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学園祭ツアー




概要


「学園祭ツアー」は、1980年10月から11月にかけて行われたチャゲ&飛鳥の学園祭コンサートツアー。

同年の「旅立ちコンサート」に続いて実施され、全国16か所の大学・短期大学を巡った。大学ごとに会場の雰囲気や観客の反応が異なる学園祭公演を重ねたことで、チャゲ&飛鳥がライブを活動の中心としていくうえで、重要な経験となったツアーである。

ツアー初日の東北学院大学公演では、観客の拍手が鳴りやまず、当時の二人にとって初めてとなる2回目のアンコールが行われた。また、公演に合わせて東北放送のラジオ番組へ乱入し、約20分間にわたって番組を“ジャック”する企画も実施された。



ツアーデータ


開催期間 1980年10月17日~1980年11月28日
公演数 全国16か所16公演
出演 チャゲ&飛鳥
公演形態 学園祭コンサートツアー



開催日程


日付 会場
1980年10月17日(金) 東北学院大学(宮城県)
1980年10月19日(日) 上智短期大学(神奈川県)
1980年10月21日(火) 大妻女子大学(東京都)
1980年10月25日(土) 甲南女子大学(兵庫県)
1980年10月26日(日) 鳥崎総合科学大学(長崎県)
1980年10月31日(金) 福岡工業大学(福岡県)
1980年11月2日(日) 九州女子大学(福岡県)
1980年11月3日(月・祝) 山口女子大学(山口県)
1980年11月6日(木) 鹿児島経済大学(鹿児島県)
1980年11月7日(金) 共立薬科大学(東京都)
1980年11月8日(土) 中京女子大学(愛知県)
1980年11月12日(水) 広島文化女子短期大学(広島県)
1980年11月19日(水) 松山商科大学(愛媛県)
1980年11月20日(木) 高知大学(高知県)
1980年11月24日(月・振休) 幾徳工業大学(神奈川県)
1980年11月28日(金) 中央大学(東京都)



ツアーの概要


1980年9月に終了した初の全国ツアー「旅立ちコンサート」に続いて行われた、チャゲ&飛鳥初期の学園祭ツアー。

10月17日の東北学院大学から11月28日の中央大学まで、約1か月半にわたって全国各地の大学を巡った。

通常のホール公演とは異なり、大学の体育館や講堂などを使用する学園祭公演では、会場の広さ、設備、運営方法、観客の雰囲気が学校ごとに異なる。そのような環境で連日のように公演を行った経験は、二人のステージ対応力を高めることになった。

飛鳥は後年、「旅立ちコンサート」の頃に「自分たちにはステージしかない」と意識するようになり、その考えに身体や技術が追いついてきたのが、その後の学園祭ツアーの時期だったと振り返っている。



東北学院大学公演


公演データ


項目 内容
開催日 1980年10月17日
会場 東北学院大学
学園祭名 ’80大学祭
位置づけ ツアー初日
アンコール 2回

学園祭ツアーの初日として、宮城県の東北学院大学で開催された公演。

大学祭には「’80大好祭」という名称が付けられ、記事には「走れ!黎明の荒野を、侵蝕の闇を突き抜け、内なる可能性の大地を!」というスローガンが掲げられていたことが記録されている。

チャゲ&飛鳥は午後3時30分からのリハーサルに備え、午後3時過ぎに大学構内へ入った。

構内では翌日からの本祭に向けて学生たちが準備を進めており、中庭では仮装行列も行われていた。記事では、竹の子族、バニーガール、ビキニ姿などに仮装した男子学生たちを見た二人の様子が紹介されている。



東北学院大学公演のステージ


公演前半は、チャゲと飛鳥の二人だけによる演奏を中心に進行した。

二人の会話には笑いが絶えず、ステージ後半からはバックバンドの火魔神が加わった。バンドが入ると演奏のビートと力強さが増し、会場全体を盛り上げていった。

最後の曲を終えても拍手は鳴りやまず、アンコールが2回行われた。

当時のチャゲ&飛鳥にとって、2回のアンコールに応えたのは初めての経験だったとされ、二人も驚きながら喜んでいたという。

構成 内容
前半 チャゲと飛鳥を中心とした演奏とトーク
後半 火魔神が加わったバンド演奏
終演後 拍手が鳴りやまず、2回のアンコールを実施

ツアー初日から大きな反応を得たことで、東北学院大学公演は二人にとっても印象深い公演となった。



東北放送ラジオ・ジャック


学園祭ツアーでは、各地のラジオ局を訪問して番組へ飛び入りする“ラジオ・ジャック”企画も計画されていた。

仙台では、東北放送(TBC)の番組「A.M.O」が標的となった。



学園祭公演の特徴


学園祭ツアーでは、一般のホールツアーとは異なり、学生が中心となって公演の準備と運営を行っていた。

会場によって舞台の大きさや音響設備が異なるだけでなく、大学の校風や観客層にもそれぞれ特徴があった。

本ツアーには、大妻女子大学、甲南女子大学、九州女子大学、山口女子大学、中京女子大学、広島文化女子短期大学など、複数の女子大学・女子短期大学も含まれている。

学生を中心とした観客との距離が近く、演奏だけでなく二人の会話や即興的なやり取りも、通常のコンサート以上に重要な要素となった。

こうした公演を短期間に繰り返したことで、チャゲ&飛鳥は、会場ごとに異なる反応を受け止めながら、その場に応じてステージを作る経験を積んでいった。



火魔神


本ツアーのバックバンドは、チャゲ&飛鳥の初期コンサートを支えた火魔神。

東北学院大学公演の記事では、ステージ前半をチャゲと飛鳥の二人で進め、後半から火魔神が加わったことが記録されている。

役割 内容
バックバンド 火魔神
演奏参加 公演後半を中心に参加
ステージへの効果 ビートと演奏の力強さを加え、終盤を盛り上げた

チャゲ&飛鳥の二人だけで聴かせる部分と、火魔神を加えたバンド演奏を組み合わせる構成によって、アコースティックな楽曲と力強い楽曲の両方を表現していた。

この形式は、翌1981年のアルバム『熱風』と同作を伴うツアーで、さらにロック色の強いステージへ発展していくことになる。



備考


  • ツアー初日の東北学院大学公演では、当時のチャゲ&飛鳥にとって初めてとなる2回目のアンコールが行われた。
  • 仙台では東北放送の番組「A.M.O」へ乱入し、約20分間にわたる“ラジオ・ジャック”を行った。
  • 東北学院大学公演では、前半を二人で進行し、後半から火魔神が加わる構成だった。
  • ツアー終了後の1980年12月から、セカンドアルバム『熱風』のレコーディングへ入った。
  • セットリストは、現時点で曲順を確認できる確実な資料がないため掲載していない。
最終更新:2026年06月27日 23:55