勇者シリーズ
勇者の剣、
勇者の槍、
勇者の斧、
勇者の弓など、2連続攻撃できる武器のこと。
「勇者」の名はついていないが、ifの
ライトニングや風花雪月の雷霆など、同等の効果を持つ武器を含むこともある。
勇者の剣が初登場した外伝を除くと聖戦以降登場するようになった。
概ね終盤で手に入る武器の割に威力や命中は大したことないが、
2回攻撃はそれらを補って余りある特徴。
これは一部作品で登場するスキル「
連続」を武器性能として内蔵したものであり、途中で相手の反撃を挟まずに2連続攻撃できる。
また、追撃条件を満たしている場合はその追撃も2連続攻撃になる。よって、
- 自分から攻撃した場合、自分の攻撃→勇者武器の効果で再攻撃→敵の反撃(→自分が追撃可能なら自分の追撃→勇者武器の効果で再攻撃)
- 相手から攻撃された場合、敵の攻撃→自分の反撃→勇者武器の効果で再攻撃(→自分が追撃可能なら自分の追撃→勇者武器の効果で再攻撃)
となる。
したがって、「1撃では仕留められないが2撃与えれば仕留められる」相手に対し、これを使って先に2回打ち込むことで反撃を許さずに葬るという使い方が非常に強い。
もちろん、それ以外でも攻速が低いキャラに持たせて擬似追撃させるもよし、高いキャラに持たせて追撃合わせて4回攻撃させるもよしの高性能な武器。
低難易度ではオーバーキルになる場面も少なくないが、敵の
パラメータインフレが激しく、追撃が取れない場面や反撃を許さず仕留めたい場面が激増する高難易度では特に頼りになる。
欠点としては貴重なのとやや高い
武器レベルが求められるところか。
多くの作品で一品物の扱いであり、複数手に入ることは稀。
また、作品が進むにつれて威力や命中が下げられる傾向にあり、ある程度力と技に優れたユニットでなければ強みを活かせない武器になりつつある。
極論、ダメージが0なら2撃でも4撃でも0に変わりはなく、ましてや当たらなければ意味がない。基礎性能の高い銀武器などを使う方がうまく行く局面も多い。
各作品での勇者シリーズ
聖戦
剣・槍・斧・弓いずれも会話イベント入手。2回攻撃もさることながら4種いずれも命中が高め、軽量、必要武器レベルBという特徴を持つ。
どれも親世代の早い段階で入手でき、武器レベルの低さから殆ど使用者を選ばない。
闘技場で使い回したプレイヤーも多いであろう。
本作では5回攻撃スキルである
流星剣も初登場し、勇者の剣と組み合わせての超連続攻撃が猛威を振るった。
勇者の斧は隠しイベントでの入手であり、ノーヒントでの確保はいささか難しい。
終盤のマップでは敵ユニットでも勇者武器を持った相手が多数登場し、手強い存在となる。
トラキア776
勇者の槍のみ、
フィンの専用装備として扱われている。
なお勇者シリーズを使ってくる敵ユニットはおらず、後述のマスター武器を使う。
槍が
専用武器化したのでその影響が…というよりは、敵に持たせたら
シーフで盗もうとするプレイヤーが続出するからであろう。
開始早々の1章で
ハルヴァンが自宅にて勇者の斧を受け取る。勇者の剣は4章外伝の宝箱の中。それぞれ入手機会は他に無く一品物だが、かなり早めに手に入る。
高難易度で知られるトラ7を攻略するにあたり、頼もしく活躍してくれる。
勇者の弓のみ13章と出てくるのが比較的遅め。
セルフィナと
グレイドの会話イベントにて入手する。このときセルフィナを出撃させていない場合、入手不可能となるので忘れずにしっかり連れて行きたい。
重量がかなり増加しており、勇者シリーズの基本性能として後年の作品にも受け継がれるようになった。「軽くて銀、重くて鋼相当、かなり重いが最重量級よりは軽い」といった具合。
ただし本作のみの仕様として、フィン専用に設定された勇者の槍のみ、フィンの体格にあわせてかなり軽くなっている。
同じく2回攻撃可能な特徴を持った
マスターシリーズが新登場した。
重くて盗みづらい、回数が少ない、低命中気味である、槍と斧は間接攻撃可能など、敵が装備する用途に適した性能に調整された量産型勇者シリーズといった性能。
封印
(GBA3部作すべてに言えることだが)連続などの攻撃回数が増加するスキルが廃止されたため、3回攻撃や5回攻撃という事が無くなった。そのため追撃可能な攻撃時の計算記号は「×2」か、
勇者シリーズを使った時限定の「×4」のみが用意されている。
勇者の剣のみ入手不可能であり、敵が使っているのを羨ましく眺めるしかない。
サカルートの敵将
モンケが勇者の剣&勇者の弓と凄まじく豪華な装備をしている。
烈火
中盤の山場、魔の島を攻略し終える19章あたりから出始める。
入手方法は宝箱からなど、おおよそ意識せずとも手に入っているだろう。しかし勇者の剣だけは扱いが違う。
ハーケンの初期装備として入手する事になるのだが、彼は
二者択一で仲間入りするユニット。…要するに
カレルが密接に絡んでくる。
更にカレルの初期装備である倭刀も一品物の扱い。なのでプレイヤーは「
ハーケン+
勇者の剣」か、「
カレル+
倭刀」のどちらかを選ぶ事になる。
クラスの装備制限がある倭刀やら弱体化されたソードマスターやらの理由によりハー剣を選ぶのが安定との評判である。剣魔もカッコ良いのでたまにはカレルも選んであげて下さい
聖魔
新暗黒竜
攻撃力は鋼系を下回る程度であるが2回攻撃が可能であり、
オンラインショップでのみ購入が可能。
しかし、問題なのは敵側であり、高難易度になるとこれを装備した敵兵が平気で出現する。聖戦とは異なり命中率が高いため、2回攻撃を確定で行ってくるのはかなりの脅威。追撃を許せばまず助からない。
新紋章
オンラインショップに頼らずとも、終盤でシリーズ一式を揃えられる。
本作の
ルナティックでは、速さ
カンストでなければ(あるいは速さカンストでも)追撃が取れない相手がそれなりにいるため、勇者武器に助けられる機会も増えることだろう。
幸い、敵側が勇者系の武器を装備することは無くなっている。
覚醒
インフレしたステータスの影響もあってどう考えても2回攻撃できるこちらが銀の武器より強いためか、武器レベルがAランクでなければ使えないようになった。神器と同じ最上位武器である。
前衛が勇者武器を使うと、デュアルアタックの判定は2回攻撃両方に対して発生する。また、後衛ユニットが勇者武器を装備している場合はデュアルアタックが2回攻撃になる。
よって、勇者武器と
ダブルを組み合わせると嵐のような攻撃を見舞える。
前衛攻撃→後衛の2回攻撃→前衛の2回目→後衛の2回攻撃という6連撃はほとんどの敵を反撃させることなく一方的に粉砕する。
if
暗夜系の武器。
剣、槍、斧が登場し、弓、暗器は「強者の⚪︎⚪︎」という似た効果の武器として登場する。
耐久・希少性という問題を気にしなくていい本作では、2回攻撃は「自分から攻撃した時」限定になってしまった。
(「
待ち伏せ」などと併用して2回攻撃で強引に倒す戦法が不可能となった)
しかも装備中守備と魔防が下がるデメリット付き。
一方で敵のHPが低めの傾向にあり、先手必勝が求められやすい本作では、攻め込む時に2回攻撃で確殺に持っていく運用はかなり価値が高い。
ただしお値段は8000G。暗夜ルートではおいそれと買える価格ではなく、金策があっても購入制限により武器一種につき一本ずつしか買えない。
白夜ルートでは逆に敵から攻撃された時に威力が2倍になる「武者の⚪︎⚪︎」が登場する。
その他、魔法の勇者武器ポジションである
ライトニングが登場。他の勇者武器より輪をかけて威力が低い(錬成しない限りは
威力1)が、その分入手しやすい。
追撃を封じるスキル「守備隊形」への対策として有用。
風花雪月
通常の勇者武器とは別に、「籠手」に属するすべての武器、
英雄の遺産の「雷霆」、
神聖武器の「尽きざるもの」は勇者武器と同じ特徴を持つ。
ヒーローズ
悲惨な威力と速さ-5のデメリットの代わりに自分から攻撃した時2回攻撃と言うif寄りの設定になっている。
それでも初期環境では強力で、特に勇者の弓が長い間暴れまわったせいなのか、武器錬成も非対応という扱いになっていた。
勇者そのものに限らず、同様の2回攻撃が可能な汎用武器もまた武器錬成が不可能となっている。
初期では
ダイムサンダも同様の調整のまま猛威をふるったが、インフレに伴い、軽率に2回攻撃をする(反撃可能含む)武器も増えている。
最終更新:2025年04月11日 22:36