リナエスト人の指折り(淮:Vitouas Linaisteit、理:Linaest kinfitel)とは、古代リパラオネ叙事詩『スキュリオーティエ叙事詩』内の挿話の一つ。


位置

 『リナエスト人の指折り』は、1530年『スキュリオーティエ叙事詩』エスポーノ・ドーハ翻訳版における諸詩章(第2章)の第6節の全体(685文字)に相当する。
 二進数を使うことで片手で31まで数えられることに気づいたリナエスト人の学者が、民衆にそれを教えようとする。しかしながら、そもそも民衆は二進数の理念を理解できず、学者の啓蒙は失敗に終わるという説話であり、最後に「簡単にするために慣れないことをすべきではない」という教訓が述べられる。

枝葉末節

  • 文献によっては「リナエストの指折り」と表記される場合もある*1

影響

  • シャール・クラナント・ヌイビェルシャ・レーカによる『人を殺すフォント』は、この説話に影響されているようである。

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最終更新:2025年04月02日 22:48