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迷宮
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迷宮
迷宮とは、終焉戦争末期に恒王ダンジョンコアによって展開された異空間である。暗黒暦初期に人類の生存を支える一方で、彼の魔力徴収源としても機能した。
概要
この影響によって大陸各地の都市の一部が地下へと沈んだが、当時地表で猛威を振るった王の魔物の戦闘や氷河期の被害から人類を守る役割も果たした。
人類の揺り籠
迷宮内には都市がある程度の形を保って残され、疑似太陽による光源や温暖な気候が維持されていた。この環境は文明の大きく後退した人類にとって、厳しい氷河期を生き延びるための拠り所となった。
一方で、迷宮内部には多数の魔物が生息しており、人類の生存は決して容易ではなかった。
暗黒暦1350年頃に氷河期が急速に終息すると、迷宮内で生き延びた人類は再び地表に進出し、各地で新たな社会を形成していった。
恒王の魔力源
恒王ダンジョンコアは覚醒直後に冥王シュウとの戦いに敗れ、魔力を大きく失った。その後は、自身が展開・掌握する迷宮内で生物が死ぬたびに、その魂を徴収して復活の糧とした。
迷宮は彼にとって単なる異空間ではなく、生態系全体を介したエネルギー供給装置であったといえる。
迷宮は彼にとって単なる異空間ではなく、生態系全体を介したエネルギー供給装置であったといえる。
しかし、暗黒暦1340年頃、冥王シュウが冥界門を設置したことで状況は一変する。冥界の防御が強固化したことで、ダンジョンコアは魂の流路を十分に掌握できなくなった。このため彼の復活計画は根本から揺らぎ、以後は間接的な干渉に軸足を移していくこととなった。
領域
スラダ大陸に張り巡らされた迷宮はいくつかの領域に分かれており、それぞれ地理的条件や旧文明の遺構に由来する特徴を持つ。
- 山水域 - 大陸北西部、旧スバロキア大帝国の地域に広がる。地下のみならず地上部分にも迷宮が形成され、氷河期の最中も温暖な気候が保たれた。このため西グリニアが国家として存続できた。後世には魔族の本拠地となる。
- 蟲魔域 - 大陸北部の大森林地帯に位置する。生息魔物は蟲系に偏り、内部では蠱毒現象が日常的に起きており、強力な個体が生まれやすい。妖精郷が監視しており、時には冥王による間引きも行われた。隣接するシュリット神聖王国との境界では戦闘が絶えない。
- 黄金域 - 大陸北東部の砂漠の地下に展開。旧ファロン工業地帯を含み、多数の古代遺物が眠る。迷宮を守る番人が徘徊している。
- 地獄域 - 大陸南部、旧ラムザ王国の領域に形成された迷宮。
- 神奥域 - 大陸北東端、かつて神聖グリニアの首都マギアがあった場所に存在する。迷宮の発祥地であり、最も複雑かつ深大な構造を持つ。深層に至るには、憤怒王サタンの攻撃で穿たれた大穴の内壁に沿って築かれた回廊を進む必要がある。内部は複数の回廊階層に分かれる。
- 第一回廊
- 花河庭園領域 - 旧マギア中央公園にあたり、豚鬼系の魔物が守る。
- 湖城領域 - 広大な湖の中央に旧マギア刑務所が残る。半魔族コミュニティ「炉」の本拠地でもあった。
- 旧サンドラ領域 - 入口付近に広がる地域。サンドラ人が地上に出るまで暮らした場所で、現在は地下都市リベラストラとなっている。
- 第二回廊
- 第三回廊
- 無為楼閣領域 - 旧マギアの大都市の姿を残す領域。魔族の拠点である大サンドラがここに築かれた。
- 第一回廊
迷宮の遺物
迷宮内では、古代文明の兵器や遺物のほか、恒王ダンジョンコアが制作した特殊な魔道具が発見される。人間の中には、これらを探索・収集して生計を立てる者も存在する。