こげぱん

登録日:2024/06/02 Sun 11:47:30
更新日:2025/05/31 Sat 08:01:28
所要時間:約 5 分で読めます




パンにもいろいろあるらしい・・・。

【概要】

こげぱんは、サンエックスで開発されたキャラクターおよびそれを中心としたキャラクターコンテンツ。
こげぱんそのものの初出は1999年に販売されたメモパッドだが、本格的にコンテンツ化したのは2000年。
たれぱんだと並ぶサンエックスのヒットメーカーであり、2001年にはアニマックスアニメ化されたり、2002年にPS専用ソフトとしてゲームが販売された。

手違いでかまどのなかに置き去りにされてしまったこげぱんらこげ仲間たちとちゃんと焼かれたキレイ仲間たちの交流を描く。
テーマは「コミュニケーション」と「共生」。

こげぱんの仲間たちは性別がなく、一人称は自分の名前が基本*1
但し旅日記シリーズ等では舞妓風の衣装に身を包んだり等、男役・女役がぼんやりと決められている。
全員ミルクを飲むと酔う。要は我々にとってのアルコール。コーヒー牛乳はより度数が高い*2。ブランデーやスピリタスのようなものなのだろうか。
本作のパン達の生地は全て北海道産小麦という設定である。

2020年以降はパチクリ!*3およびね~ね~で連載中。
デザイナーはサンエックス退職後エッセイ漫画化としても活動するたかはしみき。

【こげ仲間】

基本的にみんな焦げていて*4、白目で無表情で、基本的にやさぐれている。
しかしやさぐれていても個性があり、キレイパンによく当たるこげぱん以外は、キレイパン達に割と寛大。
こげぱん、クリームぱん、スミぱん以外のこげ仲間は絵本出身のパン達である。
名前の「パン」の表記が「ぱん」とひらがななのが特徴*5

マスコットでない為、メイン(こげぱんとクリームぱん)除きグッズ、メディアミックスの出番には恵まれておらず、彼らを主役にしたシリーズは出ていない(ショコラパンシリーズに、チョコぱんがチョコ繋がりでフィーチャーされた程度)。

また、2002年12月に発売されたPS版『パンもゲームをやるらしい……。』はこげぱんとクリームぱんと7種類のキレイ仲間を軸にしている為、こげぱん達以外のこげ仲間はスミぱんと食ぱんがピース化されている程度で、基本的に図鑑にしか登場せず、除外されている。
2期では、ムシぱん、ゴマぱん、レーズンロールぱんは現時点は未登場。


こげぱん

CV: 水原リン(現・真山亜子)
この作品の主人公(?)。
パン屋のミスでかまどの中に置き去りにされ*6、焦げてしまったあんぱん。中身は北海道十勝平野産の上質な最高級小豆。つぶあんか、こしあんかは不明。座布団の色は緑色。
投げやりでネガティブ、いつも体育座りをしているが、キレイパンを気にかける等根は善良*7
絵を描くのは苦手*8。字もかなり下手だが読めなくは無い。


クリームぱん

CV:石田彰
グッズ出身。こげぱんのやさぐれ仲間で親友。
こげ仲間では珍しく、大らかで穏やかで面倒見がよく、まめな性格。手先がものすごく器用。牛乳癖は最悪。
最新刊では、クリームぱんがこがされた時のエピソードが判明している。座布団の色は青。故郷は北海道十勝平野。
旅日記では最初は連れて行って貰えなかったが、三都編から同行している。
作者によると「こげぱんより少しだけ焦げていて、その分パン人生を悟っていて面倒見が良い」との事。クリームぱんがこげぱんより体色が濃いのはその為(アニメでは同じ色)。

スミぱん

CV:くじら
グッズ出身。かまどの中に3時間もいたせいで究極に焦げて炭化してしまったあんぱん*9。歩くとススの足跡が残る。
性格は炭化してしまった為、やさぐれ極限状態で「なげやり」を通り越して「悟り」に入っている。悟っている為、冷や汗を掻かない。かまどの中を知っている唯一のパンである。
何事にも無口・無気力・無関心だが、たまに気が向くと長話(軽く6時間)をする。
メロンパンからの呼称は「すみっこぱん」。実はダジャレ好きで、機械に詳しい。故郷は北海道十勝平野。
こげ仲間では一番体が小さく、後述のこくとうパンと同じくらいの大きさ。
スミぱんは牛乳ではなくコーヒー牛乳を飲む。
グッズ出身だが、メインのこげぱんとクリームぱんとは異なり、幼年絵本シリーズ『こげぱんのピクニック』と『こげぱんのおはなみ』には未登場。

マヨネーズぱん

CV:石田彰
絵本出身。こげたマヨネーズパンで、頭に乗ったマヨネーズもこげている。尚、マヨネーズは名古屋コーチンの新鮮な産みたて卵から作られた高級品。その為、故郷は名古屋。
性格は名前通り、究極の優柔不断で方向音痴だが、パンからの人気は高い。イメージカラーは黄色。ファンからの愛称は「マヨぱん」。
こげ仲間の中ではやや体が小さい。
マヨネーズが乗っている為、帽子を被れない。

チョコぱん

CV:折笠富美子
絵本出身。こげたチョコパンで、頭に乗ったチョコレートも焦げている。尚、チョコは高級なベルギー産だったりする。故郷はベルギーで、ショコラパンの故郷のフランスとはお隣同士。
性格は甘えん坊で純粋で無邪気である。
こげ仲間では珍しい女役の1個で、チョコぱんのピンクのドレス姿や、京都編での舞妓さんコスは最高に可愛い。
尚、こげ仲間の声優は大体石田氏が兼任しているが、チョコぱんだけはいちごパン役の折笠氏が担当している。「ねえねえ」「~しようよう」が口癖。イメージカラーはピンク。
マヨネーズぱん同様、チョコがかかっている為、帽子を被れない。
メイン以外のこげ仲間では珍しく、ショコラパン効果で9巻(毎日クタ~っと。)の背表紙と裏表紙を飾っている。メロンパンからの呼称は「チャコぱん」。

スティックぱん

こげたスティックパン。絵本出身。形は軽井沢の白樺をモデルにした為、故郷は軽井沢。イケボ。
のっぽでいつも顔が見切れているのが特徴。ミステリアスで個人行動を好むが、他のパンへの気遣いもする大人な性格で、キレイパンにファンが多い。
余談だが、初期の頃は頭の上から煙が出ている設定だったので煙は見えなかったが、4コマから顔の横から煙が出ている設定に変更された。
素顔が不明な為、ぬいぐるみ化はされていない。

フランスぱん

こげたフランスパン。絵本出身。故郷は名前通りフランス。こげ仲間の中では温厚な性格。頭が横に長すぎてフラフラしている。
1巻では頭の山が6個だった。

食ぱん

CV:石田彰
こげた食パン。絵本出身。作中では「こげ食ぱん」とも呼ばれる事も。東京の老舗ホテルをモデルにした為、故郷は東京。
公式愛称は「ショックぱん」で、小心者で何にでもショックを受けやすく、こげている事の他、自分が大きい事や四角い事にコンプレックスを抱いている。
よく、壁に間違われたり、倒れたりする。

ムシぱん

蒸されすぎて硬くなってしまった蒸しパン。焦げてるわけでは無いため、他のこげ仲間より体色が白っぽい。柔らかいものに敏感で、それらを見たり触ったりするとすぐに泣き出す泣き虫。
旅日記・京都編の舞妓さんコスと、9巻のドジっ娘メイドさんコスは最高にキュートで、こげ仲間の数少ない2個目の女役。2期には未登場。

ゴマぱん

焦げたゴマパン。生地には東南アジア産の黒ゴマが練りこまれている。一人称は「ゴマぱん」。
こげ仲間では珍しいお喋りだが、何でもかんでもすぐに誤魔化そうとする。それゆえか、顔を掻き毟る癖がある。
食いしん坊で美味しい物に目がない。精神年齢が幼く、キレイパンに溶け込んでいる描写が多い。
2期には未登場。

レーズンロールぱん

こげたレーズンロールパン。カリフォルニアレーズンが生地に練り込まれている為、故郷はアメリカ。
運動音痴でローテンションなこげ仲間にしては珍しく、テンションが高い武道愛好家だが、好きなだけで弱いので、本物のスポーツマンであるこくとうパンにはあっさり負ける。
でも、言葉で丸め込むのは上手(ロールパンだから)。エセ体育会系で、こげ仲間には敬語で話す。口癖は「押忍」。パンの形はクロワッサンと似ているが、絡みは無い。

グッズやメディアミックスでは不遇なメイン以外のこげ仲間の中では、一番登場が遅い為(2004年9月)、最も不遇であり、旅日記にはいるが、グッズ・ぬいぐるみ化されていない。
2期には未登場。

【キレイ仲間】

本作のマスコットポジション。ちゃんと焼かれた美味しいパン達。
表情豊かで、性格はこげぱんとは正反対で、素直で純粋で無邪気で、いつも元気で明るい*10
考え無しなので、悪気の無い発言がこげぱん達を傷つけてしまう事もある。
体色は茶色が多いこげ仲間とは対照的で、基本は黄色だが、ピンク、黄緑、赤とカラフルである。
カレーパンとクロワッサン以外はこげぱん大好きっ子。
キレイパンおよびキレイクリームパンの声は石田氏の声を加工したものを採用している。

基本的にグッズ出身だが、こくとうパン、カレーパン、やきそばパン、クロワッサンは絵本出身である。名前の「パン」の表記は、カタカナ表記。
2期ではクロワッサン、ショコラパン達、中華まんトリオは現時点では未登場。
また、一種類に付き1個(あんぱんはこげぱんとスミぱんの2個)のこげ仲間とは異なり、別個体が複数存在し、同種のキレイパンは自分同士なので非常に仲が良い。
なお、「売り物になるキレイなパン」なので、登場した個体は購入されお客に食されることで店から姿を消し、少なくなれば新しく焼かれた個体が補充される。そのため同じ顔をしていても同一個体とは限らず、また同じ個体が長期に渡って登場し続けることはない。

キレイパン

CV:石田彰
キレイパン側の主人公。グッズ出身。
一人称は「キレイパン」。キレイに焼かれたアンパンで、中身は上品な甘さの北海道十勝平野の高級小豆で作ったあんこ。こげぱん同様、つぶあんかこしあんかは不明。
キレイ仲間の基本性格を最も強く持つ種類であり、性格は素直で無邪気で善良な、天使のような性格である。
こげぱんとは対照的に、コミュニケーション能力も高く、こげぱんですら敬遠しているカレーパンともメディアによっては仲良く出来るほど。
イメージカラーは黄色。営業スマイルは素朴系。
字はこげぱん以上に下手で、書いた本人以外読めない。

メロンパンからの呼称は「キライパン」。男役固定のこげぱんとは異なり、パロディでは男役も女役も両方演じる、中性的なパン達である(キレイクリームパンも)。
旅日記ではこげぱん、キレイクリームパンと共に全作に同行している。

キレイクリームパン

CV:石田彰
キレイに焼かれたクリームパンで、中身は高級な北海道十勝平野産の、搾りたて牛乳を使用したクリームが中身。
キレイパンとは種類は違っても非常に仲良しであり、幼い性格のキレイパンに色々教えている、物知りで聡明なパン達。
キレイパン同様コミュニケーション能力が非常に高く、単行本未収録エピソード(ね~ね~)で、あのカレーパンとも仲良くケーキ作りが出来る程である。
イメージカラーは、キレイパン同様黄色。

こくとうパン

キレイに焼かれた黒糖パン。絵本出身。
茶色い生地には沖縄産の黒糖が使用されている。その為、故郷は沖縄
性格は陽気で熱血で体育会系なスポーツマンで、よく感極まって大泣きする。旅日記・沖縄編では主人公になった。メロンパンとは非常に仲良しで、彼からの呼称は「こくとろパン」。
キレイ仲間では体が大きく、上記のスミぱんと同じくらいの大きさ。
こくとうパンはメロンパンと共にパロディでは男役オンリーであり、女役を演じた事が無い為、作者の中で「こくとうパンとメロンパン=男の子、いちごパン、カレーパン、やきそばパン、ベリーパン=女の子」というイメージがあったのかもしれない。アニメのごっつあん声はある意味、黒歴史。黒糖パンだけに。
コクトウパンデスヨォー!
人間に例えると日焼けした肌のイケメンで、体育会系で爽やかな沖縄男子(京都旅日記参照)。

尚、こくとうパンは初期の頃は固有のキャラ付けをされておらず、4コマに移行してから「熱血な体育会系キャラ」というキャラ付けをされるようになった。
営業スマイルはハツラツ系。イメージカラーは

メロンパン

黄緑色の生地の中に北海道産夕張メロンを使ったクリームが入っているメロンパン。一人称は「メロンパン」。
幼い性格でとてもお喋りだが、言葉をきちんと覚えていないので言い間違いが非常に多い。営業スマイルは母性くすぐり系。
こくとうパン同様、パロディでは男役固定で、女役を演じた事がない。制服はその為、学ラン。イメージカラーは黄緑。
旅日記では、全編に同行している。

いちごパン

CV:折笠富美子
キレイに焼かれたいちごパン。グッズ出身。よくプロフィールなどで、「可愛い」「愛らしい」と容姿を褒められている。
一人称は「わたし(初期のグッズ)」。栃木産の苺を使用した高級パンで、故郷は栃木。営業スマイルはキラキラ系な、パンやの売り上げNo.1。
初期の頃は春限定販売だったが、『むきりょく生活』から通年販売するようになった(2期は春限定販売という設定に戻っている)。
メロンパンからの呼称は「いちころパン」。イメージカラーはピンク。
キレイ仲間のアイドルで、マドンナ兼ヒロイン的存在。愛らしい外見とは異なり、非常に頑張り屋で物凄い根性の持ち主。
番外編ではほぼ女役で制服もセーラー服であり、男役はごく稀。
ベリーパンはいちごパンのいちご仲間であり、後輩的存在である。

カレーパン

油で揚げられたパン。一人称は「カレーパン」又は「ウチ」。「こげぱん」では唯一の揚げパンキャラ*11。中身は高級な大変辛いインドカレーで、故郷はインド
初登場時に「可愛い」と言われたり、童話パロのかぐや姫回で、「美しいパン」と言われるなど、容姿を褒められる描写が多い為、いちごパン同様、キレイパンの中では美人な方らしい。
性格はとにかく辛口。初期の頃は他のパンに辛口な突っ込みを入れた後、自分も貶すよくわからない性格だったが、話が進むに連れて自分を貶す行動は無くなり、辛口で短気で怒りっぽい性格になった*12。実はツンデレ。営業スマイルは訴える系。
カレーパンのキレイパンと同じカレーパンの性格を考えると、何か企んでそうな無邪気な笑顔は、初登場時以外はめったに見られない。
イメージカラーは赤か紫。好物は抹茶カステラ(単行本未収録エピソード)。

「ね~ね~」で1期に連載された際*13、キレイクリームパンと仲良くケーキ作りをするレア回があり、その回はカレーパンにしては珍しく辛口トーク無しで違う種類のパンと会話している。またここでしか見られないカレーパンのエプロンと三角巾姿が非常に可愛らしい。
残念ながらこの回は現時点では単行本未収録なので、この号を持っている人は大切にしよう。

+ カレーパンのコミュニケーション能力
カレーパンはキレイパンでは珍しくコミュニケーション能力の無さに定評があり、こげぱんにも興味が無く、基本的に同種のカレーパン同士以外のパンへの友情度はゼロ。
しかしグッズやPS版、番外編など違うメディアではこげぱんを応援しにみんなと出かけたり、2003年のスケジュール帳でキレイ仲間同士で連マフラーを巻いたり、2003年のカレンダーでみんなで雪を眺めたり、交流している描写もある。

どちらかといえば女役で、童話編ではかぐや姫役を演じた。また、単行本未収録エピソード(ね~ね~)では、女性口調で話すようになった。
また、カレーまんとはカレー仲間であるが、カレーパンの性格上もあり接点無し。
コミュ障の為、基本的に他のパンを名前で呼ばないが、キレイパンの事は「あんぱん」と呼ぶ(みんなは「キレイパン」とあだ名呼びなので、本名で呼んでいると思われる)。

女役繋がりで人間に例えると、いちごパンが「可愛いアイドル美少女」、やきそばパンが「清楚で和風な美少女」なら、カレーパンは「高飛車なツンデレ(ツンツン?)美少女」である。

尚、旅日記・北海道編ではカレーパンの出番が無い事を*14プロフィールでネタにされていた。
しかし「カレーパンを登場させて欲しい」というファンの声が多かった為か、それ以降は沖縄編、京都編、大阪・神戸編の4コマで必ず登場するようになった。
ところがその割を食ったのか、沖縄編の4コマではやきそばパン、クロワッサンは出番無しだった*15

余談だが、北海道編ではスティックぱんも4コマで出番が無い不遇枠だったが、それはスティックぱんのプロフィールでもネタにされていない。

やきそばパン

キレイに焼かれたコッペパンに、関西風ソース焼きそばがたっぷり挟み込まれたパン。絵本出身。
故郷は大阪だが、関西弁は話さない*16。営業スマイルは清楚系。
性格は大人しくて穏やかでおしとやかで、同期のカレーパンとは対照的な性格である。
カレーパンとは、ランチ用のパンとしてセットで販売される間柄(単行本未収録エピソードより)。旅日記では、三都編で主役になった。青い服を着る事が多く、正座をするのが癖。
頭に焼きそばが挟まれている為、帽子を被れない。

旅日記・京都編でやきそばパンがセーラー服や舞妓さんコスを着ているのを見て、「やきそばパンって、女の子だったの!?」と驚く人が多数いたらしい。その前からも、6巻や7巻でメロンパンが彼女を人魚と間違えたり、人魚姫役をしていたり布石はあったが、それが「やきそばパン=女の子」のイメージを完全に強化した模様。

ベリーパン

いちごパンから派生したメガ盛り菓子パン。故郷は栃木と思われる。営業スマイルはキュン系。
明らかに変装したこげぱんなのに疑わない、純粋すぎて能天気なドジっ子だが、ベースがいちごパンなので頑張り屋。いちごパン同様、女役がメイン。イメージカラーはいちごパン同様、ピンク。
頭にベリーが乗っている為帽子を被れないが、「こげぱんのおはなみ」の紹介絵ではみんなが帽子を被っている為、帽子を被っているが、かなり無理のある被り方になっている。

りんごパン

キレイに焼かれたりんごパン。グッズ出身。
青森産の津軽りんごを使用し、中身は甘酸っぱい煮りんごの角切りとりんごジャムがたっぷりで、本作唯一のジャムパンである(ジャムといえば定番は苺だが、いちごパンはジャムパンではないので、王道をあえて外したのかもしれない)。故郷は津軽。素の口調は津軽弁で、一人称は「オラ」。
番外編では男役多めで、制服は学ラン。イメージカラーは

こげぱんや、種類の違うキレイパンの前では頑張って共通語兼敬語で話しているが、りんごパン同士だと、素が出て津軽弁になる。
純朴で純粋な後輩気質で、相手がキレイパンでも敬語である。ベリーパン同様、明らかに変装したこげぱんなのに、それをあっさり信じちゃうほど純粋すぎて能天気疑う事を知らない。営業スマイルはほっこり系。
いちごパン、メロンパン、ベリーパンとは「フルーツパン」と呼ばれている。
しかし、苺とメロンとベリーは分類上は野菜なので、本物のフルーツパンは彼だけである。

クロワッサン

キレイに焼かれたクロワッサン。絵本出身。故郷はショコラパン同様、フランス
名前通り苦労性で、取り越し苦労が何かと多い。いつもハラハラした表情を浮かべている為、プロフィールのような無邪気な笑顔はめったに見られない。
マヨネーズぱんとはキャラ被りしている事もあり、行動が似ていて、ネタにされた事もある。レーズンロールぱんとはパンの形が似ており、パンの形の関係から、横顔は描かれない。
京都編の十二単コスが可愛い。
シチュー作りが上手で、こげぱんとキレイパンに美味しいシチューをご馳走した事がある(単行本未収録エピソード)。
+ 不遇?
キレイパンの中では大人しい性格。その大人しさが自己主張の機会を奪ってしまうのと、キレイパンに上から目線でキツく当たるこげぱんが苦手で敬遠しており*17、主人公と絡まない事などが原因で出番は少ない。
元々、絵本出身のキレイパンは主役のグッズが無い為、グッズ出身組より不遇だが、旅日記で主役になったこくとうパンとやきそばパン、同期のやきそばパンに比べると出番は劣るが、自己主張が激しく、強いインパクトを残すカレーパンと比べると見劣りしてしまう節がある。

クロワッサンの不遇は他にもあり、グッズでも2002年8月に登場した為、2003年のカレンダーとスケジュール帳の集合絵には登場できず、旅日記はキャラが多い弊害か、沖縄編と京都編の4コマでは出番無し。
ゲーム版ではゲームの開発中に新刊が出た為*18、ミニゲームは5巻準拠でクロワッサンはミニゲームには未登場だったり、ぬいぐるみ化されるのに2年もかかったりと*19、絵本出身組の中では色々不遇さが目立っている。2期では未登場。

ショコラパン

キレイ仲間では最も新入り。グッズ出身。頭の上と中身には高級なフランス産のチョコレートがかかっていて、故郷はフランス。青いスカーフがトレードマーク。
おしゃれ好きだが、そのセンスは一般的なものからズレている。チョコぱんほどでは無いが甘えん坊で、褒めて貰うのが大好き。チョコぱんとはチョコ仲間。

フランス出身だが、フランス語は「ぼんじゅーる」と「ぼんそわー(ひらがな表記)」の二つしか知らない。しかし、フランスとベルギーがお隣同士である事を知っていたり*20、基本はフランスに関する知識は豊富な模様。ベリーパン同様、描きやすくシンプルなデザインが多い「こげぱん」のパンキャラでは珍しく、ごてごてして複雑で、描きにくいデザインである。
頭にトッピングが乗っているので、帽子を被れない。
最も後に登場したパン達なので、旅日記シリーズには未登場で、2期にも未登場。

ホワイトショコラパン

ショコラパンとは2個1セットで販売。グッズ出身。大まかな設定はショコラパンと同じだが、おしゃまであり、よく粉砂糖ファンデーションを使ってお化粧しているが、興奮するとおばちゃんっぽくなってしまう。頭の上と中身は高級なホワイトチョコレートで、頭の上にはベレー帽型のチョコが乗っている。ショコラパン同様ズレたおしゃれ感覚の持ち主だが、本人は「ハイセンス」だと思っている。イメージカラーは白。ショコラパンと同じ理由で、帽子を被れない。
ショコラパン同様、旅日記と2期には未登場。

あんまん

中華まんトリオの1個であり、グッズ出身。故郷はみんな中国。パンではないが、本作では「キレイ仲間の一種」として扱われている。
北海道十勝平野産の高級小豆を使用した上品な甘さのこしあんがたっぷり入っていて、生地はふわふわでもちもち。こげぱん、スミぱん、キレイパンとはあんこ仲間。
いつも蒸し器で蒸されているので、ぽ~っとしているおっとりさんで、感情や足の痺れも遅れて伝わるが、肌質の変化には敏感。蒸し上がる前はムスッとしている。
ムシぱんにとっては蒸し仲間であると同時に、最大のトラウマ。中華まんでは女役が多く、生地は真っ白でツヤツヤ。イメージカラーは白。中華まんでは唯一、頭は丸形。

出番は少なめであり、9巻*21の見返しの集合絵で、パンでは無いのと定員オーバーな為か除外されたり、不遇である。
2期では未登場。

にくまん

中華まんトリオの1個。中身はジューシーな豚ひき肉、タケノコ、シイタケなど具沢山。基本的な性格、特徴はあんまんと同じ。
あんまんと異なり、スライムのような突起がある。イメージカラーはあんまん同様、白。2期では未登場。

カレーまん

中華まんトリオの1個。あめ色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと、ジューシーなひき肉を使ったまろやかな辛さのカレーが中身。
にくまん同様頭に突起があり、カレーパウダーを練りこんだ黄色い生地がトレードマーク。イメージカラーは黄色。
カレーパンは中身が辛口カレーなので性格もその分辛口だが、こちらは「まろやかな辛さのカレー」なので、性格は温厚。
にくまん同様、基本的な性格はあんまんと同じ。

中華まんトリオの中では不遇枠であり、あんまんとにくまんはベリーパンと共に7巻で登場したが、新キャラの定員オーバーの為か、カレーまんの登場は8巻までお預けにされ、しかも普通の話でさらっと追加された扱いだった。
2期には未登場。

【余談】

  • たかはし氏が「一見怖いけど、どこか放っておけないキャラクター」を思いついたのがこげぱん誕生のきっかけである。思いついたらとんでもないスピードで設定が出来上がったとのこと。
  • こげぱん誕生時のたかはし氏は入社1年目で、ここまでヒットしたことに恐れ戦いたという。
  • 『ぶらり旅日記』シリーズの情報は2000年代初頭で止まっているため、登場した店舗は閉店している可能性があるため注意。
    • たかはし氏は海老やタコ等にアレルギー*22があるため、『こげぱん三都ぶらり旅日記 京都・大阪・神戸(大阪・神戸編)』執筆の際は絵本シリーズの担当である「さいとうさん」にタコ焼きを食べてもらっていた。さいとうさんは当分タコ焼きはいらないとのこと。


追記・修正はかまどの中でお願いします。

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最終更新:2025年05月31日 08:01

*1 りんごパンは例外

*2 こげぱんがスミぱんに勧められて飲んだところ、一口で酔い潰れた

*3 2023年2月連載終了

*4 ムシぱん除く

*5 キレイ仲間は「パン」とカタカナ表記

*6 この件によってかまどを見ると恐怖心を示す描写が見られる。

*7 こげぱんに限った話ではないが、パンたちは癖の強い性格をしているだけで悪人はいない

*8 『やさぐれえかきうた♪』より判明

*9 グッズで確定

*10 カレーパンは除く

*11 厳密にはパンではなく、ドーナツの分類である

*12 2期ではまたその性格に戻っているが、マイルドになっている

*13 再連載されている2期ではない

*14 厳密にはラストの4コマのカットで登場している

*15 北海道編・沖縄編の時点で、キャラが18個と大所帯だったのと、4コマのページが少ないのが原因と思われる。北海道・沖縄の時点で大所帯だったので、パンキャラが6個増えて24個になった京都、大阪・神戸編は定員オーバーで全員登場する事が更に出来なくなった

*16 ぶらり旅シリーズのグッズでは一度だけ話した

*17 実際、クロワッサンが他のパンを通さない状態でこげぱんと一緒にいたり、話しかけるシーンは無い。一方でこげぱんはカレーパンとは異なり、クロワッサンの事は苦手にしていないらしい

*18 本編は6巻に準拠

*19 カレーパンとやきそばパンはすぐぬいぐるみ化された

*20 グッズより判明

*21 毎日クタ~っと。

*22 それ以外の魚を食べても問題ないため、甲殻類アレルギーだろうか?