【非公式】冥王様が通るのですよ!Wiki

永久機関

最終更新:

meioh_unofficial

- view
管理者のみ編集可
永久機関

永久機関とは、物質・エネルギー・魔力を相互に変換する反応炉および錬成魔術の機構を備えたシステムである。エデン文明期にはパンドラ博士、神聖暦300年にはアゲラ・ノーマンによってそれぞれ開発された。都市インフラから大規模兵器の動力源に至るまで広範に利用され、神聖暦後期の魔神教の技術基盤を支えた。

仕組み

マギア世界における物質は、魔力が素粒子の形態を取ることで成立している。永久機関はこの法則を応用し、投入された物質をその質量エネルギーに至るまで余すことなく魔力へ転換することが可能である。

生成された魔力は錬成魔術などを介して電気や熱、さらには物質の再構成に利用でき、理論上は無尽蔵の供給源となった。

なお、神聖暦300年にアゲラ・ノーマンが開発した永久機関では、コアに黒魔晶が用いられている。

開発経緯

永久機関は歴史上二度にわたり開発されている。
  • エデン文明期(神聖暦前1300年頃) - 科学者パンドラ博士が「トレスクレア計画」の一環として開発した。当時の人類は王の魔物との戦争状態にあり、永久機関は人造生命体トレスクレアの軍勢を生産・統括するシステムの魔力源として利用された。
  • 神聖暦後期(神聖暦300年) - アゲラ・ノーマンが古代技術の骨子を再現する形で開発した。背景には神聖グリニア首都マギアの人口増加に伴う廃棄物処理の問題と、魔王討伐戦に必要とされる神の霊水の生産や新兵器の魔力供給源の確保があった。

利用例

  • インフラ - 首都マギアにおいて廃棄物処理と生活・工業用エネルギー供給を同時に解決した。また、同盟国に魔力を融通することで、神聖グリニアの国際的地位を強化した。
  • 魔王討伐戦 - 殲滅兵の大量製造や空間接続ゲートの稼働に利用され、戦場への兵力投入を可能にした。神の霊水の原料となるエリュトの成長や殲滅兵が行使する高階梯魔術のための魔力源ともなり、終盤には魔力の過剰転送による魔晶暴走を誘発することで、滅王聖滅光(アルティマ・ホーリー)発動の布石ともなった。
  • 終焉戦争 - スバロキア大帝国との戦争において、殲滅兵の大軍団の運用、黄金要塞の建造、「久遠の聖都」計画のエネルギー源として利用された。
  • 王の魔物覚醒 - エデン文明期と神聖暦後期の双方において、永久機関にあるいはそれに類するものが宿ることで、王の魔物の覚醒に至る契機となった。
ウィキ募集バナー