赤犬(ONE PIECE)

登録日:2012/01/03 Sat 15:51:11
更新日:2019/10/10 Thu 21:28:11
所要時間:約 6 分で読めます







海賊という"悪"を許すな!!!




赤犬とは漫画『ONE PIECE』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:サカズキ
異名:赤犬
掲げる正義:徹底的な正義
所属:海軍
肩書:海軍本部中将(22年前)→海軍本部大将(2年前)→元帥(新世界編)
年齢:53歳→55歳(新世界編)
身長:306cm
悪魔の実:マグマグの実(自然(ロギア)系)
覇気:武装色、見聞色
出身:北の海(ノースブルー)
誕生日:8月16日(菅原文太の誕生日)
血液型:F型
好物:白米、唐辛子
CV:立木文彦、中尾みち雄(中将時代)


【概要】

本名はサカズキ
世界政府最高戦力と称される海軍の三人の大将の一人。
普段は軍帽を深々と被っており、左胸に薔薇を刺した赤いスーツと、襟に桜の花が入っているシャツを着用している。
帽子の下の髪型は角刈りで、左肩にかけて桜吹雪の刺青を入れている*1
デザインのモデルは『仁義なき戦い』時代の菅原文太
身長は青キジ黄猿と同じようにデカい*2
2年後では口周りにヒゲを生やしており、右顔から首にかけて恐らく青キジとの決闘で出来たものと思われる大きな傷跡がある。

一人称は「わし」で広島弁でしゃべる。


【人物】

「徹底的な正義」「人間は正しくなけりゃあ 生きる価値なし」を信条とする過激かつ苛烈な思想の硬骨漢。
不正とは全く無縁の人物で、「海賊に生き場所は不要」と断じて平和を乱す敵である海賊の存在を微塵も許さず抹殺せんとしている。
しかし同時に、時には守るべき民衆や味方の海兵であっても自身が「悪」もしくはその可能性があるとみなせば容赦なく始末する超タカ派。
戦場の空気に怯えて海賊に背を向け逃げ出そうとした海兵をそのまま「悪」と断じて抹殺したことさえある。
「悪」そのものと間接的にでも「悪」に加担する者を粛清し、完全に汚れなき者のみを残そうとしているようだ。

当然、この様な思想に対して同僚からも危険視されている。

ただし、厳格・タカ派とはいえ頭が悪いというわけではなく、必要ともなれば敵の切り崩しを行うなど、知恵を巡らす面もある。

元帥に就任後は、海賊殲滅のため、海軍本部をマリンフォードから新世界側に移設。
海軍の指揮を執るも、世界貴族に振り回されたりと前任のセンゴク同様に「中間管理職」的な苦労をしている。

SBSにおける作者のコメントやおまけのイラストを見て推測するに、過去に海賊に関する何らかの因縁があると思われる。


【戦闘能力】

自然(ロギア)系の悪魔の実『マグマグの実』の能力者でマグマ人間
肉体を溶岩に変えて体積を変化させる事ができ、拳を巨大化させたり、マグマを広げて辺りを火の海にさせるといった大規模攻撃まで行える。
マグマというだけであって、例え覇気を習得した者だろうと不用意に近づけばマグマによる高熱で焼き尽くされてしまう。

その火力は、白ひげ海賊団3番隊隊長のジョズが投げた直径100m以上ある氷塊を瞬時に蒸発させる程。
マグマと化して地下を熔かし地中を掘り進むなどの移動手段として用いることも可能。

自然(ロギア)系の能力者のため、武装の色の覇気を利用しなければサカズキにまともに攻撃を当てる事もできないが、
サカズキ自身も強力な覇気の使い手で、白ひげ海賊団幹部のビスタとマルコの同時攻撃を受けても「うっとおしい」で片づけられるレベルであり、
よほどの覇気使いでなければダメージを与えることすらままならない。

また、自然(ロギア)系であることを抜きにしてもかなりタフで、後述する白ひげとの戦闘時には地震技*3を直接叩き込まれながらも五体満足で戦闘を続行していた。

最高戦力の名は伊達ではなく、マリンフォード頂上戦争では、老いと病で衰えていたとはいえ、“四皇”の一人にして世界最強の海賊と謳われる“白ひげ”エドワード・ニューゲートとも互角に渡り合った。
このように性格的にも能力的にもほとんど隙が無く、実力は作中でも最上位クラスに位置すると言える。


使用技

  • 大噴火(だいふんか)
マグマに変えた拳によるロケットパンチ。肉体から文字通り火山噴火の如く巨大なマグマの拳を噴出させ目標を粉砕・蒸発させる。
また、副産物として拳から放出される火山弾だけでも相当な威力。
作中で最も使用した技。

  • 流星火山(りゅうせいかざん)
マグマの拳を空中から大量に降らせる技で、戦争の中盤で使用し、白ひげの船を破壊した。
『Jスターズ ビクトリーバーサス』などのゲーム作品では奥義、超必殺技扱い。

  • 冥狗(めいごう)
マグマと化した腕による掌底で相手を燒き抉る。
アニメではパンチ攻撃に変更されている。

  • 犬噛紅蓮(いぬがみぐれん)
腕から犬の形したマグマを放つ。


【作中の活躍】

過去

ロビンの22年前の回想シーンで初登場。オハラのバスターコールに立ち会った5人の中将の1人。
この時はフードを被っており素顔を見せず、口調も広島弁ではなかった。
この時、島民を乗せていた避難船を粛清対象であった学者が乗船していることもあり得るという憶測と可能性だけで、
その船を砲撃、撃沈させて粛清とは無関係の人間も大量に殺害した。
また、この時、避難船を操縦などをしていた海兵もいた可能性がある為、味方殺ししている可能性もある。
この行為にクザンは戦慄し、サウロの言葉に対して「あのバカほどいきすぎてない」と激怒した。

マリンフォード編

ポートガス・D・エースの処刑に端を発する、白ひげ海賊団VS海軍本部による頂上戦争で本格的に登場。
上述したジョズが投げた巨人族を上回る巨大な氷塊を大噴火で粉砕し火山弾で白ひげ海賊団の船を一隻破壊する。
この後は白ひげ傘下の海賊スクアードの反逆誘導作戦の実行役、防護壁に閉じ込められた白ひげ海賊団へ流星火山による広範囲な攻撃をし、
幾度なく白ひげと直接対決をした。
なお、スクアードの篭絡に関して計画を練ったのはセンゴクらしいが、直接スクアードを動揺させて離反させたのはサカズキであり、こういった小技も出来なくはないらしい。

この戦争の最中に逃げだした海兵を「生き恥を晒すな!!!」と言い粛清した。

そしてモンキー・D・ルフィと執行人に変装していたMr.3の活躍で救出され、将校を倒し逃走をしていたエースらに対して「白ひげは時代の敗北者」と罵倒し、
そのことで激怒したエースは赤犬と激突するが…

「ロギアじゃいうて油断しちょりゃあせんか?」
「お前はただの『火』! わしは火を焼き尽くす『マグマ』じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある」

と同じ自然(ロギア)系で同じ火属性のエースに大火傷を負わせる。
そしてそのエースを横目にモンキー・D・ドラゴンの息子で数々の凶悪事件をだした危険因子のルフィを仕留めようとするが、
エースは腹で赤犬の拳を受け止めるという捨て身の行動をして防いだ。
再度仕留めようとしたがジンベエの捨て身の防御と、マルコたちに妨害される。

だが赤犬の攻撃で内臓を焼かれたエースは死亡。
エースの死にショックを受け失神したルフィを再度仕留めようとするが、エースを殺害したことに激怒した白ひげの不意打ちを食らう。

赤犬も反撃し、冥狗で白ひげの左顔半分を抉り取る*4という重傷を負わせる。
…が、白ひげを殺しきれず*5、島に巨大な亀裂が出来るほどの威力を持つパンチを直接喰らい、その時できた地割れに叩き落された。

「おんどれェ…白ひげェ!!」


だが白ひげのパンチを喰らってもまだ生きており地下を熔かし回り込む。


わしが『逃がさん』言うたら……もう生きる事ァ諦めんかい バカタレが…


危険因子のルフィを始末しようとルフィを抱えて逃げていたジンベエの前に現れ、ルフィを守ろうとするエンポリオ・イワンコフらを退け、容赦ない追撃を行いジンベエに瀕死の重傷を負わせる。
この時、ルフィも傷を負い、2年後の現在(新世界編)、胸に大きな傷として残っている。

だがサー・クロコダイルと偶然通りかかっていた道化のバギーの手でジンベエとルフィを取り逃がし、白ひげ海賊団の隊長らの猛攻に足止めを喰らってしまう。
そして自身の前に現れ、これ以上無益な戦いをしても意味が無いと説得するコビー「正しくない海兵はいらん」と殺そうとするが、
突如現れた赤髪のシャンクスに止められてしまう。
白ひげとの直接戦闘でかなりのダメージを受けている中で、シャンクス率いる赤髪海賊団が駆け付ける事態も重なり、ルフィの追撃を断念した。

終戦後、新世界のとある島へ、世界政府を裏切った"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチ黒ひげ海賊団を仕留めに出動。
奇しくも逃げられたが、置き去りにされたボニーを捕えた。
この時「お前が政府から逃げたと聞いた時ァひやりとしたがのう」と意味深な台詞を言う…

二年間

マリンフォード頂上戦争の後、センゴクの退任に伴い彼の後任として政府から新元帥の候補として推薦される。
しかし、同僚の青キジは赤犬の極端な正義に疑問を感じていたため、赤犬を元帥とする事に反発し、両者は新元帥の座を巡って決闘することに。
パンクハザード島で10日間に及ぶ死闘の末に勝利し、海軍新元帥へと就任した。
対立したとはいえ同僚で犯罪者でもない青キジに対してはさすがに情けをかけたが、赤犬の正義に同調できない青キジは海軍を去った。

新世界編

元帥となった彼の下で海軍は台頭する新世代の海賊たちに対応すべく新世界に本部を移し、
また自身と海軍を去った青キジに代わる新たな大将二名の補充をするなど、現状では組織をきっちり運営している模様。
自身もドンキホーテ・ドフラミンゴの離脱・ルフィとトラファルガー・ロー海賊同盟への対応を検討する席で姿を見せ、白猟のスモーカーの要請で大将『藤虎』を派遣した。
政府を盲信するばかりでもないようで、ドフラミンゴが政府を通じて(?)情報操作*6を行った際は、
聖地マリージョアに出向き五老星に事の経緯を質しに向かった。
しかし、その真っ最中にドフラミンゴ一派の敗北と藤虎が無断で世界政府の名を語り、ドフラミンゴの専横を止められなかったことに土下座をしたことを知ると
怒髪天を抜いて藤虎を叱責し「麦わら、ロー、二人の首取ってくるまで全海軍基地の敷居はまたがせんぞ!!!」と命令した。

世界会議編

世界会議が開催される直前に藤虎がマリージョアに来ていたとのTボーンの報告にドレスローザの海軍基地出入り禁止の件を問うが

藤虎「ここ(マリージョア)には、軍の敷居はござんせんので」

完璧な理論武装の前に「ただの屁理屈じゃろうが!!」とブチ切れ、緑牛に藤虎を追い出すよう命じたが、緑牛はイッショウが世界会議を潰しに来たわけでも混乱を持ってきたわけでもない、ということで命令をスルー。
またビッグ・マム百獣のカイドウの通話を傍受するも、
  • 現在海軍は世界会議の警護で手が回らない。
  • ワノ国は世界政府非加盟国である
という理由から積極的な行動は取らず静観を決め込む。


【余談】

  • 読者などの反応
作中随一の硬派さや圧倒的な強さから人気が高いと同時に、上記の過激な思想、人気キャラだったエースの殺害から嫌いなキャラに挙げる読者も多く、
ワンピースの登場キャラの中でも賛否両論が激しい。
まあ、良く悪くも個性の強いキャラという証だろう。
また、作中のキャラの多くが悲しき過去を抱えている事から、現在の思想に至った相応の過去を持つのではと考察する読者は少なくない。
エースの死を巡るルフィとの因縁も含め、今後の動向が注目されている。


  • メガネ
公式のデータブック(GREEN)にて、初期の設定ではメガネを着用していた案があった。
今より少し若い印象。


「まったくアイツら…アニヲタwikiから離れて…
わしらが出払ったら誰がここを追記、修正するんじゃあ!!」

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