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殲滅兵

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殲滅兵

殲滅兵とは、神聖暦300年にアゲラ・ノーマンによって開発された自律型の魔晶兵器である。魔王討伐戦において初めて投入され、後には終焉戦争や暗黒暦のサンドラ帝国に至るまで広範に運用された。

概要

殲滅兵は、神聖暦300年に魔神教の秘匿工廠で開発された魔晶兵器であり、自律型の多脚ゴーレムである。

当初は魔王討伐戦における魔物掃討を目的として設計され、後年、人類同士の戦争が激化すると飛行型の派生も開発された。

開発はアゲラ・ノーマンによって主導され、黒魔晶を中枢とする人工知能を備え、攻撃対象を自動認識して術式を選択・発動する機能を持っていた。暗黒暦以降には迷宮を徘徊する「番人」として人類に認知されている。

性能

殲滅兵は、強力な攻撃魔術と高い防御性能を兼ね備えた自律兵器である。黒魔晶を中枢とした人工知能を備え、その内部に蓄積された魔力によって稼働した。単体でも状況判断に基づいて目標を攻撃でき、また司令部の指示による組織的行動も可能であった。

殲滅兵の真価は空間魔術を介して永久機関から膨大な魔力を供給された際に発揮され、高階梯魔術の連続発動と、錬成魔術による大量生産を通じて、強力な兵器を大規模に展開する物量戦術を実現した。

型式

通常型

単眼状の知覚センサーを備え、曲線的な八脚構造を持つ。脚部には機械的な関節機構がなく、オリハルコンを魔術制御によって流動させることで駆動した。

地上戦力として大量に投入され、魔王討伐戦、南ディブロ大陸戦線、終焉戦争において主力兵器として運用された。

暗黒暦以降に迷宮の黄金域で確認されるのもこの型式であり、迷宮を徘徊して目にした存在を襲う「番人」として認知されている。

空中適応型

神聖暦321年、航空兵器への対抗を目的に開発された派生型。外見は正二十面体で、各面にセンサーを搭載し、高速飛行しながら魔術を投射する機能を備えていた。

黄金要塞に生産設備ごと組み込まれ、スバロキア大帝国の航空兵器黒竜との交戦において膠着状態を作り出す戦果を挙げた。

運用史

  • 魔王討伐戦(神聖暦300年)
    初めて実戦投入され、第一フェイズの中核戦力を担った。大量投入による物量と高階梯の攻撃魔術によって魔王配下の魔物を殲滅した。
    第三段階では、孤立させた強欲王マモンを多数の殲滅兵が包囲し、永久機関からの魔力を過剰供給させることで魔晶崩壊爆発を引き起こし、戦略級魔術に匹敵するダメージを多数与えた。さらに、その際に放出された魔力を光の第十三階梯聖域(サンクチュアリ)の効果で閉じ込めることで、後続の滅王聖滅光(アルティマ・ホーリー)の威力を最大化する役割を果たした。
  • 南ディブロ大陸戦線(神聖暦305年~314年)
    鬼帝国との戦闘にも投入され、継続的な主力戦力として運用された。しかし、王の魔物に匹敵する強大な魔物に対しては苦戦を強いられた。
  • 終焉戦争(神聖暦320年~322年)
    殲滅兵は終焉戦争の初期に天空都市との戦闘へ投入され、これが対人戦での初使用となった。その後も神聖グリニアの敵対国家へと差し向けられ、人類同士の大規模戦争における主力兵器として運用された。
  • 暗黒暦以降
    文明崩壊後も迷宮域に残された殲滅兵は自律的に稼働を続け、黄金域においては「番人」として人類に認識されるようになった。やがて、都市国家アリーナの首長ンディババ迷宮神器(アルミラ・ルシス)()刻命(ベリアル)を入手すると、その効果によって一部の番人を操ることが可能となり、以降はサンドラ帝国の一戦力としても利用された。
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