御意見無用'82
概要
「御意見無用'82」は、1982年7月から12月にかけて開催されたチャゲ&飛鳥の全国コンサートツアー。
1982年7月1日の埼玉会館公演を皮切りに、全国62か所で64公演を開催した。同年4月25日に発売されたシングル「熱い想い」と、映画『真紅な動輪』のサウンドトラック・アルバム『熱い想い』の楽曲を中心に、デビュー初期から当時の最新曲までを幅広く選曲。前年の「熱風」ツアーを上回る規模で、約半年にわたって全国を巡回した。
ツアー期間中には、名古屋城深井丸、つま恋、大阪城西の丸庭園で「THE夏祭り'82」を開催。最終盤には新宿コマ劇場で3日間連続公演を行い、1982年12月25日に全日程を終了した。
ツアーデータ
| 開催期間 |
1982年7月1日~1982年12月25日 |
| 公演数 |
全国62か所64公演 |
| 出演 |
チャゲ&飛鳥 |
| バックバンド |
火魔神 |
| 公式名称 |
CHAGE and ASKA CONCERT TOUR『御意見無用'82』 |
| 関連作品 |
熱い想い |
開催日程
| 日付 |
会場 |
| 1982年7月1日(木) |
埼玉会館(埼玉県) |
| 1982年7月2日(金) |
柏市民文化会館(千葉県) |
| 1982年7月8日(木) |
群馬県民会館(群馬県) |
| 1982年7月10日(土) |
熊谷会館(埼玉県) |
| 1982年7月14日(水) |
宮崎市民文化ホール(宮崎県) |
| 1982年7月15日(木) |
鹿児島県文化センター(鹿児島県) |
| 1982年7月16日(金) |
大分文化会館(大分県) |
| 1982年7月23日(金) |
郡山市民文化センター(福島県) |
| 1982年7月26日(月) |
岩手県民会館(岩手県) |
| 1982年8月18日(水) |
秋田県民会館(秋田県) |
| 1982年8月19日(木) |
青森市文化会館(青森県) |
| 1982年8月21日(土) |
弘前市民会館(青森県) |
| 1982年8月22日(日) |
八戸市公会堂(青森県) |
| 1982年8月24日(火) |
福島県文化センター(福島県) |
| 1982年8月25日(水) |
宮城県民会館(宮城県) |
| 1982年8月26日(木) |
会津若松市文化センター(福島県) |
| 1982年8月31日(火) |
新潟県民会館(新潟県) |
| 1982年9月2日(木) |
長野市民会館 大ホール(長野県) |
| 1982年9月3日(金) |
富山市公会堂(富山県) |
| 1982年9月14日(火) |
北海道厚生年金会館(北海道) |
| 1982年9月15日(水) |
室蘭市文化センター 大ホール(北海道) |
| 1982年9月17日(金) |
釧路市民文化会館(北海道) |
| 1982年9月25日(土) |
那覇市労働福祉会館(沖縄県) |
| 1982年9月29日(水) |
中津文化会館(大分県) |
| 1982年9月30日(木) |
福岡市民会館(福岡県) |
| 1982年10月3日(日) |
長浜市民会館(滋賀県) |
| 1982年10月4日(月) |
京都会館 第一ホール(京都府) |
| 1982年10月6日(水) |
宇都宮市文化会館(栃木県) |
| 1982年10月7日(木) |
茨城県立県民文化センター(茨城県) |
| 1982年10月9日(土) |
千葉県文化会館(千葉県) |
| 1982年10月14日(木) |
松山市民会館(愛媛県) |
| 1982年10月15日(金) |
高松市民会館(香川県) |
| 1982年10月16日(土) |
高知県立県民文化ホール(高知県) |
| 1982年10月18日(月) |
徳島市立文化センター(徳島県) |
| 1982年10月21日(木) |
都城市民会館(宮崎県) |
| 1982年10月22日(金) |
佐賀市民会館(佐賀県) |
| 1982年10月24日(日) |
枕崎市市民会館(鹿児島県) |
| 1982年10月25日(月) |
田川文化センター(福岡県) |
| 1982年10月27日(水) |
大村市民会館(長崎県) |
| 1982年10月28日(木) |
島原文化会館(長崎県) |
| 1982年11月1日(月) |
武生市文化センター(福井県) |
| 1982年11月2日(火) |
大津市民会館(滋賀県) |
| 1982年11月4日(木) |
名古屋市民会館(愛知県) |
| 1982年11月5日(金) |
豊橋勤労福祉会館(愛知県) |
| 1982年11月6日(土) |
伊勢市観光文化会館(三重県) |
| 1982年11月8日(月) |
フェスティバルホール(大阪府) |
| 1982年11月13日(土) |
平塚市民センター(神奈川県) |
| 1982年11月19日(金) |
防府市公会堂(山口県) |
| 1982年11月21日(日) |
出雲市民会館(島根県) |
| 1982年11月22日(月) |
福山市民会館(広島県) |
| 1982年11月24日(水) |
広島郵便貯金ホール(広島県) |
| 1982年11月25日(木) |
岡山市民会館(岡山県) |
| 1982年11月30日(火) |
神奈川県民ホール(神奈川県) |
| 1982年12月6日(月) |
高槻市民会館(大阪府) |
| 1982年12月7日(火) |
和歌山市民会館(和歌山県) |
| 1982年12月8日(水) |
神戸国際会館(兵庫県) |
| 1982年12月10日(金) |
奈良県文化会館(奈良県) |
| 1982年12月12日(日) |
長崎市公会堂(長崎県) |
| 1982年12月14日(火) |
熊本市民会館(熊本県) |
| 1982年12月15日(水) |
小倉市民会館(福岡県) |
| 1982年12月16日(木) |
福岡サンパレス(福岡県) |
| 1982年12月23日(木) |
新宿コマ劇場(東京都) |
| 1982年12月24日(金) |
新宿コマ劇場(東京都) |
| 1982年12月25日(土) |
新宿コマ劇場(東京都) |
セットリスト
1982年12月25日(土) 新宿コマ劇場(東京都)
ツアー最終公演のセットリスト。
1. 御意見無用'82
2. 翼
3. MARGARITA
4. 万里の河
5. 花暦
6. カーニバル
7. 終章(エピローグ)~追想の主題
8. 21世紀
9. 誓い
10. 南十字星
11. 魅惑
12. ひとり咲き
13. 歌いつづける
14. 熱い想い
ツアーの概要
1982年春に開催された「'82春の陣 時代ヲ越エテ〈ドン・キホーテ〉ハ走ル」に続く、同年2度目の全国ツアー。
「春の陣」が全国14会場17公演という比較的コンパクトな規模だったのに対し、本ツアーは全国62か所64公演へ大幅に拡大された。
飛鳥は「春の陣」について、前年の「熱風」ツアーとは異なるものへ挑戦した公演だったと振り返っている。本ツアーでは、そこで試みられた新しいステージ作りを、さらに全国規模へ発展させた。
アルバム『熱風』『黄昏の騎士』の楽曲に加え、映画『真紅な動輪』のために制作された「熱い想い」や、ツアー期間中に発表された「北風物語」など、新しい作品を発表しながら公演を続けた。
「チャゲ&飛鳥とは何か」を再確認する選曲
ツアー直前のリハーサル記事では、本公演について、それまでの活動の総決算という意味を持ち、選曲もバラエティーに富んでいると紹介された。
チャゲと飛鳥も、今回のツアーを「チャゲあすって何だ?」ということを再確認する機会だと話している。
最終公演のセットリストでも、「万里の河」「花暦」「終章」「ひとり咲き」といった初期の代表曲と、「21世紀」「誓い」「南十字星」「魅惑」「熱い想い」などの新しい楽曲が組み合わされている。
ツアー直前のリハーサル
ツアー開始前には、火魔神を交えた本番形式のリハーサルが行われた。
誌面では、普段のステージとの違いは二人の楽しい会話がないことだけとされ、チャゲと飛鳥が全身を使って歌い、スタジオ内には張り詰めた緊張感があったと記録されている。
チャゲはベースの後藤に対し、特定のフレーズについてリズムをさらに強調するよう注文。飛鳥も音響スタッフへ具体的な指示を出しており、二人が演奏とサウンド作りへ積極的に関わっていたことが分かる。
リハーサル中の二人は真剣な表情を見せながらも、撮影が入ると、チャゲは髪型を気にして「写真を撮るなら、もっと格好をつけてくるのだった」と冗談を口にしている。
THE夏祭り'82
ツアー期間中には、通常のホール公演とは別に、3会場で野外コンサート「THE夏祭り'82」が開催された。
| 日付 |
会場 |
動員数 |
| 1982年7月30日(金) |
名古屋城深井丸(愛知県) |
約6,000人 |
| 1982年8月8日(日) |
つま恋エキシビジョンホール(静岡県) |
約15,000人 |
| 1982年8月15日(日) |
大阪城西の丸庭園(大阪府) |
約15,000人 |
「THE夏祭り'82」では、通常のツアーとは意識的に異なるセットリストが組まれた。
誌面では、赤い法被姿のチャゲと飛鳥が登場し、バックには初の試みとなるブラスセクションが加わったことが紹介されている。「夏は過ぎて」「御意見無用'82」に続いて「長い雨のあとに」が演奏され、祭りの雰囲気とバンド演奏を組み合わせたステージが展開された。
大阪城西の丸庭園公演では約1万5,000人を集め、チャゲは「21世紀」を歌いながら、サイモン&ガーファンクルのセントラルパーク公演を思い出したと語っている。
1982年の集大成
1982年のチャゲ&飛鳥は、2月から3月に「'82春の陣」を開催し、その後、映画『真紅な動輪』の音楽制作へ取り組んだ。
7月からは本ツアーを開始し、その間に「THE夏祭り'82」を3会場で開催。さらにシングル「北風物語」を発表し、年末まで公演を継続した。
後年の記事では、この年に年間コンサート動員数第1位の記録を打ち立てたと紹介されている。
「熱風」ツアーで確立した全国規模の活動をさらに発展させ、通常のホール公演と大規模な野外イベントを並行して行うスタイルを確立したツアーとなった。
備考
- ツアー直前のリハーサルでは、チャゲがエレキギターも演奏していた。
- チャゲはベースの後藤へリズムについて細かく指示し、飛鳥はスタッフへアコースティックギターの音量を上げるよう注文していた。
- リハーサルの撮影時、チャゲは髪型を気にし、「写真を撮るなら、もっと格好をつけてくるのだった」と話している。
- ツアー期間中に開催された「THE夏祭り'82」では、通常公演とは異なる選曲とブラスセクションを取り入れた。
- 大阪城西の丸庭園公演後、会場にはごみがほとんど残されていなかったと本人たちが語っている。
- 新宿コマ劇場は初めて使用する会場だったが、実際には非常に演奏しやすく、「自分たちの庭」のように感じたという。
- 本ツアーを単独で収録したライブアルバムや映像作品は、現時点では確認されていない。
最終更新:2026年06月28日 01:13