登録日:2012/01/03 Sat 15:51:11
更新日:2025/04/02 Wed 17:31:54
所要時間:約 14 分で読めるんじゃ
本名:サカズキ
通称:
赤犬
年齢:53歳→55歳
役職:
海軍本部中将(22年前)→海軍本部大将(超新星編)→海軍本部元帥(新世界編)
CROSSGUILD懸賞金:5冠(50億ベリー相当)
掲げる正義:
徹底的な正義
身長:306cm
悪魔の実:マグマグの実(
自然系)
覇気:
武装色、
見聞色
出身:
北の海
誕生日:8月16日(菅原文太の誕生日)
星座:獅子座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本41巻・第397話・『未来へ届くように』
好物:白米、
唐辛子
CV:
立木文彦、中尾みち雄(中将時代)
【概要】
マリンフォード頂上戦争後、当時の海軍元帥である
センゴクがその座を退いたことを受け、海軍内部は
赤犬派と
青キジ派に分裂、遂には両者による
10日間に渡る一騎打ちの決闘にまで発展する。
結果、この闘いはサカズキが勝利し、最高位である「元帥」に就任、その後クザンは海軍を除隊した。
元帥就任後は、先の大戦での消耗とセンゴク・
ガープ・クザンらの退役により戦力と指揮が著しく低下した海軍全体の補強のため「世界徴兵」という大掛かりな人事を進め、
“藤虎”イッショウ、
“緑牛”アラマキといった新たな人材を数多く軍に引き入れている。
また、海賊殲滅のため、海軍本部を新世界側に移設、海軍の指揮を執るようになった。
……のはいいのだが、
世界貴族の思惑に振り回されたり、
新たに参入した大将2人が揃いも揃って命令違反や独断専行等の我の強すぎる問題児だったことも合わせて、
これまで割と自由に過激な行動を取ってきたツケが回ってきたのかセンゴク同様かそれ以上に「中間管理職」的な苦労をしている。
そして映画では何かとバスターコールを発動して事件を解決させようとするので、ファンから「
バスターコールおじさん」という頂けないあだ名がついてしまった。
容姿
3mを超える長身にガッシリとした体躯の持ち主。
眉間を中心に顔中に無数のシワを寄せた厳しい風貌と角刈り頭が特徴。
体中の各所には刺青が彫られており、扉絵イラストにて公開された全貌では、胸から前腕にかけて左半身には桜吹雪とファイヤーパターンを織り交ぜたようなデザインのものが、右肩には
剣のシルエットがそれぞれ施されている。
普段の衣装は海軍の制帽をかぶり、高級感ある濃い真紅色のスーツと派手な柄のワイシャツ、レザーグローブを着用し、背中には海軍のコートを羽織り、左胸元にはピンク色の花(バラ?)を添えている。
左首筋からは前述の入墨の一部を覗かせており、海軍の要素を除けば、その出で立ちは任侠映画に登場するヤクザを彷彿とさせる。
第2章・新世界編では元帥に就任したこともありスーツが白色に変化。
口の周りにヒゲを蓄え、葉巻を愛飲するなど、より貫禄と威圧感が増した。
また、右半身から頬にかけて、後述する青キジとの決闘の際に負った生々しい傷跡が付いており、その闘いの熾烈さを物語っている。
【人物】
お前らゴロツキ共の海賊なんぞに生きる場所はいらん!!!
一人称は
「わし」、上述のモデルの経緯から
広島弁で話す。
『徹底的な正義』を掲げ、
『人間は正しくなきゃ生きる価値なし』をモットーに、苛烈かつ過激に正義を貫く叩き上げの軍人を彷彿とさせる硬骨漢。
「「悪」は可能性から根絶やしにすべき」と考えており、たとえ相手が一般市民であろうとそれが悪を残す可能性があったり、味方の海兵であろうと敵前逃亡や海兵に相応しくない、などと見なせば
容赦なく始末する。
その苛烈な正義にふさわしい執念の持ち主でもあり、マリンフォード頂上戦争では重傷を何度も負いながらも終戦まで
白ひげ海賊団殲滅のために戦い続けたほど。
あまりにも過激極まるその思想と言動は、かつての同僚である
クザンをも戦慄させ、
ボルサリーノが「どっちつかずの正義」という思想に行き着く一因ともなった。
一方で即断・即決・即行というわけではなく、実行に踏み切るまでの過程もきっちり積み重ねるいわば「
過激な保守派」であり、検討に検討を重ねた上で動くか否かを判断し、そしていざ「徹底的に」やるのであればその前に根回しや地固めを怠らない。
納得できなければ部下をも殺す過激な性格ではあるが、アラマキを筆頭として政府や海軍には彼の思想に賛同する者や彼を慕う者は多く、逆に彼を嫌う者は少なく、センゴクが元帥を引退した時には上層部から強い支持を受け元帥に推薦された。
その一方サカズキ自身は礼儀をわきまえない方であり、あろうことか世界政府最高権力者の五老星との対談時に葉巻を吸いながら話していた。
荒くれ者が海に集う大海賊時代では彼の「徹底的な正義」が必要になる場面もあったのかもしれない。
SBSにおける作者のコメントやおまけのイラストを見て推測するに、過去に海賊に関する何らかの因縁があると思われる。
また、同僚とはいえ意見が対立し殺し合ったクザンに情けをかけたり、かつて自分に意見をしたコビーを正当に評価し昇進させていることを考えると、案外戦時でなければ融通がきく面もあるのかもしれない。
過去の行動や過激な発言の目立つキャラだが
世界のバランスや秩序、海軍や政府のメンツを重んじる慎重派な部分もあり、『
FILM Z』でのNEO海軍の存在を許容せず彼らの行為を犯罪行為と断じて攻撃命令を下したり、意外にも王下七武海制度廃止について「反対派」に属しているなど視野は割と広い方。
ドレスローザの一件で大喧嘩したイッショウ相手にもワノ国編では普通に会話してたり、センゴクも「一言謝ればサカズキも許してくれる」とイッショウに言うなど(海賊絡みでなければ)過ぎたことを根に持つタイプでもない模様。
趣味はあまり分かっていないが、扉絵では盆栽を愛でるサカズキが描かれたことがある。
意外な話だが交友関係は不明。
ボルサリーノとはゼファーのもとで学んだ同期生だが、当時からあまりにも強く教えるまでもなかった「怪物一期生」であり(クザンは三期生)、しょっちゅう怒られていた模様。
同期ということもあってか、特別な仲間意識を持っている様子。
エッグヘッド編終盤において、自身の言動により普段からは考えられないほどの剣幕を見せたボルサリーノに対して、特別追及することなく素直に謝罪するという、普段の厳格な性格とは違う一面を見せた(この時に「兄弟」と呼ぶ間柄であることが判明した)。
海兵になってからはセンゴクの立案した作戦を実行する役回りだったらしく、白ひげも「サカズキが実行した作戦→立案したのはセンゴク」と一瞬で思い至っている。
さらに言えば、頂上戦争ではルフィに対しなぜか一貫して「ドラゴンの息子」で認識していることから、ドラゴンとも過去に何かしら因縁があるのではないかと考えられている(ちなみにドラゴンとは同い年である)。
幼少期の姿は当時の海兵のものと思われる「正義」と書かれた帽子を被って左手に刀を持ち、
- ボロボロの服(帽子共々返り血らしき血痕あり)
- 底の抜けた靴
- 口をへの字に結んでいる
など、裕福ではなかったどころか「戦争」「紛争」が身近な環境で育った節がある。
「悪」に対する徹底的なスタンスはこの辺りに起因するのだろう。
【戦闘能力】
わしが「逃がさん」言うたら
──もう生きる事ァ 諦めんかい バカタレが…
最高戦力の名、そして元帥に選出されたほどの実力は伊達ではなく、マリンフォード頂上戦争では老いと病で衰えていたとはいえ、“
四皇”の一人にして世界最強の海賊と謳われる
“白ひげ”エドワード・ニューゲートとも互角に渡り合えるレベル。
当然、
ペコムズが言っていた「
自分が無敵と勘違いした自然系」とは無縁な存在で、格闘戦の技量も四皇である白ひげとまともに戦える基礎戦闘力の持ち主で、アニメでは凄まじい格闘戦を披露していた。
加えて強力な覇気の使い手で、「白ひげ海賊団」幹部のビスタと
マルコの同時攻撃を受けても
「うっとうしい」で片づけられるレベルであり、よほどの覇気使いでなければダメージを与えることすらままならない。
自然系であることを抜きにしても凄まじいタフさで、呻き声を漏らす程のダメージを受けたとは言え、白ひげの地震技を直接叩き込まれながらも五体満足で戦闘を続行していた。
そのタフネスもあってか、同じ大将と同格の青キジと10日間にも及ぶ死闘を戦い勝利した。
このように性格的にも能力的にもほとんど隙が無く、実力は作中でも最上位クラスに位置すると言える。
悪魔の実
自然系の
悪魔の実「マグマグの実」を食べた
マグマ人間。
自然系らしく自身の肉体を灼熱のマグマへと変化させたり、肉体からマグマを生み出し、それらを自在に操ることが出来る。
マグマ化した肉体による打撃などの直接攻撃の他、生み出したマグマを巨大な拳として打ち出したり、周囲にマグマを広げて辺り一帯を火の海にさせるといった大規模攻撃まで行える。
特徴として、マグマであるため、流動化している状態でも質量があり、なおかつ能力を発動していれば攻撃時に限らず高熱を纏い続けることが出来る。
そのため例え覇気を習得した者だろうと不用意に近づけば接触するだけでも高熱を受け焼き尽くされてしまうため、敵からすると非常に対処しづらい能力である。
その火力は、「
白ひげ海賊団」3番隊隊長の
ジョズが投げた直径100m以上ある氷塊を瞬時に蒸発させる程。
また通常の流動化の他、その高熱で地面を熔かし、地中を掘り進むなどの移動手段として用いることも可能。
能力の覚醒の有無は現時点で不明だが、青キジとのパンクハザードの決闘では島の半分を常に噴火する灼熱の地帯へと変貌させており、その影響は2年後でも残り続けていた。
ちなみに「マグマグの実」は同じ自然系・火炎系の能力を持つ「メラメラの実」の上位種に相当し、両者の攻撃が正面からかち合った場合は「メラメラの実」の能力者を一方的に焼き尽くしてしまう。
使用技
マグマに変えた拳による
ロケットパンチ。
肉体から文字通り火山噴火の如く巨大なマグマの拳を噴出させ目標を「粉砕」「蒸発」させる。
また、副産物として拳から放出される火山弾だけでも相当な威力。
作中で最も使用した技。
マグマの拳を空中から大量に降らせる技で、戦争の中盤で使用し、白ひげの船を破壊した。
『Jスターズ ビクトリーバーサス』などの
ゲーム作品では奥義、超必殺技扱い。
マグマ化した腕による掌底で相手を焼き抉る。
原作では白ひげに対するカウンターとして放ち、
顔を半分消し飛ばす凄惨な描写だったが、アニメでは修正が入り、上腹部(みぞおちよりは下あたり)に高熱の腕を打ち込むパンチ攻撃にされている。
ちなみに
ゲーム「ギガントバトル!」では原作通りの技。
- 犬噛紅蓮/岩漿犬牙
腕から犬の形をしたマグマを放つ。
原作では技名はなく、前者はアニメ版、後者は
ゲーム「ギガントバトル!」での名称。
【作中の活躍】
過去
ロビンの22年前の
回想シーンで初登場、オハラのバスターコールに立ち会った5人の中将の1人。
しかしフードを被って素顔を見せず、また口調も広島弁ではなかった(アニメ版の声優もマリンフォード編以後とは異なる)。
何らかの理由があるのか、それともまだ設定が固まっていなかったのかは不明。
この時、島民を乗せた避難船がオハラから脱出しようとしていたが、その中に粛清対象であった学者が乗船していることもあり得るという僅かな可能性だけで、
「やるなら徹底的にだ…!!!」「今回の犠牲の全てがムダになる」と判断し、その船を砲撃、撃沈させて
粛清とは無関係の人間も大量に殺害した。
また、この時、避難船の操縦などをしていた海兵もいた可能性がある為、結果的に味方殺しという結果となっていた可能性もある。
この行為にクザンは戦慄し、海軍を批判する
ハグワール・D・サウロの言葉に対して
「あのバカほどいきすぎてない」と激怒した。
アニメ版ではバスターコールを発令した
スパンダインさえも驚いている。
そもそもこの時のバスターコールは見せしめとして全世界へ公表される予定の案件であり、避難船の派遣も世界政府の意向。
非情な作戦も標的はあくまで法を犯した学者達だけで、決して無差別殺戮ではないと世界政府加盟国民にアピールする狙いがあっての用意だったのである。
なので赤犬の行動は倫理的な側面ばかりでなく、世界政府の面子そのものを潰してしまうという政府側の人間としては中々のやらかしであったとも言える。
ただし、この際にサウロとクザンが逃がしたロビンはアラバスタ反乱扇動に加担し、罪のない民間人に多くの死傷者を出している。
この点を考えると正に『今回の犠牲の全てがムダ』になってしまっており、結果的にサカズキの判断は間違っていなかったことが証明されてしまっている。
マリンフォード編
ポートガス・D・エースの処刑に端を発する、
白ひげ海賊団VS海軍本部による頂上戦争で本格的に登場。
上述したジョズが投げた巨人族を上回る巨大な氷塊を「大噴火」で粉砕し火山弾で
白ひげ海賊団の船を一隻破壊する。
この後は白ひげ傘下の海賊スクアードの反逆誘導作戦の実行役、防護壁に閉じ込められた
白ひげ海賊団へ「流星火山」による広範囲な攻撃をかまし、幾度なく白ひげと直接対決をした。
なお、スクアードの篭絡に関して計画を練ったのはセンゴクらしいが、直接スクアードを動揺させて離反させたのはサカズキであり、こういった小技も出来なくはないらしい。
この戦争の最中に逃げだした海兵を「家族を思うちょるんなら生き恥を晒すな!!!」と言い粛清した。
そして
モンキー・D・ルフィと執行人に変装していた
Mr.3の活躍で救出され、将校を倒し逃走をしていたエースらに対して
「白ひげは時代の敗北者」と罵倒し、そのことで激怒したエースは赤犬と激突するが…
お前はただの『火』!わしは火を焼き尽くす『マグマ』じゃ!!
とエースに大火傷を負わせる。
そしてそのエースを横目に
モンキー・D・ドラゴンの息子で数々の凶悪事件をだした危険因子のルフィを仕留めようとするが、エースは咄嗟に身を投げ出し、自身を盾として赤犬の拳を受け止めることでルフィを守る。
今度こそとマグマの拳を振り下ろすも、
ジンベエの捨て身の防御と、マルコたちに妨害される。
加えて船員たちの怒りの猛攻を浴びせられるも然したるダメージにはならず、「火拳はもう手遅れとわからんか」と無情な現実を告げる。
実際背中からみぞおち辺りまでを貫通され内臓(というかその箇所の背骨ごと)焼かれたエースは最早手の施しようもなく、最後の力を振り絞って「愛してくれて…ありがとう!!!」と遺し息絶えた。
その死にショックを受け失神したルフィを再度仕留めようとするが、エースを殺害したことに激怒した白ひげの不意打ちを食らう。
赤犬も反撃し、「冥狗」で白ひげの左顔半分を抉り取る(アニメでは上腹部に腕を打ち込む)という重傷を負わせる。
…が、白ひげを殺しきれず、島に巨大な亀裂が出来るほどの威力を持つパンチを直接喰らい、その時できた地割れに叩き落された。
だが白ひげのパンチを喰らってもまだ生きており地下を熔かし回り込む。
危険因子のルフィを始末しようとルフィを抱えて逃げていたジンベエの前に現れ、ルフィを守ろうとする
エンポリオ・イワンコフらを退け、ジンベエにもエースを倒したマグマの拳を撃ち込み瀕死の重傷を負わせるこの時、ルフィも傷を負い、2年後の現在(新世界編)、胸に大きな傷として残っている。
だが
サー・クロコダイルと偶然通りかかっていた
道化のバギーの手でジンベエとルフィを取り逃がし、
白ひげ海賊団の隊長らの猛攻に足止めを喰らってしまう。
そして自身の前に現れ、これ以上無益な戦いをしても意味が無いと説得する
コビーを
「正しくない海兵はいらん」と殺そうとするが、突如現れた
シャンクスに止められてしまう。
白ひげとの直接戦闘でかなりのダメージを受けている中で、シャンクス率いる
赤髪海賊団が駆け付ける事態も重なり、ルフィへの追撃を断念した。
終戦後、新世界のとある島へ、世界政府を裏切った"黒ひげ"
マーシャル・D・ティーチと
黒ひげ海賊団を仕留めに出動。
奇しくも逃げられたが、拘束されたまま置き去りにされた
ジュエリー・ボニーを捕えた。
この時
「お前が政府から逃げたと聞いた時ァひやりとしたがのう」と意味深な台詞を言う。
二年間
マリンフォード頂上戦争の後、センゴクの退任に伴い彼の後任として政府から新元帥の候補として推薦される。
しかし、同僚の青キジは赤犬の極端な正義に疑問を感じていたため、赤犬を元帥とする事に反発し、両者は新元帥の座を巡って決闘することに。
パンクハザード島で10日間に及ぶ死闘の末に勝利し、海軍新元帥へと就任した。
対立したとはいえ同僚で犯罪者でもない青キジに対してはさすがに情けをかけたが、赤犬の正義に同調できない青キジは海軍を去った。
新世界編
元帥となった彼の下で海軍は台頭する新世代の海賊たちに対応すべく新世界に本部を移し、また「世界徴兵」によって自身と海軍を去った青キジに代わる新たな大将二名の補充をするなど、現状では組織をきっちり運営している模様。
自身も
ドンキホーテ・ドフラミンゴの離脱、ルフィと
トラファルガー・ローの
海賊同盟への対応を検討する席で姿を見せ、
白猟のスモーカーの要請で
大将『藤虎』を派遣した。
政府を盲信するばかりでもないようで、ドフラミンゴが政府を通じて(?)情報操作を行った際は、聖地マリージョアに出向き
五老星に事の経緯を質しに向かった。
尚この際、自分よりも立場が上の五老星と対談する時に葉巻吸いながら話している。
しかし、その真っ最中にドフラミンゴ一派の敗北と藤虎が無断で世界政府の名を語り、ドフラミンゴの専横を止められなかったことに土下座をしたことを知ると、怒髪天を衝いて藤虎を叱責し
「麦わら、ロー、二人の首取ってくるまで全海軍基地の敷居はまたがせんぞ!!!」と命令した。
世界会議~ワノ国編
世界会議が開催される直前に藤虎がマリージョアに来ていたとの
Tボーンの報告にドレスローザの海軍基地出入り禁止の件を問うが、
藤虎「ここ(マリージョア)には、軍の敷居はござんせんので」
Tボーン曰く完璧な理論武装の前に
「ただの屁理屈じゃろうが!!」とブチ切れ
緑牛に藤虎を追い出すよう命じたが、緑牛は「イッショウが世界会議を潰しに来たわけでも混乱を持ってきたわけでもない」ということで命令をスルー。
また
ビッグ・マムと
百獣のカイドウの通話を傍受するも、
- 現在海軍は世界会議の警護で手が回らない
- ワノ国は世界政府非加盟国である
という理由から積極的な行動は取らず静観を決め込む、そして世界会議の開催を契機として、
- 世界会議における大混乱
- 革命軍の急激な台頭
- ワノ国での四皇ビッグマム・カイドウの同時陥落
- ルフィとバギーの四皇就任
といった異常な事件が立て続けに頻発、ついでにアラマキ(緑牛)もどっか行くし。
旧来の秩序・体制のことごとくが崩壊し刷新される激動の「新時代」に若干愚痴りながらも、いつもの硬骨な態度を崩さず徹底抗戦の構えを示し元帥の威厳を知らしめた。
えらい時代に元帥になったわい…!!
なんぼ向かって来ようとも…
全員返り討ちに
しちゃるがのう……!!!
未来島エッグヘッド編
勝利島にて、
トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団と黒ひげ海賊団が激突した事の報告を受けるが、立場上前線に出られないため、決着待ちまで何もできない事にもどかしさを感じていた。
一方
麦わらの一味が
ベガパンクのいるエッグヘッドに上陸している事や、黄猿が兼ねてからの任務でエッグヘッドに向かっている報告を受けると、ベガパンクが麦わらの一味を味方につけた場合は海軍及び世界政府は甚大な戦力を欠く事になる為、
CP‐0には海軍到着まで一味との衝突を避ける様にと指示を出した。
また、赤い土の大陸を登ってきた
バーソロミュー・くまが聖地マリージョアに現れた事を聞きつけ、迎撃のためマリージョアへ向かった。
天竜人の文句を無視し、くまを政府の制御下に置く事を困難と判断した為、「冥狗」で片足や顔半分を容赦なく消し飛ばして始末しようとするものの、ニキュニキュの能力を使われてしまいくまは逃亡してしまった。
くまが飛び去っていった方向を見ながら
どこ行くんじゃ…
意思も…心も…全て失った“人形”がよ……!!
と呟いた。
その後はベガパンクのこの世界の真実を伝える全世界への配信を将校達と共に見ており、神妙な表情で静観していた。
【余談】
モデル
モデルとなった人物は俳優の菅原文太であり、彼の代表作である映画『
仁義なき戦い』の広能昌三がモチーフとなっている。
菅原もサカズキの存在を認知しており、生前にバラエティ番組『
ほこ×たて』の「
ONE PIECE歴代編集者 VS
ONE PIECEマニア軍団」という企画にVTRで出演した際、本作の作者である
尾田栄一郎が書き下ろした自身の似顔絵パッケージの唐辛子を手にし「赤犬の方がこれよりカッコいいよな」と発言していた。
読者などの反応
作中随一の硬派さや圧倒的な強さから人気が高いと同時に、上記の過激な思想、人気だったエースの殺害といった所業から嫌いな一人に挙げる読者も多く、ワンピースの登場人物の中でも特に賛否両論が激しい。
まあ、良くも悪くも個性の強いキャラという証だろう。
また、作中の人物の多くが悲しき過去を抱えている事から、現在の思想に至った相応の過去を持つのではと考察する読者は少なくない。
エースの死を巡るルフィとの因縁も含め、今後の動向が注目されている。
ところが新世界編にて海軍元帥になってからは、
- 最悪の世代同士による海賊同盟の続発
- 世界貴族と深い関わりがある海賊による情報操作に振り回される
- 勝手に全世界公開で土下座したり、鎖国中の国に力ずくで入ろうとするなど、問題の多い新たな大将
- 王下七武海制度撤廃の直後に四皇同士の海賊同盟という最悪の事態
- 予想外すぎることに件の同盟結んだ四皇2人が倒され新たな四皇達の台頭で変わっていく海の勢力図
- 新四皇の一角により立ち上げられた史上類のない対海軍特化の敵対組織始動
- 聖地マリージョアにて革命軍の宣戦布告と王家の1人が殺害されるという前代未聞の事件
- マリージョアの被害とそれに憤慨や悪態つく天竜人の対応
- 革命軍の事件報道後に数ヶ国で革命が起きて、国王が失脚
- 海軍科学技術のトップであるベガパンクが極刑ものにあたる「空白の100年」を解き明かそうとした事が判明とそれよる科学兵器を用いて敵対
- 黄猿から仕事の進捗を聞こうとした結果、感情丸出しでブチギレられる
と
世界を揺るがす大事件の連続に頭を悩まされるという一種の中間管理職の悲哀を感じさせるような状態となってしまい、一部のファンからはストレスと胃痛の心配をさせられている。
現に、とある島での四皇VS超新星との決闘でどちらが勝つのか連絡待ちという状況に「もどかしい」とぼやいていた。
「大変だろう?『元帥』…」
メガネ
公式のデータブック(GREEN)にて、初期の設定ではメガネを着用していた案があった。
今より少し若い印象。
カードゲーム
「青黒サカズキ」というカードがあるが、そのデッキの除去効果や低リスクでカード引ける効果が強力ゆえに高い使用率を誇り、公式の大会の上位4名がこぞってこのデッキを入れるほど。
結果的に他キャラをリーダーにする多様性やキャラの駆け引きを無くす問題があったので禁止カードにされてしまった。
外部出演
各ジャンプ作品とのコラボした
ゲーム「Jスターズビクトリーバーサス」でボスキャラ枠としてプレイアブルキャラに抜擢。
各キャラとのやり取りでは基本的に本編同様に苛烈な正義を意識した発言しているが、
天然パーマと
チャイナ娘からは「
まるでダメなオッサンと同じ声」、死神代行から「あんた俺が知ってる死神よりたちが悪いな」と言われ、
鼻毛真拳使いのアフロからはやたら敵視されてサカズキも同様に貴様はムカつくなと答えたりと
中の人ネタでいじられたりとコミカルな立ち回りを受けている。
「まったくアイツら…アニヲタwikiから離れて…
わしらが出払ったら誰がここを追記、修正するんじゃあ!!」
最終更新:2025年04月02日 17:31