『スーパーロボット大戦』シリーズにも マジンガーZと共に出演し、 ガンダムや ゲッターロボを筆頭に、
エヴァンゲリオンや ブラックサレナ、 飛影、 アーバレスト、 テッカマンブレードなどといった
スーパーロボット軍団と共に共闘しながらも、コメディリリーフ的なポジションを確立している。
スクラップで出来ていることから、修理費が 10(普通のユニットは安くても数千程度)
という驚異的な低コストを誇るのがお約束。
そしてそのコストを利用しての精神コマンド 「自爆」も お約束だったが
複数の機体でユニットを組む「小隊制」の作品では自爆そのものがオミットされている。
『J』や『W』なんかでは自爆が精神コマンドではなく普通に武装に含まれている。
他にもコスト面から オメガミサイル(『合身戦隊メカンダーロボ』に出てくる敵コンギスターの兵器)という
回避不可能の追尾弾が出てきた『COMPACT3』では、 生贄としてお勧めされている。
(ただし撃墜されても 外装パーツが外れるだけで 修理費のかからないリ・ガズィ等が最適とされている)
また、乗り換え台詞の多彩さにも定評がある。興味がある人は甲児や鉄也も乗せてみよう。
ボロットの新たな魅力に気付くかもしれない。
3回目に登場した『EX』では敵に鹵獲され、
その際『他に何の役にも立ちそうにない』という理由で補給装置が搭載された。
……が、案外具合が良かったのか、その直後の『第4次スーパーロボット大戦』でもそのまま搭載され、
その後、シリーズが変わり別世界の話になってもやはりお約束としてそのまま搭載されっぱなしになっている。
また、一回だけオリジナルの強化形態「スーパーボスボロット」を披露した事もある。
どの辺りが『スーパー』なのかというと、頭部に金魚鉢のようなガラスを被せて酸素ボンベらしきものを繋いだことで
宇宙での出撃が可能になっていること。
そして何よりマップ兵器が搭載された事。搭載というよりはただ単に小脇にミサイルを抱えているだけだが。
(MAPのマス単位で一度に複数の敵を攻撃できる広範囲攻撃。最近と違い、当時はこれだけで一線を張れた)
なお、このミサイル、あの寺田プロデューサーの発案である。
元々はテレビアニメ版で、ミサイルにしがみついてボロットが飛ぼうとしたエピソードに由来する。
……が、原作アニメからのファンに言わせると
「原作での多芸さを考えれば、あの程度で『スーパー』を名乗るのはおこがましい」そうな。
下記に参照されている戦闘アニメを見れば納得できるかもしれない。
その後の作品では通常のボスボロットが(適正は悪いが)宇宙へ出撃できるようになったので登場していない。
ちなみに素で宇宙に出撃出来るようになったのは新スパ発売後にスタッフが「別に宇宙戦仕様にしなくても
パイロットが宇宙服着れば問題ないんじゃね?」と気付いたからである。先に気付けよ。
まともに戦えるかどうかは作品次第で、昔は武装は射程1な上にろくに命中させられない
(但し、攻撃力と燃費のバランス だけは優秀)、近づくための移動も遅い、空の敵には無力、
終盤の舞台になる宇宙適正が悪い(主に 気密性の問題。ダイアナンAよりはマシなのにあっちは
つい最近まで宇宙適正Aだった)と、お荷物同然の扱い。
旧い作品だと宇宙に行く時点で置いてかれて永久離脱となってしまう。
最近では適正強化パーツ、遠距離技の「ボロットプレッシャーパンチ」があったり、一発技を持っていたり、
二人の子分がサブパイロット扱いになったりと着実に強くなってきている。
特に『マジンカイザー』の「ボスボロット」として出てきた『J』と『W』では
従来の補給装置に加えて修理装置まで付いた上に、
武装が大幅に増えて戦闘能力が上昇し、より強く使いやすくなっている。おまけに何故か宇宙適正まで高い。
勿論、素のままで戦えるほど強くはないが
プレイヤーが愛を込めて資金や強化パーツを投入すればするほど応えてくれる、
それが『J』と『W』のボロットなのである。
お陰で、その次の『K』での参戦時に『マジンガーZ』のボスボロットとして出てきて、
いつも通りの性能になってしまった事に血の涙を流したプレイヤーも多かった模様。
尤も、こちらはこちらで 全武装に「脱力」効果
(格ゲー的に言うなら 「通常攻撃がヒットするだけでゲージが減少する」と
言えば解り易い)が付いており、やはりどこか狂っている。…そこ、
無敵団
の方が使いやすいとか言わない。
『L』では『マジンカイザー』のため基本『W』を引きついでいるが
『K』での脱力効果も下がり、修理装置削除なうえ、宇宙適正もそのまま。
また強化パーツがないというシステム変更の煽りも食っているため
同じ出典の『J』や『W』と比べるとやや微妙である。
とはいえ、今回は使徒のA.T.フィールドがわりと簡単に貫けるので「
使徒のフィールドを貫いて
気力をゴリゴリ削るボスボロット
」というステキな光景が見られるほか、パートナーにした時の
能力補正にも有用なものが並んでいるので扱いは決して悪いものではないと補足しておく。
前述の一発技「ボロットダイナミックスペシャル」が初登場した『第2次α』からの戦闘アニメの進化は凄まじく、
「ボロットの戦闘アニメでその作品の戦闘アニメのレベルがわかる」と一部のファンからは言われている。
それにしてもこのボロット、ノリノリである。……いや、むしろスタッフか?
余談だが、これまでのシリーズと異なり『スーパーロボット大戦Z』の戦闘アニメは全て原作に元ネタがある。
気球を付けて飛ぶのは『グレートマジンガー』21話、シルクハットとマントは同43話、
足にミサイルを付けて飛ぶのは劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』…といった具合。
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ところが…… |
ところが……『第2次スーパーロボット大戦Z 破壊篇』には前述の『真マジンガー 衝撃!Z編』名義での参戦となり、
ストーリーの途中までしか再現されなかった結果…
ボスボロットは一切登場しない。
勿論ボス自身は登場するがNPCであり、原作再現でチラリとくろがね屋に出入りしていることが示唆されるだけで
何気にスパロボの歴史上、スクコマ等の一部特殊な作品以外の版権作品にボロットが登場しないのは 始めてだったりする。まさに衝撃!
とはいえ、恐らくストーリーの後半以降を再現するであろう、続編の『再世篇』には登場が確約されているに違いないので
そちらに期待しておこう。
ちなみに、宇宙世紀ガンダムが参戦してるのにブライト艦長が影も形もないのも歴代スパロボで始めてだったりする。参戦しなかったことだったら過去にあったが。
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最後に、記念すべきシリーズ史上最初の声付きイベントを喋ったのはボスであり、新シリーズ第一作『α』でもその大役を務めた。
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