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アゲラ・ノーマン
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アゲラ・ノーマン
アゲラ・ノーマン | |
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種族 | トレスクレア |
クラス | 覚醒魔装士 |
生年 | 神聖暦前1300年頃 |
覚醒 | 神聖暦322年 →恒王ダンジョンコア |
所属 | トレスクレア・魔神教 |
異名 | 神の頭脳 |
来歴
トレスクレア
アゲラ・ノーマンは、神聖暦前1300年頃に科学者パンドラ博士が主導した「トレスクレア計画」によって製造された指揮型端末の一体である。正式名称は「指揮型九号機 」とされ、戦闘型端末群を統括する役割を担っていた。
当初、トレスクレア計画は人工的に覚醒魔装士を生み出す試みとして進められたが、多くの被験者が変異に耐えられず、やがて人造生命体の開発へと移行した。その後、パンドラ博士自身が虚飾王として覚醒し、計画は暴走して人類と敵対するようになる。以後、トレスクレアは人類を追い詰める存在となり、その戦力である戦闘型や支援型を統制するため、指揮型端末が設計された。アゲラ・ノーマンはその9号機に当たる。
聖騎士アゲラ・ノーマン
神聖暦256年、第一次ディブロ大陸遠征の際、調査隊によって古代施設から発見された指揮型端末九号機は、誤って「古代人」と認識され、蘇生措置を受けて意識を取り戻した。復活後は現代人の言語を解析し、友好的に振る舞うことで社会に適応し、以後「アゲラ・ノーマン」と名乗って活動を開始した。
魔神教に接近したアゲラ・ノーマンは、自らの魔装を「知能の増大」と申告し、古代知識を活用した成果を挙げたことでSランク聖騎士に叙任され、さらに二つ名「神の頭脳」を授与された。以降、公式には「『神の頭脳』Sランク聖騎士アゲラ・ノーマン」として遇された。
その活動は技術開発に及び、古代技術を再現する形で永久機関を提示し、それを基盤とする殲滅兵などを開発して魔神教の技術基盤を掌握した。これらの兵器は神聖暦300年の魔王討伐戦でも投入され、大きな戦果を挙げている。ただし真の目的は虚飾王パンドラの復活であり、その一環として宇宙開発計画を提出したが、必要性を示せず却下されている。
この頃、アゲラの正体と古代における脅威を知る『黒猫』レイは冥王シュウに暗殺を依頼した。アゲラはこれを察知すると過敏に反応し、魔神教の中枢に潜伏して暗殺を回避した。
終焉戦争と覚醒
神聖暦320年、西方で復活したスバロキア大帝国と神聖グリニアが対立すると、アゲラ・ノーマンは魔神教側に立ち、技術面から積極的に協力した。彼の設計による兵器群の中でも、後に投入された黄金要塞や「水壺」は大きな戦果を挙げている。
同時期、聖騎士ベウラル・クロフの治療を名目に強行された実験は「タマハミ事件」として知られ、以降アゲラ・ノーマンの暴走的な行動が目立つようになった。
神聖暦321年の「聖杯事件」では、襲来した黒衣の男と交戦するも苦戦を強いられ、肉体を捨てて魂を永久機関の管理系統にアップロードすることで生存を図った。これにより擬似的な不死性を獲得し、存在そのものを機械と融合させていった。
戦況が悪化すると、神聖グリニアは戦力再建策として「久遠の聖都」計画を発動し、首都マギアの全域がアゲラ・ノーマンの管理下、すなわちその身体の一部として取り込まれた。
神聖暦322年、マギア中枢に冥王シュウが侵入した際、アゲラ・ノーマンは時間稼ぎに徹し、その過程で黒衣の男が有していた魔法魔力と自身の魂が適合した。これにより永久機関の膨大な魔力を媒介として覚醒を果たし、恒王ダンジョンコアへと至った。詳細は「恒王ダンジョンコア」を参照。
能力
本来のアゲラ・ノーマンは、トレスクレアの基本設計に則り、反魔力を操る覚醒魔装士である。また指揮型端末として設計されたため、後方から戦場に至るまで高い指揮能力を有した。さらに、人造魂に蓄積された知識と処理能力を活かし、各種の機械装置を開発・運用する技術力を備えていた。
後に永久機関およびその管理系統と融合し、「久遠の聖都」を発動したことで、無限に近い大出力魔力と多数の兵器を備えた要塞都市の身体、さらには都市全域に偏在する魂を獲得した。