、鞘に「きりんじ」と書かれている。
劇中使用した能力は、鞘を外し任意で「刀身が光り輝く」。
能力ショボい…は地味だが、麒麟寺の「雷迅」とまで称される歩法との組み合わせが厄介極まりない。
所有者の麒麟寺は恐らくこの斬魄刀で「眩しい」と感じることは無いと思われ、凄まじい戦闘力を誇る親衛隊すら目が眩み、行動停止するほどの光を発することができる。
『BLEACH』に限らず、バトル漫画では一秒どころか一瞬の隙を突くことなどゴロゴロあるので、目が眩み「数舜だろうが行動不能」状態に出来るアドバンテージは大きい。
さらに、反応速度も行動速度も鈍ったところに麒麟寺が超速でヒットアンドアウェイを繰り返してくる。
滅却師でも屈指の剣技を誇るハッシュヴァルトですら絶え間なく続く麒麟寺の連撃に剣を抜く隙を見出せず、奥の手(聖文字「B」の能力)があるとは言え、「攻撃を防ぎ続け、防御で手一杯」という後手に回らざるを得なかった。
なお、連載時は解号が
美しきオカマと一字違いだったために修正された。
卍解も習得済みだと思われるが、原作・アニメでの披露は無かった。
だが、千手丸の例も鑑みるに三界を震わす凄まじいものだと思われる。
◇─ 技
麒麟殿にて沸いている温泉。
白骨地獄は血と霊圧を絞り出して治療、血の池地獄には失くした血を湯と入れ替える特性を持つ。
白骨地獄の特性は攻撃にも転用可能で、原作では滅却師の雑兵集団「聖兵」の一掃に使用された。
非常に強力な治癒効果と引き換えにこの二つの湯は浸かる人物に一定以上の力量がないと皮膚が過回復でグズグズに腐り果ててしまう。
超霊糸で編まれた防衣でも完全には遮断出来ず、麒麟寺の内弟子の数男と数比呂も防衣を脱いだ瞬間、防衣が燃え上がり肌は火傷していた。
双極の丘にある
浦原喜助の「遊び場」にある湯はこの二つの湯を再現しようとしたものである。
切り傷などは浦原のものはすぐ回復するものの、一護が卍解の修行では疲労までは回復できなかったことなどを含めると性能は一長一短なようだ。
とは言っても麒麟寺の湯は「
肉体が王鍵と化した零番隊の回復役」というのも踏まえるとこの両方の湯は本来零番隊専用の湯で一般死神どころか隊長格すら使用を度外視したものだと考えるとその治癒力には納得がいく。また、麒麟寺の能力で湯を作っていると考えると治癒力の強弱が制御できない…というのも考えにくいのでもしかしたら
一般死神ですら浸かれる上に回復力も抜群な2種の湯が出来るとするとなんとも恐ろしいものである。
ただし零番隊の修行内容と麒麟寺の「て前ェほどの傷なら一晩もありゃ元の倍ほども元気にしてやる」とのセリフから治療を兼ねた次の曳舟の「義魂の神髄を込めた料理」を受け入れるための土台(身体)作りなのでは?との考察も存在する。
余談だが、この温泉が出てきた『BLEACH』519「HOT.HOT.HEAT」の扉絵が
温泉に入る井上織姫とルキアとシンプルながらドスケベだと評判
麒麟寺が開発し、零番隊に選抜された理由である回復用の鬼道
麒麟寺がこの術を扱うことが無かったが、弟子である卯ノ花及び回復・補給部隊である四番隊が主に扱う鬼道
公式Q&Aによると破道と縛道など通常の鬼道を得意とする者でも回道は特別な才覚が必要であるとのこと。ただし霊術院でも教えられている可能性は高く、連載初期であるがグランドフィッシャーに腹をぶち抜かれた一護はルキア(当初は確実に平隊員程度の実力しかないと思われる)に霊力の大半を使ったとはいえ短時間で治療されている。
回道は術者の霊力で患者の霊力の回復を行い、霊力の回復した患者の内部霊力と術者の霊力で外傷を治療する。
一見万能に見えるが、卯ノ花いわく「出来ることは現代医療と変わりない」とのこと。
仮面の軍勢のひよ里は腹から下を斬り落とされる超重体に陥ったが、ハッチの応急処置と卯ノ花の治療を受けたが「快復するのはひよ里の気力次第(状況によっては命を落とす可能性もある)」と述べていたりもする。
† 余談
卯ノ花とは師弟関係にあったようだが、「何時の」卯ノ花かは明らかになっていない。「死剣」だの「尸魂界空前絶後の大罪人」と呼ばれていた時期なのだとしたら卯ノ花がどうやって麒麟寺を説得して弟子入りしたのかが気になるところである。まぁそんな時代の彼女を「回道を教えるため」とはいえ首輪を着けることができた麒麟寺のヤバさが窺える…
名前の元ネタは恐らく仏教の神獣である
金毘羅
水を司る神獣であり、麒麟寺も戦闘中に金毘迦をふるいながら湯を操る描写があるので数少ない
捩花以来の流水系なのかもしれない。
追記修正は白骨地獄に間違って浸かって過回復で悲鳴を上げながらお願いします。
- この人はリーゼントってヘアスタイルをいつ知ったんだろう -- 名無しさん (2024-01-18 20:21:54)
- アニメのハッシュとのタイマン追加、最終的にアスキンの作戦勝ちだがそれでも剣技と湯の召喚で追い詰める。卍解は湯に関するものかね -- 名無しさん (2024-01-18 20:36:00)
- ↑卍解も能力強化と別能力獲得があるから地味に気になる。 -- 名無しさん (2024-11-21 17:35:38)
最終更新:2025年02月12日 22:05