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パーフェクト・ガンダム(サンダーボルト)

登録日:2026/01/09 Fri 19:10:38
更新日:2026/06/21 Sun 15:47:27
所要時間:約 30 分で読めます








『パーフェクト・ガンダム』とは機動戦士ガンダム サンダーボルト登場するMS。
プラモ狂四郎に登場するパーフェクトガンダムとは全くの別物。

概要

リユース・P・デバイス装備高機動型ザクフルアーマー・ガンダムを解析してジオン残党が再建したものも含む各種パーツを換装したザクとガンダムのキメラみたいなコンセプトとビジュアルの機体。
サンダーボルト宙域で喪失した頭部やサーベル、そもそもフルアーマー・ガンダムでは装着していない初代ガンダムと同形状のランドセルなど一部はジオン残党側の新規製造と思われる。また、右脚や左腕などもフレームごと喪失しているため、オリジナルのパーツの流用ではないと考えられる。
資料によっては「フルアーマー・ガンダム装甲を解析して作られた外装」とされている。
なおこの残骸自体は深緋のカラーリングなのだが、わざわざトリコロールに塗り直されているあたりガンダムに対するジオンの妄執が窺える。
正面から見た外見はほぼRX-78-2ガンダムと瓜二つだが、胴体や足からザク特有の動力パイプが見えている上に、メインカメラの起動音はザクのまんまとキメラらしさが色濃く出ている。
さらには、サンボルにはチラッと初代ガンダムのビジュアルが登場しており、それと比較すると幾分か"マッチョ" でありサンボルらしい機体になっている。*1
パイプの露出に関しては作者が狂四郎版のパーフェクト・ガンダムに敬意を払ったものであるとしている。
また改造方法やその性能向上の表現も、何処となく昭和の香りがするものであり、プラモブームへのリスペクトが感じられる。
そもそもこのパーフェクト・ガンダムの実情はカルト宗教にハマった、四肢を失ったニュータイプパイロットがアナハイム社を抹殺するための切り札兼尖兵に成り果てた末路でもあるので、この項目のパーフェクトガンダムとは異なり子供らしい夢も浪漫も存在しない狂気と執念の化身である。
どこぞのガンダム馬鹿どこぞのザクマニア(スパロボ設定)がこれを見たら揃ってブチギレそうである



が、しかし、この機体が体現する本質は、単なる露悪ではなく作品のテーマの根幹に触れるものである。



作者の太田垣康男氏は、この機体について「『善と悪が交差し正邪が分からなくなるのが戦争』というサンダーボルトのメインテーマを体現できた機体になったのではないか」あると述べている。
まさに、この機体はザクガンダムという、非常に俗な言い方をすれば正義のロボットと悪のロボットが渾然一体となった機体である。
そして、この機体を駆るダリル・ローレンツ青年もまた、他者への眼差しや優しさを備えていながら、心の傷故に破壊と殺戮の道へ溺れるという、1人の存在の中に善と悪の両面を内包し、非常に混沌とした人間としてが描かれている。彼が四肢を失ったにも拘わらず「パーフェクト」を名乗るのは偶然ではないだろう。

加えて、この換装作業に使用したフルアーマー・ガンダムのパーツはジオンから見たガンダムがどいう存在なのか、ということを非常に浮き彫りにしている。
前述のように、このパーツは紺と深緋だったものが、ジオン残党の手により初代ガンダムと同様のトリコロールに塗り直されているのだ。
つまり彼らは、フルアーマーガンダムを手に入れたにも関わらず、あのRX-78-2 ガンダムを蘇らせようとしたのである。一年戦争中に突如彗星の如く現れガルマ閣下を初めとし、次々にジオン要人やエースパイロットを葬り去り、敗戦に追い込んだガンダムは、まさに彼らかしてみれば悪夢そのものでありる。そうした機体に対する思いが、この回収した残骸の扱い、つまりはあえてRX-78-2のガンダムの再生にこだわった姿勢に現れていると言えるだろう。
ペドロ・ガルシアがサンダーボルト宇宙域での戦いの直接の関係者でないにも関わらず、パーフェクト・ガンダムへの改造に際しては、パイロットのダリル以上に難色を示したのもこれを補強している。

更には、イオのフルアーマーガンダムもカラーリングは実は『狂四郎』に登場するパーフェクトガンダムⅡのオマージュと思わしきカラーリングなのだ。つまり、フルアーマー・ガンダムのパーツを用いた本機が、パーフェクト・ガンダムの名に回帰するのはある意味必然であり、それは最高のライバルとして認め、殺し合いをする事に魅入られた男の機体である点からして、イオとダリルの凄まじいまでの因縁を表している。


ライバルのイオが乗るパーフェクト・ジオングと合わせ、機体と乗り手の正邪・善悪が混沌とし、断ち切れぬ戦いの宿命で結ばれた2人の男の因縁も表現する、まさに『サンダーボルト』のテーマの一つを体現者が本機なのである。


強化にあたり装甲強度200%向上などと勇ましい数字が並ぶのだが、ここでその素体となっているのはMS黎明期のザクⅡJ型である点に留意しなければならない。
つまり、元が超硬スチールの陸戦型MSと比較したために、ここまで向上しているように見えるのである。
そもそも、改装に使用したパーツがフルアーマー・ガンダムの素体のものである以上ハードウェアとしてはガンダムと同等が到達点である。
よって、真に脅威と言えるのは脚部スラスター反応速度の30%アップという数値であり、リユース・P・デバイスの生む思考から操縦までのタイムラグの短縮と改修によって向上した機体側からのレスポンスの速さにより、常軌を逸した速さで機動力を発揮するのである。

なお、ビーム兵器についてはやはりジオン側は遅れていたのか、要塞内ではサーベルしか装備していなかった。
そして、サンダーボルト世界の連邦製の量産機に目を向けると、ジム改やジムカスタム等々そろそろRX-78-2に並ぶスペックの機体が登場しつつあり、モビルスーツのハード性能だけを見るならば良くも悪くも特筆した点は見られないのである。
つまり、リユース・P・デバイスとダリル・ローレンツの素質、そして後述するブラウ・ブロが揃って初めて最強たり得ると言えるだろう。

活躍

第3部開始時にて宿敵イオ・フレミングとの対決の刻を予感し、陸戦仕様のサイコ・ザクを宇宙戦仕様に換装し「可能な限り最高の状態で最恐のライバルと戦う」ため改造された。その結果、装甲強度200%増加、推力150%上昇、脚部スラスター反応*速度30%アップという著しい性能強化を実現。
しかし、これでもまだ戦力としては不十分であると考えたダリルは、ルナツー内部から自分を呼ぶあるものを手に入れようと画策し潜入作戦を決行。
「サイコ・ザクを宇宙戦仕様にする」という目的がメインではあるが、結果的にルナツー内部に保管されている「それを奪取するための偽装の効果」も生まれた。
そのあるものとは、公国軍が開発したニュータイプ用MA(モビルアーマー)ブラウ・ブロであった。
一年戦争後に調査対象として接収されていたようだが、ニュータイプ専用機ということで動かせる人員がいなかったので第14ブロックで死蔵されていた。*2
だがしかし、ルナツー自体が軍事拠点であるためかなりの警備が敷かれており、艦隊の駐留もあるためここへのテロは無謀であったのだ。
…が、ルナツーでは次期主力量産機の選定試験が行われていたのだ。そのため、次期主力候補の試作ガンダムと偽装した本機は、警備を担当していた連邦軍のオペレーターが試作ガンダムとしてあっさり通してしまうという最悪のヒューマンエラーが発生している。*3
そして、無事ルナツー内部に侵入成功したダリルは偽装を解除しバルカンを発砲しながら最短距離でブラウ・ブロ目指して行動を開始。
テロリスト侵入の一報を受けて出撃した守備隊は、相手がサーベル一本にも拘わらず片っ端から撃墜されて武器を奪われる始末。次々に押し寄せる守備隊を乱定剣が如く現地調達した武器で次々と撃破して第14ブロックへと進撃する。
次期主力候補でありエースの乗るブルGが救援に来るまでは、足を止めることすら叶わなかった。
一時はシェパードの機転や物量の差もあり逆に追い詰める事に成功するも、ダリルの元上官のヨハン・ガレがルナツーのシステムをクラッキングして侵入して援護*4
未だに生きていたヨハンの将軍特権のジオン軍ゴールドパス*5でブラウ・ブロを叩き起こし、遂にブラウ・ブロを手に入れてからは反転攻勢。
ブラウ・ブロとデンドロビウム方式でドッキングした結果、パーフェクト・ガンダムは最凶の兵器として完成する。
なんとビーム兵器をI・フィールドで弾き飛ばし、ルナツーを地殻ごとブチ破り、要塞の砲塔を反撃で地盤を抉りながら破壊してみせたのだ。

挙げ句の果てに、ワイオミングとアーカンソーという、最新鋭のレールガン実験艦による実体弾攻撃の許可が降りる。
が…それすらもニュータイプに覚醒したダリルはブラウ・ブロのメガ粒子砲でマッハ10の飛翔体を迎撃、2隻を沈めて宙域から脱出した。
結果的にこの歪な改修機は、パイロットであるダリルの超人的操縦技術と合わせて単騎で艦隊の包囲網を突破できるほどの絶大な戦闘力・防御力・機動力を兼ね備えた怪物へと昇華することとなった。
この戦闘におけるダリルの最終的な戦果は、ルナツーの全戦力の2割であったという。南洋のニュータイプは化け物か!?
この一連の騒動で、連邦側に「パーフェクト・ガンダム」の名前が一気に広まることとなる。

その後は、南洋の難民をめぐる騒動に急行。
あわや難民船とそれを守るビリー・ヒッカムのザニーが撃墜というところで無線化したブラウ・ブロのメガ粒子砲で停戦を要求。
ペガサス級タイコンデロガの艦橋数メートルの位置に砲口を突きつけ、ビョーク艦長に「俺は人の姿をした悪魔を見た」とまで言わせた。*6
この場面は一応人助けをした事もあって、凶悪なフルアーマーガンダムとは対照的に正統派なガンダムの顔を見せている。*7

最終決戦においては、ブラウ・ブロ装備形態で出撃。
コンペイトウ艦隊が僧正のハッキングを受けて有視界戦闘に切り替えるが、その艦隊の真ん中にいた
艦隊が混乱する中、薄い艦橋のガラス一枚向こうにヤツはずっといたのである。
彼を目撃しクルーたちが唖然として硬直する中、旗艦のブリッジへビームライフルを向けるシーンがスローモーションで描かれた。*8
しかし、パーフェクト・ジオングがなんとか間に合いそのままイオとの戦闘に移行。
メガ粒子砲やミサイルを撃ち合いコンペイトウの地表を削りながら尋常でない速度で駆け抜けてゆくなど、互いに悪魔のように暴れ回る。
その最中、イースとカリスト達に「刻の間」に強制召喚され、バリュートを持っていなかったことからソーラ・レイの直撃を受ける。
結果的に自身を盾にしたブラウ・ブロと僧正の兄弟を喪失し、本体だけで最後の戦いに臨む。
ビーハイヴⅡに奇襲を掛け、真っ先に対応に飛び出したポルコフ大尉をあっさりと墜としてみせる。
そして、モニカの死への動揺など、一歩出遅れたパーフェクト・ジオング相手にも射撃の応酬をしつつオールレンジ攻撃を回避し、ホット・ロッド艦隊を攻撃しイオを焦らせた。
ブラウ・ブロという外付けのブースター兼武器庫を失ってなお、破壊力に翳りは全く見せなかったのだ。
しかし、最初こそ戦闘はパーフェクト・ガンダムが優勢で進むも、僧正の死などが重なりダリルの精神が平静を喪失しつつある事が徐々に浮き彫りになる。
憎悪のあまりリリーたちと強制的に交信状態に陥り、先読みや危険察知にニュータイプ能力が使えなくなったところで、クリードのガンタンクの渾身の一撃を受け左腕を喪失。
そのままシェパードのレールガンの2射目を受け、なんとか本体への損傷は避けるが最後のジャイアントバズーカも喪失。
その後は、ビームライフル1挺でジオングを追撃するが、途中でカリストに一瞬ではあるが強制的に「刻の間」に呼ばれ気を逸らされた隙にメインカメラを喪失。
しかし、メインカメラを喪失した状況下でもダリルの意地でジオングの胸部を貫き頭だけの状態に追い込んだ。
ソーラ・レイ内部のコアを破壊しようとするイオを見つけ奇しくもラストシューティングと同じ構図で狙撃するも、雷鳴(サンダーボルト)により互いの射撃が無効化される。

辛うじて右腕と右脚の損傷で済みなんとかビグ・ザムに辿り着いたところ…自分を信じてついてきた整備兵たちの死を目撃。
後悔のあまり無言で涙を流すのだが、カーラを止めなければならず、それでも体を動かしたダリルはかつての愛機の旧ザクへ搭乗。
その際にパーフェクトガンダムを踏みつける形で旧ザクが起動している。
もっとも、踏みつけた部分は露出したサイコ・ザクの胴体部分だったため、ガンダムを愚弄するというよりは彼の後悔の表れともとれなくないが…。
ここで本編での活躍は終了である。

このように、かつてのヒーローガンダムを模した姿であるが、作中では圧倒的な破壊の化身として活躍。
無論人助けもしているが、とてつもない戦略兵器・殲滅兵器として暴れ回った。
行く先々で常軌を逸した破壊を見せつけられるのは、一周回って爽快である。
奇しくもジオン側から付けられた「白い悪魔」という、ある種の畏怖や蔑称を、今度は連邦側が嫌と言うほど味合わさせられる事となったのである。
結局個人レベルでは誰もパーフェクト・ガンダムを止める事は出来なかった。

武装

頭部バルカン

サンダーボルトでは珍しい、頭部バルカン。*9
隔壁の破壊に使用され、これが開戦の狼煙となった。
なお、その後使用される場面はない。

ビームサーベル

ルナツー潜入時はこれ一本で戦闘開始。リユース・P・デバイスとダリルの技量も相まって守備隊MSをなます斬りにした。
第2部でヒートホークで見せたように、本機でもこの近接兵器で鬼神の如き活躍を見せる。

ビームスプレーガン

ジムのビームスプレーガンを奪取して装備。
ビーム兵器のため、あくまで中身はザクであるが攻撃力の面からジムやジムキャノンⅡ等と同等に立ち回った。
狙撃兵としての才能を生かしてなのか、殆ど必中に近い様相を見せる。

ビームライフル

ルナツー潜入時に、ビームスプレーガンと交換する形で装備。
初代ガンダムと似た形状のもの。
ビーハイヴⅡ襲撃時には、2挺を背中にマウントして持ち込んでいた。
ジオングのサイコミュ端末を迎撃する、サラミス級改と思われる艦船を撃墜するなど活躍を見せる。
なお、正規の補給手段がないためビーム兵器は貴重なようで序盤はジャイアントバズを使用し、これは温存していた。

シールド

ガンダムでお馴染みの十字マークのアレも守備隊MSから奪取する形で装備。
ビームライフル程度なら弾いてみせる耐久性を見せるも、流石にブルGのサーベルには切り裂かれた。
その後は、何処かで調達したのか最終決戦にも持ち込むが、ジオングとの交戦に突入した際に投棄している。

ブラウ・ブロ

追い詰められたダリルがその格納庫に飛び込んでドッキングして使用。汚いMAV戦術
また、本来はこれを手に入れるためにルナツーに潜入してドンパチを始めた。
ルナツーを内側から地盤ごとブチ破るなどイカれた火力を発揮する。
防御面でもI・フィールドを装備しており鉄壁だった。
ガンダム本体の機動力の底上げにも一役買っており、AMBACのような挙動はできなくなったと思われるも、逃げに徹するパーフェクト・ジオングに追撃する速度を発揮していた。

ヒート・ホーク

ビーハイヴⅡ襲撃時に装備。使う場面こそなかったが、左右のシールドに2本ずつの計4本を装備。
スペリオールのセンターカラーでは右腰のラッチに一本装備していた。

ゲルググのシールド

ビーハイヴⅡ襲撃時に使用。I・フィールドを失った防御を補う目的と武器庫を兼ねていると思われる。
内側にはサブアームとジャイアントバスのマガジンが備えられており、それを活かしてフリーハンドでリロードを行う。
また下方には外側に刃を向ける形で2本のヒート・ホークをマウント。
近距離での燃料タンクの誘爆に対して咄嗟に遮蔽代わりにするなど、目論み通り機能していたが、流石にレールガンには耐えられなかった。

ジャイアントバズーカ

ビーハイヴⅡ襲撃時に2挺持ちで使用。恐らくファーストオマージュと思われる。
あの場面で用意できるものとしては、ビームライフルに次ぐ火力であった。
リロード自体はサブアームが行うので、2挺持ちでの使用に何ら差支えはない。
バズーカでありながらビーハイヴⅡのMSハッチの開口部や移動砲台のガンタンクに的確に当てている。
実体弾の為ジオングは、味方への攻撃に使われた際にはI・フィールドで庇うことができず、ビーム兵器による迎撃を強いられていた。
長物ゆえ被弾面積が大きいのか、割と序盤で1挺失ってしまっている。

最終決戦仕様

画像出典:機動戦士ガンダム サンダーボルト 第24巻
上記の武装より
  • ビームライフル×2
  • ビームサーベル×1
  • ジャイアントバズーカ×2
  • ゲルググシールド×2
  • ヒートホーク×2
を持ち込んで使用している。

ブラウ・ブロを失ったダリルにとって、奇しくも艦隊を守る為に背水の陣として、ありったけの武装を詰め込んだ初代サイコ・ザクと同様の仕様になっている。
ブースター兼武器庫のブラウ・ブロを失うも元々のダリルのテクニックもあってか、鬼神の如き活躍ぶりを見せた。
特に奇襲の初手は、対空防御を担うガンタンクと開口していたビーハイヴのカタパルトの中にバズーカをブチ込むというとんでもないクリーンヒットぶりをみせる。
その後は、迎撃にあたるジオングと交戦するもその片手間で艦隊に攻撃を加えている。
防御に関しては、明らかに低下しているが、むしろ被弾面積が減った影響か、ジオングの左右合計10門の腕部メガ粒子砲などは回避していた。
途中ジャイアントバズーカを失うも、ギリギリの戦いを制しオールレンジ端末の狙撃に成功する、
がしかし、徐々にダリルの精神の摩耗が影響してか、予想外の狙撃を受けてからは形勢も逆転してしまった。

余談

ちなみに読者の間でも賛否両論の存在でもあり、『ガンダムの皮を被ったザク』という設定は、コミックボンボン連載の4コマ漫画『元祖!SDガンダム』に登場した「にせガンダム」のリアル版と言われた。

さらに、アニメ作品でこれと似たケースも存在しており、『機動戦士Ζガンダム』ではネモの部品でゲルググをレストアしたり、『機動戦士ガンダムΖΖ』では応急処置でΖガンダムの頭部にザクの頭を付けた「Zザク」のケースがある。
これはネモとΖの開発元であるアナハイム社のMS開発母体がザクとゲルググを作ったジオニック社であった*10ため、機体部品がユニバーサル規格にマッチングできたという理由である。
実はスターフィールド造船などの存在が確認できるものの、サンダーボルトではアナハイム社CEOがガンダムを指して我が社の傑作試作機と述べているのだ。
そのため状況はレストアゲルググやZザクとにているが、『サンダーボルト』本編は時系列的に『ZZ』や『Z』の前であるのでユニバーサル規格が活きたかは非常に怪しいところである。
機体構造やパーツの規格も違うサイコ・ザクとガンダムをどうすり合わせたのか気になるところではあるが、一応このガンダムへの換装作業を行なった要塞では、サンダーボルト宙域で吹き飛んだ頭部および喪失したサーベル等々を0から再建できるレベルの工業設備があると思われる。
また、作業に移る際も動力パイプと関節の干渉をチェックするなどかなり事前のすり合わせはしていた。
更には各種装甲形状もベースになったフルアーマー・ガンダムと細かい点で異なっており、ページ数にして4ページであるが単なる現地改修というよりも、思ったより大規模な改造作業だった可能性がある。
もしかしたらこの作業を行った整備士に『狂四郎』並みに優れた技術力を持ったものがいたのかもしれない…。
まあ、プラモ狂四郎的には魔改造に近い物だが…。*11


【ゲームでの活躍】

  • 機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
サンダーボルト版が550コスト汎用機として24年2月に参戦。
原作再現としてコスト帯最速レベルの機動パラメータに加え急速旋回や緊急回避Lv3を始めとした機動性スキルが充実し、本ゲーム初の宇宙適正・地上適性両方を持つため他機体とは一線を画す運動性能を誇る。
挙句上位コスト帯にもなかなかいないブースト移動中に撃てるビームライフル、爆風付きバズーカに蓄積よろけ・DPSに優れたビームガンと言う充実の副兵装で射撃戦もこなせるのに、威力補正に優れた二種格闘まで備えており更に蓄積よろけを実質無効化するシールドと走攻守全てに隙がない、名は体を表すパーフェクトなガンダムとなっている。
と言うかパーフェクトすぎて550コスト汎用は全てこれでいいと言われ、実際レーティングマッチだと汎用機の殆どはパーフェクト・ガンダム。何なら600コスト戦場、650コスト戦場でも通用するという異常事態が発生した。またこのゲームはヒットボックスが非常に重要であり、コストの上昇と共に機体サイズが加速度的に肥大化する*12のに対して防御性能は全コスト上限50となっている為、機体サイズが文字通りガンダム並みに小さいこの機体は被弾面積の小ささから相対的に防御力が高くなり、攻撃力の低さを運動性能と防御力が補い、人によっては650の方が強いと主張する声もあった
余りに一強過ぎるためか、一時攻略Wikiの機体コメント欄が閉鎖されていると言う異常事態になっていた。
Wikiでは弱すぎる機体のコメント欄が強化要望や愚痴のたまり場になって規制と言うことはままあるが、強すぎて規制はかつて出撃機体の8割を独占(※公式発表)していたというユニコーンガンダムや、僅か1カ月でナーフされ3年以上語り草のメタスですら起きていない。運営の生放送冒頭にてナーフが発表されるという異例の事態にまで及び、実装から約1か月半*13で弱体調整予告と同時に公開された戦績は勝率57.2%、ライバル勝率59.0%。前述のユニコーンやメタスでも勝率53%台だったことを考えると要調整の汎用機戦績としては明らかにぶっ飛んでいる。
また与ダメ平均8万は確かに650コスト汎用の平均*14に迫る勢いで、部分的に650コストに通用すると言う実情を数字で見せつけた。
今でこそ上位コストで使用可能な機体では無くなったがそれでも550コストでは強力な機体である



追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\グポォン/

最終更新:2026年06月21日 15:47

*1 ザクのフレーム自体太ましい。

*2 本作はパラレルワールドと明言されているが、アムロは噂話や目撃情報という形だけではあるものの連邦軍に在籍している(或いは在籍していた)ことは示唆されている。サンダーボルト世界では一年戦争後は退役したのか、原作世界と同様に軟禁状態に置かれているのかは不明

*3 時を同じくしてサイコ・ザク追跡作戦の惨状を聞いたアナハイム社の執行役員アンディー・ウェリントンが、サイコ・ザクの技術をRX-78-2ガンダムに取り入れれば核兵器に次ぐ新たな抑止力、パーフェクト・ガンダムが実現する、と構想している

*4 本人曰く「これ一本でのし上がってきた」とのこと。後述のゴールドパスを保有していたことから、本作の旧ジオン公国軍内部でも有数の腕を持っているものと思われる

*5 公国軍のシステムならフリーパスでアクセスできる特権で、使用時はパスを端末に接続し、暗証コードと掌紋入力が必要。ア・バオア・クー防衛戦での逃亡行為が咎められ中佐まで降格させられていたが、それはあくまでも「ジオン残党軍」内部での階級。それに加えてブラウ・ブロの起動セキュリティの解析も進んでいなかったとすれば、そこが連邦軍も認識していないセキュリティホールと化していた可能性が高い

*6 実質的に二隻目のペガサス級の撃墜である。

*7 作者も悪役風に描いたフルアーマー・ガンダムと比較しパーフェクト・ガンダムは原点に回帰した顔にしたとのこと。

*8 無音の恐怖演出である

*9 実はジム系のMSすらバルカンはサブカメラ兼ドローンの発進口としてアレンジされている。

*10 ザクⅡとゲルググを開発したジオニック社は一年戦争後アナハイムに吸収合併された

*11 実際に改造方法としてはミキシングビルドに近い

*12 閃光のハサウェイの頃まで。それ以降に開発されたいわゆる第2期MSに類する機体は15m前後に縮小しており2026年現在の高コスト帯(600~)は総じて小型化が進んでいる

*13 余談になるが本項追記編集の5日後

*14 24年2月時点で8.1万。ちなみに550コスト平均は6.8万