登録日:2024/12/15 Sun 18:01:52
更新日:2025/03/27 Thu 04:59:02
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歌の力で決めろ裏技!
ぶっ壊れ爽快カードバトルRPG!
『カルドアンシェル』(Card-en-Ciel)とは、インティ・クリエイツから販売されたゲームである。
概要
2024年10月24日にNintendo Switch, PS5, PS4, PS5, Xbox One, Xbox Series X|S, Steamにて発売。
いわゆる『
Slay the Spire』フォロワーにあたるデッキ構築型ローグライト。
冒頭のキャッチコピー通り、今やインティ・クリエイツ作品おなじみの「歌による強化」と
1ショットキル上等どころか推奨の攻めたバランスが特徴。
大量ドロー、コスト踏み倒し、トークンの連続生成、山盛りのバフ……etc.で敵を殲滅し、なるべく少ないターン数でのダンジョン攻略が求められる。
300種以上のカードには様々なゲーム作品のキャラクターが描かれており、入手・使用時のボイスで戦闘を盛り上げてくれる。
といっても、本作はインティ・クリエイツ単独作品。『ガンバイク』『
ロックマンゼロ』といった受託作品や、『ブラスターマスターゼロ』『
Bloodstained CotM』等の他社原作作品は登場しない。
登場作品のほとんどは本作用に設定された
架空のゲーム作品である。パロディ色全開なものからあり得るかも?と思わせるものまでバラエティ豊か。
直接ゲーム内容が描写されるわけではないが、紹介文やボイスからある程度設定などが察せるようになっており、どんなゲームなのか想像してみるのも一興。
ストーリー
自宅にいたままネット上の様々な事件解決を請け負うハッカー、通称娯楽椅子探偵「ナナシキネオン」
ある日、ネオンは開発中のフルダイブVRゲーム「Rust Tactics」(RT)から「世界を救って」というメールを受け取る。
興味をもったネオンはRTに侵入。そこで「アンシェ」と名乗る、RT開発元のスタッフの少女と出会う。
アンシェ曰く、RTの世界には「Mad Obstructive Data」(MOD)という異常なデータが侵入し、あり得ざるキャラクターやダンジョンを出現させているのだという。
事件へ興味を抱き、アンシェを放っておけなかったネオンは、彼女から受け取ったカード化したMODのデッキを手にダンジョンに向かう。
ゲームシステム
カード・戦闘
戦闘
敵味方それぞれ3×3マスが横に並んだ
データアクションRPG風のフィールドで戦う。
敵にダメージを与えてHPを0にすると勝利。
毎ターン初期手札5枚とコスト3で開始。
ターン終了は任意のタイミングで可能。現在の手札を全て捨て、次のターン開始時に5枚引き直す。
山札を引き切った場合、1ターンに1度まで捨札が再シャッフルされて山札になる。
敵の足元には次の攻撃の威力とバランス値が表示されており、ブレイク攻撃で減少する。
バランスが0になった敵はブレイクダウンし、次のターンまで動かず被ダメージ2倍となり攻撃のチャンス。
敵が攻撃体勢に入っていると、ターン終了時か、タイムカウントがある場合はこちらの行動で1ずつ減って0になった時に攻撃してくる。
雑魚は数回攻撃したらそのターン中じっとしてくれるが、ボスやエリートは延々と次のカウントを始めるので気が休まらない。
戦闘中の防御やHP回復はないので、敵の攻撃への対処は避けるかブレイクか先に倒すかの3択。
攻撃は最大の防御を地で行くシステムである。
通常カード
個別の呼称はないが、カード背景が5色に分かれており、
赤は敵にダメージを与えるカード
青は敵にブレイクを与えるカード
黄はアクション効果を持ち攻撃回避に使えるカード
緑は直接攻撃しないサポートカード
灰はカードや罠で発生するバグカード
となっている。
カードにはプレイするためのコストと効果の他に移動方向が設定されており、移動ボタンで使うとその向きに1マス移動する。
つまりカードなしでは一歩も動けず、迂闊に手札を使い切ると回避や位置合わせが出来なくなってしまう。
アクション効果を持つカードは、敵のカウントが残り1で自分が攻撃範囲にいる時(攻撃される寸前)にプレイすると、タイミングよくボタンを押すことで避けながら攻撃できる。
もしもの時のために握って置けると安心。
バグカードは自分にダメージを与えるウイルス、ランダム移動するエラー、与ダメージを0にしてしまうフリーズの3種類。
そのままだと邪魔にしかならないが、これらを有効活用するカードがあればメリットにもなる。
- 除外: 除外されたカードは捨札にもいかず、戦闘終了か特定のカードで回収するまで使用できなくなる。
- サスペンドX: ターン終了時の破棄や、手札を捨てる/除外する/変化させる効果を無効化し、使用するまで手札に残る。Xは残ターン数で、0になると効果がなくなる。
- リブート: 使用すると手札に同カードのコピーが生成される。連続攻撃や移動→攻撃などが可能。手札除外の耐性もついている。
- 変身: 使用すると、デッキ内の同名カード全てが変身形態に変化する。もう一度変身すると元に戻る。
- ブレイクポイント: 敵に付与すると、自カードのあらゆるダメージ(自傷含む)が付与された敵へのブレイクに変換される。使い切るかブレイクダウンさせるとダメージが通る。
- (ダメージ/ブレイク/ドロー)+: 1個につきダメージとブレイクは次に与える値が+10%、ドローは次に引く枚数が1増える。
- (ダメージ/ブレイク/ドロー)ムーブX: このカードで移動すると、対応する+がX個得られる。
- ブースト: ターン終了まで、ダメージ・ブレイクが1個につき+1される。
- デバッグ: 手札,山札,捨札からバグカード1枚除外して追加効果を発動する。
- セットアップ: 手札が丁度5枚の時か、サスペンド付与されている時に使うと追加効果が得られる。
- アップデートX: 手札にある時にカードを使用するとXが1減り、0になる度にカードが強化されつつ最大値に戻る。
ディーヴァカード
戦闘中に条件を満たすと発動する歌のカード。全48曲+α。
発動すると歌が流れると共に、固有のバフ効果が得られる。
次の歌の条件が満たされると曲は切り替わるが、バフは全て継続する。
発動時に必殺技アイコンが1個付与され、これを使うとカードを強化した必殺技カードとしてプレイできる。
戦闘開始時にも1個赤い必殺技アイコンがあるが、これを使うとカードが破損して使えなくなってしまい、デッキに邪魔カードとして残った挙句ダンジョン離脱時に破棄される。
ダンジョン突入時に過去に入手したものから1枚、ダンジョン内の特定の敵を倒すと追加で1枚ずつ獲得可能。
選ぶ余地が一切ないため、基本的にディーヴァの条件と効果を意識してデッキを構築することになる。
チートコード
通常カードに最大3つ、ディーヴァに1つ付与できる追加効果やコスト軽減などの強化。同名の全カードで共有される。
ダンジョン内のカード入手時にランダムで付与されることがある他、制圧やランダムイベントでも付与できる。
戦闘中に「インストール」効果を持つカードを使うと、そのバトルの間だけ付与される。トークン限定カードへの付与手段はこれのみ。
アナザーカード
特定のカードを置き換える形で出現する別バージョン。単純な上位・下位互換ではなく、使い勝手が変化する。
ランダム性を排した詰めバトル「チャレンジバトル」や日替わりダンジョンのクリアで解禁され、拠点でいつでも切り替え可能。
ダンジョン
3フロアのダンジョンに挑み、各フロアのボスを倒せばフロア進行→ダンジョンクリア。
フロアは通路でつながった四角いエリア間を徒歩で歩く方式。
入場時点でマップ全域が見えており、戦闘は全てシンボルエンカウントなので理論上はボス3戦だけでクリアも可能。
実際には初期デッキで勝つのは難しいので、道中でデッキを強化して挑む。
戦闘終了時にはランダムな3枚の中から1枚のカードを入手。拒否できないので、一定回数使える再抽選も駆使した吟味が必要。
追加でカード入手・強化等のランダムイベントが発生することもある。
エリア内の敵を全滅させ制圧すると、HPの「回復」か、カード1枚にチートコードを付与する「強化」か、カードかディーヴァをその場に置き、フロアクリアまでデッキから外れる代わりに敵リスポーンを防ぎ隣接エリアにバフがかかる(ディーヴァの場合は戦闘開始時から歌う)「配置」を選ぶ。
マップ内にはボス以外にも固定シンボルのリーダーがおり、配置カードの様に隣接エリアにバフ(プレイヤーへのデバフ)を撒いている。
これが多いほどエリアの「浸蝕Lv」も上昇し、高いほど敵が強い代わりに撃破スコアと報酬カードが良くなる。
端から全滅させていると低評価になってしまうが、敵を素通りしているとトラップ発生率が高まって次の戦闘が不利になるので、倒す敵とスルーする敵を考えて動く必要がある
1フロアに1体ずつディーヴァのリーダーがおり、これを倒せばディーヴァを追加獲得可能。
雑魚エリア2か所には宝箱があり、拾うとカードの追加/強化やHP回復ができる。
3Fにはボスとは別にエリート敵が出現。ボス以上の強敵だが倒せば高スコアと、レジェンド(最高レア)カード1枚が手に入る。
ダンジョンクリア時の評価は固定スコア+敵撃破-ターン数減点。
被ダメージと所要時間は問われず、とにかく「強い敵だけをワンキル」にどれだけ近づけたが重要。
ダンジョン×難易度ごとの評価ランク(1~3)初回達成時と、クリア経験値によるレベル上昇時にもらえるポイントでネオンを永続強化できる。
ワイルドカード
過去に入手したストック内から規定枠分持ち込めるカード。
戦闘中に1ターン1枚まで手札に加えられ、各枠はダンジョン挑戦ごとに使い切り。
そのダンジョンで手に入らないカード、デッキが整う前の攻撃カード、いざというときの回避用カード等、プレイスタイルに応じて設定できる。
登場作品
作中のカードの初期並び順に掲載。
シリーズごとにまとまっておらず実在タイトルが発売順になっているため、イメージされた発売時期に準じて並べられている模様。
作品ごとにある程度カード・戦術の傾向が定まっており、慣れない内は同作品カードを集めればある程度戦えるデッキになる。
一部の作品は公式サイト・作中ともに紹介文がなく、アップデートで追加されるデータベース機能を待つことになる。
以下、●は実在タイトル、★は架空タイトル、☆はカードとして登場しない架空タイトル。
★精霊機フレイリートⅡ
同名のファンタジーロボットアニメを原作とするアクションゲームとその続編。
'90年代の該当ジャンルアニメを意識した作品。
エイプリルフールネタに使われた架空タイトルではあるのだが、1作目は本作と並行して開発・発売され、「ゲームだけは後付けで実在する」という奇妙なタイトルになっている。一応、この実在ゲーム単体としては2024年11月発売。
カード傾向は除外とサスペンドを駆使してバフを積み重ねるタイプ。
回るデッキになるまでが手間だが、上手く構築できればバグ耐性と火力を大きく高められる。
★幻想奇譚 Force of Will
絵本のようなビジュアルで、純粋な人間がプレイヤーの分身しかいない不思議な世界が舞台のRPG。
台詞回しは独特で、
物語の核心はプレイヤーの考察に委ねられている雰囲気ゲー的な趣がある模様。
「七賢人」というワードがあることからしても、
この作品がモデルの一つだろう。
手札増強のサポートが中心。攻撃札は自傷型。
★遠き理想のエルフィリア
魔法の学校を舞台にした映画の大流行に乗る形で制作された育成シミュレーションRPG。
おそらく
映画は2001,2年にヒットして、その1,2年後に発売されたのだろう。
講義・ダンジョン探索・交流を通じて主人公の魔法を成長させるという、王道的な作りの模様。
セットアップを多用するため、対応ディーヴァが無いと運用が難しい。サスペンドでも発動するという点を活かすのが重要。
★プレジデント・エクス・マキナ
専用メカに乗り込んだ大統領がテロリストや政敵を自ら鎮圧……という
カオスな鋼の狼感ある作品。
大統領はティーン女子型サイボーグに改造され、戦場で歌って増税から気を逸らすという設定は輪をかけてカオス……かも?
大統領とその影響を受けた乗機のAIの掛け合いでは「テツクズ」「ウスノロ」と
どこかで見たワードが飛び交う。兵士はアカルイミライヲーとか言ってるんだろうか。
一応、移動の多用がコンセプトになるが、種類は少ないのでデッキの方向性に合わせてピン採用になる。
★屋根より高い君が好き
ヒロインが全員
身長約16mのメカ少女、というエロゲーの全年齢版……むしろR18版の描写が気になるところである。
トンチキな絵面に反して、恋愛模様が50万人中10万人のサバイバルに直結していると設定はかなりシリアス。
位置的に'00年代半ば相当の作品で、「らしい」と思う方も多いのでは?
デカい、ということで3コストブレイク札だらけ。コスト軽減効果で上手く踏み倒して使っていく。
★プレジデント・エクス・マキナ2
『プレジデント・エクス・マキナ』の続編。過激さ操作の難しさは更に増し、一般受けは放棄したとされる。
★TACTICAL COMMUNICATION
改造された少女とパートナーのおじさんが政府の非合法工作を遂行……と
この作品風な設定の戦術シュミレーション。
ただし反乱防止手段は洗脳ではなく爆弾(物理)。それもあって少女もおっさんもストレス全開で荒んでおり、元ネタとは別ベクトルに人を選びそうな作品。
「爆弾はコンビが離れすぎても爆発するので、前衛と後衛があまり離れられない」「マップには制限時間があり、超過すると背中から撃たれる」というクセの強いシステムが特徴とのこと。
少女たちのカードは自傷効果付きで、それをおじさんのサポートでカバーするスタイル。フリーズには強いが一歩間違うと自分がボロボロになる、取扱注意のカードが揃う。
★Planet Garden IV
ワープの制約への解決策として開発された、
種子から短時間で人間サイズになる少女・
花人を率いて惑星開拓を行う
4Xシミュレーション。
様々な国と花をモチーフにした花人や、メインテーマを歌う原住民・フロースは全員美少女だが、彼女たちも容赦なくeXterminateの対象になり得る。
カードはディーヴァとサポートのみ。デッキを選ばないカードが多く、特に生成系は序盤に手に入ると有難い。
★Deset Rings
ハイファンタジーオープンワールドRPG。
亡国の王子が各国を巡り、強大な力を秘めた指輪を手に祖国奪還と邪神の討伐を目指す王道なストーリー。
全キャラが剣を携えたビジュアルからすると剣戟が主体のシステムな模様。
サスペンドがメイン。『エルフィリア』と比べるとサスペンドの維持は心許ないので、混合して用いることになる。
●ぼくらのキングダム
●もっと!ぼくらのキングダム
本作最古の実在タイトル。2011年8月に配信開始されたガラケー向け王国復興RPG。
2012年4月に『もっと!』にスマホ対応リニューアルされ、2013年6月にサービス終了した。
作品が作品なのでディーヴァはなし。原作にボイスは無いので、カード音声は新規収録。
無印はインストールとリブート軸に対応したプレイヤーキャラ(のジョブ)、『もっと!』は小回りの利く妖精たちのカードが揃う。
ご存じインティ・クリエイツの代表作品となったタイトル。2014年8月発売。リスト半ばにしてようやく販売中のゲームである。
最早懐かしい1作目のGVとモルフォが登場。そして変態のオジサンは外せない。
変身は実質本シリーズのボスの戦闘形態を再現するための効果。ネックとなる引き直しまでの間隔をサポートや歌でカバーする。
変身しないGVはブレイクポイントを活用する。
★トライアングルマイスター
ギャルゲーとアクションRPGをダイレクトに組み合わせた全く……でもないが新しいゲーム。
三角関係マイスターとのことだが、主人公は堂々と三股しているので三角錐関係と言える。
戦闘時、ヒロインの一人は武器、一人はサポートを担当し、残る一人は
待機。
放置でストレスが溜まり、爆発するため処理もといケアが必要らしい。
そしてライバルキャラの武器は主人公のヤンデレブラコン妹……どういうシナリオなんだろう。
3ヒロインで異なる形で行動数を増やし、アップデートを稼ぐスタイル。単体では活用しづらいカードが多く、選ぶタイミングが悩ましい。
●ぎゃる☆がん だぶるぴーす
ご存じ頭のおか……個性的なシューティングゲームの2作目。2015年8月発売。
ストーリーに深く関わる神園姉妹やくろなが登場し、看板は彼女たちが背負うようになっていった。
このシリーズはメインキャラはバグ発生とデバッグが中心、モブ女子は様々な性能のブレイクカードとなっており、
サブキャラは各々異なる方向性のサポートカード群となっている。W勢はプラスやブーストが豊富。
ガンヴォルトシリーズ2作目。2016年8月発売。
ライブラリ出演で本作verのアキュラとRoRoも登場。2人の例の台詞もきっちり採用されている。
1作目同様にブレイクポイントと変身を駆使する。変身は他2作よりややテクニカルなカード群が特徴。
★ユグドラシル・レコードIX
作中世界で累計販売数2億本を達成したという大作RPGシリーズの9作目。
ちなみに現実では某最終幻想シリーズも2023年時点では達成していない数字である。
シリーズ作品ごとに扱いや定義は異なるが「聖樹」がキーワードとなっている、というJRPGらしい設定。
チュートリアルで獲得することもあってシンプルなカード群が多い……と思いきやムーブやメモリーリークが中心で、よく考えてカードを切る必要がある。
★白千鳥
ホラーアドベンチャーゲーム。
同行者の選択や、その同行者への別ルート記憶の持ち越しが進行に影響する。
バトル要素が無いゲームらしく、カードは全てサポート。デメリットを伴うものが多いが、噛み合えばデッキを回す一助となってくれる。
●ぎゃる☆がん2
頭のお(ryシューティングゲーム第4作(ストーリー的には3作目)。2018年3月発売。
制服神園姉妹のカードはこちらの方で登場している。
りーす達『2』勢はドローに特化。手札消費が激しいデッキにはありがたいが引きすぎに注意。
★キズナコネクト
作品テーマが「つながり」なこともあり、同カードの連射を狙うカード構成。
手札が整った時のボタン連打で相手が溶ける様は痛快だが、コスト増トラップに弱いのが玉に瑕。
アキュラを主人公に据えたガンヴォルトシリーズのスピンアウト作品。2019年9月発売。
公式サイトではあの男のキャラ紹介が初めて掲載された。
縦横無尽にステージを駆けるゲーム性を意識してか、アキュラサイドは移動量が鍵となる。
ディーヴァはRoRoとイソラ。本作で唯一、ゲーム内で流れ(るという設定が)ないキャラソンを歌う。
★キズナコネクト2
『キズナコネクト』の続編。前作主人公とライバルの子供が主人公と、思い切った時間の進め方をしている。
公式サイトの作品紹介はオンラインプレイ環境やメインシナリオでは最強だがクリア後は影が薄くなる看板モンスターなど、他に輪をかけて生々しい。
やはりカード連射が主体だが、こちらは主に最初から0コストのカードを活用する。
★エスケープコード
近未来ディストピアを舞台にしたサイバーパンクTPS。
主人公(女性)とヒロインがわざわざ振り向いたポーズで描かれているが、これは
尻背中で魅せるゲームの影響とのこと。
ヒロインを演じるのが『ガンヴォルト爪』の
ニケー役のジェーニャ氏なのは偶然か狙ったのか……設定もどこかガンヴォルトシリーズの諸要素を入れ替えたように見えなくもない。
ディーヴァ効果やカードは除外がメイン。上手くギミックが整えば手札もコストも気にせずに高打点を維持できる。
頭(ryの1作目リメイク版。2021年1月発売。
ぱたことえころは歌ってくれないのかと思った初見のあなた、残念ながら原作通りなんです。
ディーヴァ4人とカード2枚という『GrimmNoir』に次いで割り切った構成。
歌う条件はバラバラなので、4人同時に画面に出せたら自慢していい。
天使2人はコスト踏み倒しのサポート。決まれば強力だが、特にえころを活用するのは難易度高め。
★GrimmNoir
グリム童話を題材としたローグライトRTS。
童話電子書籍の皮を被った魔導書の断片「GrimmNoir」を集め、ネットワーク汚染を修復する……と少々本作自体に似た設定の作品。
というか、本作の開発が始まる直前にディレクターの吉岡一氏が実際に構想していたゲームの企画が元になっており、本作のゲーム内容にも直接影響を及ぼしているという、『精霊機フレイリート』とはまた違う意味で特殊な立ち位置の作品である。
GrimmNoirたちは童話主人公の「記憶の無い状態」、「物語の断片と一般的なイメージの混合」、「原典の姿」が描かれている。
原典は作中世界のもので、現実のそれと比べると少々おかしくなっているのだが、
ラプンツェルだけ乖離度が低い。
ディーヴァ3人9曲だけでカード無し、という偏った構成。条件は同じ童話同士でも全く異なる。
他のディーヴァがカバーしていなかったり、一押し足りない戦術の補強的な立ち位置。
『白き鋼鉄のX』の続編。2022年1月発売。
作中では殆ど触れられなかったブレイクホイール使用の理由やラスボスのバリアについて説明が入った。
アキュラは引き続き移動中心。墓守サイドは被ダメージによって強化されるハイリスクハイリターンなカードとなっている。
ガンヴォルトシリーズ(現状)最終作。2022年7月発売。
扱いが難しかったのか、シリーズの他作品と違ってラスボスは参戦せず。
GVサイド改めきりんサイドはサスペンドを活用するカードで、ATEMSは勿論変身が主軸。
グラツィエはカードは通常形態のみ(変身しない)で、敵としてのみ戦闘形態が登場する珍しいキャラとなっている。
●グリム・ガーディアンズ デーモンパージ
神園姉妹を主人公に『ぎゃる☆がん』キャラが集合した2Dアクション。2023年2月発売。
メインキャラが美少女なのに対し、ステージや敵はガチめのゴシックホラーなのが持ち味だったが、本作には敵キャラは出てこない。
作風もあってか、他の『ぎゃる☆がん』タイトルよりも攻撃寄りのカードが目立つ。
疑似マリガンできるりーすにお世話になる人も多いはず。
ネコが黄泉返りを目指す2Dアクション。2024年5月発売。
最新かつ現状単発タイトルなこともあってか、ネームドキャラが全員登場。流石にアイツは公式サイトにも載っていない隠し扱いだが。
東西南北カード傾向が分かれているが、全体的に手札増強を得意とする。
九魂逢魔は登場しないが、業魔クオンは手札が10枚(自身を除いて9枚)の時に最大効果を発揮するプチ再現がある。
☆RUST TACTICS
作中世界でまだ開発中のフルダイブVRゲーム。予定されているゲーム内容等は不明。
各ダンジョンはここに発生しているので、一応本作のメイン舞台と言えるかもしれない。
☆カプセルクリーチャー
3種類のドラゴン型モンスターがオープニングシナリオとエクストラダンジョンに現れるのみ。
まあこれ以上出したら色々危ない橋を渡りかねないし
★???
ネオンに出会った当初こそ「ヘリオス社(RTの開発元)のスタッフ」を名乗っていたアンシェであったが、それは方便だった。というのも、実は彼女もまたMODだったのだ。
かつて、ヘリオス社ではあるゲームが開発されるも、その情報が公開されることもなく中止に至っていた。
プレイヤーと対話し、親睦を深めるコミュニケーションゲームのAIキャラクター、それがアンシェであった。
本来人知れず消えゆく定めにあったそのゲーム、否その世界の名は――『電脳のアルカンシェル』。
そういった経緯故か、それとも当人が終始ネオンの相棒として動いているからか、ゲーム中にはアンシェのカードも存在するものの、それらは特定のシチュエーションで一時的にデッキに入るのみであり、常に持っておくことはできない。対を成すあれは入手手段があるのに
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エディット
この項目を追記・修正する。
- 屋根より高い君が好き、淫帝実際に出しません? -- 名無しさん (2024-12-15 21:23:11)
- 淫帝スタッフが互いの性癖を出し合いながら作ったとしか思えない(過去作的にも人外とメカフェチは間違いなく居そう) -- 名無しさん (2024-12-15 21:56:13)
- プラネットガーデン、情報公開ない作品の中でも特に内容の想像ががつかない上に、おそらくメインキャラであろうフロースの謎の設定画伏せ(諸々考えて規制が理由はありえない)……まさか作ってます? -- 名無しさん (2024-12-16 01:51:19)
- ↑ 4Xストラテジーとのことだけど、だとしてどういう勢力関係になっているのか……と、各作品の説明にYouTubeで公開されている事柄を追記しようとしても元々書かれている推測部分とのすり合わせがやりづらいのが1つ。『ぼくらのキングダム』がMobageだったとなると本来ボイスはなかったのか?(このあたりの情報がない……)というのが1つ。 -- 名無しさん (2024-12-16 23:57:14)
- 全キャラクターで一番のグリッチ決めてそうなのがシンデレラなんだが(♪引き留める手を握り返した -- 名無しさん (2024-12-19 06:23:09)
- 真endまでクリアした感想 -- 名無しさん (2024-12-30 06:34:49)
- カードのランダム性から1テーマだけではデッキは組めないからテーマ同士の組み合わせが重要なんだよね。3コストテーマはコスト軽減を得意とする&連撃生成効率がいいから0コストテーマとむしろ相性がいいとか色々考えるのが面白い -- 名無しさん (2025-01-14 22:05:46)
最終更新:2025年03月27日 04:59