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ビザロ - (2010/02/18 (木) 01:24:17) の編集履歴(バックアップ)
アメリカの
DCコミックスに登場するヴィラン(悪役)。
ビザロ(Bizarro, ビザッロとも発音される)の名は「
奇妙な奴」という意味。
初出は『スーパーボーイ』#68。1958年登場と意外と古株である。
スーパーマンの
クローンや
同一存在(何人かいて、設定が微妙に違う)であり、宿敵の一人。
だが、単なる悪役と一言では言い表せないようなキャラクターでもある。
『スーパーボーイ』に登場した一人目は、とある科学者の実験の事故で偶然誕生した。
スーパーボーイ(まだ少年だった頃のスーパーマン)に「複製光線」が当たってしまい、その結果生まれた。
死んだと思われていたが研究所を抜け出し、あちこちを放浪する。
本家並みのパワーを持っている上に、外見が怖く、さらには子供っぽく情緒不安定なため、どこにも居場所を得られなかった。
唯一、とある盲目の少女だけが自分を怖がらずにいてくれたため、彼女の幸福を望む。
そして、自分自身が崩壊するときのエネルギーが彼女の目を治せることに気づき、スーパーボーイに挑んでゆく。
二人目は、
レックス・ルーサーが生み出したクローン体。
こちらもスーパーマンに戦いを挑んでいくが、次第にロイス・レーンに惹かれていく。
とうとうロイスを誘拐してしまうところまで行くが、最終的には
ロイスが自分に複製光線を使い、
ビザロは彼女とともに立方体状の異世界「Htrae」へと旅立っていった。
三人目は、よりにもよって
ジョーカーが作ったもの。
こちらもスーパーマンといろいろあったが、最後にはHtraeへ行き、多くの人が移住したそこで偉大なヒーローになった。
これらの経歴を考えてみると、単純なヴィランとは言い切れないところがある。
言ってみるなら、
「アメコミ版のフランケンシュタインの怪物?」なのだ。
もっとも、メアリ・シェリーの原作と異なり、大切な人を救うことができたり、花嫁を得ることができたりと、幸福な結末になっているのだが。
能力は、スーパーマンとほとんど互角というすさまじい性能である。
ただ、目から出るのは熱線ではなく
冷凍光線、口から吐くのは氷の吐息ではなく
炎のブレスとアベコベになっている。
やっぱり、どこかしら
2Pカラーっぽい。弱点も、「緑のクリプトナイト」ではなく、「青いクリプトナイト」になっている。
MUGENでは
海外のKal-Elvis氏とBuyog氏によるものが公開されている。
技は少々少なめだが、「アイスビジョン」と「ヒートブレス」がちゃんと使用できる。
MVC仕様になっており、きちんとコンボをつなぐことも可能である。
出場大会