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攻略

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だれでも歓迎! 編集
SFC版の攻略。
PC-98版には追加要素がある。

ゲームの目的

  1. 全てのエリアに支社を建てること
  2. 20年以内にゲームレベルによる目標エリア数で年間旅客数1位になること(ビギナーは4エリア、プロは7エリア)
マイナー都市を本社に選んだのでないかぎりは全世界に支社を建てるのはたやすい。問題は各エリアの年間旅客数の方になる。なお、年間利益はクリア条件には関係ない。
難易度をあげると、コンピュータは大都市を本社に選択する。また、勝利条件が強化される。

ハブ・アンド・スポーク

前作との最大の相違点として、後の航空ビジネスで主流となった「ハブ・アンド・スポーク」の採用である。
これは、エアラインを拡張していく上での考え方で、あるエリア内にひとつの拠点(ハブ)を定め、そこからエリア内に航路を伸ばしてゆく(スポーク)方式である。ターミナルとなる空港を絞ることで、効率的な路線拡張が可能になるが、裏を返せば拠点とする空港都市の選択を誤ると非常に苦しくなる。
そのため、ハブとなる都市の選択が大きな意味を持つようになった。

エリア

ゲームの世界は7つのエリアに分かれている。
東南アジア(東アジア全域)、中東(西アジア)、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ(中南米)、オセアニアの合計7つ

都市

各エリアの中には主要都市周辺都市の2種類の都市がある。
このゲームには全部で89の都市が登場する。
●主要都市
本社・支社が作れる32都市。その国の首都の場合が多い。
主要都市≒乗客数に直結する人口が多いとは限らないので注意。
●周辺都市
それ以外の57都市

都市ステータス

人口:この値が高い都市では旅客数が多くなる
商業レベル:この値が高い都市ほど、その都市からの旅客数が多くなる。
観光レベル:この値が高い都市ほど、その都市を訪れる旅客数が多くなる。

航路

今作は航路が2種類に分けられる。
エリアを越える航路をワールド線と呼ぶ(エリア間をつなぐ航路)
エリア内の航路をエリア線と呼ぶ

ゲームの進め方

  • 1年は4ターン(四半期)。各ターンは4月~6月、7月~9月、10月~12月、1月~3月。毎年4月に年度が始まる。
  • エアマネ2のクリア条件は目標エリア数で年間旅客数1位になること。ただし、企業経営であるため旅客数より収益力のほうが重要である。
    • 航路開設するにも航空機を購入するにも何事につけても資金が必要なのは言うまでもない。
    • ゲームの勝利条件のエリア別旅客数にはワールド線の乗客数は含まれない。ただし、経営に直結する収益は概ねワールド線で生み出される。
●スロットを獲得する
スロット(発着枠)を獲得したい都市に幹部を派遣して交渉をさせる。
幹部は競合するハブ空港他大都市のスロット拡張や支社開設、事業購入のため常に稼動させる。

●航空機を用意する
航路に使用する航空機も用意する
航続距離の足りない航空機では航路開設ができない。
機材の優先順位は都市間を飛べるだけの航続距離、航路の需要に適した座席数、運航コストの順。

●初期資金は貴重
初期資金は貴重。航路開設に費やした費用を短期間に回収できない航路を引いているようだとスピーディな航路拡張が難しくなるし、下手をすれば初期資金を使い切った時にジリ貧に陥る。
まちがっても最初から航路開設費分の利益をあげることすら難しい中東やアフリカのエリア線を引いてはならない。赤字航路を引くのは少々散財しても大丈夫な経営体力を確保してからにすること。

●収益率のよい航路から順につないでいく
収益率のよい航路から順につないでいく。
長距離航路ほど収益がよく、大都市ほど乗客が多い。ただし、長距離航路は運行に機数が多く必要になる。

●稼げるエリア・都市から進出する
稼げるエリア・都市から進出する。つまり大都市を結ぶ航路を優先して引く。ただし政治的、軍事的リスクがある都市は避ける。
稼げるエリアは北アメリカ、ヨーロッパ、東アジア。このエリアの航路が主な資金源になる。逆に中東やアフリカのエリア線はほぼ確実に赤字になる。

●「ドル箱」航路を見つける
航路収入で得た売上がそれを捻出するために費やされた経費を上回る航路ばかり引ければよいが、売上よりも経費の方が多い赤字航路をクリア条件を満たすために引かなければならないこともしばしば生じる。
その赤字航路の赤字を補うために、多くの乗客と利益が見込める、いわゆる「ドル箱」航路は必要になる。

●ライバルから乗客を奪う
航路を全世界につないで経営体力を確保したら、運賃を値下げしてライバルから乗客を奪うだけ。この繰り返しで大抵は勝てる。

このゲーム、選択肢は多いようで実は意外と少ない。

国同士の友好度の影響

都市は国に所属しており、国同士の友好度の設定がある。
仲が良い順に緑(親密)→青(友好)→橙(中立)→赤(敵対)となる。
イベントで都市の所属する国が変わることがある。(EC統合、香港返還など)

●友好度の影響
  • スロットの獲得:仲が悪いとスロットを獲得するのに時間がかかる。赤だと最長12ヶ月かかり、交渉員の能力が低いと「交渉成立の見込みが立ちません」となる。
  • 航空機の購入:メーカーのある国との友好度が橙だと1割増し、赤だと購入不可。緑だと1割引き。
  • 事業購入費、支社開設費、航路開設費:仲が悪いと高くなり、仲が良いと安くなる。東側陣営でニューヨーク-ロサンゼルス間の航路の開設や、ニューヨークのグランドホテルの購入は割増価格になる。
  • 都市間の乗客数:ゲームの乗客数は都市の間友好度にも左右される。都市間友好度(航路の発着都市の仲)が悪いと乗客が減る。モスクワと西側諸国(ニューヨークや東京)を結べば、苦戦するのは当然であろう。
    • 親密、友好、疎遠、険悪で、1、0.8、0.6、0.4、ぐらいの補正がかかってると思われる。
    • 援助要請を受けて自社が敵対国と友好になっても、都市間友好度は改善しないので注意。
      例として、冷戦真っ最中に自社がアメリカとソ連どちらとも仲がよくて両国と取引できるからといって、アメリカとソ連の仲が良いわけではない。ニューヨーク、モスクワのスロットを獲得できるからといって、ニューヨーク-モスクワの航路を開設して乗客需要があるか?少し考えればわかることである。

世界情勢

ゲームの特徴として、1955年から2000年代までの世界情勢が反映されており、固定イベントが起きる。
  • オリンピックの開催。
  • 1955年から1990年まで東西冷戦のための西側陣営の国と東側陣営の国の友好度が最悪である。
  • 1955年から1970年の間に、アジア、アフリカ、オセアニア一帯のイギリス、フランス植民地が順次独立する。(史実と同時期に行われる)
  • キューバの(1958年に共産革命)のハバナ、リビア(1969年に共産革命)のトリポリ、エチオピア(1974年に共産革命)のアディスアベバ
    • 政治体制が変化するので外国との友好度が大きく変動する。
  • 1950年代から80年末にかけて、インド・パキスタン戦争、1~4回中東戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争。
    • 中東圏各都市の商業数値や観光数値が底に落ちる。加えて原油価格も高騰する。
  • ドイツの統一(1990年)、ソ連のペレストロイカ政策(1985年)と崩壊(1991年)、香港返還(1997年)
戦争が発生した都市には、交渉員が派遣ができなくり、交渉途中戦争が発生すると交渉が完全にキャンセルされる。

冷戦

ゲームでは冷戦の関係が再現されており、自社は本社を置いた都市の国の陣営に属することになる。
西側陣営の都市に本社を置いた場合は東側陣営の都市と仲が悪くなる。東側都市とのスロット交渉に不利で東側の航空機が買えない。東側陣営に本社を置いたらその逆。
西側東側どちらにも属さない国はどちらの航空機も買える。

●S2開始時の陣営
西側陣営(東側出禁) 米、英、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フランクフルト(西ドイツ)
東側陣営(西側出禁) モスクワ(ソ連)、ベルリン(東ドイツ)
東側寄り(西側以外とは友好関係) 北京(中国)、テヘラン(イラン)、バグダット(イラク)、ハバナ(キューバ)、
ニューデリー(インド)、カイロ(エジプト)
西側寄り(東側以外とは友好関係) パリ(フランス)、ローマ(イタリア)、アムステルダム(オランダ)、
ソウル(韓国)、マニラ(フィリピン)、バンコク(タイ)、シンガポール、
メキシコシティ(メキシコ)、サンパウロ(ブラジル)
中立(全ての国と友好関係) チュニス(チュニジア)

東側陣営プレイ

S1~S2の東側陣営(モスクワ、ベルリン)は非常に不利な条件下でのプレイになる。ゲームレベルプロ(最難)の西側陣営より、ゲームレベルビギナー(最易)の東側陣営のほうがクリアは難しい。

仲の悪い国が多い

中東、アフリカエリアの国々と中国、キューバを除いて仲が悪い。
モスクワ(ベルリン)と西側の都市を繋ぐ航路はとにかく乗客が乗ってくれない。
●ドル箱航路が使えない
ニューヨーク(ロサンゼルス)-東京(香港)-ロンドン、などのドル箱航路が使えない。
東側のワールド線は、キューバ-欧州-中国になるが上記の航路の収益とは雲泥の差がある。
●北米と、オセアニアが詰んでいる
北米(アメリカ、カナダ)、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)エリアでは、エリア内の全ての国との友好度が悪い。
スロットの確保がままならないだけでなく、支社開設費、航路開設費も割高になる。
ゲームレベルしだいではエリアを捨てればよいが、ゲームレベルプロでは年間旅客数1位を求められるのでどうにもならない状況はある。

航空機の性能が悪い

東側陣営はアメリカメーカーの航空機が買えない。
東側(ソ連、ロシア)の機種は価格は安いが性能が悪い。燃費が悪い、座席数が少ない、航続距離が短いと三重苦。
S1は初期航空機の性能が低く航続距離が足りないので短距離路線しか引けない。
S2では1975年からエアバスの航空機は割高だが購入できるようになる。
東側陣営でアメリカメーカーの航空機の購入するには、アメリカの資金援助要請を承諾して友好度を上げるか、ペレストロイカが実施されれば購入できるようになる。東側寄りの国は航空機は買えるが西側に比べて割高になる。
東側陣営でプレイしている時にアメリカの援助依頼があればなんとしても受けたいが、上記の理由で援助する金はまず無い。

本社都市を決める

ゲームを始めるとまず本社都市を決めることになるが、楽にプレイしたいのならできるだけ発展した都市を選ぶこと。
各エリアで1番の都市と2番手の都市の差がひどい場合があるので(最悪、乗客数を確保できなくて詰む)、クリアするだけなら各エリアで最も発展した都市に本社を置く。
  • 初期資金は選んだ都市の人口で決まり、商業観光レベルは関係がない。人口の多い都市と少ない都市では倍ぐらい初期資金の差があるので人口を重視で選ぶ。
  • 商業観光レベルはエリア間で比較すると大きな差があるが、各エリア内の都市で比較すると大きな差はないので軽視して良い
●こだわりがなければ西側陣営、もしくは西側寄りの都市を選ぶべき。東側寄りの都市は不利、東側陣営の都市を選ぶとクリアが困難。
ニューヨーク、ロンドンはどのシナリオでも鉄板、S2以降なら東京はニューヨーク、ロンドン以上に鉄板。S2以降の東京本社スタートだと潤沢な資金で始められる。
前作ではパリ、ロサンゼルス、シドニーも使いやすかったが今作では都市人口がかなり少ないので不利。人口の多いメキシコシティ、返還前の香港はプレイしやすい。
シナリオによっては、テヘラン、バグダット、カイロは戦争が起きる。本社のある都市で戦争が起きるとあらゆる活動が封じられる。

鉄板都市

東南アジア:東京
北アメリカ:ニューヨーク
ヨーロッパ:ロンドン
オセアニア:シドニー
南アメリカ:メキシコシティ
アフリカ:カイロ
中東:ニューデリー

ほぼこれ以外に選択肢はない。詳しくはエリア解説に記す。

スロットを獲得する

スロットとは発着枠のこと。1スロットで1便飛ばせる。
発着都市の双方に飛ばしたい便数だけのスロットを持っていなければ航路は引けない。
前作では全ての都市を航路でつなぐことがクリア条件であったが、今作では航路をつなぐ予定のない都市のスロットを獲得する必要はない。
本社支社を置く都市ではエリア線、ワールド線の起点になるためスロットが不足しがちになるので多めに獲得する。
周辺都市のスロットは1航路の便数限界の14本までしか必要ない。

スロットの獲得には交渉が必要

スロットを獲得するには交渉コマンドでスロットを獲得したい都市に幹部を派遣して交渉をさせる。
1度の交渉で要求できるスロットの数は交渉先のスロット数にもよるが最大で14本。
スロット要求は1度に要求できる最大数を要求するのが基本。スロット数に余裕があったほうが増便時に便利で、他社の割り込みで要求数より獲得スロットが減ることもある。

主要都市のスロット交渉可能数

主要都市で交渉できるスロット数はエリア間の旅客数の順位によって決まる。
  • エリア間の旅客数1位 → 14スロット
  • エリア間の旅客数2位 → 11スロット
  • エリア間の旅客数3位 → 8スロット
  • エリア間の旅客数4位 → 5スロット
エリア間に航路が1本もない場合は、5スロットの交渉しかできない。
14スロット交渉中に1位から2位に落ちた場合は、11スロットしか取得できない。

周辺都市のスロット交渉可能数

周辺都市で交渉できるスロット数はエリア内の旅客数の順位によって決まる。
  • エリア内の旅客数1位 → 14スロット
  • エリア内の旅客数2位 → 11スロット
  • エリア内の旅客数3位 → 8スロット
  • エリア内の旅客数4位 → 5スロット
エリア内に航路が1本もない場合は、5スロットの交渉しかできない。
14スロット交渉中に1位から2位に落ちた場合は、11スロットしか取得できない。

交渉期間

交渉期間は3・6・9・12ヶ月の4種類あり、都市(国)との友好度と幹部の能力で変化する。西側で東側の都市のスロットを獲得しようとすると交渉期間が長くなる(逆も同じ)。
4人の幹部がいるが能力差があり上の列の2人が優秀で短期間で獲得しやすい。下の列の2人は交渉期間が長くなる。友好度が低い都市との交渉では能力差が出るので、スロットを効率よく獲得するには交渉員の割り当ても考えること。

本社・支社のスロット交渉の期間

  • 友好度「高」の都市:全員 3ヶ月
  • 友好度「中」の都市:全員 6ヶ月
  • 友好度「低」の都市:上段2人 6ヶ月、下段2人 9ヶ月
友好度「低」の都市では、交渉員の能力が影響する。

本社・支社以外の都市スロット交渉の期間

  • 友好度「高」の都市:全員 6ヶ月
  • 友好度「中」の都市:上段2人 6ヶ月、下段2人 9ヶ月
  • 友好度「低」の都市:上段2人+下段左 9ヶ月、下段右 12ヶ月
本社・支社より交渉期間は長めになる。
友好度「中」「低」の都市では、交渉員の能力が影響する。

スロットの利用料

スロットには利用料があり、毎ターンスロット数に応じた金額を払う必要がある(微々たる額だが)。
開始時にスロットを持っている都市がいくつかあるが、そのまま放っておくと利用料を取られるだけなので航路を引く予定のない都市のスロットは返却すること。
交渉画面の一番右にいる秘書にスロットを返却してもらえる。返還は1ターンに何回もできる。
前作とは違い、今作はスロット取得で都市は成長はしない。

空港の拡張工事

都市の最大スロット数は都市によって違い、大都市ほど多く小都市ほど少ない傾向にある。
主要都市で全社の獲得スロット数が最大スロット数に近づくと拡張工事が始まり、終了後に最大スロット数が20~30増加する。拡張工事は空きスロットが少なくなるたびに都市の最大スロット数が限界に達するまで行われる。
周辺都市では空きスロットがなくなっても拡張工事は行われないので、他社に全てのスロットをとられるとその都市との航路開設は他社がスロットを返却しない限りできなくなる。小規模な周辺都市はすぐに空きがなくなり、空きがなくなっても増えないので、航路を引く予定があるなら早めにスロットを確保する。

効率的にスロット取得するには

効率的にスロット取得するには、主要都市との交渉を優先する
主要都市はエリア間の旅客数が1位なら1回で14スロットの交渉ができるが、
周辺都市で14スロットの交渉をするには、エリア内の旅客数を1位にしなければならない。
となると、新しいエリアに進出する時は14スロットの交渉は絶対にできない。必ず5スロットからの交渉になる。
なので、特に新しいエリアに進出する時は主要都市から交渉する。
また、都市との友好度が高いほど、交渉にかかる時間が短くなるので、
友好度の低い都市とは交渉しないor後回しにする。

航空機を買う

「座席数が多くて、航続距離が長く、燃費のよい航空機」がベストではない。なぜなら各航路には需要があり乗客数は当然異なっている。いくら燃費が良くても需要に比して大型過ぎては困る。搭乗率10%前後では決して黒字にはならない。
つまり、「航路の需要に適した座席数と都市間を飛べるだけの航続距離があって燃費がよい航空機」が求められる。

航空機を簡単に分類すると小型機、中型機、大型機に分けられる。
小型機:座席数200以下。燃費が良いのが特徴。乗客の少ない航路に使用する。
中型機:座席数210以上。乗客が多い航路に使用する。
大型機:座席数400以上。特に乗客が多いドル箱航路に使用する。

まず航空機を買う前に導入する予定の航路の発着都市間の距離を確認しておくこと。当然、航続距離が足りない機種をその航路には使うことはできない。
長距離用の機体は短距離航路に使うには経費がかかりすぎて不向き(最悪搭乗率100%でも赤字になる)。
航続距離の次に重要なのは座席数。アフリカのエリア線のような需要が見込めない航路にB747のような大型の機種を使うと、1便しか飛ばさなくても需要に対して大きすぎて赤字になってしまう。
燃費も軽視すべきではない。燃費が悪いと燃料費に売上の半分以上を持っていかれることもある。また戦争が発生して燃料費が高騰した時に影響が大きい。燃費が良いと乗客確保のための運賃値下げをしても赤字になりにくい。そのため、需要が見込めない航路は座席数が少なく値下げに耐えられる燃費の良い小型機を使う。東側の航空機は西側の航空機に比べて燃費が悪い。
整備は数値が低い機体ほど、多い整備投資額を必要とする。
「燃費」「整備」ともに値が大きいほど金がかからない。
なおSFC版ではPC版とは違い年月の経過で燃費と整備の数値が減少することはない。

同じメーカーの機体を多く持っているとお得意様で1割引になる。(会社の保有航空機における取引先メーカーのシェアが最も多いことが条件?)
たまに、メーカーが売り込みにきて、そのターンに限り、売り込みにきたメーカーの航空機を半額で購入できる。こんなチャンスは逃すべきではないが、安いからという理由だけで、性能の悪い航空機を買うと後悔する。

航空会社短評

ボーイング

ボーイングといえば、なんといってもB747シリーズである。燃費が少々悪いがドル箱航路はこれで決まり。
しかし、B747シリーズ以外の機種(中型機・小型機)は他社にちょっと押され気味。特に前作では万能に活躍したB767が中途半端な性能になって使えなくなった。
S4でB777が万能に活躍する。
S4の終盤にB2000HCという1000座席航空機を発売する。

ダグラス

S1、S2で中型機が優秀。特にS1のDC6、S2のDC8、DC10はなくてはならない存在。
しかし、長距離機はボーイングのB747シリーズに勝てず、S3以降では中距離機もエアバス機、S4のボーイングのB777に立場をとられるようになり影が薄くなる。
S4でMD100が小型機として非常に優秀。

エアバス

S2(1975年)から登場する。総じて燃費がよく、有用な機種が多い。
S2ではA300しか扱わないが、A300はエリア線の大量輸送に最適で需要は高い。
S3はエアバスの独壇場。最初から購入できる3機種(A320、A300-600、A310)の性能が他社を圧倒しており、長距離ドル箱航路用のB747を除けばエアバス機種しか使う必要がない。
S3、S4で登場するA340はB747に座席数で大きく劣るが、ゲーム中最長の航続距離があり、燃費も長距離機としては良好なのでたまに使用される。
S4では最初はA340しか扱っていないが、A360を発売するとエリア線の大量輸送に大活躍する。

イリューシン、ツポレフ

価格は手頃だが、概ね燃費が悪く座席数が少ない。あえて言おう、カスであると!!

その他

S1で航続距離の長いロッキードのL1049、東側陣営なら燃費の良いビッカースのバイカウントは割高だが使える。
コンコルドは一度は赤字覚悟で飛ばしてみたい。超音速機(SST)は少ない機数で多くの便を運行することが可能。

航路を開設する

航路を開設するには着都市を決定し(発都市はエリアを選択した時点で決まっている)、運行する機数、便数、運賃を設定すればよい。
発着都市の双方に飛ばしたい便数だけの空きスロットを持っていなければ航路は引けない。

航路開設費

航路を開設する際に支払う航路開設費は、その都市の人口によって決定され人口の多い都市ほど高くなる。そして、これは発着両都市の合計額を持って算出されるので人口の多い大都市間をつなぐとなるとかなりの高額となる。東京やメキシコシティといった人口の多い都市を本社支社にした場合は航路開設費だけでも莫大な額になる。

発着都市の距離

発着都市の距離が短いと少ない機数で多くの便を飛ばすことができるが運賃を高く設定できないので利益は少なくなる。
発着都市の距離がある長距離航路は機数が多く必要になるが運賃を高く設定できるので大きな利益を上げられる。

航路枠の割り振り

1社が保有できる航路は最大40本。それ以上は開設できないので新規開設をしたければ航路を閉鎖して空きを作る必要がある。
エリア間を繋ぐワールド線は7エリア間で6航路しか必要ない。
3つの都市を三角形につなぐ航路(例として東京-ニューヨーク、東京-ロンドンを開設した後にニューヨーク-ロンドンと開設する)は見た目は美しいがやってはいけない。三角形につないでしまうと乗客は中間の都市(ニューヨークからロンドンに移動するのに東京を経由していた)を経由する必要がなくなり2辺の航路は意味のないものとなる。
40航路の内、ワールド線に6航路取られると残りは34航路。7エリアあるので1エリア辺りの目安は5航路だが収益のあげにくいアフリカ、中東、南米は4航路で足りる。競争の激しい東南アジア、北米、ヨーロッパに航路枠を割く。

このゲームはワールド線で儲けるゲームである

このゲームは長距離航路ほど収益がよいので、ワールド線は最低でも7000km以上の都市間でつなぎたい。
東京-ニューヨーク航路は乗客数、都市間の距離が両立しており、まさにドル箱。
(裏を返せば東南アジア、北米を除くエリア線は儲からない)
航空機の航続距離が足りるなら、東南アジア、中東、ヨーロッパと順につなげるのではなく、東南アジアとヨーロッパを一気につなぐこと。

エリア線は航路収益よりも乗客数を優先する

エリア線の乗客数がそのままワールド線の乗客数になるので、ワールド線の乗客を増やすためにエリア線は航路収益よりも乗客数を優先する。
エリア線の乗客が少ないと、ワールド線の乗客が増えない。ワールド線の乗客が少ないとドル箱のワールド線で稼げない。
また、エリア線の乗客数、ワールド線の乗客数どちらもスロット交渉可能数にも影響する。
そのため、採算無視で大都市同士の航路の開設し乗客数を稼ぐのは有効。(ニューヨーク-シカゴ、東京-大阪、ロンドン-パリ)
たとえ、エリア線が赤字になっても、ワールド線でそれ以上に稼げばよいのだ。

航路設定

機種選定

目安として、
長距離のワールド線は大型機。航続距離と需要次第では中型機。
東南アジア、北米、ヨーロッパのエリア線は最初から中型機を投入するだけの需要がある。
アフリカ、中東、南米、オセアニアのエリア線は需要が少ないので最初から小型機を投入。(小型機だと航続距離が足りない場合は中型機)

機数

便数に対して配備する機数がギリギリだと機体とクルーに負担がかかり事故やストライキが起きやすくなるが資金に余裕がでるまでは気にしなくていい。機体を遊ばせておくぐらいなら運行して稼がせた方がよい。

運行本数

目安として、まず5便で運行させて需要を見る。
需要が高い場合、スロットに余裕があるからといって限度枠いっぱいに便を飛ばすのが正しいわけではない。スロットには限りがあるので、むやみやたらと増便すると、本社支社のスロットがなくなってしまい、他の航路開設に支障をきたす。
同じタイプの航空機で5便以上増便するぐらいなら、一回り大きい機体に換えたほうが効率がいい。

運賃設定

搭乗率が100%でない航路は、料金を安くすることで搭乗率を上げられる。
値上げすると乗客が減るが、値上げをしても搭乗率100%なら利益は増える。
標準運賃に設定して搭乗率に応じて調整するのが無難と言いたいが、
エリア線の料金は最初から50%OFFにして利益度外視で乗客を確保するのがよい。そのほうが、ワールド線の乗客が増える。
ワールド線は競合他社がいなければ最大まで値上げして儲けたい。

航路停止

航路を一時的に閉鎖する。好きなときに再開できる。停止中の航路には費用はかからない。

航路閉鎖

まず使わないコマンド。赤字でも維持する航路は引くことはあるが、廃止前提で航路を引くことはないはず。
例外は、40航路引ききってしまい、新規航路開設のために航路枠を空けるために、やむなく閉鎖する場合か。

支社開設

各エリアのハブとなる都市に支社を開設する。
このゲームにはワールド線を引くことのできる都市は各エリアにひとつだけというルールがある。そのエリアに最初に乗り入れた都市にしか、以後他のエリアからも乗り入れられない。
そして支社は自社航路が就航している都市でないと開設できない。
支社がないと、そのエリアの中に航路は引けない。
すなわち、最初に乗り入れた都市に支社を開設することになる。

支社を開設には幹部を1ターン拘束する。雑用(支社開設、事業購入、キャンペーン)はどの幹部に任せても差はないので能力の低い下の幹部を使おう。
支社を置くにふさわしい都市は、趣味で選ばないのであれば本社都市と同じく規模が大きくスロットが多いことが望ましい。友好度も重要。支社を置いた都市とは何度もスロット交渉を行うことになるので、友好度の低い都市を選ぶとスロット交渉に時間がかかって苦労する。
支社開設費は航路と同様に都市の人口で決まる。また、支社を持つと毎ターン維持費がかかるが、これらの費用は高くないので気にしなくいい。

事業購入

事業を購入すると共通で
  • 購入した都市とのスロット交渉が円滑にいくようになる(交渉成立までの期間が短くなる)。
  • 経営状態に応じて収入がある(当然、赤字になることもある)。但し、事業の収入は航路収入にくらべてはるかに少なく、所有する事業の件数にもよるが全会社収益の10%にも満たないことがほとんど。
の効果がある。
他にも事業によって詳細な効果は違うが
  • 旅客の上昇(都市ステータスの向上、ホテルの航路需要増の効果)。
  • キャンペーンの実行が可能になる。
事業購入には幹部を1ターン拘束する。
事業を購入する主な目的は事業の収入ではなく事業の効果で乗客数を増やすためである。キャンペーンを実行できるようになるだけの事業も、キャンペーンを実行=乗客増なので乗客増の目的になる。
本社都市のホテルは開始後にすぐに購入すること(自社航路の需要増加。スロット交渉が円滑になる)。支社を開設したら、その都市のホテルもすぐに購入するのが望ましい(グランドホテルは高いので資金と相談になるが)。
他の事業は航路を引ききらない限りは不要。幹部を1ターン拘束するうえ、効果の高い事業は高額なので、事業購入に幹部と資金を使うよりも、スロット獲得、支社開設、航空機購入にまわして航路収入を直接増やした方がいい。
30航路以上開設して資金に余裕があるなら、能力の低い幹部に9ヶ月スロット交渉にあたらせるよりは事業購入にまわしたほうがいいだろう。

事業効果詳細

カルチャー事業

カルチャーキャンペーンを実施できる。
  • パビリオン:都市の観光レベルが1上昇
  • ミュージアム:都市の観光レベルが2上昇
  • コンサートホール:都市の観光レベルが4上昇

レジャー事業

レジャーキャンペーンを実施できる。
  • プレジャーボート:都市の観光レベルが5上昇
  • レジャーランド:都市の観光レベルが20上昇
  • ゴルフリンクス:都市の観光レベルが16上昇
  • スキーグラウンド:都市の観光レベルが12上昇

サービス事業

サービスキャンペーンを実施できる。
  • シャトルバス:都市の人口が約1.15上昇
  • フェリーボート:都市の人口が約1.20上昇
  • コミューター:都市の人口が約1.35上昇
  • ケータリングサービス:キャンペーンの実施が可能になるだけ。

ホテル事業

キャンペーンとは関わりはないが、購入するとその都市に接続する自社の航路全ての需要を高めることができる。本社支社を置いた都市のホテルは購入したい。
  • シティホテル:接続航路の需要を5%UP
  • リゾートホテル:接続航路の需要を10%UP
  • グランドホテル:接続航路の需要を15%UP

旅行事業

  • トラベルエージェント:旅行代理店のこと。設置したエリア内のキャンペーンの成功率をあげる。但し、この事業だけではキャンペーンは行えない。
    • この事業を購入しなくても実行費用を最大までかければキャンペーンは失敗しないので購入する意味はほぼない。
    • キャンペーンを実行するエリアに1つでもあれば失敗する確率が大幅に低くなる。2つあれば絶対に失敗しなくなる。

キャンペーン

キャンペーンに成功すると実行したエリアの乗客数を1年間大幅に増やすことができる。
キャンペーンを実行するには、事前に実行するエリアの事業の購入が必要。
前作と違い実行には幹部が必要で1年間それに拘束され他の仕事はできなくなる。
キャンペーンにかける費用で成功率がかわるので、実行するなら費用はケチらず最大までかけること。

今作はキャンペーンを実施は不要

前作はキャンペーンの効果が大きかった(全航路の乗客が増えた)ので中盤以降は常にネットワークキャンペーンを実行していたが、今作は実行したエリアの乗客しか増えず幹部を1年間も拘束するので非常に使いにくくなった。
前作はキャンペーンを実施しないとクリア条件の年間利益の達成が難しかったが、今作はクリア条件に年間利益の条件はなく、またキャンペーンを実行しなくてもクリア条件の年間乗客数1位は難しくない。
エリア1位になれない時は
  • 航路枠が余っているなら、航路を引き切るのが先。採算無視で大都市同士の航路を新規開設する(ロンドン-パリ、東京-大阪など)。
  • 搭乗率100%(満席)なら、スロットを獲得して便数を増やす。もしくは大型の機体への交換。
  • 採算無視で運賃を50%引き
  • これらの手段をとってもまだ苦戦するようであれば、事業購入とあわせてキャンペーンを実行する。事業購入は本社支社を置いた都市を優先する。

設備投資

整備、広告・宣伝、サービスの三項目あり、整備は主に事故故障の防止、残りの2つは乗客数に影響する。
整備が低いと事故が起きやすくなる。宣伝、サービスが低いと運賃が安くて週に何便も出る便利な航路でも乗客は見込めない。
なので迷わず全て最大投資。デフォルトで最大投資になっているのでいじらなくてもよい。
広告・宣伝、サービスは最大になったら現状維持に切り替えても良いが、整備だけは下がりやすい(航空機購入で下がる)ので常に最大投資する。

会議

現状を報告してくれるがアドバイスは適当なことしか言わないので真に受けてはいけない。使う必要のないコマンド。

情報

自社他社の航路、保有機体、売上・費用、保有事業を確認できる。

環境設定

メッセージ速度、アニメーションのON、OFFを変更できる。
ゲームを開始したら、まずメッセージスピードをファストにしよう。

シナリオ

シナリオで航空機の性能が大きく変わる。
年代が新しくなるほど航空機の性能が上がり、遠くまで大量の乗客が運べるようになる。

S1

政情は不安定。植民地化されていたアジア、アフリカ諸国が順次独立する。
中東戦争(カイロ)や印パ戦争が起こる
このシナリオは太平洋の壁が大きく、開始時の航空機では東南アジア、北米間はつなげない。新型航空機が登場しても東京、ソウルとロサンゼルスとつなぐのが精一杯である。厳密に言うと東京バンクーバー間が7600kmなので開始時の航空機でもギリギリ飛べるが、バンクーバーに本社支社を置くメリットはないだろう。新型を待つよりも中東、ヨーロッパ、北米と順次進出したほうが早い。この点からヨーロッパ本社で始めると北米、東南アジアどちらにも進出しやすいので有利である。
また、各都市の発展度が低いため、空港のスロット数が少なく、スロットの奪い合いが激しい。
周辺都市のスロットの数は主要都市よりも少なく、空港の拡張工事が行われないので増えない。
他社にスロットを全て取られるとその都市と航路が引けなくなる。締め出されなくても確保できたスロットが少ないと運行回数で不利になる。
東側陣営でのプレイは無理ゲー。
S1は初期航空機の性能が低く、特に航続距離が足りないのが致命的で、モスクワから短距離路線を引くことしかできない。
1965年にIL62(航続距離7900km)が登場するとようやく大西洋、太平洋を渡れるようになるが、その頃にはゲームの大勢は決しているだろう。

S2

S1と比べて東南アジアの発展が目覚しい。
中東地域は戦争中。第4次中東戦争(カイロ)、イラン-イラク戦争(バグダッド、テヘラン)。
エアバスが優秀な中型機A300を伴って登場する(1975年)。東側陣営で開始した場合は神様より尊い存在である。
アエロスパシアル社のコンコルドが登場するのはこのシナリオのみ。
シナリオ終盤(1985年)にペレストロイカが起こる。

S3

開始早々ペレストロイカが起こる。
東西ドイツ統一(1990年)
ソ連崩壊(1991年)
EC統合(1992年)
香港が返還される。(1997年)
湾岸戦争(1990年)が終わると政情は安定する。
このシナリオはエアバスの航空機が優秀。ボーイングは大量輸送のB747シリーズは使えるが、中型小型機の性能が微妙。

S4

世界的に政情が安定して都市ステータスが向上しているので、好きな都市でプレイしやすく、もっとも難易度の低いシナリオ。
香港は中国に返還済みで中国領。ベルリンはECに統合され西側陣営に加わっている。
テヘラン、バグダット、カイロでプレイしても戦争の不利はない。
モスクワ、北京、香港、テヘラン、バグダット、ハバナは東側陣営のなごりで友好度が悪いのでやや不利。
仮想シナリオになるので、史実のと同じイベントは起こらない。(史実では、アフガニスタン紛争、イラク戦争が起こった)
航空機も仮想の航空機が登場する。

エリア解説

ヨーロッパ

どのシナリオでも発展した地域であり、一部の都市を除いて人口は多くないものの商業観光レベルが高く戦争も起きないので安定した乗客が見込める。
前半シナリオでは西側と東側の都市の友好度が悪い。
儲かりそうな航路を引いたら、さっさと北米(ニューヨーク)に進出すること。
前半シナリオだと中東経由になるが東南アジアにもすばやく進出したい。
●本社支社
ロンドンが最善。次点のパリ、ローマはロンドンの半分しか人口がないので大きく劣る。
モスクワ本社は専用プレイ。ペレストロイカ後かつ支社エリアならモスクワも一考。
PC版ならアテネも都市ステータスは高い。

アフリカ

カイロはそこそこ都市ステータスがあるのだが、他の都市が貧しい。
エリア線で利益を出すのは厳しいエリア。赤字覚悟で飛ばすことになる。もしくはエリアを捨てる。
●本社支社
主要都市はカイロかチュニスしかないがチュニスを選ぶのは自殺行為だろう。
カイロを選んでもS1では戦争が発生する。本社は置きたくないエリア。

中東

中東地域だがインドも含まれている。アフリカよりも人口は多く商業観光レベルもそこそこある。
この地域の一番の問題は戦争が多発すること。アフリカと同じくエリアを捨てるか、無理なら後回しにするべき。
●本社支社
都市ステータスはテヘランが一番。
テヘラン、バグダッドは人口は多いが、西側諸国との友好度が低い。
テヘラン、バグダットは中東戦争や湾岸戦争の舞台になる。本社支社を置くならS3の湾岸戦争が終わるまでは覚悟が必要。
ニューデリーはS1の印パ戦争を除けば政情は安定しているのでステータスは見劣りはするがニューデリーに支社を置きたい。
アフリカと同じく本社は置きたくないエリア。

東南アジア

東南アジアとなっているが東アジアも含まれる。
人口が非常に多く平均以上の商業観光レベルがあるので乗客数が多い。さらに都市間距離もそこそこある。エリア線の旨みの大きいドル箱エリアである。
ただし、人口が多いので航路開設費が高く、初期費用がかかる。
ただ、太平洋が広くて大きい。一番北米に近い東京ならともかく、バンコク、シンガポールあたりだと北米への進出は遅れる。ちなみに東アジアに一番近い北米の主要都市はバンクーバーである。S1開始時でも東京からならギリギリ飛べるがバンクーバーに支社を置くメリットはない。北米への進出が遅れる分はエリア線で稼ごう。現実ではかなり旨みのあるグアム、サイパンはこのゲームでは儲からないので航路を引かない方がいい。
●本社支社
都市ステータス、北米に近い点で東京が頭ひとつ抜けてる。特に東京はS2開始時からB747でニューヨーク航路が引けるので超ドル箱都市である。
東京の場合、他の日本の周辺都市とつないでも乗客数は多いが近すぎて収益が悪い
ただし、大阪は近すぎるが乗客数が極めて多く乗客獲得競争で大きく有利になるためつないだほうがよい。
東京とつなぐならバンコク、香港(返還前)、シンガポールが乗客と収益のバランスが良い。ソウルはやや近いが乗客数が多いのでつなぐのもあり。
東京の欠点は人口が多いので航路開設費が極めて高額なことである。
バンコク、シンガポールも悪くない。北米とつなぎにくいというハンデはあるが、人口の多い日本の各都市&ソウルに航路を引けば、全て乗客と収益が両立したドル箱航路になる。

オセアニア

閉じられたエリアである。他のエリアとの距離があまりに遠い。
平均以上の商業観光レベルはあるが人口が少なすぎて収入は期待できない。オーストラリアの都市の人口ですらそれほど多くないのに、島々の都市の人口は10万人程度である。太平洋の島々とつないでも乗客はいない。メルボルン、アデレート、ブリスベンと赤字覚悟でつないで乗客確保すること。
エリア線で利益を出すのは難しいので、ハブとして機能するだけ航路を引いたらさっさと東南アジアに進出しよう。
●本社支社
シドニー以外に置く酔狂な人もいないとは思う。パースやオークランドはエリア線を引く程度の都市。それは他社も同じなのでシドニーのスロットの奪い合いは必至。
PC版ならメルボルンも選択肢。

北アメリカ

ニューヨークを除けば人口は少ないが商業観光が非常に高いので乗客は多い。東海岸と西海岸で距離があり、飛び地のホノルルも距離があるので収益率も良い。東南アジアに次ぐドル箱エリアである。
●本社支社
間違いなくニューヨーク。
次点はロサンゼルスだが都市ステータス全てでニューヨークに大きく劣る(人口がニューヨークの半分)。東南アジアから太平洋を横断して開設するなど航続距離の関係で妥協せざるを得ない場合のみロサンゼルスに開設することになるだろう。
シカゴなど内陸の都市に本社支社を置くと東西海岸の都市との距離が中途半端になり収益が悪くなるので置いてはいけない。
ニューヨークに置くならロサンゼルスを始めとする西海岸の都市、ロサンゼルスに置くならニューヨークを始めとする東海岸の都市とつなぐことになる。
ニューヨークに本社支社を置くならホノルルと繋ぐのも忘れずに。

南アメリカ

人口は東南アジア並に多いが商業観光レベルが低いため乗客は多くない。航路開設費用の高さに比して収入は少ないのでそのつもりで。
長期的な戦争が起こらないのが何よりの救いである。
●本社支社
メキシコシティが都市ステータス、立地の点で最良。
サンパウロはメキシコシティと同じくらいの人口で都市ステータス、立地共に少し劣るが大きな差はない。
ハバナは人口で大きく劣るうえに東側。

その他

  • 需要があるはずの航路で、競合他社の参入もイベントの発生もないのに乗客数や売上が不自然なまでに減ることがある。こうなると回復することはないので、航路を閉鎖して他の都市とつなぐしかない。
    • おそらくオーバーフローが原因。東京などの大都市のドル箱航路で起きやすい。
  • 航路を閉鎖すると航路開設費の半額戻る。
  • プロレベルで始めると、他社の初期資金が自社より少ない場合は自社の初期資金と同じに補正される。自社の初期資金よりも他社のほうが多かった場合は変わらない。ビギナーレベルで始めると自社の初期資金にボーナスがつく。
  • CPUは航路や旅客機を更新しない。

航路の乗客数

自分のプレイした体感なので内容の保証はありません。概ね合っていると思いますが。

エリア線の乗客数

(発都市の乗客需要+着都市の乗客需要)×国同士の友好度で算出されている。
これにライバル社の競合航路と運賃設定による補正がかかる。
●発都市の乗客需要
発都市人口×発都市商業レベル+発都市人口×着都市観光レベル
●着都市の乗客需要
着都市人口×着都市商業レベル+着都市人口×発都市観光レベル

ワールド線の乗客数

(発着エリアのエリア線の乗客数の合計)×国同士の友好度で算出されている。
これにライバル社の競合航路と運賃設定による補正がかかる。

都市間距離と乗客数は関係がない

都市間距離は航路の収益率には影響するが乗客数には関係がない。例として東京-大阪、ロンドン-パリをつなぐと乗客はいるが採算は悪い。このゲームのクリアには乗客数は必要だが、収益は条件に入っていないので採算無視で大都市間をつなぐのは有効。

観光都市の罠

人口が50万を切るような観光都市(ホノルル、グアム、ニース、オセアニアの島々etc)とつなぐ航路はリアルでは人気の観光路線だが、このゲームでは観光都市側からの乗客がいないため儲からない。
  • 東京-グアム、ニューヨーク-ホノルル航路は、東京、ニューヨーク側の客は多いが、グアム、ホノルル側の客は人口相応≒皆無である。
  • 本社支社都市に人口が少ない都市を選択して、人口が少ない観光都市とつなぐと乗客数は悲惨なことに・・・(例、ワシントン-ホノルル)

都市ステータスで最重要なのは人口

都市ステータスで重要なのは人口である。商業観光レベルの差は決定的な差ではないが、人口の差は決定的な乗客数の差になる。
人口が100万人だと都市からの乗客は100万人が限界。人口が1000万人だと1割しか利用しなくても都市からの乗客は100万人になる。
航路の発都市は本社支社都市固定なため、エリア線の乗客の半分は本社支社都市で決まる。
ロンドンとパリを比較すると商業観光レベルにほとんど差はないが人口に2倍以上の差があり、乗客数に明確な差がでる。
ワシントンとニューヨークだと7倍の差があり、自社がワシントン、ライバルがニューヨークだとどうあがいても乗客数の差を覆せない。
人口増加の事業を購入することで都市の人口を増やせるが、増加数は元の人口に対しての乗算なので人口が多いほうが増加数が大きいので、やはり人口が多いほうが有利になる。

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