ラインクラフト(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2024/09/09 Mon 21:45:52
更新日:2025/03/23 Sun 18:48:39
所要時間:日向ぼっこしながら、のんびり12分で読みましょう!





画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第2部前編「ヒカリ射し、芽吹くとき!」
© Cygames・JRA

一緒に日向ぼっこしませんか?
よかったら、ここ……お隣どうぞ!


ライン(Rhein)クラフト(Kraft)とは『ウマ娘 プリティーダービー』の登場人物の一人である。
CV:小島菜々恵


+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:輝く未来へ!ティアラを夢見るお日さま娘
誕生日:4月4日
身長:157cm
体重:ほんわか
スリーサイズ: B85・W55・H83
靴のサイズ:左:23.5cm、右:23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:ハンドメイド全般、ロッククライミング
苦手なこと:虫(特に蝿)、演技
耳のこと:スキンシップ中はだらんと垂れてリラックス
尻尾のこと:いつもほわほわで柔らかい
家族のこと:家族全員揃ったらみんなでピクニックが定番
ヒミツ:①雷っぽい形の跳ね毛が自慢 / ➁ビー玉バトルがめちゃくちゃ強い
自己紹介:ラインクラフトです!想いを引き継ぎ、道を切り拓き、未来へ繋いでいく。わたし、そんなティアラウマ娘になりたいんです!
キャラクターソング:Over a Tiara


「尊き一瞬」

それはただの一完歩ではなく
素質を磨くための鍛錬と
深慮の果てにある決意の
積み重ねであり凝縮なのだ

それはただの一勝ではなく
次なる挑戦や快哉へと続き
人々の心を強く動かしていく
濃密な物語の断片なのだ

だからこそこの一瞬は尊く
みな命を懸けるのである

2023年 URA 名ウマ娘の肖像「ラインクラフト」より


◆概要

画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】メインストーリー第2部ティザーPV
© Cygames・JRA

2005年に史上初かつ2024年時点では唯一の桜花賞とNHKマイルカップの同時勝利を達成しマイル路線牝馬の新たな可能性を切り開くも*1、4歳の若さで急死した牝馬、ラインクラフトをモチーフとするウマ娘
24年2月5thライブ東京公演DAY2にてメインストーリー第2部の告知と共に新規発表されたウマ娘の一人。
メインストーリー第二部において主人公を務め、3周年で新規作成されたアプリ起動時のオープニングでも大きく映されている。

碧眼の中にある星、茶髪の頭頂部からぴょこんと立ったひと際目を引くアホ毛が特徴的な、ほわほわしたどこかあどけなさの残る幼気な少女。
このアホ毛は史実におけるラインクラフト号の雷のような形状の流星がモチーフであり、毎朝ミリ単位で整えている。ついでに本物の雷も好き。
日向ぼっこしながらの昼寝が好きな他、常にポケットカメラを持ち歩いており、色々な記憶を残すのが趣味。
日向ぼっこが好きすぎるあまり、一コマ漫画では授業時間になっても教室に戻ろうとせず同期たちに引っ張られてもなお頑なにその場から動きたがらないほど*2
他にも手先が器用であり、アクセサリーなどを自作している。

幼い頃に観たオークスのレースに憧れ、自らもティアラ路線を行きトリプルティアラウマ娘となることを夢見ている。
ティアラ路線は三冠路線のような派手さのないレースと世間での評価はあまり芳しくなかったが、ティアラウマ娘たちは様々な形で次の世代へバトンを繋いでいく。
自身もそのように、自分の走りが誰かの憧れになって想いを繋げたい──という大きな夢を抱いている。

デザインや性格など、史実で繁殖牝馬として後代に血を繋げて大きな実績を残した同期たちが全体的に大人びているのに対して一人だけ突出して子供っぽく、私服などオーバーオールで見た目はあまりにも女児である。ただし3サイズを見れば分かると思うがプロポーションは非常に整っていて有志の検証によるとカップサイズはF寄りのEとの事。


◆アプリ版の活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:A マイル:A 中距離:B 長距離:G
脚質 逃げ:E 先行:A 差し:C 追込:G
24年3月21日に☆3「Dream Successor」として実装。
史実においてマイルGⅠを2勝しているため、マイル適性がA。
そしてフィリーズレビューで1着、高松宮記念で2着という好成績を残しているためか短距離の適性もAとなっている。
覚醒スキルの内一つがマイル限定のためできればマイルで育てたいが、貴重な短距離A持ちであるため、手持ちの短距離層が薄い場合は短距離に投入するのも要検討か。
脚質は先行だけがAの特化型。

[Dream(ドリーム) Successor(サクセサー)]

この背中の星を見た子が、憧れて、追いかけたくなる…
そんな走りをしてみせます!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Dream Successor]ラインクラフト」勝負服
© Cygames・JRA

白を基調に、赤とピンク、薄緑色で構成された勝負服。
史実での馬主大澤繁昌氏の勝負服「緑星散」を反映してところどころに星の装飾が散りばめられているが、これらは自身で手作りした物らしい。
女児向け魔法少女ものなどを思わせるファンシーなデザインになっている。

成長率はパワー、根性に+15%。

所持スキル
史実戦績も併せ、先行とマイルに特化したスキル構成といえる。
特に先行の加速スキルである鍔迫り合いが自前で取得できるのが大きい。

通常スキル:
抜け出し準備、真っ向勝負、向こう見ず、(覚醒Lv2)先行直線○、(覚醒Lv4)序盤巧者

レアスキル:
(覚醒Lv3)遮二無二(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる/マイル)
未来を拓け!(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度がすごく上がる/マイル)

(覚醒Lv5)鍔迫り合い(レース終盤始めの方で前方にいると加速力が上がる/先行)
ぜーったい負けられない!(レース終盤始めの方で前方にいると加速力が上がり、その後残り200m地点で速度がわずかに上がる/先行)



いつか、誰かが示したように。


わたしは、わたしの新しい道を──


未来を、切り拓く!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Dream Successor]ラインクラフト」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「繋ぐ・繋がる×夢・未来」。
効果は「レース前半のコーナーで中団にいると速度を少し上げる、短距離かマイルレースの場合は少し上げ続ける」というもの。
発動条件自体は前半コーナーでの中団キープとシンプルなものの、その分効果は少しの速度上昇と控えめ。
上述した取得スキルのラインナップとこのスキル自体の強化条件も踏まえると、真価を発揮できるのはやはりマイルレースとなるだろう。*3

スキル演出はラインクラフトの髪飾りの星が先行く道を照らし、暗闇を抜け、森を抜け、駆け抜けた先に満開の花畑が広がっているというもの。

この勝利が、誰かの心に残りますように…!

固有二つ名は「開花する開拓者」。
取得条件は「桜花賞、NHKマイルC、秋華賞、エリザベス女王杯(シニア級)を勝利し、根性が1200以上になる」こと。
対象レースのうちNHKマイルCは当初目標に入っていないが、シナリオのイベントで挑戦することになるため、手間となるのは根性カンストあたりか。

サポートカード

SSR【ティアラが描くレイライン】

得意練習は根性。
メインストーリー第二部前篇をクリアするとサークルポイント(現トレーナーメダル)で交換できるサポートカードであり、完走するとレアスキル「アンストッパブル」のヒントが得られる。
配布サポートであるため性能は控え目。

個別ストーリー

多忙に追われる新人トレーナーが土手を通りがかった時、河川敷で倒れているウマ娘を発見。
慌てて駆け寄って生存確認するも、そのウマ娘は単に日差しが気持ちよくて日向ぼっこをしていただけだった。
そして疲れている様子を心配され、彼女に誘われるがまま一緒に草むらで横になって日向ぼっこをすることに。
日差しの心地よい暖かさに包まれていると溜まっていた疲労も徐々に消え、気分もさっぱりした。
その後彼女と共にあちこちをぶらつき、夜になった辺りで漸くお互いに自己紹介することになる。
ウマ娘──ラインクラフトはティアラ路線に憧れており、自身もトリプルティアラを目指しているという。
幼い憧れを抱く彼女は、どこまでも真っすぐで、お日様のように眩しかった。

ラインクラフトと出会って数日後、模擬レースにてラインクラフトの姿を見つけたトレーナーは驚愕する。
まだデビュー前だというのに、彼女の走りはとても力強く、5バ身差の圧勝をしてみせた。
レースの後、記者からのインタビューにて「なぜ三冠路線ではなくティアラ路線を?」と聞かれるラインクラフト。
それは決して見劣っているわけではなく、ティアラウマ娘は三冠路線のウマ娘より一歩劣るという認識が根強いが故の純粋な疑問だった。
しかし、だからといってティアラウマ娘が弱いわけではない。それを自らがトリプルティアラを獲り、三冠路線のウマ娘に決して劣らないと証明する。
そのためにティアラで走るのだと、彼女は屹然と語った。
一見すると子供の大言壮語にしか聞こえない言葉だったが、彼女の真っすぐな想いは確かにその場にいた者の胸を打った。
選抜レースに向けて夜遅くまでトレーニングするラインクラフトの手伝いを自ら買って出るトレーナー。
彼は既に、彼女の行く先に見果てぬ夢を見ていた。

そして選抜レース本番でも並みいるライバルたちに負けない快走を果たしたラインクラフト。
自分のような新人が彼女に声掛けするのは恐れ多いと思っていた最中、逆に彼女の方からスカウトされる。
共にティアラを夢見る者として、二人の夢は始まった。

育成シナリオ

そんな掲げた夢通り、同期と切磋琢磨しながらティアラ路線を目指して邁進していくクラフトとトレーナー。
しかし憧れのスイープトウショウから「アンタはまねっこでいいのね、つまんない」と断じられてしまい、「自分だけの輝きを掴む」ということを意識するようになり、トリプルティアラに繋がるオークスを諦めて桜花賞からNHKマイルカップのローテーションを敢行。
そこから同期たちの道は大きく分かれていくが、それは同時にティアラウマ娘の可能性の証明でもあった。

※因みにそんな一大決心をしておきながらもしれっとオークスに出走すると隠しイベントが発生。
「トリプルティアラにNHKマイルという超過密スケジュールを走り抜く」という過酷な挑戦へ進むことも可能。

そうしてひとかどのウマ娘として結果を出したクラフトだが、本質は何も変わってはいない。
シニア級になった年初、メディアのインタビューで思わず全力で語ってしまった「先輩たちにずっと憧れている、超えていきたい」という言葉は、トゥインクル・シリーズのファンたちに過去のティアラウマ娘たちの輝きを思い出させ、そして憧れの彼女たちの胸にも再び戦いの場に立ちたいという熱が宿り始めた。
……しかし。


特殊実況は桜花賞を勝利した状態でNHKマイルCを勝利すると発生。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
ラインクラフト二冠達成!
新たな女傑の誕生です!
マイルにめっぽう強いラインクラフト、素晴らしいレースです!

元ネタ:2005年NHKマイルC フジテレビ・青嶋達也アナ


◆関連キャラクター

オン・オフの差が激しいルームメイト。
クラスメイトであり、共にティアラ路線で競い合うライバルでもある。
メインストーリー第二部では共にチーム〈アスケラ〉に入ることになる。

史実では同期かつ共に福永祐一騎手がメインで騎乗していた馬だったが、唯一の対戦となる桜花賞では福永騎手がラインクラフト号を選んで勝利する傍らで、シーザリオ号は吉田稔騎手に乗り替わり2着だった。

前述のとおり、ラインクラフトでトリプルティアラを狙う場合、任意出走のオークス(史実では回避)では最大の敵として立ちはだかることになる。
オークスでは史実補正により超強化が施されており、全ステータスがC~C+、「迅速果断」「トップギア」「昂る鼓動」とレアスキルを3つも完備と、こちらを容赦なく叩き潰してくるので万全の態勢で挑むこと。

クラスメイト兼ティアラ路線で鎬を削るライバルたち。
メインストーリー第二部でもライバルとして立ちはだかる。
史実ではフィリーズレビューや桜花賞で対戦。桜花賞では上からラインクラフト・シーザリオ・デアリングハート・エアメサイアという着順だった。その後エアメサイアとは二回、デアリングハートとは一回再戦している。
また、シーザリオを含むこの同期組4頭は、メサイアとハートの父、ラインクラフトの母の父、シーザリオのの父が共通してサンデーサイレンスと実は結構近い親戚でもあったり。

前年のG1秋華賞を勝利したティアラウマ娘の一人。
ティアラウマ娘は数多くいるが、その中でも彼女に対する憧れが強く、育成シナリオでも度々交流する。
史実では父親が同じ「エンドスウィープ」という関係性がある。

チーム〈アスケラ〉のおかん先輩ウマ娘。
高松宮記念で彼女が見せた走りに感銘を受け、シーザリオと共にアスケラに入るきっかけとなる。
こっちも福永祐一騎手が騎乗していた繫がりがある。

  • 同期の三冠ウマ娘
クラフトたちのティアラ路線の裏ではクラシック無敗三冠ウマ娘が誕生したことが語られる。
育成シナリオでは主題でないことや、こちらの戦績がいくらでも盛れることなどからクラフトの反応はややあっさりとしたものになっている。
この時のクラフトは一本の線で繋がっていくティアラ路線と、注目を集め爆発力のあるクラシック三冠路線の違いを指して、2つの未来の作り方があるからレースの世界は面白くなったんだろうなという感想を抱いた。

三冠ウマ娘の子は……きっと10年後も100年後もみんなの中に残るんだと思います。
思い出の中で……ずっと走り続ける……。

一方、メインストーリー二部中編では変則三冠を目標としていたクラフトが秋華賞で敗れた裏でクラシック三冠を達成。
期待されていた変則三冠とクラシック三冠のダブル三冠をクラフトが逃してしまったことで世間の反応は完全にそちらに持っていかれてしまう。
ティアラ路線を盛り上げることを大目標としていたクラフトは、この出来事で深刻な心の傷を作ってしまい、長い低迷期を迎えることに…。

元ネタはもちろん同期の無敗三冠馬ディープインパクト
もう20年近く前の話だが当時のメディアは当時ですら世間一般的に既にレジェンドジョッキーの名と知名度を欲しいままにしていた武豊が騎手生活20年に届こうという時に遂に巡り合えた三冠馬、そして今までの常識を覆すかのような走りを見せるなど、多くの人がディープに魅了された。現在においても競馬界に産駒という形で多くの影響をもたらしている絶大な知名度を誇る競走馬。
そんな背景もあって競馬は知らなくてもディープインパクトの名前は聞いたことあるという人も多いだろう。
ラインクラフト達が走った牝馬路線だが、実際のところ当時の競馬界はほとんどディープ一色であり、古馬期に牝馬側のGⅠ勝ちが無かった事もあり牝馬路線は相対的に注目されていなかった。
ウマ娘としてラインクラフトが登場していなかったら、彼女の走りはディープ三冠の裏にあった記録でしかなかったかもしれない。

もしラインクラフトが秋華賞を勝ち、変則三冠を達成したら同期三冠コンビとしてともに語られたのだろうか。
もしラインクラフトが早逝しなければ、エアメサイアの息子とシーザリオの息子がディープの息子サトノダイヤモンド号と競り合ったように、お互いの産駒が後の時代を駆けたのだろうか*9
競馬に「もし」は厳禁であるのだが……この二頭に対する数々の「もし」は尽きない。


  • クラフトユニヴァ
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場するオリジナルのウマ娘
ラインクラフトと直接の繋がりはないが、名前の元ネタはラインクラフト+ネオユニヴァースと思われる。
ネオユニヴァースもウマ娘化しているため、両者とも自身をモデルにしたウマ娘が実質2人存在することになっている。


余談

手作り(Craft)趣味があったり、何かと「ライン(Line)、道」が冠される描写が見られるが、
冒頭をちゃんと見てもらえるとわかるように、「ラインクラフト」の名前は、冠名で「ライン川」と同じスペルの「Rhein」+ドイツ語で力を意味する「Kraft」であり、「道を作る」的な意味ではない。
もちろん制作側もわかったうえでやっているとは思われるが。

ちなみにウマ娘化競走馬では同期組の他、2005年マイルCS出走時にラストランのデュランダル号と対戦しているが(結果はラインクラフト3着・デュランダル8着)、育成実装時はまだデュランダルが未登場だったため今の所触れられていない。




追記修正して、未来に繋げましょう!

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  • 繋げなかった者
  • 開花する開拓者
  • ライン川の力
  • Line Craft ← じゃない
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • 巨乳
  • 意外とナイスバディ
  • アチョー!
  • 熊フト
最終更新:2025年03月23日 18:48

*1 両方制覇こそラインクラフト号のみだが、同様の挑戦をした馬の内2008年にはピンクカメオ・2016年にはメジャーエンブレム・2017年にはアエロリットがNHKマイルカップ、2019年にはグランアレグリアが桜花賞を勝つ等桜花賞→NHKマイルカップのローテーションは後世に継承されており、2020年のNHKマイルカップ版「名馬の肖像」では『開拓者』と銘打たれている。

*2 史実ネタであり、厩務員が馬房に戻そうとしても帰りたがらず駄々をこねたエピソードがある。その様子を撮影した写真も残されている。

*3 短距離でも強化は適用されるが、覚醒スキルの内「遮二無二」とは噛み合わなくなる。

*4 エピファネイア。三冠を2・2・1着、4歳でジェンティルドンナを倒してジャパンCを制し、海外遠征も行った。主騎手も同じ福永祐一氏であり。また父がシンボリクリスエス・母がシーザリオ、そして自身の産駒にはデアリングハートの孫の三冠牝馬デアリングタクトやGⅠ3勝のエフフォーリアも居ることもありメインストーリー第2部に登場が期待されている。

*5 エアスピネル。サトノダイヤモンド号・ヴィブロス号やリオンディーズ号(シーザリオ号の息子)の同期で、勝ち鞍こそ多くないが芝とダート両方を走り9歳まで現役を続行した。

*6 デアリングバード。未勝利戦1戦だけで引退したので経歴に絡めた台詞は皆無なのだが、名称が「羽飾りをつけたウマ娘」となっている。

*7 なお、ここまで出てきた3人は私服姿であるのに対し、『わたし』は勝負服姿である。(競走中ではないものの)競走馬のまま生を終えた、ということを暗示したものか。

*8 ちなみにこのテイクオーバーターゲット号、(オーストラリアによく居る)兼業調教師に1250豪ドルという安値(日本円で11万円程)で買われたのだが、GⅠ8勝を含む大活躍で600万豪ドル以上稼いで、その調教師が専業で食っていけるほどにまで厩舎を成長させたという凄まじい立志伝の持ち主でもある。

*9 ちなみにこの二頭の配合についてだが、ラインクラフトの母父がサンデーサイレンス、ディープの父がサンデーサイレンスでサンデーの2×3となるので現実的ではない。なので血統的にほぼ似た血量関係となるシーザリオや遺伝子的に異母となるエアメサイア・デアリングハートとも交配する事は無かった。