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'82春の陣 時代ヲ越エテ〈ドン・キホーテ〉ハ走ル




概要


「'82春の陣 時代ヲ越エテ〈ドン・キホーテ〉ハ走ル」は、1982年2月から3月にかけて開催されたチャゲ&飛鳥の全国コンサートツアー。

サードアルバム『黄昏の騎士』の発売日にあたる1982年2月14日の福岡サンパレス公演を皮切りに、全国14会場で17公演が行われた。

前年の「コンサートツアー 熱風」とは異なるステージ作りへ挑戦したツアーであり、後に行われる「御意見無用'82」へつながる重要な転換点となった。



ツアーデータ


開催期間 1982年2月14日~1982年3月19日
公演数 17公演
開催会場数 14会場
出演 チャゲ&飛鳥
バックバンド 火魔神
関連アルバム 黄昏の騎士



開催日程


日付 会場 都道府県
1982年2月14日(日) 福岡サンパレス 福岡県
1982年2月15日(月) 松山市民会館 愛媛県
1982年2月17日(水) 広島郵便貯金ホール 広島県
1982年2月18日(木) 神戸文化ホール 兵庫県
1982年2月20日(土) 京都会館 第一ホール 京都府
1982年2月22日(月) 大阪厚生年金会館 大阪府
1982年2月23日(火) 大阪厚生年金会館 大阪府
1982年2月25日(木) 金沢観光会館 石川県
1982年2月26日(金) 新潟県民会館 新潟県
1982年3月3日(水) 富山県民会館 富山県
1982年3月8日(月) 函館市民会館 北海道
1982年3月10日(水) 札幌厚生年金会館 北海道
1982年3月14日(日) 東京厚生年金会館 東京都
1982年3月15日(月) 東京厚生年金会館 東京都
1982年3月17日(水) 神奈川県民ホール 神奈川県
1982年3月18日(木) 愛知勤労会館 愛知県
1982年3月19日(金) 愛知勤労会館 愛知県



セットリスト


現時点では、正式なセットリストを確認できる資料がない。



ツアーの概要


1981年のチャゲ&飛鳥は、全国57か所59公演に及ぶ「コンサートツアー 熱風」と、田園コロシアムでの初の単独野外公演「THE夏祭り'81」を経験した。

その翌年に開催された本ツアーでは、前年の長期ツアーで確立した形式を繰り返すのではなく、新しいステージ構成へ進むことが意識された。

飛鳥は後年、本ツアーについて、前年の約60か所に及ぶ「熱風」ツアーとは異なるものへ、あえて挑戦したと振り返っている。

前年のツアー 本ツアー
全国約60公演の長期ツアー 全国14会場17公演
『熱風』の力強い楽曲を中心とした構成 前年とは異なる新しいステージへ挑戦
数多くの公演を重ねながらライブを確立 次の大規模ツアーへ向けた転換点

公演数は前年より大幅に少なかったものの、単なる縮小ツアーではなく、その後のチャゲ&飛鳥のステージの方向を探る重要な公演となった。



『黄昏の騎士』を携えたツアー


ツアー初日の1982年2月14日は、サードアルバム『黄昏の騎士』の発売日でもあった。

『黄昏の騎士』は、『熱風』で前面に出された力強いバンドサウンドを引き継ぎながら、物語性や幻想的な世界観をさらに深めた作品である。

ツアータイトルの「時代ヲ越エテ〈ドン・キホーテ〉ハ走ル」も、現実と理想の間を進み続ける人物像を思わせるものであり、アルバムの持つ物語的な雰囲気と結び付いた名称となっている。

項目 内容
アルバム 黄昏の騎士
発売日 1982年2月14日
ツアー初日 1982年2月14日 福岡サンパレス
ステージの方向 物語性と新しい演出を意識した構成

前年までのライブで築いた熱気を残しながら、楽曲の世界観や公演全体の流れを強く意識する方向へ進んだ時期と位置づけられる。



前年とは異なるステージへの挑戦


飛鳥は本ツアーについて、前年の「熱風」ツアーと同じ構成を踏襲するのではなく、あえて違うものへ挑戦したと語っている。

1981年の「熱風」ツアーでは、「万里の河」のヒットによって初めて会場を訪れた観客も多く、チャゲ&飛鳥は各地のステージを通じて、そうした観客を自分たちのライブの世界へ引き込んでいった。

本ツアーでは、その経験を踏まえ、すでに確立されつつあった形式を一度組み替え、新しいコンサートの見せ方を探ろうとしていた。

発言者 内容
飛鳥 前年の約60か所に及ぶ「熱風」ツアーとは異なるものへ、あえて挑戦したと振り返っている。
チャゲ&飛鳥 前年のツアーで得た観客を、自分たちのライブの世界へ確実に引き込むことができたと考えていた。

公演本数ではなく、ステージ内容の変化と完成度を重視したツアーだったことがうかがえる。



備考


  • ツアー初日の1982年2月14日は、アルバム『黄昏の騎士』の発売日でもあった。
  • 大阪厚生年金会館、東京厚生年金会館、愛知勤労会館では、それぞれ2日間の公演が行われた。
  • 飛鳥は、前年の約60か所に及ぶ「熱風」ツアーとは異なるものへ、あえて挑戦したツアーだったと振り返っている。
  • 後年の回顧記事では、公演本数は少なかったものの「御意見無用'82」へ結び付く重要なツアーと位置づけられている。
  • 正式なセットリストおよび各公演の詳細な演出内容は、現時点では確認できていない。
最終更新:2026年06月27日 23:53