登録日:2026/09/02 Wed 19:12:52
更新日:2026/09/02 Wed 19:21:11NEW!
所要時間:約 20 分で読めます
【概要】
作中世界の登場人物達の戦闘は
異世界モノによく見られがちな
魔法と剣術に大別されている。
剣術以外の武器術も存在はしているが、後述の理由から人間側は一貫して剣術のみとなっている。
作中に登場するする全ての登場人物達にとって欠かすことのできない戦闘手段であり、今作のバトルにおける重要な要素の一つでもある。
【階級】
作中の魔術や剣術には実は難易度別にな階級が存在しており、大まかに以下の7階級に分けられる。
| 階級 |
実力レベル |
|
| 初級 |
入門者 |
|
| 中級 |
実用に値するレベルの使い手 |
|
| 上級 |
一人前、プロフェッショナル |
|
| 聖級 |
高位、エキスパート |
|
| 王級 |
無双級 |
|
| 帝級 |
最上位、怪物級 |
|
| 神級 |
最高位、最強レベル |
|
聖級以上の場合はこれらに習得した魔術の種類や剣術流派を合わせて剣士は○王級魔術師、聖級○魔術師なと呼ばれる。
また魔術と剣術、各流派等で基準は異なるが、訓練や実戦などで一定の魔術を会得することで師匠などから上の階級を付与される。
【魔術、剣術の修得】
基本的に既に習得している剣士や魔術師から指導を受けて習得していくが、書物などから独自に習得・既存の魔術などを発展させることも可能。
主人公ルーデウスは幼少期に父の
パウロ・グレイラットからは剣術を、家庭教師としてやってきた
ロキシー・ミグルディアからは魔術を習っており、その後魔大陸での冒険を経てその腕を上げている他、ナナホシはラノア魔法大学で独自に文献を漁ることで元の世界へ帰還するための召喚魔術を研究し、ルーデウス達の協力を得て元の世界からペットボトルなどを召喚するなど少しずつ形になってきている。
また魔術なら&bold(ラノア魔法大学}等の教育機関、剣術なら各流派の道場にて学ぶこともできる。
ただし通常ラノア魔法大学で習えるのは下記の「基礎六種」と呼ばれる六種の聖級までで、王級以上は秘匿されているため習得には教本或いは魔術師個人とのコネが必要になり、神撃魔術と結界魔術の中級以上は更にミリス教団とのコネが必要。
【魔術】
この世界に満ち溢れているエネルギー「魔力」を操って超常現象を起こす技術。
魔力は世界のあらゆる存在が持つとされるが、異世界転移者のナナホシだけは魔力を持たない。
魔術のエネルギー源になるほか、人や物が特殊な能力を身に着ける、動物や植物を魔物に変える、土地に異常な気象を起こすなど様々な影響を与えている。
また、自身の魔力は魔術などを使うと消費され、その総量は個人によって異なり、魔術を使い過ぎれば魔力は枯渇する。
消費した魔力は休息を取れば自然と回復していくが、少なくなる、あるいは使い切ると極度の疲労困憊や気絶などを引き起こし、髪の色が抜けて白髪になるり、これを「魔力切れ」と呼ぶ。
元々魔術を最初に扱えるようになったのは「古代長耳族」と言われており、人魔大戦勃発以前にハイエルフたちが外敵と戦うために森の精霊たちと対話し、風や土を操るようになったと言われている。
その後、戦争が続く中で人族がエルフの魔術を模倣するなどして形態化させ今の魔術が出来上がったとされる。
このため魔術は戦闘用が殆どで生活用の魔術は道具を使ったほうが便利なため発展してないらしい。
また生まれた時点で魔力総量はほぼ決まっていて増えたりはしないとされているが、実は10歳以降は増えないだけで5歳程(幼少期)から魔術を使い始めると第二次性徴前辺りまでは使用に応じて伸びるという性質がある。
魔術レベルと階級
| 階級 |
実力レベル |
主な傾向 |
| 初級魔術 |
入門者 |
特定の属性の物質を作り出し、形や大きさを調整するなど 基本的な現象を発生させる |
| 中級魔術 |
実用に値するレベルの使い手 |
魔術の威力や用途が広がる |
| 上級魔術 |
一人前、プロフェッショナル |
職業魔術師として評価される |
| 聖級魔術 |
高位、エキスパート |
広範囲に影響を及ぼしたり天候を変えるレベルの術が多い |
| 王級魔術 |
無双級 |
|
| 帝級魔術 |
最上位、怪物級 |
複雑な工程を短縮してより大規模な現象を起こす |
| 神級魔術 |
最高位、最強レベル |
使う魔術が地形を変えるほどの規模に達する |
階級は各属性の魔術自体に階級分けがあり、魔術師の強さを表す指標にもなる。
聖級以上は規模が大きく周辺の被害が大きいため街中では使えず、神級魔術は地図を変えるほどの威力があるらしい。
王級以上の魔術は聖級までの
混合魔術やアレンジがほとんどだが、神級魔術には長い詠唱だけではなく制御用の魔法陣も必要になる。
魔術師は修得した魔術の系統と階級を組み合わせて呼ばれ、一例として水系統の初級魔術水弾を扱う魔術師の階級は「水魔術初級」、土属性の帝級魔術を修得した人物なら「土帝級魔術師」と呼ばれる。
一般的に一人前と呼ばれる魔術師は自分の得意な系統の魔術を上級まで使えて、他の魔術は初級か中級くらいまでなら使えるということになり、上級魔術師は魔術師100人に1人くらい希少とのこと。
但し勘違いされがちだが
魔術階級はあくまで修得した術の難易度を示すものでその使い手の強さ総合的な強さを示すものではない。
そもそも例え同じ魔術でも魔力量、発動速度、
詠唱・無詠唱の可否、実戦経験、距離の取り方、使用する杖などは個人で異なるため、同じ上級魔術を使う二人でも発動速度や威力には差がある。
ルーデウスのように低階級の術へ大量の魔力を込め、高位魔術に匹敵する威力を出す人物も存在する他、ロキシーは水王級魔術師だがあくまで水魔術を王級魔術までを修得していることを示している。
更に高位魔術ほど詠唱や魔力制御へ時間がかかる傾向があり、発動までの間に剣士に接近されれば術を完成させる前に倒される可能性もある。
魔術の分類
攻撃魔術
4系統(
火・
水・
風・
土)と治療魔術4系統(
治癒・
解毒・
神撃・
結界)・召喚魔術2系統(
魔獣召喚・
精霊召喚)があるが、他にも複合系や各種族の独自魔術が存在する。
使用頻度の高い
火・
水・
風・
土・
治癒・
解毒の魔術はラノア魔法大学では
「基礎六種」と呼ばれる。
攻撃魔術
相手を攻撃する魔術。
火を扱う魔術。
一般的な火球や火炎放射のような魔術から爆発や
溶岩を発生させるものまで多数。
火魔術の基本となる初級魔術で火弾を射出する。
大玉サイズの火球弾を射出する中級魔術。
爆発を発生させる中級魔術。
威力は調整可能。
火柱を発生させる中級魔術。
溶岩を発生させる上級魔術。
上級魔術の一つ。
広範囲に一瞬で炎を展開する聖級魔術。
強力な炎を射出する。
特定の空間に熱を発生させる。
地面に熱を発生させる。
手元に熱を発生させる。
水を扱う魔術。
水のみならず
氷属性の魔術も含まれる。
水魔術の基本となる初級魔術で水弾を射出する。
幼少期のルーデウスが最初に修得した魔術でもある。
20cm程度の水の矢を射出する初級魔術。
地面から噴出させた水で壁をつくる初級魔術。
無数の水弾を射出する初級魔術。
氷の塊を相手にぶつける初級魔術。
氷の剣を作り出す初級魔術。
大量の水を射出する中級魔術。
氷の塊を高速で射出する中級魔術。
太い氷の柱を地面から作り出す中級魔術。
氷の槍を放射状に放つ上級魔術。
雷雲を発生させて大雨を降らせて稲妻を落とす聖級魔術。
豪雷積層雲で発生させた雲を圧縮して稲妻を落とす王級魔術。
水蒸の後に氷結領域を繰り出して水滴の付いた相手を凍らせる。
フロストノヴァを高威力・高速化させた帝級魔術。
この魔術から地熱、氷結領域の順に発生させることで霧を発生できることが出来る。
足元に大量の水を発生させる。
水の壁を作り出す防御魔術。
火系統の攻撃を防ぐ際によく使用される。
光輪のような氷刃を飛ばす。
特定の範囲を凍らせる。
氷の壁を作り出す防御魔術。
地面から氷の槍を突き出す。
風を扱う魔術。
風の塊を放出する以外にも風の刃を形成したりすることもできる。
空間を振動させて相手を吹き飛ばす初級魔術。
ルーデウスが相手の腕を飛ばす際に使用した中級魔術。
風で対象を切り裂く中級魔術。
衝撃の塊をぶつける上級魔術。
ドリルのように回転する風の塊を叩きつける上級魔術。
強力な風を発生させる聖級魔術。
風の鞭を出現させる。
強風を発生させる魔術。
下位版と思われる突風という魔術もある。
土を扱う魔術。
攻撃以外にも地形を変えたりしての防御や足止めなどにも使われる。
地面から土の槍を発生させる初級魔術。
ルーデウスは橋として利用したり、地面から土台を射出して自分を上空に飛ばすなど応用していた。
岩の砲弾を放つ中級魔術。
ルーデウスは独自改良を加えたことで帝級並の威力で放つことができる。
巨岩を作り出して落とす中級魔術。
土でドームを作る上級魔術。
作中では度々テントのように使用されている。
地面から無数の岩トゲを発生させる上級魔術。
足場を砂場に変える上級魔術。
巨大な砂の塊を発生させる上級魔術。
強風と砂を辺り一帯に発生さる聖級魔術。
下位版の上級魔術に砂塵嵐がある。
ルーデウスが岩砲弾をアレンジした独自魔術。
射出した岩砲弾に衝撃が加わると岩砲弾が散弾のように炸裂する。
相手の頭上に岩の塊を出現させて落とす。
石柱を作り出す魔術。
ルーデウスは天大陸を昇るエレベータとして使用した。
土壁を作り出す。
作中では攻撃の防御や足止めによく使われている。
土で手枷、足枷をつくり出す。
土の盾を作り出す。
土の網を作り出す。
岩の壁を作り出す。
作中では敵からの水魔術のレジストに使われている。
治療魔術
主に回復や死霊系に効果を発揮する魔術。
治癒と解毒はラノア魔法大学でも学べるが、進撃と結界は中級以上をミリス教団が独占している。
主に相手の傷を癒す回復魔術。
毒などの
状態異常を治す魔術だが、逆に毒に侵させることもできる。
死霊魔術に対抗するために生み出された魔術。
第一次人魔大戦以降は神撃魔術は衰退しているが、ミリス教団が権利を持っており、ラノア魔法大学では初級までしか教えておらず、中級以上はミリス教団に独占されている。
壁を作り、内部或いは外部の物を守る。
初級神撃魔術。
白い光を放出し死霊にダメージを与える。
初級治癒魔術。
深くえぐられたような傷や筋肉中の損傷でも治癒できる。
骨折を治癒できる中級治癒魔術。
身体の一部を欠損した箇所の止血ができる上級治癒魔術。
この魔術では欠損部を復元することはできないが、王級になれば復元することが出来る魔術も存在する。
毒に侵された対象を解毒する。
魔力の壁を作り出して内外のものを守る。
通常は魔法陣を使って発動させる。
物理に対する障壁を張る中級結界魔術。
中級魔術のためミリス教団が権利を持っており、ラノア魔法大学では教えていない。
魔力を使った攻撃から身を守り熱や冷気を遮断・軽減する初級結界魔術。
初級のためラノア魔法大学でも習うことが出来る。
通常の結界魔術は魔法陣を使って発動するが、こちらの場合は詠唱も可能。
召喚魔術
魔獣や精霊など何らかのものを呼び出す。甲龍王ペルギウスが世界的な権威として知られている。
世間一般では付与魔術も召喚術にカテゴライズされているが、これは誤りらしい。
複雑な術式を必要とするため、他の魔術と異なり魔法陣を描いて発動させるのが主流で、召喚したいものが大きく複雑になればなるほどより多くの魔力を必要とする。
魔物や異世界の生物、物品などを召喚できる。
魔力で精霊を作り出す。
基本的に命令に決まった動作しかしないが、複雑なプログラムをすることで人間のように考えて動く精霊も作り出せる。
その他の魔術
複数の系統の魔術を順番に使うことで現象を発生させる混合魔術やどの系統にも当てはまらなかったり独自開発された魔術など。
水と土を合わせた混合魔術。
文字通り足元に泥の沼を作り出して相手の動作を止めるルーデウスの代名詞とも言える魔術で、二つ名にもなっている。
水と土を合わせ、辺り一帯に泥の雨を降らせる混合魔術。
攻撃力はないものの足場が悪くなり相手の機動力を奪う。
風と火を合わせたルーデウスのオリジナル混合魔術。
ルーデウスは度々衣服を乾かすのに使用しているが、服が傷みやすいのが難点。
水滝→地熱→氷結領域の順に発動することで霧を発生させる混合魔術。
敵の目を眩ませる目的でよく使われる。
氷結領域→突風の順に発動することで周囲を極寒に変える混合魔術。
相手の体温を奪い戦闘力を削ぐ。
炎と風の混合魔術。
シルフィがウィ・ターの黒煙を吹き飛ばすのに使用した。
空中に爆発を起こす混合魔術。
龍族の固有魔術。
龍神ウルペンが創出した発動させる魔術を無効化する魔術。
魔力が形になる直前に、別の魔力で妨害して散らす。
龍族の固有魔術。
初代龍神が創出した秘術で、自らの死の間際に魂を未来へ送ることで未来で生まれ変わることができる。
不特定多数の人間に自分の因子を埋め込み何世代もかけて身体を作り変え、魂と肉体が一致した時、その身体本来の魂を押しのけて術者の魂が入り込んで転生することもできる。
甲龍王ペルギウスが開発した召喚魔術。
前龍門と後龍門の二つがあり、前龍門は相手の魔力を常時吸収し、後龍門は吸収した魔力を自分のものにする。
龍神ウルペンが編み出した「龍神流」の奥義。
剣神ガル・ファリオンからも「反則みたいな防御力」と言われる驚異的な防御力を生み出す技。
剣神流で剣聖への昇級基準でもある「光の太刀」以外では傷ひとつつかない。
高い知能と強い力を持った精霊を何百年も使役する魔術。
精霊は死亡してもペルギウスの空中城塞で復活させることができる。
ペルギウスの固有魔術だが開発したのは初代甲龍王ドーラで、ペルギウスが何百年も維持可能なものにした。
獣人のドルディア族の固有魔術。
特殊な声に魔力を乗せて相手の平衡感覚を奪う、
遠吠えを利用して相手の位置を探るなどが可能。
本来ドルディア族の特殊な声帯がなければ使えないが、原理を理解すれば他の種族でも使用可能。
王竜が使う
重力を自在に操る固有魔術。
軽くなる重力場をつくり自身の機動力を上げたり、物や敵の重力を操り機動力を奪うといった使い方が出来る。
理論を学び感覚を掴めたなら人間でも扱えるが、龍神オルステッド曰く使い勝手が悪いらしい。
魔力を込めた水晶に映る未来と他の情報から未来に起こるであろう出来事や選択肢を推論を立てて占う魔術。
大昔に起きた人族と魔族の戦争から続く由緒正しき魔術だが、狙った未来を見れる精度は低い。
かつては
国の行く末を占うことも多く、大国には必ず占命魔術師がいたが、一部を除いて胡散臭い者も多く、魔術や魔道具の発展もあって信憑性も薄れたことで現在は廃れている。
関連技術
現在の主流な魔術の発動方法。
詠唱する事で術の生成→サイズ設定→射出速度設定→発動のプロセスをある程度自動化して発動させる。
昔は短いものでも詠唱に1~2分程度かかったが、ある魔術師が詠唱の短縮に成功したため、現在は短いもので5秒程度で詠唱できるが、ロキシーはさらなる詠唱の短縮に成功した。
ただし上位の魔術ほど精密な制御が要求されるため、魔力があり呪文を唱えれば誰でも使えるわけではない。
詠唱短縮には高度な魔力制御の技術が必要になるが、無詠唱魔術より魔力効率は良い。
詠唱で自動的に行われる術の生成→サイズ設定→射出速度設定→発動のプロセスを自分で魔力を制御して行う。
高等技術とされているが実は10歳程度までに慣らしておくと容易に習得できる。
自分で威力や規模を設定できるため例え初級や中級の魔術でも込める魔力や練度次第では聖級~帝級並みの威力や似た効果で放ったり、自分なりのアレンジを加える等と言った事が可能になる。
魔法陣
魔力結晶を粉砕し、いくつかの決まった材料を混ぜあわせて作った塗料で図形を形成し魔力を注ぐ事でその力を増幅させ、魔法陣の形に見合った効力を発揮する。
製作に使用した塗料が蒸発するため基本的には一つの魔法陣につき一度きりしか使えないが、石板など消失しない方法で魔法陣を残せるものであれば複数回の使用が可能。
詠唱魔術とは異なり魔力さえあれば固有魔術を除く殆どの魔術は魔法陣で再現でき、王級魔術の行使も可能で詠唱魔術より遥かに高度な事ができる。
ただしその分魔法陣の形成にかかるコストは高く、下手をすると国家予算並みとされている。
ちなみに魔法陣の形は書物ではなく口伝で伝えられていたため、既に新しく魔法陣を形成する技術は失われており、現存するものは壁画や既存のスクロールから写し書きされたものを利用しているだけ。
そのため既存の魔法陣でも込める魔力が多すぎれば回路がショートしてしまうが、実は複数の魔法陣を重ね合わせることにより複雑な制御も可能。
【剣術】
魔物が跋扈していることもあり、この世界の多くの人間が護身用に武器の使い方を学ぶが、スペルド族の影響もあって
槍などの長柄の武器は悪魔の武器とされて好まれず、威力に頭打ちがある
弓は闘気の存在から強者には通用しないため、基本的にほとんどの人間が剣術を学ぶ。
更に闘気を纏うことで達人になると、岩を一刀両断したり、剣閃を飛ばして遠くの相手を攻撃できたりする。
剣術は相手に攻撃することを主眼に置いた速度と攻撃力重視の
剣神流、受け流しやカウンターを主体とした防御特化の
水神流、様々な派閥が存在し、剣以外の道具の使用や技術を組み合わせる実戦的な
北神流が三大流派として存在する。
一応他にも剣術流派は存在するが、
「剣士」と呼ばれるのは三大流派を学んだ者だけで、それ以外の流派はどれだけ極めても剣士ではなく
戦士と呼ばれる。
基本的に一つの流派を学んでいる者が多いが、
パウロ・グレイラットのように複数の流派を修めている者もいる。
作中では三大流派最強は剣神流とされているが、三大流派はそれぞれ「攻撃」「防御」「奇策」に特化しているためどの流派も一長一短であり、そこら辺は好みの違いだろう。
剣術レベルと階級
| 階位 |
流派 |
実力 |
| 剣神流 |
水神流 |
北神流 |
| 初級 |
剣神流初級 |
水神流初級 |
北神流初級 |
入門。基礎の型を学ぶ段階 |
| 中級 |
剣神流中級 |
水神流中級 |
北神流中級 |
一般的な騎士と渡り合える実力者 |
| 上級 |
剣神流上級 |
水神流上級 |
北神流上級 |
闘気を纏えるようになる実力者 |
| 聖級 |
剣聖 |
水聖 |
北聖 |
「天才」と呼ばれ始める領域 |
| 王級 |
剣王 |
水王 |
北王 |
世界有数の使い手 |
| 帝級 |
剣帝 |
水帝 |
北帝 |
世界にごく少数 |
| 神級 |
剣神 |
水神 |
北神 |
流派の頂点。 北神流を除き原則その時代に一人。 |
階級は呼称が異なるだけで魔術階級と同じ7階級で、中級で一般的な騎士と渡り合える力を持ち、上級で闘気を纏う実力者、聖級で天才と呼ばれるようになり、王級以上は世界有数の実力者とされる。
一方で魔術階級はその属性の魔術に限定されているのに対して、剣術の階級は使い手の純粋な身体能力による技量が反映されているため、魔術階級よりは使い手の強さを測りやすい。
また剣術は階級以外にも「実践経験」や「精神の成熟度合」も強さに影響する。
パウロは全ての剣術で上級止まりではあったが、各流派を巧みにさばく才能と冒険者での豊富な実践経験があったことからかなりの技量となっていた一方、エリスは猪突猛進な性格故に「剣神流」の適性はあったものの、カウンター主体の「水神流」は不向きとされる。
剣神流
作中において三大流派最強と言われている流派。
本拠地は中央大陸北西端にある剣の聖地。
速度と攻撃力に全振りし一撃必殺を流儀とした「攻撃こそ最大の防御」を地で行く超攻撃型の流派。
その性質から即決即断を信条としているためやたら短気で好戦的な者が多く、本拠地の「剣の聖地」は町人のほとんどは剣神流の剣士であるが、そこでは剣術以外の勉強などは不要とされ町人の9割は文字の読み書きが出来ない。
おまけになんとなく人を斬りたくなったから学んでいる者までいるため中央大陸北部では人を斬る異常者の集まりと恐れられている。
相手が動くよりも先に動く「先の先」を取ってとにかく相手に先に剣を当てるのを目的としているため、断力の鋭い湾曲した剣を使い、速く動けるように鎧などは一切身に着けずに軽装で戦う。
また例え一撃目で倒しきれなければ攻撃しては離れまた攻撃しては離れ…のヒットアンドアウェイを相手を倒すまで繰り返し続ける。
とはいえ最強と言っても無敵というわけではなく、一撃で相手を倒す理念から
回避や防御の手段が乏しく、剣神流とは逆に防御・カウンターに特化した水神流とは相性が悪くある程度の実力差がないと水神流に負けるという欠点もある。
また剣聖への昇格基準でもある奥義「光の太刀」は歴代剣神の研究で代を重ねるごとに原理が解明されており、現在では長年の研鑽を積まなくても少し才能の有る者なら例え若年者であろうと簡単に修得できる…つまり「レシピと多少の技術があれば難しい料理も作れる」ような状態となっている。
長である剣神は剣神流最強の者が襲名するが、剣神が同門に負ければ代替わりし、他派に負ければ門下生の中から次点の実力者が剣神を襲名する。
剣神流の技
剣聖を名乗る条件にもなっている剣神流奥義。
練度が上がるほど剣速が上がり、並の者では防御できない必殺剣だが実力が上の者なら受けかわしが可能。
本来は剣先がブレたりしないように利き腕と逆の手だけで剣を扱えるようになるまで鍛えて両手を使わないと使えないが、龍神オルステッドは片手や手刀で放つことができる。
単純故に完全に極めれば剣先は光の速さにまで達するという剣速と防御した剣や鎧ごと敵を真っ二つにする威力を発揮する。
奥義ではあるが先述の通り歴代剣神の研究で代を重ねるごとに原理が解明されており、現在では長年の研鑽を積まなくても少し才能の有る者なら例え若年者であろうと簡単に修得できる。
「光の太刀」の下位版にあたる上級技。
剣神流奥義。
「光の太刀」に対するカウンター技で、「光の太刀」が届く前の最高速度に達していない位置に最高速度で追いついて手首を両断する。
踏み込んできた相手の手元を叩き切る技。
剣神流の使い手
| 流派 |
階級 |
該当者 |
備考 |
| 剣神流 |
初級 |
|
|
| 中級 |
ルーデウス・グレイラット |
|
| ルーク・ノトス・グレイラット |
|
| 上級 |
パウロ・グレイラット |
|
| 聖級 |
|
|
| 王級 |
ギレーヌ・デドルディア |
|
| エリス・グレイラット |
初登場時は初級 後に聖級を経て王級に昇格 |
| ニナ・ファリオン |
初登場時は聖級 |
| 帝級 |
ティモシー・ブリッツ |
|
| 神級 |
ガル・ファリオン |
後にジノにその地位を譲る |
| ジノ・ブリッツ |
初登場時は聖級 ニナと結婚時には神級に昇格している |
水神流
剣神流とは逆に専守防衛をモットーとし、受け流しと
カウンターを中心とした防御型の流派。
本拠地は
アスラ王国の王都アルス。
カウンターや受け流しに特化してるが故に自分から攻撃する手段に乏しいため、剣神流とは逆に自分から動く必要がないので全身鎧など重装備に身を包む。
その性質から
貴族や要人警護を職務とする宮廷騎士等に好まれており、水神流本道場はアスラ王国の
剣術指南役を務めている。
また相手に先に攻撃を出させるために剣術以外にも
挑発などで相手から責めさせる技術も存在するが、達人になると
相手の殺気や魔力の流れを読みとることで魔術などの飛び道具を含めたあらゆる攻撃を受け流してカウンターを放つことができるとされる。
攻撃特化の剣神流とは相性が良く、ある程度の実力差が無いと水神流が勝つ。
長である水神へは初代水神レイダルが残した五つの奥義のうちの三つの習得が条件となっている他、男性ならレイダル、女性ならレイダ・リィアを名乗り、家を捨てて初代水神に嫁いだ王女の逸話から水神の伴侶は家名を捨てるという掟がある。
水神流の技
水神流奥義。
水神の全ての技に通じる基本のカウンター技。
基礎的な技だが極めればどんな攻撃でも返すことができる。
当代水神レイダ・リィアが編み出した6つ目の奥義。
構えを取ったその瞬間から前後左右上下どこにいる相手でも、一歩でも動けば剣撃を飛ばして切り捨てることができる。
水神流の使い手
| 流派 |
階級 |
該当者 |
備考 |
| 水神流 |
初級 |
ルーク・ノトス・グレイラット |
|
| 中級 |
テレーズ・ラトレイア(ゼニスの妹) ジンジャー・ヨーク |
|
| 上級 |
パウロ・グレイラット |
|
| 聖級 |
コルテージ・ヘッド(聖墳墓の守り人) |
|
| 王級 |
|
|
| 帝級 |
|
|
| 神級 |
当代レイダ・リィア |
|
| イゾルテ・クルーエル |
初登場時は王級 その後アスラ政変後に帝級に昇格し、 最終的に神級へ昇格 |
北神流
体格や身体特徴の問題で通常の剣術では強くなれない者が自分に合った戦い方を模索し、創意工夫を重ねることで強くなるのを目的に編み出された流派。
本拠地は中央大陸南端の王竜王国。
剣術というよりも兵法で、剣の投擲のような武器術から怪我の応急処置や片腕だけというような身体欠損でも戦える高い実戦性から傭兵や冒険者に好まれている。
とはいえ他の2流派が純粋な剣術ということや人質を取るような技があることもあり、「剣を使っているだけで剣術ではない」「姑息だ」と評価は割れている、
また技よりも人それぞれに合った生き方や戦い方を模索していることもあって様々な分派が存在し、例え同じ北神流剣士でも派閥が違えば戦い方は異なる。
他の流派と違って神級の称号を複数人襲名することができ、二代目北神アレックス・カールマン・ライバックと三代目北神アレクサンダー・カールマン・ライバックの2人の長だけでなく、他にも神級クラスの実力者が存在する。
更に上記の通り生存力が高いため、本来希少とされる王級すら50人もいる。
初代北神カールマン・ライバックはラプラス封印で活躍した「魔神殺しの三英雄」の一人として王竜王カジャクトに挑み、敗れて死亡したが、不死魔王アトーフェ・ラトーフェとの間に生まれた息子のアレックス・カールマン・ライバックが、後に王竜王の討伐に成功した話は英雄譚となっている(北神流本拠地が王竜王国にあるのはこのため)。
北神流諸流派
初代北神カールマンが不死魔王アトーフェラトーフェを倒すために編み出した流派。
アトーフェラトーフェは結婚後にカールマンから学び免許皆伝となったことから不死王剣とも呼ばれ、2人の息子のアレックスもアトーフェラトーフェより伝授された。
その太刀は一撃で相手の命を消し飛ばすとされ、不死身の生命力と再生能力を持つ不死魔族や通常の王竜よりも二回りは巨体の王竜王カジャクトですら一撃で絶命させることができると言われている。
北帝オーベール・コルベットを頂点とする北神流派閥。
道具を利用した剣術のみならず香辛料を使った目つぶしや死んだふりなど基本何でもありな北神流の中でも更に手段を選ばない「何でもあり」な剣術で、同じ北神流剣士からも嫌われている。
人質を使った戦い方で多人数相手にも戦える実戦派。
北神流派閥の一つ。
北神流の技
北神流奥義。
初手を振りぬいた後に剣を中空で離し、倒れ込みつつもう一振りを抜刀するフェイントを使った二連の斬撃技。
足元に粘着性の強い液体を撒いて相手の機動力を奪う技。
浴びると涙とくしゃみが出る香辛料を混ぜた粉の袋を相手へ投擲し、戦闘不能に追い込む催涙弾のような技。
北神流奥義。
王竜剣カジャクトによる重力操作で生み出す剣技。
周囲の敵を重力操作で中空へ浮かせ、身体の自由を奪った状態で剣を振り下ろして周囲を爆散させる。
北神流奥義。
自分の指を犠牲にして相手の拳を粉砕する「肉を切らせて骨を絶つ」技。
口に短剣を加えて、四つん這いの低い姿勢で走りながら間合いを一気に詰めてから身体をひねりながら跳躍し、腰の剣を抜刀すると同時に口に咥えた剣をもう一方の手に持ち替えて、逆手の一撃を加える。
北神龍奥義。
鎧を破壊する斬撃を放ち、身体にまでダメージを与える技。
北神流の使い手
| 流派 |
階級 |
該当者 |
備考 |
| 北神流 |
初級 |
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| 中級 |
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| 上級 |
パウロ・グレイラット |
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| 聖級 |
ガルス・クリーナー(魔王(アトーフェ)派) |
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| ベネベネ |
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| エリス・グレイラット |
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| 王級 |
ウィ・ター(奇抜派 北神三剣士) |
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| ナックルガード(奇抜派(北神三剣士)) |
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| カリーナ |
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| 帝級 |
オーベール・コルベット(奇抜派(北神三剣士)) |
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| アトーフェラトーフェ・ライバック |
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| ランドルフ・マリーアン |
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| ドーガ |
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| ジークハルト・サラディン・グレイラット |
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| 神級 |
初代カールマン・ライバック |
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| 二代目アレックス・カールマン・ライバック |
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| 三代目アレクサンダー・カールマン・ライバック |
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【余談】
現実にも
日本の剣術のルーツとされる攻撃型の
「念流」と陰理合いや間合い重視の
「陰流」、剣術以外の技術も包括する総合武術
「神道流(天真正伝香取神道流)」からなる
「兵法三大源流」が存在するが、三大流派のモデルとなっているかは不明。
追記・修正は神級となってからお願いします。
最終更新:2026年09月02日 19:21