サイゼリヤ(ファミレス)

登録日:2011/12/19 Mon 18:15:01
更新日:2024/09/18 Wed 14:24:04
所要時間:約 6 分で読めます




サイゼリヤとは、日本国内に展開しているイタリア料理を取り扱う大手レストランチェーン店である。


【特徴】



外食チェーン店らしからぬ安さ。

これに尽きるだろうか。



一度足を運んだ事のある諸君ならば分かるだろうが、この店は他のレストランチェーン店と比べて所謂ワンコイン料理のバリエーションが豊富であり、かつ1000円より上の単品料理が存在しない。
妙なところに注目すると、ハンディーターミナルがiPod Touch。これも経費削減のため。
ただし近年は不況ということもあり苦渋の値上げを敢行した。その内訳のほぼ全てが1円だけ。(しかも末尾が「9円」のメニューのみである)
一部のメニューは逆に値下げした(ライス158円→150円等)。
そしてこの値段変更の結果売上がかなり上がったという。なんでやねん。
真面目に解説すると「1円単位の支払いをなくした結果、支払いを計算しやすくなったので、1000円ジャストで支払えるように1品増やして注文する」というお客が多くなったからだとか。

今回はそのバリエーション豊かな中から例としていくつか料理を取り上げてみよう。

【料理】

○ミラノ風ドリア(¥299→¥300/497kcal)

茶みがかった器からアツアツのホワイトソースが覗く、言わずとしれたサイゼリヤの王道料理。
ミラノ風という名前だが本場イタリア人に食べさせると頭に?マークが浮かぶとかなんとか。

類似料理として半熟卵をのせた半熟卵のミラノ風ドリア(¥368→¥350)、
ほうれん草にホワイトソースをかけて焼き上げたほうれん草のオーブン焼(¥249…ドリアではない)も存在したが残念ながら廃止。
更にマカロニを増やしたほうれん草のグラタン(¥400)となった。
ちなみに裏メニューとしてマカロニを入れないかつてのオーブン焼も可能だが、値段は変わらないので注意しよう。


○小エビのカクテルサラダ

小エビのほのかな甘味と野菜がよく合う一番人気のサラダ。
他にもワカメサラダや肉サラダ、シェフサラダなどがある。


○各種スパゲティ

スパゲティも豊富で、ペペロンチーノ→アーリオ・オーリオ(¥299→¥300/545kcal)」といったシンプルな見た目に反してしっかり味の付いている王道パスタを筆頭に、
定番のカルボナーラやたらこソーススパゲティ、アラビアータにイカの墨入りスパゲティといった変化球もある。

ミラノ風ドリアと同価格なので、来店する度にかわるがわる頼んでいくと飽きずにgoodかも。
スパゲティは値段が2倍-¥10程のダブルサイズが注文可能。

2019年のメニュー改定でアーリオ・オーリオ(オリーブオイルとニンニクだけの味付け)にマイナーチェンジした。
唐辛子を加えて従来のペペロンチーノにも出来るが、メニューではチーズやサラミなど別のメニューとのトッピングを推奨しており、お客の想像力次第で、無限の味のバリエーションが楽しめるようになった。
筆者個人的オススメはエスカルゴのオーブン焼きとのトッピング。コレ最強。

後に再改定でアーリオ・オーリオを残しつつペペロンチーノも復活した。


○各種ピザ

  • マルゲリータピザ(513kcal)
  • サラミとパンチェッタのピザ(569kcal)
  • 野菜ときのこのピザ(557kcal)
  • 真イカとアンチョビのピザ(506kcal)
¥390ピザ4傑衆
値は張るが生ハムピザもオススメ。お好きなピザをどうぞ。¥100ほど追加すればチーズを2倍に出来るWチーズがある。

因みに友達と来店した際には、ピザが届いてから席を立つのは推奨しない。
帰ってきて1/4サイズになってても知らないぞ♪

2019年のメニュー改定で¥390のラインナップに「たっぷりコーンのピザ」と「たらこクリームのピザ」が加わった。
また、アンチョビとパンチェッタが単独になった他に生ハムのピザがマルゲリータのチーズを3倍にした「バッファローモッツァレラのピザ」となった。
生ハムのピザが食べたいなら個別にプロシュートを頼めばいいが当然ながら値は少々嵩む。

○リブステーキ(¥929→¥1000/519kcal)

単品料理の最高額。

¥1000で『すごく…高いです……』と思わせてしまうのがサイゼリヤクオリティー。
だが見た目に反し519kcalとヘルシー。


○前菜

ソーセージとポテトのグリルや辛味チキン等が人気。
一般的には珍しい食用カタツムリを使った「エスカルゴのオーブン焼き」もある。最近では「アロスティチーニ(ラムの串焼き)」といった変わった食材の料理も追加されたがこれも美味しい。
また、プロシュートは本場イタリア人も認める程の味(「ぷっ」すま調べ)。
モッツァレラトマトはジョジョファンにとっては是非押さえておきたい一品と言えよう。


ハンバーグ

基本のハンバーグは¥400。
+¥100程でシャキシャキの野菜ペーストが乗ったディアボラ風ハンバーグ、トロトロに溶けたチーズが嬉しいイタリアンハンバーグ等がある。 


○若鳥のグリル(ディアボラ風)

早さが自慢のサイゼリヤにおいて唯一時間のかかる料理。
その分絶品であり、値段も¥500と手頃。
最近チーズとトマトソースを乗せて焼いた柔らかチキンのチーズ焼きが登場、こちらも美味しいので是非。


ドリンクバー(セット¥180/単品¥270)

この店の裏番長。
ドリンクを混ぜるのは最早定番。
まず色で分かる。むしろ顔でも分かる。
最近ではドリンクバーにブレンドのレシピが載ってたり。まさかの公認。

ワイン(赤・白) (グラス¥100/デカンタ(小)¥200/デカンタ(大)¥399→¥400)

他店ではまず見られない超低価格。
これのおかげで安く気軽に飲めるお店として利用する客も多い。

反面、コレとボトルワインの他には少々割高のビールストロングゼロ(缶のまま提供)しかドリンクの取り扱いが無い。
以前は日本の全国チェーンの飲食店としてはほぼ唯一グラッパ*1を取り扱っていたのだが、2020年夏になくなってしまった。その後2023年夏に復活。

○各種デザート

物にもよるが大体300円前後。
季節などにより限定メニューの変動などあるものの、プリン、コーヒーゼリー、ジェラートなどが定番メニューとして並んでいる。


間違い探し

料理の安さと肩を並べるサイゼリヤの目玉
2006年頃から、キッズメニューの表紙と裏表紙にそれぞれ正しい絵と間違った絵を載せ、
開いて裏返せば間違い探しとして楽しめる工夫を施している。間違いは全10箇所。

そしてこれがまたクッソ難しい
小学生低学年向けのメニューリストにもかかわらず間違い内容が何とも微妙。
最初は誰でも「こんなの子供の遊びでしょw」程度の感覚でやり始めるのだが
5個目くらいからあまりの難しさに「メニューはまだか」と誤魔化し出す人も。
そして7個見つけたあたりで「全10箇所という点がそも間違いなのではないか」と疑いたくなる。

やったことがない人にはぜひ挑戦してもらいたい。
定期的に更新されており、過去の問題は公式サイトで確認できる。2018年7月に書籍化もされた。

余談だがこの間違い探し、難しすぎるというクレームが入り休止していた期間があった。



【アニヲタにとってのサイゼリヤ】

一番多いと思われるのが、集まってゲームをするケースであろう。
いうなれば汎用リアル集会所(closedβ)*2に変身するわけである。


ここまでそれの場所として適しているのはここだけという書き方をしたが、むしろ
  • 某らんらんるーの住み処
  • ショッピングセンターのフードコート
など他ファミレスの方に勢力として、利用度として水を空けられている状況であり決してアイデンティティというわけではない。
だがしかし、これは単に『メジャーさ』『全国勢力の大きさ』の点においてであり、『快適さ』の点では上記3種を恐らく凌いでいるだろう。

理由の一端はまずドリンクバーの存在。
プレイ中に渇きがちな水分補給という意味でも、言葉は悪いが『座っていられる大義名分』としても活躍してくれる。

少なくとも“らんらんるー”ではありえない特徴である。


加えて前述した料理の安さにより気軽に入店でき、小腹が空いたらそのリーズナブルな料理を頼む事が出来る点。
この点で多くのファミレスより優れていると言える。

あとどちらかというと1~2人向けの店舗であり、駅前の繁忙店でもなければお昼のピーク時にも席を確保するのが容易である事。

要はある程度座りたいテーブルに着けるということであり、
フードコートの如何なる時でも360゜から見られている用な気分にも陥りづらいという事だ。

ただし、たとえ料理やドリンクバーを注文していようが、ゲームをやる場所ではない。
一般の飲食店という公共の場でのゲームはいただけないし、店側や他の客にも図らずとも迷惑をかける可能性がある。
「お客が少ないからいい。自分も客だからいい。自分が楽しければいい。」などというのはアニヲタ以前にただのDQN行為である。
禁止の店舗もあるし、たとえ注意されていなくても、ゲームで遊ぶのは自重すべきである。



またサイゼリヤは『ジョジョの奇妙な冒険』愛好家からも好まれるファミレスである。

『ジョジョ』はイタリアが舞台になることも多く、作中に登場する料理や、キャラクターの名前の由来となった料理のいくつかはサイゼリヤで食することができる。
作中の料理については、第二部でジョセフ・ジョースターが食べたスパゲティネーロ(イカの墨入りスパゲティ)、第四部で虹村億泰が食べた「モッツァレラチーズとトマトのサラダ(フレッシュチーズとトマトのサラダ)」がある。名前の由来となったメニューは、プロシュート兄貴のネーミングモデルであるプロシュート(生ハム)や、リゾット・ネエロの由来になったリゾット*3など。
なお2019年位にメニューの詳細が変更され、『ジョジョ』ファンを中心に悲鳴が上がったとかなんとか。

【サイゼリヤ論争】

Twitterにおいて、しばしば行われる論争…というか罵り合い。
「サイゼリヤなんかクソだ」派閥と「サイゼリヤいいじゃん」派閥による終わりなき戦いである。

これは異性との交際経験がない男性が初デートの際、「最初は気軽なイタリアンレストランがいい」というアドバイスを受けてサイゼリヤを選んでしまった…という小噺に端を発する。
もとは非モテの気の利かなさや引出しの少なさを嗤う自虐ジョークに過ぎなかったのだが、これにフェミニストや玉の輿狙いの婚活女性が合流。デートで行く飲食店としては不適切、というだけにとどまらず、サイゼそのものや、その利用者まで中傷するようになり、サイゼ愛好者がそれに反駁するとますます逆上するという悪循環に陥った。
例を上げれば「デートにサイゼリヤなんて安い店を選ぶ男はダメ」→「サイゼに連れて行けば金目当ての女を篩い落とせるということかw」→「試し行動をするとは女性蔑視」という具合である。

さらには「サイゼで満足するような人間は舌が貧しい」という男性フェミニストに対し、料理研究家が「他人様が楽しんでいるものを腐す根性の方が貧しい」と返す、
イラストレーターがサイゼで楽しそうに食事をする女性の絵を描けば「オタクの都合のいい女を描くキモい奴」と叩かれ、それに対しては「食事をしているだけの絵にそこまで妄想たくましくできるお前がキモい」と突っ込むなど、
きのこたけのこ論争を思わせる不毛な争いが今も思い出したようにTwitter上では散発している。
あちらが冗談交じりのじゃれ合いなのに対し、こちらでは親でも殺されたのかと思われるほどのガチの憎悪丸出しの者が多いが。

なお、件の絵を描いたイラストレーターは「サイゼが許されるかどうかは、二人の年齢とか距離感とか空気によって左右されますよ」という身も蓋もない言葉を残している。



発祥の地が千葉県の為か、全店舗数の1/3が千葉県に集中している。
かつてららぽーとTOKYO-BAYには3店舗もあった
また、同県の市川市本八幡にある1号店は、既に店舗としては営業していないが「教育記念館」として残されており、予約すれば見学もできる点も特異と言える。

また、コロナ禍を経て発声による注文にも変化が生まれてきたが、サイゼリヤでは各メニューに記号と番号を割り当て、それを紙に書いてオーダーするという形式を取っている。
慣れるまでは不便ではあるが、2024年時点では他店がタッチパネルなどを導入する中でもこの方式を継続している。
中には番号を暗記し、メニュー名がわりに番号で呼んでサイゼリヤトークに花を咲かせるヘビーユーザーもいるとか。

たまに間違えられるが、サイゼリではなくサイゼリである。





追記・修正は間違い探しで10個全部見つけてからお願いします。

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最終更新:2024年09月18日 14:24

*1 ワイン製造の際に出るブドウの絞りカスを再利用して作る、ブドウのカス取り蒸留酒。フランスの「マール」とほぼ同じお酒。

*2 『MHP』(モンスターハンターポータブル)から有名になった造語で、《同じ携帯機のソフトをやっている見ず知らずのプレイヤーが指定された場所に集結した後、目的別に通信プレイを行っていく行為》及び《そのリアル集会を目的とした集会スペースを提供するだけonlyの店舗や、それに準ずる店舗の事》

*3 「ネエロ」はネーロスパゲティと同じ「イカスミ」の意なので、直訳すれば「イカスミのリゾット」なのだが、現状サイゼにおいてそうしたメニューはない。