桃城武

登録日:2024/01/30(火)00:05:00
更新日:2025/05/29 Thu 16:51:15
所要時間:約 8 分で読めます




ドーン!

桃城(ももしろ)(たけし)は漫画『テニスの王子様』及び『新テニスの王子様』の登場人物。

CV.小野坂昌也
実写映画:加治将樹


【プロフィール】

在学校:青春学園中等部 
クラス&出席番号:2年8組16番
誕生日:7月23日(獅子座)
身長:170cm→172cm
体重:58kg→60kg
血液型:O型
利き手:右利き
足のサイズ:27cm
視力:左右2.0
座右の銘:『足らぬは余るよりよし』→『森羅万象全て教訓』
出身小学校:鹿児島第三小学校
プレイスタイル:アグレッシブ・ベースライナー
家族構成:父(公務員)・母・弟・妹
得意科目:数学
苦手科目:英語&社会
委員会:なし
よく訪れる学校のスポット:購買部


【嗜好・特技】

趣味:音楽鑑賞・体感ゲーム→BBQ、ダンスゲーム
好きな食べ物:海老バーガー・ベリーベリーココパルフェ、はちみつレモンスカッシュ
好きな色:赤、ピンク
好きな映画:動物モノ
好きな本:週刊少年ジャンプ→『チームのまとめ方』
好きな音楽:アイドルグループ
好みのタイプ:スポーツ好きの活発な子→元気で明るくて気配りが出来る子っスかね!
行きたいデートスポット:ゲームセンター
日課:買い食い・早弁・寝る前のダーツ
今一番欲しい物:ブランドのTシャツ
おこづかい使用例:買い食い
苦手な物(事):地図を見て歩く事→仮面
テニス以外の特技:瓦割り(25枚が自己ベスト)、トランプ(ダウト)
好きな記念日:3月3日(俺の日! ぽくね?)
行きたい旅行先:ハリウッド
大切な人へのプレゼント:新作のスニーカー


ぶっとんだ趣味&嗜好の方が多い、この漫画の中学生では珍しく、現実の中学生にいそうなプロフィール
食べ盛りの中学生らしく、ジャンクフード好きで、早弁することもしばしば。
作中序盤では、不動峰部長の橘桔平の妹、橘杏と関わることが多く、その橘妹が好みのタイプと合致しているが……?(更新後も)

出身小学校から実は鹿児島出身。小学校卒業後に東京に引越しして、青学に入学したのだろうか? また全然訛っていないので、橘のように東京に行く際、共通語を勉強したのかもしれない。

【新テニでのパラメータ・スポーツテスト結果】

  • 新テニスの王子様のパラメータ(五段階評価)
パワー:4/5 スピード:3/5 テクニック:3/5
スタミナ:3/5 メンタル:3/5 (合計16)

  • スポーツテスト結果
50m走 6秒4(2/9位)
握力 58,5㎏(2/9位)
シャトルラン 139回(2/9位)
反復横跳び 62回(5/9位)
背筋 159㎏(1/9位)
上体そらし 64.6cm(3/9位)
長座体前屈 47,5cm(6/9位)
立ち幅跳び 290cm(1/9位)
ハンドボール投げ 41m(2/9位)
持久走 4分47秒(4/9位)(海堂と同着) 

(青学レギュラー9人中)

青学レギュラー陣の中では、実は1位、2位を争う総合身体能力の持ち主で、下位の項目はあまりない。にもかかわらず青学レギュラーの中では上位と言われる事が少ないのは、身体能力に技術が追い付いてないという事であろう。

【人物】


通称『桃ちゃん・桃ちゃん先輩』。学校には自転車通学で通っており、青学では2人しかいない2年生レギュラーの一人。
もう一人の2年レギュラー海堂薫の事は『マムシ』と呼び、性格が真逆なこともあり喧嘩も多いが、実力は認め合っており、良きライバルで、試合の際はダブルスを組む事も多く勝率も悪くない。

後輩にも威張ることがない上下関係にゆるいタイプの先輩で、気さくに接するので後輩からも割と慕われており、主人公のリョーマとの仲も青学テニス部の中では一番良いと言ってもいいかもしれない。リョーマからは『桃先輩』と呼ばれている。
3年の先輩にも部長の手塚以外には割とフランクに接し、先輩からも目をかけられている模様。


【本編での活躍・プレイスタイル】


初期は河村隆に次ぐパワープレイヤーで、ジュニア選抜の千石との試合にも勝利するなど、それなりに存在感を出していたが、その直後の校内ランキング戦で部長の手塚国光とレギュラー落ちしていた3年の乾貞治に敗れ、レギュラー落ちも経験する辛酸を舐めた事もあった。*1

その後はレギュラー落ちした事もあり、部活をサボる事もあったが、関東大会直前で無事に復帰し、手塚の負傷もありそのままレギュラーに復帰し、関東大会以降も公式戦に出てチームを支える。

手塚国光曰く、『青学一の曲者、噴火前の火山』で強い相手と戦えば戦う程強くなる素質を持ち、ダンクスマッシュのような豪快なテニスを得意とするが、意外と小技も出来る器用さも持ち合わせている。

全国大会前には『読心』を会得。詳しくは後述。更には、相手に打球を太陽に被せて自分の影を使ってボールの影を隠すなど頭脳を使ったプレイも見せるなどスタイルも変化していく。

全国大会決勝の立海戦では、軽井沢に行っていたリョーマを跡部と忍足と共に迎えに行き、リョーマが記憶喪失になっていた事が明らかになる。自身は決勝戦の団体戦の試合にこそ出場できなかったが、今までリョーマが戦った相手と共にリョーマの記憶復活に尽力するという重要な役割をこなし、青学の日本一に貢献した。


新テニスの王子様ではU-17日本代表候補選抜合宿に参加し、初めての入れ替わり戦で中学生から唯一選ばれ、鬼十次郎と対戦するが、ブラックジャックナイフを受けて手首を負傷し、1ポイントも奪えず鬼に完敗する。しかし、鬼にテニスに対する姿勢は認められたのか『這い上がってこい‼桃城武‼』と、激励の言葉を貰うのであった。


その後は崖の上の特訓を経て2番コートに所属。
四天宝寺中の忍足謙也とダブルスを組み見事勝利し、1軍のNo19のバッジを入手することに成功するが、最終的にU-17代表に選ばれる事は叶わなかった。


【必殺技】


  • 弾丸サーブ

その名の通り、弾丸のようなスピードとパワーを兼ね備えたサーブ。

  • ダンクスマッシュ

桃城の得意技。驚異的な跳躍力を生かすことで、空高く飛び上がり、強力なスマッシュを高打点から叩きつけるように放つ技

  • ジャックナイフ

前足1本で飛び上り、身体を捩じる事で、振り子の原理を使い、強力なパワーが出せるショット。

  • ブラックジャックナイフ

鬼の得意技を、修行したことで会得。ジャックナイフの強化版。

  • NEOブラックジャックナイフ

更に進化したブラックジャックナイフ。

  • 読心

誰よりも周囲を観察できる能力を身に着につけ、天候、打球音、人の心理状態、呼吸眼の動き等から相手の心理状態まで読み取る程の洞察力。



【戦績】


  • シングルス

都大会決勝山吹中戦        
シングルス3:千石       7-5で勝ち 〇  
全国大会準々決勝氷帝学園戦    
シングルス3:忍足       4-6で負け ●

  • ダブルス

地区予選準々決勝玉林戦         相方はリョーマ*2   
ダブルス2:泉&布川           6-2で勝ち〇   
都大会準々決勝聖ルドルフ戦       相方は海堂   
ダブルス2:柳沢&木更津         棄権勝ち〇 

関東大会1回戦氷帝学園戦        相方は菊丸    
ダブルス2:忍足&向日          6-4で勝ち〇   
関東大会準々決勝緑山中戦        相方は菊丸    
ダブルス1:源&羽生           6-3で勝ち〇   
関東大会準決勝六角中戦         相方は河村   
ダブルス2:天根&黒羽          7-6で勝ち〇    
関東大会決勝立海大附属中戦       相方は海堂 
ダブルス2:丸井&ジャッカル       1-6で負け●   

全国大会準決勝四天宝寺中戦       相方は海堂  
ダブルス2:金色&一氏          7-6で勝ち〇  


モブキャラは割愛する)


非モブキャラ成績
シングルス:2試合:1勝1敗    勝率50%
ダブルス:7試合:6勝1敗     勝率85,7%
合計:9試合:7勝2敗       勝率77,8%


原作では、青学のシングルスの層が厚いからなのか、意外にも非モブキャラとのシングルス公式戦はなんと山吹中の千石と氷帝学園の忍足としか対戦していない。
原作唯一の非モブキャラとのシングルスでの白星は、ジュニア選抜経験者の千石との試合。


彼の出番はダブルスがメインで、最初の試合こそリョーマとの滅茶苦茶なダブルスで、桃城もダブルスがからっきしなのでは?と思った読者もいたかもしれないが、上記の戦績を見てもらえばわかるように、相方がリョーマ以外とならダブルスもそれなりにこなせ、何気に優秀な成績を残している。


桃城が作中輝いた場面で印象的なのは、やはり関東大会一回戦の氷帝戦であろう。
原作を読んだ方ならわかると思うが、大石が試合前のアクシデントで負傷して出場不可となってしまい、そのピンチヒッターとして菊丸と組んで見事勝利した。
この勝ち星は非常に大きく、ここでもし負けていてその後の展開通りに進んでいたとしたら、作中一の名勝負、跡部VS手塚戦で手塚が負けた時点で青学の敗退が決まり、関東大会敗退だったのだ。
そうなれば、原作の氷帝と同じように開催地枠のような救済措置が取られない限り、青学は全国大会に出場することが出来なかった。
こう考えると、この関東氷帝1回戦での菊丸と組んだダブルスの勝ち星がいかに重要で、ある意味作中のターニングポイントだったと言っても過言ではないことがわかるであろう。


他にも、桃城が輝いた場面として、都大会決勝の山吹中・千石戦があるが、仮にこの試合で負けたとしても関東大会には出場可能で、シングルス1に手塚が控えていた為、重要性という観点のみで見れば、やはりこの氷帝戦のダブルスの方が上であろう。


原作42巻ではそれなりに活躍し、作風が変わっていって(テニヌ化して)もどうにかインフレについていけていたが、新テニ突入以降はインフレに置いていかれてしまった感が否めないという評価をする読者も少なくない。
それでも来年の青学には、米国に行ったリョーマが復帰しない限り、彼と海堂しか計算の立つ戦力がいない為、青学にとって彼が極めて重要な存在である事は間違いなく、手塚ら3年引退後は部長こそ海堂に譲るものの副部長に就任している模様。


桃城を擁護すると、作中に登場した2年生の中では、全国大会の経験やU-17で勝利した経験もあり、全国トップクラスの実力を持つと考えられ、しかも彼はまだ2年生なので今後の成長にも期待できる。今後、桃城にスポットライトが浴びるかどうかは作者以外にわからないが期待したい。



【ミュージカル俳優】


1st Seasonでは
森山栄治(初代)、加治将樹(2代目)、高木心平(3代目)、牧田哲也(4代目)、延山信弘(5代目)
2nd Seasonでは
上鶴徹(6代目)、石渡真修(7代目)
3rd Season以降は
眞嶋秀斗(8代目)吉村駿作(9代目)大久保樹(10代目)賽珠山駿(11代目)
が演じている。


【余談】

  • 担当声優の小野坂氏は、ラジオでは基本的にキャラの声で喋らない模様。




追記・修正すりゃーいいなあ、すりゃあーいいよ。


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  • 濃すぎるキャラクター性
  • テニスの王子様個別項目
  • 7月生まれ
  • 7月23日生まれ
  • しし座
最終更新:2025年05月29日 16:51

*1 校内ランキング戦は基本的にシングルス戦で2敗以上するとレギュラー落ちが決まる

*2 試合はリョーマとの連携があまりにお粗末すぎた為、ダブルスは形だけで、コートに線を引いて『片方だけシングルス』という形の滅茶苦茶なダブルスだった。