機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red

登録日:2025/02/16 Sun 23:59:32
更新日:2025/03/02 Sun 12:29:15
所要時間:約 19 分で読めます





流派東方不敗は!!

王者の風よ!!

全新!!系裂!!

天破!!侠乱!!

見よ!!!!


機動武闘伝Gガンダム外伝

The East is Burning Red(東方は赤く燃えている)



機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red』とは、アニメ機動武闘伝Gガンダム』の30周年記念作品。
脚本は『Gガンダム』の総監督を務めた今川泰宏
キャラクターデザインは澤真平、原案は『Gガンダム』キャラクターデザインの逢坂浩司。




概要

2024年4月22日に『Gガンダム』30周年を迎え、目玉企画として今川監督が書き下ろしたストーリーテキスト形式による外伝の製作が決定。
7月から『Gガンダム』の公式サイトで第一部「天地天愕」の第一話が掲載、以降金曜日更新の週刊連載形式を取り、各部終了後約2ヶ月の期間を置いて新章が公開されている。
公式サイトではストーリーのみならず、書き下ろしキービジュアル、キャラクターとMFの設定画など、新たな物語を膨らませる要素が盛り込まれ、2025年2月時点では全て無料で公開中。
全掲載内容は「機動武闘伝Gガンダム 公式記録全集」に約140ページで収録予定。
ガンダムシリーズの公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」では、30周年と本作を記念してドモン・カッシュ役の関智一がパーソナリティを務める「ガンチャンラジオ放送局G」が配信。

今川監督はテレビアニメ終了後もキャラクター原案の島本和彦とタッグを組んだ漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』や、Blu-rayBOX特典でも精力的に脚本を手掛け、曰く「やり残したことや、知らんぷりした事」が自らの中で30年間行き場を求めて燃え上がり、新規ストーリーの創造だけではなく、本作を通して疑問点の解消・設定の補完が行われている。
凄まじい熱量により再び『Gガンダム』の世界を体感できる内容に仕上がり、最終回後のストーリーも描かれている。



各部解説

※以下、アニメ本編・本作共にネタバレ注意

各6話構成のサイドストーリー2作と続編1作の全3部。
世界観の根幹を為すデビルガンダムDG細胞が全編に渡って影響を与え、改めて死者蘇生と強靭な生命力が明かされると同時に、主要キャラクターの新たな一面を発掘。
背景が謎に包まれていた流派・東方不敗に関しても補完され、伝承の後に弟子が掌門を手に掛ける師匠殺しの因襲や、拳を基本としながら得意な武器を一つ修める*1意味合い、天地天愕と英雄変生では奥義を記した秘宝「東方の珠」が仄めかされ、三侠新傳で本格的に登場する。

第一部「天地天愕」は第13回ガンダムファイト決勝大会開会式に起きた事件。
時系列は第25話〜第26話の間。
新生シャッフル同盟に対する試練「ダーク・シャッフル」が登場。
伝説級の経歴に強靭な精神力・肉体を持った面々が復活し、大半がガンダムすら存在していない世代でありながら、DG細胞が掛け合わさり専用のガンダムを生み出した。
ドモン達は地球にリングを張っていたコーナーポスト落下によるネオホンコン存亡を懸け彼らと闘いを繰り広げる。

第二部「英雄変生」はネオドイツの忍者シュバルツ・ブルーダーの原点が明かされる。
時系列は第11話〜第12話の間。
初めて本物のシュバルツが登場し、ある人物との邂逅を経て継承までの経緯を描く。
その裏でドモンとレインがDG細胞により復活したウルベガンダムやノーベルガンダム・ルンドといった前大会強豪MFとガンダムファイトし、二人と因縁を抱えるライジングガンダムの試作機が登場。
デビルガンダムを巡りカッシュ博士、ミカムラ博士といったネオジャパン側の背景を掘り下げている。

第三部「三侠新傳〜東方の珠〜」は最終回から12年後を舞台とした本作の最終章。
東方不敗の息子マスター・ジュニアが主人公を務め、死亡したと思われていたキャラクターの再登場、新型コアランダーとブースターウィングを搭載したゴッドガンダム(セカンド)の登場など、往年のファンには堪らない新情報が明かされている。
世界はドモンとレインの愛でデビルガンダムの暴走を阻止したDG事変により一変し、砕け散ったデビルガンダムがDGダストとして地球上に飛散。
DGダストは三大理論こそ持ち合わせていなかったものの、衝撃を加えると暴走・爆発する危険物と化していた。
影響を懸念してガンダムファイト開催の目処が立たず、第二のデビルガンダム出現を恐れたコロニー連合が回収に高額報酬を提示し、一攫千金を狙うゴールドラッシュが発生。
カラトとレインを中心としたCDGCが発足、発見回収を担うDGハンターが元ガンダムファイターを中心に組織され、彼らの活躍により約10年でDGダストの総量は減少の一途を辿っていたが…。



あらすじ

第一部 天地天愕

ギアナ高地での激戦を制したドモンとシャッフル同盟の仲間達。
決勝大会の舞台・ネオホンコンに到着した一同は、宴会を開き久々に羽を伸ばしていた。
しかし、ギアナ高地ではガンダムヘッドの残骸がある墓へと手を伸ばし、DG細胞により女性の姿を模っていた。
第13回ガンダムファイト決勝大会開会式終了間際、凄まじいプレッシャーを放つ謎の覆面集団「ダーク・シャッフル」が現れ、新生シャッフル同盟を見極めるべく闘いを挑む。
彼らを率いる女性こそ、マスター・アジアと共に修行を積んだ流派・東方不敗の「姉弟子」こと独狐求敗だった。


第二部 英雄変生

サバイバル・イレブンでDG細胞に侵されたミナレットガンダムを撃破したドモン達は、DGサインを追い古都キョウトを訪れていた。
同日、ネオドイツ代表のシュバルツ・ブルーダーは、祖国の裏切りに遭い反旗を翻していた。
突如デビルガンダムから襲撃を受け、大怪我を負いながら再生を繰り返す謎の男を救出し…。


第三部 三侠新傳〜東方の珠〜

DG事変から12年後。
未だデビルガンダムの影響は計り知れず、地球に降り注いだDGダストにより世界の覇権を懸けたガンダムファイトは中止され、「Centers for Devil-Gundam Control(デビルガンダム管理局)」通称CDGCが調査を進めていた。
東方不敗の息子マスター・ジュニアは、流派・東方不敗の奥義が記された「東方の珠」を求め、ドモンの写真を片手に捜索する旅を続けていた。
第13回大会でドモンと東方不敗が再会した地・シンジュクに降り立ったジュニアは、巨大な算盤を背負った少女エイチと出会う。



登場人物

主要人物

『機動武闘伝Gガンダム』の主人公。
流派・東方不敗を操るネオジャパン代表のガンダムファイター。
第13回大会では兄キョウジが駆るデビルガンダムを追い、多くの強敵と闘い、そして友情を築いた。
東方不敗からキング・オブ・ハートの紋章を引き継ぎ、天地天愕では先先代のダーク・ハート/独狐求敗と対戦。
三侠新傳では10年間東方の珠を捜索して世界中を放浪し、ギアナ特区である人物のボディーガードを務めている。
新型コアランダーを搭載したゴッドガンダム弐を駆り、脱法ガンダムファイトの頂点に君臨。
一番弟子のユウゴの存在はなくなった可能性が高い。まぁ、元々単行本化もされてないマイナーな立ち位置ではあったが…
搭乗MFはシャイニングガンダム、ゴッドガンダム、ゴッドガンダム弐。

  • レイン・ミカムラ
『機動武闘伝Gガンダム』のヒロイン。
ネオジャパン代表のサポートクルーを務めるドモンの幼なじみ
デビルガンダムを巡る陰謀に巻き込まれるが、紆余曲折を経てドモンと結ばれた。
三侠新傳ではDG事変後に晴れてドモンと結婚し、レイン・カッシュに改姓。
CDGCの研究責任者を務めていたが、ある事件により職を辞している。
搭乗MFはプロトタイプ・ライジングガンダム

流派・東方不敗の正統掌門。ドモンの師匠。
前大会を優勝したネオホンコン代表のガンダムファイター。
ある目的のため人類抹殺の野望を抱き、ドモンと最終決戦の末に和解して息を引き取った。
天地天愕ではギアナ高地で闘うコピーをネオホンコンから遠隔操作し、決勝大会に無事復帰した理由が描写。*2
「姉弟子」「姉上」と慕った同門の独狐求敗と邂逅、過去を清算すべく闘いに興じる。
英雄変生ではドモンとの出会いと弟子入りの経緯が描かれた。
三侠新傳では一人息子マスター・ジュニアの存在が明かされ、流派の秘宝「東方の珠」が物語の鍵を握っている。
ガンダムファイト7th』での前歴と噛み合わなくなったため、なかったことになった可能性が高い
搭乗MFはクーロンガンダム、マスターガンダム

  • マスター・ジュニア
第三部「三侠新傳〜東方の珠〜」の主人公。年齢は16歳。
天地天愕で東方不敗が輝珠掌上の演舞を教えていた忘れ形見の少年。
驚異的な記憶力を持ち、少林拳をベースとした格闘技を修めている。
ドモンの計らいによりサイ・サイシーの元に預けられ、修行の日々を送っていた。
DGハンターを纏めて蹂躙する格闘スキルを持つが、流派・東方不敗の技はほぼ修得しておらず、手練れのガンダムファイターを上回る域には達していない。
亡き東方不敗を「父上」と尊敬し、流派の奥義が記された東方の珠を求め、所持者とされるドモンの写真を片手に聞き回るというどこか懐かしい方法で捜索。
同じくドモンの行方を探るエイチと行動を共にし、足跡を辿る旅を続けている。

  • エイチ
第三部「三侠新傳〜東方の珠〜」のヒロイン。年齢は12歳。漢字表記は「叡智」。
身の丈ほどの巨大な算盤を抱えた関西弁を話す少女。
口の悪い守銭奴だが、本当は家族思いで心根は優しい。
算盤の玉は非常時に爆弾を兼ね、ステルスマントといったゲルマン忍法由来の技術を有している。
シンジュクでは自衛のため身分を偽り、DGハンターを束ねるギャンブル好きの若頭として活動。



シャッフル同盟

  • チボデー・クロケット
ネオアメリカ代表のガンダムファイター。
クイーン・ザ・スペードの紋章を引き継いだボクシング王者。
天地天愕では地下ボクシング出身のダーク・スペード/初代チャンピオンと対戦。
ガンダムファイター以前は生死を問わない地下ボクシングに身を置きながら死人を出さないファイトスタイルを貫き、裏の団体を壊滅した功績を買われて表の世界にスカウトされた。
搭乗MFはガンダムマックスター

  • ジョルジュ・ド・サンド
ネオフランス代表のガンダムファイター。
ジャック・イン・ダイヤの紋章を引き継いだ騎士道精神溢れるサンド家の当主。
天地天愕ではネオフランスの英雄であるダーク・ダイヤ/JDと対戦。
搭乗MFはガンダムローズ

  • サイ・サイシー
ネオチャイナ代表のガンダムファイター。
クラブ・エースの紋章を引き継いだ少林寺再興を目指す少年。
天地天愕では武術の始祖たるダーク・エース/創始と対戦。
三侠新傳ではドモンの頼みを受けてジュニアを少林寺に匿い、12年間武闘家として育成した。
搭乗MFはドラゴンガンダム

  • アルゴ・ガルスキー
ネオロシア代表のガンダムファイター。
ブラック・ジョーカーの紋章を引き継いだ元宇宙海賊の首領。
天地天愕ではネオロシアの偉人ダーク・ジョーカー/ドミトリィ・オブモーロフと対戦。
搭乗MFはボルトガンダム



ダーク・シャッフル

各々の詳細は当該項目を参照。
  • ダーク・ハート/独狐求敗
ダーク・シャッフルを束ねる隻腕の女性剣士。
過去に同門の東方不敗と苦楽を共にし、後に自らの流派・独狐求敗を興した達人。
東方不敗が「ワシより強い」と呟き、生涯勝ちを得なかった相手。
かつて掌門に代わりガンダムファイトを見極めるべく地球を回るが、ファイターに蹂躙される世界を目の当たりにして絶望。
帰還後に弟弟子たる東方不敗が流派を継いだ事実に納得できず出奔。怒りのまま無数の武闘家、ガンダムファイターを惨殺し、修羅の如き姿から「敗を求める孤独な狐」独狐求敗と呼ばれていた。
搭乗MFはダーク・ハートガンダム/ガンダム・マスター独狐、シャッフル・ハート。

  • ダーク・スペード/初代
ネオアメリカの地下ボクシング初代チャンピオン。
同じチャンピオンであるチボデーの大先輩にあたり、生涯一度としてパンチを受けたことがない伝説のボクサー。
極限まで絞り込んだ胴体と常人の3倍と表現される手足を武器に、自らに続いた歴代チャンピオンをその身に降ろし、幾つもの必殺技を併用する。
搭乗MFはダーク・スペードガンダム/ガンダムゴングショー。

  • ダーク・ダイヤ/JD
ネオフランスを代表する伝説の女性騎士。
コロニー混迷期にたった一人で外敵から祖国を守り抜いた英雄であり、その名は他のコロニー住民にまで轟いている。
あの世においても騎士の頂点として君臨し、その人望によりガンダムフォローミーから無数の名も無き騎士を召喚する離れ業を披露した。
搭乗MFはダーク・ダイヤガンダム/ガンダムフォローミー。

  • ダーク・エース/創始
全ての武術の源流を作り出した僧。
武林江湖のグランドファーザーとも呼ばれ、老齢にも拘らず終始サイ・サイシーに修行をつけるようにあしらい、全身の点穴を突くことでガンダムさえも自由自在に操ってみせた
搭乗MFはダーク・エースガンダム/ガンダムリアルカンフー。

  • ダーク・ジョーカー/ドミトリィ・オブモーロフ
世界初のコロニー移住者。
ネオアメリカよりも先んじてコロニー開発を成功させ、人類が宇宙進出すら成し遂げることを証明した偉人。
遥か上空の宇宙からガンダムに指示を出し、自爆と再生を繰り返しボルトガンダムを翻弄した。
搭乗MFはダーク・ジョーカーガンダム/ガンダムマトリョーシュカ。

  • 弟子
独狐求敗の愛弟子。
失声症を患っているが、独狐求敗も認める剣の才能を秘めている。
偶然知り合った独狐求敗に憧れ弟子入りを懇願するも、賊に村を焼かれ死亡。
実際には戦火を潜り抜けて生き延び、約束通り一太刀浴びせ弟子入りを果たした。
この世と流派・東方不敗に絶望した独狐求敗に充実した日々を与え、彼女の後継者として将来を期待されていたが、ある夢を抱えて祖国の要請に応じガンダムファイトに参加する。


第13回ガンダムファイトの出場ファイター

  • シュバルツ・ブルーダー
第二部「英雄変生」の主人公。
ネオドイツ代表のガンダムファイター。
デビルガンダムの手先と化した東方不敗と敵対し、ドモンを導く謎の覆面忍者。
天地天愕では闘技場のバリア解除に尽力、自らの体を張って道を開いた。

  • シュバルツ・ブルーダー(真)
英雄変生に登場する本物のシュバルツ・ブルーダー。
東方不敗が強敵と警戒して短期決戦を挑まざるを得なかった強者。
幼少期からネオジャパンの忍者に憧れ、アスリートとして優れる自身と科学者を志した双子の弟が組み、創作物の忍術をゲルマン忍法として再現した。
第13回大会である裏切りを受けてネオドイツに反旗を翻し、デビルガンダムを目撃してしまい東方不敗に命を狙われる。
搭乗MFはガンダムシュピーゲル

ネオスウェーデン代表のガンダムファイター。
軍隊格闘術を修めドモンとも互角に闘う可憐な美少女。
天地天愕ではバリア解除に苦戦するシュバルツを支え、各国のガンダムファイターが一致団結する先陣を切った。

ネオイタリア代表のガンダムファイター。
かつてネオイタリアの街を暴力と恐怖で支配し、ドモンに敗れ再起不能に陥った元マフィアのボス。
ドモンへの復讐を糧に決勝大会に参加、アルゴとサイ・サイシーの連携を受け機体ごと爆散したが…。
三侠新傳では生存が判明し、DG細胞により収監先が見つからずCDGCコロニー研究所へ収容。
研究名目で人体実験を受け、業を煮やしたドモンにより救出された。
DG細胞が大金となる世界では身柄を狙われ、ネオジャパンに滞在するエイチに匿われている。
12年の時を経てかつての様相は消え失せ、ミケロ自身も「丸くなった」とよく笑い義理人情に厚い性格に変化
亡き東方不敗とチャップマン、世話を焼いたドモンに恩義を抱え、彼らと繋がりの深いジュニアとエイチを援護した。
搭乗MFはネロスガンダム、ガンダムヘブンズソード

  • ジェントル・チャップマン
ネオイングランド代表のガンダムファイター。
過去にガンダムファイト3冠を成し遂げた射撃の名手。
ドモンとの闘いの果てに力尽き、デビルガンダム四天王として復活。
ミケロと同様その体はDG細胞に侵されている。
三侠新傳ではチャップマンに恩義を感じたミケロが形見のライフルを愛用している。

  • マーキロット・クロノス
ネオギリシャ代表のガンダムファイター。
第13回大会優勝候補と称された身長4mの巨漢。
三侠新傳では生存が判明し、シンジュクのDGハンターを纏め上げボスの配下として活動。
搭乗MFはゼウスガンダム。

  • チャンドラ・シジーマ
ネオインド代表のガンダムファイター。
『Gガンダム』とは異なりオネエ口調では無くなっている。
三侠新傳では生存が判明し、過去を清算すべくドモンに再挑戦を申し込む。
搭乗MFはコブラガンダム。



ネオジャパン

  • ライゾウ・カッシュ
デビル(アルティメット)ガンダムの開発者であるドモンの父親。
デビルガンダムを巡り永久冷凍形に処され、ドモンが第13回大会に出場する要因となった。
英雄変生ではドモンの幼少期にギアナ高地を訪れた際、東方不敗に自己再生・自己増殖・自己進化のアルティメット三大理論を説き意気投合。
地球の汚れてしまった自然を再生させる壮大な夢を共有し、自然科学者としての側面が描かれた。
一方で三大理論の危険性に対して後にミカムラ博士の手でシャイニングフィンガーとして搭載される対DG細胞用の技術を開発。
三侠新傳ではドモンとレインの結婚式を見届けた*3後に進行性の病が原因で意識不明に陥り、三大理論も大元は病気を治す研究の一環とされている。

  • ミカムラ博士
ネオジャパンのガンダム開発を務めたレインの父親。
カッシュ博士とは家族ぐるみの付き合いを続ける良き友人であったが、三大理論の実現やスーパーモードの欠点を指摘した非凡な才能に嫉妬し、ウルベに唆され研究の強奪を目論んだ。
本編40話で娘を心配するあまり「だからカッシュ家の人間は油断できん」と口走ったりと、それ以外にも何かあったことは示唆されていたが、
英雄変生では発展型の正式採用が決定したライジングガンダムがシミュレーター上でデビルガンダムに蹂躙されてしまい、徐々に歪んだ方向へ傾いていく。
終始レインを陰謀に巻き込むことは望んでおらず、ドモンとの繋がりを利用するウルベの策にも否定的な立場を貫いた。

ネオジャパンの軍人。
前大会に出場したネオジャパン代表のガンダムファイター。
最終戦でネオスウェーデン代表のリミテックスに協力を仰ぎ、東方不敗へ挑むも完敗した過去を持つ。
英雄変生ではデビルガンダムの再生能力を知って三大理論の利用を目論み、如何なる手段を用いても優勝に固執し、デビルガンダムと研究データを掌中に収めるべく、全ての引き金となるカッシュ親子襲撃にまで発展する。

  • カラト
ネオジャパンのガンダムファイト委員長。
三侠新傳ではDG事変後にCDGCの初代研究所所長に就任。
レインと共に手腕を発揮し、DGダスト回収の効率化に貢献した。



その他

  • ウォン・ユンファ
前大会優勝国ネオホンコンの首相。
第13回大会とデビルガンダムを利用し、世界征服を目論んだ悪党。
天地天愕では野望成就を目前に控えてダーク・シャッフルの介入を受け、ネオホンコン壊滅という未曾有の事態が迫り、余裕を見せることもなく終始狼狽えている
英雄変生ではデビルガンダムを利用すべく、各国のガンダムを強襲した事実を隠蔽。
ウォルターガンダムと共に雲の上で爆散、馬に蹴られて地獄に堕ちたはずだったが…。
三侠新傳では生存が判明し、ギアナ特区を治める首相として君臨。
流派・東方不敗の秘宝「東方の珠」を掌中に収め、ドモンをボディーガードとして側に置いている。
脱法ガンダムファイトの優勝商品に東方の珠を利用。誘い込んだDGハンターを多額の参加費で借金漬けに追い込み重労働施設へ送っている。

  • ベルチーノ
『Gガンダム』第1話に登場したネオイタリアの警部。
地球を見捨てたコロニー移住者や横暴を働くガンダムファイターを嫌い、ミケロの横暴を阻止したドモンに救われた。
三侠新傳では短期間ドモンに弟子入りして流派・東方不敗の初歩を修めている。
過去の因縁を水に流してミケロの収監やCDGCからの解放に尽力した。



モビルファイター

シャイニングガンダム

ドモンが搭乗する前期主役機。
前代表のウルベがネオジャパンが誇るガンダムの伝統として日本刀を模したビームソードに拘り、半ば強引に搭載したことがドモンから語られた。
開発者であるミカムラ博士の手により、必殺技のシャイニングフィンガーにはカッシュ博士の研究データを反映し、DG細胞に対抗する特効薬とも言える効果を上乗せしている。
三侠新傳ではマスターガンダムとの激闘で力尽きたシャイニングガンダムがギアナ特区のモニュメントとして佇み、その姿を見つめるドモンの一枚絵が描かれている。

ゴッドガンダム弐(セカンド)

三侠新傳に登場するゴッドガンダムの改修機。
ゴッドガンダムに新型コアランダーを搭載、背部のブースターウィングは光背のようにも三対六枚の翼のようにも見えるデザインに一新されている。
分離した6本のウィングがファンネルの如く縦横無尽に飛び回り、各々が刺突粉砕する武装として展開、棍・釵・偃月刀・双節根・三節根と様々な武器に合体する多目的兵装と化した。
『Gガンダム』30周年記念として今川監督が総監修を務めるゴッドガンダムのMETAL BUILD化が決定していたが、本機登場直後に魂ネイションズの公式Xで公開したシルエットでは新型ブースターウィングが酷似しており、ゴッドガンダム弐を兼ねた立体化であった模様。



皆さんお待ちかね

Gガンダム30周年 レディィィィィゴォォォォォ!!!!!
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最終更新:2025年03月02日 12:29

*1 東方不敗の布、ドモンの刀など

*2 今川監督が脚本を務めた『超級!機動武闘伝Gガンダム』の逆輸入。

*3 Gガンダム30周年記念ダイジェスト映像〜希望の未来へレディ・ゴー!!〜参照