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学園祭ツアー'81

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概要

『学園祭ツアー'81』は、チャゲ&飛鳥が1981年10月から11月にかけて開催したコンサートツアー。
CHAGE and ASKA公式HISTORYでは、「学園祭ツアー」の名称で記録されている。
1981年10月7日の和歌山市民会館公演から、同年11月23日の星薬科大学公演まで、全国15か所で全15公演が行われた。
ツアータイトルは「学園祭ツアー」だが、和歌山市民会館と鳥取市民会館での一般ホール公演も日程に含まれている。
学校の学園祭に関連する公演でも、兵庫医科大学公演は万博ホール、島田工業高校公演は島田市民会館、静岡女子大学公演は清水市民文化会館で開催された。
大学・短期大学だけでなく、高校の学園祭公演も含まれており、学園祭主催公演と一般ホール公演を組み合わせたツアーだった。
本ツアーは、全国57か所59公演の『コンサートツアー 熱風』と、田園コロシアムでの単独野外コンサート『THE夏祭り'81』を終えた後に開催された。
バックバンドは、チャゲ&飛鳥の初期のライブとレコーディングを支えた火魔神。
1981年10月22日の兵庫医科大学公演では石川優子、学習院女子短期大学など6公演ではkajaが共演したと記録されている。
本ツアーでは各地の学生を大いに盛り上げ、チャゲ&飛鳥は「学園祭キング」の異名で呼ばれるようになった。
ツアー期間中の1981年10月25日には、シングル「男と女」が発売された。
同時期には『コッキーコンサート』への出演と、サードアルバム『黄昏の騎士』の制作も進められていた。

ツアーデータ

項目 内容
ツアー名 学園祭ツアー'81
公式HISTORY上の名称 学園祭ツアー
出演 チャゲ&飛鳥
開催期間 1981年10月7日~11月23日
公演数 全15公演
開催地数 全国15か所
初日 和歌山市民会館
最終日 星薬科大学
公演形態 学園祭主催公演および一般ホール公演
バックバンド 火魔神
共演 石川優子、kaja

開催日程

日程 会場・公演地 開催地 備考 公演番号
1981年10月7日(水) 和歌山市民会館 和歌山県 ツアー初日/一般ホール公演 89
1981年10月8日(木) 鳥取市民会館 鳥取県 一般ホール公演 90
1981年10月10日(土) 川崎医療短期大学 岡山県 91
1981年10月17日(土) 学習院女子短期大学 東京都 kaja共演 92
1981年10月18日(日) 相模女子大学 神奈川県 93
1981年10月22日(木) 兵庫医科大学(万博ホール) 大阪府 石川優子共演 94
1981年10月25日(日) 白百合女子大学 東京都 kaja共演/シングル「男と女」発売日 95
1981年11月1日(日) 跡見学園女子大学 東京都 kaja共演 96
1981年11月7日(土) 実践女子大学 東京都 kaja共演 97
1981年11月13日(金) 作新学院女子短期大学 栃木県 kaja共演 98
1981年11月15日(日) 松蔭女子大学 兵庫県 99
1981年11月18日(水) 島田工業高校(島田市民会館) 静岡県 高校学園祭公演 100
1981年11月19日(木) 静岡女子大学(清水市民文化会館) 静岡県 101
1981年11月21日(土) 同志社女子大学 京都府 102
1981年11月23日(月・祝) 星薬科大学 東京都 kaja共演/ツアー最終日 103

サポートメンバー

本ツアーでは、バックバンドの火魔神が演奏を担当した。
同時期の火魔神は、ドラムス、ピアノ、ギター、ベース、キーボードによる編成だった。

担当 メンバー
ドラムス 今泉正義(サンダー今泉)
ピアノ 平野孝幸(TAKO HIRANO)
エレクトリックギター 大平彰彦(タンポポ大平)
エレクトリックベース 後藤真和(チビ太後藤)
キーボード 松井朋巳(カリギュラ松井)

公演ごとの参加メンバーや編成変更の有無については、確認できていない。

共演アーティスト

公式の公演記録では、1981年10月22日の兵庫医科大学公演に「w/石川優子」と記載されている。
石川優子は、兵庫医科大学の学園祭公演でチャゲ&飛鳥と共演した。
ただし、合同出演の進行、演奏順、共演曲の有無については確認できていない。

次の6公演には「w/kaja」と記録されている。

  1. 1981年10月17日 学習院女子短期大学
  2. 1981年10月25日 白百合女子大学
  3. 1981年11月1日 跡見学園女子大学
  4. 1981年11月7日 実践女子大学
  5. 1981年11月13日 作新学院女子短期大学
  6. 1981年11月23日 星薬科大学

kajaは、ポピュラーソングコンテスト出身のバンドで、1981年にレコードデビューした。
各公演におけるkajaの演奏内容、出演順、チャゲ&飛鳥との共演曲については確認できていない。

1981年のライブ活動

チャゲ&飛鳥は、1981年2月25日にセカンドアルバム『熱風』を発売した。
同年3月19日から8月21日まで、全国57か所59公演の『コンサートツアー 熱風』を開催し、10万人を超える観客を動員した。
8月1日には、東京・田園コロシアムで約6,000人を集めた単独野外コンサート『THE夏祭り'81』を開催した。
『コンサートツアー 熱風』では、約5か月にわたって北海道から沖縄まで全国を巡り、火魔神とともに本格的な長期ツアーを経験した。
『THE夏祭り'81』では、通常ツアーとは異なる選曲、ゲスト、和太鼓、特殊演出を導入し、それまでで最大規模となる単独野外公演を成功させた。
本ツアーは、こうした長期全国ツアーと大規模野外公演を経験した後に開催された。
前年の学園祭ツアーでは、観客を前にステージを作る面白さをつかみ始めていたが、1981年の本ツアーでは、全国規模のライブアーティストとして成長した二人が、再び学生を中心とする観客を前に公演を重ねた。

学園祭公演と一般ホール公演

本ツアーは、全公演が学校の構内や講堂で開催されたわけではない。
ツアー初日の和歌山市民会館と、翌日の鳥取市民会館は、公式記録でも学校名を伴わない一般ホール公演として記録されている。
学校の学園祭に関連する公演でも、学校外の施設が会場として使用された。

  • 兵庫医科大学公演:万博ホール
  • 島田工業高校公演:島田市民会館
  • 静岡女子大学公演:清水市民文化会館

大学、短期大学、高校の学園祭と、一般ホールでの公演を組み合わせた日程だったことが、本ツアーの特徴となっている。
学園祭主催者が学校外のホールを使用した公演については、学校名と実際の開催会場を併記した。

「学園祭キング」

当時、学園祭への出演は、新人アーティストが学生層へ人気を広げる重要な機会だった。
学園祭で学生をどれだけ熱狂させられるかによって、その後の人気を予測できるとも考えられていた。
チャゲ&飛鳥は、前年の1980年にも全国16か所の学園祭公演を行い、同世代を中心とする観客の前でライブ経験を積んでいた。
1981年には、『コンサートツアー 熱風』によって全国規模のライブ経験を積んだ後、本ツアーで再び各地の学生と向き合った。
チャゲと飛鳥の歌唱、火魔神によるバンド演奏、二人の会話、観客との即興的なやり取りが、学園祭公演を盛り上げる要素となった。
後年の資料では、本ツアーで学生たちを大いに熱狂させたことによって、チャゲ&飛鳥に「学園祭キング」の異名が付けられたと記録されている。

島田工業高校公演

1981年11月18日、島田工業高校の学園祭公演が、静岡県の島田市民会館で開催された。
公演番号は100で、チャゲ&飛鳥の公式コンサート通算100公演目に当たる。
ASKAは後年、工業高校の学園祭でありながら、学園祭実行委員会に女子生徒が多く参加していたことを覚えていると振り返っている。
当時のチャゲ&飛鳥は、デビューから約2年であり、学生に近い雰囲気を残したアーティストとして紹介されていた。
公演では島田工業高校の生徒たちを大いに熱狂させたと記録されている。
この公演は、チャゲ&飛鳥が本ツアーを通して「学園祭キング」と呼ばれるようになったことを紹介する代表的な公演として、後年の資料に掲載された。

公演データ

項目 内容
開催日 1981年11月18日
主催・学園祭 島田工業高校
会場 島田市民会館
開催地 静岡県
公演番号 100
位置づけ 公式コンサート通算100公演目

シングル「男と女」

1981年10月25日、本ツアーの開催期間中にシングル「男と女」が発売された。
発売当日には、東京都の白百合女子大学で学園祭公演が行われ、kajaも出演したと記録されている。
「男と女」は、セカンドアルバム『熱風』の後に発表された新曲で、本ツアーと同時期のチャゲ&飛鳥を代表する楽曲となった。
同年12月に放送された特別番組でも、「男と女」の歌唱映像が使用された。
ただし、本ツアーの全15公演で「男と女」が演奏されたかどうかは確認できていない。
発売前の和歌山、鳥取、川崎医療短期大学、学習院女子短期大学、相模女子大学、兵庫医科大学の各公演で、発売に先行して披露されていたかどうかも確認できていない。

セットリスト

本ツアーの公演ごとの完全なセットリストおよび曲順は、現在のところ確認できていない。
1981年12月に放送されたテレビ特番では、『コンサートツアー 熱風』、学園祭公演、そのほか同年のコンサートで演奏された楽曲が使用された。
ただし、放送曲のすべてが本ツアーで演奏されたことを示すものではない。

コッキーコンサートとの並行

本ツアーの開催期間中には、『コッキーコンサート』も行われた。
1981年10月25日の白百合女子大学公演の翌日には、山梨県民会館でコッキーコンサートが開催された。
その後も、10月28日の習志野文化ホール、10月30日の高槻市民会館公演が、本ツアーの期間中に行われた。
学園祭ツアーとコッキーコンサートの日程が交互に組まれ、チャゲ&飛鳥は異なる性格の公演を並行して行った。
本ツアーが11月23日に終了した後、コッキーコンサートは12月1日から再開され、12月13日まで続いた。
チャゲ&飛鳥は学園祭公演、一般ホール公演、コッキーコンサートを続けながら、サードアルバム『黄昏の騎士』の制作も進めていた。

テレビオンエア

コッキーポップスペシャル チャゲ&飛鳥 全国縦断コンサート 武道館から女子大までのすべて

  • 放送日:1981年12月26日
  • 放送局:日本テレビ系
  • 収録内容:1981年に行われたチャゲ&飛鳥のコンサートおよび学園祭公演
  • 主な収録会場:白百合女子大学ほか
  • 放送内容:1981年の全国コンサート活動を、ライブ映像とドキュメントで紹介した特別番組

放送曲
  1. 放浪人(TABIBITO)
  2. 荒野
  3. 万里の河
  4. ひとり咲き
  5. この恋おいらのからまわり
  6. 真夏の国境
  7. 男と女
  8. 悲炎
  9. 終章(エピローグ)~追想の主題

番組タイトルの「武道館から女子大まで」は、1981年に行われた一般コンサート、学園祭公演など、性格の異なるライブ活動を広く取り上げたことを示している。
白百合女子大学を含む複数の会場で収録された映像が使用されたとされる。
ただし、放送曲ごとの収録日、収録会場、完全な番組構成は確認できていない。

ツアー終了後

本ツアーは、1981年11月23日の星薬科大学公演をもって終了した。
最終公演にはkajaも出演したと記録されている。
その後も『コッキーコンサート』は継続し、1981年12月13日に終了した。
12月23日には、高松市民会館で『日本楽器Open記念コンサート』が開催された。
12月26日には、日本テレビ系で「コッキーポップスペシャル チャゲ&飛鳥 全国縦断コンサート 武道館から女子大までのすべて」が放送された。
1982年2月14日には、サードアルバム『黄昏の騎士』が発売された。
同日から全国ツアー『’82春の陣 時代ヲ越エテ〈ドン・キホーテ〉ハ走ル』が開始され、チャゲ&飛鳥のライブ活動は次の段階へ移っていった。

ツアーの位置づけ

前年の学園祭ツアーは、チャゲ&飛鳥がライブの面白さと学生層の反応を実感する場となった。
1981年には、『コンサートツアー 熱風』で全国57か所59公演を完走し、『THE夏祭り'81』で約6,000人規模の単独野外公演を成功させた。
本ツアーでは、長期全国ツアーで身につけた演奏力、ステージ進行、観客との呼吸を、大学、短期大学、高校、一般ホールという異なる環境で発揮した。
石川優子やkajaとの共演も行われ、通常の単独ツアーとは異なる学園祭ならではの公演形態が採られた。
島田工業高校公演は公式コンサート通算100公演目となり、デビューから約2年で到達した初期ライブ活動の節目となった。
本ツアーで「学園祭キング」と呼ばれるようになったことは、チャゲ&飛鳥が学生層から強い支持を集めていたことを示している。

備考

  • 資料によって、ツアー名、学校名、会場名の表記に違いがある。本ページでは、公演当時の名称と公式記録を優先した。
  • 石川優子およびkajaとの共演が記録されているが、出演順や合同演奏の有無など、詳しい内容は確認できていない。
  • 和歌山市民会館公演と鳥取市民会館公演は本ツアーの日程に含まれているが、どの学園祭に関連した公演だったのかは確認できていない。
  • 公演ごとの完全なセットリスト、アンコール、MC、演出については確認できていない。
  • 「男と女」はツアー期間中に発売されたが、本ツアーでの初演日や各公演での演奏状況は不明。
  • 島田工業高校公演は、チャゲ&飛鳥の公式コンサート通算100公演目に当たる。
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