登録日:2024/09/17 Tue 17:37:19
更新日:2025/04/11 Fri 10:40:34
所要時間:約 12 分で読めます
やっぱ人生食べて寝て、可愛い女の子とデートするに限るよな~
演:河合秀
【概要】
第2話「危ないオバサン」より登場する四人目の戦士。
400年前に
妖怪軍団と戦った隠流忍者の一人《三好清海入道》の子孫。
物語開始時ではただの一般人で東京ガリバーというゲームセンターで弟分の正一と共にゲーム漬けの日々を送っていた。
しかしそこで密かに勤務していた妖怪ロクロクビの正体を知り、正一共々妖怪に襲われていた所を
サスケ達カクレンジャーに救われる。
そしてリーダーの
鶴姫と、先に加入していた
サイゾウに手引きされながら秘剣カクレマルを引き抜き、直後に出現した先祖からドロンチェンジャーを託されカクレンジャーの一員として戦うことになる。
【人物像】
小柄で痩せ型な見た目に反し怪力の持ち主で
「どすこい!」が口癖。
普段は軟弱で軽い性格で食べる事と寝る事、そして可愛い女の子とデートすることが大好きな「現代っ子」。
初登場回では
講釈師には
「一見おっちょこちょいに見えて実は超おっちょこちょいのおっちょこちょい男」と扱き下ろされ、先祖の三好清海入道(演:関根大学)には
「性格の悪いところばかり拙者にそっくり」「"いんすたんと"ばっかり食うなよ。米食え!」と説教されてしまった。
容姿は霧隠才蔵(サイゾウの先祖)に「中々の面構え」「さぞかしおなごにモテモテ」と評価されている。
服装はジーンズ素材の上着に首に掛けたゴーグルが印象的。一時はニット帽を被ったり指輪を何個か嵌めたりしておりファッションはオシャレ…と見せかけて首にお菓子の箱をぶら下げている。
第二部からはサイゾウと共に行動することが多く、忍之巻探しの旅及び試練もサイゾウと一緒に行った。第39話「特別編だよっ!!」では修行の一環として移動拠点のバス型妖怪の猫丸を針山を背にしながら修理していた。
本人が語るように
「食べる事と女の子に目がない」性分なので彼のエピソードは大半が食か女性関連。
見た目は痩せているが
キレンジャーよろしくカレーライスを六皿も平らげて更におかわりを注文したり、朝っぱらから「
サンドイッチ、肉まん、煎餅、ポテトチップ、ジュース、アイスクリーム」を食べて腹痛を起こしたりと
大食いっぷりを見せる。
女の子には電話番号を聞き出してナンパする癖があり、可愛い女の子を喜ばせるためならついつい安請け合いしてしまう。
忍術の稽古も度々サボっており他のメンバーが稽古にいそしむ中、項目冒頭の台詞を発しながらジャンクフードを頬張っていたり、昼寝をしたりしていることも。
こうしたドジで女たらしな性格や修行不足がたたってかメンバー一のトラブルメーカーであり、女性に近づくために仲間達の衣服を無断でフリーマーケットに売り出したり、猫丸をソーラーカーに改造したりと勝手な行動を起こしては仲間達に怒られている。
戦闘においては妖怪に真っ先に捕まってしまい仲間達の救出を待つ羽目になったり、腹痛でまともに戦えなかったり足を引っ張ってしまうこともあった。
他「ガキツキに憑りつかれて巨大化し食欲が抑えられなくなる」「妖怪戦士ヌエに妖怪刑に処され"へのカッパ"にされる」「カラカサの靴を履かされレオタード姿で延々と踊らされ続ける」等サイゾウに次いで(もしくはサイゾウと一緒に)不運な目にも遭っている。
とはいえ
「軟弱だけどここ一番には強い」と自負するように、土壇場では自分を奮い立たせることで力を覚醒させて仲間の窮地を救っては名誉挽回している。
セイカイの覚醒が逆転勝利の切っ掛けになることも少なくない。
不器用ながらも仲間想いな面もありサイゾウと共にへのカッパにされた時は、自分からサイゾウに攻撃を仕掛けてその反撃で
わざと倒されることで彼を人間に戻してあげようと考えていた。
第41話「はぐれゴースト」では臆病な花田進也少年を全力で応援し、彼を勇気ある少年へと成長させた。
最終回で妖怪大魔王を含む全ての妖怪を封印!!した後は猫丸に「猫丸、これからもよろしく頼むぞ!」と挨拶しながら乗り込み仲間達と流浪の旅に出るのであった。
【鶴姫への恋】
第7話「こいつぁデカい」にてセイカイがガキツキに憑りつかれ巨大化し、食欲が抑えられなくなったことで暴飲暴食を続けてしまうようになる。
鶴姫達は胡椒をかけたりローストチキンを巨大化させて匂いで誘い出したりしてガキツキを吐き出させようと試みるが失敗に終わる。
そんな時セイカイは「鶴姫がご馳走になってくれないか」というぶっ飛んだ提案をする。当然仲間達は呆気にとられるがセイカイは絶対に我慢できると断言する。
その理由は、
俺…
?
鶴姫が好きだから!!!
!?!?!?
バッカじゃない!?そんなんで出来るならもうとっくに出来てるわよ!
と彼女への好意を告白する。
突然の告白に鶴姫は思い悩んで飛び出すがセイカイのそれまでの言動や努力を鑑みて一晩考えた結果、彼の提案を受け入れ忍法鶴姫バーガーで巨大ハンバーガーに化身する。
セイカイはここ一番の強さを発揮しガキツキの誘惑に打ち勝ち、ついに妖怪を吐き出すことに成功した。
そして戦いが終わった後鶴姫をデートに誘い…あっさり振られて元の旅路に戻るのだった。
同回以降この鶴姫に対する好意はうやむやにされたまま触れられなくなり、鶴姫は仲間として普通に接しセイカイも別の女の子にナンパを繰り返している。
ただ敵に崖から突き落とされた鶴姫を救出したり、鶴姫のピンチを目にして怪力で無理矢理拘束を破ったりといった好意を匂わせる展開はある。
演じた河合氏も「その後も鶴姫に好意を抱いているという設定は意識して演じていた」と語っている。
【ニンジャイエロー】
スーパー変化!ドロンチェンジャー!!
ニンジャイエロー! セイカイ!!
スーツアクター:石垣広文
セイカイがドロンチェンジャーでスーパー変化した黄色のニンジャ。トレードマークは正三角形。
メンバー随一の怪力の持ち主で「おりゃあ!」「どすこい!」という掛け声と共に投げ技や張り手、頭突きを交えながら妖怪達とぶつかっていく。
忍術では木の葉・樹木が関係している。
【個人技・装備】
▲イエロークロ―
イエローの専用武器であるワイヤー付きの鉤爪。
敵めがけて発射して鋭い爪で敵を捕らえる。
▲熊手裏剣
セイカイ専用の手裏剣。三角形で「M」のマークがついている。
▲隠流巨大あやかし之術
巨大な自分の幻を作り出して敵を攻撃する。
攻撃を喰らったと見せかけてスーツだけ残す抜身之術と併用して不意打ちを仕掛ける。
▲隠流ホームラン
忍法で出した黄色いバットでボールに化けた妖怪をかっ飛ばす。
▲忍法ボロ破り
ボロ布に巻き付かれた際、印を結び力を込めて拘束を脱する。
▲隠流三段斬り
秘剣カクレマルで敵を正三角形に切り裂く必殺剣技。
▲忍法ノコギリ
劇場版で使用。
ノコギリに化け、オリを破壊しようと試みた。
ちなみにノコギリ状態で物を切ろうとすると歯に負荷がかかるらしく、檻の破壊に失敗して変化が解けた際は歯を痛めていた。
▲隠流つむじ風
『オーレVSカクレンジャー』で使用。
カクレマルから突風を発して敵を吹き飛ばす。
▲忍法熱血おじさん説法
『中年奮闘編』で使用。
ニンジャブルーと共におじさんの暑苦しい説法を浴びせる。
【専用メカ】
▲シャークランチャー
イエロー、ブラック専用の
バイク。ノコギリザメがモチーフ。
イエローが運転し、フロント部分のノコギリ型の角と2門の速射破壊銃で攻撃。設定上の最高速度は時速300キロメートル。
▲イエロークマード
隠流・巨大獣将の術で召喚する獣将。
怪力を生かして敵を持ち上げたり投げ飛ばす。
鎖付きの鉤爪の
クマードクローと火の輪を放つ
隠流忍法火炎輪が使える。
無敵将軍に忍者合体する時は右脚を担当。
▲バトルクマード
隠流・獣将ファイターの術で、ドロンチェンジャーのメダルから召喚される獣将の分身。
細身になっても敵を持ち上げられる怪力は健在。クマードヘッドという頭突きを用いる。
▲ゴッドクマード
隠流・超忍獣の術で召喚される、首に巻物を掛けている黄色い熊型の超忍獣。
圧倒的パワーと持久力を備える。
前足を大地に叩きつけて地割れを起こして、敵を飲み込む。両目からビームを発しても攻撃する。
五神合体する時は口に巻物を咥え隠大将軍の胴体になる。
玩具では、隠大将軍の右手用拳と左手用手刀をそれぞれ腹部と尻尾に収納できる。
【その後の活躍】
『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』
三浦参謀長により招集された「妖怪退治の専門家」としてサスケ、鶴姫より少し遅れて参戦。
猫丸の車内で食べ物を頬張って力をつけつつサイゾウ、ジライヤと共に現場に急行し、二人と合流を果たす。
戦いが終わった後はオーイエロー/二条樹里と握手を交わし、
「どすこいだぜ!」と
オーレンジャーにエールを送り猫丸に乗って旅立っていった。
『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』
戦いの後古美術商を始めていたことが発覚、しかもそれが大成功を収め大金持ちになっていた。
イタリア製の高級スーツを着用し、それを見せびらかす癖がついており鶴姫から「イヤミなスーツ」と称される。
一方でとある事情から身寄りをなくした吾郎を養子に取り、鶴姫と見守り育てている。
血の繋がりこそ無いが吾郎には父親として深い愛情を注ぎ、どんな姿になっても息子として受け入れることを体全体でぶつかって彼に宣言するという当作の真の主役といってもいい活躍ぶりを披露した。
【余談】
- OPのクレジットや作中での加入順は四番目だが、名乗りシーンや児童誌等の紹介ではニンジャブルーと入れ替わり三番目を担当することが多い。
- 演じる河合氏は後にメ・バヂス・バ(仮面ライダークウガ)役で再び特撮に出演した。
その後俳優業を引退し現在は会社員として勤務している。2022年にケイン・コスギ氏、広瀬仁美氏のTwitter(現・X)にてカクレンジャー5人での集合写真が投稿され久々に姿を見せていた。
その後勤務先に特別に許可を貰い、30周年記念のファンミーティングや『中年奮闘編』の出演が実現した。
- この年から始まった後楽園遊園地での役者本人出演ショーにて、観客のチビッ子から「なんでセイカイは女好きなんですか?」と問われ、河合氏は「それは、キミが大人になったらわかると思うよ」というセイカイの役イメージも子供の夢も壊さない神回答をした。グッジョブすぎる。
君みたいな優しい追記・修正を持ったWiki篭りこそ、本当に強い人間になれるんだ!
- 巽ブラザーズに続いて、カクレンジャーもコンプか -- 名無しさん (2024-09-17 17:45:48)
- セイカイとサイゾウはどっちが三番手でどっちが四番手かはメディアごとに違うみたいね。自分としてはパーソナルマークが三角形のセイカイが三番手かなと思ってる -- 名無しさん (2024-09-17 17:45:57)
- 俳優やめて20年も経つのに演技ができるのは普通に凄いな -- 名無しさん (2024-09-17 18:25:06)
- ↑本人もできるかどうかわからないって言ってたのもあってキャスト陣も驚いてたとか -- 名無しさん (2024-09-17 22:34:56)
- イエローオウルといいこの人といいイエローは商売の才能でもあるんか -- 名無しさん (2024-09-18 08:50:48)
- カクレンジャー開始前はサスケとサイゾウはフリーター、鶴姫とジライヤは忍者だから多分ニンニンジャーで語られた忍者協会から金貰ってただろうけど、セイカイは収入どうしてたんだろ? -- 名無しさん (2024-09-20 11:09:42)
- ↑ゲームセンターに入り浸っていたみたいだから親に工面してもらってたんじゃないか。そして親が古美術商で中年編までに跡を継いだと。 -- 名無しさん (2024-09-22 09:48:24)
- チョコボールの森永製菓って、戦隊フィギュアの食玩とかも出してた気がするけど、この頃はスポンサーじゃなかったの? -- 名無しさん (2025-04-11 03:33:51)
最終更新:2025年04月11日 10:40