ボウケンピンク/西堀さくら

登録日:2011/12/13 Tue 23:00:05
更新日:2023/11/30 Thu 20:33:08
所要時間:約 4 分で読めます





ミッション中はコードネームです、ブラック



轟轟戦隊ボウケンジャー』の登場人物。

演:末永遥


【人物】

ボウケンジャーのサブチーフ。
とてもクールな性格で、プレシャスを適確に調査する冷静な判断力は時にチーフの明石をも凌ぐ。
しかし仲間よりもプレシャス回収を優先する等、やや冷徹な部分も。
「ミッション中はコードネームで呼び合う」という規則を誰よりも守り、他のメンバーにも守るよう厳しく注意している。
真墨からは「さくら姐さん」と呼ばれている。

生真面目過ぎる故に感情表現が苦手で、序盤では「可笑しくもないのに笑うことは出来ません」と自分から笑顔を作る事はなかった。
そのせいか、サージェスミュージアムで迷子の子供の対応をした時も上手くいかず、明石に諭された事も。
…が、Task.5の帝国の真珠回収ミッションで出会った少年との交流を期に笑顔を見せる機会も増え、素直な感情も出来るようになる。
仲間に対しても丁寧語を使っていたが、後に菜月や真墨を呼び捨てで呼ぶようになった。
気丈だが、明司にだけは本音が言えるようになり、やがて愛情を感じ始める。


実は世界有数の資産家である西堀財閥の1人娘で、将来は財閥を継ぐことを期待されて子供の頃から厳しく育てられてきた。
現在の性格も、常に冷静に真面目に、親の決めたレールを淡々と進むように言い聞かせられてきたことに起因する。
しかし、そんな人生に嫌気が差し、自分のやりたい事を見つけるため、陸上自衛隊に入隊した過去を持つ。
そして結局、自衛隊の特殊部隊に入っても、自分のやりたい事は見つからなかった。
そんな折、サージェス財団からしつこいスカウトを受け続けていたが、全て断っていた。
が、明石の「自分だけの宝は自分で見つけるしかない」「一緒に自分だけの宝を探そう」という説得により心を動かされ、ボウケンジャーに加わる事を決心した。

自衛隊時代に磨いた射撃の技術が武器で、その腕前はオリンピック選手候補と目されたほど。
アクセルラーが故障し変身が不可能になった際は大量の銃器を引っさげて敵陣に乗り込む等、ボウケンジャー最強クラスの戦闘力を持つ。
日頃から兵器に慣れ親しんでいるのか、メンバーでしりとりをした際には「コルト45」や「バルカン砲」など物騒な単語を口にしていた。


生真面目、沈着冷静、頭脳明晰で戦闘力も高く、一見するとクールビューティーを絵に描いたような人間だが、実はその内面はかなり夢見がちで乙女チック。
大の甘党であり、休日には甘味処に入り浸っている。ストレス解消の為にパフェのやけ食いをする事もある。
結婚願望がやや強く、邪悪竜デンベエから「お嫁に行けない」と言われた時には、「余計なお世話です!」と言って、怒りを現わにした。


他人の指図を受けたがらない映士とは反りが合わず、たびたび衝突していた。
が、クエスター・ガイに映士が重傷を負わされた際には感情を爆発させ、「黙れぇぇぇ!!!」と叫んでアクセルラーを地面に叩き付けて変身し、クエスター・ガイを一人だけで追い詰めた。


ボウケンピンク



レディ!

ボウケンジャー、スタートアップ!


深き冒険者! ボウケンピンク!


さくらがアクセルラーで変身した姿。
水中での戦いが得意で、専用ゴーゴービークルも水中戦向きな「ゴーゴーマリン」。

専用ボウケンアームズは、強力な水流を放つ「ハイドロシューター」。
水以外にも、様々な液体を発射出来る。
また、周囲に水があれば威力が増す。


【堀西さくら子】

Task.37にて繁栄の石というプレシャスを保護する為に、さくらが石を所有する大物俳優「丹原敏郎」のマネージャーとして潜入した際の偽名。
蒼太曰く、さくらは丹原氏の好みのタイプらしい。

「丹原敏郎 対処マニュアル2006年度版 女性用」を丸暗記する等、マネージャーとしての業務を熟していたさくらだったが…アイドルデビューする事になってしまった!
その際、必死に笑顔を作りながら丹原氏との対談に臨んでいた。

その時のさくらは…尋常では無いキャラ崩壊を起こしていた。


【明石との関係】

前述の通り、さくらは明石に対して好意を抱いていた。
明石が入院した際にはずっと側にいるなどしたが、結局想いを伝える事が出来なかった。鈍感男の明石も悪い。

だが、最終話…
明司はさらなるプレシャス探索のため、ゴーゴーボイジャーで宇宙へ旅立つ事に。
そんな中さくらは、蒼太や牧野先生の協力で、こっそりゴーゴーボイジャーに搭乗していた。
こうして、さくらは明石と二人で宇宙の冒険に向かうのだった。

1年後に地球に帰還した際には、明石に対しての呼び名が「チーフ」から「暁さん」に変わっていた事から、何らかの進展があった模様。

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦にもカメオ出演(ただし役者は違う)したが、以降の明石との関係は不明。


【余談】

さくらとは逆に、役者の末永氏は甘い物が苦手(スタッフにも話したが、誰も覚えていなかったらしい)。

2007年に放送されたドラマ『ライフ』に末永氏が出演して以来、一部の心無い者から「ボウゲンピンク」と呼ばれるようになってしまった。
このドラマで末永が演じた女子高生の「おめぇの席ねぇから!」という台詞が原因である。
当時この台詞は話題を集め、2chにおいて多数のドットAAが制作された。
末永氏曰く「さくらのイメージを払拭する為」だったのだが、その反響の大きさ故に『ボウケンジャー』でファンになった方にお叱りを受けたとも……


あまりにも話題になった為か、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のボウケンジャーレジェンド回でも

伊狩鎧「ここは一つ、忍者で行きましょう!」

鎧はシュリケンジャー、他のメンバーは忍者戦隊カクレンジャーにゴーカイチェンジ(鎧はジョー・ギブケン達がハリケンジャーになると思っていた)

鎧「いや、カクレンジャーだと俺の席が無いっていうか……」

とさり気なく公式でネタにされた。

なお、『ライフ』以降、末永氏はドラマにおいて…
『シバトラ』では、覚醒剤中毒になった不良女子高生
『魔女裁判』では、キャバクラ嬢
『ドン★キホーテ』では、育児放棄した母親
等……DQNな役を演じる事が多くなった。

仮面ライダードライブ』ではストーカーに狙われる女優の役を演じ、「おかえりさくら姐さん!」と喜んだボウケン世代もいたとか。
…が、恋人だった占い師に別れを告げられたショックで崖から突き落とし、そのことを忘れて無意識の内にロイミュードを生み出すことになった。
それに加えて、殺された恋人を演じたのは蒼太役の三上真史氏だった為に、ボウケン世代は二重のショックを受ける事に…。


私の追記・修正をよろしくお願い致します。

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最終更新:2023年11月30日 20:33