Kシリーズ

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Kシリーズ - (2011/06/10 (金) 16:12:33) の編集履歴(バックアップ)



KOFネスツ編における秘密結社・ネスツの「プロジェクトK」で生み出された戦闘員たちの総称。
アルファベットのKは草薙の頭文字から取っているものである。
あくまで小説版KOFやプレイヤーの間で便宜的に用いられている称呼で、KOF99~2001の原作中で使われたことはなかったが、
2009年2月発売のKOF2002UMにおいて新キャラクター「ネームレス」の登場と彼のバックストーリー公開により、公式名称となったようだ。

ネスツはKOF97のラスボス、オロチ戦直後の疲弊した草薙京を拉致監禁し様々なデータを録り実験・研究を行った結果、
草薙の炎を他人に移植したりクローンに受け継がせる技術の開発に成功。
この技術を用いて大規模な戦闘員の生産が行われ、ネスツの手駒として配備される計画が実行された。
しかし、オリジナルである京本人がデータを全て奪われる前に基地から脱走したため、
全データの入手には至っておらず計画そのものは完全ではない。
成功例としてK'クーラKUSANAGI、京-1、京-2、K9999ネームレスが確認されている。
ネームレスは正確には「プロジェクトK」の副産物「プロジェクトЖ(ジェー)」による製造品。)
クリザリッドがこれに該当するのかどうかは不明*1。その他、M型なる機械ベースの改造をされたマキシマ、クローン兵士だが炎や氷のような超能力を持たないウィップ
改造人間という設定のみで人間の親から生まれたのか無からクローン培養されたかも不明なアンヘルは含まれないと思われる。

このプロジェクトに関係がある者すべてが草薙京のクローン人間というわけではなく、K'やクーラは草薙京の能力を移植改造されただけの別人。
クーラの冷気の能力は草薙の炎を反転させたらできた、というものだが、偶然の産物であり量産するには至らなかったようだ。*2
多くの場合、超能力の移植改造と同時に身体能力の強化手術や記憶の操作が施されており、程度の差はあれど情緒不安定などの精神疾患が副作用として認められる。
個体によっては、火炎や氷のコントロールのため、片腕ないし両腕に専用の機能を備えたグローブを常に身に着ける必要があるのも彼らの共通点。

また京は研究の途中でネスツから脱走しており、後期はオリジナルからの複製ではなく『クローンのクローン』になったため、
K9999がほとんど京の面影を残していないように、ナンバーが増えるほど精度が落ちていった。
割と初期に製造されたであろう京-1、京-2も、容姿は本人同然なほどにクローニングが成功しているが、設定プロフィールでは趣味:技のアレンジ(京-1)と技のコピー(京-2)となっていたり、好きな食物も異なっている等、個体差が生じている。オリジナル草薙京の完全同一人物を製造することは出来なかったのだ。
K9999もクローンとしては完全な失敗作であったが、強化実験中の突然変異のおかげで生かされており、ここでKシリーズは事実上の打ち止めとなった。
これらの実験の影響で京は一時全力で炎を操れなくなっており、ネスツ編の間は「無式」が使えなかった。

ネスツ崩壊と共に彼らの大半は闇に葬られているが、実験段階で失敗した例も含めると、かなりの数のクローンが存在したと考えられる。
実際K9999が名前の通り『Kシリーズ9999体目のクローン』な訳で…。
クリザリッドのテロ作戦によって社会に放たれたクローン京たちも結局K'の逆襲によりトリガーデータを得られず、無力状態のままハイデルンらの活動によって各地で回収されたらしいが、その後彼らがどうなったのかは不明。
一説によると軍の指揮のもと、クリーンな火力発電所で余生を過ごしているとの噂も。

またMUGENの有志企画「AKOF」はKシリーズにスポットを当てたネスツ編の後日談であり、
K'、クーラなどをベースとした様々な改変キャラクターが製作されている。


*1ただしイグニスの戦闘前デモにてK'クーラK9999とともにクリザリッドも投影されているので、Kシリーズの可能性は高い。名前のイニシャルもKだし。
+ ...

*2
戦闘員としての大量生産こそ実現しなかったが、氷を放つ改造人間=アンチK'アーツ因子を持つ者自体はクーラが唯一無二というわけでもない。
ネームレスの火炎の制御能力には、クーラ同様のアンチK'アーツ因子をもつ「イゾルデ」という名の少女検体が関わっている。