スローヴェの歴史
・先史時代
・小国乱立時代
パンテガード王朝
テューリル王国
・メリ領ゼマフェロス
ゼマフェロス王国
・メリの支配
・臨時政府
スローヴェ共和国
????~9c
9c~1020
1020~1335
1335~16c
16c~16??
16??~19??
19??~2037
2037
2038~
スローヴェの歴史は、スローヴェノルメルの一部に広がるゼマフェロス地域の歴史である。

古代

スローヴェの歴史における古代は、文字資料のない中である程度歴史を分かっている時代を指し、先史時代からリパラオネ系民族の渡来によるクラナ征服までの長期にわたる。
リパラオネ系民族の渡来以前、現在のゼマフェロス地域東部では、リパラオネ人フェーヌ人などの鉄器文化が栄えていた。
もともとはレアディオ北部を源とするリパラオネ人が海を渡って最初にクラナ大陸に流入し、狩猟採集の石器社会を送っていたとされる。
後にフェーヌ人などの非リパラオネ語族集団であるフレリオン諸語の民族がクラナ大陸に渡り、金属器や農耕を伝えたとされる。
鉄器文化当初から交易を行っていたフレリオン民族らが時代を下るごとに定住化して富を蓄え、彼らの社会構造が地元の人々の社会を支配して徐々に政治的に同化吸収するようになったものであり、言語系統もリパラオネ語族の言語を基層言語としてフレリオンの言語が発展したと考えられる。
フレリオン民族の伝えた金属器と農耕技術は、当時のゼマフェロスの民族の生活様式を一変させ、労働生産性の向上とともに、金属による武器などの使用で領域拡大を助けた。
同時期に農耕の発展による格差の概念が現れ、遺跡には集落の周りに堀を作り、石を用いて塀や城壁を建てていた痕跡が残っていることから、農耕社会による地域集団が形成され、多くの定住地が誕生し、数多の都市国家を形成し、国家間同士の抗争が続いていたとされている。

中世

小国乱立

9世紀中ごろ、リパラオネ系民族の渡来人であるフューメール人が侵入し、征服することとなる。
フューメール人リパラオネ人の中でも、クレオスやデーノ地域に住んでいた民族がもとであり、彼らの話していた古理語は現在残っている古理語よりも当時ヴェフィス語の影響を大きく受けた言語だったとされる。
フューメール人の侵入後、100年ほど各地の勢力をつけた集団が国を乱立させ、数多の小さなリパラオネ人や原住民の王国が林立したが、次第にその中で有力な国家が周囲の小国を併呑して覇権を広げて、いくつかの強大な国家がしのぎを削り合う時代となった。
11世紀初頭に、ケニエス王国の王であったアウグ統一王がゼマフェロス地域を統一し、パンテガード王朝を成立させた。

パンテガード王朝

テューリル王国

1335年にパンテガードが滅亡すると、パンテガード時代の貴族はそれぞれ分立し、ゼマフェロス地域にはテューリル人らによるテューリル王国が成立したが、同時期にパンテガードの支配から解放されたノルメル人の侵攻が活発になり、ゼマフェロス地域は度々ノルメル人の侵攻に悩まされることとなった。

近代

ノルメルによる支配

16世紀に入ると、???に位置する???火山の噴火による大規模な気候変動によって、飢饉が発生し国力が著しく低下することとなる。
また、それに続くようにノルメル人の北上も活発になり、テューリル王国はノルメル人によって支配されることとなる。
ノルメル支配下のテューリル王国は???を王とし、支配者層もノルメル人が中心となり、その結果、ゼマフェロスはノルメルの文化の影響を強く受けるようになった。
ノルメルによって重税や厳しい規則に囚われ、義務を怠れば懲罰を受け、たちまち権力を喪失する運命であった。
このように、ノルメルによって厳重に囚われた諸侯の中から、ノルメルとの関係をうまく立ち回って権力を得たのが、侵入によって崩壊した後の空白地帯であったフォルティナ領主に任命され南西地域で勢力を付けたスローヴェ家や???大公に任命された東海部のヴェフシャータ家であり、後のゼマフェロス人が支配者層に復帰するきっかけとなる。

ゼマフェロス王国

16??年には、大公のヴェフシャータ・???が

現代

邂逅と独立戦争

20世紀半ばになると、ノルメルは北部のスィレフの攻撃を受け、自らの側面にあたるゼマフェロス地域の支配を掲げ攻撃を開始した。
過去の侵攻と同じく、ノルメル王による間接支配が行われたが、対スィレフの供給源として諸侯に重税を課し、ノルメルの兵士たちが度々諸領に侵入しては徴集の名目で市民の私財を取り上げ、従わないものは切り付け、その町を焼くなど、横暴を極めていた。
ゼマフェロスの市民らは過去の歴史から反乱を起こしたが、これをゼマフェロス貴族の統治責任として、有力な貴族は次々に処刑された。
2037年に、居留区の設営に伴って総務省及び中央省の人員が増員されることになり、第一次クラナ派遣団が結成され、クラナの市民らとの接触を試みた。
ユエスレオネとの接触を通して、スローヴェ・アシュタフィテスロスナ・ゼスナディは、ユエスレオネの協力を受けて独立戦争の先導をすることとなった。

独立と建国

ゼマフェロス独立戦争を含むクラナ紛争が終結すると、各国はサニス条約に調印し、ユエスレオネ連邦クラナ大陸国家連合として連邦下に組み込まれることとなった。
ノルメルからの支配から脱したゼマフェロス地域は、スローヴェ・アシュタフィテスの功績とスローヴェ家の成果を認め、スローヴェ・アシュタフィテスを大統領とし、スローヴェ家の名前を冠する共和制国家、スローヴェ共和国を成立させ、初代大統領を務めることとなった。
しかし、独立戦争終結後、サニス条約締結を行うまで、国内ではクラナ諸国との融和を図り、ユエスレオネとの連携を受け入れる受容派とナショナリズムを重視し完全な独立を図る民族派が対立し、過激民族派による暴動も発生することがあった。
最終更新:2024年08月21日 03:44