登録日:2025/09/05 Fri 01:30:00
更新日:2025/09/22 Mon 22:38:32
所要時間:約 12 分で読めます
ようこそ!昭和百年の世界へ!!
岡本太郎の作品が
でたらめに銀幕でおおあばれ!
概要
芸術家・
岡本太郎(以下敬称略)がテーマプロデューサーを務めた
大阪万博(EXPO'70)に合わせる形で公開された作品。
しかし当時の人気映画『
べらぼう大将一番星』との併映であり、当時はタローマンの知名度がほぼ皆無に等しかったこともあり、本作を観る前に帰った観客も多かったという。
本来は予算などの都合からTVシリーズの総集編に新作映像を足したものを予定していたが、制作陣が「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」という岡本太郎の言葉を重んじたこと、また太郎自身も「(タローマンの企画は)自由にやっていい。だが、ダラダラと続けるのはダメだ」「恋愛要素を強める・有名俳優を出すなどの映画的しがらみを入れず、作りたいものを作るというのであれば作ってよい」と言及していたこともあり、どうせやるなら完全新作をということになった。
本作に携わったスタッフはほとんど劇場公開規模の映画の制作に携わったことがなかったため、想定をはるかに超えるべらぼうな苦労が発生したといい、実際かなりの赤字にもなったようだが、その分内容はTVシリーズを上回る非常に濃いものとなった。
一見でたらめでべらぼうな物語に見えるが、大筋は思ったよりしっかりしており、タローマンを知らない人でも楽しめる快作である。
もちろんタローマン以外の登場人物たちも意外な大活躍をしたりキャラクター像の掘り下げがしっかりなされており、ファンなら倍楽しめることは間違いないだろう。
主題歌「爆発だッ!タローマン」の他、変にクオリティの高い挿入歌が3つも作られており、こちらも要注目。
また、敵役とはいえ岡本太郎の「ことば」を明確に否定したキャラを出したことも隠れた見どころである。
ザ・クロマニヨンズの真島昌利も子供の頃本作を見て影響を受けたと語っている。
TVシリーズや『タローマン大統領』など他の劇場用作品同様にソフト化などの機会がなく、幻の作品と化していたが、2022年にタローマンが再放送で人気を博したのに伴い、本作の再上映を希望する声も着実に増えていた。
そして、2025年8月22日に本作の再上映が決定!奇しくも2025年は作中の設定と同じ昭和が続いていたら昭和100年、かつ大阪・関西万博(EXPO'25)開催期間中の公開となった。
再上映版にはお馴染みサカナクションの山口一郎による前説と、新撮のインタビュー「TAROMANと私」が追加されている。
あらすじ
1970年、人類の技術の進歩は目覚ましいものがあった。
タローマンや水差し男爵の助けがあるとはいえ、地球防衛軍「CBG」はすこしづつ奇獣を制御するようになっていったのだ。
そして大阪では人類が技術と調和し進歩していくことの象徴である「大阪万博」が開かれ、その象徴として奇獣「太陽の塔」を展示することとなった。
ある日、万博会場は謎の集団と彼らが操る奇獣に襲われてしまう。
それと戦うCBGを助けたのは、全身緑と銀の謎の男「エラン」であった。
エランは2025年、すなわち昭和100年に開かれる「宇宙大万博」を守るためタイムワープしてきた未来戦士なのだ。
昭和100年の地球では今、でたらめを貴ぶ集団「原始同盟」が宇宙大万博を中止させようとしており、また、秩序と常識に満ちた未来社会ではでたらめが絶滅寸前のため太刀打ちできないらしい。
原始同盟を止めるには、べらぼうなでたらめエネルギーを持った者が必要だとエランは言う。
そう、つまり芸術の巨人、タローマンである!
大阪万博を守るため、昭和100年へ飛ぶCBGとタローマン。
だが、一見素晴らしく見えた未来社会は常識と秩序に縛られ、でたらめを許さない息苦しさがあった。
さらにはその裏で、恐ろしい陰謀が蠢いていたのだった……!
登場人物紹介
でたらめな巨人
シュールレアリズム星から来た元祖・太陽の巨人。
未来に連れて行こうとCBGが繰り出す
数々の作戦を拒絶しまくり、どうにか未来へ送られるも、何故か到着後は別人のように臆病で常識的になってしまう。
未来都市の郊外で過ごしていた少女に未来のヒーロー番組の主人公「モラルマン」に似ていると言われ、彼女に鍛えられつつ友情で結ばれていくようになる。
ただ、この状態では常識的になっているので普通の攻撃に弱い。つまり弱い。
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ネタバレ注意 |
実はタイムワープした際、一緒にタイムワープしたエランと脳の でたらめ野が入れ替わってしまっていた。 なんだそれは
それに気がついたエランの 決死の行動によりでたらめ野が復活、真の敵を相手にでたらめに大暴れする。
鷲野アーマーにフォームチェンジし、 ペラペラになったと思えば 骨太な姿に変化、しまいには 神の領域に踏み込んだ攻撃まで見せるなど、ますますでたらめな巨人。
しかし彼の行いは最終的に、人と人とが共に手を取り合い、モラルを共有し、秩序を作り上げていく営みの素晴らしさまでをも浮き彫りにした。
なお、帰還する時はさも当然のように自分でタイムゲートを開いている。
その気がないだけでこの巨人ほぼ何でもできるのでは……。
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体長:54メートル
体重:5万3千トン
未来の世界に登場する、もう一人のでたらめ戦士。
見た目は顔を変え、左腕がドリルになって体の縞模様を黄色にしたタローマン。
おとなしい性質で、普段は地下にこもり、どこにいるかわからないらしいが、タローマンと違い人間に協力的。
モチーフは太陽の塔の地階にあったとされる『地底の太陽』。現在オリジナルは消失してしまっており、普段の居場所が分からないというのはこのことを意識したネタと思われる。
+
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ネタバレ注意 |
正体は縄文人との最初の戦いでタローマンが 鏡(池の水面)の中から引きずり出したもう一人の自分が縄文土器に入れられて埋められた後、長い時をかけて変異したもの。
……何を言っているのか分からないかもしれないがそうとしか言いようがないので仕方ない。
原始同盟の戦力として活躍するが、産まれたてなのもあってかタローマンと比べるとやや力不足のようだ。
オリジナルであるタローマンとの関係は「なかよし」とのことで、終盤では手を取り合って一緒に戦う。2号ェ…
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1970年の人物
CBG対奇獣部隊の隊長。
基本的には真面目な石頭だが、部下たちには砕けた態度を見せることもある好漢。
しかし、奇獣対策にはでたらめさが必要であるため、頭の硬い彼は上層部から軽く見られ始めているようだ。
思い通りに動かないタローマンに頭を悩ませつつ、大阪万博を守るため未来に向かう。
ある意味、本作の影の主役と言ってよい人物。
紅一点の女性隊員。
TVシリーズで割と目立っていたためか、比較的地味なポジション。
太ったおじさん隊員。
実はギャンブル依存症であり、
ギャンブルの結果を知るために未来に向かう。
未来で1970年基準でもアウトな非常識的言動をしまくった結果、新人隊員と共に逮捕されてしまうが、食事を利用して脱獄したり、敵の策略を探り出すなど意外に優秀な一面も。
尚劇中での隊長の反応を見る限り新人隊員共々これがシラフの模様。おいおい…
極端に無口な若い隊員。OPでは中年隊員と合わせておとぼけコンビと紹介されている。
今回は常にお菓子を食べており、食べ終わった袋を平気でポイ捨てする非常識さを見せる一方、「奇獣の鳴き真似がうまい」という特技でCBGのピンチを救う。
パンフレットにはタローブレスにより「クリマー」なる姿に変身する……とあるが、そんなシーンはない。何なんだお前。
テンガロンハットとカウボーイジャケットを身に着けた
石田三成似の男。
実は体の30%が機械のサイボーグであり、
腕を飛ばすなどの攻撃を披露。
脳みそを取り出すというキモい場面も。
明らかにエランの脳より小さい。というかどう見ても3割以上改造されている
サイボーグだが性格はニヒルかつ情熱的で、秩序や常識を過剰に重んじる未来社会に欺瞞を感じるようになる。
エランとの交流や黒幕との対決など、今回も人間パートの主役的ポジション。
奇獣学を専門とし、CBGに対しても助言をする学者。今回も解説役として大活躍。
……なのだが、今まで以上に変に空気の読めない畜生な発言や態度が目立ち、タローマンを除くと一番の笑いどころはこの人という意見も。
彼の「逆因果律理論(未来の万博が失敗すると現在の万博も失敗するという言葉の意味はよくわからんがすごい自信の発言)」により、CBGは未来に飛ぶことに。
超能力を持つ、やや肥満体の小学生。本作で本名が明らかになった。
タローマン連行作戦ではアイデア出しなどで活躍するも戦闘の場面には恵まれず、未来に向かうには危険すぎるということで現代で無籍動物と留守番に。
その間のCBGを隊長から託されることとなる。
迷子になっていた後述の奇獣ノンをCBGが保護したもの。珍助より少し大きい程度の見た目に反して重さは300キロあるらしい。
人を丸呑みにしようとしたり、風来坊の腕に噛みついたりはしているがこれでも人懐っこい方であり、ちょこちょこついてくる姿が可愛らしい。
マスコット枠と思いきや、本気を出すと他のノン同様に「ノン!」で相手の存在を消してしまう
。あと実は普通に喋れる。
鷲野グループの社長。
映画冒頭からノンにビルを消され、毎回ビルを壊されることを逆に宣伝手段として利用し大阪万博にパビリオンを作るも、今度は縄文人に壊されてしまう。
タローマン釣り出しの際にはCBGに奇獣を模した飛行船を貸し出すも、無粋な広告を付けていたばっかりに……。
この飛行船のモチーフは岡本太郎がデザインした飛行船「レインボー号」。リバイバル上映後、『
五人ライダー対キングダーク』の特写に映り込んでいたことが発覚してちょっとした話題になった。
未来の人物
宇宙大万博を守るために未来から来た銀色の肌の機械人間。
エランスティックというサーベルやフルート、身分証明やシャワーや電話にもなる万能武器を使う他、戦闘の際には
「常識装着」により鎧のような姿に変身する。
未来のCBGに所属するエリート戦士であり、何かと自分が一流の常識人間であることを自慢してくる。
しかしタローマンを押し込もうとして自分も一緒にタイムゲートに入ってしまい、CBGと合流して以降、次第に奇行が目立ち出す。
演者はタローマンの中の人。
モチーフは彫像『エラン』。エランスティックの形がそのまんま。また変身後の姿は絵画『足場』がモチーフ。
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(後半のネタバレ注意!) |
変な行動をしていたのは、タイムワープの際に脳のでたらめ野がタローマンと入れ替わっていたため。
常識エリートの彼にとっては非常にショックな事実であるが、行動がでたらめなのでとてもそうは見えない上に、秩序防衛軍にもその強でたらめエネルギーを狙われることになってしまう。
だが、次第にでたらめな自身に素直になっていき、風来坊との対話で常識を誇っていたのも人目を気にしていただけと吐露する。
そしてでたらめを失い秩序防衛軍に歯が立たないタローマンを前に、自らを犠牲にして彼にでたらめさを取り戻させるのだったが、高津博士のせいで笑いどころに…。
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緑色のとんがり帽子の女の子。
常識テストの点数が低く(
52人中52位と言われるほど、つまり最下位)、未来社会では落ちこぼれ扱いされているが、それを気にすることもなく、むしろ岡本太郎的な発言を繰り返す。
荒野に倒れているタローマンを発見し、テレビのヒーローに似ていたためモラルマンと名付け、彼を特訓しつつ生活を共にするようになる。
特訓の元ネタがわかった人はおじさん、下手するとおじいちゃんである。
モチーフは絵画『娘と犬』。といっても帽子がそう見える程度で言われないとまずわからないレベル。
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その秘密(ネタバレ注意!) |
エランの実の娘。
父と違い常識レベルが低かったため別々に暮らしていた。
タローマンとの触れ合いは間接的な親子の時間だったのである。
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未来少女の世話をする女性ロボット。
何かと岡本太郎のようなことを言う少女を冷静にたしなめるが、タローマンとの交流で彼女にも少しずつ変化が……?
モチーフは彫刻『顔』。ちなみに岡本太郎が初めて作った彫刻と言われており、太郎の父の墓である。
鷲野グループは未来でも存続しているようだが、何故か社長と部下の立場が入れ替わっている。
そしてパビリオンはやっぱりタローマンの攻撃に利用されてしまった。
エランたち常識人間と対極をなす未来社会の下層民「でたらめ人間」の代表例。
過剰に秩序や常識を押し付け、勝手に落ちこぼれ扱いしてくる社会に不満を抱えながらも、持て余したストレスをどこに向ければいいかわからず、迷惑行為に及ぶことしか思いつかない悲しい若者たち。
だが、おとぼけ隊員コンビの桁違いの迷惑行為に衝撃を受けた隙に、通報を受け駆け付けたCBGロボに逮捕されてしまい……。
モチーフは絵画『暴走』。
宇宙大万博を失敗させるべく、レジスタンス活動を行っている者たちの代表。
原始同盟の構成員は仮面を被った原始人のような格好をしている。
彼らの仮面のモチーフはEXPO'70で「地底の太陽」と一緒に太陽の塔の地階に展示された岡本太郎作の仮面。世界中から集められた仮面や神像に混ざる形で展示されていた。
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リーダーの正体(ネタバレ注意!) |
リーダーの正体は2025年の珍助。
暴走し、でたらめを世界から駆逐していく秩序防衛軍に反発し、同志や生き残った奇獣を率いて地下に潜伏していた。
宇宙大万博に隠れた陰謀を突き止め、阻止しようとしているが、戦力が足りないらしい。
過去に原始同盟を送ったのも1970年のCBGの協力を得るためだったが、見た目がアレ過ぎて会話にもならなかった。皆も見た目にはある程度気を遣おう!
長年の激戦で隻眼になってしまっている。
隊長からもらったCBGのワッペンはちゃんとまだ着けていたし、長袖セーター・半ズボン・黄色帽もそのまんま。
しかし何故か隊長に複雑な感情を持っているようだが……?
自らの正義を信じ孤独に戦い続けたその姿に この映画を思い出した人もいたんだとか。
岡本太郎の言葉を引用した原始同盟メンバーに対しての檄文は必聴。
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未来のCBG
未来世界のCBGを率いるトップ。倒置法で喋る。
秩序と常識のある世界を築き上げた人物で、その素顔は仮面に覆われている。
モチーフは絵画『至上命令』。
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その正体(ネタバレ注意!) |
その正体は 機械人間となり2025年まで生き延びていたCBG隊長その人であり、本作の黒幕。
大正生まれで規律を守る真面目な彼はでたらめになることがどうしてもできず、でたらめを持て囃す世の中を憎悪するようになる。(ついでにそのせいで家庭が崩壊したような示唆もある)
上層部を暗殺し、CBGを「地球防衛軍(Chikyu Bouei Gun)」から「 秩序防衛軍(Chitsujo Bouei Gun)」に作り変えた彼は55年かけて世界をも作り変え、さらに人々に残ったでたらめを エネルギーとして宇宙人に売ることを画策。
そのための一大イベントが宇宙大万博だったのだ。
「でたらめにやれなんて成功した人間が後から言うこと」「子供のうちは真面目に生きろと教えるくせに大人になったらでたらめも必要など勝手すぎる」など、岡本太郎の哲学の暗黒面と形容すべきセリフを平然と吐くほど思想が偏ってしまっている。
……だが、その根底にはでたらめになれない自身への悲哀、でたらめへの羨望も残っていた。
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CBG司令官の右腕。物腰は比較的丁寧だが、腹黒い。
顔の真ん中に鏡を挟み、右と左で顔が違う。
映画パンフレットによるとこの恰好はでたらめに対抗するためで、しぶしぶやっているらしい。
宇宙大万博メインタワー「未来を
視る」を舞台に、風来坊と
唐突に始まる立体げき場で激突する。
モチーフは絵画『裂けた顔』。
未来のCBGのエラン以外の一般隊員及び隊長格。全員が機械化した常識人間で構成されている。
モチーフはそれぞれ『歓び』や『笑い』、『母の塔』等様々。
宇宙大万博の公式キャラクター。宇宙全体から参加星を募った万博にふさわしい全宇宙から好かれるデザインで作られているという。
英会話教室のCMキャラを思わせる動きが非常に可愛い。声も可愛い。
モチーフはタイル壁画『ダンス』。TVシリーズ第11話にも「
友好奇獣 ダンス」が登場しているが、本作のダンスは奇獣かどうかも不明瞭。
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特別ゲスト1(ネタバレ注意!) |
血の繋がりもなく、無目的に集まる上にタローマンとも仲が良くはないため何人来るかわからないタローマンのでたらめな兄弟たち。
TVシリーズでは 河童星人に磔にされた上、ついでにタローマンによって酷い目に遭わされたらしいが、今回は終盤タローマンのピンチに駆けつける美味しい役どころ。
本来の助け方としては0点通り越してマイナスだが、タローマンに対しては120点満点の上記の台詞と共に行われる援護には腹筋崩壊間違い無し。
TVシリーズでもおなじみ自己模倣。正統派なヒーロー然とした存在だが、シュールレアリズム星では彼の方が変わり者のようだ。
最終決戦で明日の神話によって消し飛ばされてしまったが、兄弟たちと一緒におそらく本来のシュールレアリズム星出身の地底の太陽が登場。
ちなみにTVシリーズでは「タローマン・アンダーグラウンド」という名前で登場していた。
- 兄の巨人 タローマン・灰/弟の巨人 タローマン・死
体長:58メートル(共通)
体重:5万8千トン(灰)/5万トン(死)
2人合わせて絵画『死の灰』をモチーフにした兄弟。灰色の顔をしてるのが兄の灰、黄色い顔をしているのが弟の死。
核エネルギーのパワーを司り、2人が一体となることで力を発揮できる。
体長:65メートル
体重:7万トン
悲壮感をエネルギーに変える、悲しげな表情の巨人。穏やかな心を持つ礼儀正しい性格だという。
絵画『悲しい動物』がモチーフ。
体長:48メートル
体重:4万6千トン
時空エネルギーを司る巨人。
他の兄弟と比べ精神的に幼く、意味もなく踊ったり動き回ったりとじっとしているのが苦手。
時計『顔の時計』がモチーフ。
体長:55メートル
体重:5万2千トン
タローマンと同時に生まれ、彼と正反対の性質を持つ巨人。
絵画『黒い太陽』と太陽の塔背面の「黒い太陽(過去の顔)」がモチーフ。後にサカナクションの配信イベントでも起用された。
リバイバル上映版では彼のフィギュアが数量限定のムビチケカード購入特典として付属。
体長:39メートル
体重:8千トン
TVシリーズではタローマンに技「雷人」を授けたという設定で登場した奇獣。水差し男爵と同じく正義寄りの奇獣である。『タローマンカード』によると他のでたらめ兄弟たちを見て着いてきたらしい。つまり彼は兄弟ではない。
8兄弟と言うが、実は今回もう一人参加している。
それが誰なのかはぜひ劇場で確認してみてほしい。
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特別ゲスト2(ネタバレ注意!) |
前番組『大権威ガ・ダーン』の主人公。
権威棒を振りかざし、権威の力で敵を倒す。
パイロット版のみ作られた『太陽仮面サンタワー』の主人公。
屋根を突き破るようなパンチが得意技。
終盤、彼らもタローマンの味方として登場する。
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奇獣
1970年ではまだまだその脅威にさらされているが、未来ではでたらめが社会から減っていったことでその数を減らしている。
体長:56メートル
体重:4万9千トン
いいところに現れて水を差していく、ステッキを持った紳士のような姿をした奇獣。
ただ、人間に極端な害を加えることはなく、言動も紳士そのもの。
基本的に水を差すのも人類の敵に対してのみであるが、中身の水が尽きると死んでしまうらしい。
タローマンとは話が合わず、「おたがいにすこし嫌い」らしい。まあタローマンはガチで水差しとして使おうとするので…。命に関わるのにそれで『すこし』の辺り本当に紳士である
未来でも人類の味方として登場し、こちらは髭が白くなっている。
彼がいなかったら危なかった場面も多く、今作の隠れたMVP。人気投票でタローマンを差し置いて1位になったことに納得した視聴者も多かった模様。
……だが、最後の最後にとんでもない場面に水を差してしまう。
モチーフは岡本太郎デザインのガラス製水差し『水差し男爵』。
これはメッセージ性の追求より日用品に洒落を加えることを目指したような作品であり、彼の立ち振舞いもその辺が関係しているのだろうか。
オープニングに登場した「三大奇獣」の1体。
あらゆるものを飲み込み栄養にして「夢の卵」を産む。
卵は非常に美味いらしく、それを知ってか知らずか現れたタローマンに夢の鳥は雑にぶん投げられ空力加熱でローストチキンと化し、卵も目玉焼きにされて優雅にいただかれた。
モチーフは岡本太郎デザインのティーポット『夢の鳥』。サラリと劇中では流されていたが、ノンと併せて初めて直接人を殺害する猫写を見せた奇獣である。
「三大奇獣」の1体。
特徴的な声で敵を引きつけ、火を吐く。
水差し男爵が水を差すのもものともせず、町を火の海に変えたが、朝食作りのため現れたタローマンに首(?)を蹴られへし折られ卵を焼くためのコンロ代わりにされてしまった。
モチーフは岡本太郎デザインのライター『火の接吻』。首へし折られた状態が通常形態となる。
太郎がそういうのに肯定的だったこともあり、先述の『水差し男爵』や『夢の鳥』ともどもこういうTAROワークスの日用グッズの類は当時結構あった。
「三大奇獣」の1体。
自らの頭部を模した円盤に乗って複数人で行動する宇宙人。
「ノン!」の一言で
全てを否定して消してしまい、犠牲者は服しか残らない。だがタローマンには効かず円盤を破壊され、フライパン代わりに使われる羽目に。
未来では「ノンの精神」に基づいてCBGの悪事を否定するため、原始同盟と共闘している。
モチーフは立像『ノン』。ノンとはフランス語の否定語。
TVシリーズ第21話にも「否定奇獣 Mr.ノン」が登場し、前述の人気投票で2位の実績を持つが、こちらとの関係は不明。
体長:58メートル
体重:6万7千トン
いやったらしい泥から作られた(原文ママ)原始同盟の巨大戦力。TVシリーズ第19話、劇場版『縄文大仰天』にも主要奇獣として登場した。
現代人が忘れてしまった縄文時代の躍動的な生命力を感じさせるその姿に、珍しくタローマンも「なんだこれは!」と感動。TVシリーズ以上のでたらめで迎え撃つ。
液状化した粘土を浴びせ敵を攻撃するが、タローマンには縄文土器の材料にされて終わった。
モチーフは彫刻『縄文人』。
正確には奇獣ではないが、記載。
未来のCBGの隊員(全員機械人間)が乗り込む戦闘用人型巨大ロボット。複数登場する。
片腕がミサイルとして発射可能なドリルになっており、さらにでたらめ数値(単位はdtm)の測定にも使える。
モチーフは岡本太郎デザインの建築物『マミ会館』。1980年代に発売されたOVA版にもリファインされて登場した。
体長:59メートル
体重:5万5千トン
本来は莫大なエネルギーを内包した恐ろしい奇獣だが、メキシコでバラバラになって死んでおり、未来のCBGによって回収・復元された。
過去の戒めとして宇宙大万博で展示されることになっている。
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その活躍(ネタバレ注意!) |
秩序防衛軍の最高戦力にして本作のラスボス。
実は相手のでたらめエネルギーを吸い取る力を持つ。
最終決戦にてCBG・原始同盟連合軍やタローマンの前に 試作品の4体共々立ちはだかり、司令官の暴走によりさらに 悍ましい姿へ変異していく。
だが、でたらめという土俵の上でタローマンに勝てる者はいないのだ。
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モチーフは壁画『明日の神話』。
第五福竜丸の悲劇を基にした作品と言われており、太陽の塔と並ぶ岡本太郎の代表作。
京王井の頭線渋谷駅改札前のコンコースに展示されており、見たことのある人も多いはず。
メキシコにあったというのも、この作品がしばらくメキシコで行方不明になっていたためか。
TVシリーズでも現状未発見の第27話に登場したとされる。
TVシリーズにも登場した宇宙人。
未来の世界でも生き残っていたようで、エネルギーの裏取引に現れる。
- 飛行奇獣 森の掟
- 梵鐘奇獣 歓喜
- 予知奇獣 未来を見た
- 癇癪奇獣 駄々っ子
- 高速奇獣 疾走する眼
- 双腕奇獣 赤い手・青い手
- 巨顔奇獣 にらめっこ
- 自然奇獣 石と樹
TVシリーズに登場した奇獣たち。にらめっこと石と樹は現状次回予告のみだが
終盤、意外な形で出番がある。
万博会場基地でCBG隊長が叱責される場面に登場する蟹みたいな小型奇獣。
未来ではでたらめ人間居住地区の怪しい露店で売られていた。
モチーフは絵画『海辺』。
宇宙大万博会場でモブ的に映り込んでいる奇獣(※奇獣ではないかもしれないが、TVシリーズ16話には奇獣として登場した)。
モチーフは制作中止となった映画『怪人ラプラスの出現』用に岡本太郎がデザインした怪ロボット。
体長:70メートル
体重:25万トン
TVシリーズ最終話では
とんでもないことの引き金になった奇獣。
今作ではCBGの科学技術で作られた「大屋根」で力を制限され
大阪万博に展示されている。
過去・現在・未来をつなぐべらぼうなエネルギーを持つため、意外な活躍をすることに。
物語を二重の意味で締めたのもこの太陽の塔である。
太陽の塔で始まり太陽の塔で終わった映画と言えるだろう。
追記・修正は宇宙大万博を成功させてからお願いします。
登録日:2025/09/05 Fri 01:30:00
更新日:2025/09/22 Mon 22:38:32
所要時間:約 12 分で読めます
本当の概要
『大長編 タローマン 万博大爆発』とは、1970年に公開された
という体で2025年に公開された、『
TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』の新作劇場映画である。
この辺はTV版と同様。
企画自体は2023年頃に動き始めたが、公開が2025年頃になると判ったためEXPO'25と時期が重なることから太陽の塔と絡められると考え、今回の内容につながったとのこと。
総集編予定を完全新作にしたのは本当の話。
前述の「岡本太郎による企画への言及」は実際は現在岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長兼岡本太郎記念館館長を務めている平野暁臣さんの言葉。
とはいえ、配給的にはファンムービー程度の制作費しか出せず、藤井監督も初映画であり、何度も本気で死ぬ思いをしたそうな。
この辺の苦労話はパンフレットに載っているため、興味があるなら是非購入を。
そんな背景がありつつも、岡本太郎の哲学をしっかり叩き込んだ監督のこだわりをきちんと反映した結果、まさしく太郎の作品のように秩序とでたらめが調和した、奇跡めいた映画となった。
『
鬼滅の刃 無限城編第一章』『
8番出口』『国宝』といった大手のヒット作に挟まれ、90館以下の少ない上映数にもかかわらず、
初日満足度ランキングで1位を獲得、封切から10日で興行収入1億円を突破するという好成績を見せている。
ところで、その結果にタローマンはどう反応したかと言うと……。
余談
- 映画の初報は2025年4月24日だったのだが、その日はウルトラマンオメガの情報解禁日でもあり、X(旧twitter)上ではタローマンとウルトラマンがトレンドに入り乱れる異常事態に。しかも翌日の4月25日には『ゾンビランドサガ』の劇場映画化が発表された上、舞台はなんと西暦2025年の佐賀万博というまさかの被りが発生してしまう。
- さらに言うならば、この年の大河ドラマは『べらぼう』である。EXPO'25の件と言い、相変わらずいろんなところと正面衝突事故を起こす巨人、タローマンである!
- 入場者特典は1週目がタローマンのキラキラカード、2週目が劇中のイベント「宇宙大万博」のチケット……とまぁよくあるプレゼントなのだが、3週目は存在しない映画の映画チケットというでたらめなプレゼントとなっている。
- 「もはや本映画は一切関係なし!」←アスミック・エース公式のキャッチコピー
- 昭和100年に関連した物を紹介する内閣官房の「昭和100年」関連施策推進室公式アカウントに本作が勧められてしまっている。いいのか?
- 太郎が日用品のデザインの仕事を気に入っていたのはホント。そのため『水差し男爵』『夢の鳥』『火の接吻』の実物は本当にそれぞれ水差し、ティーセット、ライターとして使用できる。
ただし実際の70年代グッズなので入手は非常に困難だが。- 太郎はこういうインダストリアルデザインはさまざまな分野で引き受けており、例えばゲーム『実況パワフルプロ野球2024-2025』のプレイヤーにもおなじみ、大阪近鉄バファローズの「角を立てた猛牛を超シンプルにした」デザインのペットマークは太郎が手掛けている。
- 本作は上映館・上映回数と共にだいぶ小規模な公開だが、かつての大阪万博会場である109シネマズ大阪エキスポシティでは比較的多めに上映されている。
また、タローマンと水差し男爵のスーツや存在しない劇場版のポスターが展示されたり、本作のキービジュアルが「ここ、太陽の塔に一番近い映画館で観るべき映画ナンバーワン!!!」という煽り文句と共に大々的に掲載されたり、柱の電光掲示板がタローマン仕様になったりと、かなり精力的にプッシュされている。
すぐそばの万博記念公園には説明不要の太陽の塔や、大阪万博の様子を展示した「EXPO'70パビリオン」があるので、同劇場で鑑賞するのであればついでに訪れてみるのもよいだろう。
- 三井住友海上が
何をとち狂ったか本作とのコラボレーションを実施し、「CBG奇獣防災教室」という体で防災の啓発動画をYouTubeやXなどで公開した。
普通にためになる動画ではあるのだが、タローマンが開幕早々スタジオのミニチュアを破壊して追い出された挙句「どちらかと言えば災害側の巨人」呼ばわりされる辺りはやはり平常運転であった。- 「三井住友海上は映画『大長編 タローマン 万博大爆発』を応援しています」
高津博士「いや、応援しないでください。タローマンは応援されるとダメになるのです!」
追記・修正は秩序もでたらめも大事にしてお願いします。
- 勢いのまま建ててしまいました。記憶だよりで書いてるので間違いあると思いますので、どんどん追記修正してください。あと、皆映画見に行ってね! -- 名無しさん (2025-09-05 01:53:34)
- ちょうど、映画館で観てきた自分にとってタイムリー過ぎる記事。作成乙です!! -- 名無しさん (2025-09-05 02:20:36)
- ストーリーがしっかりしていて逆に残念だった -- 名無し (2025-09-05 03:03:19)
- 地底の太陽が縄文土器と一緒に埋められたタローマン、ってのは示唆される程度で、名言はされてなかったような -- 名無しさん (2025-09-05 07:07:22)
- はっきり言って初代ウルトラマンを初めて見た時の感動に近い”特撮”の傑作だった。あらゆる手を使ってミニチュアを作り撮影する手法に藤井監督に円谷英二監督が乗り移ったような感じさえある -- 名無しさん (2025-09-05 07:15:56)
- TV版がタローマンのでたらめさを描ききったのなら、こっちは岡本太郎の「秩序とでたらめの二律背反」を表している -- 名無しさん (2025-09-05 07:21:48)
- 105分の映画というよりは5分×21の映画という感じで場面転換がすごく多い。瞬間瞬間に全力を尽くすというタローマンらしい映画(褒め言葉) -- 名無しさん (2025-09-05 08:11:21)
- 山口のトークパートはマジで酷い(誉め言葉)。たった今見終えた映画の存在しない記憶を赤裸々に騙るんで頭おかしくなる。 -- 名無しさん (2025-09-05 08:22:51)
- あらゆる意味で、映画館で見るべき映画だと思う。特に後半のあの演出は「なんだこれは!?」となること請け合い -- 名無しさん (2025-09-05 10:18:28)
- タローマンのくせにちゃんとした脚本してやがる -- 名無しさん (2025-09-05 11:49:18)
- エランのストップモーション風の表現とか逆に大変になってそうな昔の撮影方法の再現がすごい -- 名無しさん (2025-09-05 11:51:05)
- 一緒に見に行った前情報無しの友人が死ぬほどつまんなそうに見てたけど個人的には大傑作だった。TVシリーズの視聴必須で万人には絶対勧められない -- 名無しさん (2025-09-05 11:51:38)
- サカナクション『奇獣』は無いのか‥ -- 名無しさん (2025-09-05 12:22:32)
- 小さい子が一緒の親子連れが結構いた。ついでにお爺ちゃんお婆ちゃんたちも結構いてああリアタイ勢かな…とか考えた所で?となった。なんだこれは -- 名無しさん (2025-09-05 12:23:51)
- 観客に子供多いよね。やっぱりNHKの番組なんだなぁと。↑子供の頃見た気がするというない記憶が湧いて出る人もちょこちょこいるので正常だよ(でたらめる)。 -- 名無しさん (2025-09-05 12:28:52)
- なんだよ!変身ポーズって! -- 名無しさん (2025-09-05 15:22:08)
- でたらめでべらぼうな話なのに黒幕がでたらめになりきれなかった悲哀と大人になったあの人の愛憎が真面目に切ないのもなんだこれは! -- 名無しさん (2025-09-05 15:37:07)
- 劇場なのに「くたばれ!タローマン!!」で爆笑しちゃった。 -- 名無しさん (2025-09-05 19:33:14)
- タローマンのくせにちゃんとした脚本で普通に面白い展開だったのが残念(褒め言葉)でした -- 名無しさん (2025-09-05 22:59:36)
- 書籍とかで設定されていたタローマン・アンダーグラウンドから、なんで地底の太陽に改名したんだろう -- 名無しさん (2025-09-06 01:53:53)
- どちらかといえば災害側の巨人…いやまあ確かにそうだけどそれ言うんだ…笑 -- 名無しさん (2025-09-06 02:51:59)
- 未来からはでたらめがなくなっている、これは割と本当の話だったりはするんだよなぁ -- 名無しさん (2025-09-06 11:55:51)
- 人造タローマンとかモラルマンとかの一発ギャグみたいな描写が司令官の素性を踏まえると滅茶苦茶重くなる… -- 名無しさん (2025-09-06 13:55:03)
- ↑モラルマンのアニメで相棒みたいに並び立っていた人があの人にそっくりな顔なのがね…… -- 名無しさん (2025-09-06 14:00:17)
- 監督繋がりで日本建設工業のCMに出てたウギョ〜が友情出演してたのは笑った -- 名無し (2025-09-06 18:24:35)
- 未来でも地球が無事…などという安定を嫌う美の巨人タローマンである -- 名無しさん (2025-09-07 01:29:04)
- 奇獣による人間の殺害描写がある……まあ本編でタローマンが割と何度も殺ってたから今さらかもしれない -- 名無しさん (2025-09-07 13:59:37)
- 水差し男爵が緑のおじさんことシャリア・ブルと比較されたりするけど、もう一つガンダム要素あったね。ガンダムというか"GUNDAM"だけど -- 名無しさん (2025-09-07 23:05:43)
- OP流しながら上下の枠外すところドストレートに感動したな -- 名無しさん (2025-09-08 00:08:29)
- TV版の地球爆発を越えるラストを作れるのだろうかと思っていた期待を裏切らない作品だった -- 名無しさん (2025-09-08 13:52:53)
- ↑5なんかウギョーっぽいのいない…?(確認して)本当にウギョーなのかよ!ってなった -- 名無しさん (2025-09-08 14:12:32)
- 未来世界の不良が昭和から来た隊員の「普通の」行為のポイ捨てとかにビビりまくる件すき 現実の70年万博の動画見るとポイ捨てされたゴミが散乱しててびっくりする -- 名無しさん (2025-09-08 15:08:52)
- 明日の神話のデザインがめちゃめちゃ好き。妙に怖いんだよね -- 名無しさん (2025-09-08 22:19:13)
- 未来世界の万博会場の地下から地底の太陽出てくるの、今の万博会場のある若洲にオリジナルが埋め立てられてる説あるからなのかもしかして -- 名無しさん (2025-09-09 11:53:28)
- ↑15帰ってきたウルトラマンが後付けでウルトラマンジャックになるのに比べたら、タローマン・アンダーグラウンドが地底の太陽になるなんて誤差だって -- 名無しさん (2025-09-09 23:12:33)
- この程度当たり前です、という言い回しは幾度となく聞いたけどこの程度常識です、は盲点だった -- 名無しさん (2025-09-11 10:37:38)
- エラン役の岡村渉さんはタローマンのスーアクで、裂けた顔役の谷啓吾さんは地底の太陽のスーアク。 -- 名無しさん (2025-09-11 17:03:55)
- タローマンと共闘して明日の神話を倒した地底の太陽とでたらめ8兄弟の地底の太陽って別人なの?てっきり吹っ飛ばされた地底の太陽が助けてもらったのかと思ってたよ。 -- 名無しさん (2025-09-11 17:12:17)
- タローマンが埋めた分身が地底で成長したらあの姿になったらしいね -- 名無しさん (2025-09-12 07:21:17)
- ラストのシーンって「2001年宇宙の旅」のパロディだよな。つまりあの世界の人類はモノリスじゃなくてタローホーンに触れて進化したってことに? -- 名無しさん (2025-09-14 10:20:11)
- ガ・ダーンとサンタワーの召喚シーンが後のウルトラマンXの映画のゲストウルトラ戦士の登場シーンにオマージュされたのは有名な話だよな -- 名無しさん (2025-09-16 09:43:40)
- でたらめ8兄弟に雷人がいたのは地球に向かう一行を見てどさくさ紛れに混ざり込んだからだとか -- 名無しさん (2025-09-21 04:32:46)
- エランと風来坊の関係性が好き 同じ機械の体を持ちつつ、エリートハイテクと人間臭いローテクの凸凹感 脳外して語り合うシーンは絵面のインパクトこそ凄いが同族のシンパシーも感じられて好き -- 名無しさん (2025-09-22 00:03:34)
- ↑そんなシーンの後に機能停止したエランを武器にして風来坊がチャンバラ始めるんだからもう笑うしかない。しかも振り回されるためのエランの人形が恐ろしいほど本人にそっくりだし -- 名無しさん (2025-09-22 19:10:54)
- タローマンは元々1972年に放送されていた設定だったはずが、テレビシリーズ人気を受けて制作されたはずの劇場版が1970年に上映されたという妙な時系列の逆転がある。高津博士の言うところの逆因果なのかもしれない。 -- 名無しさん (2025-09-22 20:11:38)
- 最後の「人間 岡本太郎」は素直に感動した -- 名無しさん (2025-09-22 22:38:32)
最終更新:2025年09月22日 22:38