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更新日:2025/04/26 Sat 07:44:24
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『金色のガッシュベル!!魔界のブックマーク』とは、
ゲームボーイアドバンス用のゲームソフト。
ジャンルはパーティアクションRPG。
株式会社ベックが開発し、バンプレストより2004年7月16日に発売された。
概要
金色のガッシュ!!のアニメ版、金色のガッシュベル!!を題材とした
ゲーム作品であり、殆どが対戦格闘ゲームであったアニメ放映当時のガッシュのゲームとしては唯一のRPG。
時系列としては石板編前後だが、厳密に考えると描写に矛盾があったりするため、「石板編終了より前に、石板編でのイベントがある程度行われたIF世界」と考えるのが自然。
原作やアニメにもないゲームオリジナルシナリオが展開されるが、キャラクターを大きく崩すことなく、熱血かつ感動的な友情要素、どこか間の抜けたギャグ要素、さらには意外などんでん返しも含んで、高い完成度を誇っている。
戦闘システム
主に
ダンジョン探索型のアクションRPG。特別に戦闘画面に入ることなどはなく、マップ内で敵と出会えばそのまま戦闘を始める。
Aボタンで術を発動、Bボタンで打撃攻撃。
Rボタンを押しながら十字キーを押すことで早歩きに。
Lボタンを押しながら画面右上の「術スロット」を操作して使用する術を変更できる。
startボタンでメニュー画面。selectボタンで操作キャラチェンジ。
基本的にそれぞれのペアは2人一組で行動する「タッグ状態」から始まるが、Bボタンを長押しすることで魔物が自動で敵を追尾し攻撃する「ソロ状態」となる。
「ソロ状態」の時は少しずつながら心の力が回復するほか、パートナーのみを移動させることとなり、こちらでも簡単な攻撃が可能。
ダンジョン内の索敵においては「ソロ状態」を重宝するだろう。
主要三ペアを含み、操作していない味方キャラクターたちが連携して術を浴びせる攻撃のこと。
術の演出が発動している間にAボタンもしくはBボタンを所定の回数連続押しすることで次の術を発動させることができる。一回のS・Aにつき、最大五回までの術のコンボをつなげる事が可能。
Lボタンを押した状態でRボタンを同時押しすることで発動し、発動には「絆の力」を一つ消費する。
「絆の力」は画面左下に青い点の形で表示されていて、最大3つまで貯めれる。
術演出はGBAとしてはかなり派手で見ごたえがあり、そちらの演出に気を取られ連打が追い付かなかった人も結構いるかもしれない。
後半のコンボになると二組同時に術を発動する演出もあり、
「ラ―ジア・ゼルセン」と「ギガ・ラ・セウシル」、「コポルク」と「コブルク」、「ビドム・グラビレイ」と「ディカポルク」といった本編では見れなかった術の同時発動も見ることができる。
またの名を「ブックマーク」。
本作の目玉要素にして、物語のカギを握る要素。
一般的なしおりの形をしているが、その本質は
魔物がつかったり、魔本に挟むことで、魔物の力を強化したり恩恵を与える効果があること。
やりこみの末終盤に手に入るしおりにはラウザルク、セウシル、コポルクなどの術の力が封じられており、その術の使用者でなくともしおりを装備することで術を使用することが可能になったりする。
一つの魔本につき最大3つまで同時装備が可能。
本作の雑魚敵である「本のモンスター」が落とすほか、しおりとしおりを合成し強力なしおりを創っていくことも可能。
その他にも特殊な効果を持つしおりも存在する。
種類分けは以下の通り
消費しおり
赤い色のしおり。体力や心の力、絆の力のほか、状態異常からの回復をするしおりが該当する。
他の装備タイプのしおりと違い、一度使ったら消えてしまう。
いうなれば本作における「月の石」や「
ファウードの回復液」に近い存在。
強化しおり
青い色のしおり。強化の名の通り、通常のRPGでいう武器や防具に近い存在。
上級のしおりにもなるとステータスの上昇率もとにかく高くなるが、装備には一定以上のレベルが必要となる。
補助しおり
緑色のしおり。ステータス強化とは関係ないが、状態異常にならなくなったり、心の力の消費量を減らす、S・Aの威力強化など、補助的な効果をもたらす。
特殊しおり
黄色のしおり。強力なしおりの合成に必要な素材しおりや、装備していても戦闘には影響を及ぼさないがしおり合成やしおり入手に役立つしおり、果てには特殊な術を使えるようになるしおりが該当。ぶっちゃけごった煮のポジション。
イベントしおり
紫のしおり。シナリオを進めたことや、実績を解除した称号として与えられるしおり。シナリオ上で大きな意義を持つ「こころのしおり」もこの中に含まれる。
「しおり」のなかでも重要なしおり。
漫画にした人間の心の力が注入されており、これをはさんだ状態で本のモンスターを作ると強力なモンスターが出来上がる。
劇中では人間たちの心の力を込めた「悪魔のしおり」と呼ばれており、これらを集めることもシナリオの大きな目的。
あらすじ
ある日、ガッシュは週刊少年マンデーで連載中の
伊熊虎虎氏の漫画『吉凶占師 オマモリ隊』にはまっていた。そんなガッシュに勉強の邪魔だと怒る清麿といういつもの風景が繰り広げられる中、二人の目の前に『オマモリ隊』の敵キャラクターたちが街中にあふれかえるという異常事態が起こる。
そんなガッシュたちの目の前に現れた巫女のような姿をした
ココメロという少女。
彼女は、『オマモリ隊』のキャラクターたちが現世に現れたのは
ビブリオという魔物の術によるもの、ビブリオは本の中の絵の実体化だけでなく、人間や魔物を漫画の本に変える力を持つこと、そしてそれらの力を利用して人間たちを漫画の本にしながら王になろうとしているということを告げる。
ティオと
大海恵、キャンチョメとフォルゴレを仲間に加えたガッシュたちは協力し、ビブリオの野望を打ち倒すことをココメロと約束する。
果たしてガッシュたちはビブリオの野望を制止することはできるのだろうか!?
キャラクター
メインキャラクター
御存じ我らが主役ペア。
ガッシュはその天真爛漫ながらも熱い性格で、清麿はクールながらも情熱を忘れない性格で物語を前に引っ張っていく。
操作キャラとしては全般的にステータスの伸びがいいが、「こうげき」が特に伸びる。打撃攻撃もタメが少なく連続攻撃を行う肉弾戦キャラ。
御存じ我らがヒロインペア。
ティオは本作ではややココメロへの猜疑心が強め。恵は
水着グラビアが本のモンスターとして大量に実体化されてしまった。
自分を中心に期間内はほぼ無敵の
バリアを展開する「セウシル」にちょっとした追尾機能もある「サイス」など本作の操作キャラで最も術の性能が優遇されているお方。「マ・セシルド」は近距離攻撃になる。
「じゅつ」ステータスの伸びもよく、RTAなどでは主力として活躍する。
御存じ我らが無敵の英雄たち。
コメディリリーフとしてギャグシーンを何度も担当するが、垣間見える正義感はほかのペアに引けを取らない。
「ぼうぎょ」「たいりょく」ステータスの伸びがよいタンク役。
時系列問題もあり強力な攻撃術も少なく中盤まで辛いが、ソロ状態でのパートナー攻撃がCD投げであり唯一遠距離攻撃。「コポルク」を使用可能になった後はソロ状態のキャンチョメがコポルクで相手の攻撃が当たらないまま攻撃していき、さらには敵の射程範囲外からCD投げを連発してハメ倒すことも可能。
余談ながら、あまりにも原作での術が少ないため
「鉄のフォルゴレ」を術として使用可能。高橋広樹氏のボイスで歌いながら体力を回復する。シュール。
その他、「ポルク」で
ダンジョン内の移動ギミックを解決する、本作の縁の下の力持ち。
S・Aキャラ
メインで操作することはできないが、S・Aにおいて力を貸してくれるキャラたち。
黒本組。序盤と中盤の
ダンジョン及びクリア後に仲間として加入する。
劇中ではまだゾフィスは倒してないっぽい。そのため、助力はしても「これはガッシュたちの戦いであり、自分たちには自分たちの戦いがある」として基本的に深入りすることはない。
リィエンの実家である熔岩島の香港マフィアが行方不明になったこと、ナゾナゾ博士の進言により清麿たちに合流。
S・Aでウォンレイを引くと5連続いけないことが地味に多い。
何でも知ってる不思議な博士とその孫のような優しいパートナー。本件においても独自調査を進めており、シナリオにおいては清麿に次いで推理役として出番が多い。
S・Aの「ミコルオ・マ・ゼガルガ」の演出は必見。
グルービー。
サンビームさんはアニメでの出番がまだだったためか、髪の色がアニメ版の金髪ではなく原作版に近い黄緑色になっている。
残留思念のキャラクターたち
ネーロ/ネオネーロによって、現世に留まった「残留思念」が実体化した退場した魔物たち。
殆どがステージのボスキャラとして立ちはだかるが、一部例外もいる。
あくまで「魔物の残留思念の実体化」であるため、本の持ち主はいないが術を使うことは可能。また、台詞を話すことはない。
ブラゴに倒された魔物。ポッケリオ共々大量生産された雑魚キャラ枠。哀れ。
ゴフレと同じ。彼自身が「ジュロン」で木のモンスターを生成する。
残留思念のボスとしては最初に立ちはだかる。
攻撃力の高い突進攻撃と氷の龍で攻撃してくる強敵。
原作における最初の敵。
彼との戦い直前で「ラシルド」を使用可能になる。
高速で移動するCV若本。風の術を使う。
本作での「ジケルド」解禁タイミングはここ。
不死身のロブノス。原作通り、最初は二人に分身してる。
ネーロによってけしかけられるが、戦闘前にウォンレイの「ラオウ・ディバウレン」を不意打ちされ消滅。
残留思念の中で唯一戦うことができない。可哀想。
溶岩島に置かれた本のモンスター。ネオネーロがココメロを攫った後、時間稼ぎの相手をした。
やたらデカくて攻撃力があるやつ。
打撃攻撃に対する防御力はあるが術防御力は控えめ。ガッシュやヨポポの術を何度も耐え、最後のバオウでようやく倒せた姿はどこに。]]
本体はでてこないで、操ってる鎧の巨人の四肢についている操るための花を破壊することでクリアとなる。
裏ボスたち
クリア後に戦える強敵たち
第一の裏ボスにして本作最強のボス。
詳細はゾフィスの記事に譲るが、「高威力で状態異常のある攻撃を手数多く撃ってくる」という鬼畜枠。
ガッシュ、ティオ、キャンチョメでそれぞれ倒すことで「電撃の証」「聖母の証」「変化の証」のしおりが貰え、その上で倒すことで「優しい王様」のしおりが貰える。この4つのしおりはしおり100%達成には必要不可欠なため、完全クリアには最低4回は戦わなければいけない。
映画「101番目の魔物」に登場した魔物。第二の
裏ボス。
マップ画面で特定のパスワードを打つことで開放可能。
戦闘演出も映画版ボスに恥じない派手さが目立つ。
本作の
裏ボスの中でも特に隠された存在であり、彼を倒すことで手に入る「101番目のしおり」は特別枠なのか、しおり図鑑100%とは関係がない。
ガッシュに似たやつ。真のラスボス。
「101番目」を除きしおり図鑑集めを達成することで戦うことが可能になる。
ガッシュと同じような打撃攻撃モーションの他、ガッシュよりリーチが長い「ザケル」を使用してくる。
ゲーム版でおなじみ「ゼオ・ザケルガ」も見れる。
彼を倒すことで手に入る「ザケルのしおり」を10枚集め、「電撃のしおり」と合成させることで「ザケルガのしおり」が手に入り、それを以て真の意味でしおり図鑑が達成する。
本作オリジナルのキャラクター
魔物とパートナー
魔物の子供の一人で、本作の騒動の元凶の一人。
見た目はメガネをかけた少年で、金髪のショートヘアなどその風貌はガッシュにそっくり。でも彼と
双子の兄弟だったり、
没デザインの流用だったりはしない。
本の色は鼠色で、パートナーは佐久間菜須香。
術の属性は強いて言うなら「本」もしくは「漫画」。
- アニムト:本を小さな「本のモンスター」に変える。
- リガロ・アニムク:対象を漫画本に変える。ブックカバーを取ると元に戻る。
- ビルデ・アニムガ:本を「本のモンスター」に変える。自身の魔本も例外ではない。
…と思われていたが、実は彼はあくまで「従犯」的存在。
性格は冷静であると同時に、温和で優しい。勉強は得意だが、魔界にいたころから術は苦手だったらしい。
元来彼はパートナーの菜須香と穏やかに暮らしていたが、ソーマという魔物に襲われた際に「菜須香を守る力が欲しい」と願ったことにより「リガロ・アニムク」の力が開花してしまう。
菜須香が狂気にとらわれる中、
「自らの本を燃やせない」、「自身で術の解除も行えない」中ビブリオ自身は自分が戦いに敗北することで菜須香を正気に戻すことを目的としており、「自分たちを倒せる希望がある者」として、悪役の汚名を被ったままにココメロを派遣し、わざと本のモンスターと戦わせガッシュたちを鍛えていた、というのが実情。
ビブリオの本のパートナー。メガネをかけた青髪ショートカットの女性。
20歳で、漫画家志望の女子大生。
彼女こそ今回の事件の主犯であり、「人間図書館館長」と本のモンスターたちに呼ばれている人物。
本来はビブリオへの愛情がある優しい女性だったが、ソーマを漫画本にした経験からその思考は一変。
「人間や魔物の本を読みたい」、「ビブリオを魔界の王に出来る」という狂気に囚われ、半ば無理やりにビブリオを従わせて本のモンスターの生成や人間の漫画化を行っていた。
実は本編ではやや珍しい、「もとは善人で絆もあった上で、魔物よりパートナーの方が積極的に悪事を行っている」というパターン。ビブリオへの絆や愛情はあるうえで「ビブリオを勝たせてあげたい」「別れたくない」という想いから狂気に走ったある意味哀しき悪役ともいえる。
パンクロックな少年風の魔物。赤色の髪と少し白い肌の持ち主。
性格は残忍で卑劣。
かつてビブリオペアと戦闘した際、追い詰めるもののパートナーともども「リガロ・アニムク」を受け漫画化されてしまう。
彼との戦闘をきっかけにビブリオの運命は壊れだしたため、ある意味、本作のすべての元凶。
本の色は濃い赤色。パートナーは国枝光博。
ソーマの本の持ち主。常にギターを背負っている。愛称はクニミツ。
関西出身のミュージシャンで「ナニワのビッグスター」を自称するが貧乏らしい。
ソーマの冷酷さに付き合うなど残酷な面もあるが、本質的には小心な臆病者。
本のモンスター
ビブリオの術によって実体化させられたものたち。基本的には、『オマモリ隊』に出てくる悪役組織「吉凶占師 ノロイ隊」の面々が名有り幹部として実体化されている。
幹部級はココメロの作り出した「こころのしおり」により強化させられている。
私はビブリオに造られた本のモンスターですが…私を書いた本の作者は人間ですっ…。
産みの親である人間を苦しめるなんて…私にはとても耐えられませんっ…!
本作の
メインヒロインにして、ナビゲーター役。
両目が前髪で隠れた
メカクレ娘で、
萌え袖の巫女風の衣装に身を包んでいる。
ビブリオに造られた「本のモンスター」の一体。
「しおり」を生成する能力の持ち主でこの「しおり」により心ならずもビブリオ・菜須香側の強化に貢献していたが、スキを突き逃げ出しガッシュたちに助けを求めた。
この「しおり」や本のモンスターに関する知識の提供、自らのしおり生成能力を生かした謎のしおりの鑑定、しおり合成などを通じてガッシュたちの戦いに貢献する。
一方、「しおり」合成の力は「ノロイ隊」からも狙われており、何度かその力を狙われ誘拐されたこともある。
性格は礼儀正しく、常に敬語を使っているがどこか天然ボケ。
「MAP画面でstartボタン」とか「プレイ時間が5時間を超えた」とか妙にメタい発言をしてくることも多々。
ちなみに項目冒頭の長セリフはココメロを呼び出すための呪文。劇中では省略されているが、「鑑定」「合成」の際にもいちいち清麿が叫んでいるようである。
でもココメロ側からくるときは別に叫ぶ必要は無いらしい。
その他、「しおり図鑑」モードでしおりに関する解説が聞ける。それらの中でも豆知識を開設したり、やや煽ってるように聞こえるセリフを言ったりなど天然毒舌を披露してくれる。
ビブリオ・菜須香と敵対しているが、彼女自身も本のモンスターであるためビブリオの本が燃えたら彼女自身が消えてしまう運命を背負っている。しかし、それにも関わらずガッシュたちの戦いをサポートしつくすという強い決意を持っている。
ちなみに彼女自身も「オマモリ隊」における読者投稿キャラであり、全22巻中18巻目のオマケコーナーに載っている。
〇吉凶占師 ノロイ隊の面々
清麿の家に最初に現れた女性型の本のモンスター。
「ノロイ隊」の幹部を基にしている。
「凶」しか出ない占いを通じて相手に呪いをかける。
発売当時からしてもやや古臭いギャル口調の持ち主。
実は、彼女は佐久間菜須香が読者投稿で送ったキャラがもとになっている。見た目はメガネを取ってややメイクをした菜須香そのもの。
鐘のような姿の本のモンスター。
ノロイ隊の実行部隊「凶殺四天王」のリーダー。
汗っかきで、常に頬を拭いている。口癖は「ナンデストー!」「デスネ!」など。
あたると「鈍化」状態になる攻撃を得意とする。
ダンジョンを作り出す能力を持つ。
劇中の街などがやたら複雑になっているのはこいつのせい。
数珠のようになった目玉で構成された腕を持つ四天王の一人。このうち、実態は一つのみ。
「キミ」を「チミ」、果てには「チュミミーン」などという独特な口調の持ち主。
残留し念を実体化させる能力の持ち主で、これを活かして過去にガッシュやブラゴに倒された魔物たちをボス敵として復活させた。
一度敗れるも、「ネオネーロ」となって復活する展開があるが、別に見た眼は変わってない。
髭面に「凶」と額に書かれた姿など、強面な四天王。
だが、一人称は「アタシ」で口癖は「セツナイでちゅ」という何とも言えない
オネエキャラ。
ガッシュたちの幻覚を作り出すほか、極太のビームを放つ。
のっぽに一つ目の四天王。
ニヒルでぶっきらぼうな口調だが、ノロイ隊屈指の良識派でガッシュたちに気を遣う一面がある。
本のモンスターとして自分が悪事を行っている自覚があり、一方で「上に逆らえない作り物の意志」しか持っていないことを自嘲している。その上でも自分を超えていくよう発破をかける姿勢は、ガッシュたちの意識を「本にされた人間を救う」のみならず「不本意ながら戦わされている本のモンスターも苦しみから解放する」と変えさせた。
伸びる両腕と、当たると混乱状態になる回転攻撃で追い詰めてくる。また、時間の動きを操る能力がある様子。
帽子をかぶった中性的な幹部。ビブリオの理解者の一人。
『オマモリ隊』の設定では彼(彼女?)が四天王を作った張本人であり、パイオラとの戦闘は四天王との連戦がそれを代行する。
褐色の眼帯姉妹戦士。緑髪が姉のユーフォリア。赤髪が妹のスーフェリア。
二人一組のボスとしてガッシュたちの前に立ちはだかる。ユーフォリアがダンスでスーフェリアのダメージを回復させてくるのに注意。
筋肉ムキムキの肉体派女性戦士。
戦闘前イベントでは雑魚敵たちを勢い良く倒していた。
本作でも最上級の体力を持ち、普通に倒すだけではなくとあるギミックを駆使するとHPをゼロにすることなく倒すこともできる。
マスクを口元にした中性的な戦士。「運命」という言葉をよく口にする。
遠距離から破壊力のある球体を投げて攻撃してくる。
『オマモリ隊』内でのノロイ隊の女ボス。ようはその作品内における悪の組織の親玉のポジションなのだが、
- 自身の持つ心のしおりを回収しに来た恵達に対してそれを拒むような態度を見せず「うぬらの好きにするが良い」と返す
- 敗北後は満足したような表情を見せた後「うぬらなら館長の野望も灰燼に帰すだろうな」と恵達を称える。
など、意外にもジーリオ同様に好んで悪事に加担している訳では無い事をうかがわせており良識派の面をのぞかせている。
戦闘では呪状態になる攻撃を仕掛けてくる強敵。
その他の人物
週刊少年マンデーで『オマモリ隊』を連載中の作家。
大海恵の大ファン。
モチーフは勿論雷句誠先生。
本作の真の黒幕。それはビブリオにかつて倒されたと思われていた魔物、ソーマ。
彼らを漫画に変えた後、罪悪感に襲われた菜須香により秘密裏に元に戻されていたが、その後ソーマペアはビブリオの本を人質に菜須香を脅迫。
「自分の作り出すしおりの力を高める計画を用意しろ」として、そのために菜須香に悪事を行わせていた。そして、自らはしおりの力を確実に強くするために、誠実な女子の姿に変身をして襲われながらも絶対に安心な位置で身を潜めていた。
このために取った姿こそココメロ。そう、プレイヤーとガッシュたちを支え続けたあのココメロである。
菜須香の計画が失敗に終わるとビブリオの魔本を燃やしたのち自らの正体を暴露。
本性を現した後はココメロ時の態度はどこへやら粗暴な口調になり、完全に男としてふるまってしまう。
「ココメロ」としてふるまっているときに蓄えた「記憶のしおり」の力を使ってガッシュたちを倒そうとした。
- バルデス:地中から棘型の岩で攻撃する。
- アムバルク:腕を骨で強化する。
- バルシルド:骨で作り出した全方位の盾を出す。
- バルク:ドリル型の骨で強化し突撃する。
- バルセン:ドリル型の骨を落下させて攻撃する。
- バルト・デストラーダ:巨大な髑髏を出現させ攻撃する。
最後は清麿のはったりも含んだガッシュたちの絆の力の前に倒される。
ちなみにパートナーのクニミツはずっと臆病そうに隠れてたり、ビビって泣いてました。
「ガッシュ」の
ゲームの中でもBGMやギャグ、しおり収集といったやりこみ要素に意外性のあるラストから
ゲームとしての完成度の高さが特に評価されている。
一方、最終盤の黒幕バレがショッキングなこと、ココメロとしてゲームプレイ中長く親しんできたキャラなのに、正体判明後はそのことに関して全く触れられないこと、脅されていたとはいえ狂気に堕ち積極的に人間を本にしていた菜須香に関しても
終始被害者のようにしか描かれていないこと、
クリア後になぜか普通にココメロと交流できることなど、中盤までと比べると終盤の展開があまりにも性急で粗が目立つ点により、本作の評価はややぶれてしまっている。
追記・修正はしおり図鑑100%を達成してからお願いします。
- 懐かしい。敵の中だとジーリオがかっこよくて好きだった -- 名無しさん (2024-03-25 19:29:25)
- これ面白かったなぁ -- 名無しさん (2025-04-23 16:31:49)
最終更新:2025年04月26日 07:44