機動戦士ガンダム サンダーボルトに登場する機体

登録日:2015/02/27 Fri 22:02:20
更新日:2025/10/02 Thu 07:02:16NEW!
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漫画機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する機体は、
ほぼ全て作者による独自の解釈でデザインされており、既存のガンダムシリーズのMSとはまた違った描写になっていることも多い。
本項では、主に登場する機体について解説する。

▽目次

地球連邦軍

フルアーマーガンダム

型番:FA-78
一年戦争編での連邦側の主役機で、同胞団が大金をはたいて納入させた「ガンダム」。
「故郷のために働き死んだ」という「英雄」を用意したい思惑で配備され、イオはその思惑通りになってしまう。
MSV版と比較して空間戦闘を重視した設計となっており、色も緑色ではなく青色と赤色である。
ちなみにこの配色は「プラモ狂四郎」のオマージュとのこと。
詳しい概要は項目を参照。

ジム

型番:RGM-79
お馴染み連邦軍の量産機。胴体と肩が灰色に近く、ホワイト・ディンゴ隊を彷彿とさせる。
バックパックから伸びる2つのサブアームに2枚シールドを持たせ、左腕に二連装ビームライフルを持つなど重装備がなされている。
二連装ビームライフルは作者がスプレーガン一丁だけでは不安だろうとのことで持たせたそうである。
一方高火力の反面フル装備により重量は2割も増し、機体バランスも悪くなっている。
シールドを二枚も装備しているがデブリ避け程度にしか機能せず、ジオンのビッグガンによる狙撃で次々と撃墜されてしまう。
主人公であるイオも本機でサンダーボルト宙域に向かうも、ビッグガンでシールドごと頭部周辺をあっさり吹っ飛ばされた。
ただし原典と違いコア・ブロック・システムが採用されており、緊急脱出用のコア・ポッドで助かる者もいる。
もしこれが無かったら第1話で『機動戦士ガンダムサンダーボルト 完』になっていた
恐らくガンダムシリーズの映像作品では、アニメが始まって最も短い時間で撃墜された主人公機であろう。(原作でも2話目序盤)
優秀な機体とは到底言えないが、ビアンカはこいつでビグロ相手に8機も墜としている。
ちなみにサブアームは作業用にも便利な為か、サイド4復興用にフレミング社が武装だけ外した「作業用ジム」を使っている。
他にも母艦のMSデッキで主力モビルスーツに武器を渡したり、コンテナを運んでるのも作業用ジムらしい。尚、作業用は黄色に塗装されている。

コア・ポッド

主に連邦量産機に採用されているコア・ブロック・システムの中身で、簡易式コア・ファイターのようなもの。
劇中では「コア・ブロック」と言われていたが、最終回の掲載されたMS名鑑でようやく正式名称が判明した。
近年のプラモデルの設定に準じた脱出ポッド方式であり、脱出時には折りたたまれた4基のスラスターで推進する。
コア・ファイターのように操縦席は丸出しであり、且つスラスターの推力も母艦に戻る為の最低限で頼りない。
一応申し訳程度の機銃もついているが、機動力も装甲もボール以下で戦闘できるような代物ではない。
劇中ではガンキャノンに乗っていた学徒兵がこれで一矢報いようとするも、ガトルの機銃であっさり穴だらけにされ撃墜された。
一方で速度が出るような機体ではないため、劇中では撃墜されコア・ポッドすら失ったパイロットがこれに掴まったり上に乗って帰還する姿も見られる。
またコア・ファイターと違いスラスターしか付いていないので、宙域以外では脱出後どうするのかは不明。
母艦に戻るために必要なのか、レーダー類はそれなりに充実しており、哨戒機として使われたりもした。

ハロ(ドローン)
原典であるジムやガンダムの頭部バルカン砲の位置に内蔵されている探査ドローン。
AI制御で動き、音声認識で命令を実行させられる。尚、原典と違って普通にしゃべる。
内部には長いワイヤー状とフレーム状の二種類の作業用アームを内蔵しており、これにより物理作業も可能。
それどころかコクピットブロックをハッキングしてハッチを開いたり、パイロットの簡易診療まで行う事ができる。

【ガンダム・ヘッド】

型番:RGM-79/GH
量産型の角無しガンダム……と思わせておいて、実はあまりパーツで顔だけとっかえたジム。性能は上記ジムと同じ。
動揺させるという意味ではへイズルストライカー・カスタムと同じである。
全体的なデザインやカラーリングは『機動戦士Vガンダム』のVガンダムヘキサを思わせる。
こんなのでもコケオドシとしては効果的であり、ア・バオア・クー攻略において大量に登場したのち、スパルタン隊でも5機配備された。
更に描写的にはジムより性能はマシになっており、頭頂部にはロッドアンテナ式の探査用センサーが増設されている。
シールドもザク・マシンガン程度は真正面から防いでおり、装甲も傷はついても簡単に貫通されてはいない。
また追加武装としてグレポン付きアサルトライフルを装備しており、ジオン親衛隊用ザクⅡを軽く撃破している。
デビルガンダムとは一切関係ありません。

フルアーマーガンダム・ヘッド

フルアーマーガンダムの量産機…では勿論ない。
宇宙用のガンダム・ヘッドに陸戦型のビームライフルを持たせ、追加武装でフルアーマー化させたサンボルジム。
ランドセルをFAガンダムと同じ大型にする事で、積載量をオーバーし機動力を犠牲にアホみたいな量の武装を搭載している。
シールドはFAガンダムと同型をサブアーム一基に2枚並べた上、更に2枚重ねにして合計8枚も保持している。装甲も増し増し。
ランドセルの右側には大型ビーム砲、左側には連装ミサイルポッド、2連装ビームライフルはサンボルジムと同じく左腕にマウント。
更にランドセル両側面に高出力ビームサーベル、伸縮機構付きハイパーバズーカを持っている。
ただし武装の威力はフルアーマーガンダムと比較するとかなり控え目で、シールドで防がれる場面もある。
ほとんど動く武器庫だが大型ブースターで推力は確保し、後にアナハイムでマグネットコーティングを受けて運動性も改善された。
だがサイコミュ兵器のオールレンジ攻撃とは相性が悪く、サイコミュ試験型ザクのメガ粒子砲に防御の隙間を抜かれて撃破された。


ジムキャノン

型番:RGC-80
ムーア同胞団から贈られた学徒兵達に用意された最新鋭MSという名の棺桶。20機も納入された。
上記ジムとは頭部・脚部・大型ランドセル周りが違い、右肩のサブアーム部がキャノン砲に換装されている。
バックパックのスラスターは数を減らす代わりに大型化し、胸部右側には照準用センサーが追加されている。
またキャノン砲の反動に耐えるため足回りはジムより太くなり、スラスターも追加されている。後頭部にはロッドアンテナを増設。
色はMSV版と同じ赤色だが、これはイオの囮となる前提であえて目立つ色にしたためらしい。少年兵の目にはヒロイックな機体に映った模様。
だがどうせビッグ・ガンの前では当たれば同じと考えたのか、装甲もマシンガンで撃ち抜かれるほど薄く、シールドも1枚しかない。
上記のジム同様コア・ポッドも搭載しているが、ヒートホークでシールドごと胴体を真っ二つにされる始末。
劇中ではカーラの自爆を阻止するためビームサーベルでカーラ以外の女性兵士を蒸発させるシーンが印象深い。
あと外伝の落ち武者狩りとか。OVA版ではシールドすら持たされていない。

ジム改陸戦型】

型番:RGM-79C
一年戦争終盤に生産されたジム改を陸戦用に改修した機体。
アトラスガンダム整備中に、南洋同盟迎撃戦においてイオが搭乗し戦果を挙げた。
原作のカラーリングは原典と同じ白と赤、アニメ版ではサンボルジムと同じ配色になっている。
バックパックは三方向ブースターによる空制動に使用され、サブアームなどはないがハイジャンプが可能。
主兵装はジャンプキック。他にロングレンジ・ビーム・ライフル、ミサイル・ランチャー、アサルト・ライフルも搭載。
ビームサーベルやシールドもある。でもやっぱり飛び蹴りの印象しかないだろう。

ちなみにヘッドバイザーを装備していない普通のジム頭タイプはスナイパー部隊が使っており、アリシアが乗機としている。
こちらは原典とは違いデザイン自体がただのジム頭になっており、第2部の舞台である地上戦で出てくるジム頭は大体こいつ。
タール火山基地ではバターみたいな柔らかさを見せた

ジム・スナイパーカスタム

型番:RGM-79SC
外伝『The color of memories』で登場。防衛エリア814でビッグ・ガン当直任務中のキース達を狙撃した。
同任務に就いていたキースの同僚のマーザとエミリオを撃破し、キースも続けて撃墜しようとする。
だがサンダーボルト宙域の稲妻とキースの眼帯のせいで逆狙撃を受けてしまい撃墜された。

EWACジム

型番:RGM-79EW
ジム改高機動型を早期警戒用に仕様変更した機体。連邦軍の哨戒機「イーグルアイ01」として登場する。
後頭部に巨大なセンサーレドームを装着し、ガンキャノンと同型の大型ランドセルを背負っている。
劇中では他にも哨戒専用で大型のレドームを備えたボール、コア・ブースター、セイバーフィッシュなどもイーグルアイとして登場する。

アクア・ジム

型番:RAG-79
数少ない連邦水泳部。スパルタン隊に複数機配属され、ガンキャノン・アクアやボールと共に水中でジオン水泳部と交戦する。
なおアニメ版では上記ジム改をベースとしたオリジナル機体「ジム水中型」(RGM-79[M])に変更されている。理由は不明。
肩、膝、ランドセルの3箇所に水中時で推進力を発揮するハイドロジェットが新設され、ニードルガンを装備している。

ガンキャノン

型番:RX-77
複数機量産されているが、『ポケットの中の戦争』に登場した量産型(RX-77D)ではない。
本家RXシリーズのRX-77ガンキャノンである。後は分かるな 暗礁宙域探査用に頭部センサーの増設等の改修が施されている。
原典より体形がよりマッシブになっている印象があり、より力強く見える。ランドセルもジムより大きい。
だが強そうなのは見た目だけであり、ザク・マシンガンで簡単に撃墜されてしまうほどに弱い。
ちなみに肩口にキャノン砲を固定するためのスリットが無く、バックパックにキャノン砲が設置されている。
このキャノン砲は別の装備に換装できる他、背中のハードポイントが全MS共通なので他の機体のバックパックも装備できる。
量産型と言っても生産性は低く数は少ないため、簡易生産型のジムキャノンが開発されている。
コア・ブロック・システムを採用しているが、中身はコア・ファイターではなく上述のコア・ポッドである。
専用のビームライフルの他、ハイパーバズーカなどを装備したりしていた。

ロッソ・ガンダム

ウサギ型ガンダムです 通してください
両肩にキャノン砲の代わりに三連ミサイルランチャーを装備したガンダムフェイスのガンキャノン
第3部ルナツーで名前だけ登場したが、後に作者のツイートで投稿された。頭の後ろにウサギの耳のようなブレードアンテナが立っている。
後にエピローグにてキャノン顔に戻し、後述の「ガン・バレット」として連邦軍主力MSとして採用された。耳も取られた

【ガンキャノン・アクア】

型番:RX-77AQ
ガンキャノンの水中戦仕様。大まかな見た目は変わってない。
だがウォータージェットを搭載した関係上、胸や膝にインテークがあり、また球体関節になっていたりと細部に違いがある。
主な武器は背中の魚雷発射管、手持ちのニードルガン、両腰のビームサーベル。色はオレンジ色。
第2部ヒロインのビアンカ・カーライルが搭乗し、南洋同盟本部迎撃において陸戦型に改修し無双する。
しかし不意打ち気味にザクタンクの砲撃を受けあえなく大破、ビアンカはコア・ファイターで脱出する事となった。
…ちなみに本機は上述のジムなどのコア・ポッドではなく、ちゃんとコア・ファイターを採用している。
採用していなかったらビアンカがミンチになってた*1

コア・ファイター

型番:FF-X7
第2部冒頭でミデア輸送団の護衛戦闘機(パラサイト・ファイター)として登場。ジオン残党軍のドップ相手に圧勝した。
原典とは違い主翼が折り畳みパネル型になっており、コアブロック形態のままミデアから投下される形で発進する。
スパルタンにも上記ガンキャノン・アクアのコクピットだけでなく、哨戒機や迎撃機として数機が配備されている。
爆発に巻き込まれクラッシュ事故の如く物凄い勢いで転がっても乗員は無傷と安全性が高い。
乗っていた女が異能生存体だっただけかもしれないが

ボール

型番:RB-79
武装が強化され、頭部キャノン砲の他に両腕にマシンガンが追加されている。
ちなみにキャノン砲は三連装ミサイルランチャーやバルカンに換装できる。
また地上編でも水中戦で出撃していたため、魚雷にも換装できる模様。
作者としてはボール改修型に対抗してのデザインだったようだが、あまり変わらなかったらしい。
また3集の限定版でまさかのプラモ化がされたので、愛着があるとのこと。

水中型ボール

型番:RB-79[M]
宇宙で使用していたボールをベースに水中用に改修した機体。アニメ版ではマニュピレーターは右側だけ。
頭部にミサイル・ポッドを換装したほか、底部にフロートを新設、頭頂部には通信用のケーブルがのびている。
南洋同盟から逃げ出した救命艇を捕獲した。ただし高速艇に追いつけないなど、あくまでも急場凌ぎの現地改修機といった手合い。

陸戦型ガンダム

型番:RX-79[G]/RX-79[GS]
08MS小隊」に登場した主役機だが、本作に登場するのは頭だけガンダムで、あとはジムとほぼ同じらしい。
要するに上記のガンダム・ヘッドと同じ。陸戦用に多少細部が違う程度で、敵味方からもガンダム・ヘッド呼ばわりされる事も。
だがサイコ・ザクのヒートホークでシールドごと胴体をあっさり両断されるという、ア・バオア・クーの勇姿は何だったのかという脆さ。
もっとも本作のヒートホークの切れ味が異常過ぎるとも言えるが
アニメでは陸戦型ガンダムS(スパルタン)型と呼ばれ、色は濃い感じの青緑でバックパックはノズルが下向きになっている。
これは足の部分がラバー素材になっていることでホバー移動を可能にするための措置である。
地上戦で戦車より遅いと、MSの意味がないとして高速移動ができるようデザインしているとのこと。
他にも胸部排気スロットや各部が防塵仕様になっている。

陸戦型ガンダム(モニカ機)

型番:RX-79[G]
砂鼠ショーン』に登場した陸戦型ガンダムのバリエーション機。
頭部の形状はガンダム・ヘッドと同様、色は砂漠に合わせた茶色であり、関節部には防塵処理がなされている。
Gアーマーとして飛行中に連邦軍くずれの「砂漠の鷹旅団」に「お宝」として撃墜されてしまった。
上記と型番は同じだが、大気圏内でのGアーマーとのドッキングの為か少し細身でシャープになっている。
作者としても本編に登場する機体とはまた別の物としてデザインしたとの事。

ガンダム・バウンサー

形式番号:RX-79[G]BO
上記のモニカ機を現地改修した機体。Gバウンサーではない
全身が灰色がかったモスグリーン塗装で砂漠用の防塵仕様となっている。要するにデザートジム。
バックパックが取り外され、代わりに機体前面と後面にチューブ状の推進器「ホバーマント」が追加されているのが特徴。
各部には追加装甲と新たなシーリングが施されているが、バックパックがないのでビームサーベルを持っていない。
代わりにロングレンジ・ビーム・ライフルを装備した狙撃戦用機だが、一応陸ガンのビームライフルも持っている。
砂漠で長距離を移動する際は「バウンサー・ビークル」というMS用の巨大なバイク(元はガンタンク)に乗る。

ガンタンク

型番:RX-75
元祖タンクモドキ。
原典より車高が低くなっており、「UC」のロトや「F91」のガンタンクR-44に近い形状となっている。
カラーリングも茶色。複座式で車長とガンナーが頭部に同乗する。コクピットは頭部だが、操作次第で胸部に移ることも可能。
タンク部分は原典より長大化し、車体前部に設けられた歩兵輸送用スペースに20人ほど収容できる。
両肩部と一体化している長射程低反動キャノン砲を2門搭載。OVA版では装備位置が背部に変更されている。
両腕は通常のマニピュレーターになっており、4連ガトリング砲は腕に接続する形で手首に銃口が並ぶ。
更に機体後部に6連装ミサイル・ポッド、両肩部側面にはスモーク・ディスチャージャーが備えられている。
頭部やボディはあまり変わっていないが、これは「ガンタンクらしさ」をあえて残したためとのこと。
全体的に各作品のガンタンクのいいとこ取りのような機体だが、劇中ではモビルスーツに比べて時代遅れのタンク扱いされている。
とはいえ砲撃の威力は遠距離にいるMSを一撃で破壊する威力を誇り、弾幕戦では他のMSを圧倒する。
初登場は外伝であり、本編ではア・バオア・クー戦に登場。
要塞内部に突入し、二枚重ねドーザーブレードでシャッターをぶち破ってこじ開ける。
そして上陸用舟艇よろしく車体内から特殊部隊を送り込むなど、ロトを彷彿とさせる活躍だった。
外伝に登場した機体はカラーリングは「1st」準拠のトリコロール塗装である。
砲弾は操縦席から変更可能で、宙域を広範囲に照らす大型照明弾を発射することもできる。
ちなみにスパルタンには最低でも3機のガンタンクが収容されている。コア・ブロックは採用されていない。
戦場が再び宙域に移ってお役御免になるところだったが、ソニアの案でビーハイヴⅡの防衛用に再利用。
タンク部を撤去し船体周囲360度を囲むレールによる機動対空砲台として活躍する。
外伝では連邦くずれのハイエナ集団「砂漠の鷹旅団」の乗機として暴れ回っている。

バウンサー・ビークル

上記のガンダム・バウンサーがMSのまま搭乗する巨大な単車で、元々はガンタンクだったものを魔改造した。
北斗の拳のモヒカン達が乗ってそうな後部が広いタイプで、これにふんぞり返るような偉そうな姿勢で乗る。
「広大な砂漠をMSのみで移動するのは考えにくい」という事で用意された。
元々の左右の履帯があるタンク部に腰を下ろし、前方に増設された一輪?の履帯部を挟むように脚を乗せる。
尚、ハンドルなどはない。作者曰く「戦闘メカ ザブングルのノリの悪ふざけ」。
脚を掛ける前方部にはFAガンダムが装着していた5基ロケットランチャーを搭載。
下部にはガンタンクのスモーク・ディスチャージャーが備えられている。
更に機体後方座席?には左右に2枚づつ合計4枚のシールド、背面には予備武装や物資を積めるコンテナが複数ある。

Gファイター

型番:太田垣先生もサンライズも知らない
ご存知ガンダムの追加兵装として作られた万能戦闘機。バークレー中尉が搭乗し、二連ビームキャノンでザクレロを葬っている。
複数機が量産され、ア・バオア・クー攻防戦において投入された他、ジムがこれと合体して「ジムスカイ(仮)」になったりしている。
1機は『外伝 砂鼠ショーン』で上記の通り陸戦型ガンダムの兵装として登場した。

コア・ブースター

型番:FF-X7-Bst
ア・バオア・クー攻防戦においてもGファイターと一緒に出撃している。原作を知っていると苦笑い。
劇中ではボール中隊を率いていたネルソン隊長が乗っている。

ジェット・コア・ブースター

型番:FFB-7Bst
コア・ブースターを大気圏内用戦闘機にリファインした機体。
だが原典の08小隊ではほぼ色違いのコア・ブースターだったのに対し、本機はより戦闘機らしいシャープな造形になっている。
機体を貫通するように上下にレドームを備えている。どこで登場したのか探してみよう!

パブリク突撃艇セイバーフィッシュ

パブリクもア・バオア・クー攻防戦において登場、大型ミサイルを発射している。
セイバーフィッシュはMSが登場する以前から地球軌道防衛などで運用されており、たびたび登場する。
最終局面でもイーグルアイ用のレドーム機としてビグ・ザムの見張りをしていた。


アトラスガンダム

型番:RX-78AL
本作の2代目主人公機で新型試作MS。機体名はギリシャ神話の巨神アトラスにちなむ。
南洋同盟制圧の際、リユース・P・デバイス搭載MSとの戦闘になる可能性を想定して配備された新型ガンダム。
機体色は白、黒、黄のトリコロールカラー。珍しくアゴ部分が黄色のガンダム。阪神とかソフトバンクとか言うなし。
本作オリジナルの完全新規デザインのガンダムであり、地上戦や水中戦を重視し各所に球体関節を用いるなどかなり丸みがかかっている。
これらはジオン軍の水陸両用MSに採用された技術らしく、更に単機で成層圏近くまで飛行する事も可能となっている。
それまでのガンダムやジムが従来のデザインを踏襲しているのもあって、曲線主体の形状は異質さをも感じるデザイン。
コクピットはボール型で頭部の下と直結されており、脱出ポッドにもなるなど「Ζ」以降の物を先取りしている感がある。
両肩背部に延伸アームを取り付けた大推力のスラスターを備えており、これを足にスキー板のような形で装着することが出来る。
さらに長射程と絶大な威力を誇るレールガンや、レールガンの磁場を応用した電磁パルス・シールドを搭載。
コムサイを両断するほどの大出力ビームサーベル等、試験運用も兼ねた強力な武装の数々を装備している。

サイコ・ザクとの戦闘経験を持つイオが搭乗者となり、肩に彼の故郷であるムーア4の名を意匠化したエンブレムがペイントされている。
第3部では上記の通りガンキャノン・アクアを失ったビアンカが後継パイロットとなり、宇宙戦仕様に換装された。
何気にアニメ化された作品では初の「水中戦想定型主人公ガンダム」である。
最後の最後で再びイオが乗り込み、ヒザ蹴りで決着をつけた。

【ブルG】

型番:RX-77-4BG
ルナツーにて連邦軍の次期主力MS候補としてテスト中だった試作MS。Gブルではない。
無数のメカアームと大火力を備えた高出力・重武装なガンダムタイプ…というのは見せかけ。
当初は頭部がジム頭でガンキャノンⅡの発展試作機という触れ込みのはずだった。
それがいつの間にかガンダムフェイスに変更され、連邦に売り込まれていたという。
ちなみに顔はZガンダムとZZガンダムを足して2で割ったようなデザイン。ガンダム試作2号機「サイサリス」にも似ている。
「何でもかんでもガンダムの名さえ冠すれば売れると思いおって」とはボーマン准将の弁。
だが実際ニュータイプのダリルと互角に渡り合うなど高性能さをみせ、アナハイムの武器商人どもも太鼓判を押したのが分かる。
機体の馬力自体がかなり大きく、アトラスガンダムのレールガンでさえ問題なく射撃可能である。
パイロットは女好きのサム・シェパード中尉。
武装は12連装ミサイル、バルカンポッド、2連装ビーム砲、ハイパーバズーカ、そしてビームライフルとビームサーベル。
巨大なバックパックとサブアームで大型のシールドを2枚持ち、大型ランドセルによって機動性も高く近接格闘戦も可能。
ルナツーではパーフェクト・ガンダム相手に特殊ポリマー弾で機動力を奪い、ビームサーベルはガンダムシールドを容易く両断した。
バックパックの手持ち武器もサブアームで同時射撃可能、ガンダムに乗ったダリルでさえ「速い!」と驚愕させている。
シールドの強度も、パーフェクト・ガンダムが持っていたビームライフル程度では至近距離連射でも弾痕が付く程度。
それどころかガルバディαの持つゲルググ共用の大型ビームライフルの連射でさえ余裕で防いでいる。
もっと言うと、なんとバリュートからはみ出した部分がソーラ・レイの直撃に晒されたのに原型を保っていた何製で出来てるんだ…
更に格納式サブアームもサブアームとは思えない頑強さで、パーフェクト・ガンダムをシールドで押し返すほどパワフル。
性能が認められてか、本機の特殊な大型バックパックは宇宙用に改修されたアトラスガンダムに採用されている。
ソーラ・レイ奪還作戦時にはマグネットコーティングを施され、ビリーのサイコミュ高機動試験用ザクとやりあった。

ジム・カスタム

型番:RGM-79N
ご存知とてもジム系列には見えないデザインでおなじみの新鋭量産機。
原典とほぼそのままだが、バックパックに4本のノズルを搭載している。
武器はジムライフルっぽいビームライフルとビームサーベル。
安物の量産機らしく武器は少ないが機動性・運動性は悪くなく、岩礁宙域も楽に飛べる。
ホロ―ポイント地雷による岩礁破片弾の直撃を受けても破損しないなど、ジムより相当頑強*2
南洋同盟の避難船を襲撃するも、まさかのザニーに苦戦を強いられる。
なおNT-1に関しては全く触れられていない。
ボルコフ大尉やバーバラ中尉などタイコンデロガのベテランMS部隊が搭乗する。
また特殊な兵装としてシールドの裏にワイヤー付きロケット・アンカーを装備している。
これは先端のクローで対象を捕らえる事ができ、劇中では2機でザニーを振り回して岩礁に叩きつけた。

ジム・キャノンⅡ

型番:RGC-83
ご存知ジムカスタムとガンキャノンの間の子。原型機に近いデザインだがバックパックはジム・キャノンのまま。
ブルGと共にトラスト部隊に配備され、シェパード中尉の部下であるホリーとニックが乗る。
ランドセルに接続されたベルト給弾式大型4連ガトリング砲を持つ。

ゲルググ(連邦製)】

型番:MS-14A
鹵獲機ではなく、連邦軍が接収したジオンの開発データを基に、戦後に新規製造された機体。
頭部センサーは連邦系のバイザータイプになり、腕部デザインも直線的なものになっている。
頭部はジム・キャノンII、腕部はジム・カスタムを彷彿とさせる形状で、シールドはジム系の物になっている。
ビームライフルはジム・スナイパーⅡなどが使うロングレンジ・ビームライフルを装備している。
上述のフルアーマーガンダム・ヘッド同様、ランドセルを大型化してシールドを8枚保持している。
新たにトラスト部隊に加わったアリシアが搭乗。ビリーのサイコミュ高機動試験用ザクを迎え撃った。

パーフェクト・ジオング(独自改修機)

南洋同盟に量産された30機のサイコ・ザクに対抗すべく、連邦軍がジオンから接収した量産型ジオングを魔改造し自軍の兵器として運用した代物。
対サイコ・ザクへの切り札でありフルアーマーガンダム、アトラスガンダムに次ぐイオの第三の愛機
胸に連邦軍のマークが刻まれカラーリングはガンダムらしいトリコロールカラー、そして何より複座式になっているのが最大の特徴。
足を取付ける予定だった部分にはプロペラントタンクを取付け、対サイコ・ザクに合わせてハイスピード戦闘が出来るようになっている。
…とはいえサイコ・ザクMark-Ⅱと比較すると流石にスピード面では劣る。その分は火力とサイコミュで補う。
また、スカート部分にはミサイルランチャーや隠し腕があり、武装が遠近問わず増強された。
オールレンジ攻撃が可能なメガ粒子砲の破壊力は戦艦主砲クラスで、Iフィールドでビーム兵器を無効化できる。


【ガン・バレット】

ある事情で連邦軍が独力で開発した量産MS。アナハイム産MSより性能は劣るとされる。
ボディはガンキャノンと似ているが、キャノン砲の代わりに三連装ミサイルランチャーを両肩に装備している。
ガンダム頭となる予定だったがエドワード・ボーマン提督が却下したそうな。
取り敢えず当面のユリーカの次期主力MSとして配備されている。
実はロッソ・ガンダムの頭部をガンキャノン系統に戻した機体。

ジム・スナイパーⅡ

型番:RGM-79SP
最終章で背景にチラッと登場。
アナハイム社と決別した連邦軍としては貴重な戦力。
ぶっちゃけこいつなら『Z』の時代だろうと通用する

メッサーラパラス・アテネボリノーク・サマーン

タイタンズ独立後、「ユリーカ」と合流した木星帰りの男が用意した試作MS。
試作と言いつつ恐ろしいことに実戦配備済で大量生産されている







ジオン軍

ザクⅡ

型番:MS-06
御存知ジオンのやられメカ筆頭株。本作のMSの特徴であるサブアーム付きのバックパックを装備している。
関節などへのシーリング処理が施されていて、ヒートホークやバズーカはバックパックに搭載。
デブリ地帯での運用機には、足底部に姿勢固定用のクローが備わっている。
また狙撃用だけの仕様か不明だが、コクピットにはガンダムのように照準器が設けられている。
なお肩のスパイクにスラスターを付ける案もあったらしいが、ダサいのでやめたそうである。

最初のダリルの乗機であったが、師団はMS不足で目立つ移動も避ける為か交代制で使っていた。
だが交代直後にイオのFAガンダムの実戦試験と遭遇、狙撃をあっさり躱されザクⅡ3機が撃墜されてしまった。
アニメ版ではドズル専用ザクと思しき機体がア・バオア・クー攻防戦で出撃したが、ジム部隊と交戦し大破した。
恐らくはソロモンでドズル・ザビが戦死したため、親衛隊あたりが接収したものと思われる。
原作でも同じタイミングでジオン親衛隊用ザクⅡ(MS-06F)が数機登場し、ガンダム・ヘッド部隊と交戦して破壊された。

ビッグ・ガン

スナイパー部隊であるリビング・デッド師団が使用していた、MSと同等の大きさを持つ大型狙撃用ビームライフル。
三脚でデブリに銃を固定し、観測データを受信して使用する。ジムをシールドごと一撃で容易く墜とす威力を誇る。
高威力の反面、発射回数が定められており、20回の発射回数を超えた場合にはバレルの交換が必要となる。
この銃に使用されたジェネレーターは、本作のゲルググにも使われていた。
なおこれが登場した背景には、ザクⅠ・スナイパータイプとの差別化という意図もあったらしい。
プラモではザクⅡの他に原作通り旧ザク、さらにサイコ・ザクにも持たせることが出来る。

第2部では南洋同盟本部防衛戦に投入され、再びダリルの手に渡り猛威を振るう。
最後はガンダムヘッド部隊の三位一体レールガンで爆破された。

ザク強行偵察型、ザク・フリッパー

型番:MS-06E、MS-06E-3
外伝で登場した偵察型ザクコンビで、ほぼ原典通りだが強行偵察型はバックパックがサンボルザクIと同型。
大型ライフルのような見た目の手持ち式大型レーザー通信機を持っている。
ザク・フリッパーは改良型で原典同様三つ目の三角頭という、ザクというかSEGAのドム
バックパックは本作のザクⅡやリック・ドムと同型。ストック付のザク・マシンガンを装備している。


リック・ドム

型番:MS-09R
首元や胴体に動力パイプが追加されており、胴体の物はバックパックと繋がっている。
色はドム・トローペンに近い。バックパックはザクと共用。フーバーやフィッシャーが搭乗している。
だがまさかの主人公の騙し討ちでパイロットがやられて奪われるという役回りとなった。
狙撃用として運用されていた為か、劇中ではヒートサーベルではなくヒートホークを装備。
フィッシャーはこれを振り回しながらマシンガンを乱射する無双振りを見せた。
師団では一番マシな機体だが、すでにゲルググが配備されている末期でペズン・ドワッジも開発されている旧式。
スパイクシールドを装備している機体も存在する。

【旧ザク(ザクⅠ)】

型番:MS-05
色が作業用ザクを思わせる黄色なのが最大の特徴。重機を思わせる警告ラベルが入っている。
背中には横付けされたプロペラントタンクに1基のサブアームを持つ。
MSというよりビッグ・ガンの管制用であり、スナイパーに機動力は必要ないという理由でダリルが搭乗した*3
またバックパックもザクⅡの物とは異なっており、タンク部分にはバズーカやマシンガンを装備できる。
プラモでは例によってザクⅡの後に出たためか、新たにクラッカーや新規デザインのバズーカが付属している。
しかも全て装備できるためザクⅡより強そうに見える。ダリルは最初にこの機体でイオのFAガンダムと死闘を繰り広げた。
最終的には追い詰められるもクラッカーによる照明弾により間一髪難を逃れた。

保有MSが少ない師団では現役であり、空母周りにもジャイアント・バズ装備機が数機ほど警備に使われている。
南洋同盟でももちろん現役で、ザクⅠ・スナイパータイプがデブリ排除を行っていた。
第3部では実体ナイフを持ちニンジャめいた活躍をみせ、最後のトリを飾った。

サイコ・ザク

型番:MS-06R
正式名称は「リユース・サイコ・デバイス搭載高機動型ザク」。
元々の機動性に加えシステムの恩恵による動きの自由度、追加のロケットブースターによる更なる機動性を底上げ。
多数装備されたバズーカやシュツルムファウストによる火力など、完全にザクの皮を被った何かと化している。
搭載されたシステムもあって本作の根幹に位置する、「悪魔の技術」ともいえる機体。
詳細は項目を参照。

【量産型ゲルググ

型番:MS-14A
序盤のダリルの回想及び師団の援軍の機体として登場。機体色は通常のゲルググと同じ。
スコープドッグのラウンドムーバーに似た形状のジェネレーターをバックパックに背負って搭載。
更にX字型に伸びた四方向のスラスターが最大の特徴であり、大型ビームライフルは背部ジェネレーターに直結されている。
また、両肩のトゲにスラスターがある他サブアームは両腕の関節部にあり、シールドはここで持つ形式になっている。
このシールドはかなり頑丈で、同じ物を装備したガルバディαはフルアーマーガンダム・ヘッドの大型ビーム砲を防いでいる。
大型ビームライフルの威力は非常に高く、連邦のMSを一撃で溶解するように吹き飛ばしている。
ア・バオア・クー脱出時にダリルが搭乗したが、操作系統がザクと異なり、慣れてない義手での操縦は困難を極めた。
セイレーン機動艦隊所属機として、劇中では通常のビームライフルとマシンガンを持った機体もある。
作者としてはかなり工夫したデザインなので、プラモ化を望んでいる機体とのこと。

ザクキャノンゲルググキャノン、高機動型試作機】

型番:MS-06K、MS-14C、YMS-08A
ア・バオア・クー戦で登場したジオン試作機部隊。ガンダム・ヘッド相手に防戦に徹したが、特に被害も与えられず突破された。

ビグロザクレロ

型番:MA-05、MA-04X
ア・バオア・クー戦で登場。ディティールが細かくなって兵器感が増しているのと、クローアームにビーム砲塔がついた。
ビグロはビアンカの駆るジムに、ザクレロはバークレーのGファイターに撃墜される。
ちなみにザクレロは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』よろしく量産されたのか何機か登場していた。

サイコミュ高機動試験用ザク

型番:MSN-01
連邦からの通称は「タコザク」。
上記ア・バオア・クー戦で登場した他、ビリー少尉がかつて載っていた機体として回想に登場している。
第1部ではビリーがサイコミュを使えないせいで有線式アームが離れず、単なる5連メガ粒子砲として使用されている。
第3部では完全に乗りこなし、サイコミュによる有線式アームでフルアーマーガンダム・ヘッドの防御の隙間を突き撃墜した。
……ちなみにサイコミュ兵器なので「例のブラックボックス」はこいつも積んでいるはずである。

ジオング

型番:MSN-02
サイコミュ搭載の試作機。
ア・バオア・クー内部の研究施設にて、フラナガン機関の科学者達により開発が進められていた。
本作では組み立て中だった2番機以降(最低3機)を、ア・バオア・クー陥落時に連邦軍が接収している。
サイコミュには謎のブラックボックスを組み込まれており、普通の整備班では扱えない代物。
内一機がパーフェクト・ジオングのベースとなった。

【ガトル】

宇宙戦闘機ではなく、兵員輸送や探知機の散布などを行う多目的宇宙艇として登場。
劇中ではレイトン伍長が乗り、リビング・デッド師団のスナイパー達をビッグ・ガンまで送り届けるのに使っている。
ミサイルはないが機銃は装備しており、ビッグ・ガンとケーブル接続する事で射撃管制も取れる。
外伝では戦時協定によって編成された特別救助隊所属の救助艇「ブレーメン号」として登場した。

ルッグン、ドップ

ルッグンは原典通り偵察機として登場。哨戒中、スパルタンに向かうミデアの編隊を発見、ドップ隊に連絡した。
ドップも原典通り大気圏用戦闘機として登場し、ルッグンからの連絡でミデアの編隊を襲撃した。

アッガイ

型番:MSM-04
リユース・P・デバイス回収作戦のため、地上に降下したダリル小隊に配備された機体。
元の設定ではガンダムより背が高いが、本作では12m程の小型機として描かれておりザクより小さい。
元デザインより体形はマッシブ。手は爪ではなくロボットアーム、つまり指になっておりオリジン版アッガイを彷彿とさせる。
主な武器は両腕に内蔵されたマシンガンであり、掌からはメガ粒子砲の代わりにビームサーベルが使えるようになった。
また、対機雷用のジェルを放出して機体を包むことが出来る(作中では本来以外の用途に使われたが)
なお、ダリルを慕う兵士たちにより、リビングデッド師団を表すエンブレムが胸にペイントされている。
だが部隊員の全てが元リビングデッド師団というわけではない。

ズゴック

型番:MSM-07
顔つきはあまり変わっていないが、肩が増加装甲によって怒り肩になっている。
その他、腹がかなり引き締まっておりズゴックEとも異なる印象を与える。
四肢に球体関節を使用している他、脚部が改修されホバー走行が可能。
水中では足を畳んで水の抵抗を軽減することができるようになっている。

ゴッグ

型番:MSM-03
ズゴッグ同様、球体関節を使用しており、ズゴック程の異なる印象はあまり無い。
だが、腕がハイ・ゴッグを思わせるような長さとなっている。色は濃い青緑。
その他、ズゴック同様手はヒートクローとなっており氷河を易々と切り崩し、MSをひと振りで輪切りにする切れ味を持つ。
また足を畳んで水の抵抗を少なくすることが出来るが、この状態で膝を曲げるとソリの如く氷上を高速移動できる。
劇中では水中用ボールを握りつぶす、氷河の下から現れガンキャノン・アクアを切り裂くなどかなり化け物じみた演出がなされている。

ザク・マリンタイプ

型番:MS-06M
南洋同盟が水中用に大量に投入しているが、その戦果はと言えば…まあどこに居ようがザクはザクということであった。合掌。
ジオン軍クライバー隊もズゴックなどと同様に脱走したダリルへの尖兵として繰り出しているが、南洋同盟によりあっさり葬られている。
ビビの脱出を助けた南洋同盟のマーメイド隊も使っていたが、相手が悪すぎた

グラブロ

型番:MAM-07
カウフマンが指揮するマッド・アングラーに搭載されたMA。全体的に本体は流線形ながらも、元デザインよりも無骨さを増している。
特にクローアームがかなりゴツゴツとした形にリデザインされており、正面から見るとMAの巨体も相まり怪獣じみた印象を受ける。
機首にメガ粒子砲を実装(後述)している他、クローアームの中心部にビームサーベルを装着することでより近接戦の適性も上がっている。
魚雷発射菅の位置が機体上部に変わっており、24門に増えている。
南極海でアトラスガンダムと交戦するものの、コックピットを貫かれて敗北し、最後は水圧に耐えきれず沈んでいき圧壊した。
またダリルが逃走した際にもクライバー将軍が持ち出したが、アッガイによりコックピットを貫かれて撃沈した。

なお、交戦したイオが参照したデータにメガ粒子砲のチャージ時間が含まれていたことから、
サンダーボルトの世界観では本家では実現しなかった「機首にメガ粒子砲を実装した量産型グラブロ」が存在しているらしいことがうかがえる。

ゾック

型番:MSM-10(?)
大幅な設定・デザインの変更がなされ、まさかのモビル・フォートレス*4という新しい区分の機体へと変貌。
過去にゲーム『機動戦士ガンダム戦記Lost War Chronicles』などで登場した四脚型のアレンジを更に魔改造したような形に。
水上に浮き上がる際にX字型に展開可能な四本の脚を備え、ただでさえMSの中でも巨体だったサイズが以前を遥かに超えるサイズになった。
更に脚一本につき一機のアッガイを格納するというとんでもない機能が追加。文字通りの機動要塞と化している。
頭頂部にフォノンメーザー砲、両肩の前後&クローにメガ粒子砲を搭載。腕もついているが何に使うのかは不明。
突然現れたアトラスガンダム相手に驚き、手当たり次第に全弾発射したが特に命中した様子もなく、お互い交戦を避けた模様。

エルメス

型番:MAN-08
一年戦争末期にジオン公国軍に協力していたフラナガン機関が開発した完全なNT専用のMA。
トンガリ帽子と噂された神出鬼没のジオンのニュータイプとして恐れられていた。
だが最初のガンダムを操る15〜6歳の少年パイロットに敗れたとのこと。
デントは見たことがあるらしいが、劇中の時点ではすでに撃墜済で本機も回収されている。
ただしビットの残骸いくつかが見つかっていないらしく…?


【グフ・ショーン・カスタム】

型番:MS-07B
砂鼠ショーン』でのショーンの機体。色はグフ・カスタムを思わせる水色。
正確にはジオン軍ではなくガンダムにやられ戦場行方不明者のまま地球に辿り着き、砂鼠の用心棒となったショーンが廃品からリサイクルした。
不整地用の大型ファンを背中に装備しているのが最大の特徴で、これにより砂漠をドムのように地表滑走できる。
左腕にはグフ・カスタムと同じく三連装のバルカン砲があり、右腕の関節部にあるドラムにヒートロッドを収納している。
ヒートロッドはワイヤー式で相手の進路に仕掛ける形式であり、使用時には両肩から放電用のボルトが展開する。
肩内部には巨大コイルが仕込まれており電撃の出力を上げる事ができ、増幅した電流でガンタンクを撃破した。
だが機体への負荷も大きく、更に一気にパワー切れになってしまうなど欠点も多い最後の切り札。


南洋同盟軍機

南洋同盟が一年戦争時に回収し続けたMSのリサイクル品や、信者らの資金で購入したMSによる混成部隊。
その性質上、連邦とジオンの区別なく様々な機体が使われており、MSの額部分に南洋同盟のマークが描かれていることで見分けられる*5

ザニー(漫画版)/ダーレ(アニメ版)】

型番:RRf-06(ザニー)/SRf-06(ダーレ)
マイナーゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』から「連邦最初の機体」ザニーがまさかの登場。
元々差し色だったオレンジを「チベットの僧侶が着ている袈裟をイメージ」とした。作業用の他、戦力として出撃している機体もある。
MS草創期生まれの正真正銘の旧式骨董品であり、MSと呼ぶのも烏滸がましい作業用MWに毛が生えたような代物。
この機体を出したのは、「ザクのパーツを使ってジムを開発するための土台になった機体」という設定が、
多くの廃棄MSをリサイクルしている南洋同盟の設定にも合うと思ったことや、胡散臭さが増すだろうという理由とのこと。
ただし、元々の設定では単なるザクとジムのミキシングビルド機ではなく
「鹵獲した残骸状態のザク*6に連邦軍MSの試作パーツ(主にRX-77用)を組み込んだ実験機」
であって手も三本指なので、サンボル版の方は厳密に言えば「ザニーミキシングビルド機」というのが正しいのだが……。

そういう事情などもあってかアニメでは「ダーレ」という独自の名称になり、カラーリングも紫と白のツートンに変更されて登場。
設定も「一年戦争後に、地上が主な勢力圏である南洋同盟が地上戦で撃墜された廃MSの部品を使って組み立てたミキシングビルドMS」となっている。

どちらにせよ、こんな超オンボロな骨董品が活躍できようはずもなく、第2部ではうじゃうじゃ出て来ては数コマで瞬殺されるやられメカそのもの。
だがそんな勝ち目もないポンコツに乗って自らの命も顧みず向かってくる様は、南洋同盟の狂信的な印象を裏付けた。
しかも第3部ではデモシカ式に搭乗したビリーが大健闘し、連邦軍最新鋭機であるジム・カスタムと渡り合うというウルトラCを成し遂げた。
ホローポイント地雷を使い岩礁を破砕弾に使うという変則戦術と、ザニーとは思えない反応速度で翻弄して見せる。
その獅子奮迅ぶりは連邦をして「ありゃザニーの装甲を着せたサイコ・ザクだ!」と誤解されたほど*7
だが12機のジム・カスタムと渡り合うには武器弾薬が全く足りず、最終的に撃墜寸前まで追い詰められた。

【ジム改陸戦型(フロート装備)】

型番:RGM-79C[G]
元デザインのジム改とは違う部分がかなり多く、ほぼ別物と見てもよくなっている。南洋同盟が独自開発した。
ジオンの水中用MSに追いつける程のスピードを重視した装備であり、膝のスネ部分にある爪でフロートを固定している。
フロート部は長大でスカートが覆い隠されるほど。また南洋同盟の機体は両肩にザクのシールドを装備している。
この時期においては最新型のMSであり、それを入手したことは南洋同盟の高い資金力を物語っている。
劇中では3機がダリルのアッガイを追跡するが、彼の奇策により2機が倒され、残った1機もビリー少尉によってトドメを刺された。
ちなみにビリー少尉が「ダリル少尉はニュータイプかもしれないので実力を見たい」としてあえて援護をしなかったため、2機をダリルが一人で倒す羽目になった。

実は当初の予定では地上に降りたイオが最初に乗る機体だった。


グフ

型番:MS-07B
南洋同盟が海洋上でのスパルタンとの交戦時に使用していた機体。
背部に大型のプロペラユニットを装備しており、ある程度自在に飛行が可能。バックパックには兵員輸送ユニットが付いている。
フィンガーバルカンの代わりに手の甲側に取り付ける着脱式の三連装バルカン、ザクと同型のマシンガン、バズーカと重武装が施されている。
更に手首の内側から射出する放電ワイヤー(グフカスタムのものに近い)も備えている。
だが寄せ集め故か銃火器は陸戦型ガンダムのシールドで防ぎ切れる程度の火力しかない。
なお、長距離の移動の際には本家のコンセプト同様、ドダイにより運搬される。

ゾゴック

型番:MSM-08
水上都市リグの水中警備用として配備され、南洋同盟マーメイド隊も使っている水陸両用MS。
全体的なフォルムに変更は無いものの、両手と両足に水中用のスラスターが追加されており、手も標準的なマニピュレーター。
背部もバックパックの代わりに二機のスラスターが配置され、フォルムはそのまま細やかな変更が随所に配されたデザインになっている。
原典にあった伸縮する腕やパンチを武器にした格闘戦ではなく、銃と魚雷を装備している。
カラーリングは本来のジオン機とは対照的な青系列のカラーリングを施されている。
作中では戦闘さえなくアッガイの奇襲により撃破され、リグへの潜入を許してしまう。
その後もアトラスガンダムのニードルガンで穴だらけにされた後の姿などで登場?する。

ジュアッグアッグガイ

型番:MSM-04G、MSM-04N
タール湖警護部隊として登場。ただの時間潰し。
注意深く観察していればアッグシリーズがちゃんと戦闘しているシーンも一瞬だがある。

アッグ水中型

型番:EMS-05
タール湖警護部隊として登場。何の冗談かドリル装備のまま脚が巨大な水中用ユニットになっている。アクアッグ?
アトラスガンダムにサーフボード代わりにされ水面に飛び出た後、マシンガンの乱射で撃破された。
ダリルがビッグ・ガンで狙撃する寸前に目の前に現れた為、一瞬気が逸らされてしまい、その隙に三馬鹿のレールガンをぶち込まれた。

【ザクタンク】

型番:MS-06V
ザクⅡの上半身とマゼラアタックのマゼラベースを組み合わせて改造されたリサイクル兵器。
車長席にレヴァン・フウ僧正が乗って登場した。
正史版のそれに比べて大きくアレンジされている機体で、まずコクピットは複座式に変更。
砲撃手と操縦士が別個に担当するガンタンク方式だが、劇中ではドニ―1人でも操縦していた。
ザク部分の両腕が大口径キャノンに変更され、元々の両腕はマゼラベース側に移設されバルカン砲が内蔵されている。
そしてなによりマゼラベースがデカいので車体部分が大型化し、あたかも重戦車のような様相を呈している。
側面の両腕だったペンチ型アームも大型化されており、何の用途かスパイクまでついている。
機体正面には格納式ショベルアームがあり、履帯正面にドーザーブレード、両肩シールドに3連発煙弾を装備。
キャノン砲は速射・連射が可能で、直撃とは言え一撃でガンキャノン・アクアを撃破する威力を誇る。
更にシールドを構えたジム改陸戦型を後ろのジム諸共吹っ飛ばすなど、実質当たれば終わりである。
シャトルを打ち上げるための囮作戦ではクローディアとドニーが搭乗してアトラスに挑み、サイコ・ザクMark-Ⅱの盾となって撃破された。
正史ではニコイチの作業用MW程度の扱いだったザクタンクだが、本作での強さはその辺のMSより格上。
上述のガンタンク同様の地上戦におけるタンクの恐ろしさを見せた。

サイコ・ザクMk-Ⅱ

型番:MS-06R
南洋同盟に救助されたJ・J・セクストンの手により開発が進められていたサイコ・ザクの後継機。
当初は未完成のままだったが、精神状態が回復したカーラの手により完成に至る。
スパルタンによるタール火山基地攻略戦で、唯一完成していた一機に外装無しの状態でダリルが搭乗し奮戦。
残り31機は宇宙へ上げられ、かつてのサイコ・ザク同様の兵装を与えられ連邦軍と交戦を開始した。
これも詳細は該当項目参照。

パーフェクト・ガンダム(偽)

宇宙へ上がったダリルがルナツーへ潜入するために、かつて鹵獲したFAガンダムの装甲をサイコ・ザクに被せた機体
つまりリアル頭身偽ガンダム。「超強いゲム・カモフ」「宇宙世紀版レギルス」とも言えるか。
第1部で半壊していたものをクライバー将軍が鹵獲した後、自身の宇宙要塞で再生を試みていたらしく、状態はすこぶる良好。
かなりの性能アップに成功し、実際にルナツー基地内での戦闘ではブルG相手に軽装備で奮戦できていた。
該当項目参照。


ブラウ・ブロ

型番:MSN-03
一年戦争後に連邦軍に接収されていたものの、サイコミュを操縦できるパイロットが不在だったためルナツー基地内で死蔵されていた。
本作ではMSとの接続機構が設けられ、ダリルによるルナツー基地強襲の際に起動されドッキング
特徴的なメガ粒子砲によるオールレンジ攻撃と、Iフィールドによる堅牢な防御性能で連邦艦隊を突破して脱出に成功した。
恐らく1機のMSが連邦に与えた被害のでかさで言えばアナベル・ガトーアトミックバズーカに次いで歴代2位と思われる。
と思われていたのだが…宇宙の彼方に飛び出していった方赤いあんちゃんが乗る悪魔が記録を更新しそうでならない。
Iフィールドの出力は劇中でも化け物クラスであり、タイコンデロガ艦隊のメガ粒子砲一斉射撃を単機で全て無効化している。
ジオングと比較してもどこからそんな出力を得ているのか謎である
機動力も異常で、ミノフスキー粒子が散布されていない状況下の地球連邦軍の哨戒機が捕らえられない程高速で飛行する。
しかも有線式メガ粒子砲はケーブルを使用しない無線制御での使用も可能と、実質ビットとして運用できる。
ダリルはマッハ10で飛翔するレールガンの弾丸を迎撃するという芸当を見せた。
サイコミュ以前にコイツ自体がオーバーテクノロジーすぎる…
サイコミュ兵器なので例によって謎のブラックボックスを積んでいる。

ガルバルディα

型番:MS-17
宇宙に上がった南洋同盟に合流したMS部隊「ベンソン・ファミリー」の保有する新鋭MS。ガルバディβが存在するのかは不明。
その他のMSと同じく関節へのシーリング処理やサブアーム付きバックパックの追加など、本作独自アレンジが施されている。
前腕部にもサブアームが追加されており、武装やシールドやバックパックはゲルググと共用。
ビビ・ベンソン含む量産型サイコ・ザクMark-Ⅱパイロット達がサイコ・ザク以前の乗機として使っていた。
その後はチャウ・ミンや南洋同盟の面々が搭乗している。

【ペズン・ドワッジ】

型番:MS-10
こちらもベンソン・ファミリーのMS。ドムの発展機であり上位機。カウフマンも本機で作戦に参加している。
後半ではリック・ドムの代わりに多数登場する。なおベース機のドワッジ自体が存在するかは不明。
ランドセルはリック・ドム等と共通の大型で、モノアイレールがドム系列機と同じ十字型となっている。
胸部形状は左右対象でジャイアント・バズを主兵装とし、白兵戦ではヒートホークを使う。


ビグ・ザム

型番:MA-08
僧正レヴァン・フウがダリルに見せたヴィジョンの一つに登場。
ドズル・ザビが搭乗したものか、それとも新規製造されたものなのかは不明。機体シルエットは原典に近い。
ただし機体サイズが尋常ではない大きさになっており、ソーラ・レイ(元コロニー)の直径ぐらいある。
すなわち全長6000mから8000m級ということになる。コア・ブースターがぶつかっても屁でもない
脚部クローも巨大で、まるで枝木にとまる鳥の如くソーラ・レイに乗って機体を固定した。
連邦軍からもドロス級の機動要塞と言われ、なんと単体推力でスペース・コロニーを移動させられるという化け物MA。
機体両舷には2基の核パルスエンジンが搭載されており、これにより鉄壁のI・フィールドと超巨大メガ粒子砲を持つ。
この超巨大メガ粒子砲は月の直径(約3470km)ほどの距離でも達するほどの長射程と絶大な破壊力を誇る。
そしてI・フィールドはその超巨大メガ粒子砲の直撃でさえ無効化するという堅牢さ。

母艦としての機能も有しており、MSデッキに多数のMSを搭載、カタパルトや整備工場も備えている。
それ故多数の乗員で制御する必要もあり、特に接近戦の対空砲火器は銃座式なので射撃手が必要。
核パルスエンジンの制御も本来は乗員が行うものだが困難で、サイコミュによる制御を可能にしている*8
コクピットはカプセル状の特殊な形状で、ホログラムコンソールで操作する。NTであればサイコミュで対空砲火も含め全て操縦も可能。
他にも機体各部に内蔵式ミサイルランチャー、連装メガ粒子砲、対空ビーム砲、4連装式対空砲を備えている。
1機で艦隊に匹敵する戦力を有しており、実際艦隊の総攻撃でさえ有効打にならなかった。
巨大すぎる為に実体弾では火力不足で、艦隊の砲撃だけではビグザムにダメージを与える事は不可能らしい。


アナハイム・エレクトロニクス社


ジム・コマンド宇宙戦仕様

型番:RGM-79GS
月のフォン・ブラウンで行われた合同慰霊祭に登場。アナハイム社の私設軍隊の警備部防空隊機。
サンボル機の特徴であるジムと同型の大型ランドセルと、関節などへのシーリング処理が施されているが、それ以外はほぼ原典に近い。
ジム・コマンドの後期生産型で、スペック的にはガンダムと同等と言われている。また、サイコミュで操る無人機も存在する。

ガンダムMk-Ⅱマラサイアッシマーリック・ディアスネモ百式Ζガンダム

いずれも月面のアナハイム・エレクトロニクス社で建造されていた新型MS。
アニメ版と大きなデザイン差は無いが、Mk-Ⅱが最低8機も生産されていたり、アニメ本編よりも遥かに早い段階で製造されているなど決定的な差がある。
尤も運用テスト等をクリアーして実戦配備するには5~6年はかかるとの事なので、戦場に出てくる頃にはアニメ本編と同様の年代になってしまう。
あくまでもガワだけといったところか。そのため現状パーフェクト・ガンダムに対抗できるMSは存在しない。MAならあるけど

【量産型ビグ・ザム(アナハイム製)】

アナハイム製のビグザム。見た目は上記と比べ大差ないが、直線的でメカニカルな無骨なデザイン。
基本的には上述のビグザムと同じスペックで、2基の核パルスエンジンでIフィールドを持つ。
ただし操縦方法は完全にサイコミュ方式に限定されており、主力兵器はメガ粒子砲ではなく超大型レールガン。
メインパイロットはランバートで、アンドリューの口頭指示に従って動かされる。
アナハイムはミニ・コロニーレーザーという誤情報を流してまで存在を秘匿していた。



【ガンプラ】

ガンプラとしてはHGとMGで発売している。
HGでは漫画公開後、『フルアーマー・ガンダム』『ジム』『ザクⅠ』『ザクⅡ』『ザクⅡ&ビッグ・ガン』『サイコ・ザク』がそれぞれ発売。
パッケージイラストは漫画版イラストになっている。更に漫画3巻の特別版で『ボール』が発売した。
OVA公開後はパッケージイラスト・説明書と成型色が一部変更されたリメイク版が発売。
しかし『ザクⅡ』単体だけはリメイクされず、ビッグ・ガン同梱版のみになっている。
更にその後は『アトラスガンダム』『陸戦型ガンダムS型』が発売。
プレミアムバンダイ限定でOVA版準拠の武装とスラスターに変更されたアトラスガンダムが発売された。

MGではOVA版公開後、『フルアーマーガンダム』『サイコ・ザク』がそれぞれOVA版設定準拠で発売。
Ver.Kaブランドなのでパッケージのアレンジはカトキハジメ氏のシリーズに合わせたものになっている。
こちらもプレミアムバンダイ限定で、最終決戦の損傷とジオラマを再現したセットや、フルアーマーガンダム限定で追加武装を合わせた展示ベースが発売された。




追記・修正はジャズをBGMにお願いします。

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最終更新:2025年10月02日 07:02

*1 ガンキャノンの爆発に巻き込まれクラッシュ事故の如く物凄い勢いで転がった挙句、ぶつかりそうになったザクタンクがショベルアームで突き刺して受け止めた。エアバッグで衝撃吸収していたとはいえ、脱出直後に「ナメんなよこのド畜生が!テメエ絶対に殺すからな!!」と啖呵を切ったビアンカが強すぎる…。

*2 ただし劇中では難民船を追ってきた5機が燃料ガスをたっぷり詰め込んだ空コンテナの誘爆に巻き込まれて撃破された。

*3 彼が乗っていたザクⅡは彼の相棒と交代直後にFAガンダムと出会って撃墜されてしまったため。

*4 サイコガンダムなどのMA形態がこう呼ばれていた

*5 機体構造上「額」にあたる部分が狭い、あるいは無いMS(ドムやグフなど)は、肩部分や手持ちの盾、バックパック上部などに代わりにペイントしている

*6 ルウム戦役やブリティッシュ作戦時の物なのでC型などの初期型。一部ザクⅡの部品らしきものもある。

*7 一応付け加えておくと、これでもドミトリーと整備班の努力により戦闘用にチューンナップしたおかげ。でも乗り心地は最悪らしい。

*8 もちろん従来のマニュアル式での制御も可能。