登録日:2026/01/01 Thu 00:00:40
更新日:2026/07/21 Tue 19:02:04
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概要
まず、SCP-ENにおいて行われたアンソロジー「死のABC」について解説する。このアンソロジーでは、数十名の作者が、それぞれのアルファベットで始まる単語に基づいたSCP記事を作成し、毎日連続で投稿した。つまり、A is for Annihilation(Aは全滅のA)、B is for Blood-Borne(Bは血液感染のB)、C is for Closers(Cは商売上手のC)……といった記事が順に投稿された。テーマは「死」と定められていたが、記事同士にSCP世界的な関連性はないという、新たな形式の試みがなされたのだ。死のABCは、ENのみならずJPでも大きな盛り上がりを見せた。
これを受け、SCP-JPにおいてもアンソロジーが企画された。同様に、数十名の著者によって、いろは順のひらがなで始まる単語に基づいたSCP記事が作成され、「い」~「す」および「ん」「京」の49記事が毎日連続で投稿された。"い"は「異性/異星」の"い"、"ろ"は「労働」の"ろ"、"は"は「映え」の"は"……といった具合である。更に、テーマは「死」の対となる「始」と定められた。ただし、「始」には様々な見方がある。始のいろはのハブにも、こう書かれている。
おっと、「始」だからといって希望に満ち満ちているとは限りません、かといってテーマを皮肉る悲劇の冒頭とも限りません。この世に生を受けることも、明日の朝日を見ることも、全ては「始まり」に過ぎないのですから。
アンソロジーは、数十名の著者からなる制作委員会を設立して行われた。外部へは始のいろはの存在は秘匿されていたため、SCP界隈では「誰が始のいろはに参加しているか」を当てようとする動きが起こり、「いろは人狼」と呼ばれた。
なお、アンソロジーとはいえ、
低評価削除は普通になされる。実際、旧「ち」と旧「ひ」の記事は削除されてしまった。そのため、代替の記事が後に投稿された。
記事一覧
以下に、参加記事とその要約を示す。ちなみに、SCP-JPサイト上では、これらの記事がいろはカルタ風に表示されている。
なお、前述の通り、アンソロジーにはSCPの世界観上の(強い)繋がりはない。そのため、記事間で設定の衝突や矛盾がある場合もあるが、これも財団創作なのである(
ヘッドカノンも参照)。
SCP-3024-JP - "い"は「異性/異星」の"い"
著者: Tutu-sh
オブジェクトクラスは
Keter。意図的に頸部の主要血管を切開して自殺した
真桑友梨佳氏の死体。重力異常を伴いながら火星上空約1,000km地点に出現し、火星への落下を繰り返している。落下する死体は1体ずつの場合もあれば、複数体が同時に落下する場合もある。どの個体も頸部に裂傷を負っているが、その位置は個体ごとに微妙に異なることが判明している。
火星近傍の死体を発見した財団は、その死体が行方不明となった北海道大学理学部の学生である真桑氏と一致することを突き止めた。氏の家族とのインタビューの結果、生前の真桑氏には大きく2つの特筆すべきポイントがあることが判明した。
- 天文学を中心とする自然科学に強い関心を持つ。
- 流動的に性別の認識が変化する(ジェンダーフルイド)。
特に、真桑氏は北海道大学内の複数のサークルに参加しており、当日の夜には羽幌町で天体観測をしていたという。
財団が火星とSCP-3024-JPの観測を継続していると、火星に異変が起きた。不毛であった火星の表面に固着性の生物が繁茂しはじめた。その植物はゾステロフィルム(
Zosterophyllum
)と呼ばれる初期の維管束植物と表面的に類似し、地下に根を伸ばして水氷を水資源として利用していた。問題はこの生物が火星にもともと生えていた生命なのか、それとも他の惑星から到来した存在なのか、ということである。
その答え合わせをするかのように火星付近で強力な重力異常が発生。空間ハイパーリンクを通して出現した恒星間航行船は明らかに地球外知的生命体の文明によるものであり、地球から40.5光年離れたTRAPPIST-1系の第四惑星TRAPPIST-1eから飛来した機体であった。TRAPPIST-1eから来訪した地球外生命体は地球人類に友好的な態度を取り、人類存続に対する脅威が数多存在する宇宙の中で同盟締結を打診する。火星に繁茂しはじめた植物群、そして火星への不自然な落下を繰り返す真桑氏について、共存共栄の新時代の始まりを前に財団は宇宙知性への疑問を投げかける。
SCP-3028-JP - "ろ"は「労働」の"ろ"
著者: Tsukajun
オブジェクトクラスはThaumiel。50種類の周波数(ほとんど超音波)から構成される約18秒間の音。これを浴びた霊的実体は崩壊・消滅する。財団によって開発され、多くの霊を消滅させることに成功している。霊的実体を消滅させるため、財団サイトの収容室以外の場所ではこれが毎朝放送されている。
しかし、その放送を妨害する事案が多発。実は、SCP-3028-JPは、サイト内に存在する殉職した財団職員の地縛霊を消滅させるために用いられている。これは、サイト内が職員の地縛霊で埋め尽くされるのを防ぐための措置である。それに、元財団職員といえども、霊的実体が財団に害をもたらさないとも限らない。
しかし、「殉職した親しい者の霊を消滅させる」という行為を、一般の職員が見過ごせるだろうか? ただでさえ死に別れた仲間に霊として会えたのに、それを見殺しにすることができるだろうか? いや、できない。
SCP-3028-JP放送の妨害を問題視した財団は、「SCP-3028-JPが霊を消失させる」ということをセキュリティクリアランスレベル4以上の職員にのみ公開することとした。それ未満の職員には、職員が唱和する事で利益がもたらされる財団団歌「今日も明日もこれからも」というカバー情報を与えた。確かに利益はもたらされているので、嘘はついていない。
SCP-3028-JPは毎朝放送され、職員らと1日の始まりを共にしている。
SCP-3037-JP - "は"は「映え」の"は"
著者: terukami
オブジェクトクラスはSafe。マネキン人形であり、周囲にある洋服や洋服として使えるものを転移させ、それらを着用してモデル立ちをする。なお、ヒトが着用している服は転移の対象外である(本当によかった)。
実験により、SCP-3037-JPがファッション雑誌に興味を持つことが判明。更に、民族衣装や歴史的衣類についての資料にも興味を示すようだ。特に民族衣装について興味を持っていたことから、SCP-3037-JPに「好奇心」や「嗜好」が存在することが示唆された。更なる実験の結果、民族衣装の中でも、特にカヤン族(いわゆる首長族)のファッションに興味を持っていることが判明した。
この2日後、SCP-3037-JPの頭部と胴体部が分離した。どうやら、首を長くしようとして失敗したようだ。頭部と胴体を接着することには失敗。異常性を有している頭部をSCP-3037-JPと再定義した。
この状態のSCP-3037-JPは、顔や頭部に関するファッションに興味を持ったらしく、サングラスや奇抜なウィッグ、カラフルなメイクなどをし始めた。頭部だけになっても、映えの意識は健在のようだ。
SCP-3042-JP - "に"は「ニライカナイ」の"に"
著者: carbon13
ニライカナイとは琉球神話における死後の世界のこと。
オブジェクトクラスはSafe。500年以上に作られた赤い木製の容器で、糖尿病患者のヒトが触れた際、その患者に新たな代謝経路をもたらし、糖尿病の症状が治る。この代謝経路は一般的な解糖系とは異なっており、その酵素は財団でも発見不可能だった。
SCP-3042-JPは古代琉球の伝説的記録に記録されていた。この記録によると、SCP-3042-JPはある神格存在によって作られたとのこと。生化学的な専門用語は独自の用語に置き換えられたり比喩になったりしているが、糖尿病に関する示唆もなされている。ここでは、先程の特殊な代謝経路や酵素についても述べられている。
SCP-3042-JPを所持していた一族は一型糖尿病(生活習慣病でない糖尿病)の患者であったため、家族代々オブジェクトを所持し続けていた。一型糖尿病の治療は確立されていないないため、財団の監視の下でSCP-3042-JPの所持が認められていた。
2035年、財団外の研究者がSCP-3042-JPによる代謝経路における酵素を発見。この発見によって一型糖尿病の治療方法が確立された。この酵素を発見した研究者は、SCP-3042-JPを所持していた一族の者だった。
一型糖尿病の治療法が確立されたことにより、SCP-3042-JPは回収されることとなった。「一族の伝統を終わらせてしまった」と詫びる財団博士に対し、一族の末裔は「世界中の糖尿病患者に対しての『始まり』だ」と返す。
SCP-3052-JP - "ほ"は「崩壊」の"ほ"
著者: ponhiro
オブジェクトクラスはKeter。異常かつ一定の知能を有する生物に対して発生する現象。対象となった生物は、不明な実体から、肉体の変化を提案される。その実体曰く、「そのように変化した方がたのしい」という。変化を承諾した生物は、強靭で全身黒色の人型実体に変化する。
強靭な実体は生存に有利に働くので、提案を受けた生物の一部はそれを承諾する。一方、後には「他の者もそうしているから自分もそうすべきだ」という集団心理、「同質化現象」によって多くの対象生物が承諾していく。
ある日、SCP-3052-JPによって生じた人型実体が、物体の精製能力を手に入れた上、より強く狂暴になった。これらの襲撃により、前例のないほど重大な収容違反が発生。しかし、これを見た財団職員は、なぜか「たのしさ」を感じた。
特殊な調査の結果、この「たのしさ」にはとある思念体が関与していることが判明。思念体は、この世界の財団職員から奪われた「たのしさ」の抽出物であり、この世界の人物と同様の外見をしていた。彼らによると、財団職員がふざけた行為をしなくなるように、財団上層部が職員から精神操作で「たのしさ」を取り除いていたという。その証拠に、昔の報告書では職員の悪ふざけやオブジェクトの無断利用といった行為が行われているが、現代の報告書ではまずあり得ない。
倫理委員会は、財団上層部が、職員たちを真面目にすべく「たのしさ」を奪ったと公表。それ自体は成功を収めたが、奪った「たのしさ」の放棄先で思念体が発生し、SCP-3052-JPの異常性に関与してしまった。この後、世界はますます「たのしく」なり始める。
メタ的には、
たのしいざいだんから変化した財団創作について、作中的な説明を試みたものとも解釈可能である。
SCP-3060-JP - "へ"は「変死体」の"へ"
著者: Jiraku_Mogana
オブジェクトクラスはSafe。焼身自殺した5歳の真桑友梨佳氏の死体。背面全体を火傷し、腐敗しているが、腐敗臭ではなく芳香を放っている。SCP-3060-JPの左手の薬指と小指は切断されているが、これは生前に切断されたと判明している。なお、SCP-3060-JPの母親は虐待を行っていたとの証言がある。また、父親が遠くに住んでいるなど、両親が婚姻関係にないことが示唆される。
SCP-3060-JPの体組織を僅かでも料理に加えると、料理が総合的においしくなる。SCP-3060-JPの母親は要注意団体「イェンロン料理研究会」に属していた。母親の料理の腕前は並だったが、SCP-3060-JPの体組織を料理に使用し始めてから、一気に裏社会の料理人として有名になった。
その後母親は、自身とSCP-3060-JPを守るべく、ヤクザ要注意団体「有村組」とのコネを作ろうとした。有村組へと料理を提供する際、勝負所だと思い、SCP-3060-JPの指を丸ごと出した。だが、SCP-3060-JPは料理に少量足すだけで十分なのだから、指を丸ごと使ってしまったらむしろ過剰な味わいとなる。結局有村組を怒らせ、借金さえ背負わされた。
SCP-3060-JPは財団に収容されたので、母親はSCP-3060-JPなしで料理を作らねばならない。しかし腕前自体は人並みであるので、自身の食い扶持であった料理で借金を返すのは無理な話。結果として、借金は返せず、有村組に捕まっていると推測された。
その後、SCP-3060-JPと同様の性質を持つ商品が、有村組など裏社会で流通しだした。この商品は、DNA鑑定より、SCP-3060-JPと兄弟姉妹の関係にあるとわかっている。また、体積的にはSCP-3060-JPの4体分が発見されている。更に、SCP-3060-JPの父親が誘拐されたことも判明。SCP-3060-JPの両親は行方不明、SCP-3060-JPの兄弟姉妹が少なくとも4人存在……何が始まったのだろうか。
SCP-3069-JP - "と"は「特撮」の"と"
著者: bamboon
オブジェクトクラスはKeter。新たに始まる番組「オメガマン」の撮影をする団体。宇宙人と怪獣から構成され、「本物の宇宙人と怪獣が出演している本物の特撮」を撮影しているほか、財団へこの特撮映像をメールで送り付けている。財団はメールへ返信するかどうか検討している。
ある日、撮影中に財団サイトが破壊されてしまった。SCP-3069-JPらがお詫びとして勝手に修理し始めたことを危険視した財団は、メールに返信し、対話を試みた。彼ら曰く「地球の特撮を見て、自分らも特撮を作りたいと思った」「地球人に、自分たちの特撮が楽しいかどうかを確認してもらいたかった」という。SCP-3069-JPと財団との取引の結果、「地球ではオメガマンを公開しない(異常な映像を隠匿できる)代わりに、財団が特撮を監修する」という条件が定められた。
しかし、「オメガマン」の最終回直前、番組が打ち切られ、公開停止となった。原因は「基本的怪獣権を無視した」「宇宙人と怪獣の間の差別意識を強める」として、弁護士怪獣に訴えられたというもの。そして、地球人である財団も「オメガマン」に関与していたため、「怪獣権教育のセミナー」に参加して認識を改めるように告げられた。
セミナーに参加させられたDクラス職員は、弁護士怪獣より、怪獣権教育のビデオを見せられた。このビデオでは、宇宙人と怪獣が登場し、両者間の差別が描写されていた。しかし、特撮に興味のなかったDクラスは、宇宙人と怪獣の見分けがつかない。
Dクラス「怪獣も宇宙人も変わんねえよ。」
弁護士怪獣「そう!怪獣も宇宙人も何も変わらないんです!」
それでいいのか。
SCP-3091-JP - "ち"は「痴者」の"ち"
著者: Sansyo-do-Zansyo
オブジェクトクラスはNeutralized。木片を繋ぎ合わせて作られた、全長約2.3mの粗雑な構造物。発見当初は視認することによる認識災害を有していたが、現在は異常性が喪失している。あるアパートの205室の屋根裏にて、非常に痩せた男性(永井氏)の死体が発見された事件に関連して発見された。
アパートにおいて「205室から連夜続いていた激しい物音が最近止み、ダクト越しに腐臭がするようになった」との通報が入り、警察および警察に潜入していた財団エージェントがその部屋へと進入した。両者は、SCP-3091-JPをハシゴだと確信した。そして「永井氏は天井を壊した」「彼はともかくハシゴを為した」「そして彼はハシゴを捨てた」などと発言、その後、屋根裏に登り、3時間程留まり続けた。これらは認識災害だとされている。
205室に散乱していた文書からは、永井氏が外出を不可能視していたこと、SCP-3091-JPの作成及び天井板の破壊によって205室からの脱出を試みていたことが示唆される。その文章とは……
「自己の存在証明」は知性の原初である。しかし、それは容易でない。
SCP-3098-JP - "り"は「離別」の"り"
著者: salt-A
オブジェクトクラスは
Euclid。死神であるが、いわゆる死神ではなく「
死という概念そのもの」である。また、ピスティファージ実体・概念実体であるため、「死」の概念がある限りは存在し続けると推測される。
さて、この記事は、
カノン「死の終焉」に属している。この世界線では、生物が死ぬことが不可能になった。概念実体である死神は、「死ねる人」が存在しないと消滅する。逆に、SCP-3098-JPが存在しているのは、「死ねる人」がまだ存在するからである。その死ねる人物とは、SCP-3098-JPが付きまとっている六角研究員ただ1人であった。つまり、
SCP-3098-JPと六角研究員は、生死を共にすることとなる。
時が経ち、六角研究員にも死が近づいてきた。すなわち、SCP-3098-JPにも消滅の時が訪れんとしていた。ただし、両者はただでは死なない。六角研究員が死亡することによって抽出可能な「死の概念」に対し、
SCP-2719などの複数のSCPオブジェクトを用いて、任意の生物に対し「不死性を剥奪する」すなわち「死の概念を与える」計画を本人らが提案し、無事成功。
両者にしかできない財団への貢献を成して死亡していったのだ。これにより財団は、「不死性を剥奪する」行為を開始できる。
SCP-3107-JP - "ぬ"は「抜け穴」の"ぬ"
著者: yzkrt
オブジェクトクラスは
Safe。体長6cmのミミズロボット。植物の葉を食べた際に生じる穴が時空間接続ホールとなる。ホール内部の構造は肉質であるが、肉質構造およびSCP-3107-JPには破壊耐性があるためサンプルの取得には成功していない。SCP-3107-JPは内部の空間で前進・後退・伸縮し、約20分後に退出する。退出後には空間の接続はなくなる。
実験の結果、ホールから退出したSCP-3107-JPには尿や精液が付着していることが判明。さらなる調査により、SCP-3107-JPに
日本生類創研の商品との類似が確認された。この商品はミミズであり、葉を食べさせると、その穴が購入者の尿道とリンクして尿道責めをしてくれるというもの。ある購入者のミミズが脱走しており、財団に確保されていたようだ。つまり、
財団によって実験がされる度に、その購入者は時と場所を問わず尿道責めされていたことになる。
このような事故はありうるものの、それでも尿道責め初心者にはオススメらしい。これで尿道ライフを始めるのもいいかもしれない。
SCP-3116-JP - "る"は「縷」の"る"
著者: Genryu
オブジェクトクラスはKeter。30000人に1人の割合で発生する夢。夢の中で、対象者は、アジア系の老年男性より「赤い糸に縋りなさい」と告げられる。対象者は、体の一部に糸が結ばれていることに気付く。その糸をたどっていくと、恋愛感情を抱いている人物の元にたどり着く。その様子を見て老年男性は笑う。
対象者はこの夢を見た数日~数年以内に、恋愛感情を抱いている者へと交際を申し込む傾向にある。これだけなら(異常だが)害はなさそうなタイプのオブジェクトに思われる。
しかし、夢の内容は変化しうる。ある財団職員が見たSCP-3116-JPでは、糸が首に巻き付き、宙づりの状態で雲の上まで持ち上げられる。雲の上では、生前の妻が泣いている。妻は夫の名を名を叫び、老人は高笑いしている。このような夢へと変化した要因として、その職員は、死んだ妻の後を追って自分も死のうとしたからだと推測している。
このように、恋愛感情を抱く相手が故人だと、夢の内容は変化するようだ。この職員には抑鬱症状も確認されたため、記憶処理のほか、「最悪な妻」という偽の記憶を植え付けた。同職員は妻に嫌悪感を抱き、更に新たな恋を始めたため、無事に症状は解決した。
SCP-3129-JP - "を"は「男」の"を"
著者: yanyan1
オブジェクトクラスはKeter。未来予知および並行時空の観測が可能と推測される男性。自身の異常性を用いて行動の選択をしているようだ。また、この異常性を応用し、財団への自爆テロも行った。
SCP-3129-JPが異常性を行使するのは、平行世界の妻である北村氏を守るためであることが示唆されている。このテロも、発生していない平行世界では北村氏が死亡していることが確認されている。ただし、北村氏と結婚した世界線においては、北村氏は死亡することが判明しているため、SCP-3129-JPはこの時空では結婚を選ばないようだ。
調査の結果、SCP-3129-JPと北村氏は同じ児童養護施設の出身であることが判明。しかもこの施設、未来予知能力も研究していたという。
財団により、「そもそもSCP-3129-JPと北村氏が会った時点で、北村氏は死亡する事案に到達する」ことが確定していると判明。そして、SCP-3129-JPは北村氏を損害から守ろうとしていたが、むしろそれに失敗した場合にのみ、北村氏が(損害は受けつつも)生存していることも明らかになった。何と北村氏も未来予知能力を有していたため、同氏はそれを理解していたのだ。
SCP-3129-JPのしていた行為は何だったのか。「運命の二人」などと思っていても、初めから始まってすらいなかったのだ。
SCP-3133-JP - "わ"は「渡り鳥」の"わ"
著者: stengan774
オブジェクトクラスはEuclid。カモメ科の鳥類に似た実体であり、小型魚類を与えられると封筒に変化する。内部の書簡には、海洋での異常な現象や生物が描写されている。書簡では、「連盟」という組織が頻繁に言及されている。
調査の結果、SCP-3133-JPの移動ルートは、世界各地の主要な漁港や海運業・水産業拠点を結ぶように形成されていることが判明。その1か所に財団エージェントが潜入したが、行方不明になった。
その後、行方不明だったはずの当該エージェントが財団のサイトへ侵入し、SCP-3133-JPを奪取しようとしていた。エージェントは「連盟」と協力していることが指摘された。このエージェント曰く、「連盟」は本当に海洋での異常な現象や生物を収容しているという。その後、当該エージェントは、「連盟」の技術と思われる異常な手段で財団のサイトを脱出した。
後に、財団へ「連盟」より直接SCP-3133-JPが届く。「連盟」は、財団へSCP-3133-JPの収容を停止するように要求。財団は陸を守っているが、「連盟」もまた海を守っているのである。新たに知られた団体との、協議が始まる。
SCP-3156-JP - "か"は「蟷螂女」の"か"
著者: WagnasCousin&aisurakuto
オブジェクトクラスはNeutralized。
ヒト女性型の種族で、平時は人間との機能的な差異は全くないが、人間の男性に強い恋愛感情を抱いた際に異常性を発現し、その男性はSCP-3156-JPの命令に必ず従うようになる。それに加えてSCP-3156-JPはその男性と交配するとき、その男性を捕食しようとする。捕食に成功するとSCP-3156-JPは必ず妊娠し、出産した子もまたSCP-3156-JPとなる。
「交配のときにオスを捕食する」のは、カマキリのメスの習性として知られており、蒐集院の資料復元によれば彼女らは人々が想起する「蟷螂」のイメージに基づいた性質を持つとされている。
個体数の減少を憂慮した蒐集院によって保護区に集められ、個体数の管理が行われていたが、第二次世界大戦で保護区が空襲を受け、個体・資料ともに大部分が焼損してしまった。
1961年、数年前までSCP-3156-JPが疎開していたとされる村へ財団の男性エージェントが調査に入り、生き残りのSCP-3156-JP個体と見られる少女・富江を発見した。
彼女は精神障害者として座敷牢へと閉じ込められており、小説などの娯楽こそ与えられていたが、叩かれたり虫を食べさせられたりといった嫌がらせも受けていたようだ。
遺伝子検査によって彼女が「蟷螂女」の生き残りであることが確定した後、エージェントは彼女を連れて村から財団サイトへ脱走を試みる。
しかし予定外の出来事によって村人に露見し、追われる羽目になった。その際、彼は彼女を抱えて崖から川に飛び降り、村人を撒く。川に流されて川岸にたどり着いたが、飛び降りた際に彼の片足が折れたため、川辺で財団の救助を待つこととなった。
しかし富江本人はこの状況を駆け落ちと認識しており、エージェントに対してSCP-3156-JPとしての異常性を発現させてしまった。問答の中で「考えていることを全て教えて欲しい」と願われたエージェントは異常性によって彼女に財団の存在を明かし、異常性を持つ彼女を財団へ収容しようとしていることを伝える羽目になった。
自身の異常性について知った富江は……入水を決めた。彼女はエージェントと離れ離れになって記憶を失うことも、母のような想い人を食い殺す怪物になることも耐えられなかった。せめて人間らしく、小説で知った太宰治のように独りで入水して死のうと決めた。
しかし、エージェントはここである可能性に気付く。富江が食べさせられた虫にはハリガネムシが寄生している。ハリガネムシを食べたカマキリは、ハリガネムシに操られ水に飛び込んで溺死することが知られている。SCP-3156-JPの異常性がカマキリのパブリックイメージに準じるのであれば、彼女もハリガネムシに操られたせいで入水しようとしているのではないか?
富江が入水する直前、彼はナイフで彼女を切り付け、「寄生虫の検査」を目的とした解剖を始める。
寄生虫は、いなかった。富江は、不意を突いて殺された際にも、恨み言一つ無いどころか笑顔すら見せていた。最後までエージェントの意思を尊重した彼女に殉じる形で、エージェントもまた自殺した。
そして富江を最後にSCP-3156-JP個体が発見されることはなく、同オブジェクトは絶滅したとしてNeutralizedに指定された。
SCP-3180-JP - "よ"は「予備」の"よ"
著者: SuamaX
オブジェクトクラスはKeter。一部の対象者に生じる現象。対象者が困難な課題に直面し、強い精神的ストレスを感じているときに発生する。このような対象者がぼーっとし始めると、意識が喪失し、存在も消失する。代わりに、対象者と外見・能力・記憶が同一の別の人型実体が出現する。この人型実体は、オリジナルと能力は同じだが、ストレスを感じていない上、課題解決に使命感を持っている。よって、この実体によって困難な課題が解決される。実体が意識を喪失したタイミングで、逆の手順で本物の対象者が再出現する。ちなみに、本物の方は、出現した実体の記憶を有していない。
これにより、「困難な事が、ぼーっとしてたらなぜか解決されていた」状況が生じる。対象者はSCP-3180-JPに気付かず、「本気を出せば困難な状況の打破は容易い」と解釈することとなる。更に、このような者は無自覚にSCP-3180-JPに頼り、「目標達成のための計画を立てる」行為ができなくなる。
結果として、対象者は社会的に生活が困難となり始める。出現した人型実体が入試や面接をパスしてくれても、対象者本人に学校や会社でやっていける計画立案能力はないのだ。極端な例では、食事や入浴さえ人型実体に頼ってしまうこともある。しかも、人型実体は対象者本人とは異なるため、対象者自身は食事や入浴をしていないこととなる。
このような状況に陥った人物は社会的に孤立しており、人づての調査が難しい。よって、財団による対象者の捜索は保留されている。
SCP-3227-JP - "た"は「誕生」の"た"
著者: Fireflyer
オブジェクトクラスはSafe。妊娠39週目の妊婦の死体。刺されて死亡したが、出血や腐敗なども確認されない。胎動のようなものは確認されるが、子宮内は空洞であった。
夫によると、SCP-3227-JPが急に「お腹の中に何も無い」と言い出したという。産科や精神科で検査しても異常なしとされたが、母にとって胎児が消えたというのは非常にに精神状態を悪化させるものである。ついにSCP-3227-JPは、包丁で腹を裂き中身を確かめるよう夫に頼み込む。当然夫は断ったが、SCP-3227-JPが包丁を持ち襲い掛かってきたため、正当防衛的に刺し殺してしまった。
後、SCP-3227-JPの出産予定日であった日に、インシデントが発生。SCP-3227-JPの腹部が帝王切開のように破裂し、中から紙吹雪と普通の赤ちゃんが現れた。更に、このような文書も発見された。
サプライズ大成功!
みんなびっくりした?ちゃんとげんきにうまれてきたよ!
命の始まりこそ、普通であるべきであろう。
SCP-3242-JP - "れ"は「霊」の"れ"
著者: KABOOM1103
オブジェクトクラスはEuclid。電子媒体でのSCP報告書に発生する改変現象。文字や背景の色、レイアウトやフォントなどが変化する。
さて、この報告書なのだが、「普段からSCPのサイトで記事を読んでいる人にしか伝わらない一種のメタネタ」が根幹となっている。よって、ここでの解説は割愛とする。アニヲタWikiのみでなく、ぜひ普段からSCPのサイトも読んでみていただきたい。
SCP-3281-JP - "そ"は「葬式」の"そ"
著者: kyougoku08
オブジェクトクラスはSafe。時空間異常であり、内部への攻撃などは不可能である。この空間の中には、「死体が入れられた箱」「その死体のものと思われる写真」などが存在し、「旧時代の服を来た人物」が箱前方の火に灰を摘み入れたり、「球体の連結物を持ったハゲた人」が抑揚のある唸り声を上げたりしている。
お気づきかもしれないが、これは仏教における葬式である。これが「旧時代」ということは……お察しの通り、この時代は、文化が大きく変わるレベルの大災害に見舞われた後の未来なのだ。
さて、この時代の財団は、「旧時代の財団」の報告書を発見した。これによると、SCP-3281-JPは「葬式が繰り返される斎場」であるという。この時代の財団は、「葬式」を「旧世代における死者への宗教的儀式」だと解釈。死体そのままを礼拝するというのは「旧時代」に独特である。一方で、この儀式に対し、財団職員の5割が「例えようのない寂しさと、どこか妙な清々しさ」を感じたという。
SCP-3281-JPの発見は、過去における文化の調査の足掛かりになるだろう。「去ったものを見送る」という意味で、それは「葬式」といえるかもしれない。そして、旧時代への「葬式」が、ようやく始められるのかもしれない。
SCP-3302-JP - "つ"は「追求」の"つ"
著者: VideoGameMonkeyMONO
オブジェクトクラスはEuclid。全長10cmのヒトの胎児。羊水で満たされた透明の薄い膜に覆われており、明らかに未熟児状態で出生している。12体全てが男性であり、一致したDNAを持っている。
SCP-3302-JPを直接目視した場合、これを丸呑みしたくなる。その後普通に消化され、便として排泄される。SCP-3302-JPを丸呑みした者が性行為をすると、通常よりも妊娠する・させる確率が高くなる。この性行為によって生じた胎児は、出産直前に2~3体のSCP-3302-JPとなる。よって、出産後には、母親や近くにいる助産師などがこれを丸呑みする。以降無限ループかつ無限増殖なのだろう。なお、出産は流産だったと認識される。
財団は特殊な方法でSCP-3302-JPを胎児より育てることに成功。6歳まで生存させている。SCP-3302-JP同士は、どうやら痛覚を共有しているようだ。更に、別のSCP-3302-JPを丸呑みする実験が行われたところ、6歳のSCP-3302-JPが「消化の痛み」を訴えだし、「射精を伴わない性的絶頂」をしつつ1体が死亡した。
SCP-3302-JPに関連する団体として、要注意団体「弟の食料品」のパクリ団体が報告された。この団体は、丸呑みフェチの人向けに人間をSCP-3302-JPに加工しているようだ。「出産から丸呑みまで最短ルートで半永久的に楽しめる」とのこと。異なるDNA情報を持ったSCP-3302-JPも発見されたため、調査が続けられている。
SCP-3320-JP - "ね"は「眠り」の"ね"
著者: Grim-G
オブジェクトクラスはDa'aS Elyon。Da'aS Elyonとは「アイテムは物理的に収容不可能であり、一般公衆がこれを非異常であると信じるように誘導する必要がある」オブジェクトへのオブジェクトクラスであり、特殊オブジェクトクラス界隈ではそれなりに有名である。
SCP-3320-JPは睡眠である。非異常の科学ではなぜ生物が睡眠するのかはよく分かっていないのだが、財団内では「知性生物がミームに対応するため」であると判明している。
財団は、脳波測定やMRIや異常技術を用いて「夢」のイメージの抽出に成功している。その際に、夢はミーム的な構成要素を持つことも判明している。レム睡眠は感染したミームの構成要素を破壊する機能を持つため、ミームは自然治癒しうる。また、夢によりミームを見ることで、ミームの免疫のようなものが生じ、ミーム感染対策になる。また、感染したミームが一部使われた夢を見ることで、「一度感染した感染症にはかからない」のと似た原理の耐性ができる。
その後の事案により、サルバドール・ダリ作の夢を題材にした芸術作品や、「夢日記」に、ミーム的異常があることが判明。夢はミーム的なので、夢を記録することによりミームが生じてしまうのだ。加えて、「予知夢」の一部は、「予知通りのことが起きた」と認識させるミームであることも判明した。このような「夢の神秘性」にもミームが関与していたのである。
さて、2023年、なんと現実世界において「脳内イメージの映像化」に成功した研究が出現。この技術の発展により、夢の映像化が非異常になる可能性があり、ミーム的に危険である。ミームを除去するように研究に介入する計画がなされている。
SCP-3353-JP - "な"は「夏」の"な"
著者: Mitan
オブジェクトクラスはTiconderoga。Ticonderogaとは「収容できないが、その必要もない」オブジェクトへのオブジェクトクラスであり、長らく特殊オブジェクトクラスとして扱われてきたが、2024年にはThaumielやApollyonと同列のオブジェクトクラスとして扱われるようになった。
日本国全域で存在が確認されている霊的実体。身長約120cm、概ね人型、やや長い腕、小さい頭部、全身を覆う濃い体毛、発達した乳房が特徴である。通常、SCP-3353-JPを認識することは不可能だが、霊感のある者には見えるようだ。
SCP-3353-JPは、お盆に出現し、盆行事期間中に人々へ付きまとう。この際、SCP-3353-JPには他の攻撃的な霊体への攻撃が確認されるが、霊以外の物質は透過するので、音声でのコミュニケーションはとれない。このようなSCP-3353-JPに対し、蒐集院は「妖怪である」とほぼ確信している。
調査の結果、SCP-3353-JPの骨格が「数百年前に生きていた、サル目ヒト科ヒト族の原始的な人類」に類似することが確認された。これより、SCP-3353-JPは、人類自体の祖先だったと推測されている。お盆では、盆行事を行っている者の共通の祖先として霊が召喚されたと考えられている。
なお、日本国外でも類似の例が確認されている。旧正月の幽霊チンパンジー、先祖を祀る祭壇の供え物を食べる猿人、死者の日に墓地を徘徊する猿、(伝統的な)ハロウィンイベントに現れたリアルなおさるのジョージ、先祖の霊を降霊させたら猿のようになった呪術師……ほか367件の情報について、財団は調査中だ。
SCP-3384-JP - "ら"は「卵」の"ら"
著者: Tutu-sh
オブジェクトクラスはKeter。バッタ目キリギリス亜目コロギス上科に属する、体長3cm前後の内部寄生虫の未記載種。ケラにも似た地面の掘進に適した付属肢を持ち、また顎は肉食性に特化している。これらを用いて宿主体内を掘り進んで宿主の体内構造を破壊し、宿主を死に至らしめる。加速的な感染者数および犠牲者数の増加を示しているが、感染経路が不明であり、幼虫や虫卵が確認されていない。
寄生者は宿主と持ちつ持たれつの関係にあり、子孫を残す前に宿主を死亡させてしまうことは寄生者にとって不都合である。そのためSCP-3384-JPはヒト以外の哺乳動物を本来の宿主(好適宿主)とするのではないかと推測されていたが、財団による好適宿主の捜索は難航した。その他にも多方面から研究が進められ、分子系統解析では現在ニュージーランドに棲息するクールーラー科の地中棲昆虫と近縁であること、解剖学的観察では自由生活性の段階を個体成長の初期段階に持つことが考えられた。
そしてあらゆる時代の脊椎動物化石とSCP-3384-JP化石との共産が判明したことをきっかけに、研究は大きく進展することになる。SCP-3384-JPの系統解析結果はニュージーランドの仲間と近縁とされ、形態もコロギス上科から逸脱しないにも拘わらず、形態が過去数億年間のどの大陸においても不変。これは自由生活性の生物としても考え難いことであり、寄生生物ともなればなおさらである。
ここから可能性が浮上した仮説は、SCP-3384-JPが時間移動能力を持つというもの。過去のある1つの時代に起源を持つ生物が、何かをきっかけとして別の時代に移動したのではないか? それゆえに好適宿主が未発見なのではないか? ……というものである。
さて、それではSCP-3384-JPを時空移動に誘ったファクターとは何であろうか。尋常の生物はただ理由もなしに大きく移動したりはしない。約2300万年前まで存在した過去の地塊、大洋底に沈んだ第7大陸。ジーランディアと呼ばれる海底大陸とその激甚な地殻変動が、彼らの根源に迫る鍵を握っていた。
SCP-3398-JP - "む"は「無垢」の"む"
著者: Sansyo-do-Zansyo&Tsukajun
オブジェクトクラスはEuclid。改造された新生児の死体。防腐措置が施されている他、頭部が取られ代わりにスピーカーが設置されている。
このスピーカーからは不定期に音声が鳴る。その内容は、儀式を行う男性の声、呻き倒れる女性の声、滴り泡立つ液体の音……と何とも気味が悪い。その上、財団が収容サイトを放棄する際に流れることになっているアナウンス音声も確認された。なお、発言からは、要注意団体《帝国》の関連が示唆される。
一部の者は、この音声ではなく別の音声が聞こえるという。別の音声では、SCP-3398-JPが話しかけてきているとされ、しかも対話もできるという。
これら2つの音声が示唆する事柄とは……
SCP-3413-JP - "う"は「宇宙うんこ」の"う"
著者: kskhorn
この記事は、カノン「アド・アストラ・ペル・アスペラ」に属する。ざっくりいうと、大規模な影響を及ぼす忘却現象から逃れるべく、人々が地球を脱出し、宇宙に設置されたコロニーへと進出した世界線である。この記事は、地球に残された研究員の視点で記されている。
オブジェクトクラスはNeutralized。かつて人間に影響を与えていた現象。影響された人物は、食べたものを全て消化し、大便の排泄をしなくなる。ただし、これによって健康上の影響はないという。
SCP-3413-JPの影響を受ける条件は「移動生活を送っていること」だと思われていた。実際に、移動生活を行っている民族はうんこをしなかったが、定住し始めるとうんこをするようになったという。
しかし、SCP-3413-JPの対象である非定住民族が定住民との交易を始めた際に、なぜか異常性が喪失した(うんこをし始めた)。これを受けて、影響を受ける条件が「生活基盤を移動生活に置いていること 」だと推測し直された。現代では、定住生活している人々が多数であり、またそうでない者も定住生活者と取引したりするなど、移動生活のみに依存しているわけではない。そもそも国家の枠組みが「移動生活でない」とみなされうる。このような世界で、SCP-3414-JPは最早発生しないだろう。
しかし、地球に残された研究員は、ある可能性に気付く。宇宙のコロニーは移動し続けているのだから、そこに住む人々は移動生活者であるのではないか……つまり、SCP-3413-JPの対象となるのではないか? そして、コロニーでは大便も資源となる。もしSCP-3413-JPが再発したら、コロニー内の資源が段々減っていくのではないか? 断言はできない一方で、地球に残された研究員は思う。宇宙時代の幕開けが便秘の悩みで始まるのは、笑うに笑えない、と。
SCP-3430-JP - "ゐ"は「ヰタ・セクスアリス」の"ゐ"
著者: Come_Dream
「ヰタ・セクスアリス」とは、ラテン語で「性生活」の意味。森鴎外の小説の題名としても知られている。記事には性生活の描写があるが、えっちなためこの解説では省かざるを得ない。
オブジェクトクラスはEuclid。イエネコの特徴を有する人型実体で、容姿端麗である(完全な)人間へも変身可能である。言い伝えによると、ある猫が人間と結婚したいと願ったことで、観音様にこの異常性を授けられたという。SCP-3430-JPは、普段は人間の姿で行動している。
SCP-3430-JPは人間と繁殖可能であり、その子供もSCP-3430-JPとなる。パートナーが死亡したとき、SCP-3430-JPは炎のような霊的物質を身に纏い、黄泉の国へ向かうという。なお、彼らの間では行動規範が定められており、「パートナーと一生添い遂げる」「ただし、パートナーに猫の姿が露見したら別れる」「観音様に感謝する」などを守る必要があるという。
財団は、あるSCP-3430-JPの姉弟を収容した。姉は、地雷系の服を着て、体を使って男に奢ってもらいながら生きていた。ある男に猫だとバレたが、男がそういう趣味だったためむしろ好かれた。観音様への信心もなく、行動規範を破りまくりである。ちなみにこのSCP-3430-JPは妊娠している。
弟の方は、ホステスとして生活しており、男性のパートナーとともに暮らしていた。猫だとはバレていたらしい一方、観音様への信仰心は深かったという。
ある日、姉の腹部が裂け触手が出現。触手は姉のパートナーを殺した。異常性により、姉は黄泉の国へと向かったと思われる。その後、ある女性Dクラス職員が突如「観音様のポーズをした胎児」を妊娠、出産後には弟とそのパートナーを「パパ」と呼んだ。この実体はSCP-3430-JPの幼体だという。「観音様」は何者なのだろうか。
SCP-3451-JP - "の"は「のぞむ」の"の"
著者: kihaku
当該記事に登場する理論は
SCP-1280-JPを前提としている。
オブジェクトクラスは
Archon。合わせ鏡によって発生する現象。現実子が合わせ鏡に吸収され、鏡周囲ではヒューム値が著しく減少する。鏡を覗く人がオカルト的思想を有していることが絶対条件で、ギリギリ鏡として使えるような低反射な鏡面であればあるほど発生しやすい。よって、古代では多く発生しただろうが、現代ではあまり発生しない。
実験の結果、合わせ鏡に吸収されているように見えた現実子は、鏡の内部の空間に流出(流入?)していることが明らかになった。この実験の際、世界中のスクラントン現実錨(SRA)が2秒ほど停止、様々な被害が生じた。この原因として以下のような考察がなされた。
鏡の内部には空間があるが、これは並行世界である。奥に映る鏡像ほどヒューム値の低い並行世界と接続するが、この世界の人間が鏡を覗くことで鏡像のみ基底現実と同様のヒューム値を保持するため、鏡像周辺の現実性だけが引き上げられてしまう。するとkejelの現実性の法則より、基底現実の現実子が並行世界へ移動することになる。そのため、
この世界の現実子が減少している可能性がある。SRAは、他の終焉した並行世界より現実子を吸収している。現実子が不足した場合、さらに別の並行世界を選び、吸収するようになる。実験の際、一気に現実子が移動したため、基底現実の現実子が不足し、SRAが一時的に機能停止したのではないか?
その後も様々な仮説が立てられて実験が行われ、それら仮説が正しいと判明していく......しかし、
こんなにも仮説が正確なことがあるのか?
鏡の周囲でヒューム値は下がっていた。
SCP-540-JPのように、ヒューム値の低い領域で多数の人が思っていることが現実になることはある。研究によって新たな事実が判明したのではなく、研究によって新たな異常性が生じてしまったのかもしれない。「財団の研究にのぞむ姿勢」は正しいのだろうか。加えて、鏡の中は並行世界である。この世界だって、「多数の人がのぞむことが現実になった」可能性もある。
現実と認識、どちらから始まっているのだろう。
SCP-3470-JP - "お"は「御伽話」の"お"
著者: FattyAcid
オブジェクトクラスは
Euclid。革製の長靴で、猫がこれを見ると後ろ足を入れたくなる。これに足を入れた猫は、二足歩行ができたり、器用に手が使えたりするようになり、更に人間程度の知能や会話能力も獲得する。一定時間が経過すると、猫はSCP-3470-JPを脱ぐ。SCP-3470-JPを履いた猫は同一の記憶や人格を有するため「本体」は靴だと思われる。SCP-3470-JPを履いた猫に曰く、SCP-3470-JPは「長靴を履いた猫」の魂が靴に宿ったのだという。
さて、当記事は
アシッドの提言の世界線である。この記事で特に重要な要素として、「
将来的に、財団やSCPオブジェクトの存在が世界中に知られることが確定している」「
異常なものを隠すのではなく、共存する方向に動こうと決めた」ということが挙げられる。そして、その一環として、SCPオブジェクトを財団職員として雇用していくこととなった。
SCP-3470-JPは、その性質や態度より、このプログラムの最初の被験者となった。衛生面の問題が指摘されたが、なんと
猫の人形でも「猫」として扱われると判明し、問題は解決された。さらに、尾がない猫の人形は「猫」として扱われないことも明らかになった。これにより、「尾を遠隔操作で取り外せる猫の人形」をSCP-3470-JPに用いることで、万一の際にも行動を止められる。
SCP-3470-JPはネズミなど小動物の狩りが得意である。尾を外せる仕組みによって脱走・反逆などの心配も十分低い。よって、SCP-3470-JPには小動物型SCPの確保が割り当てられた。早速捕獲作戦に参加したが、その結果は……
SCP-3502-JP - "く"は「栗まんじゅう」の"く"
著者: tateito
オブジェクトクラスは
Neutralized(絶滅済のため)。外見や食感や栄養素が栗まんじゅうそのものである海綿動物。海中で繁殖するが、財団の飼育下では繁殖せず、また野生でも発見されなくなった。
SCP-3502-JPのNeutralized指定後、類似の異常性をもったSCiPの存在が発見される。例えば、
エクレアそのものであるイソギンチャクがあった。SCP-3502-JPの異常性に加え強力な再生能力もある。
マドレーヌそのものであるフネガイは、SCP-3502-JPの異常性に加え繁殖力も高い。
たい焼きそのものである魚類は、SCP-3502-JPの異常性に加え、捕食以外の形で死ぬと近くの有機物から新たな個体が発生するという。
ジンジャーブレッドマン(人型のクッキー)そのものである霊長類は、SCP-3502-JPの異常性に加え、強力な再生能力と、捕食以外の形で死ぬと近くの有機物・無機物から新たな個体が発生するという。
どうやら、このようなオブジェクトには、人間に食べられることで存在範囲を増やしていく目的があるようだ。そのため、どんどん進化していっているという。
さて、SCP-3502-JPに類似するケーキが発見された。このケーキの外見は、
あるSCPに似ているような……?
SCP-3518-JP - "や"は「ヤマンバ憑き」の"や"
著者: solvex
この記事は、カノン「ちいさなざいだん」に属する。超ざっくりいうと、通常の財団より平和な世界線である。
オブジェクトクラスはSafe。白髪で高齢の日本人女性型実体で、高知では妖怪「ヤマンバ憑き」として知られている。SCP-3518-JPは、自身の存在を知覚させないという軽度の認識災害を有している。古い建物を探し、それを発見したらそこに入り、掃除などの作業を行いつつ滞在するが、自身の存在がバレると出ていく。SCP-3518-JPが滞在している建物の所有者は、仕事が増え、業績も上がる。一方、SCP-3518-JPが出ていくと、仕事がむしろ減ってしまうという。
さて、SCP-3518-JPが収容されているサイトにおいて、SCPオブジェクトの発見数や収容違反の増加が報告された。これはSCP-3518-JPの異常性だが、財団職員の仕事が増えても稼ぎが増える訳ではないので困ったものである。しかし、サイトの管理官は、この増加を隠蔽するという、謎の行為をしていた。
さて、サイトの管理官は、幼い頃に異常存在に襲われたが、それに対して、(おそらく天狗に?)護ってもらった経験があった。自分も人を護る仕事をしたいと思い、財団へと入った。しかし、ここは「ちいさなざいだん」、世界は平和で、人を護ったりすることはあまりない。そこで、あろうことか、SCP-3518-JPに協力を仰ぎ、「仕事を増やした」つまり収容違反を引き起こさせたという。当然ながら管理官は解任され、影響を考慮しSCP-3518-JPのオブジェクトクラスはEuclidに再指定された。
ここで、妖怪「屋島の太三郎」と思われる実体が収容室へ登場。「屋島の太三郎」は香川の妖怪で、かつて300人の眷属が居たが、大衆が妖怪への関心を失った現代では弱体化していた。しかし、SCP-3518-JPの異常性により、妖怪的なSCPが集合し、「屋島の太三郎」は力を取り戻す。SCP-3518-JPも脱走し、Uncontained指定される……ここから、妖怪達の騒動が始まっていく。
SCP-3533-JP - "ま"は「前触れ」の"ま"
著者: usubaorigeki
オブジェクトクラスはKeter。収容違反した場合に「財団施設内レベルの被害を与え、民間への隠蔽は容易」なオブジェクトが収容されている財団サイト1つにのみ発生する現象。起きる現象は、「交際相手が作った弁当に、購入予定の結婚指輪を付けた自身の手が入っている」「陶器やガラスの食器が一斉に割れる」など、不吉なものである。このような現象を報告した職員は、収容違反を原因として24時間以内に死亡する。収容違反自体には早期の鎮圧に成功しているが、その阻止には成功していない。
なお、一部職員は、「SCP-3533-JPについて報告しなければ死なない」と判断。しかし、そうではなかったようだ。更に後には異常性が変化。SCP-3533-JPを報告した職員は、奇跡的な状況で全員が生還するようになったという。
分析チームは、不吉な前触れを、いわゆる「死亡フラグ」と関連付けて考えた。そして、異常性が変化した理由として、「常に予測不可能であろうとする」性質があるのではないかと予測。確かに、死亡フラグが立ちまくっている際に逆に助かったら、むしろ予測不可能といえるだろう。
しかし、「常に予測不可能であろうとする」性質のせいで、いつ異常性が変化するか分からない。死亡者をなるべく少ないようにするべく、財団は、「逆に意図的に死亡フラグを立てまくる」「報告書に『後日談』を予測して記し、生きていることにする」ことによって、「生存フラグ」を立てようとしている。
SCP-3565-JP - "け"は「結婚」の"け"
著者: dr_toraya
オブジェクトクラスはEuclid。毎年の6月13日に発生する異常現象。外見上は機動部隊員██(死亡済)と同一な花嫁姿の霊と、生前の██隊員と親密だった[検閲済]氏が関与しているようだ。
[検閲済]氏の友人や同僚のうち20人程度は、「6月13日午前10時に収容サイト-81██の第6講堂へ正装で集合しなければならない」という好意的義務感を抱く。これを妨害しても、他の友人に影響が移るので、結局20人程度が集まることとなる。この講堂では椅子以外が転移して消失する。その後、花嫁の霊が出現し、参加者らは拍手で迎える。しかし、次いで参加者の内1~3名が登壇し、「[検閲済]氏は急遽参加できなくなったため、イベントは日を改めて執り行う」と説明。彼らはお詫びとして、天井から生じる由来不明なロープで首を吊って死ぬ。霊は消え、残りの参加者も帰るが、後にこのイベントの記憶は抽象化する。
この「友人」は、あらかじめ「招待する」と決めることによって指定可能であるという。よって、Dクラス職員と「友人」になり、Dクラスを招待することで被害を抑えている。なお、[検閲済]氏がこのイベントに参加することは、それによる影響が不明なため禁止されている。
[削除済]氏は、Dクラスとはいえ友人を毎年見殺しにしていることになるため、鬱となっている。また、同氏曰く、██隊員と親しくはあったが、結婚するような関係ではなかったと証言。同氏が零した「なんでウチやねん…ほかにおるやろ…。」の発言の意図とは。
ある時、[検閲済]氏は自殺を試みたが、あるDクラスの「友人」による2時間に及ぶ説得により踏みとどまった。この「友人」は、SCP-3565-JPにより死亡した。これが響いたのかは定かではないが、[検閲済]氏は「友人」を選定しなくなった。
SCP-3586-JP - "ふ"は「封蝋」の"ふ"
著者: Dr_Knotty
オブジェクトクラスはSafe。シーリングスタンプ(昔ながらの封筒は蝋を使って封をするが、その際に用いられるスタンプ)であり、"Friendship"と刻まれている。このスタンプによる封蝋を見た人間は、スタンプを押した人が自分に親愛的な感情を抱いていると認識する。ある中学生が友人らに対して、異常性を知らずに使っていたという。調査の結果、このシーリングスタンプは3本セットであることが判明した。
この中学校の近所の洋菓子店で、2個目のSCP-3586-JPが発見された。"Love"と刻まれており、このスタンプによる封蝋を見た人間は、スタンプを押した人が自分に愛情を抱いていると認識する。この洋菓子店ではチョコの形成に使っていたが、それでも同様の効果があるようで、このチョコを用いた菓子は大人気となっていた。
さて、洋菓子店の店主へのインタビューにより、残りの1本のスタンプについての情報が判明。そのスタンプには"Domination"、つまり「支配」と刻まれているという。
"Domination"のスタンプがあったのは「平成SM学園」という店であった。ここでは、スタンプによる焼印……は無理なので、ロウソク責めの際にスタンプも押す、という形で用いられていたようだ。しかし、押された人は、「隷属感があるけれど押しつけがましい」と述べるなど、不評らしい。Mとは、支配されたいのは確かだが、自分の意志で支配されたいものである(めんどくせえ)。そして、潜入調査したエージェントは、実はそういう趣味だったとバレる。エージェントの学園生活が始まる……♡
SCP-3606-JP - "こ"は「後顧」の"こ"
著者: rokurouru
オブジェクトクラスは
Euclid。「
復讐書」と題された紙。殺害の日付・方法・相手を記入する欄があり、これに記入した通りに殺人を実行した場合、「アフターケア」が発生する。「アフターケア」では、殺害相手の親族に、「密かに所持していた」「譲渡されていた」というテイで現金が支払われる。また、殺害相手の会社などでは「殺害相手より優秀な欠員補充」が不明な原理で発生。さらに、殺害相手と生前関わっていた人物は、殺害相手への興味関心を失っていく。これにより、殺害された者は段々忘れられていくという。ただし、殺した側は普通に逮捕される。
さて、SCP-3606-JPを用いて殺人し釈放された者が、行方不明になるという事象が多発。調査の結果、あの「
如月工務店」の関与が判明。建築における人柱として「裁かれた罪人」を手配すべく、SCP-3606-JPを用い、かつ釈放された人物を回収していたのだ。
しかし、だとすると違和感が残る。如月工務店側からすれば、別に「アフターケア」をする必要はないし、「アフターケア」の内容を「殺害相手が忘れられる」ものにした意味も不明だ。
ところで、
忘れられた者が行き着く街がある。そして、如月工務店は、その街から離反した者の集まりであるという説がある。忘れられる者が増えれば、あの街には活気がもたらされるだろう。離反元への彼らなりの罪滅ぼしを、だがその街は望まない。街は、帰る場所としてそこにあるだけ。
SCP-3627-JP - "え"は「縁結び」の"え"
著者: hannyahara
オブジェクトクラスはSafe。神社の鳥居であり、通過すると、一緒に通過したものへ恋愛的な好意を抱くようになる。「最強の縁結び神社」として知られており、4人組Youtuberの生配信により異常性が発覚した。
Youtuber4人の内2人は、互いに恋に落ちた。両名は同性であり、かつ両者とも同性愛者ではなかったが、互いに対してだけは恋愛感情を抱いているという。
残り2名の内1人は、カマキリと恋に落ちた。彼は、このカマキリの言葉だけは理解できたらしい。人間もカマキリもオスであったため、人間がカマキリを食べる形で契りを結ぼうと試みた。カマキリのメスはオスを食べるが、それは交尾時間を延ばすためだという。そのことは互いに知らなかったらしいが、人間の中でカマキリは一緒に生きているので、あまり後悔はないという。
残り1名は、彼女へ渡す予定の婚約指輪と恋に落ちた。そもそも、縁結び神社に行ったのは、彼女との結婚を成立させるためであったという。彼は、彼女(今や元カノだが)の婚約指輪と契りを結ぼうとしているようだ。しかし、「契り」を結ぶには、アレのサイズが大きすぎるという。彼は、病院に手術の予約をしているとか……
"て"は「提言」の"て"
著者: CAT EYES
001提言での参加。
作中的に、001提言は、本物を特定できないようにするため偽物が複数作られているとされる。その内の、1937年にアメリカで書かれた偽物の提言にあるオブジェクトが、
なんと実在することが判明した。
オブジェクトクラスはSkótos。Skótosクラスは、アイテムの研究や文書化が進行中であるか著しく不足していることを示すものであり、恐らく暫定的なクラスなのだろう。
大日本帝国の沿岸部で確認されているレベルⅡ耐破壊性。これを発生させているのは、占術的な模様が書かれている布であり、大日本帝国の海岸線付近に等間隔で埋められている。これを埋めたのは、あの伊能忠敬。日本地図作成のための測量をしつつ埋めていたという。蒐集院がこの布を回収したところ、その付近で崩落や土砂崩れが多発したため、蒐集はしないこととなった。
さて、時は第二次世界大戦。このオブジェクトの解析・大戦の終結・財団日本支部の設立を狙う財団がとった行動は……壮大な近代史SF。
当該記事は、公式キャンペーン「オーバーロード・キャンペーン」にも参加している。これは、公式コンテスト優勝経験者のみが参加可能なイベントで、複数の縛りがある。この記事で採用された縛りは、「001提言」「20,000文字以上」「JPで使用例が1件以下の特殊オブジェクトクラスを使用」「自身が使用したことのない世界観用語をメインに据える」であった。
SCP-3647-JP - "あ"は「旦」の"あ"
著者: SealBaby-V
オブジェクトクラスはTiamat。ご存じの方も多いと思うが説明しておくと、人類に対し喫緊の脅威となるが、公の場で戦闘するなど「財団の存在を露見させれば対処は可能」というオブジェクトに対するクラスである。
2020/12/31 23:59:59に宇宙規模で発生する現象。これが発生すると、2020/01/01 00:00:00へと瞬時に時が戻る。この際、2020/01/01 00:00:00における位置へと物体や生物は転移し、死んだ生物は蘇生、作られた・壊された物体も元に戻る。これが何度も繰り返される。SCP-3647-JPは記憶処理では隠蔽不可能であり、財団は自身の存在を公にせざるを得なかった。
1回目のループでは暴動が頻発。2回目では更に治安が悪くなっていった。5回目のループでは、逆に人々が無気力になっていった。人々は離職し、自殺を試みる。それは財団職員にも影響を与えていた。8回目のループでは、暴動の数は減っているが、その脅威度は上昇している。
財団により、このループは18439回も繰り返すと判明。また、SCP-3647-JPの原因が外宇宙に存在する神格実体であることも示唆された。これを討伐すればSCP-3647-JPは収まるだろう。しかし、どうやって神格を見つけ、さらに倒すのか。無気力になった人々には、もはや何もできまい。
しかし人類は諦めない。ループ15回目には外宇宙探索機が設計完了、28回目には打ち上げ成功。64回目には原因となる神格実体をついに発見した。この神格実体は10000Hm以上のヒューム値を有するが、12/31 23:59:59時点においてはこれが瞬間的に1Hmへと下がることが判明。よってこのタイミングを狙い、神格の討伐が実行された。討伐チームは、このような強力な神格を無力化し、旦を迎えられるのか。
SCP-3663-JP - "さ"は「山積」の"さ"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスはEuclid。██山に存在する半径1kmのカルデラで、常時100℃程度である。この上には雲のようなものがあり、数kg~数tの物体が落下することがある。その物体はカルデラ湖に落ちる。カルデラ湖は自発的に渦を作っており、対流も相まって物体は移動し続けることとなる。
落下してきた物体は、周囲の地質と一致しない由来不明な岩石である。これらは、どことなく食品に見える。また、スクロース結晶も落下し始めたが、スクロースとは砂糖の成分である。料理でもしているのだろうか?
その後、醤油が落下してきた……と思いきや、すぐに塩が落下してくるようにった。さらに、非常に大きい紙片も落下してきたが、この紙には「"さ"は「砂糖」の"さ"」「"し"は「醤油」の"し"「塩」の"し"」などと書かれていた。
これと「料理のさしすせそ」の関連が指摘された。となると、次に降ってくるのは「酢」と思われる。降ってきた液体はカルデラ湖からあふれ出ているが、酢があふれ出たら酸性雨と同様の影響が出るだろう。
被害はこれだけではない。「醤油」は発酵調味料なので菌が含まれるが、降ってきた醤油に含まれる菌は、紙と同様デカすぎる(通常の1000倍程度)。ここまで大きいと代謝のスピードも速い筈だ。このような生物が流出した場合、生態系への悪影響が考えられるし、危険な微生物が生じる可能性すらある。そして、「味噌」には、より多数・多種の微生物が含まれる。味噌が降ってきたら、この山はどうなってしまうのか……
SCP-3682-JP - "き"は「兆」の"き"
著者: Karathh
オブジェクトクラスは
Pending(保留)。子供を描画したような記号(報告書にはそう書いてあるが、実際にはネコっぽい)。かつてサイト-814Aにて収容・研究されていたらしいが、このサイトで発生した大規模な収容違反によりほとんどの実例や情報が消失。回収・復元に成功した一部データから異常性を推測している状態だ。
SCP-3682-JPが挿入された画像は、近い将来、画像に関連した災害や事故を引き起こす効果があるようだ。花火大会のポスターに載っていた際には、花火の暴発による火事が起きている。また、ある人物のSNSのアイコンには「書いた覚えのない、胴体にタイヤ痕のついたSCP-3682-JP」が挿入されていたが、この人物は轢死している。更に、収容違反後のサイト-814Aでも、複数のSCP-3682-JPが発見されている。
さて、この記事だが、
SCP-280-JPや
SCP-2000-JPのように、アニヲタWikiでは再現困難な構成がなされている。気になった方はSCP-JPのサイトで読んでみていただきたい。
SCP-3696-JP - "ゆ"は「夢喰い」の"ゆ"
著者: amamiel
オブジェクトクラスはEuclid。海難や災害によって海域を漂流しているか、それにより無人島へ漂着し、飢餓状態になっている遭難者が見る夢。この夢の中では、ある男の遺体の手・足・胴・頭などが流れてくる。夢の中で、遭難者は、苦悩の末にその遺体を食べる。すると、夢が覚めても、遭難者は空腹感が減っており、更に怪我や死への耐性も獲得しているという。この効果は1~3日であるが、SCP-3696-JPを見るたびに効果は延長する。なお、この遺体は、同じ部位が複数個出現しているが、全て同一人物のようだ。
蒐集院の資料により、遺体の男と似ている者が発見された。この男は、1785年に起きた船の事故により脚を大怪我した状態で10年間無人島で暮らしていたが、大きくは飢えておらず、脚以外は健康だった。男曰く、夢の中で「ウミガメ」を食べていたら生き延びられたという。しかもそのカメ、陸に上がって自らを食べるように言ってきたらしい。だが、普通、生きているカメにかじりつこうと思うだろうか? 男はこの問いには答えなかった。何かごまかしていそうな雰囲気だ。ウミガメ肉といえば人肉も連想されるが……?
この男は晩年に、「不運にも何故、1人で生き残ってしまったのか」「己は何に祈るべきであったのだろう」「島から逃れたために、10余年分の対価を支払わねばならなくなった」などとつぶやいていたという。更に、これと、蒐集院が認知している「対象者の夢に登場して取引し、了承されたら対象者の胃へ自分の肉片の一部を転移させつつ、取引の対価を対象者から取り立てる」という呪術の関連が指摘された。「ウミガメ」は、この男と取引し、かつて自分が担わされていた「遭難者に食べられる」役割を押し付けたのではないか?
蒐集院の文書には、詳細不明な絵が貼付されている。例の男により「ウミガミ」と記されたその絵には、海坊主のような実体が描かれている。この実体の正体とは……
ちなみに、江戸時代の医師・寺島良安は、ウミガメと海坊主とを同一だとする著作を残している。関連は如何に。
SCP-3710-JP - "め"は「冥福」の"め"
著者: aisurakuto
オブジェクトクラスはEuclid。32歳の日本人男性、後藤昭義。彼を認識すると、「2023/09/21の早朝、急性心筋梗塞により死亡した後藤昭義の冥福を祈ります」という情報が脳内に潜入する。認識した者は、彼の死後の幸福を祈るという。なお、実際に後藤昭義氏には急性心筋梗塞で死亡した人と同様の症状がある一方で、彼は会話や運動が十分にできる。
影響者に「SCP-3710-JPは正常な人間とほぼ同じ状態で活動している」と伝えた場合、証拠があっても必ず否定する。否定しきれなくなったとき、影響者は攻撃的になり、相手の排除を試みる。実家暮らしのSCP-3710-JPは、ある朝起きたら異常になっていたが、この異常性により、家で父親にナイフで刺された。このナイフは今も深く食い込んでおり、抜くのは困難だ。
それでも彼は生きたがっている。その理由は、家の収入が少ないため、妹の学費や親の老後資金を支えなくてはならないから。コミュニケーションが苦手だが、給料のいい営業職をやっているという。彼は家を支えるために生き、それによって居場所ができると信じている。ちなみに彼の家族は、彼の死亡保険金が入るので、あまり悲しんではないようだ。
身辺調査の結果、なんとSCP-3710-JPは存在しなかったと推定された。家族や友人には、彼に対する2014/02/07以前の記憶はなかった。また出生届こそあるが写真など私的な記録は一切なく、勤め先での記録も一部が欠落していた。つまり彼は、急に出現して生活するようになった実体ではないか? さらに、「2023/09/21の早朝、急性心筋梗塞により死亡した後藤昭義の冥福を祈ります」という情報は、オカルト好きなユーザーの間で広まっていたネットミームであると判明。このミームの流行りは小規模だし、全く異常ではなかった一方で、集団現実改変によってSCP-3710-JPを発生させうる。そして、オカルトにおいて「冥福を祈る」という表現が使われる場合、「理不尽に死んだ死者をなだめる」というニュアンスがある。「理不尽に死んだ死者」は、大抵生者に復讐するだろう。つまりこのネットミームにおいては、後藤昭義が「死後、化けて出る」ことが望まれていたといえる。集団現実改変は「歪曲した変異」となり、現在のSCP-3710-JPが生じたと推定された。
それをSCP-3710-JPに伝えると、「そんなはずはない」と主張。更なる調査をしようとする財団に対し、「僕は、死ぬために生きてたんですか?」と問うた。何の関係もない家族のために金を稼いて生き、理不尽に死ぬことが望まれその通りに死ぬ。「冥福を祈る」という言葉の裏で、見苦しくあることが望まれている。このような状況に耐えかね、SCP-3710-JPはついに「あなたたちで殺してください」と懇願する。
さて、SCP-3710-JPは睡眠を必要としなかった。しかしある日、睡眠のような挙動をとるようになった。この挙動をとっている際には、「2023/09/21の早朝、急性心筋梗塞により死亡した後藤昭義の冥福を祈ります」の情報は生じない。また彼は、希死念慮は薄れた一方、自身を死者と認識しだしたようだ。これもあってか、彼は、ほとんどの時間を眠ったように過ごすようになった。SCP-3710-JPの異常性は、間もなく消滅しそうだ。
ところが、この約1年後、SCP-3710-JPは活動を再開した。彼は、自身が活動を再開した原因が不明らしく、このことに不安を抱いているようだ。調査の結果、家族・友人・職場の仲間たちが彼の供養をしていたと判明。これにより、彼は正しく「冥福を祈られる」こととなり、集団現実改変的作用によって活動を再開したのではないか。SCP-3710-JPは「そんなので死体が起き上がるわけない」と述べる。消費されるためだけに生み出された人生、家族も友人も同僚も嘘の関係。2014年以前には存在すらしていない。そんな関係の人達が彼を本当に悼むだろうか?
財団の心理士は答える……彼は、8年は紛れもなく生きていたのだ。そして、死を悼まれるだけの存在になった。経済面で頼られるだけでなく、自分が思うよりちゃんと生きれていたからこそだ。
彼はこの後も死んだままだろう。しかし、彼を偲ぶ人がいるのは間違いない。SCP-3710-JPは、自身が冥福を祈られるような人間だったと、少し認めてみた。その時、彼の腹部に刺さったままのナイフが抜けた。ナイフが抜けた理由はわからないが、彼はもう苦しくない。
SCP-3728-JP - "み"は「水子」の"み"
著者: KABOOM1103
オブジェクトクラスは
Euclid。東京ビッグサイトで大量発生した霊たち。外見は乳児だが、形状は不安定であり、分裂・融合を繰り返している。これらの霊は、どうやら水子霊(胎児や新生児の霊)であるようだ。通常、水子霊は現実世界へ影響をほとんど与えないが、SCP-3728-JPは特殊な処理を経ているため、
深刻な破壊行為すら可能なレベルの霊になっている。
SCP-3278-JPには、要注意団体"
PAMWAC"のとあるメンバーが関与していると判明。実は、霊を創作物の中に入れると、霊の未練パワーで三次元にキャラが飛び出す(詳細な理論は複数記事の前提知識が必要なため省略)のだが、これをやると霊の未練によって
本自体が呪物化してしまう。しかし、このイッチは、
人妻不倫ハーレム妊娠モノに水子霊を入れるという。妊娠の展開により、霊の「産まれたかった」という未練を解消することが可能で、呪物化を回避できるらしい。
イッチは水子霊を回収し、作中の胎児として、三次元へと移動させた。その際、本のオチを「実は妊娠していなかった」に書き換えることで、胎児の霊が溢れ返ることを防止できるという。なお赤子は、日本生類創研の技術で即座に人妻に育て上げることが可能だ。
人妻ではなくない?
人妻ハーレムを楽しむイッチを見て、PAMWACの他のメンバーも水子霊を集めようと思い立つ。しかし、イッチが水子霊を大量に回収した結果、もはや水子霊がいなくなっていた。イッチは、余った水子霊を他の人に頒布するため、PAMWACの即売会であるPAMKETに霊を持ち込むことにした。
PAMKET当日、
会場内には水子霊が充満した。参加者および対応に当たった財団機動部隊が圧殺される。辛うじて生きていたイッチは、スレ民に問い詰められた結果、
実は自身が水子霊を作成していたと自白。その方法は、水子霊が登場する作品を書き、そこから霊を三次元へと誘導する、というものであった。水子霊に憑かれ始めているイッチは、霊的なコンピュータウイルスを伝染すことが危険視され、掲示板からBANされることとなる。「うまれたかった みんなにみとめてほしかった」と言い残しBANされたイッチの遺体は、発見されていない。
SCP-3746-JP - "し"は「白式部」の"し"
著者: Enginepithecus
オブジェクトクラスはEuclid。日本人男性(現在は19歳)で、出生経緯が異常であり、産婦人科で生まれたにもかかわらず両親が存在しないという。母子手帳などの物品は存在しているが、両親の情報は空欄となっている。SCP-3746-JPは「日奉白」と命名されており、要注意団体の一族「日奉一族」と関連しそうだ。
SCP-3746-JPは、現実改変事象に対して耐性を持つ。特に、日奉一族が用いる術式に対して強い耐性である。
数々の資料を総合すると、ある真相が見えてくる。そもそも日奉一族は、神を殺すために一族内で非人道的な行動をとるなど、因習的な一族という側面も有している。そのような一族であるためか、母は息子を一族から解放すべく、日奉一族が用いる現実改変から息子を守るような術式を加えたようだ。これのみでなく、一族の一員である母親が自身を過去遡及的に殺害。息子と自身の繋がりを断つことで、日奉との繋がりも断たせたのだ。これにより、SCP-3746-JPは一族から解放されたように思える。
さて、財団は、彼の異常性を利用し「対日奉に特化したエージェント」として育成する計画を始めた。これについて、彼自身は「育ての親である財団に恩返しができる」と好意的に受け止めているようだ。だが、日奉一族が財団に収容されたり財団へ協力したりする事例は多い。日奉一族らしい結果を迎えた息子を、母はどう思うのだろうか……
ところで白式部とは、寄生性皮膚疾患を治す薬草として知られている植物。植物関連の語が名前の由来となる日奉一族においては、「日奉白」の名前の由来にもなっていそうだ。「寄生」から解放されるという願いが込められた名とも解釈できるかもしれない。
SCP-3772-JP - "ゑ"は「恵比須」の"ゑ"
著者: iti119
オブジェクトクラスはEuclid。サイト-8199のA棟に漂着した、ナガスクジラの概念生命体の死骸。くじら座ο星から急速に地球へ接近し、ここまでやって来たようだ。SCP-3772-JPは「巨大」「遊泳」「捕食者」などの概念で構成されており、この概念を放出し、影響範囲内の人々へ異常な夢・既視感・超感覚を与える。概念を放出するのは、死に際して概念が分解されているからだという。
SCP-3772-JPが引き起こした夢・既視感・超感覚によって、SCPオブジェクトが発見されている。しかし、その理由はよくわからない。議論の末、この超感覚を、SCPオブジェクトの発見に使うことが非公式で許可された。
ここで、発見されるSCPオブジェクトが徐々に増え始める。これにより、サイト-8199が人員不足に見舞われた。人員不足に対応すべく、SCP-3772-JPの超感覚をむしろ積極的に使い、業務の効率化が図られた。これにより、1つのサイトの範囲で1日2件のオブジェクトが新たに発見されるという激務でも、十分な収容活動が可能となった。
さて、SCP-3772-JPは概念を放出し続けていたため、徐々に体積と異常性が減少し、最終的には消滅すると思われた。しかし、SCP-3772-JPは自発的に動き始め、地球外へと飛び去った。その時、研究者は異常な夢を見たが、その内容は……
SCP-3792-JP - "ひ"は「貧膜口類」の"ひ"
著者: Tutu-sh
オブジェクトクラスは指定取り消し。縊死した真桑友梨佳氏の死体であるが、全身が著しく腐敗しており保存状態が劣悪である。それもそのはず、真桑氏は乗船していたフェリーの沈没事故に巻き込まれ、その2日後に死体が回収されている。塩水や水生生物に侵され、遺骨から死因の推定が可能であったものの、身体の大部分は原型を保っていない。海難事故の生還者へのインタビューによると、真桑氏は乗務員として勤務しており、沈みゆく船の中で最期まで乗客を可能な限り救出したのち、なぜか甲板で自殺したのだという。
SCP-3792-JPは絶えず電波を放っており、とくに海水と同程度の塩濃度の水に浸されている場合に強度が最大となる。この電波は周囲の電波通信機器にノイズを生じさせ、時には救助要請や体調不良の訴えといった発話として聞き取ることができる。
財団はこの電波通信が霊的実体によるものである可能性を考え、Dクラス職員を用いて通話実験を行った。Dクラスはこの実験を通してSCP-3792-JPの"声"と会話を交わしたが、声の主が真桑氏と異なる存在であることを看破する。彼女が救出した乗客をいくら罵倒しても反論が返ってこず、Dクラスの台詞の鸚鵡返ししか発声されなかったためである。
死刑宣告を受けるような犯罪者の狡猾さが光るファインプレーであったが、その直後にDクラスは声の主による干渉を受けてしまう。Dクラスを真似るSCP-3792-JPの声は次第に彼の声と同期し、さらにはそれに先行しはじめる。やがてDクラスは言葉を奪われたかのように、言語能力を喪失してしまった。
この実験結果を受けて財団は別の分析方法を模索し、ついにSCP-3792-JPの正体と真桑氏との関係性を見出すことに成功する。顕微鏡の小さなレンズを通して、沈没船の中で繰り広げられた真桑氏の孤独な戦いが映し出されていく。
余談であるが、本作はかつてSCP-1412-JPとして投稿されていた同著者の作品のリメイク版である。劇中に登場する貧膜口類UAO-1412-JPは、ナンバリングにその名残を示している。
SCP-3834-JP "も"は「洩矢」の"も"
著者: indonootoko
オブジェクトクラスは
Keter。山梨県甲州市鶏冠山の鉱山坑道。武田信玄の統治下で開発が進められ、金鉱の採掘に利用されていたが、後の大日本帝国時代に
IJAMEAによって閉山されていた。
SCP-3834-JPの坑内湧水からは、人間の水死体が発見される。この水死体は、武田信玄時代の武田氏の旧領地で行方不明になった人物のものである。また、SCP-3834-JP内に侵入した人物は、湧水で浸水した地点へと引きずり込まれる。これに抵抗することは困難だ。
蒐集院の資料には、SCP-3834-JPと武田氏の関連が記されていた。特に、
蒐集院の構成員であった明智光秀が有力な情報を書き残していた。これらの情報により、始原の神であるミシャクジ神信仰の司祭として知られる守矢氏が、武田信玄にコンタクトを取っていたことが判明。その際、ミシャクジ神を降ろした守矢氏との約束を、武田氏は守らなかった。結局、武田信玄は、
SCP-3834-JPで水死体として発見された。明智はこれを、ミシャクジ神による呪術的殺害だとしている。そして、武田軍が次々に織田軍へ離反しているのも、ミシャクジ神の呪術によるものではないか……
ここで、織田信長の息子である織田信忠が諏訪大社へ放火。そもそも守矢氏は諏訪信仰における有力者である。ミシャクジ神へ配慮したのか不明だが、明智は本能寺の変を起こし、織田信長/信忠を殺害した。なお、この時点で、SCP-3834-JPの異常性は発現していたという。
さて、SCP-3834-JPの探査が実行された。坑道は迷路状になっているが、このような無計画な採掘が行われていた理由は不明だ。浸水個所には多くの水死体に加え、巨大な蛇の抜け殻も発見されており、調査したDクラスはロストした。IJAMEAによって坑道に設置されていた通信機器からは、助けを求める声がしたが、これはロストしたDクラスの声だ。そして、湧水で隔てられた空洞部には、神道式の祭壇とミシャクジ神の石碑が発見された。これは比較的近年に設置され、メンテナンスされていることも示唆されるが、
それを誰がやっているのかは不明である。
研究チームは情報収集目的の実験を積極的に実施している。財団理事会は、Dクラス職員が過剰に動員されていることを指摘しているが……?
SCP-3854-JP-J - "せ"は「切腹」の"せ"
著者: blackey
まさかのジョーク記事。
オブジェクトクラスはEuclid。日本国内で横行している、責任を取るために腹部を切開し自害するための手法。自身の腹部をヤクザ・ナイフで切開し、"介錯人"と呼ばれる殺人鬼が頸部をサムライ・ソードで切断することによって行われる。日本人の古くからの精神性に基づく伝統的なミームであり、規制は困難である。JPの全てのオブジェクトでは「特別収容プロトコルに違反した者はSCP-3854-JP-Jを行って責任を負うものとする」ということが暗黙の了解になっている。SCP-3854-JP-Jは過去の刑罰とされているが、「忍者は存在しない」と言いつつニンジャが跳梁跋扈している日本国では、SCP-3854-JP-Jが行われているのは疑いようがない。
さて、実はこれ、アメリカから来た財団エージェントが日本の職員の話を真に受け、本国に報告した内容だった。これにより、日本国内ではSCP-3854-JP-Jが横行していると噂され始めた。日本支部理事会がO5に対し平謝りしていた際「ところでSCP-3854-JP-Jはしないのか?」と期待に満ちた声で言われたことにより事態が発覚。国外から来た人にSCP-3854-JP-Jについて質問された場合、日本文化への誤解を解く必要がある。
なお、アメリカの職員に誤った情報を教えた張本人は、日本支部理事会に呼び出されている。SCP-3854-JP-Jを行って責任を取ろう。
SCP-3873-JP - "す"は「ススキ」の"す"
著者: kyougoku08
オブジェクトクラスはSafe。██県██郡に存在する半径約500mのススキの草原。満月の夜に人間が侵入した場合、鎌や日本刀など刃物を持った敵対的な霊が現れ、侵入者を積極的に攻撃する。この攻撃は、進入者がSCP-3873-JP外へと出ていくか、死ぬまで続く。
このオブジェクトに対して、本格的な起源調査が始まった。SCP-3873-JPはずっとススキの草原であるが、普通、草原は森林へ植生遷移する筈であり、地学的に異常であることが示唆される。また、この辺りは戦闘が頻発に発生した地域でもあるため、敗残兵が多く通っていた。よって、霊はこれらの兵が由来だと推測された。
ある時、霊が持っていた日本刀の回収に成功した。この組成なのだが、鋼ではなくケイ酸塩鉱物だと判明。これを疑問視した財団が再調査を行った結果、霊は、兵に由来するのではなく、ススキの霊が人に化けたものだと判明。ちなみにケイ酸塩とはススキに蓄積される物質である。
上記のことが判明したが、更に疑問点が浮上する。植物は自己保存本能が低いが、自己保存本能が低い生物の霊は(ざっくり言うと)弱い。出現する霊は、ススキの霊に比べて強いため、ススキではない霊の発生源がありそうだが……?
調査の結果、地層から、なんと月に由来する隕石が発見された。隕石は無機物である筈だが、人と同等に強い霊的リソースを有していた。この隕石を移送しようとしたところ、満月でも夜間でもないのに霊が出現し攻撃を開始。隕石の移送は中止された。
後日、満月の出現と同時に月隕石表面から水滴が生じた。霊は、ススキを用いた人形のような形状となり、隕石表面の水滴を拭い、満月を見上げ、隕石を埋める。隕石が埋まると、霊は消失し、普通のススキが現れた。このススキには、隕石に生じていたのと同じ水滴が付いていた。
SCP-3985-JP - "ん"は「石板」の"ん"
著者: terukami&sanks269
オブジェクトクラスはAnomalous……だったが、現在はPending(保留)。高さ2m、幅1m、厚さ15cmで、世界中に散らばっている、15枚の黒い板。地面に刺さっており、付近の地面ごと破壊耐性を有している。成分の構成などより、人工的に作られた可能性が高いと判断されているが、作成者や作成手段は不明だ。表面には微細なドットが刻まれており、これらは数式や単語であるとは解読されたが、その意味は未解明である。
SCP-3985-JPは、現在では単に壊れない石板である。一方、過去の記録により、かつては「被影響者の奇行を誘発する」異常性があったことが判明。ダヴィンチやガリレオやエジソンが影響を受けたため、奇行をとっていたようだ。一方で、これらの人物は、この奇行により人類文明の発展に寄与しているといえる。
調査の結果、SCP-3985-JPは、超微弱な「第六生命エネルギー(EVE)」を放っていることが判明。EVEとは、奇跡論に関与するエネルギーのことだ。このEVEが人間の大脳皮質に作用すると、その人の好奇心が増大するようだ。
しかし、このEVEは微弱であり、ダヴィンチらに影響を与えられる程とは思えない。これに関して、「SCP-3985-JPのEVE自体は一定量である」「EVEへの曝露を継続すると次第に脳の活性度合いが減っていく」ことが判明した。つまり、SCP-3985-JPの異常性が減弱したのではなく、人間側が変化し、もはや好奇心を刺激されなくなってしまったのだろう。好奇心は死んだのだ……
ところが、SCP-3985-JPの研究員の1人が、突如としてこのオブジェクトに興味を持ち始めた。SCP-3985-JPのEVEが強くなったりはしていないにもかかわらず、である。これこそ、「SCP-3985-JPへの好奇心」ではないか。ヒトの好奇心はまだ生きていた。検証は続行される。
SCP-3988-JP - "京"は「京都大学SCP同好会」の"京"
著者: renerd
オブジェクトクラスはEuclid。京都大学に大量発生する立看板。立看板が直接的に監視されていない場合、10日に1回程度で大量発生するらしい。また、SCP-3988-JPを見た者に対し「看板を制作し、設置したい」と思わせる異常性もある。SCP-3998-JPによって作られる看板は、過去に存在した立看板と同じデザインだという。
さて、このようにして増殖した立看板の中に、「京都大学SCP同好会」なる団体の物が発見された。これはSCP財団とは無関係の団体であり、要注意団体に指定の上、即座に捜査が始められた。結果、「京都大学SCP同好会」の構成員(現役京大生)とコンタクトを取ることに成功。この団体、財団職員しか知り得ない情報を知っている上、なんと複数のSCPオブジェクトを確保・収容・保護しているという。同団体は、SCP-3998-JPの収容も行っていたが、異常性に誤って曝露し、「京都大学SCP同好会」の掲示を行ってしまったらしい。その一方で、SCP-3988-JPを収容し、さらにその製作者である京大生を特定、説得により異常性を停止させたという実績もある。なお、財団との統合が提案されたが、同好会側は「財団とは違い、長期間の拘束や著しく不当な捜査はしない」として、統合を拒否した。
協力しないなら仕方ない、同好会員を拘束すべく、財団の機動部隊が同好会の拠点に突入。しかし、そこに収容されていたSCPオブジェクトの影響により、突入作戦は失敗した。機動部隊は、眠らされたうえで講義室に放置されていた。「京都大学SCP同好会」によるものだろう。
加えて、同団体は、瞬間転移技術や記憶処理技術も有しているようだ。財団は、「京都大学SCP同好会」が保有するオブジェクトを収容すべく、対処を始める。
ちなみに、京都大学には、「創作サイトとしてのSCP財団」の同好会は存在する。その会長(当時)は、「始のいろは」主催者のKABOOM1103氏である(??)。そして、SCP-3988-JPの作者であるrenerd氏は、東京大学SCP同好会の会長(当時)である(????)。
余談
「始のいろは」では、広報用のTwitterアカウントが作成されており、投稿の報告と、明日投稿される記事の予告が行われていた。予告の際には、【ネクストいろはヒント!】として、伏字のタイトル(例: "ろ"は「◯◯」の"ろ")および記事に関連のある画像が示され、予想ができるようになっていた。
さて、「始のいろは」が中盤に差し掛かった頃、突如「恣のいろは」なる謎のTwitterアカウントが出現した。これに対し、「始のいろは」側は関連を否定している。もしかしたら、誰かが別のアンソロジーを企画しているのかもしれないが、「始のいろは」の情報が公開されてから大して時間も立っておらず、この短期間で記事を大量には書けまい。単なるパロディだと考えるのが自然だろう。
「始のいろは」ですか、へぇ~、ふぅん。面白そうなことやっておられますね、我々を差し置いて。
そっちがその気なら、ええ。分かりました……戦いだ!
「恣のいろは」とは、renerd氏によって企画された、「始のいろは」の対抗企画である。
概要
「始のいろは」の「京」担当であるrenerd氏が、「始のいろは」に呼ばれなかった著者7名とともに実施した企画である。「京」を1日目とし、2~8日目には「いろはにほへと」の仮名の元となったとされる漢字「以呂波仁保部止」の記事が8日連続で投稿された。つまり、"以"は「以津真天」の"以"、"呂"は「呂宋壺」の"呂"、波"は「波浪」の"波"……といった具合である。これは、「『始のいろは』が終わったと思ったら『恣のいろは』が始まっていた」ということになり、「始のいろは」参加者を含め財団界隈を大きく驚かせた。
なお、テーマは変わらず「始」である。また、対抗企画と言えど、同日に被せて投稿したり、「以呂波……」でなくひらがなの「いろは……」で被せたりするのは人倫に悖るとしている。
ちなみに、「恣」は、「シ」「ほしいまま」などと読み、「思いのまま」「好き勝手」などの意味を持つ。
記事一覧
SCP-3988-JP - "京"は「京都大学SCP同好会」の"京"
著者: renerd
「始のいろは」で述べたため省略。
SCP-3025-JP - "以"は「以津真天」の"以"
著者: eagle-yuki
オブジェクトクラスはEuclid。日本国内に不定期に出現する、様々な種類の鳥類。一部の人間には、SCP-3025-JPの顔が「過去に自分が殺した人間」のように見える幻覚が生じ、また自身の罪を問いただし非難するという幻聴も受ける。これは、殺人行為を実行してから1年以上が経過していたり、ミームや精神汚染に弱い人が対象になりやすく、影響は記憶処理でも完全には取り除けない。殺人犯のほとんどはDクラス職員になるため、SCP-3025-JPが出現するのは財団の施設がほとんどだ。
Dクラスによると、SCP-3025-JPは「いつまでそこにいる」「いつまで忘れたままでいる」「いつまで放っている」などと言い、迫ってくるという。この発言や、「人の顔を持つ鳥」という外見的特徴は、杜撰な扱いを受けた死者の怨念により生じたとされる妖怪「以津真天」と酷似している。ちなみにこのDクラス、記憶処理と時間感覚の調整を受けて"再雇用"されている者だという。
SCP-3025-JPによる精神影響を受けたDクラスの死亡率は明らかに高い。これは、精神汚染によるミスのためでもあるが、不可解な実験機器の誤動作や装備の破損も原因となっている。誤動作や破損にはSCP-3025-JPが関与しているのかもしれない。
さて、Dクラス以外の財団職員がSCP-3025-JPによる精神影響を受ける事例が増加。ある研究員は、SCP-3025-JPの顔がDクラス職員に見えるという。この研究員が参加した実験においてDクラスが死亡していたが、これは研究員自身がDクラスを殺したようなものだ……と考えてしまい、影響を受けたようだ。研究員らに影響が及ぶようでは、財団の業務全般に打撃を与えかねない。Dクラス以外にも影響範囲が拡大し、抑制がより困難と見なされたため、オブジェクトクラスはKeterに再指定された。
SCP-3025-JPの影響を抑えるべく、殺人歴のないDクラスを調達していく方針となった。殺人歴のあるDクラス職員には強度の記憶処理を実施し、財団への悪感情を失わせてから終了させることも提案された。しかし、以津真天とは杜撰な扱いを受けた死者の怨念が元である。ただでさえ”再雇用"のようなことをしたDクラスを更に大量終了することこそ「杜撰な扱い」ではないか? SCP-3025-JPの発生数を抑制するためには、穏健な行動をとらなくてはならないのではないか?
よって、むしろ「Dクラスが財団へ悪感情を抱かなくする」プロトコルが策定された。Dクラスへは適切なカウンセリング・訓練・技術指導・社会復帰支援が実施され、また財団職員はDクラス職員を必要以上に冷遇しないようにし始めた。「オブジェクトの影響を受けないようにするため」という動機でこそあるが、Dクラスへの待遇がかなり改善されたことになる。これに一定の効果が確認された場合、SCP-3025-JPの発生自体を抑制させることも視野に入れられる。
SCP-3027-JP - "呂"は「呂宋壺」の"呂"
著者: santou
カノン「
1998年」に属する記事。この記事では、「
財団やSCPオブジェクトの存在が一般にも知られるようになった(=ヴェールが崩壊した)」という要素だけ知っていれば最低限問題ないだろう。この記事の舞台は、ヴェール崩壊の比較的直後、SCPオブジェクトの存在が知られ始めた1999年である。
オブジェクトクラスは
Pending(保留)。様々なサイズの呂宋壺。呂宋壺とは、16世紀末にルソン島より日本へ輸入され高値で取引された壺である。当時の天下人であった豊臣秀吉にも献上されたが、その正体は現地の便器であり、(一説によると)献上した者は秀吉の怒りを買って処分されたという。
SCP-3027-JPを所有した組織の業績は向上する傾向にある。ヴェールの崩壊に伴い、一般企業もSCP-3027-JPを所有していた。異常な物品が一般に流通するのは止められていないが、特にSCP-3027-JPは社会経済を混乱に至らせる可能性が高く、放置されれば
約3年以内に経済恐慌が起こると推定されているため、重点的な収容が必要だ。
財団は、SCP-3027-JPを販売していた人物を尋問した。この人物は、ヴェール崩壊前から超常コミュニティ(超ざっくりいうと要注意団体っぽい集団)に属しており、かつて(4~5世紀前)の日本で呂宋壺が売れたと聞き、新たな市場を開拓すべく日本に来たという。SCP-3027-JPには、組織の業績が向上するという異常性があるとされていたが、売り手曰く「
お守り」「
火山の神のご利益」といった異常性しかないという。しかも、精神分析の結果、これは虚偽ではないと思われる。
研究やインタビューの結果、SCP-3027-JPには、
組織の業績を向上させる異常性はないと判断された。単に、見た者に「火山の神のご利益」、つまり「火」に関する「暖かい」「明るい」「元気になる」「勇気が貰える」といったイメージを与えるだけであった。どちらかというと、購入者が、超常コミュニティとの繋がりが生じ事業拡大ができたことが業績向上の理由だった。また、前述の「イメージ」も全く影響していないとはいえないだろう。SCP-3027-JPは
Safeに指定され、もはや一般に流通しても問題ないとされた。
SCP-3038-JP - "波"は「波浪」の"波"
著者: meshiochislash(現: machikawa)
オブジェクトクラスはSafe。(工芸品としての)ボトルシップで、財団のエージェント・蜜戸によって作成された。地面に対し水平な状態であるとき、内部に船が沈まない程度の海水が供給される。SCP-3038-JPには、蜜戸の精神状態に応じて気流が発生し、蜜戸のストレスが大きいほど気流が強くなる。これにより、船の模型がわずかに損傷することはあるが、転覆や沈没は確認されていない。なお、蜜戸がSCP-3038-JPを見ている際には、波浪は強くなるという。
波風立てずに生きたいと思っていた蜜戸は、この異常性をどう思っただろうか。蜜戸は財団の監視とインタビューの対象となり、それは精神を摩耗させた。実験のために「蜜戸をSCPオブジェクトとして扱うことに決定した」と虚偽を伝えられ、1晩拘束されたりもした。SCP-3038-JPの海が枯れ、マストが折れれば、こんな生活もなくなるだろうに。
さて、SCP-3038-JPは研究の価値が疑問視され、破棄さえ検討された。ここで、追加実験を提案する者が現れるが……
SCP-3043-JP - "仁"は「仁道⊃人道」の"仁"
著者: KeiShirosaki
オブジェクトクラスはEuclid。直径約1.2mの金属製の球体で、内部には機械的な構造が存在している。起動すると、表面の温度が50K(約-223℃)に、周囲のヒューム値が0.78 Hmに維持される。重力波の異常より、SCP-3043-JPは地球外より来たことが明らかとなっている。SCP-3043-JPには、周囲を取り巻くように砂礫が浮遊しており、これは地球上の物体や文字を模した形をとっていた。また、砂礫の形状は変化させられるようであり、財団の博士が英単語を見せたところ活発な反応を示したことから、SCP-3043-JPは人類とのコミュニケーションを求めていると判断された。
SCP-3043-JP内部には、高度な現実改変技術を有する地球外知的生命体が居ると推定され、この種族は要注意種族に指定された。SCP-3043-JP内には、限られた時間のみこの種族が転移しているようだ。複数回の接触により、文字や科学知識の共有が始められた。
後に、限られた語彙ながらも、この種族へ「地球滞在の目的」が問われた。どうやらこの種族、ある緊急の危機に直面しているという。地球環境はこの種族の体に合わないため長くいられないらしく、地球人を自分たちの母星に連れていきたいという。検討と実験を重ね、ついに財団の博士がこの種族の母星へと向かう。そこで彼女がたどり着いた真相とは。
ちなみに、当記事は、同時期に開催されていた公式コンテスト「ジョン・ドゥコンテスト」にて部門優勝している。
SCP-3053-JP - "保"は「保護色」の"保"
著者: mC shrimp
オブジェクトクラスは
Keter。タコが感染するミーム汚染。一般的にタコは体色を瞬時に変えることが可能だが、これに感染したタコは体色の変化が異常となり、ミーム殺害エージェント的な効果をもたらす体色となる。タコは体表面のミームを見せつけるようなポーズをとる。ミームを見た肉食の魚類は、このタコに対し忌避感を有するようになり、長期間曝露すると死ぬ。特に、タコの天敵であるウツボには効果抜群で、1度でも見ると生命維持活動を行わなくなり、5日で死亡するという。このことから、SCP-3053-JPは対ウツボ用のミームだと思われる。ちなみに、タコがこのミームを見ると、同じ体色(ミーム)をとるようになる。
なお、タコには、外洋を浮遊する種類もいる。つまり、このミームが世界中に拡散する危険性がある。ただし、このようなタコ同士が互いに遭遇する確率は低いため、これを気にする必要はあまり無さそうだ。
さて、クリアランスレベルの高い皆様にはお教えしておこう。このタコを見たウツボは死ぬ。そして、世界中にSCP-3053-JPが拡散する危険性もある。仮にベンガル湾のタコにも伝染し、
例のウツボが死んでしまったら……?
SCP-3059-JP - "部"は「部屋」の"部"
著者: ashimine
連作「依談」の記事。
オブジェクトクラスはEuclid。深夜に全国放送されるテレビ番組に対して発生する現象。放送中に不定期なタイミングで一度のみ、0.2~0.7秒間、何らかの部屋の映像が差し込まれる。この部屋には生活感があるが、人自体は映り込んでいない。また、その番組のクレジットに、「橋本孝輝」という名が差し込まれる。なお、SCP-3059-JPによる映像を見ても、特に何か起きる訳ではないらしい。
さて、「橋本孝輝」は、ある私立大学にて、学費未納で除籍されていた学生であった。彼はどうやら「変な映画をよく撮っていた」らしく、SCP-3059-JPと彼の映画は似ているという。緩めな映画研究会に属していた橋本は、ある時自作映画を会員らへ見せた。その映画に、部屋の映像が差し込まれていた。どうやら彼は、この映像を入れた意図はなかったようだが、恐怖感がウケたので、自分で差し込んだことにしたらしい。
その後彼が撮った他の映画にも、同じように部屋が差し込まれていた。会員らが流石にワンパターンだと感じ始めていたころ、橋本は研究会に来なくなる。この時、他の会員が撮影した映画に、同様に部屋の映像が差し込まれていた。橋本の仕業にも思えるが、その場にいないのにどうやったのか。気味が悪くなった会員らの中には、研究会を辞めたり、そのまま連絡がつかなくなったりした者もいるそうだ。
さて、この記事だが、やはりSCP-280-JPやSCP-2000-JPのようにアニヲタWikiでは再現困難な構成がなされている。重ねて申し上げるが、気になった方はSCP-JPのサイトで読んでみていただきたい。
SCP-3070-JP - "止"は「止まった影」の"止"
著者: souyamisaki014
カノン「破暁」、つまり「
S. D. ロックの提言 - 夜明けの刻」の関連記事である。この世界では太陽光が異常性を獲得しており、これを浴びた生物は溶け、同種の他個体と分子レベルで融合する。
オブジェクトクラスは
Euclid。静止した、人間型の影。影を作る人が居ないにもかかわらず存在しており、光の位置や強さに関係なく形状を維持している。SCP-3070-JPは、元々はとある女性の影であったと推定されている。
SCP-3070-JPは意味論的に重量を有している。つまり、密度の高い抑うつ的な感情、「挫折」「別離」「悔恨」の情報が集積している。この情報は口語に変換可能であるが、これを読み解くと、誰もが経験し得るような過去の引っ掛かりがまとわりつき、それが文字通り影となっていることが推定される。影の持ち主は太陽光を浴び、溶けて融合していくが、大勢の人と一緒に楽しそうにしている彼女を、影はもう追いかけない。影は休眠状態だ。
さて、このような影が、複数報告され始めた。影は休眠中であるため、それらが見ている夢・潜在意識を調査した結果、これらの影は1つの同じ夢の世界にいることが判明した。「影は、持ち主らがいつか晴らしたかった陰りだ」というのが、影たちの総意であった。影たちは、合意の上で活動を休止していたのである。影が休眠状態であるかぎり、夢の世界は保たれる。夢の世界が保たれる限り、影は休眠し続ける。
余談
「恣のいろは」は、「始のいろは」参加者を含む財団界隈に衝撃を与えた。一方で、恣のいろはは8本で終了し、後続の更なる対抗企画が現れたりすることはなかった。
「恣のいろは」ですか、へぇ~、ふぅん。さぞ面白かったでしょうね、自分を差し置いて。
そっちがその気なら、ええ。分かりました……くたばれ!!!!!!!!!
「侈のいろは」とは、Snowy-Yukinko氏によって企画された、「恣のいろは」の対抗企画である。
概要
「侈のいろは」とは、「始のいろは」の「さ」担当であるSnowy-Yukinko氏が単独で実施した企画である。恣と同様に「以呂波仁保部止」の記事が7本、2025/3/16深夜から3/17早朝にかけて連続で投稿された。なお、「京」はいろはの最後に来るべきものだからという理由で投稿されていない。ちなみに、Snowy-Yukinko氏と、恣のいろは「京」担当のrenerd氏・「仁」担当のKeiShirosaki氏は、東京大学SCP同好会(「京」参照)の仲間にあたるため、何らかの関連があるかもしれない。
始、恣と異なりテーマは「終」である。タイトルも"以"は「所以」の"以"、"呂"は「五右衛門風呂」の"呂"というようにそれぞれの漢字で終わるタイトルとなっている。曰く「対抗企画なので、テーマは「始」の対となるものにすべきである」とのこと。さらに、対応する文字の「恣のいろは」に使われていた画像を用いるなど、「恣のいろは」のオマージュがなされている。
ちなみに、「侈」は恣と同様に「シ」「ほしいまま」などと読み、「いばる」「好き勝手にする」などの意味を持つ。
記事一覧
SCP-3026-JP - "以"は「所以」の"以"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスはEuclid。SCP-3026-JPは頭が金魚鉢になっている日本人で、その金魚鉢には「ユミコ(SCP-3026-JP-A)」と呼ばれる金魚が住んでいる。
SCP-3026-JPにはユミコの声が聞こえるようで、よくユミコと会話している。またSCP-3026-JPは頭の金魚鉢にユミコがいると頭が冴えるようだ。
SCP-3026-JPの頭が元々金魚鉢だったのか後から金魚鉢になったのかは未だ不明だが、ユミコとは祭りの屋台でユミコに一目惚れしたのが出会いだったらしい。少なくともその時にはもう頭が金魚鉢だったそうだ。
SCP-3026-JPはユミコのことを大変愛しているようで、ユミコもSCP-3026-JPとは非常に仲良し。それはもう2人で1つのような関係らしい。
しかしSCP-3026-JPは人間でユミコは金魚。いつか必ず訪れる「寿命の壁」をどのように受け入れれば良いのだろうか。変化は避け得ないものなのだろうか。
SCP-3270-JP - "呂"は「五右衛門風呂」の"呂"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスは
Ticonderoga。つまり収容不可能だが収容する必要がないオブジェクトということだ。
SCP-3270-JPは人間が
80℃以上の液体の油に浸かった際に発生することがある現象だ。発生条件としては他にも「その人間が全裸」「体積に対し油に触れている表面積が大きい」などがあると見られている。
SCP-3270-JPが発生すると、油に浸かった人間は「湯元街」という異世界の温泉街に転移することとなる。具体的には、湯元街のとあるお風呂屋さんの五右衛門風呂に転移する。転移した先の五右衛門風呂もグツグツした油で満たされているが、別に死ぬことはなく「お風呂としてちょうどいい温度」に感じるようだ。
そのお風呂屋さんは鬼が経営しているのだが全員気さくで人柄もよく、転移してきてしまった人間に対しては元の世界への道を案内してくれる。Dクラス職員が転移したときは撮影に快く応じてくれた。
先述の条件が満たされたからといって必ずしも転移できるわけではなく、もし転移できなかったらアツアツの油でほぼ確実に焼死してしまうため財団はほとんど実験できていないのだが……
ある日財団は
柘榴倶楽部から、「
ザクロ(人肉)を揚げたら消えた」との通報を受けた。どうやら細かく切った人肉を素揚げしたらしく、これが「全裸」「油に触れる表面積が広い」と判定されて転移してしまったそうだ。
財団が小型ボイスレコーダー付きの人肉で実験したところ、
湯船に浮かぶ肉を躊躇いながらも食べる鬼の音声を記録した。
SCP-3083-JP - "波"は「細波」の"波"
著者: Snowy-Yukinko
最近、
SCP-094-JPの血液から異常な実体のミニチュアが発見されている。そのうちのほとんどは実際に現地で発見できていて個別にSCP番号を振られているのだが、唯一このSCP-3083-JPだけはSCP-094-JPの全身にいるのにも関わらず確認できていない。
また、SCP-094-JPの体調は近頃全体的に悪化している。髪が抜け落ち、肌が極度に乾燥し、顔色が悪くなり、など。
SCP-094-JPの体調悪化に伴い先述の異常実体の種数も増えているようだ。現在のところ、体調悪化が異常実体増加の原因なのか、それとも逆なのか、はたまた因果関係がないのかは不明だ。
少し時が経ちSCP-3083-JPが発見された。SCP-3083-JPは半魚人みたいな見た目なのだが、なんとここで
人間はある条件を満たすとSCP-3083-JPに変異してしまうことが判明。SCP-094-JPの体調不良はSCP-3083-JPへ変化する機序の一部だったのだ。
一度確認されて以降、SCP-3083-JPはどんどん増えており、集団で人間を襲うようになってしまっている。さらにSCP-094-JPが変異したことによって地球環境もどんどん変化してしまっている。
さらにSCP-3083-JPは高度な知性を持っているうえに個体同士でテレパシーも使えるようで、この流れでSCP-094-JPも連れ去られてしまった。
GK-SK-BK複合クラス「絶叫する海洋」シナリオが進行している。つまりSCP-094-JPの変異によって起きた地球の環境変化、SCP-3083-JPによる支配シフトシナリオ、海に棲む魚たちの異常実体への変異の3つが重なってしまっているのだ。
最終的なオブジェクトクラスは
Tiamat。現在財団はSCP-3083-JPと交戦しながら他タイムラインの観測も交えて解決策を模索している。
SCP-3041-JP - "仁"は「不仁∪朴念仁」の"仁"
著者: Snowy-Yukinko
恣の「仁」をリスペクトしたようなタイトルである。
オブジェクトクラスはSafe。SCP-3041-JPは財団職員であった羽鳥博士の死体で、腐敗・劣化しないうえにひとりでに動き、話すことができる。
SCP-3041-JPはまるで生前の羽鳥博士のように振る舞うが、その振る舞いは本人そのものというわけではなく、周囲の人物が抱く「生前の羽鳥博士」の記憶をたよりにそれを模倣しているだけの存在らしい。
だから時が経って周囲の人々による「生前の羽鳥博士」の記憶が薄まり混ざり消えていくと、それに伴ってSCP-3041-JP、羽鳥博士の言動や動作も不安定で矛盾の多いものになってゆく。
いずれ人々が真に彼のことを忘れた時、SCP-3041-JPが無力化してしまった時、後には何が残るというのだろうか。
SCP-3305-JP - "保"は「庇保」の"保"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスはKeter。SCP-3305-JPは条件を満たした郵便受けに出現する「一筆旅館」という旅館のチラシで、このチラシにサインすると一筆旅館へ転移する。
この一筆旅館というのは湯元街にある、文章執筆の締め切りに追われている人が執筆を終えるのを手助けするための旅館であり、完成するまで旅館からは脱出できない。しかし美味しいご飯が毎食提供され、多くの文豪に愛された『発想の湯』に入ることもできる。
ところでこの旅館には従業員の他に"編集者"と呼ばれる実体が存在する。編集者は週1程度のペースで客室に来て客に進捗等についての質問、催促、助言を行う。
報告書には探査として一筆旅館へ行くことになった田山研究員が、ほかの客や編集者と交流したり助言し合ったりして原稿を完成させながら編集者と親睦を深めていく様子が記録されている。
SCP-3905-JP - "部"は「暗部」の"部"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスはSafe。SCP-3905-JPはとある国のとある村で、1週間に1度のペースで発生する住人の消失現象である。消失といってもパッと消えるわけではなく、「対象の真上に現れた金属フックに逆さ吊りになり」「対象が正中面で左右に切断され」など、まるで動物の屠殺・解体のような手順を踏んでから消失する。また消失したあとの家には「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさまでした」などと書かれた手紙がその家に届く。
しかし最近、同じ村にて新たな異常現象が確認されている。SCP-3905-JP-Aと呼ばれる異常実体が村に現れるようになったのだ。
SCP-3905-JP-Aは、まるでSCP-3905-JPによって消失する直前のような見た目をした右半身または左半身だけの人型実体である。常に逆さなので、肛門から声を出して物を食べ、手でホッピング移動をして生活している。
しかし遺伝子は全てダイズのものらしい。そう、つまり大豆ミート的な感じの「大豆人間」である。
大豆ミートも、牛や豚から見ればこういう奇妙な存在なのかもしれない。
SCP-3068-JP - "止"は「掎止」の"止"
著者: Snowy-Yukinko
オブジェクトクラスは
Keter。SCP-3068-JPは頭部が花になっている上下黒スーツの人型実体たちで、地球上の各地域に発生し続けている。
SCP-3068-JPは手から花を出せたり、銃器を花に変えたり、周囲に植物を生やせたりする。
また、周囲の人々の頭を瞬時に切断することもできる。切られた人は頭に花が生えてきて新たなSCP-3068-JPになる。
銃を隠して戦ったり遠隔から戦うことによりSCP-3068-JPを無力化したり拘束したりすることはできるが、そうなった瞬間SCP-3068-JPは消失してしまう。消失した場には被子植物の種が残されていることがある。
SCP-3068-JPは発語することはできるが、内容は「フロンの痛みは拗れた弾傷の大海嘯に類似」などの意味ありげだが抽象的な単語の羅列ばかりで意味不明である。
しかし一度だけ機動部隊員との対話が成立したことがある。曰くSCP-3068-JPは「
世界なんてどうせ滅びるだろうから花になった方が、あるいは花を増やした方が幸せ」という行動原理らしい。銃を携えた機動部隊員に対しては「花で世界は救えない。しかし銃でも世界は救えまい。」との発言もあった。
その後、オブジェクト対処の優先順位を考慮してSCP-3068-JPのオブジェクトクラスは収容放棄を意味する
Kušumへ変更。特別収容プロトコルも「
SCP-3068-JPを収容する必要はありません。」のみに変更された。
今まで開花の兆候を見せなかった、SCP-3068-JPが消失後に残す種も成長を始め、このままいくと遅くとも24時間後には
開花するようだ。
余談
「恣のいろは」同様、「侈のいろは」もまた界隈を驚かせた。
「侈のいろは」は、非公式イベント「第1回 全日本学生SCP選手権大会」の最終日に合わせて投稿された(ただし、あまりにも一気に投稿されたため、一部記事は参加期限をオーバーした)。このイベントは、全国の大学などにあるSCP同好会会員が記事を投稿し、各同好会における上位5作の記事の合計評価を競うというものだった。「侈のいろは」は、東京大学SCP同好会の準優勝に貢献した。
野良いろは
以上のように、"◯"は「◯◯◯」の”◯"といった形式の記事が大量に投稿された。他の著者らがこれを真似し、アンソロジーに関係ない記事がこの形式のタイトルで投稿されることも少なくなかった。このような記事は「野良いろは」と呼ばれることがある。なお、広義では、恣のいろは・侈のいろはも野良いろはとされる。
SCP-JPの3000番台には、始のいろは・恣のいろは・侈のいろは・野良いろはが多く投稿された。そのため、一覧で見ると、この形式のメタタイトルがそこそこ多く並んでいることとなる。
"つ"は「追記・修正」の”つ"
- 流石に執筆ユーザー全員の名前をタグにするのはやりすぎじゃないか?参考にならなすぎる。 -- 名無しさん (2026-01-01 00:18:58)
- 立て乙 手間のかかった記事だね -- 名無しさん (2026-01-01 00:24:18)
- もう2年前になるのか……一通り読んだけど蟷螂女が好きだったな -- 名無しさん (2026-01-01 00:44:41)
- ↑↑↑だからこそタグだけでなく作品個別にも著者を併記してるんじゃない?ページ内検索で誰がどの記事書いたのか分かるし -- 名無しさん (2026-01-01 01:03:14)
- 正月にちょうどいい項目。説明がほとんど「始める」で〆るのも好き -- 名無しさん (2026-01-01 12:50:04)
- あれ?"止"の次に"知"もなかった? -- 名無しさん (2026-01-01 13:49:21)
- ウは宇宙のウがきっちり出て来るあたりが いや出てないのか、二重の意味で -- 名無しさん (2026-01-01 18:50:22)
- カノンハブ記事もっと増えてほしい -- 名無しさん (2026-01-02 09:46:42)
- ↑↑↑"知"は野良いろはであって恣のいろはじゃないから -- 名無しさん (2026-01-03 20:40:41)
- なんで対抗企画が2つもあるんだよ……と思ったら1年ブランク空いてるんだね -- 名無しさん (2026-01-04 23:32:40)
- いやまあ、参加者を集う企画を否定するつもりは無いけど、こういう数だけ揃えるような物だとどうしてもひとつひとつのクオリティは下がるよなあ…って -- 名無しさん (2026-05-03 13:02:42)
- 元記事見たけど3059の部屋だけギミックがわからなかったな…ソースにも何も無いし -- 名無しさん (2026-05-16 03:13:32)
- ↑記事内の不自然な空行(複数個所あり)の左端をクリックすると画像・音声・動画が表示される。ソースにもちゃんと記述してある(div class="change-collapsible"って書いてある部分) -- 名無しさん (2026-05-22 17:07:43)
- ↑3 そんな君にこれを読んでもらおう!http://scp-jp.wikidot.com/news-2024-02#toc13 -- 名無しさん (2026-07-21 19:02:04)
最終更新:2026年07月21日 19:02