CONCERT TOUR 電光石火
最終更新:
cavc
-
view
CONCERT TOUR 電光石火
概要
「CONCERT TOUR 電光石火」は、CHAGE & ASKAが1999年9月3日から11月10日にかけて開催した全国コンサートツアー。
当時の会報では「CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 電光石火 Supported by NEC」と表記されている。
1999年9月3日のマリンメッセ福岡公演を皮切りに、福岡、広島、仙台、札幌、東京、大阪、名古屋の全国7都市で全21公演を開催し、約23万人を動員した。
ツアー開始前の8月28日・29日には、幕張メッセイベントホールでファンクラブ会員限定公演「TUG of C&A Presents Preview in 幕張メッセ」が開催された。
幕張公演は、全国ツアーに先駆けて『NO DOUBT』の楽曲を中心としたステージを披露するプレビュー公演であり、全国ツアー本編では曲順と一部の演奏曲が変更された。
本ツアーでは、CHAGE、ASKAとサポートバンドのBLACK EYESが、ひとつのバンドとして演奏することを重視。細部まで固定したショーを再現するのではなく、会場の雰囲気や観客の反応に応じて、演奏、歌唱、MCが変化する自由度の高いステージとなった。
公演データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公演名 | CONCERT TOUR 電光石火 |
| 当時の表記 | CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 電光石火 Supported by NEC |
| 開催期間 | 1999年9月3日~11月10日 |
| 開催都市 | 福岡、広島、仙台、札幌、東京、大阪、名古屋 |
| 公演数 | 全国7都市21公演 |
| 総動員数 | 約23万人 |
| 出演 | CHAGE、ASKA |
| サポートバンド | BLACK EYES |
| 関連アルバム | NO DOUBT |
| 協賛 | NEC |
| 初日 | 1999年9月3日 マリンメッセ福岡 |
| 最終日 | 1999年11月10日 名古屋市総合体育館レインボーホール |
| 先行公演 | TUG of C&A Presents Preview in 幕張メッセ |
| 関連海外ツアー | ASIAN TOUR NO DOUBT |
開催日程
| 日付 | 会場 | 所在地 | 開場 | 開演 | 備考 | 公演番号 |
| 1999年9月3日(金) | マリンメッセ福岡 | 福岡県福岡市 | 17:30 | 18:30 | ツアー初日 | 924 |
| 1999年9月4日(土) | マリンメッセ福岡 | 福岡県福岡市 | 16:30 | 17:30 | 925 | |
| 1999年9月22日(水) | 広島グリーンアリーナ | 広島県広島市 | 17:30 | 18:30 | 926 | |
| 1999年9月23日(木・祝) | 広島グリーンアリーナ | 広島県広島市 | 16:00 | 17:00 | 927 | |
| 1999年9月28日(火) | 仙台市体育館 | 宮城県仙台市 | 17:30 | 18:30 | 928 | |
| 1999年9月29日(水) | 仙台市体育館 | 宮城県仙台市 | 17:30 | 18:30 | 929 | |
| 1999年10月2日(土) | 真駒内アイスアリーナ | 北海道札幌市 | 17:30 | 18:30 | 930 | |
| 1999年10月3日(日) | 真駒内アイスアリーナ | 北海道札幌市 | 16:00 | 17:00 | 931 | |
| 1999年10月10日(日) | 国立代々木競技場第一体育館 | 東京都渋谷区 | 16:00 | 17:00 | 932 | |
| 1999年10月11日(月・祝) | 国立代々木競技場第一体育館 | 東京都渋谷区 | 16:00 | 17:00 | 933 | |
| 1999年10月13日(水) | 国立代々木競技場第一体育館 | 東京都渋谷区 | 17:30 | 18:30 | 934 | |
| 1999年10月14日(木) | 国立代々木競技場第一体育館 | 東京都渋谷区 | 17:30 | 18:30 | 935 | |
| 1999年10月16日(土) | 国立代々木競技場第一体育館 | 東京都渋谷区 | 16:00 | 17:00 | 936 | |
| 1999年10月27日(水) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 17:30 | 18:30 | 937 | |
| 1999年10月28日(木) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 17:30 | 18:30 | 938 | |
| 1999年10月30日(土) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 16:00 | 17:00 | 939 | |
| 1999年10月31日(日) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 16:00 | 17:00 | 940 | |
| 1999年11月4日(木) | 名古屋市総合体育館レインボーホール | 愛知県名古屋市 | 17:30 | 18:30 | 941 | |
| 1999年11月5日(金) | 名古屋市総合体育館レインボーホール | 愛知県名古屋市 | 17:30 | 18:30 | 942 | |
| 1999年11月9日(火) | 名古屋市総合体育館レインボーホール | 愛知県名古屋市 | 17:30 | 18:30 | 943 | |
| 1999年11月10日(水) | 名古屋市総合体育館レインボーホール | 愛知県名古屋市 | 17:30 | 18:30 | ツアー最終日 | 944 |
活動再開後初の全国ツアー
CHAGE & ASKAは、1996年6月にロンドンで行った「MTV UNPLUGGED LIVE」の後、それぞれのソロ活動へ移行した。
CHAGEはMULTI MAXやソロ名義で、バンドを基盤とした音楽活動を進めた。
ASKAはソロアルバム『kicks』やコンサートツアーを通じて、ロックサウンドやループを取り入れた楽曲制作とライブを行った。
1999年の活動再開にあたり、ふたりは約3年間のソロ活動で得た音楽性、制作方法、ミュージシャンとの関係を、CHAGE & ASKAへ持ち寄るという考え方を示した。
同年5月から6月にかけて「MTV Program Live」と「CHAGE and ASKA 20th Anniversary Premium Live」を開催。8月には『NO DOUBT』を発売し、「TUG of C&A Presents Preview in 幕張メッセ」を経て、本ツアーを開始した。
「電光石火」は、再始動したCHAGE & ASKAが全国の観客の前へ戻った、約3年半ぶりの本格的な全国ツアーとなった。
アルバム『NO DOUBT』との関係
『NO DOUBT』は、CHAGE & ASKAのデビュー20周年記念日にあたる1999年8月25日に発売された。
アルバムでは、CHAGEとASKAのボーカルだけではなく、バンドによる生演奏の感触を前面に出した音作りが行われた。
全国ツアーでもこの方向性を引き継ぎ、『NO DOUBT』の楽曲を中心に、過去の楽曲とソロ活動期の楽曲を組み合わせた。
全国ツアーの基本セットリストでは、『NO DOUBT』から次の9曲が演奏された。
- higher ground
- swear
- 好きになる
- two of us
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- no doubt
- もうすぐだ
- 群れ
- Sea of Gray
福岡公演では、これに加えて「the corner」と「僕がここに来る前に」が演奏された。
幕張メッセで行われたプレビュー公演では、『NO DOUBT』の収録曲をさらに多く演奏していたが、全国ツアー本編では曲目を整理し、過去の楽曲を加えた構成へ変更された。
幕張プレビュー公演
全国ツアー開始前の1999年8月28日・29日には、幕張メッセイベントホールでファンクラブ会員限定の「TUG of C&A Presents Preview in 幕張メッセ」が開催された。
幕張公演は『NO DOUBT』発売直後に行われ、同アルバムの楽曲を広く披露する構成となった。
提示された当時の資料では、幕張2公演の基本セットリストが記録されている。
8月28日公演では19曲、8月29日公演では10曲目に「熱帯魚」が加えられ、全20曲が演奏された。
1999年8月28日(土)幕張メッセイベントホール
- no doubt
- the corner
- 青春の鼓動
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- higher ground
- 終章(エピローグ)
- 好きになる
- two of us
- 僕がここに来る前に
- 群れ
- swear
- もうすぐだ
- Sea of Gray
- この愛のために
- NO PAIN NO GAIN
- 流恋情歌
- SAY YES
- 恋人はワイン色
- WALK
「流恋情歌」以降の4曲はアンコールとして演奏された。
1999年8月29日(日)幕張メッセイベントホール
- no doubt
- the corner
- 青春の鼓動
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- higher ground
- 終章(エピローグ)
- 好きになる
- two of us
- 僕がここに来る前に
- 熱帯魚
- 群れ
- swear
- もうすぐだ
- Sea of Gray
- この愛のために
- NO PAIN NO GAIN
- 流恋情歌
- SAY YES
- 恋人はワイン色
- WALK
「熱帯魚」は8月29日公演だけで演奏された。
「流恋情歌」以降の4曲はアンコールとして演奏された。
全国ツアーでの変更
全国ツアーでは、幕張プレビュー公演からオープニングと中盤、アンコールの構成が変更された。
幕張公演のオープニング曲だった「no doubt」に代わり、全国ツアーでは「WALK」が1曲目となった。
幕張公演で終演曲だった「WALK」を冒頭へ移動することにより、全国ツアーはプレビュー公演とは対照的な始まり方となった。
幕張公演で演奏された次の楽曲は、全国ツアーの基本セットリストから外れた。
- 僕がここに来る前に
- 熱帯魚
- SAY YESを除く一部の曲順構成
ただし、「僕がここに来る前に」は福岡公演だけで引き続き演奏された。
全国ツアーでは「HOTEL」「NとLの野球帽」「no no darlin'」が追加された。
また、幕張公演ではアンコールの2曲目に演奏されていた「SAY YES」が、全国ツアーでは本編前半の8曲目へ移動した。
福岡公演だけの構成
ツアー初日の会場となったマリンメッセ福岡の2公演では、全国ツアーの他会場とは一部異なるセットリストが演奏された。
2曲目には「HOTEL」ではなく、幕張プレビュー公演から引き続き「the corner」が演奏された。
また、「SAY YES」後の中盤では、「僕がここに来る前に」が演奏されている。
福岡公演の9曲目以降は、次の曲順だった。
- 僕がここに来る前に
- NとLの野球帽
- no doubt
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- 青春の鼓動
- もうすぐだ
「もうすぐだ」以降は、他会場と同じ曲順へ合流した。
バンドとしての演奏
本ツアーでは、CHAGE、ASKAとBLACK EYESが、歌手と伴奏者として分かれるのではなく、ひとつのバンドとして演奏することが重視された。
十川知司は、CHAGEとASKAから、細部を精密に固めたアレンジよりも、バンドらしい大きな演奏を目指したいという意向が示されたと説明している。
楽曲の基本的な構成は決められていたが、各演奏者が毎回まったく同じ演奏を再現するのではなく、互いの音や会場の空気へ反応しながら演奏を変化させた。
近藤敬三も、BLACK EYESがCHAGE & ASKAとは別に存在するバックバンドではなく、CHAGEとASKAがリードボーカルを担当するひとつのバンドという意識で演奏していたと語っている。
自由度の高いステージ
菅沼孝三は、本ツアーについて、細部まで作り込んだ部分と、あえて決め込まずに演奏する部分が共存していたと説明している。
CHAGEとASKAのMCは、会場の雰囲気や観客の反応に応じて変化した。
歌唱時のフェイクや演奏の細部も、公演ごとに異なっていたという。
演奏中に予定外の出来事が起きた場合でも、演奏を止めるのではなく、その場の流れへ取り込む余裕が生まれていた。
同じ曲目を演奏する公演であっても、メンバー同士の音楽的なやり取りによって、毎回異なるライブが作られていった。
演奏を中心とした構成
本ツアーでは、大規模な舞台装置やショー的な演出だけに頼らず、CHAGE、ASKAとBLACK EYESによる演奏そのものをステージの中心に置いた。
恵美直也は、従来のように大きな動きで観客へ見せることよりも、演奏へ集中していたと振り返っている。
ステージ上で演奏者が互いの音を聴き、曲の流れに応じて反応することで、アルバムの楽曲がライブの場でさらに発展していった。
サポートメンバー
会報では、本ツアーを支えるサポートバンドを「BLACK EYES」として紹介している。
| 担当 | 氏名 |
|---|---|
| キーボード | 十川知司 |
| ピアノ、キーボード | 澤近泰輔 |
| シンセサイザー・プログラマー | 小笠原学 |
| ギター | 近藤敬三 |
| ギター | 狩野良昭 |
| ベース | 恵美直也 |
| ドラムス | 菅沼孝三 |
BLACK EYESは、1980年代後半からCHAGE & ASKAのライブを支えてきたサポートバンド。
本ツアーでも、長年の共演で培われた呼吸と、各メンバーの即興性を生かした演奏を行った。
セットリスト
1999年9月3日(金)・4日(土)マリンメッセ福岡
- WALK
- the corner
- higher ground
- swear
- 終章(エピローグ)
- 好きになる
- two of us
- SAY YES
- 僕がここに来る前に
- NとLの野球帽
- no doubt
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- 青春の鼓動
- もうすぐだ
- 群れ
- Sea of Gray
- この愛のために
- NO PAIN NO GAIN
- 流恋情歌
- 恋人はワイン色
- no no darlin'
「流恋情歌」以降の4曲はアンコールとして演奏された。
福岡公演では「the corner」と「僕がここに来る前に」が演奏され、9曲目から14曲目までの曲順が他会場とは異なる。
1999年9月22日(水)~11月10日(水)各会場
- WALK
- HOTEL
- higher ground
- swear
- 終章(エピローグ)
- 好きになる
- two of us
- SAY YES
- もうすぐ僕らはふたつの時代を超える恋になる
- no doubt
- 青春の鼓動
- NとLの野球帽
- もうすぐだ
- 群れ
- Sea of Gray
- この愛のために
- NO PAIN NO GAIN
- 流恋情歌
- また逢う日まで
- 恋人はワイン色
- no no darlin'
「流恋情歌」以降の4曲はアンコールとして演奏された。
提示された資料では、福岡公演終了後の広島、仙台、札幌、東京、大阪、名古屋公演は、この基本曲順として整理されている。
映像作品
全国ツアー「CONCERT TOUR 電光石火」の本公演を全編収録した単独映像作品は、確認されていない。
2019年発売の『CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 4』には、「電光石火」に関連する映像作品が収録されたが、収録対象は全国ツアー本公演ではなく、ツアー開始前に開催された幕張メッセでのプレビュー公演である。
幕張メッセ公演の映像作品については、「TUG of C&A Presents Preview in 幕張メッセ」を参照。
CHAGE & ASKA CONCERT TOUR 電光石火 ~TUG OF C&A PRESENTS PREVIEW in 幕張メッセ~ Aug.1999
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収録作品 | CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 4 |
| 発売・発送開始日 | 2019年10月10日 |
| 媒体 | DVD |
| 仕様 | DVD3枚組 |
| 収録ディスク | Disc-2 |
| 収録公演 | 1999年8月 幕張メッセイベントホール公演 |
| 収録曲数 | 20曲 |
| 品番 | YMEHDVD-21~23 |
| 価格 | 17,600円(税込) |
| 販売形態 | 完全予約受注生産 |
| 取扱店 | CHAGE and ASKA Official Web Shop |
| 販売状況 | 販売終了 |
本作品は、全国ツアー本公演ではなく、ファンクラブ会員限定のプレビュー公演を収録したもの。
単品DVDは発売されていない。
テレビオンエア
「CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 電光石火」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送時期 | 1999年12月 |
| 放送媒体 | ディレクTV |
| 放送局・チャンネル | 期間限定301ch「CHAGE&ASKA TV」 |
| 放送期間 | 1999年12月1日~12月31日 |
| 視聴形態 | 無料放送 |
| 収録公演 | 国内ツアー「CONCERT TOUR 電光石火」 |
| 放送内容 | 全国ツアーのライブ映像を編集した番組 |
放送曲
- Sea of Gray
- no doubt
- higher ground
- two of us
- もうすぐだ
- この愛のために
収録された公演日については、確認できる資料では特定できていない。
ツアー終了後
全国ツアーは、1999年11月10日の名古屋市総合体育館レインボーホール公演をもって終了した。
ツアー終了から9日後の11月19日には、中国・北京を皮切りに「ASIAN TOUR NO DOUBT」が開始された。
国内ツアーで作り上げた『NO DOUBT』を中心とするステージは、北京と上海での海外公演へ引き継がれた。
同年12月31日には、福岡ドームでデビュー20周年の締めくくりとなる「千年夜一夜ライブ~福岡ドーム 僕らがホーム~」が開催された。
備考
- 当時の会報では「CHAGE&ASKA CONCERT TOUR 電光石火 Supported by NEC」と表記されている。
- 全国7都市で全21公演を開催し、約23万人を動員した。
- サポートバンドはBLACK EYES。
- 国立代々木競技場第一体育館では5公演、大阪城ホールと名古屋市総合体育館レインボーホールでは各4公演が開催された。
- 幕張プレビュー公演では8月29日だけ「熱帯魚」が演奏された。
- 全国ツアーの福岡公演だけ、2曲目に「the corner」が演奏された。
- 福岡以外の全国ツアー公演では、2曲目に「HOTEL」が演奏された。
- 「僕がここに来る前に」は全国ツアーでは福岡公演だけで演奏された。
- 全国ツアーのアンコールは「流恋情歌」「恋人はワイン色」「no no darlin'」の3曲。
- 従来の外部セットリストに記載されていた「また逢う日まで」は、今回提示された当時の曲目一覧には記載されていない。
- 全国ツアー本公演を全編収録した単独映像作品は確認されていない。
- 『CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 4』に収録された映像は、全国ツアー本公演ではなく、幕張メッセでのプレビュー公演。









