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Summer Explosion Series

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cavc

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概要

『Summer Explosion Series』は、チャゲ&飛鳥が1986年7月から8月にかけて開催した夏季特別コンサートシリーズ。
1986年7月27日の飛鳥歴史公園公演から、8月1日の名古屋城深井丸公演、8月9日の横浜スタジアム公演、8月24日の沖縄市民会館公演まで、全国4か所で全4公演が行われた。

同年7月20日に終了した全国ツアー『Big Explosion Series』から1週間後に開幕した。
当時の告知では「1986 SUMMER BIG EVENT」と銘打たれ、通常のホールツアーとは異なる夏季特別公演として企画された。

飛鳥歴史公園と名古屋城深井丸では歴史的な場所を使用した野外公演が開催され、横浜公演ではチャゲ&飛鳥にとって初となるスタジアムライブが実現した。
横浜スタジアム公演では、大型スクリーンで上映されるオープニング映画から実際のステージへつなぐ演出や、初期の楽曲、提供曲、ゲーム音楽、CM曲などを組み込んだ長編メドレーが披露された。

演奏内容はアルバム『TURNING POINT』と『Big Explosion Series』の構成を基礎としながら、「ボヘミアン」「夢のかなた」「SHAKIN' NIGHT」「TWILIGHT ZONE」「熱い想い」など、各時期の楽曲を組み合わせたものとなった。

8月9日の横浜スタジアム公演は映像収録され、同年10月21日に映像作品『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』として発売された。

公演データ

項目 内容
シリーズ名 Summer Explosion Series
出演 チャゲ&飛鳥
開催期間 1986年7月27日~8月24日
開催地数 全国4か所
公演数 全4公演
初日 飛鳥歴史公園
最終日 沖縄市民会館
関連アルバム TURNING POINT
バックバンド THE ALPHA
公演形態 夏季特別コンサートシリーズ
映像収録公演 1986年8月9日 横浜スタジアム
公演番号 388~391

開催日程

日程 会場 開催地 備考 公演番号
1986年7月27日(日) 飛鳥歴史公園 奈良県 シリーズ初日/ラジオ収録 388
1986年8月1日(金) 名古屋城深井丸 愛知県 389
1986年8月9日(土) 横浜スタジアム 神奈川県 初のスタジアムライブ/映像収録 390
1986年8月24日(日) 沖縄市民会館 沖縄県 シリーズ最終日 391

夏季特別シリーズとしての開催

本シリーズは、全国のホールを巡回した『Big Explosion Series』とは別に企画された夏季限定の特別公演。
当時の告知では「1986 SUMMER BIG EVENT」の名称が使用された。

飛鳥歴史公園と名古屋城深井丸では、歴史的な場所を利用した野外コンサートが開催された。
横浜公演では大規模なスタジアムを使用し、沖縄公演は市民会館で開催された。

当時の告知に記載された開演時刻と料金は次のとおり。

公演 開演時刻 前売料金 当日料金
飛鳥歴史公園 18:00 3,500円 4,000円
名古屋城深井丸 18:30 3,500円(入園料込み) 4,000円
横浜スタジアム 18:00 S8 3,800円/S 3,500円/A 3,000円 4,000円

沖縄市民会館公演の開演時刻と料金は確認できていない。

『Big Explosion Series』からの発展

『Summer Explosion Series』は、『Big Explosion Series』の演奏曲と基本的なステージ構成を継承しながら、野外会場や大型会場へ合わせて内容を発展させたシリーズとなった。

序盤には「EXPLOSION」「ボヘミアン」「夢のかなた」「黄昏を待たずに」など、勢いのある楽曲が連続して演奏された。
中盤には「水のナイフ」「ショート・ショート」「MOON LIGHT BLUES」「TEKU・TEKU」などが置かれ、後半には「SHAKIN' NIGHT」「Fifty-Fifty」「Count Down」「棘」「モーニングムーン」「TWILIGHT ZONE」「魅惑」「TURNING POINT」が演奏された。

『Big Explosion Series』で確立されたロック色の強い構成に、過去の楽曲や特別なメドレーを加えることで、夏季公演独自の内容が作られた。

サポートメンバー

本シリーズでは、THE ALPHAがバックバンドを担当した。

担当 メンバー
ギター 村上啓介
ベース 高浜輝夫
ドラムス 佐藤邦治
キーボード 矢賀部竜成
ピアノ 後藤郁美

THE ALPHAは楽器演奏だけでなく、ボーカルやコーラスにも参加した。
「水のナイフ」はTHE ALPHAの楽曲で、本シリーズではチャゲ&飛鳥のステージ内にTHE ALPHAの演目として組み込まれた。
生演奏とシーケンサーなどによるコンピューター制御の演奏を組み合わせ、野外・大型会場に対応したライブサウンドを構築した。

飛鳥歴史公園公演

1986年7月27日の飛鳥歴史公園公演は、本シリーズの初日として開催された。
当時の開催告知とチケット申込書では、会場名は「飛鳥歴史公園」と記載されている。

公演では『Big Explosion Series』の構成を基礎とする全25曲が演奏されたとする記録がある。
中盤の歌唱を中心とする楽曲に続き、13曲目にはデビュー曲「ひとり咲き」が演奏された。

本編終盤には「熱い想い」が置かれ、その後、「Count Down」「東京CARRY ON」「声を聞かせて」が演奏された。
「Count Down」は本編と終盤の2回演奏されたとする記録がある。

公演の一部は、1986年8月18日に『チャゲ&飛鳥 LIVE IN 飛鳥記念公園』としてラジオ放送された。
番組名では「飛鳥記念公園」と表記されているが、実際の公演会場は「飛鳥歴史公園」である。

横浜スタジアム公演

1986年8月9日の横浜スタジアム公演は、チャゲ&飛鳥にとって初のスタジアムライブ。
1981年に田園コロシアムで開催された『THE夏祭り'81』以来、約5年ぶりとなる首都圏での大規模野外公演でもあった。

開演前には、チャゲと飛鳥が出演する短編のオープニング映画が大型スクリーンで上映された。
映画の結末から実際のステージへ連続して二人が登場し、映像とライブをひとつにつなげる演出が行われた。

午後6時10分ごろ、黄緑色のジャンプスーツを着たチャゲと飛鳥がステージの左右から登場した。
「EXPLOSION」のイントロが始まると、スタジアムの観客が次々と立ち上がり、公演が開始された。

通常の構成に加え、中盤には初期の代表曲、提供曲、ゲーム音楽、CM曲などを組み込んだ長編メドレーが披露された。
後年の映像作品紹介では、ASKAが酸欠状態になるほど激しいステージパフォーマンスを展開した公演として紹介されている。

オープニング映画

横浜スタジアム公演では、開演前にチャゲと飛鳥が出演するオープニング映画が大型スクリーンで上映された。

映像は単なる公演紹介ではなく、チャゲと飛鳥が登場人物を演じる短編作品として制作された。
映画内の物語から、実際のステージに登場する二人へ連続してつなぐことにより、スクリーン上の映像とライブ会場を一体化させた。

ASKAは後年、この映像について、チャゲ&飛鳥のコンサートにおける本格的なオープニング映画の始まりだったと振り返っている。

本格的な映画制作には多額の費用と長い制作期間を必要としたため、同規模のオープニング映画が直後の公演で継続的に制作されることはなかった。
一方、映像の終わりをステージ上の登場や演奏へつなぐ手法は、その後のチャゲ&飛鳥のコンサートでも形を変えながら使用された。

オープニングの英語ナレーションは、オメガトライブのメンバーのマーティー・ブレイシーが担当した。
打ち込みによるシンセサイザーの音にマーティーのリズミカルなナレーションが重なり、観客とともにカウントダウンが行われた。

横浜スタジアム公演の長編メドレー

横浜スタジアム公演では、飛鳥歴史公園公演で「ひとり咲き」が演奏された位置に、全14曲からなる長編メドレーが組み込まれた。

メドレーには、「男と女」「万里の河」「マリオネット」などの初期の代表曲に加え、「標的(ターゲット)」「あの娘にハ・レ・ル・ヤ」「北風物語」などが含まれた。

さらに、ゲーム音楽「スーパーマリオブラザーズ」、CMで使用された「タンスにゴン」、石川優子とCHAGEによる「ふたりの愛ランド」、CHAGEのソロ曲「Darlin'」も組み込まれた。

「モーニングムーン」はメドレー内で短く演奏された後、公演後半でも通常の一曲として演奏された。
過去の代表曲だけでなく、提供曲、企画曲、ゲーム音楽、CM曲などを連続して演奏する、スタジアム公演独自の構成となった。

「棘」での電源トラブル

1986年8月9日の横浜スタジアム公演では、「棘」の演奏開始時に、ステージ上の楽器とコンピューター音源が停止する電源トラブルが発生した。

「棘」は、コンピューターへ入力されたシーケンスデータに合わせてドラムが演奏を開始し、そこへギター、ベース、キーボードなどが加わる構成だった。
イントロが始まり、チャゲと飛鳥が歌へ入ろうとした時点で、ドラム以外の音が出ていないことが判明した。

ASKAは当初、自身のモニター・スピーカーに不具合が起きたと考え、音を確認した。
しかし、モニターだけではなく、電気を必要とするステージ上の楽器全体から音が出ていないことに気づいた。

生音で演奏できるドラムは鳴り続けていたため、ASKAはドラマーへ演奏を止めないように指示し、予定外のドラム・ソロへ移行した。
ASKAはドラムに合わせて観客をあおり、CHAGEもステージ上のモニターへ腰を掛けるなど、復旧を待つ時間を即興の演出のように見せた。

観客の多くは深刻な機材事故とは認識せず、「棘」に新しいドラム・ソロが加えられたものとして受け止めていたとされる。

スタッフが確認した結果、ステージ上の楽器へ電源を供給していたコンセントが外れていることが判明した。
コンセントを接続し直し、予備のフロッピーディスクからシーケンスデータを読み込むことで、楽器とコンピューター音源が復旧した。

復旧後、チャゲと飛鳥は顔を見合わせて音が戻ったことを確認し、「棘」を最初から演奏し直した。
コンセントが外れた原因は特定されていない。

この一連の場面は、後に発売された映像作品『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』には収録されていない。

セットリスト

1986年7月27日(日) 飛鳥歴史公園(奈良県)

  1. EXPLOSION
  2. ボヘミアン
  3. 夢のかなた
  4. 黄昏を待たずに
  5. Newsにならない恋
  6. 誘惑のベルが鳴る
  7. 砂漠のイリュージョン
  8. HIDARIMEが感じてる
  9. 水のナイフ
  10. ショート・ショート
  11. MOON LIGHT BLUES
  12. TEKU・TEKU
  13. ひとり咲き
  14. SHAKIN' NIGHT
  15. Fifty-Fifty
  16. Count Down
  17. モーニングムーン
  18. TWILIGHT ZONE
  19. 魅惑
  20. TURNING POINT
  21. 熱い想い
  22. Count Down
  23. 東京CARRY ON
  24. 声を聞かせて

「Count Down」は、公演中に2回演奏されたとする記録がある。

1986年8月9日(土) 横浜スタジアム(神奈川県)

  1. EXPLOSION
  2. ボヘミアン
  3. 夢のかなた
  4. 黄昏を待たずに
  5. Newsにならない恋
  6. 誘惑のベルが鳴る
  7. 砂漠のイリュージョン
  8. HIDARIMEが感じてる
  9. 水のナイフ
  10. ショート・ショート
  11. MOON LIGHT BLUES
  12. TEKU・TEKU
  13. メドレー
    1. 謎²遊戯
    2. 男と女
    3. 標的(ターゲット)
    4. あの娘にハ・レ・ル・ヤ
    5. 北風物語
    6. 万里の河
    7. マリオネット
    8. スーパーマリオブラザーズ
    9. タンスにゴン
    10. モーニングムーン
    11. 終章(エピローグ)~追想の主題
    12. ふたりの愛ランド
    13. Darlin'
  14. SHAKIN' NIGHT
  15. Fifty-Fifty
  16. Count Down
  17. モーニングムーン
  18. TWILIGHT ZONE
  19. 魅惑
  20. TURNING POINT
  21. 熱い想い
  22. Count Down
  23. 東京CARRY ON
  24. 声を聞かせて

13曲目は、全14曲からなるメドレーとして扱う。
「モーニングムーン」はメドレー内と後半の2回、「Count Down」は本編と終盤の2回演奏されたとする記録がある。
「棘」は電源トラブルによって中断され、機材復旧後に最初から演奏し直された。

映像作品

ONESIDE GAME 横浜スタジアム

1986年8月9日の横浜スタジアム公演を収録したライブビデオ。
公演全編の完全収録ではなく、全7曲を収録した編集版として発売された。

項目 内容
作品名 ONESIDE GAME 横浜スタジアム
アーティスト チャゲ&飛鳥
発売日 1986年10月21日
媒体 VHS・β
収録公演 1986年8月9日 横浜スタジアム
収録曲数 全7曲
販売形態 一般販売
販売状況 廃盤

収録曲

  1. 黄昏を待たずに
  2. 砂漠のイリュージョン
  3. モーニングムーン
  4. 魅惑
  5. TURNING POINT
  6. Count Down
  7. 声を聞かせて

収録曲は実際の公演における演奏順とは異なる。
「棘」の電源トラブルや長編メドレーを含め、公演で演奏された全曲は収録されていない。

CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 1

2009年に発売されたDVD-BOX。
Disc 3に、オリジナル映像作品『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』をDVD化して収録している。

項目 内容
作品名 CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 1
発売日 2009年8月26日
媒体 DVD
収録ディスク Disc 3
収録内容 『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』のDVD化
販売形態 一般販売

収録曲

  1. 黄昏を待たずに
  2. 砂漠のイリュージョン
  3. モーニングムーン
  4. 魅惑
  5. TURNING POINT
  6. Count Down
  7. 声を聞かせて

オリジナル映像作品をDVD化したもので、新たな映像や未収録曲は追加されていない。

ラジオオンエア

チャゲ&飛鳥 LIVE IN 飛鳥記念公園

  • 放送日:1986年8月18日
  • 放送局:未確認
  • 収録日:1986年7月27日
  • 収録会場:飛鳥歴史公園(奈良県)
  • 放送内容:『Summer Explosion Series』飛鳥歴史公園公演のライブ音源

放送曲

  1. ボヘミアン
  2. 東京CARRY ON
  3. Newsにならない恋
  4. 夢のかなた
  5. HIDARIMEが感じてる
  6. ショート・ショート
  7. 黄昏を待たずに
  8. モーニングムーン
  9. TWILIGHT ZONE

番組名では「飛鳥記念公園」と表記されているが、実際の収録会場は「飛鳥歴史公園」である。

公演終了後

『Summer Explosion Series』は、1986年8月24日の沖縄市民会館公演をもって全日程を終了した。

シリーズ期間中の8月21日には、シングル「Count Down」が発売された。
同曲は本シリーズで公演中に2回演奏される構成が使用され、重要な楽曲として位置づけられていた。

同年9月21日にはアルバム『MIX BLOOD』、10月21日には横浜スタジアム公演を収録した映像作品『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』が発売された。

同年11月からは『Super Explosion Series X'mas Special』が開催された。
夏季公演で使用された大規模なステージ構成やロック色の強い演奏は、年末の特別公演へ引き継がれた。

THE ALPHAとの活動は本シリーズ後も継続し、『Super Explosion Series X'mas Special』でもバックバンドを担当した。

シリーズの位置づけ

『Summer Explosion Series』は、『Big Explosion Series』で構築されたライブを、歴史的な野外会場やスタジアムへ展開した夏季特別公演となった。

特に横浜スタジアム公演では、オープニング映画、大型スクリーン、長編メドレーなど、通常のホール公演とは異なる演出が導入された。
映画の物語から実際のステージへつなぐ手法は、その後のチャゲ&飛鳥のコンサートにおける映像演出の原型となった。

また、「棘」で発生した電源トラブルでは、出演者、THE ALPHA、舞台スタッフ、音響スタッフが即興で対応し、公演を中断させずに復旧させた。
大規模会場におけるライブ運営と演奏対応の経験を蓄積した公演でもある。

備考

  • 開催日程は、公式公演年表に記録された公演番号388から391までの全4公演を採用している。
  • 奈良公演の会場名は、当時の開催告知とチケット申込書に基づき「飛鳥歴史公園」と記載する。
  • ラジオ番組名は『チャゲ&飛鳥 LIVE IN 飛鳥記念公園』だが、実際の収録会場は飛鳥歴史公園である。
  • 横浜スタジアム公演は、チャゲ&飛鳥にとって初のスタジアムライブとなった。
  • 掲載しているセットリストには、公式映像・放送記録や当時の記事のほか、公演参加者によるレポートや記録をもとにした情報を含む場合がある。曲目、曲順、メドレー構成、演出および機材トラブルの経過などは、参考情報として掲載している。
  • 飛鳥歴史公園公演と横浜スタジアム公演では、「Count Down」が公演中に2回演奏されたとする記録がある。
  • 横浜スタジアム公演の電源トラブルから復旧までの場面は、市販映像作品には収録されていない。
  • 電源コンセントが外れた原因は特定されていない。
  • 映像作品『ONESIDE GAME 横浜スタジアム』と『CHAGE and ASKA LIVE DVD BOX 1』収録版は、いずれも公演全編を収録した完全版ではない。
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