男子の多いゼルトマルク家に生まれたために土地を継承できる見込みが無かったことでヤケになり、ごろつき紛いの底辺冒険者を食客と称して連れ回す荒れた少年期を過ごした。「食客」の食い扶持は父にせびった金銭で賄ったという。
青年期、ニコラス三世が帝位につくと自堕落な生活を反省し、新帝即位のどさくさに紛れ自力で領地を切り取ることを決意。代官失脚により一時的に支配者不在状態にあったカルツェン地方に目をつけ、長い付き合いで忠誠心らしきものが芽生えていた「食客」達を率いて同地を占拠、首尾よく森林伯の位を手に入れた。父はこれ幸いとズンブルトに自立を強く薦めて新家門を立ち上げさせ、事実上の勘当を成し遂げることとなる。
その後は「食客」達にカルツェン猟兵隊の下での雑用という定職を与えてやりつつ大過無く自領を治め、一粒種の息子との共同統治で余生を過ごしている。加齢と若き日の不摂生が祟って体調を崩しがちなようで、猟兵隊を閲兵する時など特に顔色が悪いそうだが…?
グラーフ・ズンブルト寄進学校の寄進者。